JP4968918B2 - シート給送装置と画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置と、このシート給送装置を備えた画像形成装置とに関する。
従来、画像形成装置は、シート給送装置によって給送されてきたシートに画像形成部で画像を形成するようになっている。この場合、シート給送装置は、画像形成部にシートを1枚ずつ給送できるように、重送したシートを1枚ずつに分離するシート分離機能を備えている。このようなシート給送装置として、特許文献1に開示されているものがある。
従来のシート給送装置を図9乃至図13に示す。図9乃至図12において、シートを画像形成装置101に供給するためのシート給送装置131が組み込まれている。このシート給送装置131は、半月状の給送回転体105でシートを供給し、供給したシートが重送している場合、給送回転体105の摩擦と、主分離部材106の摩擦とによって、重送しているシート(以下、重送シートという)を1枚ずつに分離して給送する。このように摩擦を利用して、シートを分離する方式を、以下、摩擦分離方式という。
摩擦分離方式には、離間摩擦分離方式と、非離間摩擦分離方式とがある。離間摩擦分離方式は、給送回転体105と主分離部材106とによる給送されたシートが搬送ローラ対110によって搬送が開始されると、主分離部材106を給送回転体105から離間させる方式である。主分離部材106の離間後は、給送回転体105の両側に回転可能に支持されている案内ころ111に摺接してシートは送られる。これにより、搬送ローラ対110によりシートを搬送している際に給送回転体105と主分離部材106とでのシートの挟持が解除されているため搬送抵抗を小さくすることができる。そのため、小さい駆動力で搬送ローラ対110を駆動でき、かつ、シートへの搬送ダメージ(ローラ跡の発生等)を少なくすることができる。これに対して、非離間摩擦分離方式は、主分離部材106を給送回転体105から離間させない方式である。
(離間摩擦分離方式)
離間摩擦分離方式は、主分離部材106が給送回転体105から離間した後、給送されるシートの次のシートに主分離部材106の摩擦抵抗が作用しなくなり、下位のシートが送り出されるシートに静電気等で付着して連れ重送を起こすおそれがある。以下、次のシートを下位のシートという。このため、離間摩擦分離方式を採用したシート給送装置は、可動式の補助分離部材を備えて、下位のシートの分離を確実なものにしていることが多い。
図9乃至図12に示すシート給送装置131は、離間摩擦分離方式を採用しており、可動式の補助分離部材151を備えている。補助分離部材151は、回転中心153(図11)を中心に回転するようになっている。補助分離部材151は、回転中心153を間にして、一端に階段状に形成された摩擦部152を有し、他端に弾性を生じるように形成されたばね部154を有している。補助分離部材151は、給送回転体105(図9)の両側に給送回転体105とは当接しないように突出可能に配置されており、昇降する中板104が下がったときにばね部154が中板104に押圧されて、摩擦部152が給送回転体105の両側で突出する。また、補助分離部材151は、中板104が上昇すると自重によって回中心153を中心にして摩擦部152が給送回転体105から離れる方向に回転して待機位置に待機するようになっている。
シート給送装置131は、シートの給送動作時に、紙庫102に備えられた中板104をカム機構により(不図示)上昇させて、中板104に載置されたシートPを給送回転体105に圧接させる。給送回転体105が回転してシートを紙庫102から送り出す。このとき、主分離部材106は、中板104から送り出されたシートの先端(下流端)よりも下流側で、ばね156に付勢されて給送回転体105に接触してニップを形成している。シートは、そのニップに進入する。このときシートが重送されている場合、主分離部材106が、下位のシートP2に摩擦抵抗を付与して、その下位のシートの給送を防止する。
このときの各部の摩擦の大小関係は、
給送回転体105と最上位のシートP1との摩擦
>下位のシートP2と主分離部材106との摩擦
>最上位のシートP1と下位のシートP2との摩擦 (式1)
になっている。この摩擦の大小関係によって、給送回転体105が、中板104に積載されたシートPの内、最上位のシートP1のみを分離して給送する。
主分離部材106は、紙庫102に対して軸155(図12)を中心に上下方向に回転するようになっている。図12に示すように、主分離部材106は、分離した最上位のシートP1が搬送ローラ対110に送り込まれて搬送が開始されると、中板104が図示しないカム機構により下降する。主分離部材106は、下降する中板104に山形状の中間部106cを押されて、ばね156に抗して給送回転体105から離間する。これは、シートの搬送抵抗を減らすためであるが、式1に示す摩擦の大小関係が失われて、シートに重送が発生するおそれがある。これを防止するため、シート給送装置131は、上記の可動式の補助分離部材151を備えている。
主分離部材106が離間すると同時に、可動式の補助分離部材151のばね部154が中板104に押される。すると、補助分離部材151の摩擦部152が給送回転体105の両側において搬送されるシート側に突出して、下位のシートP2の先端を階段状に形成された摩擦部152により押える。この結果、下位のシートP2の進行が止められて、シートの重送が防止され、最上位のシートP1のみが給送される。なお、補助分離部材151は、主分離部材106が給送回転体105に圧接されている間は、中板104に押されていないため、自重によって給送回転体105から離れて、最上位のシートP1の進行を妨げないようにしている。
(非離間摩擦分離方式)
図13に、給送回転体105と主分離部材206とが離間しない非離間摩擦分離方式を採用したシート給送装置132を示す。
このシート給送装置132の主分離部材206は、上記離間摩擦分離方式に使用されている主分離部材106と異なって、中間部が山形状になっておらず、平坦になっている。このため、主分離部材206は、中板104の昇降動作に関係なく、ばね156に付勢されて、常時、半月状の給送回転体105の円弧部105aに接触できる位置にいる。しかし、主分離部材206は、案内ころ111により給送回転体105の平坦部105bには接触しないようになっている。
非離間摩擦分離方式は、給送後のシート搬送状態を安定させることができること、両面に画像が形成されたシートでは貼着しやすいが、シートの分離性が離間分離方式よりも高いため分離性能を向上させることができる等の利点がある。
しかし、非離間摩擦分離方式は、前述のような可動式の補助分離部材151を用いることはできない。理由として、非離間摩擦分離方式は、下位のシートの先端が給送回転体105と主分離部材106との間に位置するとき、式1の摩擦関係によって、下位のシートの進行を防止するが、下位のシートの先端を常に同じ位置に止めることが困難である。すなわち、式1の摩擦関係で下位のシートの先端を給送回転体と主分離部材との間に挟み込んだとき、シートの厚み、封筒類等の形状、フィルム等のような摩擦係数の各違いにより、重送に至らなくても、先端位置が進みやすいシートがあるからである。
特に、真直に戻ろうとする力の強いシート(剛性の強いシート)は、給送回転体より下流側の案内部材192の部分が急激にカーブしていると、剛性の強さにより、最上位、下位シート間の摩擦が強くなり、先端が下流側に突出しがちである。
図13に示すシート給送装置における給送回転体105の下流側の案内部材192の部分は、急激にカーブしている。
非離間摩擦分離方式は、シートの先端位置を常に一定にできない状態で可動式の補助分離部材151(図11)を用いると、可動式の補助分離部材151の摩擦部152が下位のシートP2の先端に傷を付けるおそれがある。
そのため、非離間摩擦分離方式のシート給送装置132においては、可動式の補助分離部材151を取り付けることができず、主分離部材206の摩擦のみで下位のシートを押え、重送を防止するようになっている。
ここで、主分離部材206の摩擦のみで下位のシートP2を押えることができない場合、摩擦を有する非可動な補助分離部材(不図示)を使用する手法をとることがある。従来、このような非離間摩擦分離方式に用いられる非可動な補助分離部材は、主分離部材206のシート幅方向の両側で、かつ紙庫102から給送回転体105への入口、すなわち、給送入口側に位置するように案内部材192の上流側に備えられている。
主分離部材206の摩擦で止めることができない下位のシートP2には、剛性の強いシートが多い。剛性の強いシートは、主分離部材206を給送回転体105と逆側に(給送回転体105から離れる方向に)押し下げて、主分離部材206と給送回転体105との間に隙間を生じさせるからである。
このように、主分離部材206が押し下げられることが一因で発生する重送は、前述の位置に備えられた非可動な補助分離部材で防止することができる。すなわち、主分離部材206が給送回転体105に圧接されているとき、主分離部材206の方が非可動な補助分離部材よりも給送回転体105に接近している。しかし、主分離部材206は、剛性の強いシートに押し下げられると、非可動な補助分離部材と同一面になり、非可動な補助分離部材とで、下位のシートP2の給送を阻止する。この結果、紙庫102に収納されているシートPの内、最上位のシートP1のみが、給送されることになる。
特開平6−312846号公報
しかし、昨今の高速化、小型化が進められた画像形成装置に組み込まれた非離間摩擦分離方式のシート給送装置132においては、剛性の強いシートの重送を防止することが非常に困難である。これは、高速化により、シートの搬送速度が速くなるため、後続シートが先行シートによって連れ出されやすくなるからである。また、小型化のため、給送回転体105から搬送ローラ対110までの案内部材192が非常に急なカーブに形成される場合がある。このような場合、剛性の強いシートはシート自身の真直に戻ろうとする力(剛性の強さ)により主分離部材206を給送回転体105から遠さける方向に押してしまう。これは、案内部材192のカーブが急激なほどその傾向が強い。
このため、従来の非離間摩擦分離方式のシート給送装置132は、給送入口側に設置する非可動な補助分離部材(不図示)だけでは充分な、シートの重送の発生を押えることができない。
これらの重送の発生を押えるためには、主分離部材206の給送回転体105に対する押圧力を強めることが考えられる。しかし、主分離部材206は、常にシートに接触する部分であり、また、昨今の高速化から耐久性を考慮した場合、容易に押圧力を強めることができない。
また、離間摩擦分離方式のシート給送装置131に設けられて、中板104に連動する可動式の補助分離部材151を用いることも考えられる。しかし、この場合、後続シートの先端に傷をつけることがあり、あまり好ましくない。
本発明は、非離間摩擦分離方式を用いて、シートの重送を防止するシート給送装置を提供することにある。
本発明は、シートの重送を防止したシート給送装置を備えて、シート1枚ずつに画像を形成する画像形成装置を提供することにある。
本発明のシート給送装置は、シートが載置されるシート積載手段と、前記シート積載手段に載置されたシートの内、最上位のシートに接触回転して最上位のシートを給送する給送回転体と、前記給送回転体とでシートを挟持して重送シートを分離する第1分離部材と、前記給送回転体によって給送されるシートを前記給送回転体の外周に沿って案内する案内部材と、を備え、さらに、分離面を有し、前記案内部材のシート給送方向に沿って固定され、給送されたシートの先端が前記分離面に沿って移動するように配置され、前記第1分離部材によって分離されなかった重送シートの先端部を摩擦により進行を阻止して重送シートを分離する第2分離部材を備え、前記第2分離部材のシート給送方向の下流側端部が、前記給送回転体と前記第1分離部材との接触領域の内、最下流位置を通る前記給送回転体の接線と前記案内部材との交点より下流側まで延びている、ことを特徴としている。
本発明のシート給送装置は、重送シートの内、第1分離部材によって分離されなかった下位のシートがあった場合、そのシートを、シート給送方向の下流側まで延びている非可動の第2分離部材で受け止めて給送を阻止するようになっている。したがって、本発明のシート給送装置は、簡単な構造の非離間摩擦分離方式において、構造を複雑にすることなくシートの重送を防止することができる。
以下、本発明の実施形態のシート給送装置と、このシート給送装置を備えた画像形成装置とを図に基づいて説明する。
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面図である。
画像形成装置1に組み込まれたシート給送装置31は、紙庫2から給送回転体5によって送り出されたシートを、給送回転体5と主分離部材6との非離間摩擦分離方式により挟持して、重送を防止し、シートを1枚ずつ給送する。給送されたシートは、搬送ローラ対10によって画像形成部27に送り込まれる。画像形成部27の感光ドラム28には、レーザースキャナ16によって潜像を形成され、トナーカートリッジ15に収納されているトナーによって潜像を可視化されたトナー画像が形成されている。
画像形成部27に送り込まれたシートは、感光ドラム28のトナー画像を転写ローラ12によって転写されて、定着器13に送り込まれ、トナー画像を定着される。最後、シートは、排出ローラ対22によって、トレイ14に排出される。
なお、画像形成装置1には、図5に示すように、他の実施形態のシート給送装置32も組み込まれるようになっている。
また、画像形成装置には、シートの両面にトナー画像を形成するための反転機構を備えたものものや、シートにカラートナー画像を形成するため、カラーの数に応じて、感光ドラム、転写ローラ等を複数備えたものもある。シート給送装置31,32は、これらの不図示の各画像形成装置にも組み込まれるようになっている。また、シート給送装置31,32は、画像形成装置のみに設けられるものではなく、原稿を画像読取装置に自動的に供給する原稿自動供給装置(不図示)にも組み込まれるようになっている。
(第1実施形態のシート給送装置)
図1乃至図4に示す本発明の第1実施形態のシート給送装置は、給送回転体5と主分離部材6とが離間しない非離間摩擦分離方式を採用している。非離間摩擦分離方式は、給送後のシート搬送状態を安定させることができること、両面に画像が形成されたシートの分離性能を向上させることができること、給送動作に合わせて主分離部材6を作動させる必要が無いので構造が簡単であること等の利点がある。
シート給送装置31は、シート積載手段としての紙庫2と、給送回転体5と、第1分離部材としての主分離部材6、案内ころ11、案内部材92、第2分離部材としての補助分離部材8、ばね56等を備えている。
紙庫2は、複数枚のシートPが載置される中板4を有して、シートを収納するようになっている。
給送回転体5は、円弧部5aと平坦部5bとで半月状に形成されている。給送回転体5は、中板4に積み重ねられて中板4によって押し上げられた複数枚のシートPの内、最上位のシートP1を圧接されたとき、円弧部5aで、接触回転して、その最上位のシートを紙庫2から送り出すようになっている。
主分離部材6(図3)は、基端部6aを紙庫2に軸55によって支持され、回動端部6bをばね56によって給送回転体5の円弧部5aにシートを圧接するようになっている。主分離部材6は、給送回転体5の円弧部5aによって送り出されたシートの先端より下流側でばね56に付勢されて円弧部5aに接触してニップを形成し、そのニップに進入する重送シートの内、下位のシートP2に摩擦抵抗を付与するようになっている。したがって、主分離部材6は、下位のシートP2に摩擦抵抗を付与することで、給送回転体5が最上位のシートP1のみ、分離給送できるようにする部材である。
案内ころ11は、搬送ローラ対10によってシートが搬送されているとき、そのシートには、給送回転体5の平坦部5bが対向しているため、給送回転体5の代わりにシートを受け止めて給送案内するようになっている。なお、案内ころ11は、後述する補助分離部材8に接触しないようになっている。
給送回転体5と案内ころ11の外周に沿って、シートを案内する案内部材92が設けられている。案内部材92は、給送回転体5と案内ころ11の外周に沿った円弧状の円弧案内面92aと、ほぼ垂直な垂直案内面92bとを備えている。垂直案内面92bには、搬送ローラ対10が設けられている。
補助分離部材8については、後述する。
搬送ローラ対10は、給送回転体5と主分離部材6とによって給送されてくる最上位のシートを受け取って継続して搬送するようになっている。
シート給送装置31は、シートの給送動作時に、紙庫2に備えられた中板4をカム機構(不図示)により上昇させて、中板4に載置されたシートPを給送回転体5の円弧部5aに圧接させる。すると、給送回転体5が回転してシートを紙庫2から送り出す。シートは、給送回転体5と主分離部材6とで形成されたニップに進入する。このときシートが重送されている場合、主分離部材6が、下位のシートP2に摩擦抵抗を付与して、その下位のシートの給送を阻止する。したがって、シートが重送されている、いないにかかわらず、最上位のシートのみ、搬送ローラ対10に給送される。
シート給送装置31は、搬送ローラ対10によってシートの搬送が開始されるところで、給送動作を終了して、休止状態になる。しかし、シート給送装置31が休止状態になった直後における最上位のシートP1の中間部から上流側端部は、給送回転体5の円弧部5aと主分離部材6との間に挟まれている。
このときの各部の摩擦の大小関係は、
搬送ローラ対10の搬送力
>(給送回転体5と最上位のシートP1との摩擦)、及び(主分離部材6と最上位のシートP1との摩擦) (式2)
になっている。この摩擦の大小関係によって、最上位のシートは、搬送ローラ対10に引っ張られて、給送回転体5と主分離部材6との間を滑りながら搬送される。
紙庫2上の束状のシートPは、中板4上に略水平に載置されている。案内部材92の垂直案内面92bは、中板4上のシートに対してほぼ垂直に形成されている。このため、円弧案内面92aは、急カーブに形成されおり、給送回転体5によって送り出されたシートは、急カーブの円弧案内面92aを駆け上がるようにして、垂直案内面92b上の搬送ローラ対10に搬送されることになる。特に、画像形成装置を小型にするにともなって、円弧案内面92aの極率半径が小さくなり、円弧案内面92aは、より一層、急カーブになる。
このように、円弧案内面92aが急カーブになるほど、シート給送装置31は、シートを円弧案内面92aに沿わせて湾曲させながら搬送するのが困難になる。特に、ヘヴィメディアと呼ばれる厚みの厚いシートや、封筒類のように、真直に戻ろうとする力の強いシート(以下、「剛性の強いシート」という)は、円弧案内面92aを通過しにくい。
剛性の強いシートは、円弧案内面92aを通過するとき、シート自身の真直に戻ろうとする力により、主分離部材6を給送回転体5と逆側に(給送回転体5から離れる方向に)押し下げて、主分離部材6と給送回転体5との間に隙間を生じさせることがある。これにより、主分離部材6は、下位のシートP2を充分に押えることができなくなり、シートの重送を防止することができないことがある。
ここで、従来のシート給送装置において説明した可動式の補助分離部材151(図9乃至図11)を用いることが考えられる。しかし、従来のシート給送装置で説明したように、剛性の強いシートは、案内部材の円弧案内面92aのカーブが急である程、真直に戻ろうとする力が強く、最上位のシートと下位のシートとの間の摩擦が強くなり、下位のシートの先端が下流側に突出しがちである。このため、可動式の補助分離部材151を使用することができない。
そこで、本シート給送装置31は、案内部材92上に補助分離部材8を備えている。補助分離部材8は、図2に示すように、主分離部材6の左右に(シートの幅方向の両側に)配設されている。補助分離部材8のシート給送方向A(図2)の上流側端部8aは、給送回転体5の入口側である紙庫2と案内部材92との境に位置している。境は、給送回転体5の円弧部5aに対する主分離部材6の接触領域W(図4)の最上流位置の近傍でもある。そして、シート給送方向の下流側端部8bは、図3に示すように、給送回転体5に対する主分離部材6の接触領域Wの内、最下流位置Cを通る、給送回転体5の外形円接線Lと案内部材92との交点Dよりも下流側に位置している。
補助分離部材8の働きを説明する。
まず、シート給送装置31が、剛性の強くない、一般的なシートを給送するときの補助分離部材8の働きを説明する。
紙庫2上に略水平に積載されたシートPの内、最上位のシートP1は、給送回転体5と主分離部材6との動作により給送される。最上位のシートP1は、円弧案内面92aが急カーブしているため、シート自身の真直に戻ろうとする力により主分離部材6に給送回転体5から離す方向の力を加えながら給送される。そして、最上位のシートP1の先端が、補助分離部材8に突き当てられる。その後、最上位のシートP1は、給送回転体5の回転による給送力を受けて、補助分離部材8上と案内部材92上とを滑りながら、搬送ローラ対10に給送される。
このとき、剛性の強くない一般的なシートであっても、静電気によって密着していたり、シートがアート紙のように密着し易いシートで密着していたりすると、重なっている下位のシートが、主分離部材6によって上位のシートから分離されて、取り残される。仮に、下位のシートが主分離部材6によって上位のシートから分離されないとしても、その下位のシートは、補助分離部材8によって、最上位のシートから分離させられる。この結果、最上位のシートP1だけが給送される。
最上位のシートP1が搬送ローラ対10に到達して給送され始められてから、給送回転体5は、平坦部5bをシートに対向させて回転を停止する。給送回転体5のシート幅方向の両側には、給送回転体5と同軸に案内ころ11が回転自在に設けられている。案内ころ11と主分離部材6は、互いにシートの幅方向に位置がずれて配設されている。最上位のシートP1は、搬送ローラ対10によって、案内ころ11と主分離部材6の間を滑りながら引抜かれるようにして、あるいは案内ころ11の追従回転によって少ない抵抗を受けながら給送される。
なお、給送回転体5は、半月状に形成されている必要がない。真円であってもよい。この場合、給送回転体5は、回転を停止したとき、回転自在になっている必要があり、また、案内ころ11は必要としない。
いずれにしても、最上位のシートは、搬送ローラ対10に搬送されるとき、案内ころ11、或いは、真円の給送回転体と搬送ローラ対10を結ぶ滑らかな曲面となる。
次に、シート給送装置31が、剛性の強いシートを給送するときの、補助分離部材8の働きを説明する。
シート給送装置31によって給送される最上位のシートP1は、紙庫2、給送回転体5、搬送ローラ対10を結んだ滑らかな曲面になる。しかし、最上位のシートP1は、シート自身の真直に戻ろうとする力によって、平らに戻ろうとして、主分離部材6を給送回転体5から離間させる方向に押圧する。
この傾向は、紙庫2上に残された搬送中の最上位シートP1の後方部分が少なくなるほど、給送回転体5から最上位のシートP1の後端までの距離が短くなり、剛性が高まって、たわみにくくなるため、顕著に表れる。また、最上位のシートP1が案内部材の急カーブの円弧案内面92aを通過するとき、シートの内側と外側とでは、経路長が異なるので、最上位のシートが封筒の場合、封筒の表面が波を打ち、主分離部材6を給送回転体5から離間させる方向により強く押圧する。しかも、封筒には、封筒口が給送方向に対して交差する方向に形成されているものがあり、このような封筒は、給送中に、その封筒口により下位の封筒を連れ出して、重送状態になることがある。
このように、シート給送装置31が剛性の強いシートを給送するとき、剛性の強いシートによって、主分離部材6が給送回転体5から離間させられて、主分離部材6と給送回転体5との間に隙間が生じることがある。この状態で、給送回転体5がシートを給送すると、主分離部材6は下位のシートP2が最上位のシートP1に追従して給送されるのを防止することが困難になる。このように、シート給送装置31は、剛性の強いシートの重送を防止することが困難な傾向にある。
そこで、主分離部材6の左右に備えられた補助分離部材8が、特に、補助分離部材8のシート給送方向の上流側端部(先端部分)8aが、剛性の強いシートの重送を防止する役目をする。
すなわち、最上位のシートP1は、真直に戻ろうとする力で、主分離部材6をばね56に抗して給送回転体5から遠ざける方向に押圧して、補助分離部材8に受け止められる。このため、主分離部材6が給送回転体5と対向するシート分離面6dと、補助分離部材8が給送回転体5と対向するシート分離面8dとが同一面になる。なお、最上位のシートP1が封筒のようにしわが発生しやすいシートの場合、しわが発生して、そのしわが、主分離部材6を押して、補助分離部材8が突出した状態になることもある。
この結果、主分離部材6と補助分離部材8とが最上位のシートP1に接触するようになり、両部材6,8と最上位のシートP1との間の摩擦で、下位のシートP2の進行を阻止する。なお、上記のように補助分離部材8が突出している場合には、補助分離部材8が最上位のシートP1に接触して、補助分離部材8と最上位のシートP1との間の摩擦で、下位のシートP2の進行を阻止することになる。よって、シート給送装置31は、シートが剛性の強いシートであっても、補助分離部材8の助けによって、重送を防止することができる。
また、補助分離部材8の下流側端部8bは、案内部材の円弧案内面92aが急カーブしていても、シートの重送を防止できるように、接触領域Wの内、最下流位置Cを通る、給送回転体5の外形円接線Lと案内部材92との交点Dよりも下流側に延長してある。
次に、補助分離部材8を交点Dよりも下流側に延長したことによる効果を述べる。
主分離部材6が剛性の強いシートに押されて給送回転体5から遠ざかって、シートが重送されたときにおける、下位のシートP2の先端は、上記接線Lに沿った軌跡を描いて、上記交点Dに当接する。
これにより、補助分離部材8は、主分離部材6を乗越えて進行してきた下位のシートP2の先端(下流端)を受け止めて、補助分離部材8と下位のシートP2との摩擦により、下位のシートP2の進行を阻止して、シートの重送を防止することができる。
さらに、重送を防止されて搬送ローラ対10に到達した最上位のシートP1は、搬送ローラ対10に搬送される。このとき、図4に示すように、最上位のシートP1の下流側は搬送ローラ対10に引っ張られ、上流側は給送回転体5もしくは案内ころ11と主分離部材6とに狭持されている。このため、最上位のシートP1は、給送されているとき、補助分離部材8と接触することはない。このため、シート給送装置31は、他の部位へ影響を与えることなく、シートを給送することができる。
よって、シート給送装置は、補助分離部材の下流側端部8bが、給送回転体の接線Lと案内部材92との交点Dより下流側まで延びているので、案内部材が急カーブしていたり、シートが剛性の強いシートであったりしてもシートの重送を防止することができる。
(第2実施形態のシート給送装置)
ところで、以上説明した補助分離部材8は、主分離部材6の両側に配設してあるため、左右の摩擦の相違や、左右の取り付け位置の誤差によって、最上位のシートを斜めにすることがある。シートが斜めになると、シートのジャムの発生原因と、画像形成装置1におけるシートに対するトナー画像の形成位置に誤差が生じる原因になる。
そこで、図5乃至図8に示すシート給送装置32のように、補助分離部材25を、給送回転体5と主分離部材6との下流側に1つ設置して、シートが斜めにならないようにすることができる。これによって、シートのジャムの発生原因を解消し、画像形成装置1におけるシートに対するトナー画像の形成位置に誤差が生じることが少なくなる。
この場合、補助分離部材25のシート給送方向の上流側である上流側端部25aは、図7に示すように、案内部材92の円弧案内面92aの下側に潜り込ませてある。そして、補助分離部材25のシート給送方向の下流側端部25bは、案内部材92の垂直案内面92bから給送回転体側に突出している。このため、補助分離部材25のシート分離面25dは、下流側に行くにしたがって案内部材92の垂直案内面92bから給送回転体の方に傾いた傾斜面になっている。下流側端部25bは、上記交点Dより下流側に位置している。
本実施形態のシート給送装置32も、重送を防止されて搬送ローラ対10に到達した最上位のシートP1は、搬送ローラ対10に搬送される。このとき、図8に示すように、最上位のシートP1の下流側は搬送ローラ対10に引っ張られ、上流側は給送回転体5もしくは案内ころ11と主分離部材6とに狭持されている。このため、最上位のシートP1は、給送されているとき、補助分離部材25と接触することはない。よって、シート給送装置32は、他の部位へ影響を与えることなく、シートを給送することができる。
このように、補助分離部材25の上流側端部25aを案内部材92の円弧案内面92aの下側に潜り込ませてあるので、最上位のシートP1、及び、それ以下のシートの給送時に、シートが補助分離部材25の上流側端部25aに引っ掛かることがない。したがって、シート給送装置32は、シートを円滑に給送することができる。
なお、補助分離部材のシート案内面を傾斜面にするのは、第1実施形態のシート給送装置に装備される補助分離部材8も同様に傾斜面を形成されていてもよい。
本発明の第1実施形態のシート給送装置を備えた画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係るシート給送装置の給送回転体を取除いた斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート給送装置のシート給送方向に沿った断面図である。 図3のシート給送装置における動作説明用の図である。 本発明の第2実施形態のシート給送装置を備えた画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係るシート給送装置の給送回転体を取除いた斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るシート給送装置のシート給送方向に沿った断面図である。 図7のシート給送装置における動作説明用の図である。 従来のシート給送装置を備えた画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面図である。 従来のシート給送装置の給送回転体を取除いた斜視図である。 補助分離部材の斜視図である。 図10のシート給送装置における動作説明用の図である。 他の従来のシート給送装置のシート給送方向に沿った断面図である。
符号の説明
P シート
P1 最上位のシート
P2 下位のシート
C 最下流位置
L 接線
D 交点
W 接触領域
1 画像形成装置
2 紙庫(シート積載手段)
5 給送回転体
5a 円弧部
5b 平坦部
6 主分離部材(第1分離部材)
6a 基端部
6b 回動端部
6d シート分離面
8 補助分離部材(第2分離部材)
8a 上流側端部
8b 下流側端部
8d シート分離面
10 搬送ローラ対
25 補助分離部材(第2分離部材)
25a 上流側端部
25b 下流側端部
25d シート分離面
27 画像形成部
31 第1実施形態のシート給送装置
32 第2実施形態のシート給送装置
92 案内部材
92a 円弧案内面
92b 垂直案内面

Claims (4)

  1. シートが載置されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に載置されたシートの内、最上位のシートに接触回転して最上位のシートを給送する給送回転体と、
    前記給送回転体とでシートを挟持して重送シートを分離する第1分離部材と、
    前記給送回転体によって給送されるシートを前記給送回転体の外周に沿って湾曲させて案内する案内部材と、を備えたシート給送装置において、
    分離面を有し、前記案内部材のシート給送方向に沿って固定され、給送されたシートの先端が前記分離面に沿って移動するように配置され、前記第1分離部材によって分離されなかった重送シートの先端部を摩擦により進行を阻止して重送シートを分離する第2分離部材を備え、
    前記第2分離部材のシート給送方向の下流側端部が、前記給送回転体と前記第1分離部材との接触領域の内、最下流位置を通る前記給送回転体の接線と前記案内部材との交点より下流側まで延びている、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記第1分離部材は、ばねにより前記給送回転体に付勢されており、前記第2分離部材が、前記第1分離部材のシート幅方向の両側に備えられるとともに、前記第2分離部材の下流側端部が前記第1分離部材の前記給送回転体との接触領域の最上流位置近傍に位置している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記第2分離部材が、前記第1分離部材の下流端からシート給送方向の下流側に延設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置によって給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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