JP3873992B2 - 用紙後処理装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの諸機能を有する複合機等の画像形成装置から排出される用紙に対して、折り処理等の後処理を行う用紙後処理装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置により画像が記録された用紙に穿孔処理、折り処理等の後処理を行う用紙後処理装置が提供されている。この用紙後処理装置は、画像形成装置本体のプリント機能と接続されて駆動される。
特許文献1に開示された用紙処理装置は、用紙搬送路上流側の搬送ローラ対と、下流側の搬送ローラ対と、これらの搬送ローラ対の中間に分岐して配置された折りローラ対とから成り、用紙を二つ折り処理するものである。
特許文献2に開示された用紙後処理装置においては、複数枚の用紙を中折り処理する用紙束中折り処理部において、1枚の用紙に対するZ折り、内巻き三つ折り、中折り等の折り処理を実施していた。
また、特許文献3に開示された用紙後処理装置においては、第1の後処理部において、1枚の用紙に対するZ折り処理を行い、綴じ処理部の下流側に配置された第2の後処理部において、複数枚の用紙への中折り処理と、1枚の用紙に対する内巻き三つ折り、中折り等の折り処理を行うものである。
特開平10−148983号公報(段落番号0011及び図2) 特開2001−72321号公報(特許請求の範囲) 特開2001−261220号公報(特許請求の範囲)
従来の折り処理を行う用紙後処理装置においては、以下の課題がある。
(1) 特許文献1に記載の用紙処理装置では、用紙を二つ折り処理するのみで、外三つ折り処理を行う事が出来ない。
(2) 特許文献2及び特許文献3に開示された用紙後処理装置においては、用紙を一旦、中間スタッカに収容したのち折り処理を行うため、装置が複雑化、大型化する課題がある。また、1枚又は複数枚の用紙に対する三つ折り、中折り、Z折り等の折り処理は、綴じ処理部の下流側に配置された用紙束中折り処理部に搬送されて折り処理が実施されるため、傾斜し屈折した長い用紙搬送路において用紙搬送不良を発生するおそれがある。
上記課題は、本発明の下記の用紙後処理装置により解決される。
請求項1の用紙後処理装置は、画像形成装置から排出された用紙に第1の折り目を形成する第1折り処理部と、第2の折り目を形成する第2折り処理部と、により三つ折り処理を行う用紙後処理装置において、前記第1折り処理部と前記第2折り処理部とを用紙搬送方向に直列配置した主搬送路と、前記第1折り処理部の用紙搬送方向下流側の第1搬送路と、前記第2折り処理部の用紙搬送方向下流側の第2搬送路と、前記第1搬送路と前記第2搬送路の各下流側が合流する搬送路に配置され駆動手段により正回転する搬送ローラ対と、前記搬送ローラ対を逆回転可能にするトルクリミッタ、とを有し、大サイズの用紙に対する三つ折り処理を設定すると、前記搬送ローラ対は、前記第1折り処理部及び前記第2折り処理部において、搬送される前記用紙の先端部を挟持して正回転により搬送し、所定位置に停止させた後、前記第1折り処理部の折りローラ対の搬送力又は前記第2折り処理部の折りローラ対の搬送力が前記トルクリミッタの規制トルクを超えると前記搬送ローラ対が空転し、前記用紙を前記搬送ローラ対の挟持位置から引き抜いて反転搬送し、前記折りローラ対の挟持位置に送り込むことを特徴とするものである。
請求項2の用紙後処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記第1折り処理部の近傍に前記用紙の先端部通過を検知する第1センサを配置し、制御手段は前記第1センサの検知信号から所定時間経過後、前記用紙を所定位置に停止させた後、前記第1折り処理部の折りローラ対を駆動回転させ、前記用紙を挟持させて搬送し第1の折り目を形成させるように制御することを特徴とするものである。
請求項3の用紙後処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記第2折り処理部の近傍に前記用紙の先端部通過を検知する第2センサを配置し、制御手段は前記第2センサの検知信号から所定時間経過後、前記用紙を所定位置に停止させた後、前記第2折り処理部の折りローラ対を駆動回転させ、前記用紙を挟持させて搬送し第2の折り目を形成させるように制御することを特徴とするものである。
請求項4の用紙後処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記大サイズの用紙は、B4判、A3判以上のサイズの用紙であることを特徴とするものである。
請求項5の用紙後処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記三つ折り処理は、前記用紙の長手方向を三等分する第1の折り目と第2の折り目によってZ字型に折り畳むことを特徴とするものである。
以上の説明から明らかなように、本発明の後処理装置により以下の効果が得られる。
請求項1の用紙後処理装置によれば、第1折り処理部で第1折り処理を行う時に、第2折り処理部の第2搬送路の搬送ローラ対に用紙先端部が反転搬送する時でも、トルクリミッタが空転するため、第2折り処理部は第1折り処理部の搬送動作に同期して用紙を搬送しなくてすむから、第2折り処理部は次の動作に入ることができ、用紙後処理装置の生産性が向上する。また、第1搬送路と第2搬送路とを部分的に共通にする事により、用紙後処理装置をコンパクトに構成する事が可能となった。
請求項2及び請求項3の用紙後処理装置によれば、第1折り処理部の近傍に配置した第1センサ、及び第2折り処理部の近傍に配置したの第2センサ、及び制御手段により、第1の折り目及び第2の折り目が正確な位置に形成される。
請求項4及び請求項5の用紙後処理装置によれば、B4判、A3判以上の大サイズの用紙を、用紙の長手方向を三等分する第1の折り目と第2の折り目によってZ字型に折り畳み外三つ折り処理する事により、用紙の収容面積を縮小することができる。また、この外三つ折り処理されて縮小された用紙を封緘或いは帯封して郵送する事も可能である。
次に、本発明の用紙後処理装置を図面に基づいて説明する。
図1は画像形成装置A、自動原稿送り装置DF、用紙後処理装置FS、大容量給紙装置LTから成る画像形成システムの全体構成図である。
図示の画像形成装置Aは、画像読取部1、画像処理部2、画像書込部3、画像形成部4、給紙カセット5A、第1給紙部5B、第2給紙部5C、第1搬送部5D、第2搬送部(自動両面コピー搬送部)5E、排紙部5Fから成る用紙搬送部、定着装置6を備えている。画像形成部4は、感光体ドラム4A、帯電手段4B、現像手段4C、転写手段4D、分離手段4E、クリーニング手段4F等から構成されている。
画像形成装置Aの上部前面側には、入力手段(操作パネル)7が配置されている。画像読取部1の上部には自動原稿送り装置DFが搭載されている。画像形成装置Aの図示の左側面の排紙部5F側には、用紙後処理装置(以下、単葉折り機と称す)FSが連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿dは画像読取部1の光学系により原稿dの片面又は両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサ1Aにより読み込まれる。CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込部3に信号を送る。
画像書込部3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。給紙カセット5A、大容量給紙装置LTから第1給紙部5Bにより給送された記録用紙Sは転写手段4Dにより画像が記録用紙Sに転写される。画像を担持した記録用紙Sは、定着装置6により定着され、排紙部5Fから単葉折り機FSに送り込まれる。或いは搬送路切換板5Gにより第2搬送部5Eに送り込まれた片面画像処理済みの記録用紙Sは再び画像形成部4において、両面画像処理後、排紙部5Fから排出される。
[単葉折り機]
図2は、単葉折り機FSの全体構成図である。
単葉折り機FSは、単葉搬入部10、単葉搬出部20、表紙用紙給紙部30、穿孔処理部(パンチ処理部)40、搬送部50、単葉折り処理部60から構成されている。
〈単葉搬入部10〉
単葉搬入部10には、画像形成装置Aから画像形成処理された記録用紙Sが導入される。単葉搬入部10の記録用紙導入位置は、画像形成装置Aの排紙部5Fの記録用紙排出位置に対向する。
入口ローラ11に導入された記録用紙Sは、搬送路切換手段G1によって単葉搬出部20と穿孔処理部40の何れかに分岐される。
〈単葉搬出部20〉
パンチ処理及び折り処理が設定されない場合、搬送路切換手段G1は穿孔処理部40への搬送路を遮断し、単葉搬出部20への搬送路を開放する。
単葉搬出部20に向かう搬送路r1を通過する記録用紙Sは、搬送ローラ21,22に挟持されて直進し、排紙ローラ23により単葉搬出部20から排出され、昇降トレイ24に収容される。
搬送路切換手段G2によって搬送ローラ22の用紙搬送方向下流側の図示上方に分岐された記録用紙Sは、搬送路r6の搬送ローラ25を通過し、排紙ローラ26によって排出され、サブ排紙トレイ27に収容される。サブ排紙トレイ27上には、試しに画像形成した記録用紙Sやジャム処理後に排出される記録用紙S等を収容する。
〈表紙用紙給紙部30〉
表紙用紙給紙部30の給紙皿31内に収容されたカバー用紙K、又はインサート用紙は、給紙手段32により分離、給送され、搬送路r5の搬送ローラ33,34,35,36に挟持されて、分岐部の上流側の搬送路に合流される。
表紙用紙給紙部30の給紙皿31は上下2段に配置され、各給紙皿31には最大500枚のカバー用紙K又はインサート用紙を収容する事が可能である。
なお、表紙用紙給紙部30にカバー用紙K、インサート用紙、又は記録用紙Sを装填して、画像記録を実行させず、オフラインで穿孔処理、折り処理を実施することも可能である。
以下、記録用紙S、カバー用紙K、インサート用紙を一括して用紙Sと総称する。
〈穿孔処理部40〉
単葉搬入部10の搬送路切換手段G1により分岐された用紙Sは、搬送路切換手段G1の下方に配置された搬送ローラ41に挟持され、搬送路r2を通過し、穿孔処理部40に搬送される。
穿孔処理部40の下流側の搬送路には、整合部材42が配置され、穿孔処理前の用紙Sの用紙幅方向を整合する。
穿孔処理部40の穿孔器(パンチ機構)は、図示しない駆動手段により駆動されるパンチと、パンチの刃部に嵌合するダイスとから成る。穿孔処理された用紙Sは、下方の搬送部50に送られる。
〈搬送部50〉
搬送部50に送られた用紙Sは、搬送ローラ51,52,53,54により挟持されて単葉折り処理部60に搬送される。搬送ローラ51,52,53,54は、駆動源に接続する駆動ローラと、駆動ローラに圧接する従動ローラとから成る。各従動ローラはソレノイドSDに接続して、駆動ローラに接離可能である。
穿孔処理された小サイズの用紙Sのうち、折り処理が行われない用紙Sは、搬送路切換手段G3により分岐された搬送路r3Aを通過し、単葉折り処理部60に送られる。穿孔処理された大サイズの用紙Sは、折り処理の要否に拘わらず搬送路切換手段G3の分岐位置の下方の搬送路r3Bに搬送され、搬送ローラ53,54によって搬送され、単葉折り処理部60に導入される。
〈単葉折り処理部60〉
搬送部50から単葉折り処理部60に搬送された用紙Sは、入口ローラ601に挟持されて搬送され、第1折り処理部61、第2折り処理部62、第3折り処理部63において、1枚毎に中折り、Z折り、三つ折り、四つ折り等の折り処理が実施されて、搬送路r4を介して搬送路r1に戻される。
〈単葉処理〉
図3は、各種後処理後の用紙Sの斜視図である。
図3(a)は穿孔処理部40により穿孔処理されて孔hが穿設された用紙Sを示す。図3(b)は第1折り処理部61により画像面tを外側にして中折り処理された用紙Sを示す。図3(c)は第3折り処理部63により画像面tを内側にして中折り処理された用紙Sを示す。図3(d)は第1折り処理部61と第3折り処理部63により画像面を内側にしてZ折り処理された用紙Sを示す。図3(e)は第1折り処理部61と第2折り処理部62により外三折り処理された用紙Sを示す。なお、外三折り処理については、別途に詳述する。図3(f)は第1折り処理部61と第2折り処理部62により内三折り処理された用紙Sを示す。図3(g)は第1折り処理部61と第2折り処理部62によりダブルパラレル折り処理された用紙Sを示す。図3(h)は第1折り処理部61、第2折り処理部62、第3折り部処理63により四つ折り処理された用紙Sを示す。
[単葉折り処理部60の機構]
図4は、本発明による単葉折り処理部60の断面図である。
第1折り処理部61は、折りローラ611と折りローラ612とから成り圧接、離間可能な折りローラ対と、折りローラ611に圧接する折り搬送ローラ613、折りローラ612に圧接する折り搬送ローラ614、及び用紙Sの折り目部を前記折りローラ対の挟持位置に押し込むガイド部材615から構成されている。
第2折り処理部62は、折りローラ621と折りローラ622とから成り圧接、離間可能な折りローラ対と、折りローラ621に圧接する折り搬送ローラ623、折りローラ622に圧接する折り搬送ローラ624、及び用紙Sの折り目部を前記折りローラ対の挟持位置に押し込むガイド部材625から構成されている。
第3折り処理部63も、第1折り処理部61、第2折り処理部62とほぼ同一の構成をなす。
単葉折り処理部60には、第1折り処理部61、第2折り処理部62を接続する主搬送路p3,p4、第1搬送路p1、第2搬送路p2、及び搬送路p5,p6,p7,p8及び用紙Sを挟持して搬送する複数の搬送ローラ対602,6O3,604,605,606,607,608.609が配置されている。
第1折り処理部61、第2折り処理部62及び第3折り処理部63の各用紙搬送手段、用紙先端部検知用センサPS1,PS2,PS3、各駆動手段は、ほぼ同一の構成をなすから、以下、第1折り処理部61を代表して説明する。
〈第1折り処理部61〉
図5は、用紙Sが第1折り処理部61と第1搬送路p1を通過する状態を示す正面図である。図7(a)は、第1折り処理部61に用紙Sを導入して直進させる状態の駆動手段の正面図である。
入口ローラ601から搬送される用紙Sが第1折り処理部61を通過するに先だって、後述の図7に示す駆動手段によって、折りローラ611と同軸上に配置されたカム616Aが回転される。折りローラ611と、折りローラ611と同軸上に配置された円盤状のフォロワ616Bと、折り搬送ローラ614とは、揺動板617に回転可能に支持されている。揺動板617は支軸617Aにより回転可能に支持され、バネ617Bにより一方向に付勢されている。
このバネ付勢により、折りローラ612の外周面は折りローラ611の外周面に圧接し、カム616Aはフォロワ616Bに圧接する。カム616Aが回転して最大半径部に到達したとき、折りローラ611と折りローラ612とは対向位置において最大離間位置に保持される。
カム616Aとフォロワ616Bとが圧接する位置の用紙搬送上流側には、バックアップローラ618Aが配置されている。バネ618Bに付勢されたバックアップローラ618Aは、カム616Aを背面から押圧し、カム616Aとフォロワ616Bとを圧接させ、折りローラ611と折りローラ612との離間を確実にする。
折り搬送ローラ613の背面側には、図示しないバネ付勢手段が設けられ、折り搬送ローラ613を折りローラ611に圧接した状態に保持している。折り搬送ローラ614の背面側にも、図示しないバネ付勢手段が設けられ、折り搬送ローラ614を折りローラ612に圧接した状態に保持している。
折りローラ611,612は後述の図7(a)に示す駆動手段によって同方向の図示反時計方向に回転される。折り搬送ローラ613,614も上述の駆動手段によって同方向の図示時計方向に回転される。
第1折り処理部61の直進通紙路に搬送された用紙Sは、折りローラ611と折り搬送ローラ613、折りローラ612と折り搬送ローラ614にそれぞれ挟持されて直進搬送される。
搬送される用紙Sの先端部通過がセンサPS1によって検知されたのち、所定パルスを計数後、用紙Sは所定位置に停止する。
図6は、用紙Sが第1折り処理部61により折り処理される状態を示す正面図である。図7(b)は、第1折り処理部61において用紙Sを折り処理させる状態の駆動手段の正面図である。
第1搬送路p1に搬送された用紙Sの先端部通過をセンサPS1が検知して所定パルスを計数後に、制御手段は用紙Sを所定位置に停止させる。この用紙Sの停止位置は、用紙サイズ、折り処理の選択設定によって定められる。
用紙Sの停止後、駆動手段によりカム616Aが180度回転され、カム616Aの最小半径部が挟持位置に到達すると、折りローラ611と折りローラ612とが圧接状態に保持される。
折りローラ611,612は後述の駆動手段の切り換えによって互いに逆方向に駆動回転される。折り搬送ローラ613,614も後述の図7(b)に示す駆動手段の切り換えによって互いに逆方向に駆動回転される。
折りローラ611と折り搬送ローラ613に挟持された用紙Sの用紙搬送方向下流側と、折りローラ612と折り搬送ローラ614に挟持された用紙Sの用紙搬送方向上流側とは、折りローラ611,612の挟持位置に押し込まれて折られ、折り目aを先頭にして第1搬送路p1に直交する方向に排出される。
〈折りローラ駆動切換手段〉
図8は折りローラ駆動切換手段の正面図を示し、図8(a)は第1折り処理部61に用紙Sを導入して直進させる状態を示す。
第1折り処理部61の駆動切換手段は、単葉折り機FSの前面側に配置されている。駆動源のモータM2の回転軸上に固定された歯車Z11は、歯車Z12,Z13を介して歯車Z14及び歯車Z14の回転軸上に固定されたカム616Aを図示反時計方向に回転させる。カム616Aはフォロワ616Bを圧接する。カム616Aの回転により、カム616Aの最大半径部がフォロワ616Bに当接すると、フォロワ616Bが押し上げられて、フォロワ616Bの軸上の折りローラ612が折りローラ611から離間する。
図8(b)は第1折り処理部61において用紙Sを折り処理させる状態の駆動手段の正面図を示す。
カム616Aの回転により、カム616Aの最小半径部がフォロワ616Bに当接すると、フォロワ616Bが下降されて、フォロワ616Bの軸上の折りローラ612が折りローラ611に圧接する。
[大サイズ用紙の外三つ折り処理]
用紙Sへの外三つ折り処理は、第1折り処理部61において第1折り処理を行い、第2折り処理部62において第2折り処理を行う。
図9は第1折り処理時の用紙Sの処理経路を示す正面図、図10は第2折り処理時の用紙Sの処理経路を示す正面図、図12(a)〜(f)は、第1折り処理部61、第2折り処理部62による外三つ折り処理工程を示す模式図である。
以下、大サイズの用紙Sへの外三つ折り処理について説明する。ここで、大サイズの用紙Sとは、B4判、A3判以上の大サイズの用紙を示し、11×17インチ(1インチは25.4mm)用紙や12×18インチ(1インチは25.4mm)用紙等も含まれる。
〈第1折り処理〉
第1折り処理部61において、折りローラ611と折り搬送ローラ613とから成るローラ対と、折りローラ612と折り搬送ローラ614とから成るローラ対とが離間した状態で、入口ローラ601により搬送される用紙Sは、2組のローラ対により挟持されて搬送され、第1搬送路p1を通過して第2搬送路p2に進入し、駆動回転する搬送ローラ対602によって挟持されて搬送される。
搬送ローラ対602は、図示しない駆動源に接続する駆動ローラ602Aと、駆動ローラ602Aに所定荷重で圧接して従動回転する従動ローラ602Bと、駆動ローラ602Aに接続して正逆転を規制するトルクリミッタ602Cとから成る。
図11は単葉折り機FSの制御手段90のブロック図である。
図1に示す操作パネル7において、用紙サイズ及び外三つ折り処理を設定し、画像形成システムの駆動を開始すると、単葉折り機FS1に搬送された用紙Sの先端部通過をセンサPS1が検知して所定パルスを計数後に、制御手段90は駆動ローラ602Aの回転を停止させ、用紙Sの先端部を所定位置に停止させる(図5、図9(a)、図12(a)参照)。
〈第1折り処理部61の用紙搬送駆動手段〉
図7(a)は、第1折り処理部61に用紙Sを導入して直進させる状態の駆動手段の正面図を示す。
第1折り処理部61の用紙搬送駆動手段は、単葉折り機FSの背面側に配置されている。駆動源のモータM1の回転軸上に固定された歯車Z1は、歯車Z2を介して歯車Z3及び歯車Z3の回転軸上に固定された折りローラ611を図示反時計方向に回転させる。歯車Z3は、アイドラ歯車Z4を介して歯車Z5及び歯車Z5の回転軸上に固定された折りローラ612を図示反時計方向に回転させる。
また、歯車Z3は、歯車Z6及び歯車Z6の回転軸上に固定された折り搬送ローラ613を図示時計方向に回転させる。歯車Z5は、歯車Z7及び歯車Z7の回転軸上に固定された折り搬送ローラ614を図示時計方向に回転させる。
上記の駆動手段によって、折りローラ611と折り搬送ローラ613、折りローラ612と折り搬送ローラ614、から成る2組の折りローラ対は、用紙Sを挟持して矢印方向に直進させる。
一方、駆動源のモータM1の回転軸上に固定された歯車Z1は、歯車Z8を介して歯車Z9及び歯車Z9の回転軸上に固定された入口ローラ601を図示反時計方向に回転させる。
図7(b)は、第1折り部61において用紙Sを折り処理させる状態の駆動手段の正面図を示す。
折り処理時には、アイドラ歯車Z4が、図示しない駆動手段により、歯車Z5の回転軸を中心にして揺動され、歯車Z5との噛み合いを保持し、歯車Z3との噛み合いが解除される。これにより、歯車Z3は直接、歯車Z5に噛み合い、歯車Z5の回転軸上に固定された折りローラ612を図示時計方向に回転させる。同時に、歯車Z5に噛み合う歯車Z7は、折り搬送ローラ614を図示反時計方向に回転させる。
上記の駆動手段によって、折りローラ611と折り搬送ローラ613、折りローラ612と折り搬送ローラ614、から成る2組の折りローラ対は、用紙Sを挟持して折り処理し、用紙直進方向に直交する矢印方向に搬送させる。
第1折り処理部61において、搬送された用紙Sの先端部通過をセンサPS1が検知して所定パルスを計数後に、制御手段は用紙Sの先端部が折りローラ対の対向位置から用紙全長Lの三分の二の位置に到達した位置で用紙Sを停止させる(図9、図12(a)参照)。
用紙Sが所定位置に停止した後、折りローラ611と折り搬送ローラ613とから成る第1のローラ対と、折りローラ612と折り搬送ローラ614とから成る第2のローラ対とにより第1折り処理が行われ、用紙Sに第1の折り目aが形成される(図6、図9(b)、図12(c)参照)。
この第1折り処理時に、第1折り処理部61の2組のローラ対の折り処理駆動により、用紙Sの先端部は第2搬送路p2から第1搬送路p1に向かって移動し、搬送ローラ対602の挟持位置から引き抜かれて第1折り処理部61の方向に進行する。
第1折り処理部61の2組のローラ対による用紙Sの折り搬送力によって、駆動回転されている搬送ローラ対602に挟持されている用紙Sの先端部近傍は、トルクリミッタの設定トルクにうちかって、搬送ローラ対602の駆動ローラ602A、従動ローラ602Bを逆回転させて、搬送ローラ対602の挟持位置から引き抜かれる。
第1折り処理部61において第1の折り目aが形成された用紙Sは、主搬送路p3,p4を通過して第2折り処理部62に進行する(図10(a)参照)。用紙Sの先端部は第2折り処理部62の2組のローラ対が離間した状態で搬送され、更に、第2搬送路p2に進入し、駆動回転されている搬送ローラ対602により搬送される。
〈第2折り処理〉
搬送された用紙Sの先端部通過をセンサPS2が検知して所定パルスを計数後に、制御手段90は駆動ローラ602Aの回転を停止させ、用紙Sの先端部を所定位置に停止させる(図10(a)、図12(d)参照)。
第2折り処理部62において、用紙Sの第1の折り目aが折りローラ対の対向位置から用紙全長Lの三分の一の位置に停止した後、第2折り処理部62により第2折り処理が行われ、用紙Sに第2の折り目bが形成される(図10(b)、図12(e)参照)。
この第2折り処理時に、第2折り処理部62の折り処理駆動により、用紙Sの先端部は第2搬送路p2から第2折り処理部62に向かって移動し、搬送ローラ対602の挟持位置から引き抜かれる。
第2折り処理部62による用紙Sの折り搬送力によって、駆動回転されている搬送ローラ対602に挟持されている用紙Sの先端部近傍は、トルクリミッタの設定トルクにうちかって、搬送ローラ対602の駆動ローラ602A、従動ローラ602Bを逆回転させて、搬送ローラ対602の挟持位置から引き抜かれる。
第2の折り目bが形成されて外三つ折り処理が完了した用紙Sは、駆動回転する第2折り処理部62に挟持されて第2の折り目bを先頭にして搬送され(図12(f)参照)、搬送路p5,p6,p7を通過し、単葉搬出部20に排出され、昇降トレイ24又はサブ排紙トレイ27に収容される。
図12(g)は、Z字型に外三つ折り処理された用紙Sの斜視図である。aは外三つ折り処理された用紙Sの第1の折り目、bは第2の折り目を示す。
本発明の実施の形態では、複写機本体に接続した単葉折り機FSについて説明したが、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に接続して使用する単葉折り機FSにも適用可能である。また、単独の単葉折り機FSとして各種折り処理等を実施することも可能である。更に、単葉折り機FSに他の用紙後処理装置を接続して各種の後処理を連続して実行する事も可能である。
画像形成装置、用紙後処理装置から成る画像形成システムの全体構成図。 本発明に係る後処理装置の全体構成図。 各種後処理後の用紙の斜視図。 本発明による用紙折り処理部の断面図。 用紙が第1折り処理部と搬送路を通過する状態を示す正面図。 用紙が第1折り処理部により折り処理される状態を示す正面図。 第1折り処理部の駆動手段の正面図。 折りローラ駆動切換手段の正面図。 第1折り処理時の用紙の処理経路を示す正面図。 第2折り処理時の用紙の処理経路を示す正面図。 単葉折り機の制御手段のブロック図。 第1折り処理部、第2折り処理部による外三つ折り処理工程を示す模式図。
符号の説明
60 単葉折り処理部
601 入口ローラ
602 搬送ローラ対
602A 駆動ローラ
602B 従動ローラ
602C トルクリミッタ
61 第1折り処理部
611,612,621,622 折りローラ
613,614,623,624 折り搬送ローラ
62 第2折り処理部
FS 用紙後処理装置(単葉折り機)
M1,M2 モータ
PS1,PS2 センサ
S 記録用紙(用紙)
a 第1の折り目
b 第2の折り目
p1 第1搬送路
p2 第2搬送路
p3,p4 主搬送路

Claims (5)

  1. 画像形成装置から排出された用紙に第1の折り目を形成する第1折り処理部と、第2の折り目を形成する第2折り処理部と、により三つ折り処理を行う用紙後処理装置において、
    前記第1折り処理部と前記第2折り処理部とを用紙搬送方向に直列配置した主搬送路と、
    前記第1折り処理部の用紙搬送方向下流側の第1搬送路と、
    前記第2折り処理部の用紙搬送方向下流側の第2搬送路と、
    前記第1搬送路と前記第2搬送路の各下流側が合流する搬送路に配置され駆動手段により正回転する搬送ローラ対と、
    前記搬送ローラ対を逆回転可能にするトルクリミッタ、とを有し、
    大サイズの用紙に対する三つ折り処理を設定すると、前記搬送ローラ対は、前記第1折り処理部及び前記第2折り処理部において、搬送される前記用紙の先端部を挟持して正回転により搬送し、所定位置に停止させた後、前記第1折り処理部の折りローラ対の搬送力又は前記第2折り処理部の折りローラ対の搬送力が前記トルクリミッタの規制トルクを超えると前記搬送ローラ対が空転し、前記用紙を前記搬送ローラ対の挟持位置から引き抜いて反転搬送し、前記折りローラ対の挟持位置に送り込むことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記第1折り処理部の近傍に前記用紙の先端部通過を検知する第1センサを配置し、制御手段は前記第1センサの検知信号から所定時間経過後、前記用紙を所定位置に停止させた後、前記第1折り処理部の折りローラ対を駆動回転させ、前記用紙を挟持させて搬送し第1の折り目を形成させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  3. 前記第2折り処理部の近傍に前記用紙の先端部通過を検知する第2センサを配置し、制御手段は前記第2センサの検知信号から所定時間経過後、前記用紙を所定位置に停止させた後、前記第2折り処理部の折りローラ対を駆動回転させ、前記用紙を挟持させて搬送し第2の折り目を形成させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  4. 前記大サイズの用紙は、B4判、A3判以上のサイズの用紙であることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  5. 前記三つ折り処理は、前記用紙の長手方向を三等分する第1の折り目と第2の折り目によってZ字型に折り畳むことを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
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