JP4967443B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関し、特にトナー像の転写後に感光体の表面をクリーニングするクリーニング装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、感光体の表面を帯電装置によって一様に帯電した後、感光体の表面に像光を照射して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によって現像してトナー像を形成する。このトナー像は、転写装置によって用紙等の記録媒体や中間転写体上に転写され、トナー像の転写後の感光体表面の残留トナーは、感光体表面に圧接されるクリーニングブレードなどのクリーニング装置によって除去される。
このような画像形成装置では、架橋樹脂からなる表面層を有する低摩耗の感光体を使用すると、従来使用される感光体に比べて磨耗が非常に少ないため長寿命化を図ることができるが、感光体の帯電時などに発生する放電生成物の除去が困難であり、高温高湿環境での像流れや白抜けが発生が発生するという課題がある。
放電生成物を除去するための手段として、例えば、クリーニングブレードより感光体の回転方向下流に不織布、又は弾性部材を内蔵した不織布を摩擦係数調整部材として感光体表面に接触させ、クリーニングブレードによるトナー粉除去後に感光体表面を摩擦係数調整部材によって清浄化する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、クリーニングブレードより感光体の回転方向上流にトナー溜まりを形成し、クリーニングブレードによってトナーと共に紙粉や放電生成物を掻き落とし、これらを下方部のトナー溜まりに回収するようにした画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2002−258666号公報 特開平2−221990号公報
しかし、特許文献1の構成では、摩擦係数調整部材を感光体表面に接触させるため、長期の使用により感光体表面を傷つけてしまうという課題がある。
また、特許文献2の構成では、クリーニングブレードのみの場合に比べて放電生成物の除去性能を向上させることができるが、低摩耗の感光体を使用した場合、放電生成物の除去に必要な圧力がかけられず像流れや白抜けが発生してしまう。
そこで、本発明者らの実験によれば、特許文献1に記載の摩擦係数調整部材と同様な構成をクリーニングブレードの上流側に配置し、摩擦係数調整部材と感光体との間にトナーを介在させて感光体に押圧すると、感光体表面を傷つけることなく放電生成物を除去できることがわかった。
しかし、このような手段では、摩擦係数調整部材と感光体との当接位置が変わらず、保持されているトナーの入れ替わりが十分に行われないため、長期にわたって放電生成物の除去性能を維持することが困難であり、高温高湿環境での使用時に画像流れや白抜けが発生してしまうという課題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、長期にわたって安定した放電生成物の除去性能を維持できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、回転駆動される感光体と、前記感光体を帯電させる帯電装置と、前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記感光体上の静電潜像をトナーによって顕像化する現像装置と、前記感光体上のトナー像を転写材に転写する転写装置と、前記感光体の表面をクリーニング部材によってクリーニングするクリーニング装置と、を備える画像形成装置であって、前記感光体の上方に前記転写装置が配置されており、前記転写装置より前記感光体の回転方向下流側であって、前記クリーニング部材より前記感光体の回転方向上流側に配置されると共に、前記感光体の側方に前記感光体と当接して配置され、前記感光体との間の上方側にトナーがせき止められて保持されると共に放電生成物を除去するトナー保持部材と、前記トナー保持部材を前記感光体表面に押圧する押圧部材と、前記トナー保持部材と前記感光体表面との当接状態を予め設定した条件に応じて変化させる当接状態変更手段と、を有し、前記条件は、少なくとも温度、湿度、1ジョブ中のプリント枚数、前記帯電装置による放電時間と前記感光体の駆動時間もしくは前記感光体の回転数の比率、又は画像形成動作を停止させた放置時間のいずれか1つであり、前記当接状態変更手段は、前記押圧部材の前記トナー保持部材への押圧力を変化させる押圧力変更手段であり、前記トナー保持部材がシート部材であり、前記感光体の回転方向上流側で前記シート部材の一端が弾性支持部材に支持されており、前記弾性支持部材より前記感光体の回転方向下流側で前記押圧部材により前記トナー保持部材が前記感光体表面に押圧されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、感光体の上方に転写装置が配置されており、転写装置より感光体の回転方向下流側であって、クリーニング部材より感光体の回転方向上流側に、感光体と当接してトナー保持部材が配置されており、トナー保持部材が押圧部材によって感光体表面に押圧されている。トナー保持部材は、感光体の側方に配置されている。これにより、感光体上のトナー像が転写材に転写された後、感光体表面に残留するトナーが感光体とトナー保持部材との間に保持され、トナーが感光体表面と摺擦されることにより、放電生成物が除去される。また、トナー保持部材と感光体表面との当接状態を予め設定した条件に応じて変化させる当接状態変更手段を備えており、放電生成物が発生しやすい条件のときにトナー保持部材と感光体表面との当接状態を変化させることができる。トナー保持部材と感光体表面との当接状態を変化させることで、当接部に保持されるトナーの入れ替わりを促進し、放電生成物を除去しやすくすることが可能となる。これにより、放電生成物の除去性能が低下することが抑制され、高温高湿環境での像流れや白抜けなどの画質欠陥の発生を抑制することができる。
また、高温高湿環境や、1ジョブ中のプリント枚数が多いとき、感光体の駆動時間もしくは前記感光体の回転数に対する放電時間が多いとき、放置時間が長いときなど、像流れや白抜けなどの画質欠陥が発生しやすい条件に応じて、トナー保持部材と感光体表面との当接状態を変化させることができる。これにより、トナー保持部材と感光体表面との当接部のトナーの入れ替わりを促進し、放電生成物が除去しやすくすることが可能となり、高温高湿環境での像流れや白抜けなどの画質欠陥の発生を抑制することができる。
また、押圧力変更手段によって、押圧部材のトナー保持部材への押圧力を変化させることにより、トナー保持部材と感光体表面との当接状態を変化させる。トナー保持部材の感光体表面への押圧力を変えることで、トナー保持部材と感光体表面との当接部のトナーの入れ替わりが促進され、放電生成物の除去性能が長期にわたって維持される。
また、トナー保持部材がシート部材であり、感光体の回転方向上流側でシート部材の一端が弾性支持部材に支持されており、弾性支持部材より感光体の回転方向下流側で押圧部材によりトナー保持部材が感光体表面に押圧されている。これにより、感光体の回転開始時や回転停止時など、感光体の回転動作に応じて弾性支持部材に支持されたシート部材が感光体の回転方向及び回転方向と逆方向に移動する。このため、感光体とシート部材との間に保持されるトナーが入れ替わると共に、シート部材と感光体との当接位置が変わり、放電生成物の除去性能が長期にわたり安定して維持される。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像形成装置において、前記押圧部材は、回転軸から径方向の厚みが異なるロール部材からなり、前記押圧力変更手段は、前記押圧部材を回転することによって押圧力を変化させることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、押圧部材は、回転軸から径方向の厚みが異なるロール部材からなり、押圧部材を回転することによって押圧力を変化させる。これにより、簡単な構成で押圧部材のトナー保持部材への押圧力を変化させることができ、装置の大型化を回避でき低コスト化が可能である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像形成装置において、前記トナー保持部材が不織布からなることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、トナー保持部材が不織布からなるので、織物で構成した場合に比べるとトナーの保持性が良い。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記押圧部材と前記トナー保持部材との間に、一端が前記弾性支持部材に支持されたフィルム状部材が介在されていることを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置では、感光体表面の放電生成物を長期にわたり安定して除去することができる。このため、高温高湿環境での像流れや白抜けなどの画質欠陥の発生を長期にわたって抑制でき、長寿命の画像形成装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10が示されている。
この画像形成装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kを備えている。なお、以降、YMCKを区別する必要がある場合は、符号の後にY、M、C、Kの何れかを付して説明し、YMCKを区別する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略する。
画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kは、バックアップロール34と複数の張架ロール32によって張架された無端状の中間転写ベルト30の進行方向に対して、画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kの順番で直列に配列されている。また、中間転写ベルト30は、各画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kに配置される感光体ドラム14と、これらの感光体ドラム14にそれぞれ対向して配設される一次転写ロール18との間を挿通している。
つぎに、各画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kの構成と画像形成の動作とを、イエロートナー画像を形成する画像形成ユニット12Yを代表して説明する。
図2に示すように、感光体ドラム14は、矢印A方向に回転し、感光体ドラム14の表面が帯電ロール15により一様に帯電される。つぎに、図示しない露光装置によってイエロー画像に対応する像光16が照射され、感光体ドラム14の表面にイエロー画像に対応する静電潜像が形成される。なお、図2は露光装置による像光16を模式的に表したものである。
イエロー画像に対応する静電潜像は、現像装置17の現像バイアスが印加された現像ロール19に担持されたトナーによって現像され、イエロートナー画像となる。イエロートナー画像は、一次転写ロール18の圧接力と、一次転写ロール18に印加された転写バイアスによる静電吸引力と、によって、中間転写ベルト30上に一次転写される。
この一次転写では、イエロートナー画像は全て中間転写ベルト30に転写されず、一部が転写残留イエロートナーとして、感光体ドラム14に残留する。また、感光体ドラム14の表面には、帯電ロール15による帯電時に発生した窒素酸化物などの放電生成物も付着している。一次転写後の感光体ドラム14は、クリーニング装置50との対向位置を通過し、感光体ドラム14の表面の放電生成物が除去されると共に、転写残留トナーなどが除去される。このクリーニング装置50の構成及び動作については後述する。
その後、感光体ドラム14の表面は、つぎの画像形成サイクルの為、帯電ロール15で再び帯電される。
図1に示すように、画像形成装置10では、各画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kの相対的な位置の違いを考慮したタイミングで、上記と同様の画像形成工程が各画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kにおいて行われ、中間転写ベルト30上に、順次、Y,M,C,Kの各色トナー像が重ねられ、多重トナー像が形成される。
そして、所定のタイミングで二次転写位置38へと搬送されてきた記録用紙Pに、転写バイアスが印加された二次転写ロール36の静電吸引力によって、中間転写ベルト30から多重トナー像が一括して、記録用紙Pに転写される。
多重トナー像が転写された記録用紙Pは、中間転写ベルト30から分離された後、定着装置(図示省略)へと搬送され、熱と圧力とにより記録用紙Pに定着されてフルカラー画像が形成される。
記録用紙Pに転写されなかった中間転写ベルト30上の転写残留トナーは、中間転写ベルト用クリーナー40で回収される。
ここで、感光体ドラム14には、架橋構造を有する樹脂を含む表面層が形成されている。感光体ドラム14は、導電性基体の表面に、下引き層、電荷発生層、電荷輸送層をこの順に積層した機能分離型の感光層である場合、電荷輸送層上に設けた保護層に架橋構造を有する樹脂が含まれている。架橋構造を有する樹脂は優れた耐磨耗性を有しているため、長期に渡って使用しても、感光体ドラム14表面の磨耗や傷の発生を抑制することができる。
感光体ドラム14は、例えば、以下の方法により作成したものが用いられる。
〈感光体ドラムの実施例1〉
(下引き層)
アセチルアセトンジルコニウムブトキシド 20重量部
(オルガチックス ZC540、松本交商製)
γーアミノプロピルトリエトキシシラン 2重量部
(A1100 日本ユニカ(株)製)
ポリビニルブチラール樹脂 1.5重量部
(エスレックBM−S 積水化学(株)製)
n−ブチルアルコール 70重量部
上記成分からなる溶液を、アルミニウムパイプ上に浸漬塗布した後、150°Cで10分間乾燥させて、膜厚0.9μmの下引き層を形成した。
(電荷発生層)
X型無金属フタロシアニン5重量部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(VMCH、ユニオンカーバイド社製)5重量部、酢酸 n−ブチル 200重量部を1mmφのガラスビーズを用いたサンドミルで2時間分散して得られた分散液を、上記の下引き層上に浸漬塗布し、100°Cで10分間乾燥させて、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
(電荷輸送層)
N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’]ビフェニル−4,4’−ジアミン45重量部及びビスフェノールZポリカーボネート樹脂(分子量:4万)55重量部をクロルベンゼン800重量部に加えて溶解し,電荷輸送層用塗布液を得た。この塗布液を電荷発生層上に塗布し、130℃、45分の乾燥を行って膜厚が22μmの電荷輸送層を形成した。
(保護層)
下記構造式(I)で表される化合物3.5質量部、レジトップPL−4852(群栄化学製)3質量部、ポリビニルフェノール樹脂(Aldrich製)0.5部、イソプロピルアルコール10質量部、並びに3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)0.2質量部を加えて保護層用塗布液を調製した。この塗布液を電荷輸送層の上に浸漬塗布法により塗布し、室温で30分風乾した後、150℃で1時間加熱処理して硬化させ、膜厚約4.0μmの保護層を形成して実施例1の感光体を作成した。
Figure 0004967443

〈感光体ドラムの実施例2〉
下引き層、電荷発生層は実施例1に同じ。
(電荷輸送層)
下記構造式(II)の電荷輸送性化合物2部、ビスフェノールZポリカーボネート樹脂(分子量:4万)3部をクロロベンゼン20部に溶解させた塗布液を前記電荷発生層上に浸漬コーティング法で塗布し、110℃、40分の加熱を行なって膜厚22μmの電荷輸送層を形成した。
Figure 0004967443

(保護層)
下記に示す構成材料を、イソプロピルアルコール5部、テトラヒドロフラン3部、蒸留水0.3部に溶解させ、イオン交換樹脂(アンバーリスト15E)0.5部を加え、室温で攪拌することにより24時間加水分解を行った。
構成材料
下記構造式(III)化合物2部
メチルトリメトキシシラン 2部
テトラメトキシシラン 0.3部
コロイダルシリカ 0.1部
フッ素グラフトポリマー(ZX007C:富士化成製) 0.5部
加水分解したものからイオン交換樹脂を濾過分離した液に対し、アルミニウムトリスアセチルアセトナート(Al(aqaq)3)を0.1部、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)0.4部を加え、このコーティング液を前記電荷輸送層の上にリング型浸漬塗布法により塗布し、室温で30分風乾した後、170℃で1時間加熱処理して硬化し、膜厚4.0umの表面層を形成した。
Figure 0004967443

次に、クリーニング装置50について説明する。
図2に示すように、クリーニング装置50には、筐体51の下方部に感光体ドラム14に圧接するようにクリーニングブレード52が支持されている。このクリーニングブレード52は、先端部が筐体51の下方部から上方部(感光体ドラム14の回転方向上流側)に向けて配置されており、感光体ドラム14の表面の転写残留トナーを掻き取るようになっている。また、筐体51内のクリーニングブレード52と感光体ドラム14との圧接部の斜め下方部には、感光体ドラム14から掻き取られたトナーを排トナー回収ボックス(図示省略)へ搬送する排トナー搬送オーガー54が配設されている。
また、クリーニングブレード52より感光体ドラム14の回転方向上流側には、感光体ドラム14との間でトナーを保持するトナー保持部60が設けられている。トナー保持部60には、感光体ドラム14に当接されるトナー保持部材としてのシート状の不織布62と、この不織布62をフィルム状部材68を介して感光体ドラム14に押圧するロール状の押圧部材64が設けられている。さらに、トナー保持部60には、筐体51の上部(感光体ドラム14の回転方向上流側)に、弾性支持部材としての板ばね66が設けられており、板ばね66の上面には、フィルム状部材68の上流側の一端が接着され、フィルム状部材68の上面には、シート状の不織布62の上流側の一端が接着されている。フィルム状部材68には、厚さ0.1mmのPETフィルムが用いられている。
押圧部材64は、回転軸64Aの周囲に弾性部64Bを備えたものであり、弾性部64Bの厚さが3〜4mmとなるように回転軸64Aを偏心させている。押圧部材64は、フィルム状部材68を介して不織布62を挟んで感光体ドラム14に対して1〜2mm食い込むように配置されている。
また、押圧部材64の回転軸64Aにモータ70が連結されており、押圧部材64はモータ70によって回転駆動される。その際、押圧部材64の回転位置によって感光体ドラム14への押圧力が変化し、押圧部材64による押圧力は1.8〜2.2gf/mmとなっている。
また、図3に示すように、画像形成装置10には、CPU80が設けられており、CPU80に押圧部材64の回転駆動を制御する押圧部材駆動制御部82が接続されている。押圧部材駆動制御部82はモータ70に接続されており、モータ70の駆動を制御することで、押圧部材64の回転タイミング、回転数、押圧部材64の停止位置などを制御するように構成されている。また、CPU80には、温度及び湿度を検知する温湿度センサ84、ジョブあたりのプリント枚数を計数するプリント枚数カウンタ86が接続されており、温度湿度情報、1ジョブあたりのプリント枚数情報がCPU80に入力される。押圧部材駆動制御部82は、温度湿度情報や1ジョブあたりのプリント枚数情報に基づいて、押圧部材64を回転させ、感光体ドラム14に対する押圧力を変更するように構成されている。
本実施形態に示す例では、プロセススピードを160mm/secとし、帯電ロール15による感光体ドラム14表面の帯電電位を−700V、露光装置(図示省略)による露光部電位を−300Vとした。現像ロール19に−560Vの直流成分に振幅(ピーク・トゥ・ピーク電圧)を1.0kV、周波数6kHz、Duty60%の矩形波が重畳された現像バイアス電圧を印加してトナー像を形成した。
ここで、使用したトナーは、乳化重合法により作成し、コールターカウンター(コールター社製)で測定した体積平均粒径が5.8μmのトナーであった。トナー粒径は必ずしもこの限りではなく、3〜7μmであればよい。トナーの形状は形状係数で表わし、光学顕微鏡(ミクロフォトFXA;ニコン社製)で得た該トナーの拡大写真を、イメージアナライザーLuzex3(NIRECO社製)により画像解析を行って次式により算出した値である。
形状係数=(トナー径の絶対最大長)/トナーの投影面積×(π/4)×100
トナー形状係数は、トナーの投影面積と、それに外接する円の面積の比で表わしており、真球の場合100となり、形状が崩れるにつれ増加する。形状係数は、トナー粒子複数個に対して計算され、その平均値を代表値とする。本発明では、形状係数130〜140のトナーを用いた。トナーには、平均粒径10〜150nmの、シリカおよびチタニア等の無機微粒子(外添剤)を適宜量外添した。本実施形態の例においては上に示す現像剤を使用したが、必ずしもこの限りでなく従来使用されている粉砕トナーを使用してもよい。また、平均粒径35μmのフェライトビーズからなるキャリアを使用した。
また、クリーニングブレード52としては、ヤング率が810gf/mm、硬度(JIS A) 75度、永久伸び1.5%のウレタンゴムを、厚さを2mm、筐体51に固着した固定端からの自由長を8mmに設定して使用した。また、感光体ドラム14表面を押圧しとき、クリーニングブレード52のエッジ部の変位量が1.2mm、感光体ドラム14表面の接線とクリーニングブレード52の固定端と接触点を結ぶ直線のなす角度を25度となるよう固定した。
ここで、トナー保持部60の主要部材の仕様を記す。
不織布62:ナイロンとポリエステルの混紡、目付 85g/m、厚み 約500μm
押圧部材64:エーテル系ウレタンフォーム(セル密度:40個/25mm、密度 35kg/m)よりなる弾性部64Bと金属製の回転軸64Aよりなる。弾性部64Bの最大厚さ4mm、最小厚さ3mm
板ばね66:自由長10mm、厚さ0.08mmのSUS板
次に、画像形成装置10の作用について説明する。
図2に示すように、中間転写ベルト30に転写されずに感光体ドラム14上に残留したトナーは、クリーニング装置50へと送られ、不織布62が感光体ドラム14表面に押圧されたトナー保持部60に達する。図4に示すように、トナー保持部60では、感光体ドラム14表面のトナーTは不織布62によってせき止められ、矢印Bで示すように感光体ドラム14と不織布62との当接部に徐々に進入する。このトナーTは矢印Cで示すように当接部を通過するものもあるが、一部は不織布62に付着し当接部にとどまる。
感光体ドラム14と不織布62との当接部を通過したトナーTは、クリーニングブレード52によって感光体ドラム14から掻き取られ、排トナー搬送オーガー54によって排トナー回収ボックス(図示省略)へと排出される。また、感光体ドラム14と不織布62との当接部にとどまったトナーTは、不織布62とともに感光体ドラム14表面を摺擦する。これによって、感光体ドラム14表面の放電生成物が除去される。
また、不織布62は、感光体ドラム14の回動開始時に摩擦力によって、図4(A)に示す矢印A方向に移動すると共に、不織布62の一端が支持された板ばね66がたわむ。さらに、図4(B)に示すように、感光体ドラム14の回転が定常状態にあるとき、板ばね66の弾性力により不織布62は矢印Aとは逆方向に移動する。さらに、感光体ドラム14が回転を停止すると、板ばね66は元の位置に戻り、不織布62は矢印Aと逆方向に移動する。この動作により、矢印Bで示すように感光体ドラム14との当接部の上流側にせき止められていたトナーTの当接部への進入と、矢印Cで示すように当接部に保持されていたトナーTの排出が促進され、当接部の保持されるトナーTの一部が入れ替わるとともに、不織布62の感光体ドラム14との摺擦面が変わるため、長期にわたり放電生成物の除去性能を維持できる。
また、図3に示すように、温湿度センサ84で温度及び湿度が検知され、プリント枚数カウンタ86で1ジョブあたりのプリント枚数がカウントされ、これらの温度湿度情報、1ジョブあたりのプリント枚数情報がCPU80に入力される。そして、押圧部材駆動制御部82は、温度湿度情報や1ジョブあたりのプリント枚数情報に基づいて押圧部材64を回転し、押圧部材64の感光体ドラム14に対する押圧力を変更する。
例えば、蓄積した放電生成物が吸湿し、像流れや白抜けが発生しやすい高温高湿環境下では、高押圧力で摺擦するように設定し、放電生成物を除去しやすくする。また、帯電ロール15による放電ストレスが連続してかかる1ジョブ中の枚数が多いときに、押圧部材64を少なくとも1周以上回転駆動するように設定し、不織布62と感光体ドラム14との当接部のトナーが入れ替わるようにする。また、押圧部材64の停止位置を変更し、定常状態での不織布62の摺擦面が変わるようにしてもよい。このような押圧部材64の駆動によって、放電生成物の付着が多くなる場合にトナーの入れ替わりや不織布62の感光体ドラム14に対する摺擦面の変更の頻度をあげることができる。これによって、放電生成物の除去性能をさらに長期で維持することができる。ここでの不織布62の移動では必要量のトナーを保持できているので、一時的に放電生成物の除去性能が低下することもない。
なお、ここでは温度湿度環境や1ジョブ中のプリント枚数情報を使用して不織布62と感光体ドラム14との当接状態を変更したが、必ずしもこの限りではない。例えば、感光体ドラム14の全回転数と帯電ロール15が放電状態にあった時の感光体ドラム14の回転数の比や、画像形成装置10の停止時間などに基づいて押圧部材64の押圧力を変更しても良い。すなわち、帯電ロール15による放電ストレスが連続してかかるときは、押圧部材64を少なくとも1周以上回転駆動するように設定し、不織布62と感光体ドラム14との当接部のトナーが入れ替わるようにする。また、画像形成装置10の停止時間(放置時間)が長いときは、不織布62と感光体ドラム14との間のトナーが水分を引き込み、像流れが発生しやすくなるため、押圧部材64が高押圧力で摺擦するように設定し、放電生成物を除去しやすくする。
次に、画像形成装置10を用い、不織布62に保持されるトナー量と放電生成物の除去性すなわち像流れ防止性能の関係を調べた。
放電生成物の付着量が多いと感光体ドラム14表面の水接触角は小さくなり、像流れが顕著になることがわかっている。これは、放電生成物が水に溶けやすいため、感光体ドラム14が濡れやすくなるためと考えられる。そこで、感光体ドラム14表面の水接触角による調査を以下のように行なった。また、不織布62を固定し、押圧部材64をくい込み量が1.25mmとなる位置で停止させた条件で実際にショートランニングテストを実施し、トナー保持量を変更したときの像流れ・白抜けの発生状況を調べた。ショートランニングテストはA4 LEF、28℃、85%RHで実施した。
(1)あらかじめ一定量のトナーを現像した感光体ドラム14に不織布62を固定(板ばね66のたわみを規制)して装着し、感光体ドラム14を回転させ所望量のトナーを不織布62に堆積させる。
(2)上記(1)とは別に感光体ドラム14に帯電ロール15のみを装着し、一定時間感光体ドラム14を回転させながら放電させ、放電生成物が付着した感光体ドラム14を作成する。
(3)上記(2)で作成した放電生成物が付着した感光体ドラム14に(1)で作成したトナーが保持された不織布62を装着し、感光体ドラム14を回転させ水接触角を測定し回復度合いを調べる。ここで、水接触角は、恒温室中20℃で、蒸留水に対する接触角をエルマ光学接触角測定器G−1型で測定した。
ショートランニングテストの結果を表1に示す。表1では、像流れや白抜けが発生しなかった場合を○、発生した場合を×とした。また、除去モード(放電生成物除去モード)では、放電生成物を除去するために感光体ドラム14を所定時間(例えば5分)空回転させた。
Figure 0004967443

また、図5に不織布62に保持されたトナー量をふったときの水接触角の回復曲線を示した。また、図6に不織布62のトナー保持量に対する水接触角の15秒後の回復値(初期回復速度を判断)、および5分後の回復値(最終的な回復値を判断)を示した。
図5に示すように、保持トナー量が2g/mではトナーを保持していない不織布62と比べて、回復速度(図の曲線の最初の立ち上がりの傾き)も最終的な回復値もほぼ同じであり、十分なトナーによる放電生成物の除去性は発現しない。図示しないSEM写真によるとこの程度のトナー量では、感光体ドラム14と接触する面の不織布繊維に付着し存在するトナーの量が非常に少なく、そのために除去性能が低いと考えられる。
不織布62の保持トナー量を2g/mに管理した実機での通紙テストでは、約3000枚で放電生成物を除去しきれないために、プリントサンプル上に白抜けが発生してしまった。
保持トナー量が4g/mでは、トナーを保持していない不織布62に比べて若干回復速度がよくなり、さらに最終的な回復値は放電暴露させない新品の感光体ドラム14の値まで戻っている。完全に回復する時間はある程度長いが、例えば長時間放置後の像流れ・白抜けが発生しやすい状況のときに、放電生成物除去モードとして時間をかけて除去する対策を導入することが許されるケースでは、この程度のトナー量でも放電生成物の除去が可能であると考えられる。図示しないSEM写真によると、感光体と接触する面の不織布繊維に付着し存在するトナーの量が、全面にびっしりとついていないものの、2g/mのときと比べて大幅に増えている。このため除去性能が向上したと考えられる。
不織布62のトナー保持トナー量を4g/mに管理した実機での通紙テストでは、連続通紙6000枚後でも白抜けは発生していないが、12時間放置後の最初のプリントサンプル上に白抜けが発生してしまった。しかしながら5分間感光体ドラム14を回転させる放電生成物除去モードを入れるとプリント上の白抜けは完全に消失しており、放電生成物除去モードを導入することで使用可能なトナー量であるといえる。
保持トナー量が10g/mになると回復性は大きく改善されているのがわかる。図示しないSEM写真でも、さらに保持されているトナー量が増加していた。
不織布62の保持トナー量を10g/mに管理し、1日6000枚づつ10日間の計60000枚の通紙テストを実施した。連続通紙中も像流れが発生しやすい長時間放置後のいずれにおいてもプリントサンプル上に像流れ白抜けは発生しなかった。この程度の保持量になると放電生成物除去性能が十分になり、前記したある程度時間が必要な放電生成物除去モードを特に導入しなくても、十分像流れは防止できる。
保持トナー量が20g/mでは、さらに回復性がよくなっているのがわかる。
保持トナー量が20g/m〜200g/mでは、水接触角の回復曲線はほぼ同一となり、20g/m〜200g/mの範囲のトナー量で回復性能は飽和すると考えられる。図示しないSEM写真でも、20g/m〜200g/mでは、感光体ドラム14と接触する面の不織布繊維は、ほぼ完全にトナーで覆われており、性能が飽和することを示唆している。
不織布62の保持トナー量を20g/mおよび200g/mに管理した状態で、それぞれ上記と同一の通紙テストを行ったが、この場合もプリントサンプル上に白抜けは発生することはなかった。
しかし、保持トナー量が250g/m以上の範囲で、量が増加するにつれて接触角の回復性能は徐々に悪化することが判明した。
トナーを保持させた不織布62をガラスドラムに接触させ、ガラスドラム内部からトナーの保持状態を観察したところ、250g/mより少ない量のときは、不織布62上のトナーは若干離脱して感光体ドラム14上に付着して出て行くものもあるがほぼ保持されたままである。それに対して250g/mを超えると不織布62上に保持されていたトナーがどんどん離脱して感光体ドラム14上に流出してしまっている。また、量が多いほど流出トナー量も多いことが観察できた。
トナー流出時に放電生成物除去性能が悪化する理由は以下のように推察できる。
不織布62にトナーが保持されているときは、感光体ドラム14表面と保持トナーとの間で速度差が生じるために摺擦力がはたらき放電生成物を除去できるが、保持されずに流出していくトナー量が多くなると、流出トナーは感光体ドラム14表面にのってしまっており、トナーと感光体ドラム14表面の速度差は生じず摺擦力もはたらかなくなり、放電生成物を除去できなくなってしまうと考えられる。
保持トナー量が250g/mでは、上記したように、水接触角の回復性能は悪化してきているが、10g/mのときの回復曲線とほぼ同一であることから十分放電生成物を除去できることが予想される。
実際、不織布の保持トナー量を250g/mに管理し、1日6000枚づつ10日間の計60000枚の通紙テストを実施した。連続通紙中も像流れ・白抜けが発生しやすい長時間放置後のいずれにおいてもプリントサンプル上に像流れ・白抜けは発生せず、10g/mのときと同一の結果となった。
トナー保持量が300g/mのときは、トナー流出量が多くなるために、水接触角の回復性がさらに悪化しているが、4g/mのときと同じで、時間をかければ最終的な回復値は放電暴露させない新品の感光体ドラム14の値まで戻っている。完全に回復する時間はある程度長いが、例えば長時間放置後などの像流れや白抜けが発生しやすい状況のときに、放電生成物除去モードとして時間をかけて除去する対策を導入することが許されるケースでは、このトナー量でも放電生成物の除去が可能であると考えられる。
実際、不織布62の保持トナー量を300g/mに管理した実機でのランニングテストでは、連続通紙6000枚後でも白抜けは発生していないが、12時間放置後の最初のプリントサンプル上に白抜けが発生してしまった。しかしながら5分間感光体ドラム14を回転させる放電生成物除去モードを入れるとプリント上の白抜けは完全に消失しており、放電生成物除去モードを導入することで使用可能なトナー量であるといえる。
トナー保持量が350g/m以上になると、不織布62のトナー保持能力を完全にこえており、トナーがどんどん流出してしまうために、水接触角回復曲線の立ち上がり部の傾きが小さくなり、最終的な回復値も低下してしまっている。
実際、この量に管理した実機での通紙テストでは、約3000枚で放電生成物を除去しきれないために、プリントサンプル上に白抜けが発生してしまった。
したがって、図6及び表1に示すように、不織布62に4g/m以上のトナーを保持させることが最低限必要であり、さらには10g/m以上のトナーを保持させることがより望ましい。また、上限は、300g/m以下にすることが最低限必要であり、さらには250g/m以下にすることがより望ましいことがわかった。
次に、不織布62に4g/mのトナーを保持させ、500枚ごとに不織布62に付着したトナーを強制的に除去し、新しいトナーを付着させて、通紙6000枚後12時間放置で像流れ・白抜けの評価を実施した。するとトナーの除去・付着を繰り返さない場合に比べて像流れ・白抜けの程度が軽減されていることがわかった。また、トナーの除去・付着とともに感光体ドラム14に押圧される不織布62の位置を変更すると、さらに像流れ・白抜けの程度が軽減されることがわかった。このことから、放電生成物除去には付着トナーや不織布62の使用履歴が関係していることがわかる。
次に、板ばね66のたわみを規制せず、押圧部材64をくい込み量が1.25mmとなる位置で停止させて通紙テストを実施し、トナー保持部60の動作と状態を観察した。このとき温度および湿度は、28℃、85%RHであった。まず、トナーバンドを不織布62に供給した。ここで、一部のトナーは不織布62の上流部にせき止められていることが確認された。感光体ドラム14が回動を開始すると、摩擦力によって不織布62が下流側に引き込まれ、板ばね66がたわむ。感光体ドラム14の回転状態が定常状態になると、板ばね66の弾性力により不織布62がやや上流側に戻される。さらに感光体ドラム14が回動を停止すると板ばね66と不織布62はほぼ元の位置に戻る。
画像密度5%で5000枚のプリントを実施したところ、不織布62の上流側にせき止められていたトナー量は、板ばね66のたわみを規制して同様なテストを実施した場合よりも少なくなっていた。一方、500枚ごとに不織布62に保持されたトナー量を調べると50〜150g/mを推移しており、単に増加傾向にないことがわかった。このことから、不織布62の動作により、トナーが不織布62と感光体ドラム14との当接部に進入するとともに、それまで保持されていたトナーの一部が排出されていると推察される。
また、板ばね66のたわみを規制しないときは、図示しないSEM写真によると、ほぼ全面にトナーが付着している不織布62の領域が板ばね66のたわみを規制した場合よりも広くなっていることが確認された。すなわち、本実施形態の構成によるとトナーの入れ替わりの促進と、不織布62の摺擦面の変更によって放電生成物除去性能の維持が期待できる。
ここで、長期ランニングテストを実施した。ランニングテストはA4 LEF、1ジョブ100枚、1日8000枚走行し、走行直後と8時間放置後の像流れ・白抜けの評価をおこなった。この結果、120000枚まで走行したところで、8時間放置後に像流れ・白抜けが軽微に発生するようになった。
ここで、押圧部材64のくいこみ量を2.25mmに固定し、その他上記と同条件としてランニングテストを実施したところ、120000枚走行後に8時間放置しても像流れ・白抜けは発生しなかった。しかし、食い込み量1.25mmでランニングした感光体ドラム14に比べて表面の微細な傷が増えていることがわかった。これは、押圧部材64の食い込み量を増やすことで押圧力を増加させたため、放電生成物の除去性が向上したものの、感光体ドラム14表面のダメージが増加する可能性があることを示している。
次に、50枚ごとに押圧部材64を一回転させ、押圧部材64の食い込み量が1.25mmとなる位置で停止するようにした。この場合は、100000枚走行後に8時間放置しても像流れ・白抜けは発生しなかった。これは押圧部材64の回転によって一時的に不織布62に働く押圧力が変化するため、感光体ドラム14との当接部が変化するとともにトナーの進入と排出がより促進され、放電生成物の除去が確実に行われるようになったためと考えられる。
一方、押圧部材64の食い込み量を1.25mmに固定し、1ジョブ5枚で1日8000枚のランニングを実施すると、120000枚走行後8時間放置後の像流れ・白抜けは発生していなかった。これは、連続プリント枚数が減ると、感光体ドラム14の全回転数のうちで帯電ロール15が放電状態にある回転数の占める割合が減り、感光体ドラム14の放電生成物を除去する機会が増えて放電生成物が除去されやすくなっていることを示している。つまり、連続プリント枚数が多いほど高い放電生成物除去性能が求められていると言える。
また、22℃、50%RH環境下で1ジョブ100枚、1日8000枚プリントする条件でランニングテストを実施した。このとき、押圧部材64の食い込み量を1.25mmとした。この結果、いずれの条件でも120000枚走行テスト中、及び12時間放置後の像流れ・白抜けは発生していなかった。これは高温高湿度環境下で像流れ・白抜けが発生しやすいことを示している。
そこで、温湿度センサ84で検知した温度湿度、1ジョブあたりの連続プリント枚数によって、停止位置での押圧部材64の食い込み量、押圧部材64の回転駆動の有無を設定することにした。設定条件を表2に示す。
Figure 0004967443


表2に示すそれぞれの設定で、下の(1)から(5)のテスト条件を2回繰り返し、最後に(1)条件を実施してトータル176000枚のランニングテストを実施した。
(1)28℃・80%RH・1ジョブあたり100枚・1日8000枚を2日
(2)28℃・80%RH、1ジョブあたり5枚・1日4000枚を4日
(3)10℃・15%RH・1ジョブあたり100枚・1日8000枚を2日
(4)28℃・80%RH・1ジョブあたり100枚・1日8000枚を2日
(5)22℃・50%RH、1ジョブあたり5枚・1日4000枚を4日
表2の設定1〜設定4のテスト結果は下に示すとおりである。
設定1:像流れ・白抜けの発生はないが、感光体の表面の傷がやや多い
設定2:2回目の(4)条件・2日目放置直後で非常に軽微な像流れが見られたが、問題にならないレベル
設定3:像流れ・白抜け発生せず
設定4:像流れ・白抜け発生せず
以上のように、設定1〜設定4のいずれの条件でも問題となるレベルの像流れ・白抜けは発生せず、温度湿度、1ジョブあたりの連続プリント枚数によって、停止位置での押圧部材64の食い込み量、押圧部材64の回転駆動の有無の効果が確認された。
本実施形態の例では押圧部材64の回転駆動の頻度や停止時の食い込み量は、必ずしもこの限りではなく、上に述べたトナーの保持量を維持し、長期にわたって高い放電生成物除去性能を維持できるものであれば適宜変更して構わない。また、1ジョブあたりのプリント枚数に応じて回転駆動の頻度を変更してもよいし、停止時の食い込み量をさらに細かく変更してもよい。
なお、押圧部材64の材料、感光体ドラム14に対する食い込み量または押圧力、不織布62の材料は必ずしも本実施形態の例に記載の限りではなく、トナー保持部60でのトナー保持量が適量に保たれ、像流れが防止できる条件を適宜に選択すればよい。
次に、本発明の第2実施形態の画像形成装置について説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図7に示すように、クリーニング装置100には、クリーニングブレード52より感光体ドラム14の回転方向上流側にトナー保持部102が設けられており、トナー保持部102には、回動可能に支持されるロール状の押圧部材104が配設されている。押圧部材104は、断面が楕円状の回転軸104Aの周囲に厚さが3〜4mmとなるように弾性部104Bを備えている。
この押圧部材104でも、温度湿度環境や1ジョブ中のプリント枚数に応じてモータ70で回転軸104Aを回転させることで、押圧部材104の感光体ドラム14への押圧力を変更する。これにより、不織布62の移動が促進され、トナー保持部102のトナーの入れ替わりが促進される。このため、放電生成物が安定して除去され、高温高湿環境での像流れや白抜けを抑制できる。
次に、本発明の第3実施形態の画像形成装置について説明する。
なお、上記実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図8に示すように、クリーニング装置120には、クリーニングブレード52より感光体ドラム14の回転方向上流側にトナー保持部122が設けられており、トナー保持部122には、回動可能に支持されるロール状の押圧部材124が配設されている。押圧部材124は、断面が矩形状の回転軸124Aの周囲に厚さが3〜4mmとなるように弾性部124Bを備えている。
この押圧部材124でも、温度湿度環境や1ジョブ中のプリント枚数に応じてモータ70で回転軸124Aを回転させることで、押圧部材124の感光体ドラム14への押圧力を変更する。これにより、不織布62の移動が促進され、トナー保持部122のトナーの入れ替わりが促進される。このため、放電生成物が安定して除去され、高温高湿環境での像流れや白抜けを抑制できる。
次に、本発明の第4実施形態の画像形成装置について説明する。
なお、上記実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図9に示すように、クリーニング装置140には、クリーニングブレード52より感光体ドラム14の回転方向上流側にトナー保持部142が設けられており、トナー保持部142には、シート状の不織布62を感光体ドラム14に押圧する押圧部材144が配設されている。押圧部材144は、凹状の支持体144Aと、支持体144Aの凹部に接着された矩形状の弾性部144Bとを備えている。なお、この実施形態では、押圧部材144と不織布62との間にフィルム状部材は設けられていない。弾性部144Bは、厚さ4mm、プロセス方向の幅が5mmであり、弾性部144Bの材料は第1実施形態と同じである。
また、支持体144Aの背面には、カム146が当接するように支持されており、カム146の回転軸146Aにはモータ148が連結されている。回転軸146Aは偏心しており、カム146の回転により押圧部材144が感光体ドラム14に対して進退し、押圧部材144の押圧力が変化する。
この押圧部材144でも、温度湿度環境や1ジョブ中のプリント枚数に応じてモータ148でカム146を回転させることで、押圧部材144の感光体ドラム14への押圧力を変更する。これにより、不織布62の移動が促進され、トナー保持部142のトナーの入れ替わりが促進される。このため、放電生成物が安定して除去され、高温高湿環境での像流れや白抜けを抑制できる。
次に、本発明の第5実施形態の画像形成装置について説明する。
なお、上記実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図10に示すように、クリーニング装置160には、クリーニングブレード52より感光体ドラム14の回転方向上流側にトナー保持部161が設けられている。トナー保持部161では、回動可能に支持されるロール状の押圧部材164の周面に、シート状の不織布162を円筒状に巻いて接着しており、不織布162を感光体ドラム14に当接させている。押圧部材164は、弾性部164Bの厚さが3〜4mmとなるように回転軸164Aを偏心させている。押圧部材164は、不織布62を挟んで感光体ドラム14に対して1〜2mm食い込むように配置している。ここで、押圧部材164の材料は第1実施形態と同様である。
このような構成では、押圧部材164の回転軸164Aが偏心しており、温度湿度環境や1ジョブ中のプリント枚数に応じてモータ70で回転軸164Aを回転させることで、押圧部材164の感光体ドラム14への押圧力が変化する。これにより、不織布162と感光体ドラム14との当接位置が変化し、トナー保持部161のトナーの入れ替わりが促進される。このため、放電生成物が安定して除去され、高温高湿環境での像流れや白抜けを抑制できる。
次に、本発明の第6実施形態の画像形成装置について説明する。
なお、上記実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図11に示すように、クリーニング装置180には、クリーニングブレード52より感光体ドラム14の回転方向上流側にトナー保持部181が設けられている。トナー保持部181では、回動可能に支持されるロール状の押圧部材184の周面に、シート状の不織布162を円筒状に巻いて接着している。押圧部材184は、断面が楕円状の回転軸184Aの周囲に、厚さが3〜4mmとなるように弾性部184Bを備えている。
このような押圧部材184では、温度湿度環境や1ジョブ中のプリント枚数に応じてモータ70で楕円状の回転軸184Aを回転させることで、押圧部材184の感光体ドラム14への押圧力が変化する。これにより、不織布162と感光体ドラム14との当接位置が変化し、トナー保持部181のトナーの入れ替わりが促進される。このため、放電生成物が安定して除去され、高温高湿環境での像流れや白抜けを抑制できる。
なお、押圧部材184は上記構成に限定するものではなく、矩形状の回転軸など、円や楕円以外の断面をもつ回動軸を使用した場合に同様の効果が得られればよい。
なお、上記実施形態において、押圧部材によって不織布62の感光体ドラム14への押圧力を変化させる方式は、上記構成に限定するものではない。例えば、ソレノイドなどによって押圧部材を感光体ドラム14側に進退させ、感光体ドラム14への押圧力を変化させる構成でもよい。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 図1に示す画像形成装置で用いられるトナー保持部を示す構成図である。 トナー保持部の押圧部材を駆動する制御部を示すブロック図である。 (A)、(B)は感光体ドラムの回転状態に応じたシート状の不織布と感光体ドラムとの間のトナーの挙動を示す部分拡大図である。 図1に示す画像形成装置における感光体ドラムの水接触角と回復時間との関係を示すグラフである。 図1に示す画像形成装置における感光体ドラムの水接触角と所定時間経過後のトナー保持量との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置で用いられるトナー保持部を示す構成図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置で用いられるトナー保持部を示す構成図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置で用いられるトナー保持部を示す構成図である。 本発明の第5実施形態に係る画像形成装置で用いられるトナー保持部を示す構成図である。 本発明の第6実施形態に係る画像形成装置で用いられるトナー保持部を示す構成図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12Y,12M,12C,12K 画像形成ユニット
14 感光体ドラム
15 帯電ロール
17 現像装置
18 一次転写ロール
19 現像ロール
30 中間転写ベルト
50 クリーニング装置
51 筐体
52 クリーニングブレード(クリーニング部材)
60 トナー保持部
62 不織布(トナー保持部材)
64 押圧部材
64A 回転軸
64B 弾性部
68 フィルム状部材
70 モータ(当接状態変更手段)
82 押圧部材駆動制御部
84 温湿度センサ
86 プリント枚数カウンタ
100 クリーニング装置
102 トナー保持部
104 押圧部材
104A 回転軸
104B 弾性部
120 クリーニング装置
122 トナー保持部
124 押圧部材
124A 回転軸
124B 弾性部
140 クリーニング装置
142 トナー保持部
144 押圧部材
144A 支持体
144B 弾性部
146 カム(押圧力変更手段)
148 モータ
160 クリーニング装置
161 トナー保持部
162 不織布(トナー保持部材)
164 押圧部材
164A 回転軸
164B 弾性部
180 クリーニング装置
181 トナー保持部
184 押圧部材
184A 回転軸
184B 弾性部

Claims (4)

  1. 回転駆動される感光体と、前記感光体を帯電させる帯電装置と、前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記感光体上の静電潜像をトナーによって顕像化する現像装置と、前記感光体上のトナー像を転写材に転写する転写装置と、前記感光体の表面をクリーニング部材によってクリーニングするクリーニング装置と、を備える画像形成装置であって、
    前記感光体の上方に前記転写装置が配置されており、
    前記転写装置より前記感光体の回転方向下流側であって、前記クリーニング部材より前記感光体の回転方向上流側に配置されると共に、前記感光体の側方に前記感光体と当接して配置され、前記感光体との間の上方側にトナーがせき止められて保持されると共に放電生成物を除去するトナー保持部材と、
    前記トナー保持部材を前記感光体表面に押圧する押圧部材と、
    前記トナー保持部材と前記感光体表面との当接状態を予め設定した条件に応じて変化させる当接状態変更手段と、
    を有し、
    前記条件は、少なくとも温度、湿度、1ジョブ中のプリント枚数、前記帯電装置による放電時間と前記感光体の駆動時間もしくは前記感光体の回転数の比率、又は画像形成動作を停止させた放置時間のいずれか1つであり、
    前記当接状態変更手段は、前記押圧部材の前記トナー保持部材への押圧力を変化させる押圧力変更手段であり、
    前記トナー保持部材がシート部材であり、
    前記感光体の回転方向上流側で前記シート部材の一端が弾性支持部材に支持されており、
    前記弾性支持部材より前記感光体の回転方向下流側で前記押圧部材により前記トナー保持部材が前記感光体表面に押圧されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記押圧部材は、回転軸から径方向の厚みが異なるロール部材からなり、
    前記押圧力変更手段は、前記押圧部材を回転することによって押圧力を変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー保持部材が不織布からなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記押圧部材と前記トナー保持部材との間に、一端が前記弾性支持部材に支持されたフィルム状部材が介在されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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