JP4428407B2 - 用紙集積装置及び用紙処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は用紙に対して折り処理を行う用紙処理装置、特に、画像形成装置との組み合わせにより、画像が形成された用紙に対して折り処理を行う小型の用紙処理装置における用紙排出部の改良に関する。
画像形成装置や用紙処理装置における排出部については、集積トレイ上に用紙を整然と集積するための改良が行われている。
折り処理された用紙は、折り処理されない用紙、即ち、平板状の用紙に比較して形状が不規則になりやすく、排紙部において不規則に集積されやすい。このため、折り処理部を備えた従来の用紙処理装置では、箱状の用紙集積装置に排出された用紙を不規則に集積するのが一般的であった。
このような集積方法では、集積した用紙の取り扱いに支障を来すので、折り処理した用紙を整然と集積する集積装置が考案されている。
例えば、特許文献1では、排出された用紙を押さえ手段で押さえるとともに、先端ストッパを設けて用紙が集積装置から飛び出さないようにしている。
特開2002−255431号公報
折り処理された用紙は、用紙サイズ、用紙の種類等によらず一様な形態で集積するのではなく、用紙サイズ、用紙の種類或いは折り処理の種類に応じて様々な形態で集積される。
しかるに、特許文献1のように、集積形態が変化しない集積装置に折り処理された用紙を排出し集積したときには、用紙サイズ、用紙の種類或いは折り処理の種類によっては、十分な整合をとることができず用紙が散乱したり、また、整合が必要でないときも整合手段が集積装置に設置されているために、集積装置から用紙を取り出す際に邪魔になったりする等の問題があった。
本発明は、折り処理された用紙を集積する従来の集積装置におけるこのような問題を解決し、用紙サイズ、用紙の種類、折り処理の種類等に関係なく、排出用紙の良好な整合が可能であり、操作性に優れた用紙集積装置及びかかる用紙集積装置を備えた用紙処理装置を提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.
折り処理され、排出された用紙を集積する用紙集積装置において、
フレームと、
前記フレームに昇降可能に保持され、排出された用紙を集積する集積トレイと、
前記集積トレイに用紙が排出される際に用紙を案内し、前記集積トレイ上に集積された用紙の排出搬送方向における後端を押さえるように前記フレームに固定されている案内押さえ手段と、
前記集積トレイ上に集積された用紙を押さえる押さえ手段と、
該押さえ手段を制御する制御手段と、を有し、
前記集積トレイは、最大積載量に達した段階で満杯信号を出力するセンサが作動するように、前記集積トレイ上に集積された用紙の集積量の増加に応じて、前記案内押さえ手段に押されて下降し、
前記制御手段は、用紙サイズ、用紙の種類及び折り処理の種類の少なくとも一つに応じて前記押さえ手段を、少なくとも用紙を押さえる押さえ位置又は用紙から退避した退避位置に選択的に位置させることを特徴とする用紙集積装置。
2.
前記押さえ手段は、用紙の排出搬送方向における先端が突き当たる先端ストッパを有することを特徴とする前記1に記載の用紙集積装置。
3.
前記押さえ手段は、前記集積トレイ上の用紙を上から押さえる押さえ部を有することを特徴とする前記1又は前記2に記載の用紙集積装置。
4.
前記集積トレイに集積された用紙の排出搬送方向における後端を受ける後端支持壁を有し、前記先端ストッパは前記後端支持壁に平行であることを特徴とする前記2に記載の用紙集積装置。
5.
前記制御手段は、排紙時には、前記押さえ手段を前記押さえ位置に位置させ、非排紙時には、前記押さえ手段を前記退避位置に位置させることを特徴とする前記1から4のいずれか1項に記載の用紙集積装置。
6.
前記案内押さえ手段は、排出搬送される用紙に接して従動して回転するように前記フレームに固定された軸に回転自在に取り付けられた回転体を有することを特徴とする前記1から5の何れか1項に記載の用紙集積装置。
7.
用紙の排出搬送方向先端部を押さえる先端押さえ部材を有することを特徴とする前記1から6のいずれか1項に記載の用紙集積装置。
8.
用紙を折り処理する折り処理部と、
一対の排紙ローラを有し、前記折り処理部により折り処理された用紙を前記排紙ローラにより排出する排紙部と、
前記排紙部から排出された用紙を集積する用紙集積装置と、を有する用紙処理装置において、
前記用紙集積装置は、
フレームと、
前記フレームに昇降可能に保持され、前記折り処理部により折り処理されて前記排紙部により排出された用紙が集積される集積トレイと、
前記集積トレイに用紙を排出する際に用紙を案内し、前記集積トレイ上に集積された用紙の排出搬送方向における後端を押さえるように前記フレームに固定されている案内押さえ手段と、
前記集積トレイ上に集積された用紙を押さえる押さえ手段と、
前記押さえ手段を制御する制御手段と、を有し、
前記集積トレイは、最大積載量に達した段階で満杯信号を出力するセンサが作動するように、前記集積トレイ上に集積された用紙の集積量の増加に応じて、前記案内押さえ手段に押されて下降し、
前記制御手段は、用紙サイズ、用紙の種類及び折り処理の種類の少なくとも一つに応じて前記押さえ手段を、少なくとも用紙を押さえる押さえ位置又は用紙から退避した退避位置に選択的に位置させることを特徴とする用紙処理装置。
9.
前記押さえ手段は、用紙の排出搬送方向における先端が突き当たる先端ストッパを有することを特徴とする前記8に記載の用紙処理装置。
10.
前記押さえ手段は、前記集積トレイ上の用紙を上から押さえる押さえ部を有することを特徴とする前記8又は前記9に記載の用紙処理装置。
11.
前記集積トレイに集積された用紙の排出搬送方向における後端を受ける後端支持壁を有し、前記先端ストッパは前記後端支持壁に平行であることを特徴とする前記9に記載の用紙処理装置。
12.
前記制御手段は、排紙時には、前記押さえ手段を前記押さえ位置に位置させ、非排紙時には、前記押さえ手段を前記退避位置に位置させることを特徴とする前記8から11のいずれか1項に記載の用紙処理装置。
13.
前記案内押さえ手段は、排出搬送される用紙に接して従動して回転するように前記フレームに固定された軸に回転自在に取り付けられた回転体を有することを特徴とする前記8から12のいずれか1項に記載の用紙処理装置。
14.
前記回転体は、排出搬送される用紙が前記排紙ローラを離れた直後に、前記排出搬送される用紙の後端を前記集積トレイに対して押し付けることを特徴とする前記13に記載の用紙処理装置。
15.
前記回転体の軸の中心が前記排紙ローラにより形成されるニップの延長線よりも上方であり、前記回転体の用紙押さえ面が前記延長線よりも下方に位置するように、前記回転体が配置されたことを特徴とする前記13又は14に記載の用紙処理装置。
本発明においては、折り処理され集積される用紙のサイズ、種類及び折り処理の種類の少なくとも一つに応じて、用紙を押さえる押さえ手段を押さえ位置又は退避位置に選択的に位置させるので、様々な条件に応じて適正に用紙を整合することが可能である。
以下本発明の実施の形態を用いて本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は本発明の実施の形態に係る用紙処理装置を備えた画像形成システムの全体図である。
[画像形成システム]
画像形成システムは画像形成装置A、自動原稿送り装置DF、用紙処理装置B及び大容量給紙装置LTで構成される。
図示の画像形成装置Aは、画像読取部(画像入力装置)1、画像処理部2、画像書込部3、画像形成部4、給紙カセット5A,5B,5C、手差し給紙トレイ5D、第1給紙部6A,6B,6C,6D、6E、第2給紙部6F、定着装置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)8Bを備えている。
画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載されている。画像形成装置Aの図示の左側面の排紙部8側には、用紙処理装置Bが連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置され搬送された原稿は、画像読取部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、イメージセンサ1Aに読み込まれる。
イメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、画像書込部3に信号を送られる。
画像書込部3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照射され、感光体ドラム4上に潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。給紙カセット5A〜5C、手差し給紙トレイ5D、大容量給紙装置LTから第1給紙部6A〜6Eの各々により給送された用紙Sには転写手段4Bにより画像が転写される。画像を担持した用紙Sは、定着装置7により定着され、排紙部8から用紙処理装置Bに送り込まれる。或いは搬送路切換板8Aにより自動両面コピー給紙部8Bに送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは、再び画像形成部4において、両面画像処理後、排紙部8から排出される。
[用紙処理装置]
用紙処理装置Bは、搬入部10、排紙部20、用紙付加部(表紙用紙給紙部)30、穿孔処理部(パンチ処理部、第1処理部)40、搬送部50、折り処理部(第2処理部)60及び用紙集積装置100から構成されている。
図2は、本発明に係る用紙処理装置Bの全体構成図である。
〈搬入部〉
搬入部10には、画像形成装置Aにより画像形成処理された用紙Sが導入される。
搬入部10の用紙導入位置は、画像形成装置Aの排紙部8の用紙排出位置に対向する。
入口ローラ11に導入された用紙Sは、搬送路切換手段G1によって排紙部20と穿孔処理部40の何れかに分岐される(分岐部)。
〈排紙部〉
パンチ処理及び折り処理が設定されない場合、搬送路切換手段G1は穿孔処理部40への搬送路を遮断し、排紙部20への搬送路を開放する。
排紙部20に向かう第1搬送路p1を通過する用紙Sは、搬送ローラ21,22に挟持されて直進し、排紙ローラ23により排紙部20から排出され、集積装置100の集積トレイ102上に積載される。
搬送路切換手段G2によって搬送ローラ22の用紙搬送方向下流側の図示上方に分岐された用紙Sは、第6搬送路p6の搬送ローラ25を通過し、排紙ローラ26によって排出され、用紙処理装置B上部に配置された単シート処理排出部としてのサブ集積トレイ(トップトレイ)27上に積載される。サブ集積トレイ27上には、折り処理されない用紙Sが排出される。
〈穿孔処理部40〉
搬入部10の搬送路切換手段G1により分岐された用紙Sは、搬送路切換手段G1の下方に配置された搬送ローラ41に挟持され、穿孔処理部(第1処理部)40に搬送される(第2搬送路p2)。
穿孔処理部40の下流側の搬送路には、整合手段42が配置され、穿孔処理前の用紙Sの用紙幅方向を整合する。
穿孔処理部40の穿孔器は、図示しない駆動手段により駆動されるパンチと、パンチの刃部に嵌合するダイスとから成る。穿孔処理された用紙Sは、下方の搬送部50に送られる(パンチ機能)。
〈搬送部50〉
搬送部50に送られた用紙Sは、搬送ローラ51,52,53,54により挟持されて折り処理部60に搬送される。搬送ローラ51,52,53,54は、駆動源に接続する駆動ローラと、駆動ローラに圧接する従動ローラとから成る。各従動ローラはソレノイドSOLに接続して、駆動ローラに接離可能である。
穿孔処理された小サイズの用紙Sのうち、折り処理が行われない用紙Sは、搬送路切換手段G3により分岐された第3A搬送路3Aを通過し、搬送ローラ600に挟持されて搬送される。穿孔処理された大サイズの用紙Sは、折り処理の要否に拘わらず搬送路切換手段G3の分岐位置の下方の第3B搬送路3Bに搬送され、搬送ローラ53,54によって搬送され、折り処理部60に導入される。ここで第3A搬送路3Aと、第3B搬送路3Bとを合わせて第3搬送路を構成している。
なお、搬送部50に搬送路切換手段55が設けられ、2枚の小サイズの用紙Sを蓄積して搬送する事により、2枚同時に後述の折り処理を行う事ができる。また、搬送路切換手段55を設けず、用紙Sを1枚毎に折り処理するように構成し得ることは勿論である。
〈折り処理部60〉
搬送部50から折り処理部(第2処理部)60に搬送された用紙Sは、レジストローラ601に挟持されて搬送され、第1折り部61、第2折り部62、第3折り部63において、中折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、内四つ折り(観音折りとも称す)、ダブルパラレル折り等の折り処理(折り機能)が実施されて、第4搬送路p4を介して第1搬送路p1に戻される。
中折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、内四つ折り等の各種の折り処理された用紙Sは図3に示すとおりであり、[図3(a):中折り、(b):Z折り、(c):外三つ折り、(d)内三つ折り、(e):ダブルパラレル折り、(f):観音折り]、折り機構の詳細は特開2005−15225号公報に記載されている。
図4は本発明の実施の形態に係る用紙集積装置100の断面図であり、用紙Sが集積トレイ102上にない状態を示し、図5は同断面図で用紙Sが集積トレイ102上にある状態を示す。図、集積トレイ102上の最上部の用紙は、ローラ103の周面に接する。
図6は用紙集積装置の斜視図である。図7は用紙処理装置Bの排紙ローラ23と回転体103との関係を示す図である。
用紙集積装置100は用紙処理装置Bの一対の排紙ローラ23を有する排紙部20に取り付けられる。
用紙集積装置100は、フレーム101を有し、フレーム101に以下に説明する各種の機能部品が取り付けられる。
集積トレイ102は図の左端部の軸102aにおいて回転可能にフレーム101により支持される。
集積トレイ102の図右端部には、ワイヤ105の一端が取り付けられ、ワイヤ105の他端は引っ張り型のバネ104に連結される。
バネ104は一端がフレーム101に取り付けられるとともに、ワイヤ105はプーリ106に張架される。
このように、集積トレイ102はその右端部がワイヤ105により昇降可能に保持されており、後に説明するように、集積トレイ102に用紙Sが集積されることにより、集積トレイ102に対して下方に向く力が作用して集積トレイ102が下降する。
103は静止部としてのフレーム101に固定された軸に回転自在に取り付けられた回転体であり、用紙処理装置Bの排紙部20から排出された用紙Sを集積トレイ102上に案内し、用紙Sを押さえる案内押さえ手段を構成する。回転体103は用紙Sに接触して従動回転する。
図7に示すように、回転体103はその回転軸103aの中心が排紙ローラ23を構成するローラ対間のニップNPに引いた接線Lよりも上方に位置し、且つ、用紙Sを押圧してガイドする回転体103の外周の下端103bが接線Lよりも下方に位置する。
このような回転体103の配置及び形状により、排紙部20から排出搬送された用紙Sの先端は回転体103の周面に突き当たり、突き当たった後に回転体103の下へと確実にガイドされる。
107は用紙Sを押さえる押さえ手段であり、用紙Sの先端の飛び出しを押さえる先端ストッパ107a及び用紙Sを上から押さえる押さえ部107bで構成される。
先端ストッパ107aは、フレーム101に形成された集積トレイ102上の用紙Sの搬送方向における後端を支持する後端支持壁101aに平行である。
このように、先端ストッパ107aと後端支持壁101aが平行な構造により、用紙Sは集積トレイ102上に屈曲することなく整然と集積される。
なお、ここで平行とは、正確に180°であることを意味せず、180°から若干外れる場合も含む。
押さえ手段107は点線で示す退避位置と実線で示す押さえ位置とに位置させることが可能である。
排紙ローラ23から排出された用紙Sはその先頭が、回転体103により接して回転体103の下に案内され、先端が押さえ手段107に接触して停止する。
用紙Sの排出搬送方向先端は、押さえ部107bにより浮き上がりが抑制されるとともに、先端ストッパ107aにより排出搬送方向下流へと突出が阻止される。
用紙Sの後端は、排紙ローラ23を離れた直後に回転体103により下方に押しつけられる。
このようにして、用紙Sは図示のように整合状態で集積トレイ102上に載置される。
連続排紙においては、集積トレイ102に載置された先行の用紙Sに対して後続の用紙Sが回転体により案内されながら、先端が押さえ手段107に接触した段階で停止し、先行用紙S上に重なる。
このようにして、用紙Sは排紙ローラ23からの排出順に集積され、集積時にページ順が狂うことはない。
集積量の増加に応じて、集積トレイ102の右端部は下方に下がるが、最大集積量に達した段階で、集積トレイ102がアクチュエータ109を押して回転させ、この回転をセンサSEが検知して、満杯信号を出力する。
図8、9は本発明の他の実施の形態を示し、図8は正面断面図、図9は平面図である。
本実施の形態では、用紙の搬送方向先端部を押さえる先端押さえ部材が設けられている。先端押さえ部材以外は、図4〜7に示した実施の形態と同じである。
先端押さえ部材としての押さえシート108は図8に示すように、排紙ローラ23から排出された用紙Sの先端を押さえて、集積された用紙Sの膨らみを抑制するものである。
折り処理された用紙Sには種々の形態がある。例えば、図3(b)のZ折りの場合、折りにより用紙の重なりが出来た部分を先頭にして用紙Sが排出される場合、用紙Sの先頭部が大きく膨らみやすい。
このような用紙の場合、押さえシート108により用紙Sの先端の浮き上がりを抑制するとともに、押さえ手段107によっても、先端部を規制するので、用紙Sは良好な整合状態で排紙トレイ102上に集積される。
押さえシート108は用紙Sに接触する下面が粗面化されたポリエチレンンシートと裏打ち層としてのPET(ポリエチレンテレフタレート)シートからなる積層構成を有し、図の右端部、即ち、用紙の排出搬送方向上流端部がフレーム101に固定される。押さえシート108の左端は、即ち、用紙の排出搬送方向下流部は可動である。ポリエチレンシートの用紙Sに接触する面は、用紙Sが集積トレイ101から飛び出すのを抑えるように、摩擦抵抗の有する粗面に形成される。PETシートは押さえシート108の剛性を強化して用紙Sに対する押さえ作用を強化する。
なお、押さえシート108としてばね付勢され回転自在に支持された剛体シートを用いることもできる。
図10は画像形成システムの制御系のブロック図、図11は用紙処理装置の制御のフローチャートである。
押さえ手段107は用紙処理装置Bの作動開始前では、図4の点線で示す退避位置にある。
画像形成装置Aから伝送された作動命令により(STEP1)、STEP2において、表1におけるMに該当するか又はNに該当するかを判断する。
Figure 0004428407
なお、表1において、斤量71g/mm2以下を薄紙と言い、A4サイズ、即ち、折り前の搬送方向における長さが297mm以下を小サイズと言い、観音折り、ダブルパラレル折り等の三重以上の折りを多重折りという。
表1に示す例では、薄紙、且つ、A4サイズ以下の場合に、押さえ手段107を押さえ位置に位置させることにより用紙Sを整然と集積することができた。
薄紙、且つ、A4サイズ以下以外の用紙では、回転体103の整合作用により、押さえ手段を退避させても用紙を整然と集積することができた。
なお、表1に示す判断は一例であり、表1の判断は種々変更可能であって、用紙サイズ、用紙の種類及び折り処理の種類の少なくとも一つに応じて、押さえ手段107を押さえ位置又は退避位置に選択的に位置させることができる。
また、表1に示す例では、用紙Sの種類の一つとして用紙の斤量に応じて制御手段200が押さえ手段107を制御しているが、用紙Sの種類として、斤量の他に、普通紙、コート紙等のように、紙質も含めてランク分けしてもよい。
用紙処理装置制御手段110は画像形成装置制御手段200と通信を行い、STEP2における判断を画像形成装置Aの操作部210の用紙設定部210a及び折り処理設定部210bにおける設定に従って表1に示す判断を行う。
なお、外部機器(図示せず)からの命令によりプリント及び折り処理を行う場合は、用紙サイズ、用紙の種類及び折り処理の種類に関する情報は、外部機器との通信を行う通信部211で受信して供給される。
Mに該当する場合は(STEP2のM)、モータ111を起動して押さえ手段107を図4の実線位置に設定する(STEP3)。Nに該当する場合は、作業を行うことなく終了する。
押さえ手段107を設定し、用紙集積が行われ、ジョブが完了した時点(STEP4のYES)で、モータ111を起動して押さえ手段107を点線の退避位置に復帰させる(STEP5)。
本発明の実施の形態に係る用紙処理装置を備えた画像形成システムの全体図である。 本発明に係る用紙処理装置Bの全体構成図である。 折り処理の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る用紙集積装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る用紙集積装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る用紙集積装置の斜視図である。 用紙処理装置の排紙ローラと回転体との関係を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る用紙集積装置の断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る用紙集積装置の平面図である。 本発明の実施の形態に係る用紙処理装置を有する画像形成システムの制御系のブロック図である。 押さえ手段の制御のフローチャートである。
符号の説明
100 用紙集積装置
101 フレーム
102 集積トレイ
103 回転体
107 押さえ手段
B 後処理装置

Claims (15)

  1. 折り処理され、排出された用紙を集積する用紙集積装置において、
    フレームと、
    前記フレームに昇降可能に保持され、排出された用紙を集積する集積トレイと、
    前記集積トレイに用紙が排出される際に用紙を案内し、前記集積トレイ上に集積された用紙の排出搬送方向における後端を押さえるように前記フレームに固定されている案内押さえ手段と、
    前記集積トレイ上に集積された用紙を押さえる押さえ手段と、
    前記押さえ手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記集積トレイは、最大積載量に達した段階で満杯信号を出力するセンサが作動するように、前記集積トレイ上に集積された用紙の集積量の増加に応じて、前記案内押さえ手段に押されて下降し、
    前記制御手段は、用紙サイズ、用紙の種類及び折り処理の種類の少なくとも一つに応じて前記押さえ手段を、少なくとも用紙を押さえる押さえ位置又は用紙から退避した退避位置に選択的に位置させることを特徴とする用紙集積装置。
  2. 前記押さえ手段は、用紙の排出搬送方向における先端が突き当たる先端ストッパを有することを特徴とする請求項1に記載の用紙集積装置。
  3. 前記押さえ手段は、前記集積トレイ上の用紙を上から押さえる押さえ部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙集積装置。
  4. 前記集積トレイに集積された用紙の排出搬送方向における後端を受ける後端支持壁を有し、前記先端ストッパは前記後端支持壁に平行であることを特徴とする請求項2に記載の用紙集積装置。
  5. 前記制御手段は、排紙時には、前記押さえ手段を前記押さえ位置に位置させ、非排紙時には、前記押さえ手段を前記退避位置に位置させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の用紙集積装置。
  6. 前記案内押さえ手段は、排出搬送される用紙に接して従動して回転するように前記フレームに固定された軸に回転自在に取り付けられた回転体を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の用紙集積装置。
  7. 用紙の排出搬送方向先端部を押さえる先端押さえ部材を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の用紙集積装置。
  8. 用紙を折り処理する折り処理部と、
    一対の排紙ローラを有し、前記折り処理部により折り処理された用紙を前記排紙ローラにより排出する排紙部と、
    前記排紙部から排出された用紙を集積する用紙集積装置と、を有する用紙処理装置において、
    前記用紙集積装置は、
    フレームと、
    前記フレームに昇降可能に保持され、前記折り処理部により折り処理されて前記排紙部により排出された用紙が集積される集積トレイと、
    前記集積トレイに用紙を排出する際に用紙を案内し、前記集積トレイ上に集積された用紙の排出搬送方向における後端を押さえるように前記フレームに固定されている案内押さえ手段と、
    前記集積トレイ上に集積された用紙を押さえる押さえ手段と、
    前記押さえ手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記集積トレイは、最大積載量に達した段階で満杯信号を出力するセンサが作動するように、前記集積トレイ上に集積された用紙の集積量の増加に応じて、前記案内押さえ手段に押されて下降し、
    前記制御手段は、用紙サイズ、用紙の種類及び折り処理の種類の少なくとも一つに応じて前記押さえ手段を、少なくとも用紙を押さえる押さえ位置又は用紙から退避した退避位置に選択的に位置させることを特徴とする用紙処理装置。
  9. 前記押さえ手段は、用紙の排出搬送方向における先端が突き当たる先端ストッパを有することを特徴とする請求項8に記載の用紙処理装置。
  10. 前記押さえ手段は、前記集積トレイ上の用紙を上から押さえる押さえ部を有することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の用紙処理装置。
  11. 前記集積トレイに集積された用紙の排出搬送方向における後端を受ける後端支持壁を有し、前記先端ストッパは前記後端支持壁に平行であることを特徴とする請求項9に記載の用紙処理装置。
  12. 前記制御手段は、排紙時には、前記押さえ手段を前記押さえ位置に位置させ、非排紙時には、前記押さえ手段を前記退避位置に位置させることを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の用紙処理装置。
  13. 前記案内押さえ手段は、排出搬送される用紙に接して従動して回転するように前記フレームに固定された軸に回転自在に取り付けられた回転体を有することを特徴とする請求項8から12のいずれか1項に記載の用紙処理装置。
  14. 前記回転体は、排出搬送される用紙が前記排紙ローラを離れた直後に、前記排出搬送される用紙の後端を前記集積トレイに対して押し付けることを特徴とする請求項13に記載の用紙処理装置。
  15. 前記回転体の軸の中心が前記排紙ローラにより形成されるニップの延長線よりも上方であり、前記回転体の用紙押さえ面が前記延長線よりも下方に位置するように、前記回転体が配置されていることを特徴とする請求項13又は14に記載の用紙処理装置。
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