JP4966201B2 - 音響再生用のイヤホン - Google Patents

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Description

本発明は、音響再生の分野に関し、より具体的にはイヤホンを使用した音響再生の分野に関する。
本願は、2004年11月9日に出願された仮出願第60/626219号、および2005年11月8日に出願された対応する正規の米国出願に対する優先権を主張するものであり、これらの出願は参照によりそのすべてが本明細書に組み込まれる。
音響再生にヘッドホンを使用することは知られている。通常、高忠実度のヘッドホンは、第1のスピーカエンクロージャと、第2のスピーカエンクロージャと、2つのスピーカエンクロージャを連結し、且つ使用者の耳に対してエンクロージャを保持する「C字」形状のバンドとを有する大きくて扱いにくい装置である。これらの装置は、実用的ではあるが、重くかつ不快感を与え、また、使用者が活発に動いている場合には、使用者の耳を過度に暖めがちである。さらに、ヘッドホンの大きさおよびヘッドホンの格納に要するスペースにより、これらの装置と共に移動することは困難になることがある。
スピーカエンクロージャは個人の耳に対して保持されるため、また耳は通常、エンクロージャで容易に密封できる平滑な表面ではないため、ヘッドホンには、望ましくない外部の音声によって、リスナーが音声の再生を楽しむことが妨げられるという難点がある。この問題を解決する試みでは、使用者の耳とエンクロージャとの間の密封を改善するために、またはアクティブ消音技法を用いて外部ノイズを相殺するために、圧縮可能な密封要素が使用されてきた。
扱いにくさおよび重さを軽減するために、挿耳形スピーカすなわちイヤホンが、ヘッドホンに換わるべく設計されてきた。ヘッドホンに優るイヤホンの利点には、寸法および重量が相当に減じられること、使用者の熱の溜め込みが少ないこと、ならびに、いくつかのヘッドホンモデルに見られるようなアクティブノイズ消音の必要なく、望ましくない外部ノイズを相当に低減できる可能性があることが挙げられる。
イヤホンはしかしながら、ある設計上の問題を有している。利用可能な空間が狭いことから、より小さい駆動体を使用し、内部を綿密に音響的に密封して、音声が使用者の耳に向かうようにすることが必要となる。加えて、所望の遮音を実現したい場合には、イヤホンの外面もまた、イヤホンの外面を使用者の耳と密封するのに適したものでなければならない。さらに、駆動体の寸法が小さいために、低周波数の再生がより困難となる。Shure(登録商標)E5cイヤホンで用いられているような全域の音響再生を実現する1つの方法は、より小さい駆動体とより大きい駆動体とを組み合わせて使用することである。そのような設計は、高度な忠実度で音声を再生するのには十分に適しているが、2つの駆動体を使用することにより、イヤホンは寸法が幾分かより大きくなり、かつ製作によりコストを要しがちとなる。したがって、イヤホンを製造するコストを削減できるように、2つの駆動体を使用する必要なく所望の範囲の周波数応答をもたらしうるイヤホンを提供することが望ましい。
加えて、イヤホンは通常、使用者の耳に挿入されるノズルを有しているため、耳脂または耳垢の蓄積が問題となりうる。この問題は、使用者が、例えば、イヤホンをモニタとしてワイヤレスモードのShure(登録商標)PSM 600と共に使用する演奏者である場合、特に重大となりうる。ワイヤがないことにより、演奏者はより自然にかつ力強く動き回ることが可能になる。したがって、演奏者は従来のモニタの前方で演奏することに制限されず、このことによって演奏者はより大きな動きの自由度を得ることができる。しかしながら、演奏者が活発に動くことにより体熱が生じることがあり、その体熱が元で、演奏者の耳の中の耳垢が液化し、その結果、その液化した耳垢がイヤホンのノズルに入ることがある。液化した耳垢はしたがって、ノズル内部のフィルタ上に付着物を残すことがある。時間の経過と共に、これらの付着物は、音声出力レベルを低下させることによって、もしくは再生される音声の音質を変化させることによって、またはこれらの双方によって、イヤホンが意図したとおりに機能するのを妨げることがある。複雑なまたは困難なイヤホンの分解および再組立てをすることなく、使用者が容易にこの問題を解決する方法を提供することが望ましい。
もう1つの問題は、再生されるとき音楽がどの程度明るいべきかまたは暖かいべきかに関する好みが、個人によって異なることである。その相違の一部は、個人の聴覚の相違によるものと説明することができる。しかしながら、相違のある部分は、再生音がどのように聴こえるかに対する個人の知覚、および/またはその個人が典型的に再生する音楽の種類によるものである。このようにして、ある個人は暖かい音声を好み、ある個人は明るい音声を好むことが理解される。音響再生が使用者の音楽の好みおよび聴力に適合するように、使用者が容易にイヤホンをカスタマイズする手段を提供することが望ましい。
留意されたいこととして、知られているとおり、明るさおよび暖かさは一般に、再生音声の知覚を指し、明るさは、約4kHzと10kHzの間の帯域などの高周波に関連し、暖かさは、約150Hzと500Hzの間の帯域などの低周波に関連する。したがって、本明細書で使用するとき、再生音声の明るさおよび暖かさは、周波数応答の異なる部分を増幅または減衰することに対応する。
(発明の開示)
ある実施形態において、イヤホンは、所望の向きでノズルを含んでおり、そのノズルはイヤホンのハウジングに装着されている。ノズルは、ねじ付きナットによって所定位置に保持されており、そのねじ付きナットは手で取り外すことができる。ノズルは、イヤホン内の戻り止めと一致する位置決めピンを含んでおり、その結果、ノズルは所望の方向でのみ取り付けることができる。したがって、耳垢の付着物が蓄積することによって音響再生が影響を受けるようになると、ノズルを容易に取り外し交換することができる。
ある実施形態において、イヤホンは、使用者の耳内に突き出る音声ポートを有する駆動体を含んでいる。駆動体は開口部をさらに含んでおり、その開口部により、イヤホンの内容積は、低周波の再生を向上させるために、密封されたエンクロージャとして機能することができる。このようにして、中域および高域の周波数を正確に生成できる一方で、その寸法の駆動体では実現が困難であるレベルで低域の周波数を依然として生成できるより小さい駆動体を利用できる。
ある実施形態において、イヤホンは、フィルタを備えたノズルを含み、そのフィルタはノズル内部に位置している。そのフィルタは、イヤホンの内部構成要素を保護し、また、再生音声の音響特性を変化させることもできる。フィルタの特性を変更することによって、使用者が得る再生音声を、より明るい音声からより暖かい音声へと変化させることができる。したがって、イヤホンの性能を、使用者の聴覚能力に従って、またさらに使用者の音楽の好みに従って、使用者がカスタマイズすることができる。
イヤホンは、ヘッドホンに優るイヤホンの軽量さと携帯の容易さを好む個人によって、かねてより使用されてきた。音響再生のあらゆる方面で当てはまるように、あるイヤホンは、決して望ましい忠実度ではなく、また外部の音声をわずかしか遮断しない。これらのイヤホンは、音楽の再生をあまり重視しない個人には適することがあるが、そのようなイヤホンは、より際立った音楽の好みまたは要望を有する個人には望ましくない。さらに、イヤホンをモニタの代わりとして利用する演奏者は、より高度な性能を必要とする。したがって、本発明の実施形態は、専門職の演奏者と、音楽の再生の忠実度に関してより高度な期待と要望を有する個人との双方の要求を満たすことができるイヤホンに関する。
ここで図1を参照すると、図示のように、ワイヤ1が、ハウジング6を含むイヤホン5に連結されている。図示のように、イヤホン5は、個人の右耳において使用するように構成されている。ある実施形態において、イヤホン5は、以下で述べる方式でイヤホンの構成要素の向きを変更することによって、右耳または左耳のいずれにおける使用に対しても構成することができる。
ここで図2を参照すると、図1のイヤホン5が分解立面図で示されている。ワイヤ1の一部が示されており、導線2および3がワイヤ1から延びている。作動中、ワイヤ1は、イヤホン5が音声を再生するために、信号を生成できる電源(不図示)まで延びなければならない。
図示のように、イヤホン5のハウジング6は、カバー20と結合してイヤホン5のエンクロージャとなるように構成されたケース10を含んでいる。ある実施形態において、ケース10およびカバー20は、ABSプラスチックまたは他の好ましくはプラスチックである適切な材料でできていてもよい。ケース10は、周囲肩部16を含んでおり、その周囲肩部16は、ケース10の合わせ面の実質的に大部分の周りに設けられるものとして示されている。カバー20は、対応する肩部21(図3)を含んでおり、その肩部21は、図4に関してさらに述べる方式で肩部16と結合する。
図示のように、ケース10は、ケース10の外側部分の周りで延びる段部17を含んでおり、ケース10はさらに摩擦縁部11を含んでいる。摩擦縁部11と段部17との間に、リング面14がある。また、溝13が、ケース10の内側の側部に設けられている。さらに、支柱12aおよび支柱12bが設けられている。ケース10はさらに切欠き15を含んでいる。ポケット18の一部が図2に示されている。これらの特徴の使用については、以下でさらに詳細に述べることにする。
図示のように、カバー20は、リング面22と、摩擦縁部23と、段部24とを含んでおり、その段部24はケース10に設けられた形体と一致する。図示のように、カバー20は、ケース10と密封可能に結合して、イヤホン5の構成要素を囲む密封室を設けるように構成されている。ある実施形態において、カバー20の外面は、イヤホン5が望ましい触感を有するように、ゴム引きしたコーティングを含んでもよい。
ケース10とカバー20との接合によって形成されたエンクロージャの内部には、駆動体30が装着されている。駆動体の使用および設計は知られており、駆動体30は、例えばKnowlesモデル#ED 6805であってもよい。駆動体30は、駆動体本体31を有しており、駆動体本体31から延びる音声ポート35を含んでいる。図示のように、駆動体本体31は、駆動体本体31の後部に2つのはんだパッド37を含んでいる。他の駆動体が、異なって構成されてもよい。開口部または音響ポート38(図15)がまた、設けられてもよい。ある実施形態において、音響ポート38の位置は、2つのはんだパッド37の間である。他の駆動体がまた使用されてもよく、使用される場合は、音響ポートに対する異なる位置が設けられてもよい。
以下でさらに詳細に述べる方式では、駆動体30から発せられる音声は、音声ポート35を介してノズル40内へ向けられる。音声は、シリンダ41を通過することによって、ノズル40を出る。ノズル40が、ケース10およびカバー20に対して正しい向きに取り付けられるようにするために、ノズル40は、リップ42によって所定位置に保持し、ピン43によって方向付けることができる。ピン43は方向付け機能の一例であり、円筒形であるものとして示されているが、他のさまざまな形状で設けられてもよい。ノズル40は、密封面48をさらに含んでもよい。ノズル40が180度回転され、次いで取り付けられると(ピン43と連結する機構もまた回転したと仮定)、イヤホン5は左耳で使用するように構成される。
上記のように、駆動体30は、動作中、音声を発生させるために信号および電力を必要とする。駆動体30に電力および信号を供給するために、導線2および3を2つのはんだパッド37において駆動体30の背部に接続することができる。駆動体30は比較的小さいため、導線を直接はんだパッド37にはんだ付けすることは、不必要に複雑な製造手順となりうる。したがって、フレックス回路50を使用して製造工程を改善することができる。フレックス回路50は、フレキシブルプリント回路基板でできていてもよく、このフレックス回路50は、2つの羽根部55を含んでもよい。導線2および3は、はんだ付けによってなど、既知の方式で各羽根部55に固定することができ、その結果、信号発生器(不図示)と駆動体30との間の電気回路を形成することができる。フレックス回路50は、フレックス回路のはんだポイント57をはんだパッド37にはんだ付けすることによって、駆動体30に電気的に接続することができる。したがって、導線2および3は、フレックス回路50を介して駆動体30の背部に電気的に接続することができる。言い換えれば、フレックス回路50は、導線2および3と駆動体30との間の電気的接続をもたらし、このことによって、必須ではないが、イヤホン5の製造容易性を改善することができる。
フレックス回路50に取り付けられる導線2および3は、ワイヤ1の単一の撚線を形成するように構成される。ワイヤ1は、ストレインリリーフ60、ケース10およびフレックスリリーフ70を通過する。予想されるとおり、ワイヤ1は0.070インチ(0.1778cm)の外径を有する2本の導電体ケーブルであってもよいが、このワイヤ1は、時折使用者によって力が加えられる。予想されることであるが、その力によって、導線2、3と駆動体30との間の電気的接続部が場合によっては切断され、また駆動体30が場合によっては損傷を受けることがあるため、その力は望ましくないものである。したがって、電気的接続部および駆動体30をワイヤ1に加えられる力から保護できる機構を設けると有益である。ストレインリリーフ60は、ワイヤに加えられる力によって導線と駆動体30との間の電気的接続が切断されるのを防止する。ストレインリリーフ60は、2つの一体ヒンジ65を含むものとして図示されているが、このストレインリリーフ60については以下でより詳細に述べることにする。
フレックスリリーフ70は、適切な柔軟なプラスチックまたはゴム材料でできていてもよく、そのフレックスリリーフ70は、フレックスリリーフ70内に設けられた通路と一直線上にない力がワイヤ1に及ぼされると曲がる。ある実施形態において、フレックスリリーフ70は、ケース10に覆い成形(オーバーモールド)される。成形工程によって、溶融材料が、ケース10内に設けられたポケット18内に挿入され、その結果、フィンガ72が形成される(ポケット18については、図3に関連してさらに説明することにする)。フレックスリリーフ70が冷えると、フィンガ72は硬化し、フレックスリリーフ70がケース10から取り外されるのを防止する。フレックスリリーフ70をケース10に固定するこの方法は、したがって、締結具を排除するまたは接着剤の必要性がなくなるという利点を有している。当然ながら、フレックスリリーフ70の全体的な設計は、選択した材料に幾分か依存するが、それは、より適合性の低い材料はより柔軟性の高い構造を必要とし、より適合性の高い材料はより柔軟性の低い構造を必要とするからである。ワイヤのためのフレックスリリーフの使用は当技術分野で知られているため、材料および構造についてさらに述べる必要はない。
ストレインリリーフ60およびフレックスリリーフ70は、ワイヤ1に及ぼされる力が、導線2、3の駆動体30への電気的接続に影響を与えるのを防止するが、駆動体30は依然として、ケース10およびカバー20によって設けられたエンクロージャ内で支持されなければならない。他の方法も可能であるが、支持体80が駆動体を所望の位置に保持するために設けられている。支持体80は、ABSプラスチックなどの適度に強度のあるプラスチックでできているのが好ましいが、製造を促進させるために、GE Noryl GTX810などの高温プラスチックであってもよい。図示のように、支持体80は腕部82aおよび82bを含んでおり、その腕部82aおよび82bは、構成要素が取り付けられるとき、駆動体30を所定の位置に保持するように構成されている。
イヤホン5が例えば落下された場合に駆動体30に及ぼされる力を吸収するために、防振材が設けられてもよく、ブーツ90はそのような防振材の実施形態である。図示のように、ブーツ90は、駆動体30の頂部および底部に沿って延びるように構成された羽根部93aおよび93bを含んでいる。ブーツ93はシリコーン樹脂などのしなやかな材料でできており、羽根部93a、93bは支持体80と駆動体30との間に配置され、その結果、ブーツ90は振動を吸収し、駆動体30を保護することができる。したがって、図示のように、腕部82aおよび82bは、羽根部93aおよび93bの上に取り付けられ、その結果、腕部82aおよび82bは、衝撃を緩和する方式で駆動体30を支持する。
ブーツ90は密封面91とリップ92とを含んでいる。密封面92は、ノズル40上の密封面48と連結して、ブーツ90とノズル40との間に音響的な密封をもたらす。したがって、駆動体30、ブーツ90およびノズル40が取り付けられるとき、ブーツ90は、音声ポート35とノズル40の間の音響的な密封を確実にするために、圧縮する方式でノズル40と駆動体30の間に配置される。駆動体30とノズル40の間の連結をどのようにして構成することができるかに関するさらなる詳細について、以下により詳しく述べることにする。
駆動体30とノズル40との間の連結を支援するために、ねじ付き保持器100が設けられる。ねじ付き保持器100は、ステンレス鋼でできていてもよく、また他の適切な金属またはプラスチックでできていてもよい。ねじ付き保持器100は、ねじ山103と、戻り止め105と、リップ106とを含んでいる。リップ106は、取り付けの際にケース10の溝13に挿入されるように構成されている。リップ106は、頂部の切欠き107と、底部の切欠き108とを含んでいる。これらの切欠き107、108は、支持体80の腕部82a、82bと連結するように構成されている。
キー溝とも呼ばれる戻り止め105は、ノズル40のピン43を受け止めるように構成されており、したがって、戻り止め105は、ノズル40が間違った向きに取り付けられるのを防止する方向付け部材の一例となるものである。ねじ付き保持器100を180度回転させることによって、イヤホンは、右耳または左耳のいずれに対しても構成することができる。したがって、いずれの耳にもはまるように設計されたイヤホンを提供すると、イヤホンを両方の耳にはまるようにするための別個の部品が必要でなくなるため、より費用効果的となる。
ねじ山103は、ナット110上の対応するねじ山(不図示)と結合するように構成されている。ナット110は、ステンレス鋼もしくは他の適切な金属またはプラスチックでできていてもよく、締め付けられると、駆動体30とノズル40との間の音響的な密封を確実にする圧縮力をもたらすことができる。図示のように、ノズル締結具の一例であるナット110は、ノズルを所定の位置に保持する。構成要素が組み立てられ、ケース10とカバー20の間に取り付けられると、ねじ付き保持器100のねじ山103が突き出し、その結果、ナット110をねじ山103に締め付けることができる。ナット110が締め付けられると、その締付けは手でなされてもよいが、力がケース10およびカバー20の摩擦縁部13および摩擦縁部23それぞれに加えられる。この力は、ケース10およびカバー20を押して引き離す傾向を有することがある。
ケース10とカバー20とを一体に保持するのを容易にするために、リング120は、カバー20とケース10が一体に取り付けられたとき、カバー20およびケース10のリング面22およびリング面14それぞれに取り付けられるように構成することができる。リング120はステンレス鋼もしくは他の適切な金属またはプラスチックでできていてもよく、また、ケース10およびカバー20が使用中に分解した状態とならないようにするのを援助するために、カバー20およびケース10のリング面22、14との緩やかな締まりばめをなすように製作することができる。リング120はまた除去してもよく、ナット110またはケース10およびカバー20はそれに応じて修正してもよい。
留意されたいこととして、ナット110は以下で述べるある利点を有しており、隙間と着脱自在に係合するように構成された1つまたは複数のフィンガを有するクリップなど、他の種類の締結具を使用することもできる。
図3を参照すると、図2に示す構成要素の分解図が、さらなる詳細が分かるように異なる角度で示されている。まずケース10を見ると、ポケット18が示されている。図示のように、また上述のように、フレックスリリーフ70がケース10に覆い成形される時、成形工程においてある材料がポケット18に押し込まれ、冷却工程において、フレックスリリーフ70を所定の位置に保持するフィンガ72が形成される。
フレックス回路50を見ると、はんだ用の孔57がより明確に示されている。ある実施形態において、フレックス回路50は、はんだパッド37に押し付けて配置され、熱が加えられ、その結果、はん用の孔57が駆動体30にはんだ付けされる。
次にカバー20を参照すると、肩部21が示されている。肩部21は、ハウジング6内部のイヤホン5の内部構成要素と外界との間に音響的な密封をもたらすのを支援するために、ケース10の肩部16と連結する。保持フィンガ26は、切欠き15と連結することによって、カバー20をケース10に固定するのを支援する。支柱27aは、支持体80を支持し位置決めするのを支援する。もう1つの支柱27bが支柱27aの反対側に設けられており、支柱27bもまた、支持体80を支持し位置決めするように構成されている。したがって、支持体80は、幾分かは、支柱12a、12b、27a、および27bによって支持され位置決めされる。
また、溝28がカバー20上に設けられており、ケース10(図2)上の溝13と対応している。図示のように、溝28および溝13は、ねじ付き保持器100のリップ106をはめ込ませるように構成されている。したがって、ケース10とカバー20が互いに連結すると、リップ106が保持され、ねじ付き保持器100が所定の位置にしっかりと保持される。ねじ付き保持器100とケース10との間の連結に関するさらなる詳細を以下に示す。
ここで図4を参照すると、図1に示すイヤホン5の線4−4における断面図が示されている。ケース10は、ケース10の肩部16とカバー20の肩部21との間の連結によって、カバー20と結合される。保持フィンガ26は、カバー20がケース10から分離するのを防止するために、切欠き15内に配置されており、したがって、イヤホンの背部はしっかりと接合される。
上述のように、イヤホンの他方の端部を互いに保持するために、リング120をケース10およびカバー20のリング面に取り付けることができる。図示のように、リング120は、ナット110と、カバー20の肩部24およびケース10の肩部17との間で圧縮されている。
好ましくは、しかしながら、リング120は、ナット110が締め付けられているとき、著しい圧縮を受けることはない。ある実施形態において、ナット110は、締め付けられると、ケース10およびカバー20の摩擦縁部11および23それぞれに突き当たる。このようにナット110が摩擦縁部11、23に突き当たることによって、振動による緩みに対する摩擦抵抗が増加し、その結果、イヤホン5の通常の使用の間に発生する振動によって、ナット110が容認できない方式で緩むことがなくなる。他の実施形態において、ナット110は、ねじ付き保持器100上に配置したOリングを使用してさらに保持することができる。そのような実施形態において、Oリングは、ねじ付き保持器100内に形成された溝内に配置することができ、その結果、Oリングは、ナット110が取り付けられるときに圧縮され、Oリングが圧縮することによって、ナット110の緩みの防止を支援することができる。明らかなように、振動防止の他の方法もまた用いることができる。しかしながら、ナット110を手で取り外す場合、ナット110を過度に強く締め付けないことが必要である。
図4から分かるように、ナット110およびねじ付き保持器100は、ノズル40のリップ42を所定の位置に保持している。密封面48はしたがって、ブーツ90の密封面91との締まりばめの状態に配置される。留意されたいこととして、ブーツ90の密封面91は、ノズル40の密封面48に重ねて示されている。実際には、ブーツ90の密封面91は、より柔らかくより圧縮性を有する材料であるため、ねじ付き保持器100の内部フランジ104とノズル40の密封面48との間で圧縮される。したがって、音響的に緊密な密封を、ブーツ90とノズル40との間にもたらすことができる。駆動体30の音声ポート35は、ブーツ90に挿入することができる。ある実施形態において、駆動体30の音声ポート35とブーツ90との間のはめ合いは、音響的に緊密なとまりばめとすることができる。したがって、音声ポート35を出る音声は、ノズル40内部に、そして使用者の耳の方向へ向けることができる。
図4からさらに分かるように、支持体80は、羽根部93aおよび93bを腕部82a、82bで支持することによって、駆動体30を所定の位置に保持することができる。したがって、駆動体30は、保護する形で振動が緩和される。さらに、フレックス回路50が、はんだパッド37と接触している様子が示されており、支柱27aが支持体80を位置決めしている様子が示されている。
ここでストレインリリーフ60を見ると、複数の隆起線61および62が互いの真向かいに配置されている。ワイヤ1が、対向するリブ61、62によって形成された通路に挿入されると、対向するリブ61および62はワイヤ1を締め付け、ワイヤ1を所定の位置に堅固に保持する。この締付けは、ワイヤ1の絶縁材が圧縮可能であるため、効果的となる。また、対向するリブ61、62は、ワイヤ1が波打つ経路を既知の方式でたどるように、整列されてもよい。波打つ経路は、ある種類のワイヤ絶縁材に対してはより効果的となることがある。
また、一体ヒンジ65が図4から分かる。一体ヒンジ65は、ストレインリリーフ60の両側を頂部で互いに保持する。ストレインリリーフ60の底部は、ストレインリリーフ60が取り付けられるとき、ケース10によって互いに圧縮されるように構成されている。図示のように、ケース10は、ワイヤ1に加えられた力によってストレインリリーフ60がより緊密にワイヤ1を圧縮するように、ある角度を成している。したがって、ストレインリリーフ60をケース10に挿入すると、ストレインリリーフ60の両側が互いに押される。明らかなように、製造されたとき、ストレインリリーフ60の両側は幾分かさらに大きく離れている。一体ヒンジ65によって、両側を互いに接近させることができるが、これは、動作中、一体ヒンジ65は、両側を互いに接近させるときに曲がるからである。十分に効果的とするために、ストレインリリーフ60の製造に使用する材料は、ワイヤ1がリブ61、62の間で圧縮されたときリブ61、62の変型を防止するのに十分に強固でなければならない。その材料はまた、一体ヒンジ65が亀裂を生じることを防止するのに十分に柔軟でなければならず、そうでなければ、一体ヒンジとして効果的に機能しない。ある実施形態において、その材料はポリプロピレンであってもよい。一体ヒンジは既知であるため、さらなる詳細は、当業者の知識の範囲内にある。
次に図5を参照すると、図4の線5−5における断面図が示されている。一体ヒンジ65が、ストレインリリーフ60を貫通する通路の両側にあるのが分かるが、その通路はストレインリリーフ60の「C字」部66および「C字」部67によって形成されている。ワイヤ1は、明確にするために省略されている。
音声ポート35がブーツ90に挿入されている様子が示されており、ブーツ90はノズル40に対して押し付けられている。このようにして、音声ポート35は音響的にノズル40と密封される。したがって、音声ポート35を出た音声は、ノズル40に入り、円筒部41を通って移動し、音響フィルタ130を通過し、イヤホン5を出る。このように、使用者が聴くことができるのは、音声ポート35を出た音声である。
明らかなように、ある空間が、駆動体30の背後のイヤホン5の背部に存在する。この空間は、音声ポート35から音響的に密封されており、したがって、この空間は、低音応答を向上させるための音響エンクロージャ140としての価値を場合によっては有する。したがって、ある実施形態において、音響的開口部を駆動体30内に設けることができる。音響ポート38とも呼ばれるこの音響開口部によって、駆動体30は、密封された音響エンクロージャ140によってより低周波の応答を改善することができる。音響ポート38は、2つのはんだパッド37の間に配置することができる。
知られているように、音響エンクロージャの体積(すなわちエンクロージャ体積)は、ある範囲に限定すれば、低音増強に対して最大の確かな効果を有する。音響エンクロージャ140の体積が小さすぎる場合、最も低い周波数に対してエンクロージャが有する有益な効果は減少する。過度に大きい音響エンクロージャ140は、ほとんど利益をもたらさず、空間の要件を増す。したがって、音響エンクロージャ体積を駆動体30の体積の1倍から2倍の範囲内に、より好ましくは駆動体の体積の約1.5倍に維持することが、必要ではないが好ましい。よって、好ましい体積の範囲外の音響エンクロージャ体積は、低音応答に対してはある効果を有することがあるが、より良好な結果は通常、音響エンクロージャの体積が所与の範囲に維持されたときに観察される。
ここでノズル40を参照すると、上述のように、音声ポート35が、ブーツ90を介してノズル40の密封面48と音響的に密封されている。音声はノズル40に入り、円筒部41を通過する。円筒部41は、第1の内径を有する第1の内部通路46を有している。円筒部41は、第2のより大きい内径を有する第2の内部通路45を有している。肩部47がこれら2つの通路を連結する。音響フィルタ130は、通路45内部に装着されており、肩部47に対して押し上げられている。
音響フィルター130は、駆動体30に入り駆動体30に損傷を与えうる汗、および液状の耳垢などの他の体液からイヤホン5の内部構成要素を保護する。音響フィルタ130はまた、駆動体30によって再生される音楽の音質に所望の効果をもたらす。例えば、音響フィルタ130の音響抵抗は、再生する音声をより明るいまたはより暖かい(落ち着いた)ものにするように構成することができる。このことによって、イヤホン5が所望の暖かさおよび明るさを所与の駆動体30にもたらすように、イヤホン5を容易に構成することができる。
音楽の好みは、より暖かいまたはより明るい音声に対する要望の一部に影響するが、より暖かいまたはより明るい音声に対する要望はまた、個人の聴覚にも依存し、これは、高周波数の音声を聴き取る能力が低下した人は、当然ながら、「通常の」音楽体験を得るためにより明るい音声を必要とするからである。さらに、ある種の音楽およびある録音音声は、より暖かい側またはより明るい側のいずれかに偏向したシステムで再生されると、より良好に聞こえる。
音声の暖かさまたは明るさを制御するために、備え付けられたフィルタ130は、所定量の音響抵抗を有している。したがって、ある実施形態において、イヤホン5は、より明るい音声に偏向する第1のフィルタを有するノズルを含むことができ、その第1のフィルタは、比較的低い音響抵抗を有している。ある実施形態において、イヤホン5は、暗い音声に偏向する第2のフィルタを有するノズルを含むことができ、その第2のフィルタは、比較的高い音響抵抗を有している。ある実施形態において、異なる音響フィルタ130を有し、かつその異なる音響フィルタ130が異なる音響抵抗を有する2つのノズル40を同時に設けることができ、その結果、使用者はいずれの偏向が好ましいか決定することができる。ある実施形態において、左耳用に構成されたノズル40と右耳用に構成されたノズル40を共に一式で提供することができ、その2つのノズル40は、所定の音響抵抗をもたらすように構成されたフィルタ130を含んでいる。その一式は、既存のノズル40と置き換えて使用することができ、また、イヤホン5の音声を変化させるために使用することもできる。
音響フィルタ130をノズル40に取り付けるために、2つの溝44が通路45上に設けられている。フィルタは、米国特許第6772854号の教示に従って取り付けることができ、この米国特許第6772854号は参照によりそのすべてが本明細書に組み込まれる。
ノズル40において使用する音響フィルタ130の音響抵抗にかかわらず、音響フィルタ130は、時間と共に汚れがちであり、それによってイヤホン5の性能が低下する。ある実施形態において、使用者は、複雑な工具を必要とすることなくノズル40を容易に交換することができる。まず、使用者はナット110を取り外すことができる。取り外す際にナット110に傷をつけないように注意しなければならず、したがって、ナット110を手で取り外すことが好ましい。ナット110を取り外すと、ノズル40を取り外すことができる。次いで新たなノズル40を取り付けることができ、ナット110を再び取り付け、締め付けることができる。ノズル40のピン43とねじ付き保持器100の対応する戻り止め105とによって、ノズル40が正しい向きに取り付けられることが確実となる。したがって、新たなノズル40が取り付けられると、ナット110を手で締め付けることができ、イヤホンの手入れが完了する。したがって、複雑な取り外し工程および/または専用の工具を必要とすることなく、音響フィルタ130を比較的迅速に交換することが可能となる。新たなノズル40が入手可能でない場合、汚れたノズル40は、イヤホンアセンブリ全体の洗浄には適さない方法で洗浄することができる。たとえば、ノズル40を取り外し、約華氏140度(約摂氏60度)の温水の槽に浸漬することができる。また、アルコールなど他の多数の溶液が、ノズル40およびフィルタ130の浸漬に使用することができる。ノズル40を浸漬した後、圧縮空気の吹きつけを使用して、解れた粒子を吹き飛ばすことができる。次いでノズル40を上述のように再度取り付けることができる。
ある実施形態において、ノズル40の向きは調整可能である。ある実施形態において、ノズル40は、方向付けピンなしに設けることができ、代わりに視覚的な手がかりを与えて、計画した位置を使用者に理解させることができ、一方で、使用者が使用者の好みおよび耳の形状に従ってノズルの向きをカスタマイズすることを可能にする。さらに、ねじ付き保持器100はまた、複数の戻り止めを含むこともでき、その結果、ピンは、回転角にわずかな変動を有する複数の向きで挿入することができる。他の実施形態において、使用者の解剖学的構造へのイヤホン5のフィット性を使用者がより完全にカスタマイズできるように、円筒部の角度が可変なノズル4を設けることができる。
さらに、ノズル40は、回転可能となるように構成することができる。例えば、ノズル40は、圧縮可能なシールを2つの部品間に有する2ピースシステムであってもよい。したがって、ナット110を緩めると向きを変更することができ、ナット110を締め付けると、ノズル40は、駆動体30の音声ポート35から使用者の耳までの、音響的に密封された経路を再び実現する。
ここで図6〜15を参照すると、さまざまな構成要素同士がどのようにして連結するかに関するさらなる詳細が示されている。加えて、構成要素は幾分かより大きい尺度で示されているので、さらなる特徴がより容易に理解される。留意されたいこととして、以下に述べる説明は、単に例示的実施形態を代表するものであり、他の設計および構成も実現可能である。
図6を見ると、駆動体30およびブーツ90の実施形態の拡大図が示されており、この拡大図により、ブーツ90の特徴のいくつかがより明確に示される。ある実施形態において、本体31は、羽根部93aと93bとの間の空間よりもわずかに厚くてもよい。したがって、ブーツ90は、駆動体30に取り付けられるとき、わずかに広がることができる。明らかなように、締まりばめは、望ましくない振動および望ましくないがたを防止する上で有用である。ある実施形態において、締まりばめは0.001インチ(0.00254センチメートル)とすることができる。
図6から分かるように、駆動体30の音声ポート35は、ブーツの円筒部95内部に配置され、その結果、駆動体30をブーツ90と音響的に密封することができる。タブ92内の切欠き97については、以下でさらに詳細に述べることにする。
図7は、駆動体30および支持体80の実施形態を示す。図示のように、支持体80は、駆動体30の頂部および底部表面に直接接触しないが、代わりに、ブーツ90(図6)を介して駆動体30を支持している。支持体80は好ましくは硬質プラスチックでできているため、ブーツ90によってもたらしうる振動絶縁は、望ましくない振動が、駆動体30によって生成される音声に影響を与えることを防止する上で有用である。さらに、上記のように、ブーツ90は駆動体30を衝撃から保護するのに役立つ。腕部82a、82bに加えて、支持体はまた、脚部83a、83bを含んでいる。穴部84が支持体80内に設けられており、音響ポート38を出た音声が音響エンクロージャ140(図4〜5)に容易に入ることができるようになっている。ブロック85を腕部82a、82b上に設けることができ、そのブロック85の使用については以下で述べることにする。
図8は、ねじ付き保持器100およびブーツ90の分解図を示す。図示のように、ねじ付き保持器100およびブーツ90が取り付けられると、タブ92内の切欠き97が、タブ106内の切欠き107と一直線上に並ぶ。ブーツ90およびねじ付き保持器100は次いで、以下で述べる方式で、イヤホン5の他の構成要素と共に組み立てることができる。
図9は、ねじ付き保持器100およびケース10の分解図を示す。図9から分かるように、リップ106は、溝13内に挿入するように構成されている。向きを制御するために、アバットメント(当接部)19を溝13に設けることができる。アバットメント19は、リップ10内の切欠き108と連結するように構成することができる。同様のアバットメントをカバー20(不図示)の溝28に設けることができる。明らかなように、アバットメント19は、ねじ付き保持器100が溝13内で回転するのを防止するものであり、また、ねじ付き保持器100が、ケース10に取り付けられるときに正しく方向付けされることを保証するのにも役立つ。
図10を参照すると、支持体80およびケース10の分解図が示されている。組み立ての間、支持体80はケース10内部に配置され、支持体80は支柱12a、12bによって位置決めされ支持される。明らかなように、駆動体30およびブーツ90(不図示)が支持体80と共に組み立てられた後に、支持体80がケース10に取り付けられる。ある実施形態において、ケース10は、支持体80を取り付けるときに支持体80の位置を制御するのを支援するように構成することができる。カバー20(図3)は、支持体80の位置をさらに制御するように構成することができる。
図11を参照すると、支持体80がケース10に取り付けられた様子が示されている。明確にするため、駆動体30などの他の構成要素は示されていない。明らかなように、支柱12aは、支持体80の背後に位置するように構成されており、支持体80を位置決めするのを支援する。留意されたいこととして、支持体80は、イヤホン5の組立て工程を簡潔にするために使用されるものであり、したがって必要なものではない。しかしながら、組立ての容易さおよびイヤホン5の全体的な品質が、支持体80を使用すると結果的に向上することと比較して、支持体80のコストは小さいものとなることがあり、したがって、支持体80を使用すると、全体的なコストを実際に削減できることが示唆される。
図12を参照すると、支持体80およびねじ付き保持器100の分解図が示されている。支持体80がねじ付き保持器100に取り付けられる前に、駆動体30およびブーツ90がまず支持体80に取り付けられる。支持体80は次いで、ねじ付き保持器100内に挿入される。ある実施形態において、腕部82aの突出部86が、ねじ付き保持器100内に挿入され、その結果、ブロック85が切欠き107と連結する。このようにして、支持体80とねじ付き保持器100との相対的な向きを制御することができる。ねじ付き保持器100は、ノズル40(図13)のピン43と連結するように構成された戻り止め105を含んでいる。したがって、ノズル40の向きを支持体80に対して制御することができる。支持体80は、特定の向きでケース10に挿入するように構成されているため、ケース10に対するノズル40の向きもまた制御することができる。しかしながら、先に述べたように、ねじ付き保持器100を180度回転させることによって、ノズル40の向きを変更することができる。このようにして、ある実施形態においては、単にねじ付き保持器100の向きを変更することによって、同じ構成要素を左耳と右耳の双方に用いることができる。
図13は、一体に取り付けられたナット110とノズル40の破断図を示す。ナット110はクランプ面111を含んでおり、このクランプ面111は、動作時にリップ42に作用してノズル40を定位置に保持するように構成されている。ノズル40が音声ポート35(図5)と音響的に密封されている場合、クランプ面111は、ナット110とノズル40との間を音響的に密封しなくてもよい。しかしながら、音響エンクロージャ140の性能を向上させるためには、そのような密封を得ると望ましいことがある。ある実施形態において、音響的な密封は、クランプ面111上に密封材料を設けることによって、ナット110を十分に締め付けることによって、またはクランプ面111およびリップ42が十分に平滑であるようにすることによって実現することができる。
図14は、リング120およびケース10の拡大した実施形態を示す。リング120は、ケース10(および不図示のカバー20)の上に取り付けてケース10およびカバー20を一体に保持するように構成されている。リング120の内径は、リング面14の外径とおよそ同じ寸法となるように構成して、ナット110がねじ付き保持器100に取り付けられるときに締まりばめがなされるようにすることができる。例えば、ある実施形態において、リング120は、幅が約0.069インチ(0.1753センチメートル)、内径が0.345インチ(0.8763センチメートル)とすることができ、一方で、ケース10およびカバー20は、幅が約0.069インチ(0.1753センチメートル)で外径が0.343インチ(0.8712センチメートル)の表面を形成することができる。そのような実施形態において、寸法公差が積み重なることにより、緩やかな締まりばめが生じることがある。
図15を参照すると、駆動体30の実施形態がはんだパッド37を省略して示されている。駆動体30は、くずフィルタ(ほこりフィルタ)39で覆われた音響ポート38を含んでいる。音響ポート38が設けられている場合、くずフィルタ39もまた設けることができ、そのくずフィルタ39は、ごみの通過および音響エンクロージャ140(図4〜5)内の望ましくない材料が駆動体30に入り、場合によっては駆動体30に損傷を与えることを防止するために使用することができる。音響ポート38は、他の位置に配置することもできるが、音声ポート35と反対側に配置する利点は、エンクロージャ体積を設けることが幾分か容易になることである。ある実施形態において、くずフィルタ39は、感知できる音響抵抗をほとんど有していない。他の実施形態において、くずフィルタ39は、疎水性の材料であってもよいが、感知できる音響抵抗を有することがある。音響抵抗は、エンクロージャ体積を効果的に減少させる働きを有することがあり、したがって、使用者が知覚する駆動体の周波数応答を改善するのに有用となることがある。くずフィルタ39の音響抵抗を変化させる能力はまた、駆動体30の体積を変化させる、または音響エンクロージャ140の体積を変化させる上でも有益となりうる。
本発明について、本発明の好ましい例示的な実施形態に関して説明した。説明した本発明の範囲および趣旨に含まれる多数の他の実施形態、修正形態および変形形態が、当業者には、この開示を検討することにより思いつくであろう。
本発明について、一例として、また添付の図面に限定することなく説明し、その添付の図面において、同じ参照符号は類似の要素を示す。
図1は、本発明の態様によるイヤホンの実施形態の図を示す。 図2は、本発明の態様によるイヤホンの実施形態の分解立面図を示す。 図3は、本発明の態様による図2に示すイヤホンの分解立面図を、異なる角度から見た立面図で示す。 図4は、本発明の態様による図1に示すイヤホンの線4−4における断面図を示す。 図5は、本発明の態様による図4に示すイヤホンの線5−5における断面図を示す。 図6は、本発明の態様による駆動体およびブーツの実施形態の分解立面図を示す。 図7は、本発明の態様による駆動体および支持体の実施形態の分解立面図を示す。 図8は、本発明の態様によるブーツおよびねじ付き保持器の実施形態の分解立面図を示す。 図9は、本発明の態様によるケースおよびねじ付き保持器の実施形態の分解立面図を示す。 図10は、本発明の態様による支持体およびケースの実施形態の分解立面図を示す。 図11は、本発明の態様による、支持体がケースと組み合わされた図10の支持体およびケースの立面図を示す。 図12は、本発明の態様によるねじ付き保持器および支持体の実施形態の分解立面図を示す。 図13は、本発明の態様によるナットとノズルとの間の連結の実施形態の立面破断図を示す。 図14は、本発明の態様によるリングおよびケースの実施形態の分解立面図を示す。 図15は、本発明の態様による駆動体の例示的実施形態の立面図を示す。

Claims (14)

  1. 音響再生用のイヤホンであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に装着された駆動体であって、音声ポートを含み、ある体積を有する駆動体と、
    前記ハウジングに装着されたねじ付き保持器と、
    前記ハウジングに着脱可能に装着されたノズルであって、音響フィルタを含み、前記音声ポートと音響的に通じるノズルと、
    前記ねじ付き保持器と連結しかつ前記ノズルを所定の位置に保持するように構成された着脱可能なナットと、
    を備えるイヤホン。
  2. 請求項1に記載のイヤホンであって、前記駆動体に装着されたブーツをさらに備え、前記ブーツが、前記音声ポート前記ノズルとの間を音響的に密封するように構成されるイヤホン。
  3. 請求項に記載のイヤホンであって、音響エンクロージャをさらに備え、前記駆動体が音響ポートを備え、前記音響ポートが前記音響エンクロージャと音響的に通じ、前記音響エンクロージャが、前記駆動体の体積の約1倍から2倍の体積を有するイヤホン。
  4. 請求項に記載のイヤホンであって、前記エンクロージャ体積が、前記駆動体の体積の約1.5倍であるイヤホン。
  5. 請求項1に記載のイヤホンであって、前記ねじ付き保持器が戻り止めを含み、前記ノズルがピンを含み、前記ピンが、前記戻り止めと連結するように構成され、それによって前記ノズルの向きが制御されるイヤホン。
  6. 音響再生用のイヤホンであって、
    基部とカバーとを含むハウジングであって、エンクロージャを設けるハウジングと、
    前記ハウジングによって設けられた前記エンクロージャに装着された支持体と、
    前記支持体によって位置決めされる駆動体であって、音声ポートと、音響ポートと、ある体積とを有する駆動体と、
    前記音声ポートと密封式で音響的に通じるノズルと、
    前記ノズル内に装着された音響フィルタであって、音響抵抗をもたらす音響フィルタと、
    前記ノズルを前記ハウジングに装着されたねじ付き保持器に着脱可能に装着するためのナットと、
    を備えるイヤホン。
  7. 請求項に記載イヤホンであって、前記ノズルがピンを含み、前記ピンが前記ノズルの向きを制御するイヤホン。
  8. 請求項6に記載のイヤホンであって、ブーツをさらに備え、前記ブーツが前記駆動体を支持するように構成されるイヤホン。
  9. 請求項に記載のイヤホンであって、前記駆動体が、第1のはんだパッドと第2のはんだパッドとを備え、前記音響ポートが、前記第1および第2のはんだパッドの間に配置され、前記イヤホンが、フレックス回路をさらに備え、前記フレックス回路が、前記はんだパッドに装着され、かつ前記駆動体との電気的接続をもたらすように構成されるイヤホン。
  10. 請求項に記載イヤホンであって、前記エンクロージャが、前記音響ポートと音響的に通じる音響エンクロージャを含み、前記音響エンクロージャが、前記駆動体の体積の1倍と2倍の間の体積を有するイヤホン。
  11. 請求項10に記載のイヤホンであって、前記音響エンクロージャが、前記駆動体の体積の約1.5倍であるイヤホン。
  12. 請求項に記載のイヤホンであって、ほこりフィルタをさらに備え、前記ほこりフィルタが前記音響ポートを覆うように構成されるイヤホン。
  13. 請求項12に記載のイヤホンであって、前記ほこりフィルタが、有効エンクロージャ体積を変化させるように構成された音響抵抗を有するイヤホン。
  14. 請求項に記載のイヤホンであって、
    前記ハウジングに装着され、締結具を受けるように構成されたねじ付き保持器と、
    前記駆動体を衝撃から守るように構成されたブーツであって、さらに、前記駆動体の前記音声ポート前記ねじ付き保持器との間、および前記駆動体の前記音声ポートと前記ノズルとの間を密封するのに役立つように構成されるブーツと、
    前記基部と前記カバーを一体に保持するように構成されたリングと、
    を備えるイヤホン。
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