JP4969641B2 - セラミックヒータ、このセラミックヒータを用いたグロープラグ - Google Patents

セラミックヒータ、このセラミックヒータを用いたグロープラグ Download PDF

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Description

本発明は、例えば、点火用ヒータ、炎検知用ヒータ、センサ用ヒータ及び加熱用ヒータとして利用されるセラミックヒータに関するものである。点火用ヒータ及び炎検知用ヒータは、例えば、燃焼式車載暖房装置及び石油ファンヒータのような各種燃焼機器で用いられる。センサ用ヒータは、例えば、自動車用グロープラグ及び酸素センサのような各種センサで用いられる。加熱用ヒータは、例えば、測定機器で用いられる。
一般的に、セラミックヒータは、発熱抵抗体と給電用のリードとがセラミック基体の内部に配置された構造を有している。このようなセラミックヒータは、発熱抵抗体とリードとを別々に成形し、両者を部分的に重ねてセラミック基体と共に焼成することにより作製される。
しかしながら、セラミックヒータを作製する際、発熱抵抗体3とリード5とが大きく位置ずれしたり、これらに応力が印加されることによって、図11A及び図11Bに示すように、発熱抵抗体3に突出部3cが形成されることがある。このような突出部3cが鋭角なクサビ形状である場合、この突出部を起点としたクラック等がリード及びセラミック基体に生じる可能性があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、突出部の形成を抑制することによって発熱抵抗体、リード及びセラミック基体におけるクラックの発生を抑制したセラミックヒータを提供することを目的とする。
本発明のセラミックヒータは、発熱抵抗体と、該発熱抵抗体に電力を供給するためのリードと、前記発熱抵抗体及び前記リードが埋設されたセラミック基体とを備えている。前記発熱抵抗体は、前記リードに接続される部分であって前記リードよりも幅が小さい接続部と、該接続部以外の部分である主要発熱部とを備えている。また、前記リードは、前記接続部が接続される端部に、前記リードの長手方向の一方及び厚み方向の一方のみに開口する凹部を備えている。そして、前記接続部の少なくとも一部が前記凹部内に位置している。
本発明のセラミックヒータによれば、リードよりも幅の小さい接続部がリードに形成された凹部内に位置しているので、接続部の一部が突出することを抑制できる。これにより、焼成時又は使用時のような急速な昇降温時に熱応力が一箇所に集中してしまうことを抑制できる。結果として、発熱抵抗体とリードとの接合部分の近傍における発熱抵抗体、リード、或いはセラミック基体などにおけるクラックの発生が抑制されるので、耐久性、信頼性に優れたセラミックヒータを提供できる。
以下、本発明の各実施形態にかかるセラミックヒータについて、図面を用いて説明する。
図1〜図3に示すように、第1の実施形態にかかるセラミックヒータ1(以下、ヒータ1ともいう)は、発熱抵抗体3と、発熱抵抗体3に電力を供給するためのリード5と、発熱抵抗体3及びリード5が埋設されたセラミック基体7とを備えている。発熱抵抗体3は、リード5に接続される部分であってリード5よりも幅が小さい接続部3aと、接続部3a以外の部分である主要発熱部3bとを備えている。また、リード5の接続部3aが接続される端部には、リード5の長手方向の一方及び厚み方向の一方のみに開口する凹部9が備えられている。そして、接続部3aの少なくとも一部が凹部9内に位置している。
なお、本実施形態においては、長手方向、厚み方向及び幅方向を以下のようにした。図1に示すように、略直線状に配設されたリードの一方の端部と他方の端部とを結び、リードと平行となる方向を長手方向とした。図2Aに示すように、接続部3aとリード5との接合部分での長手方向に垂直な断面において、隣り合うリード5の中心を結ぶ直線の方向を幅方向とした。そして、この幅方向及び長手方向に対して垂直な方向を厚み方向とした。
また、本実施形態においては、厚みとは厚み方向の長さを意味しており、幅とは幅方向の長さを意味している。また、図2Bに示すように、凹部9を形成するリード5の2つの凸頂部Xを結ぶ線分と凹部9の表面部分との間の厚み方向の長さの最も大きい部分を凹部9の深さDとした。
本実施形態のヒータ1は、リード5が長手方向の一方及び厚み方向の一方のみに開口する凹部9を備え、接続部3aの少なくとも一部が凹部9内に位置している。これにより、発熱抵抗体3とリード5とが接続する部分において、発熱抵抗体3に突出部が形成されることが抑制される。結果として、焼成時及び/又は使用時のような急速な昇降温時においても、発熱抵抗体3とリード5の接続部分の近傍に熱応力が集中することが抑制されるので、上記のようなクラックの発生が抑制される。
発熱抵抗体3はリード5を介して陽極側電極13及び陰極側電極11と電気的に接続されている。さらに、陽極側電極13及び陰極側電極11を介して外部電源(不図示)と接続される。そして、外部電源から電圧を印加することによって発熱抵抗体3で発熱させることができる。
また、図1に示すように、接続部3aの幅が、主要発熱部3bの幅よりも小さいことが好ましい。これにより、セラミック基体7にクラックが生じる可能性を抑制できるからである。具体的には、所望の発熱量を得るうえで、主要発熱部3bが同一断面積であっても、主要発熱部3bの幅を大きくすることで、主要発熱部3bの厚みを薄く設計できるからである。
一般的に、セラミックヒータは、セラミック基体7となる複数のセラミックシートで発熱抵抗体3となるペースト及びリード5となるペーストを挟み込むことによって作製される。本実施形態では、主要発熱部3bの厚みを薄くできるので、上記複数のセラミックシートの接合性を向上させることができる。これにより、セラミック基体7にクラックが生じる可能性を小さくできる。
具体的には接続部3aの幅が主要発熱部3bの幅の30〜80%であることが好ましい。接続部3aの幅が主要発熱部3bの幅の30%以上であることにより、主要発熱部3bと接続部3aとの境界部分の強度を向上させることができる。また、接続部3aの幅が主要発熱部3bの幅の80%以下であることにより、セラミックシートの接合性を向上させることができる。
一方で、接続部3aの幅が主要発熱部3bの幅と同じである場合には、印刷歩留まりを向上させることができる。これは、発熱抵抗体3を一定の幅で形成することができるからである。一定幅の発熱抵抗体3は単純形状であるので、発熱抵抗体3全体の印刷による形成が容易となる。これにより、印刷歩留まりを向上させることができる。
また、図3に示すように、接続部3aの厚みが主要発熱部3bの厚みよりも小さいことも有効である。これは、主要発熱部3bの厚みとリード5の厚みの差を小さくすることができるからである。これにより、主要発熱部3b及びリード5とセラミック基体7との間の接合性を向上させることができる。結果として、主要発熱部3b及びリード5とセラミック基体7との間で剥離が生じることを抑制できる。
具体的には接続部3aの厚みL2が主要発熱部3bの厚みL1の40〜95%であることが好ましい。厚みL2が厚みL1の40%以上である場合には、リード5と接続部3aの間の接合強度を向上させることができる。また、厚みL2が厚みL1の95%以下である場合には、接続部3aを凹部9内に容易に位置させることができる。これにより、接続部3aとリード5との接続を向上させることができる。
一方で、接続部3aの厚みL2が主要発熱部3bの厚みL1と同じである場合には、印刷歩留まりを向上させることができる。これは、発熱抵抗体3を一定の厚みで形成することができるからである。一定の厚みの発熱抵抗体3は単純形状であるので、発熱抵抗体3全体の印刷による形成が容易となる。これにより、印刷歩留まりを向上させることができる。
また、図4に示すように、主要発熱部3bの厚みL1とリード5の厚みL3とが同程度である形態も有効である。主要発熱部3bの厚みとリード5の厚みの差が小さい程、リード5と主要発熱部3bとの間の段差を小さくできる。主要発熱部3bの厚みL1とリード5の厚みL3とが同程度であることにより、段差がほぼなくなるので、セラミック基体7への配設が容易となる。結果として、リード5と発熱抵抗体3の間にズレが生じることを抑制できる。ここで厚みが同程度であるとは、主要発熱部3bとリード5の厚みの差が主要発熱部3b及びリード5のそれぞれの厚みばらつきよりも小さいことを意味する。
また、接続部3aの厚みが、リード5の厚みよりも小さいことが好ましい。これにより、発熱抵抗体3の抵抗が高くなるからである。発熱抵抗体3の抵抗が高くなることで、より効率良く主要発熱部3bを発熱することができる。また、リード5の温度上昇を抑制することができるので、セラミックヒータ1の耐久性を向上させることができる。
具体的には、図3及び図4に示すように、接続部3aの厚みL2がリード5の厚みL3の5〜50%であることが好ましい。厚みL2が厚みL3の5%以上である場合には、リード5と接続部3aの間の接合強度を向上させることができる。また、厚みL2が厚みL3の50%以下である場合には、接続部3a全体を凹部9内に安定して位置させることができる。これにより、接続部3aが凹部9からはみ出ることを抑制できるので、接続部3aに突出部が形成されることが、さらに抑制される。
また、図2Bに示すように、長手方向に対して垂直な断面において、接続部3aの形状が略四角形であることが好ましい。凹部9の上記断面における形状が四角形であることにより、凹部9を大きくできるからである。そのため、接続部3aが凹部9からはみ出ることが抑制されるので、接続部3aに突出部が形成される可能性が小さくなる。結果として、接続部3aの近傍にクラックが発生することを抑制できる。
発熱抵抗体3としては、例えば、W、Mo、Tiの炭化物、窒化物、珪化物を主成分とするものを使用することができる。特に、熱膨張率、耐熱性、比抵抗の面からWCを主成分とすることが好ましい。
また、発熱抵抗体3には、窒化硼素が添加されていることが好ましい。発熱抵抗体3となる導体成分は一般的に窒化珪素などのセラミック基体7を構成するセラミックスの成分と比較して熱膨張率が大きい。そのため、発熱抵抗体3とセラミック基体7の間には応力が加わる。一方で、窒化硼素は、窒化珪素などのセラミック成分と比較して熱膨張率が小さく、また発熱抵抗体3の導体成分とは殆ど反応しない。そのため、発熱抵抗体3の発熱に関する特性を大きく変えることなく、熱膨張率を小さくすることができる。
特に、窒化硼素の含有量は4〜20重量%であることが好ましい。窒化硼素の含有量が4重量%以上である場合には、発熱抵抗体3の熱膨張率を小さくすることができるので、発熱抵抗体3とセラミック基体7との間に生じる熱応力を緩和させることができる。
また、窒化硼素の含有量が20重量%以下である場合には、発熱抵抗体3の抵抗値の変化を抑制できる。これにより、発熱抵抗体3の発熱に関する特性を大きく変えることなく、抵抗値を安定させることができる。さらに、窒化硼素の含有量は、12重量%以下であることがより好ましい。
また、発熱抵抗体3が、セラミック基体7を構成する窒化珪素などのセラミックス成分を含有することも有効である。発熱抵抗体3が上記のセラミックス成分を含有することにより、発熱抵抗体3の熱膨張率とセラミックス基体の熱膨張率の差を小さくすることができるからである。例えば、上記のセラミックス成分として窒化珪素を用いる場合、発熱抵抗体3に窒化珪素を10〜40重量%添加することが好ましい。
リード5としては、例えば、W、Mo、Tiの炭化物、窒化物、珪化物を主成分とするものを使用することができる。特に、熱膨張率、耐熱性、比抵抗の面からWCを主成分とすることがより好ましい。
さらに、リード5がWCを主成分とし、窒化珪素を15〜40重量%含有することが好ましい。窒化珪素を15重量%以上含有することにより、リード5の熱膨張率とセラミックス基体の熱膨張率の差を小さくすることができるので、リード5と基体との間にクラックが発生する可能性を低減させることができる。また、窒化珪素を40重量%以下含有することにより、リード5の抵抗値が増大することを抑制できる。さらに好ましくは、窒化珪素の添加量は、20〜35重量%とするのがよい。
また、リード5の主成分が発熱抵抗体3の主成分と同じであることが好ましい。これにより、発熱抵抗体3とリード5の接合性を向上させることができるので、発熱抵抗体3とリード5の接合面にクラックが生じる可能性を小さくできる。
セラミック基体7としては、例えば、酸化物セラミックス、窒化物セラミックス、炭化物セラミックスのような絶縁性を備えたセラミックスを用いることができる。特に、窒化珪素を主成分とするセラミックスを用いることが好ましい。窒化珪素を主成分とすることにより、強度、靱性、絶縁性及び耐熱性を高めることができるからである。
このようなセラミックスは、例えば下記のようにして得ることができる。まず、主成分の窒化珪素に対して、焼結助剤として3〜12重量%のY、Yb及びErのような希土類元素酸化物と、0.5〜3重量%のAlと、1.5〜5重量%のSiOとを混合する。次に、この混合物を所定の形状に成形する。そして、1650〜1780℃でホットプレスにより焼成することで得られる。
また、セラミック基体7として窒化珪素を用いる場合には、MoSiOやWSiを分散させることが好ましい。これにより、セラミック基体7の熱膨張率を大きくすることができるので、発熱抵抗体3の熱膨張率との差を小さくできるからである。結果として、セラミックヒータ1の耐久性を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明をする。
図5に示すように、本実施形態の接続部3aは、長手方向に対して垂直な断面において台形の形状である。そして、接続部3aの上記断面が台形であることにより、第1の実施形態と比較して、発熱抵抗体3及びリード5にクラックが発生する可能性をさらに小さくできる。これは、下記の理由によるものである。
発熱抵抗体3の熱膨張により、リード5の凹部9と発熱抵抗体3との間に熱応力が生じる。図2Aに示す実施形態の場合、接続部3aが接続される凹部9の側面が、互いに平行である。そのため、互いに平行な凹部9の側面にそれぞれ生じる熱応力の方向が反対方向となり、熱応力を分散させることが困難となる。しかしながら、本実施形態のように接続部3aが台形である場合、この熱応力を厚み方向(図5においては上下方向)に分散させることができる。このようにして熱応力を分散させることができるので、発熱抵抗体3及びリード5にクラックが発生することを抑制できる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図6に示すように、本実施形態の凹部9は、幅方向に対して垂直な方向の断面において、表面が曲面形状である。言い換えれば、接続部3aの表面のうち凹部9と接続する部分の表面が曲面形状である。これにより、第1の実施形態と比較して接続部3aの一部に熱応力が集中することが抑制されるので、接続部3a及び凹部9にクラックが生じる可能性を小さくできる。
特に、図7A及び図7Bに示すように、長手方向に垂直な断面における凹部9の表面形状が、略円弧状であることがより好ましい。これにより、熱応力をほぼ均等に分散させることができるので、接続部3aの一部に熱応力が集中することがさらに抑制される。結果として、接続部3a及び凹部9にクラックが生じることをより抑制できる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図8に示すように、第4の実施形態においては、リード5が、発熱抵抗体3と接続する端部の対向する位置にそれぞれ凹部9を備え、2つの発熱抵抗体3の、それぞれの接続部3aの少なくとも一部が、凹部9内にそれぞれ位置している。これにより、発熱抵抗体3の厚み方向の一方と他方とでの温度分布の対称性がよくなるので、ヒータ1の使用時における厚み方向での温度のばらつきを小さくすることができる。結果として、発熱抵抗体3でのクラックの発生がさらに抑制されるので、セラミックヒータ1の耐久性がさらに向上する。
さらに、上記のように一つのリード5が2つの凹部9を有している場合、それぞれの凹部9内に位置する2つの接続部3aの断面積が略等しいことが好ましい。これにより、それぞれの発熱抵抗体3で生じる発熱のばらつきを小さくできるので、熱応力のばらつきをさらに小さくできる。
上記の各実施形態において、発熱抵抗体3の比抵抗が、リード5の比抵抗以上であることが好ましい。発熱抵抗体3の比抵抗の値がリード5の比抵抗の値以上であることにより、ヒータ1のサイズを大きくすることなく、発熱抵抗体3の抵抗値をリード5の抵抗値よりも高くすることができるからである。これにより、効率良く発熱抵抗体3で発熱できるので、セラミックヒータ1の急速昇温が可能となる。また、陰極側電極11及び陽極側電極13の温度の上昇を抑制できるので、ヒータ1の性能を向上させることができる。なお、発熱抵抗体3の比抵抗は、以下のようにして測定することができる。
長手方向に垂直な面における発熱抵抗体3の断面積が一定である場合には、その発熱抵抗体3の抵抗値[mΩ]、断面積[mm]及び長さ[mm]を測定する。抵抗値の測定には、例えば、HIOKI社製 3541レジスタンスハイテスタをミリオームメータとして用いることができる。
一方、長手方向に垂直な面における発熱抵抗体3の断面積が一定でない場合には、平面研削盤を用いて、任意の方向に対して断面積が一定である形状に加工すればよい。平面研削盤としては、例えば、岡元工作機械社製のKSKタイプのような#250ダイヤモンドホイールを装着した平面研削盤を用いることができる。また、任意の方向に対して断面積が一定である形状としては、例えば、角柱形状又は円柱形状とすればよい。
そして、上記加工した発熱抵抗体3の抵抗値[mΩ]、断面積[mm]及び長さ[mm]を測定すればよい。その後、測定した抵抗値、断面積及び長さを用いることで比抵抗ρ(Ω・μm)(=抵抗値×断面積/長さ)を算出することができる。なお、リード5の比抵抗も、上記の発熱抵抗体3の比抵抗に関する測定方法と同様にして測定することができる。
また、接続部3a全体が凹部9内に位置していることが好ましい。接続部3a全体が凹部9内に位置していることにより、接続部3aに突出部が形成される可能性をさらに小さくできるからである。結果として、接続部3aの近傍でのクラックの発生がさらに抑制されるので、耐久性、信頼性により優れたセラミックヒータ1を提供できる。ここで、接続部3a全体が凹部9内に位置しているとは、凹部9の深さDが、接続部3aの厚みL2以上であることを意味する。
また、発熱抵抗体3は、主要発熱部3bと、主要発熱部3bの両端に位置する接続部3aとを備えている。そして、長手方向に垂直な主要発熱部3bの断面が、幅と比較して厚みが相対的に薄い扁平形状であることが好ましい。これにより、長手方向に垂直な主要発熱部3bの断面の周長さを大きくすることができ、さらに、主要発熱部3bの厚みを薄くすることで印刷が容易になる。そのため、印刷歩留まりを向上させることが可能となる。
特に、長手方向に垂直な主要発熱部3bの断面は、厚み方向を短軸とする楕円形状であることが好ましい。主要発熱部3bが上記形状であることにより、主要発熱部3bの幅を広く、かつ、主要発熱部3bの厚みを小さくすることができる。さらに、主要発熱部3bの断面が楕円形状であることにより、主要発熱部3bの表面が曲面形状となるので、熱応力が主要発熱部3bの一部に集中することを抑制できる。
また、主要発熱部3bの幅が略一定であることが好ましい。主要発熱部3bの幅を一定に保つことで、形成が容易となるので印刷歩留まりを向上させることができる。また、幅の小さい部分で局所的に発熱することが抑制されるので、セラミックヒータ1の耐久性を向上させることができる。具体的には、主要発熱部3bの幅の最も小さい部分が主要発熱部3bの幅の最も大きい部分の70%以上であることが好ましい。70%以上であることにより、上記の局所的な発熱を抑制できる。
また、主要発熱部3bの厚みが略一定であることが好ましい。主要発熱部3bの厚みを一定に保つことで、形成が容易となるので印刷歩留まりを向上させることができる。また、厚みの小さい部分で局所的に発熱することが抑制されるので、セラミックヒータ1の耐久性を向上させることができる。具体的には、主要発熱部3bの厚みの最も小さい部分が主要発熱部3bの厚みの最も大きい部分の80%以上であることが好ましい。80%以上であることにより、上記の局所的な発熱を抑制できる。
次に、本実施形態のグロープラグについて、図面を用いて説明する。
図9に示すように、本実施形態にかかるグロープラグ15は、上記実施形態に代表されるセラミックヒータ1と、セラミックヒータ1の一方の端部が内方に位置する筒状の第1の金具17と、筒状の第1の金具17内に位置して、第1の金具17と離隔するとともにセラミックヒータ1と接続された第2の金具19とを備えている。セラミックヒータ1は、側面に陰極側電極11を有し、一方の端部に陽極側電極13を有している。陰極側電極11は第1の金具17と電気的に接続されている。また、陽極側電極13は第2の金具19と電気的に接続されている。
第2の金具19及び第1の金具17に通電することで、本実施形態のグロープラグ15は、例えばエンジン始動用の熱源として機能させることができる。上記の実施形態のセラミックヒータ1をグロープラグ15に用いることにより、グロープラグ15の耐久性及び信頼性を高めることができる。また、グロープラグ15を寒冷地において使用した場合であっても、従来よりも短時間でエンジンの始動を可能とすることができる。
次に、本実施形態のセラミックヒータの製造方法について、図面を用いて説明する。
本実施形態のセラミックヒータの製造方法は、セラミック基体7となるセラミックグリーンシート8上に、発熱抵抗体3となる第1のペースト4とリード5となる第2のペースト6とを配設して生成形体21を作製する工程と、生成形体21を焼成する工程とを備えている。そして、第1のペースト4における第2のペースト6に接続する部分(以下、接続部ペースト4aとする)の幅を第2のペースト6の幅より小さくし、且つ、接続部ペースト4aを第2のペースト6の幅の範囲内に配設する。
具体的には、図10に示すように、まずセラミックグリーンシート8a及び8cの表面に、第1のペースト4をプリントにより配設する。このとき、接続部ペースト4aの幅が第2のペースト6の幅よりも小さくなるように第1のペースト4を印刷により配設する。なお、接続部ペースト4aの幅が第2のペースト6の幅より小さくなるように製版及びプレス金型を設計しておくことにより、容易に接続部3aの幅をリード5の幅より小さくすることができる。さらにここで、陽極側電極13及び陰極側電極11となる第3のペースト23をセラミックグリーンシート8a及び8cの表面に、それぞれプリントしてもよい。
また、セラミックグリーンシート8a及び8cの第1のペースト4が配設される部分に予め溝を形成し、この溝に第1のペースト4を配設することが好ましい。これにより、第1のペースト4を配設するときに、位置ずれが生じることを抑制できる。
次に、第2のペースト6をセラミックグリーンシート8b上に印刷する。ここで、セラミックグリーンシート8bの第2のペースト6が配設される部分に予め溝又は孔を形成し、この溝又は孔に第2のペースト6を配設することが好ましい。これにより、第2のペースト6を配設するときに、位置ずれが生じることを抑制できる。
そして、接続部ペースト4aが第2のペースト6の幅の範囲内に配設されるように、第1のペースト4が配設されたセラミックグリーンシート8a及び8cと第2のペースト6が配設されたセラミックグリーンシート8bとを積層して、生成形体21を作製する。この生成形体21を1650〜1780℃の温度でホットプレスにより焼成する。これにより、本実施形態のセラミックヒータ1が作製される。
このように、本実施形態のセラミックヒータの製造方法を用いることにより、接続部3aに突出部が形成されることが抑制される。結果として、セラミック基体7、発熱抵抗体3及びリード5にクラックが発生する可能性が小さくなる。
なお、センタレス加工をすることによって、焼成後には直方体である上記のセラミックヒータ1を、円柱状に形成してもよい。さらに、このセラミックヒータ1の一方の端部及び他方の端部の加工には、あらかじめ所望の形状に加工されたダイヤモンドホイールを使用することによって、図1に示すような形状のセラミックヒータ1を作成することができる。
また、上記実施形態において、第1のペースト4が配設されたセラミックグリーンシート8a及び8cと第2のペースト6が配設されたセラミックグリーンシート8bとを積層しているが、下記のように積層しても良い。
まず、セラミックグリーンシート8a及び8cの表面に、第1のペースト4を印刷により配設する。さらに、セラミックグリーンシート8a及び8cの表面に、第2のペースト6を印刷により配設する。そして、第1のペースト4及び第2のペースト6が配設されたセラミックグリーンシート8a及び8cを、セラミックグリーンシート8bを介して積層する。
このように第1のペースト4及び第2のペースト6を同じセラミックグリーンシート8上に配設してから、セラミックグリーンシート8を積層した場合には、第1のペースト4と第2のペースト6のずれを抑制することができる。
第1のペースト4の幅は、接続部ペースト4aの幅が、他の部分(以下、主要発熱部ペースト4bという)の幅よりも小さいことが好ましい。所望の発熱量を得る場合に、主要発熱部ペースト4bの幅を大きくすることで、主要発熱部3bの厚みを薄く設計できるからである。主要発熱部3bの厚みを小さくすることにより、セラミックグリーンシートの接合性を高めることができる。また、主要発熱部3bの厚みが薄い場合には、印刷が容易になるので、印刷歩留まりを向上させることができる。
具体的には接続部ペースト6bの幅が、主要発熱部ペースト6aの幅の30〜80%であることが好ましい。接続部ペースト6bの幅が、主要発熱部ペースト6aの幅の30%以上であることにより、主要発熱部3bと接続部3aとの境界部分の強度を向上させることができる。また、接続部ペーストと第2のペーストとが接する面が広くなるので、接続部3aとリード5の接合強度を高めることができる。また、接続部ペースト6bの幅が、主要発熱部ペースト6aの幅の80%以下であることにより、セラミックシート間の接合性を向上させることができる。
また、接続部ペースト4aの厚みが主要発熱部ペースト4bの厚みよりも小さいことも有効である。既に示したように、主要発熱部3bの厚みとリード5の厚みの差を小さくできるからである。これにより、主要発熱部3b及びリード5がセラミック基体7から剥離することが抑制される。
具体的には接続部ペースト4aの厚みが主要発熱部ペースト4bの厚みの40〜95%であることが好ましい。接続部ペースト4aの厚みが主要発熱部ペースト4bの厚みの40%以上である場合には、第2のペースト6と接続部ペースト4aの間の接合強度を向上させることができる。また、接続部ペースト4aの厚みが主要発熱部ペースト4bの厚みの95%以下である場合には、接続部ペースト4aを凹部9内に容易に位置させることができる。これにより、接続部ペースト4aと第2のペースト6との接続をより確実なものとすることができる。
また、接続部ペースト4aの厚みが第2のペースト6の厚みよりも小さいことが好ましい。これにより、発熱抵抗体3の抵抗を高くできるからである。発熱抵抗体3の抵抗が高くなることで、より効率良く主要発熱部3bを発熱することができる。
具体的には接続部ペースト4aの厚みが第2のペースト6の厚みの5〜50%であることが好ましい。接続部ペースト4aの厚みが第2のペースト6の厚みの5%以上である場合には、第2のペースト6と接続部ペースト4aの間の接合強度を向上させることができる。また、接続部ペースト4aの厚みが第2のペースト6の厚みの50%以下である場合には、接続部ペースト4a全体を凹部9内に安定して配置させることできる。これにより、接続部3aが凹部9からはみ出ることを抑制できるので、接続部3aにおける突出部の形成の可能性をさらに小さくできる。
また、第2のペースト6が凹部9を有し、第1のペースト4が、この凹部9内において第2のペースト6と接続することが好ましい。このように第2のペースト6が凹部9を有していることにより、接続部ペースト4aの位置ずれが抑制されるので、安定して接続部ペースト4aを凹部9内に配設できる。
凹部9は、例えば、所定の形状に設計された金型を用いてプレス成形をすることにより形成できる。具体的には、金型は、第2のペースト6の端部に長手方向の一方及び厚み方向の一方のみに開口する凹部9が形成されるように設計されたものを用いればよい。
この金型を用いてプレス成形された第2のペースト6をセラミックグリーンシート8上に配設して、焼成することにより、長手方向の一方及び厚み方向の一方のみに開口する凹部9を備えたリード5を形成できる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行うことは何ら差し支えない。
上記実施形態のセラミックヒータ1を以下のようにして作製した。まず、窒化珪素(Si)を主成分とする粉末に、Ybの酸化物とMoSiを添加して混合物を作成した。Ybの酸化物は焼結助剤として添加されている。MoSiはセラミックグリーンシートの熱膨張率を発熱抵抗体3及びリード5の熱膨張率に近づけるために添加されている。この混合物をプレス成形することでセラミックグリーンシート8を作製した。
次に、第1のペースト4、第2のペースト6及び電極引出部となる第3のペースト23を作製した。接合性を高めるため、第1のペースト4、第2のペースト6及び第3のペースト23は、いずれもWC及び窒化硼素を主成分とする同じ材料を用いた。そして、第1のペースト4及び第3のペースト23をプリントにより上記のセラミックグリーンシート8上に配設した。
このとき、後述する表1に示すように、第1のペースト4の幅及び厚みを変動させて配設した。具体的には、主要発熱部3bが、幅0.6〜1.0mm、厚み0.10〜0.25mmとなるように、また、接続部3aが、幅0.6〜1.0mm、厚み0.07〜0.19mmとなるように第1のペースト4を配設した。
さらに、第2のペースト6をプリントによりセラミックグリーンシート8上に配設した。このとき、リード5の幅が1.0mm、全体の厚みが1.0mmとなるように第2のペースト6を配設した。また、試料番号3−15では、接続部3aが接続されるリード5の端部に、プレス金型を用いて長手方向の一方及び厚み方向の一方のみに開口する凹部9を形成した。凹部9の深さDは0.20mmであった。なお、凹部9の断面形状は、表1に示すように、四角(図2A)、テーパー(図5)、曲面(図6)又は略円弧(図7A)のいずれかの形状とした。
そして、第1のペースト4及び第3のペースト23が配設されたセラミックグリーンシート8上に第2のペースト6が配設されたセラミックグリーンシート23を積層した。以上の様にして、生成形体21を作製した。
このセラミック生成形体21を炭素からなる円筒形状の型内に配設して焼成した。これにより焼結体が得られた。焼成は、還元雰囲気、1650〜1780℃の温度、30〜50MPaの圧力の条件の下、ホットプレスにより行われた。そして、焼結体の表面に露出する陰極側電極11及び陽極側電極13に電極金具をロウ付けした。このようにして、セラミックヒータ1を作製した。
なお、本実施例においては、発熱抵抗体3及びリード5の比抵抗は、以下の方法により測定した。まず、測定対象である発熱抵抗体3及びリード5の材料を用いて、別途、焼結体を作製した。この焼結体を、3mm角で長さが18mmの角柱になるように、#250ダイヤモンドホイールを装着した平面研削盤を用いて加工する。さらに、上記焼結体の両端面に印刷により電極を作製し真空炉で焼き付けを行った。
その後、上記焼結体に室温中で両電極間に一定電流を流し、HIOKI社製 3541レジスタンスハイテスタ)を用いて抵抗値R(mΩ)を測定した。測定した抵抗値を用いて比抵抗ρ(Ω・μm)(=抵抗(R)×断面積/長さ=R/2)を算出した。
本実施例における発熱抵抗体3の比抵抗は1.6〜2.5Ω・μm、リード5の比抵抗は2.5Ω・μmであった。なお、本実施例において、発熱抵抗体3の材料を用いて、別途、焼結体を作製したのは、比抵抗値の測定を容易にするためである。
各々の試料における主要発熱部3b、接続部3a及びリード5のそれぞれの幅、厚み及び比抵抗について表1に示す。
Figure 0004969641
上記のセラミックヒータ1を用いて下記の冷熱サイクルによる耐久試験を行った。まず、30秒間セラミックヒータ1に通電することにより、セラミック基体7を、表面の温度が常温から最高温度が1300℃となるまで加熱した。そして、60秒間セラミックヒータ1を空冷して、セラミック基体7の表面の温度を常温に冷却した。以上の加温及び冷却を140000サイクル実施した。なお、セラミック基体7の表面温度は放射温度計などを用いて測定すればよい。また、1300℃に保持するための印加電圧は190〜210Vになるようにセラミックヒータ1の抵抗値を調整した。
表1及び下記の表2に示すように主要発熱部3b及び接続部3aの幅、厚み、比抵抗及び形状を変化させた各々の試料を用いて、各試料のプリント歩留まり、焼成後におけるクラックの有無及び冷熱サイクル後におけるクラック発生の有無を評価した。クラックの有無については、光学顕微鏡を用いて倍率450倍で観察し評価した。
なお、テスト品の寸法とし、厚みを2mm、幅を6mm、全長を50mmとしたセラミックヒータ1を各試料40本ずつ作製し、そのうちの各20本については、ホットプレス焼成後にクラックの有無を評価し、クラック発生率を算出した。また、各残り20本についても、冷熱サイクルによる耐久試験を行い、同様にクラック有無を評価し、クラック発生率を算出した。結果を表2に示す。
Figure 0004969641
表1及び表2の結果より、試料番号No.1とNo.2では、発熱抵抗体3の接続部3aの幅を、リード5の幅と同じとなるように形成したために、幅方向に突出した鋭角なクサビ状の突出部が形成された。そのため、セラミック基体7でのクラックの発生率が60%以上と高くなっていた。
一方、試料番号No.3〜15のセラミックヒータ1は、いずれもクラック発生率が20%以下となっていた。このことから、接続部3aの幅をリード5より小さくすることにより熱応力が緩和され、クラック発生率が大幅に改善されていることが確認された。
特に、凹部9の表面形状が曲面又は略円弧状であって、リードが、接続部が接続される端部の対向する位置にそれぞれ凹部を備え、接続部全体が凹部内に位置している試料No.5〜No.7、No.10、及びNo.12では、焼成後及び耐久試験後において、クラックが殆ど発生しておらず、セラミックヒータの耐久性が大幅に向上していることが分かる。
また、主要発熱部3bの厚みの大きい試料No.4及びNo.11では、プリント歩留まりが60%〜70%と低めになった。これは、厚みを厚くするために、無理にプリントするため、厚みバラツキが大きくなったことが原因と考えられる。特に、接続部3aの幅が主要発熱部3bの幅より大きい試料No.4では、プリント歩留まりが60%と低かった。また、接続部3aの厚みが大きい試料No.3、No.4及びNo.11では、クラックの発生率が比較的高かった。これは、リード5の凹部9への接続部3aの埋設状態が悪くなり、接続部3aの一部しか凹部9内に位置していないためである。
一方、発熱抵抗体3の接続部3aの幅と主要発熱部3bの幅が同じ試料No.14とNo.15では、プリント歩留まりが100%と非常に高かった。これは、一定幅の発熱抵抗体3は単純形状であり、容易に形成することができるためである。
本発明の第1の実施形態にかかるセラミックヒータの厚み方向に対して垂直な方向の断面図である。 図1に示す実施形態のリードの長手方向に対して垂直な方向の断面図である。 図2Aに示す断面図における接続部及びリードの拡大断面図である。 図1に示す実施形態の幅方向に対して垂直な方向の断面図である。 図1に示す実施形態にかかる変形例を示す幅方向に対して垂直な方向の断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるセラミックヒータの、長手方向に対して垂直な方向の断面図である。 本発明の第3の実施形態にかかるセラミックヒータの、長手方向に対して垂直な方向の断面図である。 図6に示す実施形態の変形例であって発熱抵抗体の、長手方向に対して垂直な方向の断面図である。 図7Aに示す断面図における接続部及びリードの拡大断面図である。 本発明の第4の実施形態にかかるセラミックヒータの、長手方向に対して垂直な方向の断面図である。 本発明のグロープラグの実施形態にかかる一例を示す概略断面図である。 本発明にかかるセラミックヒータの製造方法の一実施形態における生成形体の分解斜視図である。 従来のセラミックヒータを示す厚み方向に対して垂直な方向の断面図である。 従来のセラミックヒータを示す長手方向に対して垂直な方向の断面図である。
符号の説明
1・・・セラミックヒータ
3・・・発熱抵抗体
3a・・・接続部
3b・・・主要発熱部
3c・・・突出部
4・・・第1のペースト
4a・・・接続部ペースト
4b・・・主要発熱部ペースト
5・・・リード
6・・・第2のペースト
7・・・セラミック基体
8・・・セラミックグリーンシート
9・・・凹部
11・・・陰極側電極
13・・・陽極側電極
15・・・グロープラグ
17・・・第1の金具
19・・・第2の金具
21・・・生成形体
23・・・第3のペースト

Claims (10)

  1. 発熱抵抗体と、該発熱抵抗体に電力を供給するためのリードと、前記発熱抵抗体及び前記リードが埋設されたセラミック基体とを備えたセラミックヒータであって、
    前記発熱抵抗体は、前記リードに接続される部分であって前記リードよりも幅が小さい接続部と、該接続部以外の部分である主要発熱部とを備え、
    前記リードは、前記接続部が接続される端部に、前記リードの長手方向の一方及び厚み方向の一方のみに開口する凹部を備え、
    前記接続部の少なくとも一部が前記凹部内に位置していることを特徴とするセラミックヒータ。
  2. 前記接続部の幅が、前記主要発熱部の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータ。
  3. 前記接続部の厚みが、前記主要発熱部の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータ。
  4. 前記接続部の厚みが、前記リードの厚みよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータ。
  5. 前記接続部と前記リードの接続面が曲面であることを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータ。
  6. 前記長手方向に垂直な断面における凹部の表面形状が、略円弧状であることを特徴とする請求項5に記載のセラミックヒータ。
  7. 前記発熱抵抗体の比抵抗は、前記リードの比抵抗以上であることを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータ。
  8. 前記リードは、前記接続部が接続される端部の対向する位置にそれぞれ前記凹部を備え、2つの前記発熱抵抗体の、それぞれの接続部が、前記凹部内にそれぞれ位置していることを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータ。
  9. 前記接続部全体が前記凹部内に位置していることを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータ。
  10. 請求項1に記載のセラミックヒータと、該セラミックヒータの一方の端部が内方に位置する筒状の第1の金具と、該第1の金具内に位置して、前記第1の金具と離隔するとともに前記セラミックヒータと接続された第2の金具とを備えたグロープラグ。
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