JP4971862B2 - 樹脂封止装置及び樹脂封止方法 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂封止装置及び樹脂封止方法に関するものである。
従来、樹脂封止装置として、上型及び下型に対して機械的に結合されていない中型を、中型搬送用ハンドにより、前記両金型の間と、別途設けた中型クリーニングユニット、中型予熱ユニット等の各ユニットに搬送可能とした構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−334893号公報
しかしながら、前記従来の樹脂封止装置では、中型の搬送に中型搬送用ハンドが必須である。また、金型とは別に複数のユニットを別途設ける必要もある。このため、装置が大型化すると共に、構成部品が増えてコストアップを招来するという問題がある。
そこで、本発明は、中間金型の移送を簡単かつ安価な構成により実現できる樹脂封止装置及び樹脂封止方法を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
上金型と、該上金型に対して相対的に接離可能な下金型と、前記下金型に着脱自在に配置される中間金型とを備え、前記下金型と前記中間金型の間に基板を保持し、前記下金型と前記中間金型で形成されるキャビティ内に樹脂を充填することにより、前記基板に実装した電子部品を樹脂封止するようにした樹脂封止装置であって、
前記下金型を、前記上金型に対向する成形位置と、側方に移動した非成形位置とに移送する移送手段と、
前記成形位置での成形後、中間金型を下金型に載置した状態で、移送手段を駆動制御し、中間金型及び下金型を非成形位置に搬送させる制御手段と、
を備えたものである。
この構成により、基板に実装した電子部品の樹脂封止が完了すれば、中間金型を下金型に載置し、側方の非成形位置へと移送することができるので、基板の取り出し等の作業を容易に行うことが可能となる。また、中間金型は下金型に載置した状態で移送することができるので、構造を複雑化したり、高価な構成を必要としたりすることなく、既存の設備であっても安価に装備することができる。
前記中間金型は、キャビティの一部を構成する凹部と、該凹部に連通するゲート部とを備え、
前記上金型は、樹脂材料が供給されるポット部と、該ポット部に供給された樹脂材料を前記ゲート部へと押し出すプランジャチップとを備え、
前記プランジャチップは、前記ゲート部内で樹脂が固化することにより、固化した樹脂と連結状態を形成する連結部を備え、
前記連結部は、前記プランジャチップがポット部内を上昇することにより、ゲート部内の樹脂を中間金型から離脱させるのが好ましい。
また、プランジャチップに連結部を設ける代わりに、前記ポット部が、前記ゲート部内で樹脂が固化することにより、固化した樹脂と係合状態を形成する係合部を備え、
前記係合部は、前記下金型を型閉め状態から降下することにより、ゲート部内の樹脂を中間金型から離脱させるようにしてもよい。
これらの構成により、予め成形位置でゲート部内の樹脂を除去しておくことができ、中間金型には樹脂封止した部分のみを残存させた状態で非成形位置へと移送することが可能となる。したがって、非成形位置では、基板を取り外して搬出するだけでよくなり、構成を簡略化することができる。
前記移送手段により前記下金型及び前記中間金型を移送する非成形位置には、前記下金型に対して基板を搬入及び搬出する基板搬送位置と、成形後の基板を中間金型から離脱させる分離位置とが含まれ、
前記分離位置に、成形後の基板を中間金型から離脱させる分離装置を設け、
前記分離装置は、前記中間金型を保持する保持手段と、該保持手段によって保持した中間金型から成形後の基板を離脱させる離脱手段とを備えるのが好ましい。
この構成により、成形位置で樹脂封止が完了すれば、下金型に中間金型を載置した状態で分離位置に搬送し、分離装置により中間金型から基板を離脱させることができる。既存の設備に移送手段と分離装置とを追加するだけでよいので、安価に対応することが可能となる。しかも、分離装置は、中間金型を保持するための保持手段と、中間金型から基板を離脱させる離脱手段とを備えただけの簡単な構成とすることができる。
前記中間金型は、凹部内で固化した樹脂を、凹部から離脱させるエジェクタピンを備え、
前記分離装置の離脱手段は、前記エジェクタピンを押圧することにより、前記中間金型から成形後の基板を離脱させる押出ピンを備えるのが好ましい。
この構成により、保持手段によって中間金型を保持した状態で、押出ピンを動作させると、エジェクタピンが押圧され、凹部から樹脂封止部分を離脱させ、中間金型から基板を取り外すことが可能となる。
前記下金型は、前記移送手段による移送中にも、前記中間金型を加熱可能な加熱手段を備えるのが好ましい。
この構成により、移送途中であっても中間金型を加熱しておくことができるので、成形工程へとスムーズに移行することが可能となる。また、別途、中間金型を加熱するための設備を設ける必要がなく、設備費用を抑えることができる。
前記成形位置で上金型を清掃する第1清掃手段と、
前記基板搬送位置で下金型を清掃する第2清掃手段と、
前記分離位置で中間金型を清掃する第3清掃手段と、
をさらに備えるのが好ましい。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、
相対的に開閉可能な上金型及び下金型と、両金型の間に配置される中間金型とを備えた樹脂封止装置において、前記下金型と前記中間金型で形成されるキャビティ内に樹脂を充填することにより、前記下金型と前記中間金型によって保持した基板に実装した電子部品を樹脂封止するようにした樹脂封止方法であって、
前記中間金型を、前記上金型及び前記下金型とは別体で設け、
前記成形位置での成形後に、
前記中間金型を、下金型に載置された状態で、前記上金型に対向する成形位置から、側方の分離位置に移送する第1移送ステップと、
前記分離位置に移送した下金型から中間金型を分離すると共に、中間金型から成形後の基板を離脱させて下金型に載置させる分離ステップと、
前記分離ステップで、基板を載置された下金型を基板搬送位置に移送する第2移送ステップと、
基板搬送位置に移送された下金型から基板を搬出する搬出ステップと、
を含むようにしたものである。
前記基板搬送位置で成形後の基板を搬出し、成形前の基板を搬入した後、前記下金型を分離位置に移送する第3移送ステップと、
前記分離位置で、下金型に中間金型を載置する載置ステップと、
前記中間金型を載置された下金型を成形位置へと移送する第4移送ステップと、
をさらに含み、
前記第4移送ステップでは、下金型に設けた加熱手段により中間金型を加熱するのが好ましい。
本発明によれば、移送手段により下金型に中間金型を載置した状態で、側方の非成形位置へと移送することができるので、上金型、中間金型、及び、下金型の3枚プレートを備えた構造であるにも拘わらず、構造を複雑化したり、大型化したり、あるいは、高価なものとなったりすることがなく、樹脂封止された基板をスムーズに搬出することができる。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
(1.構成)
図1は、本実施形態に係る樹脂封止装置の概略平面図、図2はその正面図である。この樹脂封止装置は、大略、供給ユニット1と、成形ユニット2と、排出ユニット3とを備える。
(1.1.供給ユニット1)
供給ユニット1は、図1及び図2に示すように、基板供給装置4と、配列装置5と、インローダ6と、樹脂供給装置7と、樹脂搬送装置8とを備える。基板供給装置4は、複数枚の基板9が積層された状態で収容されるマガジン10を、位置Aから位置Bへと移送する。そして、図示しないプッシャーにより、位置Bのマガジン10から基板9を1枚ずつ配列装置5へと搬送する。配列装置5は、位置Cで位置Bのマガジン10から基板9を受け取り、位置Dでインローダ6へと受け渡す。インローダ6は、基板9を保持するチャック爪11を備え、位置Dで受け取った基板9を、基板搬送位置E又はFにある成形ユニット2の各下金型13へと搬送する。樹脂供給装置7は、タブレット状の樹脂材料を樹脂搬送装置8に受け渡す。樹脂搬送装置8は、位置Kと位置Lの間で往復移動し、受け渡された樹脂材料を各上金型12に供給する。
(1.2.成形ユニット2)
成形ユニット2には、図1及び図2に示すように、上金型12と、この上金型12に対してZ軸方向に接離する下金型13と、これら両金型の間に配置される中間金型14とからなる金型セットが2箇所にそれぞれ設けられている。
上金型12は、図6(a)に示すように、ベースプレート15にキャビティプレート16を一体化したものである。各上金型12は、図2に示すように、支持フレーム2aに固定されている。ベースプレート15には樹脂供給路17が形成され、前記樹脂搬送装置8によって搬送された樹脂材料が供給される。ベースプレート15とキャビティプレート16とには上下に貫通する連通孔18が形成され、そこには耐熱性に優れた材料からなるブッシュ19が嵌合され、ポット部20が形成されている。ポット部20は、ベースプレート15に内蔵した図示しないカートリッジヒータによって加熱され、供給された樹脂材料を溶融させる。ポット部20にはプランジャチップ21が配設されている。プランジャチップ21は、図示しない昇降装置によってプランジャロッド22を介して昇降し、ポット部20内に供給された樹脂材料を中間金型14へと圧送する。プランジャチップ21の先端には連結ピン23が突設されている。連結ピン23は、後述するゲート部26を構成する円錐面に沿うように、プランジャチップ21の中心軸側に向かって傾斜している。
下金型13は、上面に基板9が載置されるようになっている。下金型13は、図示しない駆動機構により、図1に示すように、成形位置Mと分離位置Oの間、及び、成形位置Nと分離位置Pの間をそれぞれ往復移動する。また、下金型13には、図示しないカートリッジヒータが内蔵され、樹脂封止時にキャビティ内に充填された樹脂材料を加熱して固化させる。
中間金型14は、図6(a)に示すように、第1中間プレート24と第2中間プレート25を一体化したものである。中間金型14の上面中央部から、下方に向かって徐々に断面積が小さくなる円錐状のゲート部26が形成されている。また、第2中間プレート25の下面には、下金型13に載置された基板9の上面とでキャビティを形成する凹部27が形成されている。ゲート部26の下端部は、凹部27の中央部分に開口している。第1中間プレート24には複数箇所に段付き穴28が形成されている。第2中間プレート25には、この段付き穴28に対応する位置に貫通孔29が形成されている。段付き穴28と貫通孔29とでエジェクタピン30の保持部が構成されている。エジェクタピン30は、上端に鍔部30aが形成されている。エジェクタピン30は、前記保持部に保持された状態では、鍔部30aが段付き穴28の下方側大径部に、下端部が第2中間プレート25の貫通孔29にそれぞれ配置される。また、エジェクタピン30の鍔部30aの下面と第2中間プレート25の上面との間にはスプリング31が配置される。これにより、エジェクタピン30は上方に付勢され、その下端面が凹部27の底面と面一とされる。
また、成形ユニット2は、第1クリーニング装置32と、分離装置33とを備える。
第1クリーニング装置32は、図1に示すように、ダクト34aの先端に設けたカバー35a内にローラブラシ36aを回転駆動可能に設けたものである。カバー35aは上面が開口し、そこから上方にローラブラシ36aの一部が突出している。そして、図示しない吸引装置を駆動し、図示しない駆動装置を駆動してローラブラシ36aを回転させながら、上金型12の下面に摺接させることにより、残留樹脂を除去し、ダクト34aを介して回収するようになっている。
分離装置33は、図8及び図9に示すように、図示しない分離本体に、前記各エジェクタピン30を押し下げるための押出ピン37を挟むための、ボルトで固定された2枚のプレートからなる押下プレート38と、中間金型14を保持するためのチャック爪39とを備え、図示しない駆動機構により昇降する。そして、チャック爪39により中間金型14を保持すると、押下プレート38の下面に中間金型14の上面が当接し、各押出ピン37が段付き穴28の小径孔に挿通され、各エジェクタピン30(鍔部30a)をスプリング31の付勢力に抗して押し下げることができるようになっている。これにより、凹部27の樹脂封止部分(パッケージ部)Mbが押し下げられ、中間金型14から基板9が離脱する。また、分離装置33は、図示しない駆動手段によりX軸方向に往復移動可能に設けられ、その側方位置には第2クリーニング装置40が設けられている。第2クリーニング装置40は、図3に示すように、断面略L字形のダクト34bと、上方が開口するカバー35bによって覆われたローラブラシ36bとを備える。第2クリーニング装置40は、中間金型14を保持した分離装置33に対し、スライドユニット47にガイドされてスライド移動し、その下面に回転駆動させたローラブラシ36bを摺接させて清掃する。
(1.3.排出ユニット3)
排出ユニット3は、図1及び図2に示すように、アンローダ41と、受取装置42と、基板排出装置43とを備える。アンローダ41は、前記インローダ6とほぼ同様な構成で、基板9を保持するチャック爪41aを備え、位置E又は位置Fに位置する下金型13から成形後の基板9を位置Gへと搬送する。また、アンローダ41には、前記第1クリーニング装置32と同様な構成の第3クリーニング装置44が設けられ、下金型13の上面及び下金型13に載置された中間金型14の上面を清掃することができるようになっている。受取装置42は、位置Gと位置Hとの間で往復移動可能に設けられ、アンローダ41によって搬送された成形済みの基板9を位置Gで受け取り、位置Hへと移送する。基板排出装置43は、受取装置42によって受取位置Hに移送された成形済みの基板9を、図示しないプッシャーにより位置Iに搬送してマガジン10に収容し、基板9を収容されたマガジン10を位置Iから位置Jへと移送する。
前記構成の樹脂封止装置では、図10に示すように、記憶装置45に記憶した座標データに基づいて制御装置46により前記各ユニット1、2、3の駆動機構が駆動制御される。
(2.動作)
次に、前記構成からなる樹脂封止装置の動作について説明する。
(2.1.準備工程)
予め、図示しない上型ヒータ及び下型ヒータで、上金型12及び下金型13をそれぞれ所定温度に加熱する。このとき、中間金型14は下金型13に載置しておく。これにより、中間金型14は、下金型13を加熱する下型ヒータの熱により成形可能な温度(約170℃)まで昇温する。そこで、まず、下金型13を分離位置Oに移動させ、分離装置33を降下させる。そして、チャック爪39により中間金型14を保持する。続いて、分離装置33を上昇させ、下金型13から中間金型14を分離する。その後、下金型13を基板搬送位置Eに移動させる(下金型13が成形位置Nに位置している場合、下金型13を分離位置Pに移動させ、分離装置33を降下させる。そして、チャック爪39により中間金型14を保持する。続いて、分離装置33を上昇させ、下金型13から中間金型14を分離する。その後、下金型13を基板搬送位置Fに移動させる。)。
(2.2.材料供給工程)
供給ユニット1から成形ユニット2に基板9と樹脂材料を供給する。すなわち、位置Aのマガジン10を位置Bへと移送し、位置Bのマガジン10から基板9を位置C、次いで位置Dへと搬送する。そして、インローダ6を駆動制御することにより、基板9を位置Dから基板搬送位置Eへと搬送して下金型13上に載置する。続いて、下金型13を分離位置Oに移動させ、分離装置33でチャック爪39により保持した中間金型14を下金型13に載置し、基板9を両金型13、14で挟持する。その後、中間金型14が載置された下金型13を成形位置Mに移動させる。このとき、位置Kの樹脂搬送装置8を駆動し、図6(a)に示すように、樹脂材料を成形位置Mに位置する上金型12の樹脂供給路17に供給する(下金型13が成形位置Nに位置している場合、基板9を位置Dから基板搬送位置Fへと搬送して下金型13上に載置する。続いて、下金型13を分離位置Pに移動させ、分離装置33でチャック爪39により保持した中間金型14を下金型13に載置し、基板9を両金型13、14で挟持する。このとき、中間金型14が載置された下金型13を成形位置Nに移動させる。また、位置Kの樹脂封止装置8を駆動し、図6(a)にしめすように、樹脂材料を成形位置Nに位置する上金型12の樹脂供給路17に供給する。)。
(2.3.成形工程)
続いて、下金型13を上昇させ、上金型12との間で中間金型14を締め付け、中間金型14と下金型13との間に基板9を一定圧でクランプする。ここで、上金型12の樹脂供給路17に供給した樹脂材料をポット部20内に送出して溶融させる。溶融した樹脂は、図6(b)に示すように、プランジャチップ21を降下させることにより、ゲート部26を介して型締めにより中間金型14の凹部27と基板9の上面とで形成されたキャビティ内へと充填する。これにより、基板9に実装した電子部品が樹脂封止される。
(2.4.排出工程)
樹脂封止が完了すれば、排出工程を開始する。以下、排出工程を、図11のフローチャートに従って説明する。
すなわち、図7示すように、金型を閉じたまま、プランジャチップ21を上昇させる(ステップS1)。プランジャチップ21の先端には逆テーパが形成された連結ピン23が形成され、ゲート部26で固化した樹脂と一体化されている。このため、プランジャチップ21の上昇により、ゲート部26内で固化した樹脂(ゲート成形部)Maが、ゲート口で、キャビティ側の樹脂(パッケージ部)Mbと分離され、ゲート部26から離脱する。
続いて、図3に示すように、下金型13を降下させ(ステップS2)、図4(a)に示すように、中間金型14と共に基板搬送位置E又はFに移動させる(ステップS3)。そして、アンローダをX軸方向に移動させ、第3クリーニング装置44により中間金型14の上面の清掃を行う(ステップS4)。また同時に、第1クリーニング装置32により上金型12の下面の清掃を行う(ステップS5)。このとき、プランジャチップ21の連結ピン23と一体化されたゲート成形部Maは、第1クリーニング装置32によって回収される。
さらに、図4(b)に示すように、下金型13及び中間金型14を分離位置O又はPへと移動させる(ステップS6)。そして、図8に示すように、分離装置33を、中間金型14を移動させた分離位置O又はPに移動させ(ステップS7)、図9に示すように、チャック爪39を降下して中間金型14を保持する(ステップS8)。その後、チャック爪39を上昇させ、中間金型14の上面を押下プレート38の下面に当接させる(ステップS9)。これにより、押出ピン37によってエジェクタピン30が押し下げられ、このエジェクタピン30によって凹部27内のパッケージ部Mbが押圧される。パッケージ部Mbを押圧された基板9は、中間金型14から離脱し、下金型13上に載置される(勿論、下金型13にはチャック爪39との干渉を回避するための逃がし凹部が形成されている。)。
次に、図5(a)に示すように、下金型13を基板搬送位置E又はFへと移送する(ステップS10)。この間、第2クリーニング装置40を駆動し、中間金型14の下面を清掃する(ステップS11)。一方、成形位置E又はFでは、アンローダ41により成形済みの基板9を保持し、位置Gへと搬出する(ステップS12)。
その後、図5(b)に示すように、下金型13を分離位置O又はPに移動させ(ステップS13)、分離装置33のチャック爪39に保持した中間金型14を下金型13上に載置する(ステップS14)。そして、下金型13を基板搬送位置E又はFに移動させ(ステップS15)、図3に示す初期位置に復帰する。この間、中間金型14を下金型13により加熱しておけば、次の成形工程にスムーズに移行することができ、加工効率を向上させることが可能となる。また、ステップ12で、成形前の基板9をアンローダ41により排出した直後に、インローダ6により成形前の基板9を下金型13に載置しておけば、連続成形が可能となる。
なお、前記実施形態では、上金型12に対して下金型13を昇降させて接離するようにしたが、下金型13に対して上金型12を昇降させるようにしてもよいし、両者を昇降可能な構成とすることも可能である。
また、前記実施形態では、エジェクタピン30により中間金型14の凹部27からパッケージ部Mbを離脱させるようにしたが、他の手段により基板を下金型13に位置させるようにしてもよい。例えば、下金型13に吸引口を形成し、載置した基板を吸引するようにすれば、前記エジェクタピン30等は不要となる。さらに、樹脂封止完了後、ゲート成形部Maとパッケージ部Mbとを分離させる手段として、プランジャチップ21に形成した連結ピン23に代えて、図12(a)及び(b)に示すように、ブッシュ19のゲート部の内側(ポット部20のゲート部側)に逆テーパに形成された係合部47を形成するようにしてもよい。
本実施形態に係る樹脂封止装置の概略を示す平面図である。 図1の正面図である。 図2の成形ユニットを示す側面図である。 (a)は図3から下金型及び中間金型を基板搬送位置に移動させた状態、(b)はさらに下金型及び中間金型を基板搬送位置から分離位置に移動させた状態をそれぞれ示す側面図である。 (a)は図4(b)から、中間金型を分離装置により保持し、下金型を基板搬送位置に移動した状態、(b)は再び下金型を分離位置に移動し、中間金型を下金型に載置した状態をそれぞれ示す側面図である。 (a)図1の金型セットの樹脂材料供給状態を示す断面図、(b)はさらにキャビティ内に樹脂を充填した状態を示す断面図である。 図6(b)の状態からプランジャチップを上昇させた状態を示す断面図である。 図1の分離装置、中間金型及び下金型を示す断面図である。 図8から分離装置で中間金型を保持した状態を示す図である。 本実施形態に係る樹脂封止装置のブロック図である。 図10の制御装置による排出工程を示すフローチャート図である。 (a)は他の実施形態に係る金型セットのキャビティ内に樹脂を充填した状態を示す断面図、(b)は(a)に示す状態から下金型を降下させた状態を示す断面図である。
符号の説明
1…供給ユニット
2…成形ユニット
3…排出ユニット
4…基板供給装置
5…配列装置
6…インローダ
7…樹脂供給装置
8…樹脂搬送装置
9…基板
10…マガジン
11…チャック爪
12…上金型
13…下金型
14…中間金型
15…ベースプレート
16…キャビティプレート
17…樹脂供給路
18…連通孔
19…ブッシュ
20…ポット部
21…プランジャチップ
22…プランジャロッド
23…連結ピン
24…第1中間プレート
25…第2中間プレート
26…ゲート部
27…凹部
28…段付き穴
29…貫通孔
30…エジェクタピン
30a…鍔部
31…スプリング
32…第1クリーニング装置
33…分離装置
34a、34b…ダクト
35a、35b…カバー
36a、36b…ローラブラシ
37…押出ピン
38…押下プレート
39…チャック爪
40…第2クリーニング装置
41…アンローダ
41a…チャック爪
42…受取装置
43…基板排出装置
44…第3クリーニング装置
45…記憶装置
46…制御装置(制御手段)
47…係合部
Ma…ゲート成形部
Mb…パッケージ部

Claims (9)

  1. 上金型と、該上金型に対して相対的に接離可能な下金型と、前記下金型に着脱自在に配置される中間金型とを備え、前記下金型と前記中間金型の間に基板を保持し、前記下金型と前記中間金型で形成されるキャビティ内に樹脂を充填することにより、前記基板に実装した電子部品を樹脂封止するようにした樹脂封止装置であって、
    前記下金型を、前記上金型に対向する成形位置と、側方に移動した非成形位置とに移送する移送手段と、
    前記成形位置での成形後、中間金型を下金型に載置した状態で、移送手段を駆動制御し、中間金型及び下金型を非成形位置に搬送させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする樹脂封止装置。
  2. 前記中間金型は、キャビティの一部を構成する凹部と、該凹部に連通するゲート部とを備え、
    前記上金型は、樹脂材料が供給されるポット部と、該ポット部に供給された樹脂材料を前記ゲート部へと押し出すプランジャチップとを備え、
    前記プランジャチップは、前記ゲート部内で樹脂が固化することにより、固化した樹脂と連結状態を形成する連結部を備え、
    前記連結部は、前記プランジャチップがポット部内を上昇することにより、ゲート部内の樹脂を中間金型から離脱させることを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止装置。
  3. 前記中間金型は、キャビティの一部を構成する凹部と、該凹部に連通するゲート部とを備え、
    前記上金型は、樹脂材料が供給されるポット部と、該ポット部に供給された樹脂材料を前記ゲート部へと押し出すプランジャチップとを備え、
    前記ポット部は、前記ゲート部内で樹脂が固化することにより、固化した樹脂と係合状態を形成する係合部を備え、
    前記係合部は、前記下金型を型閉め状態から降下することにより、ゲート部内の樹脂を中間金型から離脱させることを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止装置。
  4. 前記移送手段により前記下金型及び前記中間金型を移送する非成形位置には、前記下金型に対して基板を搬入及び搬出する基板搬送位置と、成形後の基板を中間金型から離脱させる分離位置とが含まれ、
    前記分離位置に、成形後の基板を中間金型から離脱させる分離装置を設け、
    前記分離装置は、前記中間金型を保持する保持手段と、該保持手段によって保持した中間金型から成形後の基板を離脱させる離脱手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の樹脂封止装置。
  5. 前記中間金型は、凹部内で固化した樹脂を、凹部から離脱させるエジェクタピンを備え、
    前記分離装置の離脱手段は、前記エジェクタピンを押圧することにより、前記中間金型から成形後の基板を離脱させる押出ピンを備えたことを特徴とする請求項4に記載の樹脂封止装置。
  6. 前記下金型は、前記移送手段による移送中にも、前記中間金型を加熱可能な加熱手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の樹脂封止装置。
  7. 前記成形位置で上金型を清掃する第1清掃手段と、
    前記基板搬送位置で下金型を清掃する第2清掃手段と、
    前記分離位置で中間金型を清掃する第3清掃手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の樹脂封止装置。
  8. 上金型と、該上金型に対して相対的に接離可能な下金型と、前記下金型に着脱自在に配置される中間金型とを備え、前記下金型と前記中間金型の間に基板を保持し、前記下金型と前記中間金型で形成されるキャビティ内に樹脂を充填することにより、前記基板に実装した電子部品を樹脂封止するようにした樹脂封止方法であって、
    前記成形位置での成形後に、
    前記中間金型を、下金型に載置された状態で、前記上金型に対向する成形位置から、側方の分離位置に移送する第1移送ステップと、
    前記分離位置に移送した下金型から中間金型を分離すると共に、中間金型から成形後の基板を離脱させて下金型に載置させる分離ステップと、
    前記分離ステップで、基板を載置された下金型を基板搬送位置に移送する第2移送ステップと、
    基板搬送位置に移送された下金型から基板を搬出する搬出ステップと、
    を含むことを特徴とする樹脂封止方法。
  9. 前記基板搬送位置で成形後の基板を搬出し、成形前の基板を搬入した後、前記下金型を分離位置に移送する第3移送ステップと、
    前記分離位置で、下金型に中間金型を載置する載置ステップと、
    前記中間金型を載置された下金型を成形位置へと移送する第4移送ステップと、
    をさらに含み、
    前記第4移送ステップでは、下金型に設けた加熱手段により中間金型を加熱することを特徴とする請求項8に記載の樹脂封止方法。
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