JP4968715B2 - 高強度歯車、伝動機構及び高強度歯車の製造方法 - Google Patents
高強度歯車、伝動機構及び高強度歯車の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4968715B2 JP4968715B2 JP2006207697A JP2006207697A JP4968715B2 JP 4968715 B2 JP4968715 B2 JP 4968715B2 JP 2006207697 A JP2006207697 A JP 2006207697A JP 2006207697 A JP2006207697 A JP 2006207697A JP 4968715 B2 JP4968715 B2 JP 4968715B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- gear
- diamond
- film
- carbon film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C16/00—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
- C23C16/22—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
- C23C16/26—Deposition of carbon only
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/06—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the coating material
- C23C14/0605—Carbon
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49462—Gear making
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/24942—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including components having same physical characteristic in differing degree
- Y10T428/24983—Hardness
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/30—Self-sustaining carbon mass or layer with impregnant or other layer
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/22—Miscellaneous
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
モーター駆動車に用いられる減速機用歯車は、数万rpmに及ぶモーターの回転をコンパクトなサイズで減速する必要があるため、摺動面の温度上昇に伴なう焼きつきや摩耗などの表面損傷が懸念される。
DLCは、ダイヤモンドやグラファイトの結合が混在しており、巨視的には非晶質とみなされる構造を有している。
そのため、ダイヤモンドとグラファイトの中間的な性質を有し、硬度や固体潤滑性に優れていることから、歯車やベルト式CVTなどにおいてもフリクションロス低減や摺動発熱低減による焼きつきや摩耗防止に役立つと期待されている。
これには、イオンプレーティング法では不可避に生じるドロップレットとよばれる製膜用ターゲット材料の粒状化物の研磨効果が大きく寄与していると考えられている。
上記第1DLC膜は、水素含有量が10atm%以下であり、且つ第1DLC膜の表面硬さが、ナノインデンテーション試験で20〜30GPaであり、
上記第2DLC膜は、該第1DLC膜の少なくとも一部に且つイオンプレーティング法により被覆されており、水素含有量が10atm%以下、表面粗さがRa0.1〜0.2μmであることを特徴とする。
該第2DLC膜が、少なくとも、隣接する歯車相互の噛み合い面に被覆されていることを特徴とする。
カーボンターゲットに対して被処理歯車を回転させるとともに、噛み合い面の一部又は全部に、水素含有量が10atm%以下である第1DLC膜を形成した後に、
歯車の回転を停止状態又は低速状態とし、該第1DLC膜の表面の少なくとも一部に第2DLC膜をイオンプレーティング法により形成することを特徴とする。
また、上記第2DLC膜は、該第1DLC膜の少なくとも一部に、且つイオンプレーティング法により、被覆される。更に、上記第2DLC膜は、水素含有量が10atm%以下、表面粗さがRa0.1〜0.2μmの膜とする。
即ち、第2DLC膜(イオンプレーティング法で製膜)が薄膜で済むので剥離しにくい。また、万一剥がれてもドロップレットによる研磨効果が発揮されるので、水素含有量が10atm%以下であるDLC膜単独の低フリクションに加えて研磨効果の分、フリクションが低下する。
第1DLC膜がこのような硬さであれば、イオンプレーティングの研磨効果と組み合わせることで優れた低フリクションが得られる。30GPaを超える硬さでは、膜の靱性が損なわれ、また安定した硬さを得ることが困難となる。
この第2DLC膜を幅広く製膜するほど、優れた低フリクションが得られる。また、潤滑油中でも優れた低フリクションを示し、摩耗による面荒れが生じにくくなる。
材料の硬度は材料表面に働く面圧を圧痕の押し込み深さで定義される。従来の硬さ試験においては一定荷重を負荷して圧子を材料に押し込み、除荷後の圧痕寸法を測定し、その測定値に基いて圧子の幾何学的因子を考慮して硬度を算出していた。しかしながら、近年の電子デバイス等の最小化により、微小材料に対する極微小荷重による強度試験では圧痕位置の同定、圧痕寸法の測定が事実上不可能となっている。そのため負荷荷重(P)に対する圧子押し込み深さ(h)を動的に測定し、押し込み荷重‐変位曲線から硬度評価を行う手法が考案され、これをナノインデンテーション試験と呼んでいる。
本発明の高強度歯車伝動機構は、上述の高強度歯車を2以上用いて構成される。
また、該第2DLC膜を、少なくとも、隣接する歯車相互の噛み合い面に被覆する。
このとき、噛み合い面を構成する2つの歯車においては、双方の歯車が第2DLC膜を有する場合のみならず、いずれか一方が第2DLC膜を有する場合も含まれる。
なお、ここで言う全芳香族含有量とは、ASTM、D2549に規定される方法に準拠して測定される芳香族留分(aromatics fraction)含有量を意味している。
なお、上記アルキル基及びアルケニル基には、考えられる全ての直鎖状構造及び分枝状構造が含まれ、また、アルケニル基における二重結合の位置は任意である。
上記脂肪族アミン化合物としては、脂肪族モノアミン又はそのアルキレンオキシド付加物、脂肪族ポリアミン、イミダゾリン化合物等、及びこれらの誘導体等を例示できる。具体的には、ラウリルアミン、ラウリルジエチルアミン、ラウリルジエタノールアミン、ドデシルジプロパノールアミン、パルミチルアミン、ステアリルアミン、ステアリルテトラエチレンペンタミン、オレイルアミン、オレイルプロピレンジアミン、オレイルジエタノールアミン及びN−ヒドロキシエチルオレイルイミダゾリン等の脂肪族アミン化合物や、これら脂肪族アミン化合物のN,N−ジポリオキシアルキレン−N−アルキル(又はアルケニル)(炭素数6〜28)等のアミンアルキレンオキシド付加物、これら脂肪族アミン化合物に炭素数2〜30のモノカルボン酸(脂肪酸等)や、シュウ酸、フタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等の炭素数2〜30のポリカルボン酸を作用させて、残存するアミノ基及びイミノ基の一方又は双方の一部又は全部を中和したりアミド化しいた、いわゆる酸変性化合物等が挙げられる。好適な例としては、N,N−ジポリオキシエチレン−N−オレイルアミン等が挙げられる。
また、上記一般式におけるnは、清浄性に優れる点から1〜5の整数、より望ましくは2〜4の整数であることがよい。更に、上記ポリブテンは、製造過程の触媒に起因して残留する微量のフッ素分や塩素分を、吸着法や十分な水洗等の適切な方法により、50ppm以下、より望ましくは10ppm以下、特に望ましくは1ppm以下まで除去してから用いることもよい。
上記式(3)中のR4、R5、R6及びR7は、それぞれ個別に炭素数1〜24の炭化水素基を示す。これら炭化水素基としては、炭素数1〜24の直鎖状又は分枝状のアルキル基、炭素数3〜24の直鎖状又は分枝状のアルケニル基、炭素数5〜13のシクロアルキル基又は直鎖状若しくは分枝状のアルキルシクロアルキル基、炭素数6〜18のアリール基又は直鎖状若しくは分枝状のアルキルアリール基、炭素数7〜19のアリールアルキル基等のいずれかであることが望ましい。また、アルキル基やアルケニル基は、第1級、第2級及び第3級のいずれであってもよい。
なお、R4、R5、R6及びR7がとり得る上記炭化水素基には、考えられる全ての直鎖状構造及び分枝状構造が含まれ、また、アルケニル基の二重結合の位置、アルキル基のシクロアルキル基への結合位置、アルキル基のアリール基への結合位置、及びアリール基のアルキル基への結合位置は任意である。また、上記炭化水素基の中でも、その炭化水素
基が、直鎖状又は分枝状の炭素数1〜18のアルキル基である場合若しくは炭素数6〜18のアルール基、又は直鎖状若しくは分枝状アルキルアリール基である場合が特に好ましい。
本発明においては、上記一般式(3)に包含される2種以上のジチオリン酸亜鉛を任意の割合で混合して使用することもできる。
なお、これた金属系清浄剤の全塩基価及び添加量は、要求される潤滑油の性能に応じて任意に選択できる。通常、全塩基価は、過塩素酸法で0〜500mgKOH/g、望ましくは150〜400mgKOH/gであり、その添加量は組成物全量基準で、通常0.1〜10%である。
また、他の無灰分散剤としては、数平均分子量が900〜3500のポリブテニル基を有するポリブテニルベンジルアミン、ポリブテニルアミン、数平均分子量が900未満のポリブテニル基を有するポリブテニルコハク酸イミド等及びそれらの誘導体等が挙げられる。
更にまた、上記消泡剤としては、シリコーン、フルオロシリコーン及びフルオロアルキルエーテル等が挙げられる。
上記潤滑剤としては、アルコール類、好ましくはグリセリン、もしくはエチレングリコールが挙げられる。
本発明は、上述した高強度歯車を製造するに当たり、以下の工程1,2を行うことを特徴とする。
カーボンターゲットに対して被処理歯車を回転させるとともに、噛み合い面の一部又は全部に、水素含有量が10atm%以下である第1DLC膜を形成する。
歯車の回転を停止状態又は低速状態とし、該第1DLC膜の表面の少なくとも一部に第2DLC膜をイオンプレーティング法により形成する。
このときは、イオンプレーティング法特有のドロップレットの大きさ及び量を制御して、潤滑油中でも特に優れた低フリクションを示すようになり得る。
神戸製鋼所製のアークイオンプレーティング(以下「AIP」という)/アンバランスドマグネトロンスパッタリング(以下「UBMS」をいう)複合製膜装置を使用した。
真空チャンバー1は、ディフュージョンポンプによって真空とし、適宜アルゴンやメタンなどのガスを導入できる。
アルカリ洗浄の後、真空度10−4〜10−5Pa、雰囲気ガスAr0.6Paにてイオンクリーニングの後、下地としてクロム層を製膜した。膜の厚さは歯先と歯元で異なるが、ピッチ点近傍で0.2μmとした。
DLC膜の剥離強度及びフリクション性能を調べるため、モーターベンチによる歯車ユニット試験を行った。この概要を図2に示す。
回転数1000、3000、5000rpm、入力トルク20、60、90Nmの範囲で各ステップ10分間の運転を行い、フリクション性能はDLC膜なしの噛み合い損失を1とする損失比として、また剥離は試験後の噛み合い面観察にて調べた。損失測定の感度を上げるため、歯車は下記諸元の遊星歯車2段減速とした。
3ピニオン、モジュール0.87、歯数24/60、ねじれ角25°
JIS SCM420Hを選び、歯切り後に浸炭焼き入れ焼き戻しにて表面硬度を720Hvとした。被製膜歯車はピニオンギアとし、歯研にて噛み合い面の表面粗さをRa0.07とした。摺動相手は表面粗さRa0.2とした。
日産純正オートマチック油Matic−Dとし、供給油温100℃、4l/minの給油を行った。
特に、実施例4では、全ての歯に表層のDLCを製膜したので、優れた損失低減効果を示した。
但し、製膜中のプラズマの失火などにより製膜速度が遅くなるため、実用上は実施例1〜3のように一部の歯に製膜されていれば十分な損失低減効果を示す。
従って、表層のDLCの製膜範囲は、近接する2歯の向き合う両噛み合い面(ドライブ面とドリブン面)に製膜されていれば十分である。これは、1つの歯面は相手歯車の全ての歯と噛み合うので、十分な研磨効果が発揮されるためである。
もちろん、その製膜時に製膜対象の歯の近傍の歯に製膜されても剥離強度や損失低減性能が悪化することはない。
2 蒸発源
3 回転テーブル(主)
4 回転テーブル(副)
5 被処理部品ホルダー
6 バイアス電源
7 蒸発源電源
8 ディスク
9 ピン
10 ディスク回転方向
Claims (5)
- 浸炭処理又は浸炭窒化処理を行った鉄基合金から成り、被処理歯車の噛み合い面に、第1のダイヤモンドライクカーボン膜と第2のダイヤモンドライクカーボン膜を順に被覆して成る高強度歯車であって、
上記第1のダイヤモンドライクカーボン膜は、水素含有量が10atm%以下であり、且つ第1のダイヤモンドライクカーボン膜の表面硬さが、ナノインデンテーション試験で20〜30GPaであり、
上記第2のダイヤモンドライクカーボン膜は、該第1のダイヤモンドライクカーボン膜の少なくとも一部に且つイオンプレーティング法により被覆されており、水素含有量が10atm%以下、表面粗さがRa0.1〜0.2μmであることを特徴とする高強度歯車。 - 第2のダイヤモンドライクカーボン膜の表面硬さが、ナノインデンテーション試験で70〜90GPaであることを特徴とする請求項1に記載の高強度歯車。
- 請求項1又は2に記載の高強度歯車を用いた伝動機構であって、
該第2のダイヤモンドライクカーボン膜が、少なくとも、隣接する歯車相互の噛み合い面に被覆されていることを特徴とする高強度歯車伝動機構。 - 歯車相互間に、潤滑油を介在させることを特徴とする請求項3に記載の高強度歯車伝動機構。
- 請求項1又は2に記載の高強度歯車を製造するに当たり、
カーボンターゲットに対して被処理歯車を回転させるとともに、噛み合い面の一部又は全部に、水素含有量が10atm%以下である第1のダイヤモンドライクカーボン膜を形成した後に、
歯車の回転を停止状態又は低速状態とし、該第1のダイヤモンドライクカーボン膜の表面の少なくとも一部に第2のダイヤモンドライクカーボン膜をイオンプレーティング法により形成することを特徴とする高強度歯車の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006207697A JP4968715B2 (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | 高強度歯車、伝動機構及び高強度歯車の製造方法 |
US11/878,769 US8530051B2 (en) | 2006-07-31 | 2007-07-26 | High strength gear, power transmission mechanism using same, and production method for high strength gear |
EP07014830A EP1887103B1 (en) | 2006-07-31 | 2007-07-27 | High strength gear, power transmission mechanism using the same, and production method for high strength gear |
CN200710143435A CN100593655C (zh) | 2006-07-31 | 2007-07-31 | 高强度齿轮、其生产方法和使用其的动力传动机构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006207697A JP4968715B2 (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | 高強度歯車、伝動機構及び高強度歯車の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008032150A JP2008032150A (ja) | 2008-02-14 |
JP4968715B2 true JP4968715B2 (ja) | 2012-07-04 |
Family
ID=38668863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006207697A Active JP4968715B2 (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | 高強度歯車、伝動機構及び高強度歯車の製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8530051B2 (ja) |
EP (1) | EP1887103B1 (ja) |
JP (1) | JP4968715B2 (ja) |
CN (1) | CN100593655C (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI399451B (zh) * | 2008-09-05 | 2013-06-21 | Yu Hsueh Lin | 傳動機構之表面鍍膜方法 |
CN101671814B (zh) * | 2008-09-09 | 2011-06-08 | 林玉雪 | 传动机构的表面镀膜方法 |
JP5623709B2 (ja) * | 2009-05-18 | 2014-11-12 | 本田技研工業株式会社 | 動力装置用歯車および動力装置用歯車の製造方法 |
WO2012133345A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | グリース組成物 |
US10578200B2 (en) | 2014-08-28 | 2020-03-03 | Nissan Motor Co., Ltd. | Gear pair |
JP6466146B2 (ja) * | 2014-11-18 | 2019-02-06 | 住友重機械工業株式会社 | 偏心揺動型の減速機 |
CN104534058A (zh) * | 2014-12-23 | 2015-04-22 | 湖北省三胜工程机械有限公司 | 一种渗金刚石颗粒高耐磨性能的驱动轮 |
CN106356673B (zh) * | 2015-07-17 | 2018-06-15 | 华为技术有限公司 | 一种卡托及其制备方法、移动终端 |
JP6511126B1 (ja) * | 2017-12-27 | 2019-05-15 | 株式会社リケン | 摺動部材およびピストンリング |
EP3696447A1 (de) | 2019-02-12 | 2020-08-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Getriebeelement und verfahren zur fertigung eines getriebeelements |
CN113430485B (zh) * | 2021-06-28 | 2022-09-20 | 哈尔滨工业大学 | 一种基于等离子体复合热扩渗制备减摩自润滑复合层的方法 |
CN114774841B (zh) * | 2022-06-22 | 2022-08-30 | 山东一立动力科技股份有限公司 | 一种硬质合金表面渗硼处理方法 |
Family Cites Families (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2851782B2 (ja) * | 1993-12-24 | 1999-01-27 | 京セラ株式会社 | ディスクバルブ |
US5785825A (en) * | 1995-07-20 | 1998-07-28 | Seagate Technology, Inc. | Multi-phase overcoats for magnetic discs |
US6110329A (en) * | 1996-06-25 | 2000-08-29 | Forschungszentrum Karlsruhe Gmbh | Method of manufacturing a composite material |
ATE211510T1 (de) * | 1997-02-04 | 2002-01-15 | Bekaert Sa Nv | Beschichtung enthaltend filme aus diamantartigem kohlenstoff und diamantartigem nanokomposit |
JPH111013A (ja) | 1997-04-16 | 1999-01-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | サーマルヘッドおよびその製造方法 |
JP4331292B2 (ja) * | 1998-10-30 | 2009-09-16 | 株式会社リケン | 低摩耗性と優れた密着性を有する複合ダイヤモンドライクカーボン皮膜 |
JP3555844B2 (ja) * | 1999-04-09 | 2004-08-18 | 三宅 正二郎 | 摺動部材およびその製造方法 |
US7210931B1 (en) * | 1999-07-07 | 2007-05-01 | Ronald E. Huffman | Dental model base assembly |
EP2000560B1 (en) * | 1999-07-08 | 2013-10-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd | Hard coating and coated member |
US6638608B1 (en) * | 2001-03-16 | 2003-10-28 | Seagate Technology Llc | Protection overcoat for recording media |
JP3995900B2 (ja) * | 2001-04-25 | 2007-10-24 | 株式会社神戸製鋼所 | ダイヤモンドライクカーボン多層膜 |
JP4374153B2 (ja) * | 2001-06-29 | 2009-12-02 | 日本ピストンリング株式会社 | ピストンリング |
JP2003326069A (ja) | 2002-05-14 | 2003-11-18 | Brother Ind Ltd | ミシン |
JP4427706B2 (ja) | 2002-05-21 | 2010-03-10 | 株式会社豊田中央研究所 | 高耐摩耗性および高耐焼付き性摺動部材およびその製造方法 |
JP4085699B2 (ja) * | 2002-06-04 | 2008-05-14 | トヨタ自動車株式会社 | 摺動部材及びその製造方法 |
JP4015883B2 (ja) | 2002-06-11 | 2007-11-28 | 株式会社神戸製鋼所 | 複合成膜装置 |
JP2004137535A (ja) * | 2002-10-16 | 2004-05-13 | Nissan Motor Co Ltd | 硬質炭素被膜摺動部材 |
CN100594253C (zh) * | 2003-02-26 | 2010-03-17 | 住友电气工业株式会社 | 无定形碳膜 |
JP2004269991A (ja) * | 2003-03-11 | 2004-09-30 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 異なる環境において耐摩耗性に優れたダイアモンドライクカーボン多層膜 |
JP4863152B2 (ja) * | 2003-07-31 | 2012-01-25 | 日産自動車株式会社 | 歯車 |
CN100419117C (zh) * | 2004-02-02 | 2008-09-17 | 株式会社神户制钢所 | 硬质叠层被膜、其制造方法及成膜装置 |
JP4500061B2 (ja) | 2004-02-02 | 2010-07-14 | 株式会社神戸製鋼所 | 硬質皮膜の成膜方法 |
JP2006107673A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Shinka Jitsugyo Kk | 磁気ヘッド及びその製造方法、並びにヘッドサスペンションアセンブリ |
JP2006124806A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Nissan Motor Co Ltd | 硬質炭素被膜摺動部材 |
JP2007131893A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Osg Corp | Dlc被膜、およびdlc被膜被覆工具 |
JP4918656B2 (ja) * | 2005-12-21 | 2012-04-18 | 株式会社リケン | 非晶質硬質炭素皮膜 |
-
2006
- 2006-07-31 JP JP2006207697A patent/JP4968715B2/ja active Active
-
2007
- 2007-07-26 US US11/878,769 patent/US8530051B2/en active Active
- 2007-07-27 EP EP07014830A patent/EP1887103B1/en active Active
- 2007-07-31 CN CN200710143435A patent/CN100593655C/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1887103B1 (en) | 2013-01-09 |
EP1887103A2 (en) | 2008-02-13 |
CN100593655C (zh) | 2010-03-10 |
US8530051B2 (en) | 2013-09-10 |
JP2008032150A (ja) | 2008-02-14 |
CN101118007A (zh) | 2008-02-06 |
US20080023113A1 (en) | 2008-01-31 |
EP1887103A3 (en) | 2008-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4968715B2 (ja) | 高強度歯車、伝動機構及び高強度歯車の製造方法 | |
JP4973971B2 (ja) | 摺動部材 | |
JP3555891B2 (ja) | 低摩擦摺動材料及びこれに用いる潤滑油組成物 | |
JP3594190B2 (ja) | 低摩擦摺動材料及びこれに用いる潤滑油組成物 | |
JP2005090489A (ja) | 内燃機関用バルブリフター | |
JP3965694B2 (ja) | 低摩擦摺動カム・フォロワの組合せ及びこれに用いる潤滑油組成物 | |
JP3594193B1 (ja) | 低摩擦摺動部材及びこれに用いる潤滑油組成物 | |
JP4915891B2 (ja) | 低摩擦摺動部材 | |
JP2006144100A (ja) | 自動車エンジン用摺動部材 | |
JP2004358495A (ja) | 冷間引抜き加工用治具及びこれに用いる潤滑油組成物 | |
JP2005002888A (ja) | 自動車エンジン用ピストンリング及びこれに用いる潤滑油組成物 | |
JP4600719B2 (ja) | デファレンシャルユニット | |
JP2007016830A (ja) | ゴムブッシュ | |
JP2005069249A (ja) | ピストンとクランクシャフトの連結構造 | |
JP3594194B1 (ja) | 低摩擦摺動機構及びこれに用いる潤滑油組成物 | |
JP4006644B2 (ja) | 内燃機関用動弁機構 | |
JP2005069008A (ja) | 内燃機関のシリンダとピストンの組合せ | |
JP4458228B2 (ja) | ベルト式無段変速機 | |
JP2005069244A (ja) | ワッシャ、その製造方法及び自動変速装置 | |
JP3912539B2 (ja) | セルフガイドリーマ | |
JP2005003094A (ja) | 自動車用エンジン | |
JP2005090738A (ja) | 転がり軸受 | |
JP3975358B2 (ja) | シールリング及びシール装置 | |
JP3753324B2 (ja) | 冷間引抜き加工用治具及びこれに用いる潤滑油組成物 | |
JP4200841B2 (ja) | チェーンガイド用又はチェーンテンショナー用シュー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110908 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120328 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120328 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4968715 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |