JP6570294B2 - イヤホン - Google Patents
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Description
しかし、近年、コストダウンなどの目的から磁気回路を小型化せざるを得なくなり、前記空間の十分な体積を確保できなくなっている。
図において、イヤホン2のハウジング1は、底部と開放面を有した椀形状のフロントハウジング3と、両端が開放面となった筒状のリアハウジング5とに大別され、フロントハウジング3の開放面側に、リアハウジング5の一方の開放面側が取り付けられている。
フロントハウジング3内には、音信号により駆動され音を放出するドライブユニット7が設けられている。
筒状のリアハウジング5には、筒の径を絞る絞り部5aが形成されている。よって、リアハウジング5内には、絞り部5aを介して一方の側(フロントハウジング3側)は、音響特性の調整を行うフロントキャビティFCとなり、絞り部5aを介して他方の側は、音響特性の調整を行うリアキャビティRCとなっている。
リアハウジング5には、周面から半径方向に延出する円筒状のコード取り込み部5cが形成されている。このコード取り込み部5cを介してイヤホン2の外部からコード13がイヤホン2の内部へ取り込まれている。このコード13は、絞り部5aに形成された穴5dを通ってフロントハウジング3内に入っている。そして、ドライブユニット7へ接続され、ドライブユニット7へ音信号を供給している。
(1) コード13をコード取り込み部5cの穴からリアハウジング5内へ取り込む。
(2) リアハウジング5内に取り込んだコード13を絞り部5aの穴5dを介してリアハウジング5外へ出す。
上記構造では、コード13をリアハウジング5に設けられた2箇所の穴に通す作業が必要である。特に、(2)のリアハウジング5内に取り込んだコード13を絞り部5aの穴5dを介してリアハウジング5外へ出す作業は、蓋11で覆われる狭いリアハウジング5の開放面を介しての作業となり、作業性が悪いという問題点がある。
フロントハウジング、リアハウジングを有するハウジングと、
前記フロントハウジング内に設けられ、音信号により駆動され音を放射するドライブユニットと、
前記リアハウジングから前記ハウジング内へ挿入され、前記ドライブユニットに接続されて、前記ドライブユニットへ音信号を供給するコードと、
を有し、
前記ドライブユニットの前記リアハウジング側の内部空間にキャビティが形成されたイヤホンであって、
前記リアハウジングの内壁面に爪部が形成され、
該爪部に当接する縁部と、前記コードが挿通するコード穴とを有し、前記キャビティをフロントキャビティとリアキャビティとに仕切るパーティション部材が前記リアハウジング内に取り付けられていることを特徴とする。
これらの図において、イヤホン102のハウジング101は、開放面103aと底部103bを有した椀形状のフロントハウジング103と、開放面105aと天部105bを有した椀形状のリアハウジング105とからなっている。
フロントハウジング103内の底部103b側には、音信号により駆動され、フロントハウジング103の底部103bに向かって音を放出するドライブユニット107が設けられている。尚、ドライブユニット107としては、磁気回路、磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイル、ボイスコイルが設けられたダイアフラムからなるダイナミック型や、コイル、コイル内を貫通するアーマチャ、磁気回路からなるバランスドアーマチャー型等があるが限定するものではない。
尚、本実施形態では、ドライブユニット107の中心軸と、キャビティCの中心軸とは、同軸上にあるようにした。具体的には、図1、図2、図3の軸Oが、ドライブユニット107の中心軸及びキャビティCの中心軸となっている。
このパーティション部材111より、キャビティCは、ドライブユニット107側のフロントキャビティFCと、リアハウジング105の天部105b側のリアキャビティRCとに仕切られる。
音導管103cの先端には、貫通穴103dの開口を塞ぐように設けられたスクリーン119が設けられる。
(1) リアハウジング105に、パーティション部材111を取り付ける際に、パーティション部材111のコード穴111aにコード113を挿通した後に、パーティション部材111をリアハウジング105に取り付けるようにすれば、狭いリアハウジング105内でコード113をパーティション部材111のコード穴111aに通す作業がなくなり、組み付けが容易となる。
このため、フロントハウジング103の形状と、コード取り込み部105cを除いたリアハウジング105の形状は、軸Oを中心軸とする回転体形状とすることができる。よって、左右のイヤホンの形状を同一形状とすることができ、生産性がよい。
(3) パーティション部材111は、キャビティCの中心軸(図1、図2、図3の軸O)と直交する断面の形状が、ドライブユニット107から離れるに従って漸次小さくなる椀状とした。よって、リアハウジング105にセットした際に、パーティション部材111の安定性がよく、組み付け性が向上する。
(5) パーティション部材111のコード穴111aは、パーティション部材111の縁部に形成された切り欠き穴とした。よって、コード113をパーティション部材111の縁部から切り欠き穴(コード穴111a)に落とし込むだけで、コード113をコード穴111aに挿通することができ、組み付けが容易である。
連絡穴111bの大きさと、音響抵抗部材115の大きさ,材質を適宜選択することにより、最適な音響特性を得ることができる。
103 フロントハウジング
105 リアハウジング
107 ドライブユニット
111 パーティション部材
111a コード穴
113 コード
C キャビティ
FC フロントキャビティ
RC リアキャビティ
Claims (3)
- フロントハウジング、リアハウジングを有するハウジングと、
前記フロントハウジング内に設けられ、音信号により駆動され音を放射するドライブユニットと、
前記リアハウジングから前記ハウジング内へ挿入され、前記ドライブユニットに接続されて、前記ドライブユニットへ音信号を供給するコードと、
を有し、
前記ドライブユニットの前記リアハウジング側の内部空間にキャビティが形成されたイヤホンであって、
前記リアハウジングの内壁面に爪部が形成され、
該爪部に当接する縁部と、前記コードが挿通するコード穴とを有し、前記キャビティをフロントキャビティとリアキャビティとに仕切るパーティション部材が前記リアハウジング内に取り付けられていることを特徴とするイヤホン。 - 前記ドライブユニットの中心軸と、前記キャビティの中心軸とは、同軸上にあることを特徴とする請求項1記載のイヤホン。
- 前記パーティション部材は、
前記キャビティの中心軸と直交する断面の形状が、
前記ドライブユニットから離れるに従って漸次小さくなる椀状であることを特徴とする請求項1または2記載のイヤホン。
Priority Applications (1)
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JP2015079969A JP6570294B2 (ja) | 2015-04-09 | 2015-04-09 | イヤホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015079969A JP6570294B2 (ja) | 2015-04-09 | 2015-04-09 | イヤホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016201651A JP2016201651A (ja) | 2016-12-01 |
JP6570294B2 true JP6570294B2 (ja) | 2019-09-04 |
Family
ID=57424591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015079969A Active JP6570294B2 (ja) | 2015-04-09 | 2015-04-09 | イヤホン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6570294B2 (ja) |
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- 2015-04-09 JP JP2015079969A patent/JP6570294B2/ja active Active
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