JP3742330B2 - 挿入型イヤホン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、挿入型イヤホンに関するものであり、特に、その音道管の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、挿入型イヤホンは、音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットに装着されたイヤーチップとを備えてなり、イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成されている。
【0003】
この挿入型イヤホンの音響特性は、音道管の長さや断面積等の音道形状によって異なったものとなり、また音道管に設けられる音響フィルタの種類によっても異なったものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の挿入型イヤホンにおけるレシーバユニットは、レシーバ本体を収容するハウジングに対して音道管が一体的に形成されているので、音道を極めて単純な形状にしか形成することができず、所望の音響特性を得ることが容易でない、という問題がある。
【0005】
また、例えば音楽観賞用あるいは音声通信用等の各使用目的に応じて、最適な音響特性の挿入型イヤホンを製造しようとした場合には、複数種類のハウジングを製造する必要があり、その分の金型代が必要となるので、挿入型イヤホンの製造コストが高いものとなってしまう、という問題もある。
【0006】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、所望の音響特性を容易に得ることができ、かつ、音響特性の異なる挿入型イヤホンを低コストで製造することができる挿入型イヤホンを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、音道管の構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0008】
すなわち、本願発明に係る挿入型イヤホンは、
音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットに装着されたイヤーチップとを備えてなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、
上記レシーバユニットが、レシーバ本体と、このレシーバ本体を収容するハウジングとを備えてなり、
上記音道管が、上記ハウジングと一体的に形成された外筒部と、この外筒部の内周側空間に挿着された内挿部材とからなる、ことを特徴とするものである。
【0009】
上記「ハウジング」は、レシーバ本体を収容可能でかつ外筒部が一体的に形成されたものであれば、その材質、形状等の具体的構成は特に限定されるものではない。
【0010】
上記「内挿部材」は、外筒部の内周側空間に挿着可能に構成され、かつ外筒部の軸線方向に関して貫通する貫通孔または貫通溝が形成された部材であれば、その材質、長さ、形状等の具体的構成は特に限定されるものではなく、また、その貫通孔または貫通溝についても、その形状、個数、配置等の具体的構成は特に限定されるものではない。
【0011】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係る挿入型イヤホンは、音道管を有するレシーバユニットを備えているが、その音道管が、レシーバ本体を収容するハウジングと一体的に形成された外筒部と、この外筒部の内周側空間に挿着された内挿部材とからなっているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0012】
すなわち、挿入型イヤホンの音道は、その一部または全部が内挿部材の貫通孔または貫通溝によって構成されることとなるが、内挿部材はハウジングとは別体で構成されているので、その貫通孔または貫通溝を任意の形状に設定することが容易に可能となる。したがって、この内挿部材の構成を適宜設定することにより、音道形状を比較的複雑な形状に設定することが可能となり、これにより所望の音響特性を容易に得ることができる。
【0013】
また、音響特性の異なる挿入型イヤホンを製造する場合には、内挿部材のみを複数種類製造すれば足りるので、ハウジングを複数種類製造するのに比して金型代を大幅に削減することができ、これにより挿入型イヤホンの製造コストを低く抑えることができる。
【0014】
このように本願発明によれば、挿入型イヤホンにおいて、所望の音響特性を容易に得ることができ、かつ、音響特性の異なる挿入型イヤホンを低コストで製造することができる。
【0015】
上記構成において、内挿部材の先端部に、外筒部の先端面に当接するフランジ部が形成された構成とすれば、内挿部材をその軸線方向に関して容易に位置決めすることができるので、所期の音響特性を確実に得ることができる。
【0016】
その際、フランジ部に切欠き部が形成されるとともに、この切欠き部と係合する突起部が外筒部の先端面に形成された構成とすれば、内挿部材をその軸線回りに関しても容易に位置決めすることができるので、所期の音響特性をより確実に得ることができる。
【0017】
また上記構成において、内挿部材の所定部位に音響フィルタが設けられた構成とすれば、この音響フィルタの種類を適宜選定することにより所望の音響特性を一層容易に得ることができる。その際、音響フィルタを予め内挿部材に固定しておくようにすれば、音響フィルタ付きの内挿部材を1つのユニットとして取扱うことができるので、この音響フィルタ付きの内挿部材を複数種類製造しておくことにより、音響特性の異なる挿入型イヤホンの製造を容易に行うことができる。この場合において、上記「所定部位」は、内挿部材の先端部であってもよいし、基端部であってもよいし、中間部であってもよい。
【0018】
上記構成において、内挿部材の貫通孔または貫通溝の具体的構成が特に限定されないことは上述したとおりであるが、この貫通孔または貫通溝を螺旋状に形成するようにすれば、内挿部材の全長寸法に比して長い音道を確保することができるので、貫通孔または貫通溝を直線状に形成した場合に比して、より低音域側に音圧ピークを有する音響特性を容易に得ることができる。
【0019】
また上記構成において、内挿部材を外筒部に対して着脱可能に設けるようにすれば、色々な音響特性をもたらす内挿部材を簡単に付け替えることが可能となり、これにより音響特性の異なる挿入型イヤホンを容易に得ることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1は、本願発明の一実施形態に係る挿入型イヤホン10を示す一部断面側面図であり、図2および3は、図1の要部側断面図および要部分解斜視図である。
【0022】
これらの図に示すように、本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、レシーバユニット12とイヤーチップ14とからなっている。レシーバユニット12は、その前端部(図1において右端部)に音道管16を有しており、この音道管16にイヤーチップ14が装着されている。そして、この挿入型イヤホン10は、イヤーチップ14を外耳道に挿入した状態で使用するようになっている。
【0023】
レシーバユニット12は、レシーバ本体18と、このレシーバ本体18を収容するハウジング20と、レシーバ本体18に接続されたコード22とを備えてなっている。
【0024】
レシーバ本体18は、略直方体の外形形状を有するバランスドアーマチャ型の電磁型レシーバで構成されており、その前端面の下端部に放音孔18aが形成されるとともに、その上面後端部近傍部位に端子18bが設けられている。そして、このレシーバ本体18は、コード22を介して端子18bから入力される信号電流に応じた音波を放音孔18aから放射するようになっている。
【0025】
ハウジング20は、レシーバ本体18を挿着固定するフレーム24と、コード22の端末部を収容した状態でフレーム24に後方側から嵌合固定されたコード固定用ブロック26と、フレーム24およびコード固定用ブロック26を筒状に覆う外装部材28とからなっている。
【0026】
フレーム24は、例えばポリカーボネート樹脂等からなる射出成形品であって、レシーバ本体18の前部が後方側から挿入される挿入空間24Aaを形成するレシーバ本体挿入部24Aと、このレシーバ本体挿入部24Aから後方へ延びるように形成され、コード固定用ブロック26と嵌合するブロック嵌合部24Bと、このブロック嵌合部24Bの左右両側部を切り欠くようにして形成され、レシーバ本体挿入部24Aに挿入されたレシーバ本体18の後端部に左右両側から弾性的に係合する1対の弾性係合片24Cと、レシーバ本体挿入部24Aの前端面24Abから前方へ円筒状に延びる外筒部24Dとからなっている。
【0027】
コード固定用ブロック26は、例えばABS樹脂等からなる射出成形品であって、フレーム24のブロック嵌合部24Bの形状に対応するよう側面視においてコ字状に形成されており、その後端部近傍には環状溝26aが形成されている。そして、このコード固定用ブロック26においては、その環状溝26aの下端部に形成された挿通孔(図示せず)を介してコード22を該コード固定用ブロック26内に挿通させ、その端末部をレシーバ本体18の端子18bに基板(図示せず)を介して接続させるようになっている。その際、コード固定用ブロック26内に収容されたコード22の端末部近傍部位には、コブ状の結び目が形成されており、これにより、コード22が引っ張られたときに、この結び目とコード固定用ブロック26とが係合して引張り力に抵抗するようになっている。
【0028】
外装部材28は、例えばシリコーンゴム等の軟質材料で構成されており、フレーム24およびコード固定用ブロック26を覆った状態ではある程度弾性変形している。すなわち、この外装部材28は、単品状態では、円筒状に形成されており、その軸線方向両端部には、各々環状フランジ部28a、28bが内周側へ突出するように形成されている。そして、この外装部材28は、その一方の環状フランジ部28aを押し広げた状態で、フレーム24およびコード固定用ブロック26に被せるようにして後方側から装着され、装着完了状態では、前方側の環状フランジ部28aがフレーム24のレシーバ本体挿入部24Aの前端面24Abと係合し、後方側の環状フランジ部28bがコード固定用ブロック26の環状溝26aと係合するようになっている。ただし、環状溝26aの下端部においては、コード22を迂回するよう前方側へ部分的に変位した状態で係合している。
【0029】
フレーム24の外筒部24Dは、その前端部(先端部)に外周側へ突出する環状フランジ部24Daが形成されており、その前端面(先端面)24Dbの下端部には前方へ突出する突起部24Dcが形成されている。この外筒部24Dの内周側空間24Ddは、レシーバ本体挿入部24Aの挿入空間24Aaと連通するように形成されているが、この内周側空間24Ddにおける後端部下面には切欠き部24Deが形成されている。この切欠き部24Deが形成されていることにより、レシーバ本体挿入部24Aにレシーバ本体18が挿入されたとき、その放音孔18aが塞がれてしまわないようにして、内周側空間24Ddおよび後述する貫通孔30aとの連通を図るようにしている。そして、この外筒部24Dの内周側空間24Ddには、内筒部材30(内挿部材)が前方側から着脱可能に挿着されており、これら外筒部24Dと内筒部材30とで上記音道管16を構成するようになっている。
【0030】
内筒部材30は、例えばABS樹脂等からなる射出成形品であって、円筒部30Aと、この円筒部30Aの前端部に外周側へ突出するように形成されたフランジ部30Bとからなり、その中心部に形成された貫通孔30aの前端部は、大径のフィルタ収容部30bとして形成されている。円筒部30Aは、その前端近傍部位30Aaの外径が外筒部24Dの内径と略同じ値に設定されており、それよりも後方側の部位の外径は外筒部24Dの内径よりもやや小さい値に設定されている。一方、フランジ部30Bは、その下端部に切欠き部30Baが形成されており、また、その上端部には水平方向に面取りされた面取り部30Bbが形成されている。
【0031】
内筒部材30は外筒部24Dに挿着される際、そのフランジ部30Bが外筒部24Dの前端面24Dbに当接することにより、軸線方向の位置決めが行われ、また、そのフランジ部30Bの切欠き部30Baを外筒部24Dの突起部24Dcに係合させることにより、軸線回り方向の位置決めが行われるようになっている。なお、内筒部材30は、その円筒部30Aの前端近傍部位30Aaにおいて外筒部24Dと摺接嵌合するようになっている。
【0032】
この内筒部材30の外筒部24Dへの挿着が行われることにより、音道管16の音道16aが形成されることとなるが、この音道16aは、内筒部材30の貫通孔30aと、この貫通孔30aの後方側に僅かに露出する外筒部24Dの内周側空間24Ddとで構成されることとなる。
【0033】
内筒部材30のフィルタ収容部30bには、不織布等からなる円板状の音響フィルタ32が、接着あるいは両面テープでの貼着等により固定されている。
【0034】
イヤーチップ14は、例えばシリコーンゴム等の軟質材料で構成されており、筒状部14Aと、第1および第2環状フランジ部14B、14Cとからなっている。筒状部14Aは、音道管16への装着によりその音道16aと連通する音道14aを形成するようになっている。第1環状フランジ部14Bは、筒状部14Aの先端部から基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成されており、一方、第2環状フランジ部14Cは、筒状部14Aの中間部から基端部側へ略パラボラ状に広がるように形成されている。第1環状フランジ部14Bは、その内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成されているが、第2環状フランジ部14Cは、その内周端部が厚肉で形成されるとともに、それ以外の部分が略同一肉厚で形成されている。また、第1環状フランジ部14Bの外径は第2環状フランジ部14Cの外径よりも小さい値に設定されている。また、第1環状フランジ部14Bは、その内周端部近傍部位14Baが略半ドーナッツ形状に形成されている。
【0035】
以上詳述したように、本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、音道管16を有するレシーバユニット12を備えているが、その音道管16が、レシーバ本体18を収容するハウジング20の一部を構成するフレーム24と一体的に形成された外筒部24Dと、この外筒部24Dの内周側空間24Ddに挿着された内筒部材30とからなっているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0036】
すなわち、挿入型イヤホン10の音道16aは、その大部分が内筒部材30の貫通孔30aによって構成されているが、内筒部材30はフレーム24とは別体で構成されているので、その貫通孔30aを任意の形状に設定することが容易に可能となる。したがって、この内筒部材30の構成を適宜設定することにより、音道形状を比較的複雑な形状に設定することが可能となり、これにより所望の音響特性を容易に得ることができる。
【0037】
例えば、図4に示すように、上記内筒部材30に比して全長の短い内筒部材40を採用することにより、貫通孔40aが短く外筒部24Dの内周側空間24Ddが長い音道形状を得ることができる。そして、このような内筒部材40を採用した場合には、音声通信により適した音響特性を得ることができる。一方、図2に示すような全長の長い内筒部材30を採用した場合には、音楽観賞により適した音響特性を得ることができる。
【0038】
また、内筒部材42の後端面(放音孔18aと向かい合う面)に音響フィルタを設けるようにすれば、ピーク時の音圧が押さえられ、周波数による音圧の平滑化がより図られるので、音楽観賞により適した音響特性を得ることが可能である。
【0039】
さらに、図5(a)に示すように、貫通孔42aが螺旋状に形成された内筒部材42、あるいは、同図(b)に示すように、径の小さい貫通孔44aが2つ並んで形成された内筒部材44等を採用することによっても、異なった音道形状を得ることができる。同図(a)に示す内筒部材42を採用した場合には、その螺旋状に形成された貫通孔42aにより内筒部材42の全長寸法に比して長い音道を確保することができるので、貫通孔30aの場合に比して、より低音域側に音圧ピークを有する音響特性を容易に得ることができる。一方、同図(b)に示す内筒部材44を採用した場合には、その1対の小径の貫通孔44aにより、高音域の再生に優れた音響特性を得ることができる。
【0040】
また本実施形態においては、音響特性の異なる挿入型イヤホンを製造する際、内筒部材30のみを複数種類製造すれば足りるので、フレーム24を複数種類製造するのに比して金型代を大幅に削減することができ、これにより挿入型イヤホン10の製造コストを低く抑えることができる。
【0041】
このように本実施形態によれば、挿入型イヤホンにおいて、所望の音響特性を容易に得ることができ、かつ、音響特性の異なる挿入型イヤホンを低コストで製造することができる。
【0042】
なお、本実施形態に係る挿入型イヤホン10のように、フレーム24とコード固定用ブロック26と外装部材28とからなるハウジング20ではなく、単一部材からなる一般的なハウジング構成の場合には、音響特性の異なる挿入型イヤホンを製造する際、ハウジング全体を複数種類製造することが必要となるので、このような場合には本実施形態の構成を採用することが一層効果的である。
【0043】
また本実施形態においては、内筒部材30の前端部に、外筒部24Dの前端面24Dbに当接するフランジ部30Bが形成されているので、内筒部材30をその軸線方向に関して容易に位置決めすることができ、これにより所期の音響特性を確実に得ることができる。
【0044】
しかも本実施形態においては、内筒部材30のフランジ部30Bに切欠き部30Baが形成されるとともに、この切欠き部30Baと係合する突起部24Dcが外筒部24Dの前端面24Dbに形成されているので、内筒部材30をその軸線回りに関しても容易に位置決めすることができ、これにより所期の音響特性をより確実に得ることができる。
【0045】
さらに本実施形態においては、内筒部材30の前端部に音響フィルタ32が設けられているので、この音響フィルタ32の種類を適宜選定することにより所望の音響特性を一層容易に得ることができる。しかも本実施形態においては、音響フィルタ32が予め内筒部材30に固定されているので、音響フィルタ32付きの内筒部材30を1つのユニットとして取扱うことができる。したがって、この音響フィルタ32付きの内筒部材30を複数種類製造しておくことにより、音響特性の異なる挿入型イヤホンの製造を容易に行うことができる。なお、音響フィルタ32の素材としては、イナータンスを含む音を通しかつ通気抵抗を生じさせるものであれば、上述した不織布のほかにも、例えばフェルトやメッシュ状の布等が採用可能である。
【0046】
また本実施形態においては、内筒部材30が外筒部24Dの内周側空間24Ddに対して着脱可能に挿着されているので、この内筒部材30に代えて、内筒部材40、42、44等のように色々な音響特性をもたらす内筒部材を挿着することにより、音響特性の異なる挿入型イヤホンを容易に得ることができる。その際、これら内筒部材30、40、42、44等をユーザに対して交換可能な状態で提供すれば、例えばクラッシックとロックとで音響特性を変更したい場合等においても、内筒部材の交換により容易にこれを実現することができ、これにより最適な挿入型イヤホンをユーザが安価に入手し得るようにすることができる。
【0047】
ところで、本実施形態においては、内筒部材30、40、42、44に形成された貫通孔30a、40a、42a、44aにより音道16aの一部が構成されるようになっているが、これら以外の貫通孔を採用することも可能であり、また、これら内筒部材に代えて、外周面に貫通溝が形成された内挿部材により音道16aの一部を構成することも可能である。特に、内挿部材の外周面に螺旋状の貫通溝を形成した場合には、音道の距離を稼ぐことができるので効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る挿入型イヤホンを示す一部断面側面図
【図2】図1の要部側断面図
【図3】図1の要部分解斜視図
【図4】上記実施形態の内筒部材の変形例を示す、図2と同様の図
【図5】上記実施形態の内筒部材の他の2つの変形例を示す単品斜視図
【符号の説明】
10 挿入型イヤホン
12 レシーバユニット
14 イヤーチップ
14a 音道
14A 筒状部
14B 第1環状フランジ部
14Ba 内周端部近傍部位
14C 第2環状フランジ部
16 音道管
16a 音道
18 レシーバ本体
18a 放音孔
18b 端子
20 ハウジング
22 コード
24 フレーム
24A レシーバ本体挿入部
24Aa 挿入空間
24Ab 前端面
24B ブロック嵌合部
24C 弾性係合片
24D 外筒部
24Da 環状フランジ部
24Db 前端面(先端面)
24Dc 突起部
24Dd 内周側空間
24De 切欠き部
26 コード固定用ブロック
26a 環状溝
28 外装部材
28a、28b 環状フランジ部
30、40、42、44 内筒部材(内挿部材)
30a、40a、42a、44a 貫通孔
30b フィルタ収容部
30A 円筒部
30Aa 前端近傍部位
30B フランジ部
30Ba 切欠き部
30Bb 面取り部
32 音響フィルタ

Claims (6)

  1. 音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットに装着されたイヤーチップとを備えてなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、
    上記レシーバユニットが、レシーバ本体と、このレシーバ本体を収容するハウジングとを備えてなり、
    上記音道管が、上記ハウジングと一体的に形成された外筒部と、この外筒部の内周側空間に挿着された内挿部材とからなる、ことを特徴とする挿入型イヤホン。
  2. 上記内挿部材の先端部に、上記外筒部の先端面に当接するフランジ部が形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の挿入型イヤホン。
  3. 上記フランジ部に切欠き部が形成されるとともに、この切欠き部と係合する突起部が上記外筒部の先端面に形成されている、ことを特徴とする請求項2記載の挿入型イヤホン。
  4. 上記内挿部材の所定部位に音響フィルタが設けられている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の挿入型イヤホン。
  5. 上記内挿部材の貫通孔または貫通溝が、螺旋状に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の挿入型イヤホン。
  6. 上記内挿部材が、上記外筒部に対して着脱可能に設けられている、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の挿入型イヤホン。
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