JP2003241408A - 電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ - Google Patents
電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリInfo
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- JP2003241408A JP2003241408A JP2002036546A JP2002036546A JP2003241408A JP 2003241408 A JP2003241408 A JP 2003241408A JP 2002036546 A JP2002036546 A JP 2002036546A JP 2002036546 A JP2002036546 A JP 2002036546A JP 2003241408 A JP2003241408 A JP 2003241408A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子写真感光体の耐久性を向上させると共
に、初期から耐久後を通じて全環境下においてクリーニ
ング不良や画像乱れ等の無い優れた画像を得ることがで
きる電子写真装置を提供すること。 【構成】 電子写真感光体が導電性支持体上に感光層及
び表面保護層を有し、該表面保護層が保護層全質量に対
し35.0〜45.0質量%のフッ素原子含有樹脂粒子
を含有し、表面粗さが10点平均面粗さで0.1〜5.
0μmであり、表面硬度がテーバー摩耗試験法で0.1
〜10.0であり、且つ、表面摩擦係数が0.1〜0.
7である電子写真感光体であり、該クリーニング手段が
ゴム弾性体ブレードであり、該ブレードの該電子写真感
光体に対する線圧が0.294N〜0.441N/cm
であり、使用するトナーのガラス転移点(Tg)が40
℃〜55℃であり、該ブレード物性値である引張弾性率
(ヤング率)が784N〜980N/cm2 であり、且
つ、反発弾性値が35%〜55%であり、この基材表面
にフッ素原子樹脂微粒子を含有する。
に、初期から耐久後を通じて全環境下においてクリーニ
ング不良や画像乱れ等の無い優れた画像を得ることがで
きる電子写真装置を提供すること。 【構成】 電子写真感光体が導電性支持体上に感光層及
び表面保護層を有し、該表面保護層が保護層全質量に対
し35.0〜45.0質量%のフッ素原子含有樹脂粒子
を含有し、表面粗さが10点平均面粗さで0.1〜5.
0μmであり、表面硬度がテーバー摩耗試験法で0.1
〜10.0であり、且つ、表面摩擦係数が0.1〜0.
7である電子写真感光体であり、該クリーニング手段が
ゴム弾性体ブレードであり、該ブレードの該電子写真感
光体に対する線圧が0.294N〜0.441N/cm
であり、使用するトナーのガラス転移点(Tg)が40
℃〜55℃であり、該ブレード物性値である引張弾性率
(ヤング率)が784N〜980N/cm2 であり、且
つ、反発弾性値が35%〜55%であり、この基材表面
にフッ素原子樹脂微粒子を含有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体及
びクリーニング手段を備えた電子写真装置、装置ユニッ
ト及びその電子写真装置を有するファクシミリに関する
ものである。
びクリーニング手段を備えた電子写真装置、装置ユニッ
ト及びその電子写真装置を有するファクシミリに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真感光体は、像形成プロ
セスにおいて、帯電、露光、現像、転写、クリーニング
及び除電の繰り返し過程を経る。帯電及び露光により形
成された静電潜像は、トナーと称される微粒子状の現像
剤により現像されトナー画像となる。更に、このトナー
画像は、転写手段により紙等の転写材に転写されるが、
全てのトナーが転写される訳ではなく、一部が電子写真
感光体上に残留する。この残留トナーを除去しないと、
繰り返しプロセスにおいて汚れ等のない高品質な画像を
得ることができない。そのために、残留トナーをクリー
ニングすることが必要となる。クリーニング手段として
は、ファーブラシ、磁気ブラシ又はブレード等を用いた
ものが代表的であるが、クリーニングの精度、装置構成
等の点から、ブレードクリーニングが主に用いられてい
る。
セスにおいて、帯電、露光、現像、転写、クリーニング
及び除電の繰り返し過程を経る。帯電及び露光により形
成された静電潜像は、トナーと称される微粒子状の現像
剤により現像されトナー画像となる。更に、このトナー
画像は、転写手段により紙等の転写材に転写されるが、
全てのトナーが転写される訳ではなく、一部が電子写真
感光体上に残留する。この残留トナーを除去しないと、
繰り返しプロセスにおいて汚れ等のない高品質な画像を
得ることができない。そのために、残留トナーをクリー
ニングすることが必要となる。クリーニング手段として
は、ファーブラシ、磁気ブラシ又はブレード等を用いた
ものが代表的であるが、クリーニングの精度、装置構成
等の点から、ブレードクリーニングが主に用いられてい
る。
【0003】ブレードクリーニングのブレードは、支持
体に板状のポリウレタン等の素材から成る弾性部材を取
り付けたもので、電子写真感光体の表面に加圧当接させ
る構成となっている。従って、トナーのクリーニング精
度を上げるためには、電子写真感光体へのブレードの当
接圧を上げる必要がある。又、電子写真感光体へのブレ
ードの当接形態としては、電子写真感光体の回転方向に
対し順方向のものと、カウンター方向のものとがある。
クリーニングの精度から見ると、後者のカウンター方向
の当接形態がより好ましい。クリーニング精度を向上さ
せるカウンター方向の当接法は、同時に電子写真感光体
へのブレードの当接圧を上げ、両者の摩擦力の上昇を引
き起こす。その結果、電子写真感光体の削れ量の増加に
よる耐久性低下、電子写真感光体の傷の発生、ブレード
の反転によるクリーニング不良の発生や装置の停止等の
問題が生じる。
体に板状のポリウレタン等の素材から成る弾性部材を取
り付けたもので、電子写真感光体の表面に加圧当接させ
る構成となっている。従って、トナーのクリーニング精
度を上げるためには、電子写真感光体へのブレードの当
接圧を上げる必要がある。又、電子写真感光体へのブレ
ードの当接形態としては、電子写真感光体の回転方向に
対し順方向のものと、カウンター方向のものとがある。
クリーニングの精度から見ると、後者のカウンター方向
の当接形態がより好ましい。クリーニング精度を向上さ
せるカウンター方向の当接法は、同時に電子写真感光体
へのブレードの当接圧を上げ、両者の摩擦力の上昇を引
き起こす。その結果、電子写真感光体の削れ量の増加に
よる耐久性低下、電子写真感光体の傷の発生、ブレード
の反転によるクリーニング不良の発生や装置の停止等の
問題が生じる。
【0004】以上のような電子写真感光体のクリーニン
グに関わる問題、特に電子写真感光体の削れ、傷及びブ
レードの反転を解決するために、電子写真感光体の摩擦
係数を低くすることが効果的であることが知られてい
る。従来、電子写真感光体の摩擦係数を低くする方法と
して、電子写真感光体の表面層や保護層に潤滑剤を含有
させる方法が数多く提案されている。
グに関わる問題、特に電子写真感光体の削れ、傷及びブ
レードの反転を解決するために、電子写真感光体の摩擦
係数を低くすることが効果的であることが知られてい
る。従来、電子写真感光体の摩擦係数を低くする方法と
して、電子写真感光体の表面層や保護層に潤滑剤を含有
させる方法が数多く提案されている。
【0005】潤滑剤としては、ポリテトラフルオロエチ
レン等のフッ素原子含有樹脂、球状のアクリル樹脂及び
ポリエチレン樹脂等の樹脂粉末や酸化ケイ素及び酸化ア
ルミニウム等の金属酸化物粉末等が知られている。特
に、フッ素原子を多量に含むフッ素原子含有樹脂は、表
面エネルギーが著しく小さいので、潤滑剤としての効果
が大きい。このようなフッ素原子含有樹脂は、結晶性の
微粒子として用いられ、アクリル樹脂、ポリエステル、
ポリウレタン及びポリカーボネート等の結着剤樹脂に分
散した後に、電子写真感光体の表面層や保護層として成
膜される。これらの表面層や保護層が十分な摩擦係数の
低下を示すためには、表面層や保護層に5質量%以上の
フッ素原子含有樹脂微粒子を含有させる必要があった。
レン等のフッ素原子含有樹脂、球状のアクリル樹脂及び
ポリエチレン樹脂等の樹脂粉末や酸化ケイ素及び酸化ア
ルミニウム等の金属酸化物粉末等が知られている。特
に、フッ素原子を多量に含むフッ素原子含有樹脂は、表
面エネルギーが著しく小さいので、潤滑剤としての効果
が大きい。このようなフッ素原子含有樹脂は、結晶性の
微粒子として用いられ、アクリル樹脂、ポリエステル、
ポリウレタン及びポリカーボネート等の結着剤樹脂に分
散した後に、電子写真感光体の表面層や保護層として成
膜される。これらの表面層や保護層が十分な摩擦係数の
低下を示すためには、表面層や保護層に5質量%以上の
フッ素原子含有樹脂微粒子を含有させる必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フッ素
原子含有樹脂微粒子はあくまで結着剤樹脂に分散されて
いるため、電子写真感光体の初期状態においては該微粒
子は結着剤樹脂にくるまれており、該微粒子が直接電子
写真感光体の表面に出ている訳ではない。従って、電子
写真感光体の初期状態における摩擦係数には該微粒子は
全く寄与せず、結着剤の摩擦係数がそのまま電子写真感
光体の摩擦係数となっていた。即ち、フッ素原子含有樹
脂微粒子を含有させた表面層や保護層を有する電子写真
感光体とは言え、初期状態では摩擦係数が高く、クリー
ニングブレードを有する電子写真装置に電子写真感光体
をそのまま設置したのでは、特に使用初期において、ク
リーニングブレードの反転によるクリーニング不良の発
生や装置の停止等の問題が生じ易いため、該ブレードと
電子写真感光体の当接部付近にトナー或は潤滑剤等を塗
布するという設置方法が必要であった。
原子含有樹脂微粒子はあくまで結着剤樹脂に分散されて
いるため、電子写真感光体の初期状態においては該微粒
子は結着剤樹脂にくるまれており、該微粒子が直接電子
写真感光体の表面に出ている訳ではない。従って、電子
写真感光体の初期状態における摩擦係数には該微粒子は
全く寄与せず、結着剤の摩擦係数がそのまま電子写真感
光体の摩擦係数となっていた。即ち、フッ素原子含有樹
脂微粒子を含有させた表面層や保護層を有する電子写真
感光体とは言え、初期状態では摩擦係数が高く、クリー
ニングブレードを有する電子写真装置に電子写真感光体
をそのまま設置したのでは、特に使用初期において、ク
リーニングブレードの反転によるクリーニング不良の発
生や装置の停止等の問題が生じ易いため、該ブレードと
電子写真感光体の当接部付近にトナー或は潤滑剤等を塗
布するという設置方法が必要であった。
【0007】そのために導電性支持体上に感光層及び保
護層を有し、少なくとも保護層にはフッ素原子含有樹脂
微粒子が含有された電子写真感光体においては、予め、
電子写真感光体表面をJIS規格B0601で定義され
る10点平均粗さ(Rz)で0.1μm以上、5.0μ
m以下にしておく方法が提案されている。
護層を有し、少なくとも保護層にはフッ素原子含有樹脂
微粒子が含有された電子写真感光体においては、予め、
電子写真感光体表面をJIS規格B0601で定義され
る10点平均粗さ(Rz)で0.1μm以上、5.0μ
m以下にしておく方法が提案されている。
【0008】又、従来、高速性と高画像化を達成するた
め、トナー小粒径化への展開が強く求められてきてお
り、当然微粉トナー量の増大化は避けられず、そのため
トナー飛散に対する、エアーフローの改善やフィルミン
グ対策としてのドラム研磨機構の付加やブレードの設定
圧の上昇等が必要であった。
め、トナー小粒径化への展開が強く求められてきてお
り、当然微粉トナー量の増大化は避けられず、そのため
トナー飛散に対する、エアーフローの改善やフィルミン
グ対策としてのドラム研磨機構の付加やブレードの設定
圧の上昇等が必要であった。
【0009】しかしながら、このような構成では、電子
写真感光体以外の装置構成や、使用環境により充分なク
リーニング特性を得ることができないことがあった。
写真感光体以外の装置構成や、使用環境により充分なク
リーニング特性を得ることができないことがあった。
【0010】又、保護層にフッ素原子含有樹脂微粒子を
含有した電子写真感光体は、表面の摩擦係数の低下に伴
って電子写真感光体の削れ量が減少し、電子写真感光体
の耐久性を向上させることに繋がる反面、その削れ量の
減少に伴い、帯電器等で発生して電子写真感光体へ付着
したコロナ生成物の除去や紙粉の除去が不充分となり、
特に高湿下で電子写真感光体表面の抵抗低下を招き、画
像乱れを引き起こし易いという問題があった。
含有した電子写真感光体は、表面の摩擦係数の低下に伴
って電子写真感光体の削れ量が減少し、電子写真感光体
の耐久性を向上させることに繋がる反面、その削れ量の
減少に伴い、帯電器等で発生して電子写真感光体へ付着
したコロナ生成物の除去や紙粉の除去が不充分となり、
特に高湿下で電子写真感光体表面の抵抗低下を招き、画
像乱れを引き起こし易いという問題があった。
【0011】特に、高速複写機においては、熱が奪われ
易いことによる定着オフセットが重大な問題点に挙げら
れており、これを解決するために、トナーのガラス転移
点(Tg)を下げていく傾向が顕著であり、それに伴い
トナーによるドラムへの融着(フィルミング)が早期に
発生し易くなり、クリーニング性の観点から著しい性能
劣化を来すことになってきた。
易いことによる定着オフセットが重大な問題点に挙げら
れており、これを解決するために、トナーのガラス転移
点(Tg)を下げていく傾向が顕著であり、それに伴い
トナーによるドラムへの融着(フィルミング)が早期に
発生し易くなり、クリーニング性の観点から著しい性能
劣化を来すことになってきた。
【0012】又、高画質の要望が近年特に高まってお
り、達成手段としてトナーの小粒径化は避けられず、ト
ナー摺り抜けCLN性は悪化の傾向にあり、且つ、前記
と同様にトナー中に含まれる微粉トナーの影響により、
より一層フィルミング画像欠陥の発生し易い状況となっ
ている。
り、達成手段としてトナーの小粒径化は避けられず、ト
ナー摺り抜けCLN性は悪化の傾向にあり、且つ、前記
と同様にトナー中に含まれる微粉トナーの影響により、
より一層フィルミング画像欠陥の発生し易い状況となっ
ている。
【0013】これらを解決するために、ドラムに対する
クリーニング部材の当接圧を高めるのが1つの手段とし
てとられるが、反面圧の上昇によりブレードの摩耗、ブ
レードの反転めくれ等が発生し易い傾向となり、一方、
ドラムの傷、削れ量とも増大し、寿命を低下させてしま
うという問題を抱え込むことになる。
クリーニング部材の当接圧を高めるのが1つの手段とし
てとられるが、反面圧の上昇によりブレードの摩耗、ブ
レードの反転めくれ等が発生し易い傾向となり、一方、
ドラムの傷、削れ量とも増大し、寿命を低下させてしま
うという問題を抱え込むことになる。
【0014】又、フィルミング除去のために、ドラム研
磨機構を配したものも散見されるが、マシーンコストの
上昇はもとより、研磨機構によるドラムへのダメージと
いった新たな弊害が散見されるようになってきた。
磨機構を配したものも散見されるが、マシーンコストの
上昇はもとより、研磨機構によるドラムへのダメージと
いった新たな弊害が散見されるようになってきた。
【0015】又、トナー飛散に対するエアーフローの改
善機構を付与は、上記と同様にコスト上昇は避けられ
ず、且つ、現像飛散とのバランスを考慮した設計を再度
やり直す必要となり、更に各箇所における昇温レベルを
規格内とする設計も必要となり、開発許容度を低下させ
てしまうといった課題を呈する。
善機構を付与は、上記と同様にコスト上昇は避けられ
ず、且つ、現像飛散とのバランスを考慮した設計を再度
やり直す必要となり、更に各箇所における昇温レベルを
規格内とする設計も必要となり、開発許容度を低下させ
てしまうといった課題を呈する。
【0016】更に、トナー処方時に感光体を研磨する役
割を果たす、研磨粒子を適量が含有させることにより、
フィルミングの研磨・ブレードのびびり等を改善させる
ことが可能であるが、反面、研磨剤の含有により、トナ
ーの流動性を低下させ、ハイライト部の画質劣化に繋が
り、カラー画像機には、特に致命的な課題となってい
る。
割を果たす、研磨粒子を適量が含有させることにより、
フィルミングの研磨・ブレードのびびり等を改善させる
ことが可能であるが、反面、研磨剤の含有により、トナ
ーの流動性を低下させ、ハイライト部の画質劣化に繋が
り、カラー画像機には、特に致命的な課題となってい
る。
【0017】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、電子写真感光体の耐久性を向
上させると共に、初期から耐久後を通じて全環境下にお
いてクリーニング不良や画像乱れ等の無い優れた画像を
得ることができる電子写真装置、装置ユニット及びファ
クシミリを提供することにある。
で、その目的とする処は、電子写真感光体の耐久性を向
上させると共に、初期から耐久後を通じて全環境下にお
いてクリーニング不良や画像乱れ等の無い優れた画像を
得ることができる電子写真装置、装置ユニット及びファ
クシミリを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、周速200mm/sec以上で回転する
電子写真感光体及びクリーニング手段を備える電子写真
装置において、前記電子写真感光体が導電性支持体上に
感光層及び表面保護層を有し、該表面保護層が保護層全
質量に対し35.0〜45.0質量%のフッ素原子含有
樹脂粒子を含有し、表面粗さが10点平均面粗さで0.
1〜5.0μmであり、表面硬度がテーバー摩耗試験法
で0.1〜10.0であり、且つ、表面摩擦係数が0.
1〜0.7である電子写真感光体であり、該クリーニン
グ手段がゴム弾性体ブレードであり、該ブレードの該電
子写真感光体に対する線圧が0.294N〜0.441
N/cmであり、使用するトナーのガラス転移点(T
g)が40℃〜55℃であり、該ブレード物性値である
引張弾性率(ヤング率)が784N〜980N/cm2
であり、且つ、反発弾性値が35%〜55%であり、こ
の基材表面にフッ素原子樹脂微粒子を含有することを特
徴とする。
め、本発明は、周速200mm/sec以上で回転する
電子写真感光体及びクリーニング手段を備える電子写真
装置において、前記電子写真感光体が導電性支持体上に
感光層及び表面保護層を有し、該表面保護層が保護層全
質量に対し35.0〜45.0質量%のフッ素原子含有
樹脂粒子を含有し、表面粗さが10点平均面粗さで0.
1〜5.0μmであり、表面硬度がテーバー摩耗試験法
で0.1〜10.0であり、且つ、表面摩擦係数が0.
1〜0.7である電子写真感光体であり、該クリーニン
グ手段がゴム弾性体ブレードであり、該ブレードの該電
子写真感光体に対する線圧が0.294N〜0.441
N/cmであり、使用するトナーのガラス転移点(T
g)が40℃〜55℃であり、該ブレード物性値である
引張弾性率(ヤング率)が784N〜980N/cm2
であり、且つ、反発弾性値が35%〜55%であり、こ
の基材表面にフッ素原子樹脂微粒子を含有することを特
徴とする。
【0019】又、本発明は、電子写真感光体、クリーニ
ング手段、帯電手段及び現像手段の少なくとも1つの手
段を一体に支持し、且つ、装置本体に着脱自在であるこ
とを特徴とする。
ング手段、帯電手段及び現像手段の少なくとも1つの手
段を一体に支持し、且つ、装置本体に着脱自在であるこ
とを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0021】本発明に用いられる電子写真感光体の感光
層は、少なくとも電荷発生材料及び電荷輸送材料を含有
する。
層は、少なくとも電荷発生材料及び電荷輸送材料を含有
する。
【0022】電荷発生材料の例としては、フタロシアニ
ン顔料、多環キノン顔料、アゾ系顔料、ペリレン顔料、
インジゴ顔料、キナクリドン顔料、アズレニウム塩染
料、スクワリリウム染料、シアニン染料、ピリリウム染
料、チオピリリウム染料、キサンテン色素、キノンイミ
ン色素、トリフェニルメタン色素、スチリル色素、セレ
ン、セレン−テルル合金、アモルファスシリコン及び硫
化カドミウム等が挙げられる。
ン顔料、多環キノン顔料、アゾ系顔料、ペリレン顔料、
インジゴ顔料、キナクリドン顔料、アズレニウム塩染
料、スクワリリウム染料、シアニン染料、ピリリウム染
料、チオピリリウム染料、キサンテン色素、キノンイミ
ン色素、トリフェニルメタン色素、スチリル色素、セレ
ン、セレン−テルル合金、アモルファスシリコン及び硫
化カドミウム等が挙げられる。
【0023】電荷輸送材料の例としては、ピレン化合
物、N−アルキルカルバゾール化合物、ヒドラゾン化合
物、N,N−ジアルキルアニリン化合物、ジフェニルア
ミン化合物、トリフェニルアミン化合物、トリフェニル
メタン化合物、ピラゾリン化合物、スチリル化合物、ス
チルベン化合物、ポリニトロ化合物及びポリシアノ化合
物、更にこれらの化合物をポリマー上に固定したペンダ
ントポリマー等が挙げられる。
物、N−アルキルカルバゾール化合物、ヒドラゾン化合
物、N,N−ジアルキルアニリン化合物、ジフェニルア
ミン化合物、トリフェニルアミン化合物、トリフェニル
メタン化合物、ピラゾリン化合物、スチリル化合物、ス
チルベン化合物、ポリニトロ化合物及びポリシアノ化合
物、更にこれらの化合物をポリマー上に固定したペンダ
ントポリマー等が挙げられる。
【0024】本発明においては、前記のフッ素原子含有
樹脂微粒子、電荷発生材料及び電荷輸送材料等を、それ
ぞれ成膜性を有する結着剤樹脂中に分散、或は溶解した
溶液を塗布し、乾燥することにより、保護層や感光層等
を形成する。
樹脂微粒子、電荷発生材料及び電荷輸送材料等を、それ
ぞれ成膜性を有する結着剤樹脂中に分散、或は溶解した
溶液を塗布し、乾燥することにより、保護層や感光層等
を形成する。
【0025】斯かる結着剤樹脂としては、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリアリレート、ポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリブタジエン、ポリカーボネート、ポリ
アミド、ポリプロピレン、ポリイミド、フェノール樹
脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユ
リア樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリアミド−
イミド、ポリサルホン、ポリアリルエーテル、ポリアセ
タール及びブチラール樹脂等が挙げられる。
ル、ポリウレタン、ポリアリレート、ポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリブタジエン、ポリカーボネート、ポリ
アミド、ポリプロピレン、ポリイミド、フェノール樹
脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユ
リア樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリアミド−
イミド、ポリサルホン、ポリアリルエーテル、ポリアセ
タール及びブチラール樹脂等が挙げられる。
【0026】本発明に用いられる電子写真感光体におけ
るフッ素原子含有樹脂粒子としては、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリジクロロジフルオロエチレン、テ
トラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エ
チレン共重合体及びテトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体等が挙げられ、これらは単独で用いても良
く、2種以上を組み合わせて用いても良い。
るフッ素原子含有樹脂粒子としては、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリジクロロジフルオロエチレン、テ
トラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エ
チレン共重合体及びテトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体等が挙げられ、これらは単独で用いても良
く、2種以上を組み合わせて用いても良い。
【0027】又、これらの樹脂粒子の分子量は、重量平
均分子量で3000〜500万であることが好ましく、
粒径は0.01〜10μmであることが好ましく、特に
は0.05〜2.0μmであることが好ましい。
均分子量で3000〜500万であることが好ましく、
粒径は0.01〜10μmであることが好ましく、特に
は0.05〜2.0μmであることが好ましい。
【0028】本発明において、表面保護層のフッ素原子
含有樹脂粒子の含有量は、表面保護層全質量に対して3
5.0〜45.0質量%であり、より好ましくは40.
0〜45.0質量%である。含有量が35.0質量%に
満たないと充分な潤滑性を得ることができないことがあ
り、45.0質量%を超えると層の成膜性や感度等の点
で好ましくない。
含有樹脂粒子の含有量は、表面保護層全質量に対して3
5.0〜45.0質量%であり、より好ましくは40.
0〜45.0質量%である。含有量が35.0質量%に
満たないと充分な潤滑性を得ることができないことがあ
り、45.0質量%を超えると層の成膜性や感度等の点
で好ましくない。
【0029】又、本発明において、電子写真感光体の1
0点平均面粗さ(Rz)は、0.1〜5.0μmである
が、Rzが0.1μmに満たないと、充分な潤滑性を得
ることができないことがあり、5.0μmを超えると、
特に微小粒径のトナーの摺り抜けに起因するクリーニン
グ不良が発生することがある。
0点平均面粗さ(Rz)は、0.1〜5.0μmである
が、Rzが0.1μmに満たないと、充分な潤滑性を得
ることができないことがあり、5.0μmを超えると、
特に微小粒径のトナーの摺り抜けに起因するクリーニン
グ不良が発生することがある。
【0030】又、電子写真感光体の表面硬度は、テーバ
ー摩耗試験で0.1〜10.0であるが、硬度が0.1
に満たないと充分な耐摩耗性を得ることができないこと
があり、10.0を超えるとコロナ生成物や紙粉の除去
が不充分になることがある。
ー摩耗試験で0.1〜10.0であるが、硬度が0.1
に満たないと充分な耐摩耗性を得ることができないこと
があり、10.0を超えるとコロナ生成物や紙粉の除去
が不充分になることがある。
【0031】本発明において、電子写真感光体の表面摩
擦係数が0.1〜1.0であるが、摩擦係数が0.1に
満たないと残留トナーの摺り抜けに起因するクリーニン
グ不良が発生することがあり、0.7を超えると摩擦抵
抗の増大によるクリーニングブレードの反転に起因する
クリーニング不良が発生することがある。
擦係数が0.1〜1.0であるが、摩擦係数が0.1に
満たないと残留トナーの摺り抜けに起因するクリーニン
グ不良が発生することがあり、0.7を超えると摩擦抵
抗の増大によるクリーニングブレードの反転に起因する
クリーニング不良が発生することがある。
【0032】何れの場合においても、クリーニングブレ
ードの電子写真感光体に対する線圧は0.294N〜
0.441N/cmであるが、線圧が0.294N/c
mに満たないと、トナーの摺り抜けはもとより、特に高
湿の環境下において電子写真感光体の表面抵抗の低下に
起因する画像流れが発生し易くなり、0.441N/c
mを超えると、特に低湿の環境下において電子写真感光
体の表面が均一に削れないことに起因する画像ムラやブ
レードメクレが発生し易くなる。
ードの電子写真感光体に対する線圧は0.294N〜
0.441N/cmであるが、線圧が0.294N/c
mに満たないと、トナーの摺り抜けはもとより、特に高
湿の環境下において電子写真感光体の表面抵抗の低下に
起因する画像流れが発生し易くなり、0.441N/c
mを超えると、特に低湿の環境下において電子写真感光
体の表面が均一に削れないことに起因する画像ムラやブ
レードメクレが発生し易くなる。
【0033】本発明のクリーニングブレードとして用い
られるゴム弾性体としては、例えば、ポリウレタンゴ
ム、シリコーンゴム、ニトリルゴム及びクロロプレンゴ
ム等のゴム弾性を持つものが挙げられるが、耐摩耗性及
び永久変形性の点からポリウレタンゴムが好ましい。更
に、ポリウレタンゴムの場合、永久歪が小さいことから
2液性熱硬化型ポリウレタンゴム材料が特に好ましい。
硬化剤としては、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、ハイドロキノンジエチロールエーテ
ル、ビスフェノールA、トリメチロールプロパン及びト
リメチロールエタン等の一般的なウレタン硬化剤を用い
ることができる。
られるゴム弾性体としては、例えば、ポリウレタンゴ
ム、シリコーンゴム、ニトリルゴム及びクロロプレンゴ
ム等のゴム弾性を持つものが挙げられるが、耐摩耗性及
び永久変形性の点からポリウレタンゴムが好ましい。更
に、ポリウレタンゴムの場合、永久歪が小さいことから
2液性熱硬化型ポリウレタンゴム材料が特に好ましい。
硬化剤としては、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、ハイドロキノンジエチロールエーテ
ル、ビスフェノールA、トリメチロールプロパン及びト
リメチロールエタン等の一般的なウレタン硬化剤を用い
ることができる。
【0034】尚、ゴム弾性体ブレードは、一種のゴム弾
性体から形成しても良く、又、予め成型したゴム弾性体
に別途成型したゴム弾性体先端部を装着して形成しても
良い。
性体から形成しても良く、又、予め成型したゴム弾性体
に別途成型したゴム弾性体先端部を装着して形成しても
良い。
【0035】更に、上記ブレード表面(感光体当接面)
に、摩擦係数を下げる目的で、フッ素原子樹脂微粒子を
内添もしくは、溶剤に該微粒子を溶解させて、薄膜とし
て、コーテイングしたものが、ブレードのびびり防止と
して好ましい。但し、溶液に該微粒子を溶解させる系で
は、粒子の重量%は、10〜30%が好ましい。10%
未満では、所望する滑り性は得られず、30%よりも大
きくなると、コーティング部の硬度が低下して削れ易く
なってしまい、エッジ精度が安定しなくなる。
に、摩擦係数を下げる目的で、フッ素原子樹脂微粒子を
内添もしくは、溶剤に該微粒子を溶解させて、薄膜とし
て、コーテイングしたものが、ブレードのびびり防止と
して好ましい。但し、溶液に該微粒子を溶解させる系で
は、粒子の重量%は、10〜30%が好ましい。10%
未満では、所望する滑り性は得られず、30%よりも大
きくなると、コーティング部の硬度が低下して削れ易く
なってしまい、エッジ精度が安定しなくなる。
【0036】本発明において、ブレードの電子写真感光
体への当接形態は、電子写真感光体の回転方向に対し、
順方向でもカウンター方向でも良いが、カウンター方向
の方がより好ましい(クリーニング特性が高く且つフィ
ルミング除去能力が高い)。
体への当接形態は、電子写真感光体の回転方向に対し、
順方向でもカウンター方向でも良いが、カウンター方向
の方がより好ましい(クリーニング特性が高く且つフィ
ルミング除去能力が高い)。
【0037】又、本発明において、クリーニングブレー
ドが電子写真感光体に対して当接角度が27〜33度の
範囲に収まることが、フィルミング及びブレードびび
り、めくれを防止する意味で好ましい。
ドが電子写真感光体に対して当接角度が27〜33度の
範囲に収まることが、フィルミング及びブレードびび
り、めくれを防止する意味で好ましい。
【0038】又、クリーニングブレードは、安価で汎用
性が高く、安定した耐久性を示すウレタンゴムが好まし
い。
性が高く、安定した耐久性を示すウレタンゴムが好まし
い。
【0039】又、使用されるトナーは高画質を目指し
た、小粒径トナー(重量平均粒径3〜7μm)を使用す
ることが好ましい。
た、小粒径トナー(重量平均粒径3〜7μm)を使用す
ることが好ましい。
【0040】又、高速定着性を目指して、トナーのガラ
ス転移点(Tg)を40℃〜55℃の範囲に収める。
ス転移点(Tg)を40℃〜55℃の範囲に収める。
【0041】又、フィルミング・飛散・摺り抜け抑制の
ために、4μm以下のトナーが2〜20体積%であるこ
とが好ましく、高画質維持のために、5μm以下の粒径
を有するトナーが40個数%より多く含有されており、
且つ、8μm以上の粒径を有するトナーが6体積%以下
であることが好ましい。
ために、4μm以下のトナーが2〜20体積%であるこ
とが好ましく、高画質維持のために、5μm以下の粒径
を有するトナーが40個数%より多く含有されており、
且つ、8μm以上の粒径を有するトナーが6体積%以下
であることが好ましい。
【0042】更に、トナーに含有される研磨粒子が3 重
量%以下であることが好ましい。
量%以下であることが好ましい。
【0043】ここで、クリーニングブレードのヤング率
を784N〜980N/cm2 とすることは、小粒径ト
ナーの摺り抜け防止の観点から好ましい。ヤング率が7
84N/cm2 未満の場合は、トナーの摺り抜けやフィ
ルミングが、特に高温高湿下で発生し易く、980N/
cm2 を超えた場合、ブレードのびびりやへたり(永久
ひずみ)が大きくなる傾向となる。
を784N〜980N/cm2 とすることは、小粒径ト
ナーの摺り抜け防止の観点から好ましい。ヤング率が7
84N/cm2 未満の場合は、トナーの摺り抜けやフィ
ルミングが、特に高温高湿下で発生し易く、980N/
cm2 を超えた場合、ブレードのびびりやへたり(永久
ひずみ)が大きくなる傾向となる。
【0044】又、クリーニングブレードの反発弾性値は
35%〜55%の範囲にある。反発弾性値が55%を超
える場合、ブレードのバウンド現象が顕著となり、ブレ
ード鳴きやフィルミングが発生し易い状況となる。逆に
反発弾性値が35%未満の場合、変形からの復帰速度が
遅くなり、トナーの摺り抜けを発生させ易くなる。
35%〜55%の範囲にある。反発弾性値が55%を超
える場合、ブレードのバウンド現象が顕著となり、ブレ
ード鳴きやフィルミングが発生し易い状況となる。逆に
反発弾性値が35%未満の場合、変形からの復帰速度が
遅くなり、トナーの摺り抜けを発生させ易くなる。
【0045】感光層は単層構成であっても、積層構成で
あっても良い。積層構成の場合には、少なくとも電荷発
生層と電荷輸送層により構成され、導電性支持体側に電
荷発生層が設けられる場合と電荷輸送層が設けられる場
合とでは帯電極性、使用するトナー極性等が異なる。電
荷発生層の膜厚としては0.001〜6μm、好ましく
は0.01〜2μmである。電荷発生層に含有される電
荷発生材料の含有率は10〜100質量%であることが
好ましく、より好ましくは50〜100質量%である。
電荷輸送層の膜厚は5〜40μm、好ましくは15〜3
0μmである。電荷輸送層中に含有される電荷輸送材料
の含有量は20〜80質量%であることが好ましく、よ
り好ましくは30〜70質量%である。
あっても良い。積層構成の場合には、少なくとも電荷発
生層と電荷輸送層により構成され、導電性支持体側に電
荷発生層が設けられる場合と電荷輸送層が設けられる場
合とでは帯電極性、使用するトナー極性等が異なる。電
荷発生層の膜厚としては0.001〜6μm、好ましく
は0.01〜2μmである。電荷発生層に含有される電
荷発生材料の含有率は10〜100質量%であることが
好ましく、より好ましくは50〜100質量%である。
電荷輸送層の膜厚は5〜40μm、好ましくは15〜3
0μmである。電荷輸送層中に含有される電荷輸送材料
の含有量は20〜80質量%であることが好ましく、よ
り好ましくは30〜70質量%である。
【0046】本発明に用いられる電子写真感光体の有す
る導電性支持体としては、鉄、銅、金、銀、アルミニウ
ム、亜鉛、チタン、鉛、ニッケル、錫、アンチモン及び
インジウム等の金属や合金或は前記金属の酸化物、カー
ボン、導電性ポリマー等が使用可能であり、形状は円筒
状、円柱状等のドラム状、ベルト状及びシート状のもの
等がある。前記導電性材料はそのまま成型加工される場
合、塗料として用いられる場合、蒸着される場合やエッ
チング、プラズマ処理により加工される場合もある。塗
料の場合には、支持体として前記の金属や合金、紙、プ
ラスチック等も用いられる。
る導電性支持体としては、鉄、銅、金、銀、アルミニウ
ム、亜鉛、チタン、鉛、ニッケル、錫、アンチモン及び
インジウム等の金属や合金或は前記金属の酸化物、カー
ボン、導電性ポリマー等が使用可能であり、形状は円筒
状、円柱状等のドラム状、ベルト状及びシート状のもの
等がある。前記導電性材料はそのまま成型加工される場
合、塗料として用いられる場合、蒸着される場合やエッ
チング、プラズマ処理により加工される場合もある。塗
料の場合には、支持体として前記の金属や合金、紙、プ
ラスチック等も用いられる。
【0047】本発明においては、導電性支持体と感光層
の間に、界面での電荷注入制御や接着層として機能する
下引き層を設けても良い。下引き層は主に結着剤樹脂か
ら成るが、前記金属や合金又はそれらの酸化物、塩類、
界面活性剤等を含んでいても良い。下引き層を形成する
結着剤樹脂の例としては、ポリエステル、ポリウレタ
ン、ポリアリレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リブタジエン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリプ
ロピレン、ポリイミド、フェノール樹脂、アクリル樹
脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、アリ
ル樹脂、アルキッド樹脂、ポリアミド−イミド、ポリサ
ルホン、ポリアリルエーテル、ポリアセタール及びブチ
ラール樹脂等が挙げられる。膜厚は0.05〜7μmが
好ましく、より好ましくは0.1〜2μmである。
の間に、界面での電荷注入制御や接着層として機能する
下引き層を設けても良い。下引き層は主に結着剤樹脂か
ら成るが、前記金属や合金又はそれらの酸化物、塩類、
界面活性剤等を含んでいても良い。下引き層を形成する
結着剤樹脂の例としては、ポリエステル、ポリウレタ
ン、ポリアリレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リブタジエン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリプ
ロピレン、ポリイミド、フェノール樹脂、アクリル樹
脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、アリ
ル樹脂、アルキッド樹脂、ポリアミド−イミド、ポリサ
ルホン、ポリアリルエーテル、ポリアセタール及びブチ
ラール樹脂等が挙げられる。膜厚は0.05〜7μmが
好ましく、より好ましくは0.1〜2μmである。
【0048】又、本発明は、上述の電子写真感光体とク
リーニング手段を有する装置ユニット及び上記の電子写
真装置を有するファクシミリである。
リーニング手段を有する装置ユニット及び上記の電子写
真装置を有するファクシミリである。
【0049】図1に本発明の電子写真装置の概略構成例
を示す。
を示す。
【0050】図1において、101は像担持体としての
ドラム型の電子写真感光体であり、A矢印方向に所定の
周速度で回転駆動される。電子写真感光体101は、そ
の回転過程で帯電手段102によりその周面に正又は負
の所定電位の均一帯電を受け、次いで露光部103にて
不図示の露光手段により光露光L(スリット露光又はレ
ーザービーム走査露光等)を受ける。これにより電子写
真感光体周面に露光像に対応した静電潜像が順次形成さ
れていく。因に、感光ドラム101はφ180mmとし
た。
ドラム型の電子写真感光体であり、A矢印方向に所定の
周速度で回転駆動される。電子写真感光体101は、そ
の回転過程で帯電手段102によりその周面に正又は負
の所定電位の均一帯電を受け、次いで露光部103にて
不図示の露光手段により光露光L(スリット露光又はレ
ーザービーム走査露光等)を受ける。これにより電子写
真感光体周面に露光像に対応した静電潜像が順次形成さ
れていく。因に、感光ドラム101はφ180mmとし
た。
【0051】その静電潜像は、次いで現像手段104a
〜104dでトナー現像され、このトナー現像像が転写
手段105により不図示の給紙部から電子写真感光体1
01と転写手段105との間に、電子写真感光体101
の回転と同期取りされて給紙された転写材Pに転写手段
105により順次転写されていく。
〜104dでトナー現像され、このトナー現像像が転写
手段105により不図示の給紙部から電子写真感光体1
01と転写手段105との間に、電子写真感光体101
の回転と同期取りされて給紙された転写材Pに転写手段
105により順次転写されていく。
【0052】像転写を受けた転写材Pは、電子写真感光
体面から分離されて定着手段108へ導入されて像定着
を受けて複写物(コピー)として機外へプリントアウト
される。
体面から分離されて定着手段108へ導入されて像定着
を受けて複写物(コピー)として機外へプリントアウト
される。
【0053】像転写後の電子写真感光体101の表面
は、クリーニング手段106にて転写残りのトナーの除
去を受けて清浄面化され、更に前露光手段107により
除電処理されて繰り返して像形成に使用される。
は、クリーニング手段106にて転写残りのトナーの除
去を受けて清浄面化され、更に前露光手段107により
除電処理されて繰り返して像形成に使用される。
【0054】電子写真感光体101の均一帯電手段10
2としてコロナ帯電装置が一般に広く使用されている。
2としてコロナ帯電装置が一般に広く使用されている。
【0055】本発明においては、上述の電子写真感光体
や帯電手段及び現像手段等の構成要素のうち、複数のも
のを装置ユニットとして一体に結合して構成し、このユ
ニットを装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。
例えば、電子写真感光体101、帯電手段102及びク
リーニング手段106とを一体に支持して1つの装置ユ
ニットとし、装置本体のレール等の案内手段を用いて着
脱自在の構成にしても良い。
や帯電手段及び現像手段等の構成要素のうち、複数のも
のを装置ユニットとして一体に結合して構成し、このユ
ニットを装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。
例えば、電子写真感光体101、帯電手段102及びク
リーニング手段106とを一体に支持して1つの装置ユ
ニットとし、装置本体のレール等の案内手段を用いて着
脱自在の構成にしても良い。
【0056】光露光Lは、電子写真装置を複写機やプリ
ンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透
過光を電子写真感光体に照射すること、或はセンサーで
原稿を読み取り、信号化し、この信号に従ってレーザー
ビームの走査、LEDアレイの駆動、又は液晶シャッタ
ーアレイの駆動等をして、電子写真感光体に光を照射す
ること等により行われる。
ンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透
過光を電子写真感光体に照射すること、或はセンサーで
原稿を読み取り、信号化し、この信号に従ってレーザー
ビームの走査、LEDアレイの駆動、又は液晶シャッタ
ーアレイの駆動等をして、電子写真感光体に光を照射す
ること等により行われる。
【0057】ファクシミリのプリンターとして使用する
場合には、光露光Lは受信データをプリントするための
露光になる。図2は、この場合の1例をブロック図で示
したものである。コントローラー111は、画像読み取
り部110とプリンター119を制御する。コントロー
ラー111の全体は、CPU117により制御されてい
る。画像読み取り部110からの読み取りデータは、送
信回路113を通じて相手局に送信される。相手局から
受けたデータは受信回路112を通じてプリンター11
9に送られる。画像メモリ116には所定の画像データ
が記憶される。プリンターコントローラー118はプリ
ンター119を制御している。114は電話である。回
線115から受信された画像情報(回線を介して接続さ
れたリモート端末からの画像情報)は、受信回路112
で復調された後、CPU117で復号処理が行われ、順
次画像メモリ116に格納される。そして、少なくとも
1ページの画像情報がメモリ116に格納されると、そ
のページの画像情報記録を行う。CPU117は、メモ
リ116より1ページの画像情報を読み出し、プリンタ
ーコントローラー118に復号化された1ページの画像
情報を送出する。プリンターコントローラー118は、
CPU117からの1ページの画像情報を受け取るとそ
のページの画像情報記録を行うべく、プリンター119
を制御する。尚、CPU117は、プリンター119に
よる記録中に、次のページの受信を行っている。このよ
うにして、画像の受信と記録が行われる。
場合には、光露光Lは受信データをプリントするための
露光になる。図2は、この場合の1例をブロック図で示
したものである。コントローラー111は、画像読み取
り部110とプリンター119を制御する。コントロー
ラー111の全体は、CPU117により制御されてい
る。画像読み取り部110からの読み取りデータは、送
信回路113を通じて相手局に送信される。相手局から
受けたデータは受信回路112を通じてプリンター11
9に送られる。画像メモリ116には所定の画像データ
が記憶される。プリンターコントローラー118はプリ
ンター119を制御している。114は電話である。回
線115から受信された画像情報(回線を介して接続さ
れたリモート端末からの画像情報)は、受信回路112
で復調された後、CPU117で復号処理が行われ、順
次画像メモリ116に格納される。そして、少なくとも
1ページの画像情報がメモリ116に格納されると、そ
のページの画像情報記録を行う。CPU117は、メモ
リ116より1ページの画像情報を読み出し、プリンタ
ーコントローラー118に復号化された1ページの画像
情報を送出する。プリンターコントローラー118は、
CPU117からの1ページの画像情報を受け取るとそ
のページの画像情報記録を行うべく、プリンター119
を制御する。尚、CPU117は、プリンター119に
よる記録中に、次のページの受信を行っている。このよ
うにして、画像の受信と記録が行われる。
【0058】[実施例]以下に実施例を挙げて本発明を
更に詳細に説明する。尚、実施例中の「部」は質量部を
示す。
更に詳細に説明する。尚、実施例中の「部」は質量部を
示す。
【0059】(実施例1〜17)ポリアミド樹脂(商品
名:M−4000、東レ(株)製)10部、メタノール
100部/イソプロパノール90部を混合溶解した後、
外径80mm、肉厚1.5mm、長さ363mmのアル
ミニウム製シリンダー上に浸漬塗布し、90℃で20分
間乾燥して、膜厚が2.0μmの下引き層を形成した。
名:M−4000、東レ(株)製)10部、メタノール
100部/イソプロパノール90部を混合溶解した後、
外径80mm、肉厚1.5mm、長さ363mmのアル
ミニウム製シリンダー上に浸漬塗布し、90℃で20分
間乾燥して、膜厚が2.0μmの下引き層を形成した。
【0060】次に、下記構造式のトリスアゾ顔料10
部、
部、
【0061】
【化1】
ポリカーボネート(ビスフェノールA型、数平均分子量
20000)5部及びシクロヘキサノン600部をサン
ドミルにて分散して電荷発生層用塗料を調製した。この
塗料を前記下引き層上に浸漬塗布し、120℃で20分
間乾燥し、膜厚が0.15μmの電荷発生層を形成し
た。
20000)5部及びシクロヘキサノン600部をサン
ドミルにて分散して電荷発生層用塗料を調製した。この
塗料を前記下引き層上に浸漬塗布し、120℃で20分
間乾燥し、膜厚が0.15μmの電荷発生層を形成し
た。
【0062】次に、下記構造式のビフェニル化合物20
部、
部、
【0063】
【化2】
ポリカーボネート(ビスフェノールZ型、数平均分子量
20000)20部及びクロロベンゼン800部をボー
ルミルで分散し、電荷輸送層用塗料を調製した。この塗
料を電荷発生層上に浸漬塗布し、130℃で90分間乾
燥し、膜厚が18μmの電荷輸送層を形成した。
20000)20部及びクロロベンゼン800部をボー
ルミルで分散し、電荷輸送層用塗料を調製した。この塗
料を電荷発生層上に浸漬塗布し、130℃で90分間乾
燥し、膜厚が18μmの電荷輸送層を形成した。
【0064】次に、ポリテトラフルオロエチレン微粒子
(商品名:ルブロンL−5、ダイキン工業(株)製)
7.7,9.7,14.9,16.6,3.2部の4種
類の部数とし、前記ビフェニル化合物6部、ポリカーボ
ネート(ビスフェノールZ型、数平均分子量8000
0)12部及びジクロロメタン1000部をサンドミル
で分散して保護層用塗料を調製した。この塗料を電荷輸
送層上にスプレー塗布し、120℃で30分間乾燥し、
膜厚が6.0μmの保護層を形成して、電子写真感光体
を作製した。この電子写真感光体の表面粗さ(Rz)は
0.8μmであり、テーバー摩耗試験値は4.2,3.
9,3.1,2.5であり、且つ、表面摩擦係数は0.
47,0.32,0.3,0.28であった。
(商品名:ルブロンL−5、ダイキン工業(株)製)
7.7,9.7,14.9,16.6,3.2部の4種
類の部数とし、前記ビフェニル化合物6部、ポリカーボ
ネート(ビスフェノールZ型、数平均分子量8000
0)12部及びジクロロメタン1000部をサンドミル
で分散して保護層用塗料を調製した。この塗料を電荷輸
送層上にスプレー塗布し、120℃で30分間乾燥し、
膜厚が6.0μmの保護層を形成して、電子写真感光体
を作製した。この電子写真感光体の表面粗さ(Rz)は
0.8μmであり、テーバー摩耗試験値は4.2,3.
9,3.1,2.5であり、且つ、表面摩擦係数は0.
47,0.32,0.3,0.28であった。
【0065】上記方法にて作製した電子写真感光体を、
電子写真感光体に対するゴム弾性体ブレードの線圧が
0.27,0.294,0.392,0.441,0.
466N/cm、プロセススピードが200mm/se
cになるように改造したキヤノン(株)製複写機カラー
レーザーコピア(商品名:CLC−700)を用い、ガ
ラス転移温度(Tg)が53℃〜55℃の重量平均粒径
が約5umであり、5um以下の粒径を有するトナーが
85体積%、4um以下の粒径を有するトナーが10体
積%、8um以上の粒径を有するトナーが5体積%含有
されるポリエステル系樹脂粒子トナーを用いて評価し
た。因に、本トナーに研磨剤として、チタン酸ストロン
チュームを使用し、含有量を0.2重量%とした。結果
を表1に示す。
電子写真感光体に対するゴム弾性体ブレードの線圧が
0.27,0.294,0.392,0.441,0.
466N/cm、プロセススピードが200mm/se
cになるように改造したキヤノン(株)製複写機カラー
レーザーコピア(商品名:CLC−700)を用い、ガ
ラス転移温度(Tg)が53℃〜55℃の重量平均粒径
が約5umであり、5um以下の粒径を有するトナーが
85体積%、4um以下の粒径を有するトナーが10体
積%、8um以上の粒径を有するトナーが5体積%含有
されるポリエステル系樹脂粒子トナーを用いて評価し
た。因に、本トナーに研磨剤として、チタン酸ストロン
チュームを使用し、含有量を0.2重量%とした。結果
を表1に示す。
【0066】ここで、実施例1〜17において、各実施
例とも以下のブレードを基材として、ブレード表面(感
光ドラム当接面)にフッ素原子含有樹脂微粒子をナイロ
ン溶液を溶媒として、分散溶解させ、20umの薄層と
してコーテイング処理をブレードエッジ先端から支持板
金まで塗工幅5mmに亘って施した複合ブレードを5種
類試作し、実験に供した。
例とも以下のブレードを基材として、ブレード表面(感
光ドラム当接面)にフッ素原子含有樹脂微粒子をナイロ
ン溶液を溶媒として、分散溶解させ、20umの薄層と
してコーテイング処理をブレードエッジ先端から支持板
金まで塗工幅5mmに亘って施した複合ブレードを5種
類試作し、実験に供した。
【0067】ブレード基材:バンドー化学(株)製
i)#1270Y−3(硬度68°、反発弾性35%、
ヤング率529.4N/cm2 ) ii) #X−7021K(硬度70°、反発弾性30
%、ヤング率637N/cm2 ) iii) #1273−C(硬度72°、反発弾性20
%、ヤング率637N/cm2 ) iv) #75E−07(硬度72°、反発弾性27%、
ヤング率940.8N/cm2 ) v)#1273(硬度73°、反発弾性30%、ヤング
率637N/cm2 ) vi)#1577E(硬度77°、反発弾性40%、ヤ
ング率940.8N/cm2 ) vii)#ハイパーA−178(硬度78°、反発弾性
51%、ヤング率1068.2N/cm2 ) 因に、ブレードの自由長を3mm、6mm及び8mmの
3種類にて行った。当接角度は、25°、27°、30
°、33°、35°の5種類とした。板厚は、2mm品
と2.5mm品にて評価を行った(結果を表1に示
す)。 (比較例1〜4)ブレードの静止時の感光ドラムに対す
る、当接角度を25°,35°とし、実施例7、実施例
12と同様の評価を行った。 (結果を表1 に示す) (比較例5〜11)ブレード基材の材質が以下のもので
あるクリーニング装置を実験に供した(結果を表1に示
す)。
ヤング率529.4N/cm2 ) ii) #X−7021K(硬度70°、反発弾性30
%、ヤング率637N/cm2 ) iii) #1273−C(硬度72°、反発弾性20
%、ヤング率637N/cm2 ) iv) #75E−07(硬度72°、反発弾性27%、
ヤング率940.8N/cm2 ) v)#1273(硬度73°、反発弾性30%、ヤング
率637N/cm2 ) vi)#1577E(硬度77°、反発弾性40%、ヤ
ング率940.8N/cm2 ) vii)#ハイパーA−178(硬度78°、反発弾性
51%、ヤング率1068.2N/cm2 ) 因に、ブレードの自由長を3mm、6mm及び8mmの
3種類にて行った。当接角度は、25°、27°、30
°、33°、35°の5種類とした。板厚は、2mm品
と2.5mm品にて評価を行った(結果を表1に示
す)。 (比較例1〜4)ブレードの静止時の感光ドラムに対す
る、当接角度を25°,35°とし、実施例7、実施例
12と同様の評価を行った。 (結果を表1 に示す) (比較例5〜11)ブレード基材の材質が以下のもので
あるクリーニング装置を実験に供した(結果を表1に示
す)。
【0068】使用ブレード基材:バンドー化学製(株)
#1270Y−3(硬度68°、反発弾性35%、ヤン
グ率529.4N/cm2 ) #1273−C(硬度72°、反発弾性20%、ヤング
率637N/cm2 ) #1273(硬度73°、反発弾性30%、ヤング率6
37N/cm2 ) #ハイパーA−178(硬度78°、反発弾性51%、
ヤング率1068.2N/cm2 )
#1270Y−3(硬度68°、反発弾性35%、ヤン
グ率529.4N/cm2 ) #1273−C(硬度72°、反発弾性20%、ヤング
率637N/cm2 ) #1273(硬度73°、反発弾性30%、ヤング率6
37N/cm2 ) #ハイパーA−178(硬度78°、反発弾性51%、
ヤング率1068.2N/cm2 )
【0069】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、高画質、高速画像形成を前提とした小粒径且つ
低研磨剤含有量を成すトナーにおいても、十分なクリー
ニング性の確保と、電子写真感光体の長寿命を達成し、
高速高画質を高い安定性で保持し、電子写真装置、装置
ユニット及びファクシミリを提供することが可能となっ
た。
よれば、高画質、高速画像形成を前提とした小粒径且つ
低研磨剤含有量を成すトナーにおいても、十分なクリー
ニング性の確保と、電子写真感光体の長寿命を達成し、
高速高画質を高い安定性で保持し、電子写真装置、装置
ユニット及びファクシミリを提供することが可能となっ
た。
【図1】本発明の電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。
である。
【図2】本発明の電子写真装置をプリンターとして使用
したファクシミリのブロック図である。
したファクシミリのブロック図である。
101 感光ドラム
102 帯電器
103 光露光
104a〜104d 現像器
105 転写ドラム
106 クリーニング装置
107 前露光光
108 定着器
170 クリーニングブレード
【表1】
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H005 AA08 CB10 DA07 EA03 EA05
2H068 AA06 AA08 AA09 BB31 FA27
FC15
2H134 GA01 GB02 HD01 HD02 HD05
HD11 HD18 HD19 KA11 KB09
KD08 KG07 KG08 KH04 KH15
KJ02
Claims (7)
- 【請求項1】 周速200mm/sec以上で回転する
電子写真感光体及びクリーニング手段を備える電子写真
装置において、 前記電子写真感光体が導電性支持体上に感光層及び表面
保護層を有し、該表面保護層が保護層全質量に対し3
5.0〜45.0質量%のフッ素原子含有樹脂粒子を含
有し、表面粗さが10点平均面粗さで0.1〜5.0μ
mであり、表面硬度がテーバー摩耗試験法で0.1〜1
0.0であり、且つ、表面摩擦係数が0.1〜0.7で
ある電子写真感光体であり、該クリーニング手段がゴム
弾性体ブレードであり、該ブレードの該電子写真感光体
に対する線圧が0.294N〜0.441N/cmであ
り、使用するトナーのガラス転移点(Tg)が40℃〜
55℃であり、該ブレード物性値である引張弾性率(ヤ
ング率)が784N〜980N/cm2 であり、且つ、
反発弾性値が35%〜55%であり、この基材表面にフ
ッ素原子樹脂微粒子を含有することを特徴とする電子写
真装置。 - 【請求項2】 前記ブレードが電子写真感光体の回転方
向に対し、カウンター方向に当接している請求項1記載
の電子写真装置。 - 【請求項3】 前記ブレードが電子写真感光体の静止時
に、27〜33度の角度で当接している請求項1又は2
記載の電子写真装置。 - 【請求項4】 前記クリーニングブレードがウレタンゴ
ムから成る請求項1〜3の何れかに記載の電子写真装
置。 - 【請求項5】 前記トナーについて、重量平均粒径が3
〜7μmであり、5μm以下の粒径を有するトナーが4
0体積個数%より多く含有され、4μm以下の粒径を有
するトナーが2〜20体積%含有され、8μm以上の粒
径を有するトナーが6体積%以下含有されており、且
つ、該トナーに研磨剤が1〜3重量%含有されいる請求
項1〜4の何れかに記載の電子写真装置。 - 【請求項6】 前記電子写真感光体、クリーニング手
段、帯電手段及び現像手段の少なくとも1つの手段を一
体に支持し、且つ、装置本体に着脱自在であることを特
徴とする装置ユニット。 - 【請求項7】 請求項1〜5の何れかに記載の電子写真
装置及びリモート端末からの画像情報を受信する受信手
段を有することを特徴とするファクシミリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002036546A JP2003241408A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002036546A JP2003241408A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003241408A true JP2003241408A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27778407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002036546A Pending JP2003241408A (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003241408A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8795935B2 (en) | 2009-03-17 | 2014-08-05 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, production method of the same, image forming apparatus, and process cartridge |
JP2018189907A (ja) * | 2017-05-11 | 2018-11-29 | コニカミノルタ株式会社 | 電子写真画像形成装置用部材の組体、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置及び電子写真画像形成方法 |
-
2002
- 2002-02-14 JP JP2002036546A patent/JP2003241408A/ja active Pending
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