JP4045943B2 - 用紙後処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの諸機能を有する複合機等の画像形成装置から排出される用紙に対して、折り処理等の後処理を行う用紙後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置により画像が記録された用紙に穿孔処理、折り処理等の後処理を行う用紙後処理装置が提供されている。この用紙後処理装置は、画像形成装置本体のプリント機能と接続されて駆動される。
【0003】
特開平10−148983号公報に開示された用紙処理装置は、用紙搬送路上流側の搬送ローラ対と、下流側の搬送ローラ対と、これらの搬送ローラ対の中間に分岐して配置された折りローラ対とから成り、用紙を二つ折り処理するものである。
【0004】
特開2001−72321号公報に開示された用紙後処理装置においては、複数枚の用紙を中折り処理する用紙束中折り処理部において、1枚の用紙に対するZ折り、内巻き三つ折り、中折り等の折り処理を実施していた。
【0005】
また、特開2001−261220号公報に開示された用紙後処理装置においては、第1の後処理部において、1枚の用紙に対するZ折り処理を行い、綴じ処理部の下流側に配置された第2の後処理部において、複数枚の用紙に対する中折り処理と、1枚の用紙に対する内巻き三つ折り、中折り等の折り処理を行うものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−148983号公報(段落番号0011及び図2)
【0007】
【特許文献2】
特開2001−72321号公報(特許請求の範囲)
【0008】
【特許文献3】
特開2001−261220号公報(特許請求の範囲)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の折り処理を行う用紙後処理装置においては、以下の課題がある。
【0010】
(1) 特許文献1に記載の用紙処理装置では、用紙にループを形成する搬送ローラ対と、折り込みを行う紙折りローラ対とが別個に構成されているから、構造が複雑になる。また、上流側の搬送ローラ対と下流側の搬送ローラ対とが離れた位置に配置されているから、占有空間が大きく、省スペース化が困難である。
【0011】
(2) 特許文献2及び特許文献3に開示された用紙後処理装置においては、用紙を一旦、中間スタッカに収容したのち折り処理を行うため、装置が複雑化、大型化する課題がある。
【0012】
また、1枚の用紙に対する三つ折り、中折り、Z折り等の折り処理は、綴じ処理部の下流側に配置された用紙束中折り処理部に搬送されて折り処理が実施されるため、傾斜し屈折した長い用紙搬送路において用紙搬送不良を発生するおそれがある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明の下記の用紙後処理装置により解決される。
【0014】
画像形成装置から排出された用紙を搬送し所定荷重で圧接して回転可能に支持する一対の折りローラと、前記一対の折りローラに所定荷重で圧接する一対の折り搬送ローラとから成る用紙折り処理部で折り処理を実施する用紙後処理装置において、
前記一対の折りローラの各回転軸端部の通紙領域外に固定され互いに噛み合う歯車対と、
前記一対の折りローラを駆動回転させる駆動手段と、
前記一対の折りローラを圧接位置と離間位置に移動させる折りローラ移動手段と、
前記歯車対に選択的に噛み合い、前記一対の折りローラが圧接位置にある時は待避位置に移動し、前記一対の折りローラが離間位置に移動した時に前記歯車対に噛み合い駆動を伝達するアイドラ歯車と、
前記アイドラ歯車を前記圧接位置と前記離間位置に移動させる駆動切換手段と、を有し、
前記用紙折り処理部で用紙を搬送させる時には、前記折りローラ移動手段により前記歯車対を離間させ噛み合いを解除するとともに、前記駆動切換手段を駆動させて前記アイドラ歯車を前記歯車対に噛み合わせ、前記一対の折りローラを同方向に回転させ、
前記用紙折り処理部で用紙の折り処理を実施する時には、前記駆動切換手段を駆動させて前記アイドラ歯車を前記歯車対から離脱させるとともに、前記折りローラ移動手段により前記歯車対を噛み合わせ、前記一対の折りローラ対を逆方向に回転させることを特徴とする用紙後処理装置。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の用紙後処理装置を図面に基づいて説明する。
【0016】
[画像形成システム]
図1は画像形成装置A、用紙後処理装置(以下、後処理装置と称す)Bから成る画像形成システムの全体構成図である。
【0017】
[画像形成装置]
画像形成装置Aは、回転する静電潜像担持体(以下、像担持体と称す)1の周囲に、帯電装置2、像露光装置(画像書込部)3、現像装置4、転写装置5A、除電分離装置5B、及びクリーニング装置6を配置した画像形成部を有する。画像形成部は、帯電装置2によって像担持体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光装置3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像装置4により反転現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
【0018】
一方、画像形成装置Aの中段に配置された給紙カセット7A,7B、下段に配置された大容量給紙トレイ7C,7D、側方に配置された手差し給紙トレイ7E等から給紙された記録用紙Sは、レジストローラ7Fを経由して転写位置へ送られる。
【0019】
転写位置において転写装置5Aにより前記トナー像が記録用紙S上に転写される。その後に、記録用紙Sは除電分離装置5Bにより裏面の電荷が消去されて像担持体1から分離され、用紙搬送部7Gにより搬送され、引き続き定着装置8によりトナー画像が加熱定着される。定着装置8を通過した記録用紙Sは、搬送路切り換え板9Bの右側方の通紙路を通過して、下方の反転搬送部9Cに送り込まれた後、逆転上昇され、搬送路切り換え板9B左側方の通紙路を通過して、排紙ローラ9Aにより排出される。
【0020】
記録用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着装置8により加熱定着された記録用紙Sを、搬送路切り換え板9Bにより通常の排紙通路から分岐し、両面搬送部9Dにおいてスイッチバックして表裏反転した後、再び画像形成部を通過し、記録用紙Sの裏面に画像を形成し、定着装置8を経て、排紙ローラ9Aにより装置外に排出される。
【0021】
一方、像担持体1の画像処理後の表面は、クリーニング装置6により表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
【0022】
[後処理装置]
図2は、本発明に係る後処理装置Bの全体構成図である。
【0023】
後処理装置Bは、受入部10、排紙部20、表紙用紙給紙部30、穿孔処理部40、搬送部50、用紙折り処理部60から構成されている。
【0024】
〈受入部10〉
受入部10の入口ローラ11は、画像形成装置Aの排紙ローラ9Aとほぼ合致するような位置と高さに設置されている。
【0025】
受入部10には、画像形成装置Aから画像形成処理された記録用紙Sと、表紙用紙給紙部30から供給される表紙用紙Kとが導入される。
【0026】
入口ローラ11に導入された記録用紙Sは、搬送路切換手段G1によって排紙部20と穿孔処理部40の何れかに分岐される。
【0027】
〈排紙部20〉
この用紙搬送が設定されると、搬送路切換手段G1は穿孔処理部40への搬送路を遮断し、排紙部20への搬送路を開放する。
【0028】
排紙部20の搬送路を通過する記録用紙Sは、搬送ローラ21,22に挟持されて直進し、排紙ローラ23により排出され、昇降排紙台(メイントレイ)24上に載置され、順次積載される。昇降排紙台24に多数枚の記録用紙Sを排紙、積載するときには、昇降排紙台24が順次下降するように構成されていて、最大3000枚の記録用紙Sを収容する事が可能である。
【0029】
搬送路切換手段G2によって搬送ローラ22の用紙搬送方向下流側の図示上方に分岐された記録用紙Sは、搬送ローラ25を通過し、排紙ローラ26によって装置外の固定排紙台(サブトレイ)27上に排出、収容される。固定排紙台27上には最大約200枚の記録用紙Sを積載することができる。
【0030】
搬送ローラ25下流に配置された搬送路切換手段G3は搬送される記録用紙Sを分岐して後処理装置内部の固定排紙台(内部トレイ)29に排出させる。
【0031】
〈表紙用紙給紙部30〉
表紙用紙給紙部30の給紙皿31内に収容された表紙用紙K、又はインサート用紙は、給紙手段32により分離、給送され、搬送ローラ33,34,35,36に挟持されて、受入部10に導入される。
【0032】
なお、表紙用紙給紙部30に表紙用紙K、インサート用紙、又は記録用紙Sを装填して、オフラインで穿孔処理、折り処理を実施することも可能である。
【0033】
以下、記録用紙S、表紙用紙K、インサート用紙を一括して用紙Sと総称する。
【0034】
〈穿孔処理部40〉
受入部10の搬送路切換手段G1により分岐された用紙Sは、搬送路切換手段G1の下方に配置された搬送ローラ41に挟持され、穿孔処理部40に搬送される。穿孔処理部40の穿孔器は、駆動手段により駆動されるパンチと、パンチの刃部に嵌合するダイスとから成る。穿孔処理された用紙Sは、下方の搬送部50に送られる。又は、穿孔処理後の用紙Sは、搬送路切換手段G4により逆送されて排紙部20に送られ排出される。
【0035】
〈搬送部50〉
搬送部50に送られた用紙Sは、搬送ローラ51,52,53,54により挟持されて用紙折り処理部60に搬送される。
【0036】
〈用紙折り処理部60〉
搬送部50から用紙折り処理部60に搬送された用紙Sは、入口ローラ601に挟持されて搬送され、第1折り部61、第2折り部62、第3折り部63において、外中折り、内中折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、内四つ折り(以下、観音折りとも称す)、ダブルパラレル折り等の折り処理が実施されて、排紙部20に排出される。
【0037】
図3は、本発明による用紙折り処理部60の断面図である。
第1折り部61は、折りローラ611と折りローラ612とから成り圧接、離間可能な折りローラ対と、折りローラ611に圧接する折り搬送ローラ613、折りローラ612に圧接する折り搬送ローラ614、及び用紙Sの折り目部を前記折りローラ対の挟持位置に押し込むガイド部材615から構成されている。
【0038】
第2折り部62及び第3折り部63は、第1折り部61とほぼ同一の構成をなす。
【0039】
用紙折り処理部60には、第1折り部61、第2折り部62及び第3折り部63を接続する複数の搬送路▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼,▲5▼,▲6▼,▲7▼,▲8▼及び用紙Sを挟持して搬送する複数の搬送ローラ602,6O3,604,605,606,607,608,609が配置されている。
【0040】
第1折り部61、第2折り部62及び第3折り部63の各用紙搬送手段、用紙先端部検知用センサPS1,PS2,PS3、及び各駆動手段は、ほぼ同一の構成をなすから、以下、第1折り部61を代表して説明する。
【0041】
〈第1折り部61〉
図4は、用紙Sが第1折り部61及び搬送路▲1▼を通過する状態を示す正面図である。
【0042】
入口ローラ601から搬送される用紙Sが第1折り部61を通過するに先だって、後述の図7に示す駆動手段によって、折りローラ611と同軸上に配置されたカム616Aが回転される。折りローラ611と同軸上に配置された円盤状のフォロワ616Bと、折り搬送ローラ614とは、揺動板617に回転可能に支持されている。揺動板617は支軸617Aにより回転可能に支持され、バネ617Bにより一方向に付勢されている。
【0043】
このバネ付勢により、折りローラ612の外周面は折りローラ611の外周面に圧接し、カム616Aはフォロワ616Bに圧接する。カム616Aが回転して最大半径部に到達したとき、折りローラ611と折りローラ612とは対向位置において最大離間位置に保持される。
【0044】
カム616Aとフォロワ616Bとが圧接する位置の用紙搬送上流側には、バックアップローラ618Aが配置されている。バネ618Bに付勢されたバックアップローラ618Aは、カム616Aを背面から押圧し、カム616Aとフォロワ616Bとを圧接させ、折りローラ611と折りローラ612との離間を確実にする。
【0045】
折りローラ611と折りローラ612との圧接が解除されて離間されると、後述の図6(b)に示す駆動手段により、折りローラ611,612は図示の反時計方向に回転可能になる。
【0046】
折り搬送ローラ613の背面側には、図示しないバネ付勢手段が設けられ、折り搬送ローラ613を折りローラ611に圧接した状態に保持している。折り搬送ローラ614の背面側にも、図示しないバネ付勢手段が設けられ、折り搬送ローラ614を折りローラ612に圧接した状態に保持している。
【0047】
折りローラ611,612は後述の図6(a)に示す駆動手段によって同方向の図示反時計方向に回転される。折り搬送ローラ613,614も上記駆動手段によって同方向の図示時計方向に回転される。
【0048】
第1折り部61の直進通紙路に搬送された用紙Sは、折りローラ611と折り搬送ローラ613、折りローラ612と折り搬送ローラ614にそれぞれ挟持されて直進搬送される。搬送される用紙Sの先端部通過がセンサPS1によって検知されたのち、所定パルスを計数後、用紙Sは所定位置に停止される。
【0049】
図5は、用紙Sが第1折り部61により折り処理される状態を示す正面図である。
【0050】
搬送路▲1▼に搬送された用紙Sの先端部通過をセンサPS1が検知して所定パルスを計数後に、制御手段は用紙Sを所定位置に停止させる。この用紙Sの停止位置は、用紙サイズ、折り処理の選択設定によって定められる。
【0051】
用紙Sの停止後、駆動手段によりカム616Aが180度回転され、カム616Aの最小半径部が挟持位置に到達すると、折りローラ611と折りローラ612とが圧接状態に保持される。
【0052】
折りローラ611,612は後述の図8に示す駆動手段の切り換えによって互いに逆方向に駆動回転される。折り搬送ローラ613,614も後述の駆動手段の切り換えによって互いに逆方向に駆動回転される。
【0053】
折りローラ611と折り搬送ローラ613に挟持された用紙Sの用紙搬送方向下流側と、折りローラ612と折り搬送ローラ614に挟持された用紙Sの用紙搬送方向上流側とは、折りローラ611,612の挟持位置に押し込まれて折られ、折り目を先頭にして搬送路▲1▼に直交する方向に排出される。
【0054】
〈第1折り部61の用紙搬送駆動手段〉
図6(a)は、第1折り部61に用紙Sを導入して直進させる状態の駆動手段の正面図を示す。
【0055】
第1折り部61の用紙搬送駆動手段は、後処理装置Bの背面側に配置されている。駆動源のモータM1の回転軸上に固定された歯車Z1は、歯車Z2を介して歯車Z3及び歯車Z3の回転軸上に固定された折りローラ611を図示反時計方向に回転させる。歯車Z3は、アイドラ歯車Z4を介して歯車Z5及び歯車Z5の回転軸上に固定された折りローラ612を図示反時計方向に回転させる。
【0056】
また、歯車Z3は、歯車Z6及び歯車Z6の回転軸上に固定された折り搬送ローラ613を図示時計方向に回転させる。歯車Z5は、歯車Z7及び歯車Z7の回転軸上に固定された折り搬送ローラ614を図示時計方向に回転させる。
【0057】
上記の駆動手段によって、折りローラ611と折り搬送ローラ613、折りローラ612と折り搬送ローラ614、から成る2組の折りローラ対は、用紙Sを挟持して矢印方向に直進させる。
【0058】
図6(b)は、第1折り部61において用紙Sを折り処理させる状態の駆動手段の正面図を示す。
【0059】
折り処理時には、アイドラ歯車Z4が、後述の図8に示す駆動手段により、歯車Z5の回転軸を中心にして揺動され、歯車Z5との噛み合いを保持し、歯車Z3との噛み合いが解除される。これにより、歯車Z3は直接、歯車Z5に噛み合い、歯車Z5の回転軸上に固定された折りローラ612を図示時計方向に回転させる。同時に、歯車Z5に噛み合う歯車Z7は、折り搬送ローラ614を図示反時計方向に回転させる。
【0060】
上記の駆動手段によって、折りローラ611と折り搬送ローラ613、折りローラ612と折り搬送ローラ614、から成る2組の折りローラ対は、用紙Sを挟持して折り処理し、用紙直進方向に直交する矢印方向に搬送させる。
【0061】
〈折りローラ対の駆動切換手段〉
図7は折りローラ対の駆動切換手段の正面図を示し、図7(a)は第1折り部61に用紙Sを導入して直進させる状態を示す。
【0062】
第1折り部61の駆動切換手段は、後処理装置Bの前面側に配置されている。駆動源のモータM2の回転軸上に固定された歯車Z11は、歯車Z12,Z13を介して歯車Z14及び歯車Z14の回転軸上に固定されたカム616Aを図示反時計方向に回転させる。カム616Aはフォロワ616Bを圧接する。カム616Aの回転により、カム616Aの最大半径部がフォロワ616Bに当接すると、フォロワ616Bが押し上げられて、フォロワ616Bの軸上の折りローラ612が折りローラ611から離間する。
【0063】
図7(b)は第1折り部61において用紙Sを折り処理させる状態の駆動手段の正面図を示す。
【0064】
カム616Aの回転により、カム616Aの最小半径部がフォロワ616Bに当接すると、フォロワ616Bが下降されて、フォロワ616Bの軸上の折りローラ612が折りローラ611に圧接する。
【0065】
〈折りローラ対の正逆転切換駆動手段〉
図8は折りローラ対の正逆転切換駆動手段の正面図を示し、図8(a)は第1折り部61に用紙Sを導入して直進させる状態を示す。
【0066】
後処理装置Bの前面側には、図7に示す歯車Z13の回転軸にカム620が固定されている。カム620は、折りローラ612の回転軸612Aを中心にして揺動可能なレバー621の一方の端部に回転可能に支持されたコロ622に圧接している。
【0067】
レバー621の中間部には、アイドラ歯車Z4が回転可能に支持されている。アイドラ歯車Z4の他方の端部に係止されたバネ623は、コロ622をカム620のカム面に圧接する。カム620のカム面の最小半径部にコロ622が当接した状態で、歯車Z4は歯車Z3と歯車Z5に噛み合い、折りローラ611,612を図示反時計方向に回転させ、用紙Sを直進方向に搬送する。
【0068】
図8(b)は第1折り部61において用紙Sを折り処理させる状態の駆動手段の正面図を示す。
【0069】
カム620の回転により、カム面の最大半径部にコロ622が当接した状態で、アイドラ歯車Z4は歯車Z3から離間するとともに、カム616Aの駆動により歯車Z3,Z5が直接噛み合い、折りローラ612を図示時計方向に回転させ、用紙Sを折り処理し、用紙直進方向に直交する矢印方向に搬送させる。
【0070】
〈用紙折り処理部60の制御〉
図9は、用紙折り処理部60の制御を示すブロック図である。
【0071】
画像形成装置Aの操作部において、用紙サイズの設定と、各種折り処理の選択とが設定される。各種折り処理として、2面開きの外中折りと内中折り、3面開きのZ折りと外三つ折りと内三つ折り、4面開きの観音折りとダブルパラレル折りの7種が制御手段90により実行可能である。
【0072】
前記用紙サイズと折り処理の選択とが設定されると、画像形成装置Aから画像面下側にして排出され、後処理装置Bに導入された用紙Sは、用紙折り処理部60において、第1折り部61、第2折り部62、第3折り部63、及び搬送ローラ602〜609、搬送路▲1▼〜▲9▼を選択通過して、各種折り処理が実施される。
【0073】
[用紙折り処理]
用紙折り処理部60において、2面開きの外中折りと内中折り処理、3面開きのZ折り処理と外三つ折り処理と内三つ折り処理、4面開きの観音折り処理とダブルパラレル折り処理の7種が実行可能である。
【0074】
〈外中折り処理〉
用紙Sへの用紙画像面外側の外中折り処理は、第1折り部61において行われる。
【0075】
図10は外中折り処理時の用紙Sの処理経路を示す正面図、図11(a),(b),(c)は用紙Sの外中折り処理工程を示す模式図、図11(d)は折り処理された用紙Sの斜視図である。
【0076】
以下、用紙画像面外側の中折り処理工程を説明する。
(a) 画像形成装置Aにより画像面tを下側(フェイスダウン)にして形成されて排出される用紙Sは、後処理装置Bの受入部10、搬送部50を通過して、画像面tを下側にして入口ローラ601に挟持されて用紙折り処理部60に導入される。
【0077】
第1折り部61に搬送された用紙Sの先端部が、駆動回転する折りローラ611と折り搬送ローラ613の挟持位置を通過し、駆動回転する折りローラ612と折り搬送ローラ614に挟持されて搬送され、搬送路▲1▼を直進する。センサPS1により用紙先端通過を検出されたのち、所定時間経過後、制御手段90により、折りローラ611,612の駆動が停止され、用紙Sは所定位置に停止される。この用紙停止位置は、用紙Sの搬送方向中央部近傍が折りローラ611,612の中間位置である(図11(a)参照)。
【0078】
(b) 折りローラ612と折り搬送ローラ614の逆転駆動開始により、用紙Sの先端方向の二分の一箇所が折りローラ611,612の圧接位置Nに押し込まれて加圧され、中折りの折り目aが形成される(図11(b),(c)参照)。
【0079】
(c) 中折りの折り目aが形成された用紙Sは、駆動される折りローラ611,612に挟持されて排出され、折り目aを先頭にして搬送路▲2▼,▲3▼を通過し、第2折り部62に進行する。
【0080】
(d) 第2折り部62に搬送された用紙Sは、駆動回転する折りローラと折り搬送ローラの挟持位置を通過し、駆動回転する折りローラと折り搬送ローラの挟持位置を通過する。
【0081】
(e) 折り目aが形成されて中折り処理が完了した用紙Sは、駆動する搬送ローラ603,607に挟持されて搬送路▲4▼を通過して排出され、折り目aを先頭にして排紙部20に進行する。
【0082】
〈内中折り処理〉
用紙Sへの用紙画像面内側の内中折り処理は、第3折り部63において行われる。
【0083】
図12は内中折り処理時の用紙Sの処理経路を示す正面図、図13(a),(b),(c),(d)は用紙Sの内中折り処理工程を示す模式図、図13(e)は折り処理された用紙Sの斜視図である。
【0084】
用紙折り処理部60に導入された用紙Sは、第1折り部61を無処理のまま通過し、搬送路▲2▼,▲6▼を経て、第3折り部63に送られる。第3折り部63において、画像面tを内側にして中折り処理された用紙Sは、折り目aを先頭にして、搬送路▲4▼を通過し、排紙部20に排出される。
【0085】
〈Z折り処理〉
用紙SへのZ折り処理は、第1折り部61においてZ折りの第1折り処理が行われ、第3折り部63においてZ折りの第2折り処理が行われる。
【0086】
図14はZ折り処理時の用紙Sの処理経路を示す正面図、図15(a)〜(f)は、第1折り部61、第3折り部63によるZ折り処理工程を示す模式図である。
【0087】
入口ローラ601に挟持されて第1折り部61に搬送された用紙Sの先端部が、駆動回転する折りローラ611と折り搬送ローラ613の対向位置を通過し、駆動回転する折りローラ612と折り搬送ローラ614に挟持されて搬送される。センサPS1により用紙先端通過を検出されたのち、所定時間経過後、制御手段90により、折りローラ611,612の駆動が停止され、用紙Sは所定位置に停止する。この用紙停止位置は、用紙Sの先端部が折りローラ611,612の対向位置より用紙搬送方向の全長Lの四分の一だけ前進した位置である(図15(a)参照)。
【0088】
折りローラ612の折りローラ611への圧接と、折りローラ612、折り搬送ローラ614の逆回転開始駆動とにより、用紙Sの先端方向の四分の一箇所が折りローラ611,612の圧接位置Nに押し込まれて加圧され、Z折りの第1の折り目bが形成される(図15(b)参照)。
【0089】
Z折りの第1の折り目bが形成された用紙Sは、駆動回転する折りローラ611,612に挟持されて排出され、第1の折り目bを先頭にして第3折り部63に進行する(図15(c)参照)。
【0090】
第3折り部63に搬送された用紙Sの第1の折り目bが、駆動回転する折りローラ対間の対向位置を通過し、センサPS3により用紙先端通過が検出されたのち、所定時間経過後、制御手段90により、折りローラ対の駆動が停止され、用紙Sは所定位置に停止する。この用紙停止位置は、用紙Sの後端部と折りローラ対の対向位置との間隔が、用紙Sの全長Lの二分の一である(図15(d)参照)。
【0091】
第1折り部61と同様にして折りローラ対の圧接と逆転駆動開始により、用紙Sの搬送方向中央部が折りローラ対の圧接位置に押し込まれて加圧され、Z折りの第2の折り目cが形成される(図15(e)参照)。この時、折りローラ対の圧接位置に用紙Sの先端部が先に到達し、次に第2の折り目cとなる湾曲部が圧接位置に到達する。
【0092】
第2の折り目cが形成されてZ折り処理が完了した用紙Sは、駆動回転する折りローラ対及び搬送ローラ606に挟持されて排出され、第2の折り目cを先頭にして搬送路▲4▼を通過し、排紙部20に排出される(図15(f)参照)。
【0093】
図15(g)は、Z折り処理された用紙Sの斜視図である。bはZ折り処理された用紙Sの第1の折り目、cは第2の折り目、tは画像面を示す。Z折り処理された用紙Sは、ファイル装填に好適な形状となる。
【0094】
〈外三つ折り処理〉
用紙Sへの外三つ折り処理は、第1折り部61において第1折り処理が行われ、第2折り部62において第2折り処理が行われる。
【0095】
図16は外三つ折り処理時の用紙Sの処理経路を示す正面図、図17(a)〜(f)は、第1折り部61、第2折り部62による外三つ折り処理工程を示す模式図である。
【0096】
第1折り部61において、搬送された用紙Sの先端部通過をセンサPS2が検知して所定パルスを計数後に、制御手段90は用紙Sを所定位置に停止させる。
【0097】
用紙Sの先端部が折りローラ対の対向位置から用紙全長Lの三分の二の位置に停止した後、折りローラ対により第1折り処理が行われ、用紙Sに第1の折り目dが形成される(図17(a)〜(c)参照)。
【0098】
第2折り部62において、用紙Sの第1の折り目dが折りローラ対の対向位置から用紙全長Lの三分の一の位置に停止した後、折りローラ対により第2折り処理が行われ、用紙Sに第2の折り目eが形成される(図17(d)〜(f)参照)。
【0099】
第2の折り目eが形成されて外三つ折り処理が完了した用紙Sは、駆動回転する第2折り部62の折りローラ対及び搬送ローラ604,605に挟持されて第2の折り目eを先頭にして搬送され、第3折り部63を通過し、搬送ローラ608,609に挟持されて排出され、第2の折り目cを先頭にして搬送路▲4▼を通過し、排紙部20に排出される(図16参照)。
【0100】
図17(g)は、Z字型に外三つ折り処理された用紙Sの斜視図である。dは外三つ折り処理された用紙Sの第1の折り目、eは第2の折り目、tは画像面を示す。
【0101】
〈内三つ折り処理〉
用紙Sへの内三つ折り処理は、第1折り部61において第1折り処理が行われ、第2折り部62において第2折り処理が行われる。
【0102】
内三つ折り処理は、外三つ折り処理時の用紙搬送経路は同じであるから、用紙Sの処理経路を示す正面図は省略する。
【0103】
図18(a)〜(f)は、第1折り部61、第2折り部62による内三つ折り処理工程を示す模式図である。
【0104】
内三つ折り処理時には、第1折り部61、第2折り部62における用紙Sの停止位置が異なる。
【0105】
第1折り部61において、用紙Sの先端部が折りローラ対の対向位置から用紙全長Lの三分の一の位置に停止した後、折りローラ対により第1折り処理が行われ、用紙Sに第1の折り目fが形成される(図18(a)〜(c)参照)。
【0106】
第2折り部62において、用紙Sの第1の折り目dが折りローラ対の対向位置から用紙全長Lの三分の一の位置に停止した後、折りローラ対により第2折り処理が行われ、用紙Sに第2の折り目gが形成される(図18(d)〜(f)参照)。
【0107】
図18(g)は、内三つ折り処理された用紙Sの斜視図である。fは内三つ折り処理された用紙Sの第1の折り目、gは第2の折り目、tは画像面を示す。
【0108】
〈ダブルパラレル折り処理〉
用紙Sへのダブルパラレル折り処理は、第1折り部61において第1折り処理が行われ、第2折り部62において第2折り処理が行われる。
【0109】
ダブルパラレル折り処理は、外三つ折り処理時の用紙搬送経路は同じであるから、用紙Sの処理経路を示す正面図は省略する。
【0110】
図19(a)〜(f)は、第1折り部61、第2折り部62によるダブルパラレル折り処理工程を示す模式図である。
【0111】
ダブルパラレル折り処理は、外三つ折り処理時や内三つ折り処理時の用紙搬送経路は同じであるが、用紙Sの停止位置が異なる。
【0112】
第1折り部61において、用紙Sの先端部が折りローラ対の対向位置から用紙全長Lの二分の一の位置に停止した後、折りローラ対により第1折り処理が行われ、用紙Sに第1の折り目hが形成される(図19(a)〜(c)参照)。
【0113】
第2折り部62において、用紙Sの第1の折り目hが折りローラ対の対向位置から用紙全長Lの四分の一の位置に停止した後、折りローラ対により第2折り処理が行われ、用紙Sに内側の第2の折り目i、外側の第3の折り目jが同時に形成される(図19(d)〜(f)参照)。
【0114】
図19(g)は、ダブルパラレル折り処理された用紙Sの斜視図である。hはダブルパラレル折り処理された用紙Sの第1の折り目、iは第2の折り目、jは第3の折り目、tは画像面を示す。
【0115】
〈観音折り処理〉
用紙Sへの観音折り処理は、第1折り部61において第1折り処理が行われ、第2折り部62において第2折り処理が行われ、第3折り部63において第3折り処理が行われる。
【0116】
図20は観音折り処理時の用紙Sの処理経路を示す正面図、図21(a)〜(f)は、第1折り部61、第2折り部62、第3折り部63による観音折り処理工程を示す模式図である。
【0117】
第1折り部61において、用紙Sの先端部が折りローラ対の対向位置から用紙全長Lの四分の一の位置に停止した後、折りローラ対により第1折り処理が行われ、用紙Sに第1の折り目kが形成される(図21(a)〜(c)参照)。
【0118】
第1の折り目kが形成された用紙Sは、第2折り部62において、用紙Sの後端部と折りローラ対の対向位置との間隔が用紙全長Lの四分の一の位置に停止した後、折りローラ対により第2折り処理が行われ、用紙Sに第2の折り目mが形成される(図21(d),(e)参照)。
【0119】
第1の折り目kと第2の折り目mが形成された用紙Sは、第3折り部63において、用紙Sの搬送方向中央部が折りローラ対の対向位置に停止した後、折りローラ対により第3折り処理が行われ、用紙Sに第3の折り目nが形成される(図21(f),(g)参照)。
【0120】
観音折り処理が完了した用紙Sは、第3折り部63から搬送ローラ606,607に挟持されて排出され、第3の折り目nを先頭にして排紙部20に排出される(図20参照)。
【0121】
図21(h)は、観音開き型に観音折り処理された用紙Sの斜視図である。kは用紙Sの第1の折り目、mは第2の折り目、nは第3の折り目、tは画像面を示す。
【0122】
なお、本発明の後処理装置Bには、搬送部50に搬送路切換手段55が設けられ、2枚の小サイズの用紙Sを蓄積して搬送する事により、2枚同時折り処理を行う事ができる。
【0123】
本発明の実施の形態では、複写機本体に接続した用紙後処理装置について説明したが、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に接続して使用する用紙後処理装置にも適用可能である。また、単独の後処理装置として各種折り処理等を実施することも可能である。
【0124】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の後処理装置により、以下の効果が奏せられる。
【0125】
(1) カムを用いて折りローラ対を接離するとともに、同時に折りローラ対の正逆回転の駆動を切り換える事により、折りローラ対が搬送ローラの機能を兼ねるので、用紙搬送と折り処理を正確かつ安定した作動により実行可能となる。また、用紙折り処理部を省スペースで構成する事ができる。
【0126】
(2) 画像形成装置から排出される用紙に対して、外中折り、内中折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、ダブルパラレル折り、観音折り等の多種の折り処理を選択実施可能にする後処理装置を省スペースで実現する事が可能である。
【0127】
(3) 折りナイフを使用せず、用紙の折り処理が可能であるから、用紙の折り目の損傷が防止され、折り処理された用紙の外観品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置、用紙後処理装置から成る画像形成システムの全体構成図。
【図2】本発明に係る後処理装置の全体構成図。
【図3】本発明による用紙折り処理部の断面図。
【図4】用紙が第1折り部及び搬送路を通過する状態を示す正面図。
【図5】用紙が第1折り部により折り処理される状態を示す正面図。
【図6】第1折り部に用紙を導入して直進させる状態、及び第1折り部において用紙を折り処理させる状態の駆動手段の正面図。
【図7】折りローラ対の圧接解除切換駆動手段の正面図。
【図8】折りローラ対の正逆転切換駆動手段の正面図。
【図9】用紙折り処理部の制御を示すブロック図。
【図10】外中折り処理時の用紙の処理経路を示す正面図。
【図11】用紙の外中折り処理工程を示す模式図、及び折り処理された用紙の斜視図。
【図12】内中折り処理時の用紙の処理経路を示す正面図。
【図13】用紙の内中折り処理工程を示す模式図、及び折り処理された用紙の斜視図。
【図14】Z折り処理時の用紙の処理経路を示す正面図。
【図15】Z折り処理工程を示す模式図、及び折り処理された用紙の斜視図。
【図16】外三つ折り処理時の用紙の処理経路を示す正面図。
【図17】外三つ折り処理工程を示す模式図、及び外三つ折り処理された用紙の斜視図。
【図18】内三つ折り処理工程を示す模式図、及び内三つ折り処理された用紙の斜視図。
【図19】ダブルパラレルり処理工程を示す模式図、及びダブルパラレル折り処理された用紙の斜視図。
【図20】観音折り処理時の用紙の処理経路を示す正面図。
【図21】観音折り処理工程を示す模式図、及び観音折り処理された用紙の斜視図。
【符号の説明】
60 用紙折り処理部
601 入口ローラ
61 第1折り部
611,612 折りローラ
613,614 折り搬送ローラ
616A カム
616B フォロワ
617 揺動板
618A バックアップローラ
62 第2折り部
620 カム
621 レバー
63 第3折り部
90 制御手段
A 画像形成装置
PS1,PS2,PS3 センサ
S 記録用紙(用紙)
Claims (5)
- 画像形成装置から排出された用紙を搬送し所定荷重で圧接して回転可能に支持する一対の折りローラと、前記一対の折りローラに所定荷重で圧接する一対の折り搬送ローラとから成る用紙折り処理部で折り処理を実施する用紙後処理装置において、
前記一対の折りローラの各回転軸端部の通紙領域外に固定され互いに噛み合う歯車対と、
前記一対の折りローラを駆動回転させる駆動手段と、
前記一対の折りローラを圧接位置と離間位置に移動させる折りローラ移動手段と、
前記歯車対に選択的に噛み合い、前記一対の折りローラが圧接位置にある時は待避位置に移動し、前記一対の折りローラが離間位置に移動した時に前記歯車対に噛み合い駆動を伝達するアイドラ歯車と、
前記アイドラ歯車を前記圧接位置と前記離間位置に移動させる駆動切換手段と、
を有し、
前記用紙折り処理部で用紙を搬送させる時には、前記折りローラ移動手段により前記歯車対を離間させ噛み合いを解除するとともに、前記駆動切換手段を駆動させて前記アイドラ歯車を前記歯車対に噛み合わせ、前記一対の折りローラを同方向に回転させ、
前記用紙折り処理部で用紙の折り処理を実施する時には、前記駆動切換手段を駆動させて前記アイドラ歯車を前記歯車対から離脱させるとともに、前記折りローラ移動手段により前記歯車対を噛み合わせ、前記一対の折りローラ対を逆方向に回転させることを特徴とする用紙後処理装置。 - 前記折りローラ移動手段は、カム及び該カムに摺接するコロとから成ることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
- 前記駆動切換手段は、カム及び該カムに摺接するコロとから成ることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
- 前記用紙折り処理部は、用紙搬送方向に複数組が配置され、中折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、内四つ折り、ダブルパラレル折り等の折り処理を実施可能にすることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の用紙後処理装置。
- 前記一対の折りローラの挟持位置の用紙搬送方向上流側に、センサを配置し、前記センサが用紙先端部通過を検知した後、制御手段により所定パルスを計数後、前記駆動手段の駆動を停止し、前記一対の折りローラ及び前記一対の折り搬送ローラの駆動回転を停止させ、用紙を所定位置に停止させることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の用紙後処理装置。
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