JP4972585B2 - ワイパ装置 - Google Patents

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本発明は、自動車等の車両に用いられるワイパ装置に関し、特に、合成樹脂製のピボットホルダ、モータブラケットを用いたワイパ装置に関するものである。
ワイパ装置には、ワイパモータを取り付けられ車体への取付部を有するモータブラケットと、ワイパアームを取り付けられワイパモータと駆動連結されるワイパシャフトを回転可能に支持し、車体への取付部を有するピボットホルダとを有し、車体への取付時にこれらが一つの組立体(ユニット)として取り扱われるよう、モータブラケットとピボットホルダとがパイプ材等による連結部材(フレーム部材)によって互いに固定連結されているものがある(例えば、特許文献1)。
また、ワイパ装置には、ワイパアームを取り付けられワイパモータと駆動連結されるワイパシャフトを回転可能に支持し、車体への取付部を有する左右2個のピボットホルダが、車体への取付時に一つの組立体(ユニット)として取り扱われるよう、パイプ材等による連結部材によって互いに固定連結されているものもある(例えば、特許文献2)。
これらモータブラケット、ピボットホルダと連結部材との連結は、モータブラケットあるいはピボットホルダに一体に設けられた軸状部の外周に、連結部材の一端部に形成された筒状部(パイプ部)を嵌め込み、筒状部をかしめ変形させることにより行われている。
特開2007−245808号公報 特表平3−503873号公報 特表2001−505852号公報
近年、モータブラケット、ピボットホルダを、金属部品に代えて、プラスチックス射出成形品として製造可能である合成樹脂部品にすることが行われている。モータブラケット、ピボットホルダを構成する合成樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂等がある。
しかし、合成樹脂製のモータブラケット、ピボットホルダは、金属製のものより機械的強度が低いため、筒状部のかしめ結合時に軸状部に作用するかしめ荷重によって割れを生じる虞があり、歩留まりの低下を招く原因になる。このことに対して、かしめ荷重の軽減を図ると、かしめ強度が低下し、長期間の使用に耐えることが難しくなる。
本発明が解決しようとする課題は、合成樹脂製のモータブラケット、ピボットホルダにおいて、十分なかしめ強度を確保した上で、かしめ荷重による割れの発生を回避し、これらの組立体の歩留まりの向上を図ることである。
本発明によるワイパ装置は、ワイパアームを取り付けられワイパモータと駆動連結されるワイパシャフトを回転可能に支持し、車体への取付部を有する合成樹脂製の左右2個のピボットホルダとを有し、前記左右2個のピボットホルダの一方に金属製の連結部材の一端部がかしめ結合され、他方の前記ピボットホルダに前記連結部材の他端部がかしめ結合されることにより、前記左右2個のピボットホルダとが互いに固定連結されるワイパ装置であって、前記ピボットホルダは、前記連結部材の端部に形成された筒状部を嵌め込まれる軸状部を一体成形されており、前記軸状部には当該軸状部の軸心周りに互いに180度回転変位した部位の外周面に矩形のかしめ変形受け入れ用凹部が形成されており、当該かしめ変形受け入れ凹部の矩形底面がなすかしめ座面にリブが突出形成されており、前記筒状部は、前記かしめ変形受け入れ凹部に嵌り込むようにかしめ変形されて前記リブの突出方向先端面に押圧当接している。
また、本発明によるワイパ装置は、ワイパモータを取り付けられ車体への取付部を有する合成樹脂製のモータブラケットと、ワイパアームを取り付けられ前記ワイパモータと駆動連結されるワイパシャフトを回転可能に支持し、車体への取付部を有する合成樹脂製のピボットホルダとを有し、前記モータブラケットに金属製の連結部材の一端部がかしめ結合され、前記ピボットホルダに前記連結部材の他端部がかしめ結合されることにより、前記モータブラケットと前記ピボットホルダとが互いに固定連結されるワイパ装置であって、前記モータブラケットは、前記連結部材の端部に形成された筒状部を嵌め込まれる軸状部を一体成形されており、前記軸状部には当該軸状部の軸心周りに互いに180度回転変位した部位の外周面に矩形のかしめ変形受け入れ凹部が形成されており、当該かしめ変形受け入れ凹部の矩形底面がなすかしめ座面にリブが突出形成されており、前記筒状部は、前記かしめ変形受け入れ凹部に嵌り込むようにかしめ変形されて前記リブの突出方向先端面に押圧当接している。
本発明によるワイパ装置は、好ましくは、前記リブは前記かしめ変形受け入れ凹部の矩形底面に網目状に形成されている。
本発明によるワイパ装置は、連結部材のかしめ結合部であるモータブラケット、ピボットホルダの軸状部の両側に形成された矩形のかしめ変形受け入れ凹部に嵌り込むように筒状部がかしめ変形されていることにより、かしめ変形受け入れ凹部の縁部による大きな引っかかりのもとに、筒状部が軸状部に対して強い抜け止め強度によってかしめ結合され、しかも、かしめ変形受け入れ凹部に嵌り込むようにかしめ変形された筒状部のかしめ変形部は、かしめ変形受け入れ凹部の広い矩形底面の全体に面状に密着して押し付けられるのではでなくて、リブの突出方向先端面に、リブ模様を転写するように、筋状に押し付けられるので、このリブ突出方向先端面に対する押圧当接部分にかしめ荷重が効果的に集中し、過剰にならない適正なかしめ荷重によるかしめによってがたつきのない良好なかしめ結合状態が容易に得られるようになる。
これらのことにより、合成樹脂製のモータブラケット、ピボットホルダにおいて、十分なかしめ強度を確保した上で、かしめ荷重による割れの発生を回避することができ、これらの組立体の歩留まりが向上する。
本発明によるワイパ装置の一つの実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。
本実施形態のワイパ装置は、図1に示されているように、左右2個のピボットホルダ11と、両端を左右2個のピボットホルダ11にかしめ結合されて当該左右2個のピボットホルダ11を互いに固定連結するパイプ部材(連結部材)13と、パイプ部材13の中間部にクランプ部材15によって固定装着されたモータユニット17とを有する。
パイプ部材13による左右のピボットホルダ11の連結構造について換言すると、左右2個のピボットホルダ11の一方にパイプ部材13の一端部がかしめ結合され、他方のピボットホルダ11にパイプ部材13の他端部がかしめ結合されており、このかしめ結合によって左右2個のピボットホルダ11とが互いに固定連結されている。
ピボットホルダ11はポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂等の合成樹脂による成形品であり、パイプ部材13はアルミニウム等による金属部品である。なお、以下の説明において、材料についての説明がないものは、金属、合成樹脂等、適宜の材料により構成されていてよい。
左右2個のピボットホルダ11は、軸支部(軸支持孔)19において、ワイパアーム(図示省略)を取り付けられるワイパシャフト21を回転可能に支持している。左右2個のワイパシャフト21には、各々、アーム23の一端部が固定連結されている。左右のアーム23は、互いの先端部に枢軸25によって枢動可能に連結された左右連係リンク部材27によって互いにリンク結合されている。
モータユニット17は電動モータによるワイパモータ29を有する。ワイパモータ29の図示されていない出力軸には駆動アーム31が取り付けられている。駆動アーム31と一方のアーム23とは、これらに枢軸33、35によって枢動可能に連結された連結ロッド37によってリンク結合されている。つまり、駆動アーム31が連結ロッド37によって一方のアーム23に駆動連結されている。この構成により、ワイパモータ29の回転によって左右のワイパシャフト21が所定の回転角をもって往復回転(正逆回転)する。
以上の部品、部材よりなるワイパ装置は、車体への取付時に、一つの組立体として取り扱われ、左右のピボットホルダ11とモータユニット17とに設けられた取付部39、41によってボルト、ナット等を用いて車体に固定装着される。
つぎに、ピボットホルダ11とパイプ部材13とのかしめ結合部の詳細を、図2〜図5を用いて説明する。
ピボットホルダ11とパイプ部材13とのかしめ結合は、ピボットホルダ11に一体成形された円柱状の軸状部43の外周にパイプ部材13の端部の円形横断面形状の筒状部13Aが嵌め込まれ、筒状部13Aのかしめ変形により行われている。
本実施形態では、軸状部43の外周面に、当該軸状部43の中心軸線(軸心)周りに180度回転変位した2箇所に、各々軸線方向に隣り合って矩形の2個のかしめ変形受け入れ凹部45が形成されている。かしめ変形受け入れ凹部45は、軸状部43の軸線方向に沿う辺部の寸法が軸状部43の周方向に沿う辺部の寸法より長い長方形の窪みである。
かしめ変形受け入れ凹部45の矩形底面がなすかしめ座面にはリブ49が突出形成されている。リブ49は、十文字とX文字とを重畳されたユニオンジャック形の網目状に形成されている。リブ49の十文字部分とX文字部分とが重なる中央部には、大きい面積のリブ先端面が生じることを避けるために、逃げ窪み(肉盗み部)51が形成されている。
パイプ部材13は、各かしめ変形受け入れ凹部45に対応する部位を、かしめ変形受け入れ凹部45内に嵌り込むように、かしめ変形され、かしめ変形部47においてリブ49の突出方向先端面に押圧当接している。
上述のかしめ結合により、パイプ部材13は、かしめ変形受け入れ凹部45の縁部による大きな引っかかりのもとに、ピボットホルダ11の軸状部43に対して強い抜け止め強度によってかしめ結合される。
本実施形態のように、二つのかしめ変形受け入れ凹部45が軸状部43の軸線方向に並べて隣接配置されている場合には、かしめ変形受け入れ凹部45、45の間に移動規制リブ54ができ、当該移動規制リブ54によってパイプ部材13と軸状部43との軸方向の移動規制と回転を規制することができる。
かしめ変形受け入れ凹部45に嵌り込むようにかしめ変形されたパイプ部材13のかしめ変形部47は、かしめ変形受け入れ凹部45の広い矩形底面の全体に面状に密着して押し付けられるのではでなくて、リブ49の突出方向先端面に、ユニオンジャック形のようなリブ模様を転写するように、筋状に押し付けられる。
これにより、リブ49の突出方向先端面に対する押圧当接部分にかしめ荷重が効果的に集中し、過剰にならない適正なかしめ荷重によるかしめによって、がたつきのない良好なかしめ結合状態が容易に得られるようになる。また、リブ49は、弾性変位により、過剰なかしめ荷重を吸収する機能もある。
かしめ変形受け入れ凹部45の底部にリブ49がなく、かしめ座面がかしめ変形受け入れ凹部45の底面全体に広がった平面であると、がた付きのない、かしめ密着性を得るために、かしめ変形受け入れ凹部45の底面の平面性を要求される。しかし、本実施形態のように、かしめ座面がリブ49の筋状(帯状)の突出方向先端面により与えられる場合には、比較的狭い突出方向先端面の平面性だけを要求されることになり、樹脂成型品であるピボットホルダ11の「ヒケ」による成形不良がかしめ結合に大きい影響を与えることがない。
これらのことにより、合成樹脂製のピボットホルダ11において、十分なかしめ強度を確保した上で、かしめ荷重による割れの発生を回避することができ、ピボットホルダ11とパイプ部材13との組立体の歩留まりが向上する。
なお、本実施形態では、軸状部43の外周面のうち、かしめ変形受け入れ凹部45が設けられていない部分には、当該部分を格子リブ状にするヒケ対策の肉盗み部53が成形されている。
つぎに、この発明によるワイパ装置の他の実施形態を、図6、図7を参照して説明する。
本実施形態のワイパ装置は、図6に示されているように、左右のピボットホルダ101、103と、モータユニット105を取り付けられたモータブラケット107と、端部を左側のピボットホルダ101とモータブラケット107にかしめ結合されて当該両者を互いに固定連結するパイプ部材(連結部材)109と、端部を右側のピボットホルダ103とモータブラケット107にかしめ結合されて当該両者を互いに固定連結するもう一つのパイプ部材(連結部材)111とを有する。
パイプ部材109による左側のピボットホルダ101とモータブラケット107との連結構造について換言すると、ピボットホルダ101にパイプ部材109の一端部がかしめ結合され、モータブラケット107にパイプ部材109の他端部がかしめ結合されており、このかしめ結合によってピボットホルダ101とモータブラケット107とが互いに固定連結されている。また、パイプ部材111による右側のピボットホルダ103とモータブラケット107との連結構造について換言すると、ピボットホルダ103にパイプ部材111の一端部がかしめ結合され、モータブラケット107にパイプ部材111の他端部がかしめ結合されており、このかしめ結合によってピボットホルダ103とモータブラケット107とが互いに固定連結されている。
ピボットホルダ101、103、モータブラケット107は、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂等の合成樹脂による成形品であり、パイプ部材109、111は、アルミニウム等による金属部品である。なお、以下の説明においても、材料についての説明がないものは、金属、合成樹脂等、適宜の材料により構成されていてよい。
左右のピボットホルダ101、103は、軸支部(軸支持孔)113、115において、ワイパアーム(図示省略)を取り付けられるワイパシャフト117、119を回転可能に支持している。左右のワイパシャフト117、119には、各々、アーム121、123の一端部が固定連結されている。左右のアーム121、123は、互いの先端部に枢軸125、127によって枢動可能に連結された左右連係リンク部材129によって互いにリンク結合されている。
モータユニット105は電動モータによるワイパモータ131を有する。ワイパモータ131の図示されていない出力軸には駆動アーム133が取り付けられている。駆動アーム133と一方のアーム123とは、これらに枢軸135、137によって枢動可能に連結された連結ロッド139によってリンク結合されている。つまり、駆動アーム133が連結ロッド139によって一方のアーム123に駆動連結されている。この構成により、ワイパモータ131の回転によって左右のワイパシャフト117、119が所定の回転角をもって往復回転(正逆回転)する。
以上の部品、部材よりなるワイパ装置は、車体への取付時に、一つの組立体として取り扱われ、左右のピボットホルダ101、103とモータユニット107とに設けられた取付部141、143、145によってボルト、ナット等を用いて車体に固定装着される。
つぎに、モータユニット107とパイプ部材111とのかしめ結合部の詳細を、図8を用いて説明する。なお、モータユニット107とパイプ部材109とのかしめ結合部は、モータユニット107とパイプ部材111とのかしめ結合部と同等、ピボットホルダ101、103とパイプ部材109、111とのかしめ結合部は、前述の実施形態のピボットホルダ11とパイプ部材13とのかしめ結合部と同等のであるので、それらの詳細な説明は省略する。
モータユニット107とパイプ部材111とのかしめ結合は、ピボットホルダモータユニット107に一体成形された円柱状の軸状部147の外周にパイプ部材111の端部の円形横断面形状の筒状部111Aが嵌め込まれ、筒状部111Aのかしめ変形により行われている。
本実施形態では、軸状部147の外周面に、当該軸状部147の中心軸線(軸心)周りに180度回転変位した2箇所に、各々軸線方向に隣り合って矩形の2個のかしめ変形受け入れ凹部149が形成されている。かしめ変形受け入れ凹部149は、軸状部147の軸線方向に沿う辺部の寸法が軸状部147の周方向に沿う辺部の寸法より長い長方形の窪みである。
かしめ変形受け入れ凹部149の矩形底面がなすかしめ座面にはリブ151が突出形成されている。リブ151は、十文字とX文字とを重畳されたユニオンジャック形の網目状に形成されている。リブ151の十文字部分とX文字部分とが重なる中央部には、大きい面積のリブ先端面に「ヒケ」が生じることを避けるために、逃げ窪み(肉盗み部)153が形成されている。
パイプ部材111は、各かしめ変形受け入れ凹部149に対応する部位を、かしめ変形受け入れ凹部149内に嵌り込むように、かしめ変形され、かしめ変形部155(図6参照)においてリブ151の突出方向先端面に押圧当接している。
上述のかしめ結合により、パイプ部材111は、かしめ変形受け入れ凹部149の縁部による大きな引っかかりのもとに、モータユニット107の軸状部147に対して強い抜け止め強度によってかしめ結合される。
本実施形態のように、二つのかしめ変形受け入れ凹部149が軸状部147の軸線方向に並べて隣接配置されている場合には、かしめ変形受け入れ凹部147、147の間に移動規制リブ156ができ、当該移動規制リブ156によってパイプ部材111と軸状部147との軸方向の移動規制と回転を規制することができる。
かしめ変形受け入れ凹部149に嵌り込むようにかしめ変形されたパイプ部材111のかしめ変形部155は、かしめ変形受け入れ凹部149の広い矩形底面の全体に面状に密着して押し付けられるのではでなくて、リブ151の突出方向先端面に、ユニオンジャック形のようなリブ模様を転写するように、筋状に押し付けられる。
これにより、151の突出方向先端面に対する押圧当接部分にかしめ荷重が効果的に集中し、過剰にならない適正なかしめ荷重によるかしめによって、がたつきのない良好なかしめ結合状態が容易に得られるようになる。また、リブ151は、弾性変位により、過剰なかしめ荷重を吸収する機能もある。
かしめ変形受け入れ凹部149の底部にリブ151がなく、かしめ座面がかしめ変形受け入れ凹部149の底面全体に広がった平面であると、がた付きのない、かしめ密着性を得るために、かしめ変形受け入れ凹部149の底面の平面性を要求される。しかし、本実施形態のように、かしめ座面がリブ151の筋状(帯状)の突出方向先端面により与えられる場合には、比較的狭い突出方向先端面の平面性だけを要求されることになり、樹脂成型品であるモータユニット107の「ヒケ」による成形不良がかしめ結合に大きい影響を与えることがない。
これらのことにより、合成樹脂製のモータユニット107において、十分なかしめ強度を確保した上で、かしめ荷重による割れの発生を回避することができ、モータユニット107とパイプ部材111との組立体の歩留まりが向上する。
なお、本実施形態でも、軸状部147の外周面のうち、かしめ変形受け入れ凹部149が設けられていない部分には、当該部分を格子リブ状にするヒケ対策の肉盗み部157が成形されている。
本発明によるワイパ装置の一つの実施形態を示す全体構成図である。 本実施形態によるワイパ装置の要部の拡大斜視図である。 本実施形態によるワイパ装置に用いられるピボットホルダの拡大正面図である。 本実施形態によるワイパ装置の図3の線IV−IVに沿った断面に相当する断面図である。 本実施形態によるワイパ装置の図3の線V−Vに沿った断面に相当する断面図である。 本発明によるワイパ装置の他の実施形態を示す全体構成図である。 他の実施形態によるワイパ装置の要部の拡大断面図である。
符号の説明
11 ピボットホルダ
13 パイプ部材
15 クランプ部材
17 モータユニット
19 軸支部
21 ワイパシャフト
23 アーム
25 枢軸
27 左右連係リンク部材
29 ワイパモータ
31 駆動アーム
33、35 枢軸
37 連結ロッド
39、41 取付部
43 軸状部
45 かしめ変形受け入れ凹部
47 かしめ変形部分
49 リブ
51 逃げ窪み
53 肉盗み部
101、103 ピボットホルダ
105 モータユニット
107 モータブラケット
109、111 パイプ部材
113、115 軸支部
117、119 ワイパシャフトアーム
121、123 アーム
125、127 枢軸
129 左右連係リンク部材
131 ワイパモータ
133 駆動アーム
135、137 枢軸
139 連結ロッド
141、143、145 取付部
147 軸状部
149 かしめ変形受け入れ凹部
151 かしめ変形部分
153 リブ

Claims (3)

  1. ワイパアームを取り付けられワイパモータと駆動連結されるワイパシャフトを回転可能に支持し、車体への取付部を有する合成樹脂製の左右2個のピボットホルダとを有し、
    前記左右2個のピボットホルダの一方に金属製の連結部材の一端部がかしめ結合され、他方の前記ピボットホルダに前記連結部材の他端部がかしめ結合されることにより、前記左右2個のピボットホルダとが互いに固定連結されるワイパ装置であって、
    前記ピボットホルダは、前記連結部材の端部に形成された筒状部を嵌め込まれる軸状部を一体成形されており、前記軸状部には当該軸状部の軸心周りに互いに180度回転変位した部位の外周面に矩形のかしめ変形受け入れ凹部が形成されており、当該かしめ変形受け入れ凹部の矩形底面がなすかしめ座面にリブが突出形成されており、
    前記筒状部は、前記かしめ変形受け入れ凹部に嵌り込むようにかしめ変形されて前記リブの突出方向先端面に、リブ模様を転写するように筋状に押し付けられているワイパ装置。
  2. ワイパモータを取り付けられ車体への取付部を有する合成樹脂製のモータブラケットと、ワイパアームを取り付けられ前記ワイパモータと駆動連結されるワイパシャフトを回転可能に支持し、車体への取付部を有する合成樹脂製のピボットホルダとを有し、
    前記モータブラケットに金属製の連結部材の一端部がかしめ結合され、前記ピボットホルダに前記連結部材の他端部がかしめ結合されることにより、前記モータブラケットと前記ピボットホルダとが互いに固定連結されるワイパ装置であって、
    前記モータブラケットは、前記連結部材の端部に形成された筒状部を嵌め込まれる軸状部を一体成形されており、前記軸状部には当該軸状部の軸心周りに互いに180度回転変位した部位の外周面に矩形のかしめ変形受け入れ凹部が形成されており、当該かしめ変形受け入れ凹部の矩形底面がなすかしめ座面にリブが突出形成されており、
    前記筒状部は、前記かしめ変形受け入れ凹部に嵌り込むようにかしめ変形されて前記リブの突出方向先端面に、リブ模様を転写するように筋状に押し付けられているワイパ装置。
  3. 前記リブは前記凹部の矩形底面に網目状に形成されている請求項1また2に記載のワイパ装置。
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