JP4963630B2 - 毛髪処理用組成物 - Google Patents
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請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の毛髪処理用組成物において、前記(A)グリコサミノグリカン類は、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の塩類、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン硫酸の塩類、デルマタン硫酸、及びデルマタン硫酸の塩類から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする。
(1)本実施形態では、(A)グリコサミノグリカン類及び(C)イオン性界面活性剤を含有する毛髪処理用組成物に(B)L−テアニンを配合した。したがって、(A)グリコサミノグリカン類の毛髪処理用組成物中における安定性を向上させることができる。よって、組成物全体の安定性が向上する。
・上記実施形態において、毛髪処理用組成物に配合される各成分を分割し、複数剤型として構成してもよい。
(ヘアトリートメント剤)
表1に示す各例において、各成分を混合することにより、ヘアトリートメント剤としての毛髪処理用組成物を調製した。各組成物をヒト黒毛束に塗布し、毛束になじませた。次に、毛束を3分間放置した後、温水ですすぎ、ドライヤーで乾燥させた。表1において、各成分の配合量を示す数値の単位は質量%である。
サイクル恒温槽中に表1に示す各例の毛髪処理用組成物を1ヶ月間保存した。サイクル恒温槽の温度は、0℃から40℃まで上昇させる工程と、40℃から0℃まで降下させる工程とを、24時間毎に交互に繰り返すことによって調節された。その後、室温に戻した各例の毛髪処理用組成物をシャーレ上に注ぎ、目視で観察することにより、組成物の分離及び凝集の有無を確認した。そして、保存安定性の評価として、凝集物が全く見られない場合を「優れる」とし、凝集物はないが組成物中の成分の分布がやや不均一な場合を「良好」とし、わずかに凝集物が認められる場合を「やや悪い」とし、凝集物が明確に認められる場合を「悪い」とした。
各例の毛髪処理用組成物で処理する前後のヒト黒毛束について、引張試験機(テンシロン(商品名)UTM−II、東洋ボールドウィン社製)を用いて破断応力値を測定し、その値の増加率を強度増加率(%)とした。
各例の毛髪処理用組成物で処理したヒト黒毛束について、5名のパネラーが手で触れることにより、うるおい感が非常に良い場合を4点、良い場合を3点、やや悪い場合を2点、及び悪い場合を1点とする4段階で採点した。そして、うるおい感の評価として、5名のパネラーの採点結果について平均点を算出し、その平均点が3.6点以上の場合を「優れる」とし、2.6点以上3.6点未満の場合を「良好」とし、1.6点以上2.6点未満の場合を「やや悪い」とし、及び1.6点未満の場合を「悪い」とした。
各例の毛髪処理用組成物で処理したヒト黒毛束について、まず25℃湿度50%RHの雰囲気中に24時間放置し、初期毛髪重量(X)を測定した。次に、同一の毛束をさらに25℃湿度10%RHの雰囲気中に24時間放置し、二次毛髪重量(Y)を測定した。次に、同一の毛束を五酸化二リンとともにデシケータ中に減圧状態で1週間放置し、完全に乾燥させた時の乾燥毛髪重量(Z)を測定した。乾燥毛髪重量(Z)を初期毛髪重量(X)及び二次毛髪重量(Y)からそれぞれ差し引き、各乾燥工程での毛髪水分量を得た。水のみで処理した毛髪(コントロール毛髪)も同様の乾燥処理を施し、コントロール毛髪の各乾燥工程での毛髪水分量を得た。各例における各乾燥工程の水分量を、コントロール毛髪の各乾燥工程での水分量を100%とした場合、その比率([各例の毛髪水分量]×100/[コントロールの毛髪水分量])(%)として表わした。各例について各工程におけるコントロール毛髪に対する比率(%)の平均を算出した。水分保持性の評価として、110%以上の場合を「優れる」とし、105%以上110%未満の場合を「良好」とし、101%以上105%未満の場合を「やや悪い」とし、101%未満の場合を「悪い」とした。
表3に示す各例において、各成分を混合することにより、シャンプーとしての毛髪処理用組成物を調製した。各組成物をヒト黒毛束に塗布し、洗髪し、温水で洗い流した。次に、その毛髪をドライヤーで乾燥させて、乾燥後の毛髪について、引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性を評価した。サイクル保存後の保存安定性、引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性の評価は、ヘアトリートメント剤欄に記載の方法にしたがった。表3において、各成分の配合量を示す数値の単位は質量%である。
表4に示す各例において、各成分を混合することにより、整髪剤としての毛髪処理用組成物を調製した。各組成物を水洗後のヒト黒毛束に適量を塗布した。次に、その毛髪について、引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性を評価した。サイクル保存後の保存安定性、引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性の評価は、ヘアトリートメント剤欄に記載の方法にしたがった。表4において、各成分の配合量を示す数値の単位は質量%である。
酸化染毛剤としての毛髪処理用組成物は、酸化染料及びアルカリ剤を含有する酸化染毛剤第1剤(以下「第1剤」とする)と、酸化剤を含有する酸化染毛剤第2剤(以下「第2剤」とする)とから構成されている。表5に示す各例の第1剤及び第2剤を調製し、これらの第1剤及び第2剤を1:2の質量比で混合し、その混合物をヒト黒毛束に塗布した後、20分間放置した。その後、ヒト黒毛束に付着した混合物を水で洗い流し乾燥させることにより、ヒト黒毛束に染毛処理を施した。このように酸化染毛剤で処理したヒト黒毛束を使用して、毛髪の引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性について評価した。サイクル保存後の保存安定性、引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性の評価は、ヘアトリートメント剤欄に記載の方法にしたがった。サイクル保存後の保存安定性は、第1剤について行った。表5において、各成分の配合量を示す数値の単位は質量%である。
(a)前記(B)L−テアニンは、0.001〜5質量%、(A)グリコサミノグリカン類は、0.0001〜1質量%配合される前記毛髪処理用組成物。
Claims (3)
- (A)グリコサミノグリカン類、(B)L−テアニン、並びに(C)イオン性界面活性剤としてカチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる少なくとも一種を含有し、前記(A)グリコサミノグリカン類と(B)L−テアニンとの配合比は、質量比として1:0.1〜1000であることを特徴とする毛髪処理用組成物。
- さらに(D)水を含有することを特徴とする請求項1に記載の毛髪処理用組成物。
- 前記(A)グリコサミノグリカン類は、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の塩類、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン硫酸の塩類、デルマタン硫酸、及びデルマタン硫酸の塩類から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の毛髪処理用組成物。
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