JP4963630B2 - 毛髪処理用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、グリコサミノグリカン類を含有する毛髪処理用組成物に関し、さらに詳しくは安定性を向上させた毛髪処理用組成物に関するものである。
毛髪処理用組成物、例えば、ヘアトリートメント、整髪剤、シャンプー、リンス、染毛用組成物において一般に、適度な粘度を付与するための成分として界面活性剤が知られている。界面活性剤は、組成物の乳化剤又は組成物中の各成分の可溶化剤として作用し、それによって組成物の安定性を保持する作用も有している。界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が知られ、各種目的に合せて使用されている。
ところで、特許文献1には、毛髪に潤いを与える保湿成分としてグリコサミノグリカンを化粧料に配合する構成が開示されている。また、特許文献2には、酸化染毛剤組成物にその染色性を向上させるためにグリコサミノグリカンを配合する構成が開示されている。グリコサミノグリカンとして、例えばヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸が知られている。
特開昭60−252405号公報 特開昭64−56611号公報
ところが、特許文献1に記載のグリコサミノグリカンは、界面活性剤の中でもイオン性界面活性剤と併用すると毛髪処理用組成物の安定性が低下するといった問題があった。このような安定性の低下は、グリコサミノグリカンがイオン性基を有するために、イオン性界面活性剤との相溶性が低下することに起因するものと考えられている。
本発明は、本発明者らの鋭意研究の結果、グリコサミノグリカンとイオン性界面活性剤が併用される毛髪処理用組成物において、毛髪処理用組成物にL−テアニンを配合することにより上記問題が解決されることを見出したことによりなされたものである。本発明の目的は、安定性の向上した毛髪処理用組成物を提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1に記載の毛髪処理用組成物は、(A)グリコサミノグリカン類、(B)L−テアニン、並びに(C)イオン性界面活性剤としてカチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる少なくとも一種を含有し、前記(A)グリコサミノグリカン類と(B)L−テアニンとの配合比は、質量比として1:0.1〜1000であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の毛髪処理用組成物において、さらに(D)水を含有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の毛髪処理用組成物において、前記(A)グリコサミノグリカン類は、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の塩類、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン硫酸の塩類、デルマタン硫酸、及びデルマタン硫酸の塩類から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする。
本発明によれば、安定性の向上した毛髪処理用組成物を得ることができる。
以下、本発明を毛髪処理用組成物に具体化した実施形態について詳細に説明する。本実施形態に係る毛髪処理用組成物は、(A)グリコサミノグリカン類、(B)L−テアニン及び(C)イオン性界面活性剤を含有しており、例えば(D)水を更に含有してもよい。
(A)グリコサミノグリカン類は、水分保持作用を有し、毛髪に潤いを与える保湿成分として配合される。(A)グリコサミノグリカン類は、酸性ムコ多糖とも呼ばれ、ウロン酸又はガラクトースがアミノ糖と結合した二糖構造が繰り返して構成される高分子多糖類である。ウロン酸として、グルクロン酸及びイズロン酸が挙げられる。アミノ糖として、グルコサミン及びガラクトサミンが挙げられる。(A)グリコサミノグリカン類の分子量としては、特に限定されるものではないが10万〜250万の範囲が好ましい。(A)グリコサミノグリカン類として、例えばヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン及びそれらの塩類が挙げられる。塩類としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、トリエタノールアミン塩、キトサン塩、リシン・アルギニン等の塩基性アミノ酸との塩等が挙げられる。
ヒアルロン酸は、グルクロン酸にN−アセチルグルコサミンが結合した構造を繰り返し単位として構成されている。コンドロイチン及びコンドロイチン硫酸は、グルクロン酸とN−アセチルガラクトサミンとが結合した構造を繰り返し単位として構成されている。ケラタン硫酸は、ガラクトースとN−アセチルグルコサミンとが結合した構造を主要な繰り返し単位として構成されている。ヘパラン硫酸及びヘパリンは、グルクロン酸、イズロン酸、及びグルコサミンからなる多糖のN−硫酸、N−アセチル、及びO−硫酸置換体である。デルマタン硫酸は、イズロン酸とN−アセチルガラクトサミンとが結合した構造、及びグルクロン酸とN−アセチルガラクトサミンとが結合した構造を主要な繰り返し単位として構成されている。
これらの(A)グリコサミノグリカン類の具体例は、単独で使用されてもよいし、二種以上が組み合わされて使用されてもよい。これらの具体例の中でも、毛髪に対して水分保持効果がより高いヒアルロン酸、ヒアルロン酸の塩類、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン硫酸の塩類、デルマタン硫酸、及びデルマタン硫酸の塩類がより好ましい。
毛髪処理用組成物中における(A)グリコサミノグリカン類の含有量は、好ましくは0.0001〜1質量%、より好ましくは0.0003〜0.1質量%である。(A)グリコサミノグリカン類の含有量が0.0001質量%未満であると、毛髪に対し水分保持効果を十分に発揮することができないおそれがある。(A)グリコサミノグリカン類の含有量が1質量%を超えて配合しても、それ以上の水分保持効果は得られず、毛髪処理用組成物の粘度の上昇を招くおそれがある。
(B)L−テアニンは、(A)グリコサミノグリカン類が含有される毛髪処理用組成物の安定性を向上させるために配合される。(B)L−テアニンは、それ単独で毛髪の修復効果も有する。(B)L−テアニンは、L−グルタミン酸の誘導体であり、アミノ酸の一種である。L−テアニンは、茶葉、特に玉露に多く含まれる成分であり、緑茶の旨味成分として知られている。L−テアニンは茶葉から常法によって抽出して得られる他、化学的な合成によっても得ることができる。毛髪処理用組成物には、そうした天然由来及び合成由来のいずれのL−テアニンも使用することができる。
毛髪処理用組成物中における(B)L−テアニンの含有量は、好ましくは0.001〜5質量%、より好ましくは0.01〜3質量%である。(B)L−テアニンの含有量が0.001質量%未満であると、毛髪処理用組成物の安定性を向上させることができないおそれがある。(B)L−テアニンの含有量が5質量%を超えて配合しても、それ以上の毛髪処理用組成物の安定性の向上効果は得られないおそれがある。毛髪処理用組成物の安定性を向上させるために(A)グリコサミノグリカン類と(B)L−テアニンとの配合比は、(A)グリコサミノグリカン類:(B)L−テアニンの質量比として、1:0.1〜1000であり、好ましくは1:0.5〜100である。
(C)イオン性界面活性剤は、組成物の乳化剤又は組成物中の各成分の可溶化剤として毛髪処理用組成物の安定性を保持するために配合される。イオン性界面活性剤としては、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。アニオン界面活性剤としては、例えばアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α-スルホン脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、及びスルホコハク酸エステルが挙げられる。アルキルエーテル硫酸塩としては、例えばラウレス硫酸ナトリウムが挙げられる。N−アシルアミノ酸型界面活性剤としては、例えばN−ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウムが挙げられる。これらの界面活性剤のアニオン基の対イオンとしては、例えばナトリウムイオン、カリウムイオン、及びトリエタノールアミンが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えばアルキルトリメチルアンモニウム塩、アルケニルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジアルケニルジメチルアンモニウム塩、ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、及びアルキロイルアミドプロピルジメチルアミンが挙げられる。アルキルトリメチルアンモニウム塩としては、例えば塩化ステアリルトリメチルアンモニウムが挙げられる。ジアルキルジメチルアンモニウム塩としては、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムが挙げられる。これらの界面活性剤のカチオン基の対イオンとしては、例えば塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、アルキル硫酸イオン、及びサッカリンが挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばココベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、及びココアンホ酢酸ナトリウムが挙げられる。
これらのイオン性界面活性剤の具体例は、単独で使用されてもよく、二種以上を組み合わせて使用されてもよい。毛髪処理用組成物中における(C)イオン性界面活性剤の含有量は、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは0.1〜15質量%である。(C)イオン性界面活性剤の含有量が0.1質量%未満であると、毛髪処理用組成物の界面活性剤の乳化性能を十分に発揮することができないおそれがある。(C)イオン性界面活性剤の含有量が20質量%を超えて配合すると、使用時にべたつき感が生じるおそれがある。
(D)水は、各成分の溶媒又は分散媒として使用される。水は界面活性剤とともに適量配合されて、毛髪処理用組成物を乳化させる。毛髪処理用組成物中における(D)水の含有量は、好ましくは50〜95質量%、さらに好ましくは70〜90質量%である。(D)水の含有量が50質量%未満であると、毛髪処理用組成物の乳化が不十分となるおそれがある。(D)水の含有量が95質量%を超えて配合すると、毛髪処理用組成物の均一性及び安定性を確保しにくくなる。
毛髪処理用組成物は、必要に応じて、例えば水溶性高分子化合物、(C)イオン性界面活性剤以外の界面活性剤(非イオン性界面活性剤)、油性成分、多価アルコール、糖類、防腐剤、キレート剤、安定剤、pH調整剤、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、及び紫外線吸収剤から選ばれる少なくとも一種を含有してもよい。
水溶性高分子化合物としては、例えばアラビアガム、カラヤガム、トラガントガム、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、セルロース誘導体、架橋ポリアクリル酸、及びポリ塩化ジメチルメチレンピペリジウムが挙げられる。架橋ポリアクリル酸としては、例えばカルボマーが挙げられる。
油性成分は、毛髪にうるおい感を付与する。そのため、毛髪処理用組成物は、好ましくは油性成分を含有する。油性成分としては、例えば油脂類、ロウ類、高級アルコール、炭化水素類、高級脂肪酸、アルキルグリセリルエーテル、エステル類、及びシリコーン類が挙げられる。
油脂としては、例えばオリーブ油、ツバキ油、シア脂、アーモンド油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、トウモロコシ油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、ブドウ種子油、アボカド油、マカダミアナッツ油、ヒマシ油、ヤシ油、及び月見草油が挙げられる。ロウ類としては、例えばミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、及びラノリンが挙げられる。
高級アルコールとしては、例えばラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、及びラノリンアルコールが挙げられる。
炭化水素としては、例えばパラフィン、オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ミネラルオイル、スクワラン、ポリブテン、ポリエチレン、マイクロクリスタリンワックス、及びワセリンが挙げられる。高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、及びラノリン脂肪酸が挙げられる。アルキルグリセリルエーテルとしては、例えばバチルアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、及びイソステアリルグリセリルエーテルが挙げられる。
エステル類としては、例えばアジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ステアリル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソトリデシル、パルミチン酸2−エチルへキシル、リシノール酸オクチルドデシル、脂肪酸(C10−30)(コレステリル/ラノステリル)、乳酸セチル、酢酸ラノリン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、カプリン酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、及びコハク酸ジオクチルが挙げられる。
シリコーン類としては、例えばジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、末端水酸基変性ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、平均重合度が650〜10000の高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、及びフッ素変性シリコーンが挙げられる。ポリエーテル変性シリコーンとしては、例えばPEG−12ジメチコンが挙げられる。これらの油性成分の具体例は単独で使用されてもよく、2種以上を組み合わせて使用されてもよい。
多価アルコールとしては、例えばグリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、イソペンチルジオール、プロピレングリコール(PG)、ジプロピレングリコール(DPG)、及び1,3−ブチレングリコール(BG)が挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル、アルキルサッカライド界面活性剤、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド、及びアルキルアミンオキサイドが挙げられる。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、例えばラウレス、セテス、ステアレス、及びパレスが挙げられる。
糖類としては、例えばソルビトール、及びマルトースが挙げられる。防腐剤としては、例えばパラベンが挙げられる。キレート剤としては、例えばエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA−2Na)が挙げられる。安定剤としては、例えばフェナセチン、8−ヒドロキシキノリン、アセトアニリド、ピロリン酸ナトリウム、バルビツール酸、尿酸、及びタンニン酸が挙げられる。pH調整剤としては、例えば乳酸、グリコール酸、酒石酸、リンゴ酸、ピロリドンカルボン酸(PCA)、コハク酸、クエン酸、グルタミン酸、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、トリエタノールアミン(TEA)、及びアルギニンが挙げられる。
本実施形態の毛髪処理用組成物では、先に(A)グリコサミノグリカン類、(B)L−テアニン及び(C)イオン性界面活性剤を配合することにより毛髪処理用組成物を調製し、その使用直前にその他の成分として例えば(D)水を組成物に配合してもよい。また、(A)グリコサミノグリカン類、(B)L−テアニン及び(C)イオン性界面活性剤、並びにその他の成分として例えば(D)水を全て配合した毛髪処理用組成物を用意し、それを一定期間保存した後に使用してもよい。
毛髪処理用組成物は、液状、ミスト状、ゲル状、フォーム状、クリーム状等の剤型にすることが可能である。この毛髪処理用組成物は、保湿効果を付与するためのヘアケア剤、例えばシャンプー、リンス、及びヘアトリートメント剤として使用することができる。この毛髪処理用組成物は、毛髪に適用した後に水や温水で洗い流すようにして使用してもよく、毛髪に付着した同組成物を水や温水で洗い流さないようにして使用してもよい。この毛髪処理用組成物は、例えば高分子ポリマーをさらに配合することにより、整髪剤として使用してもよい。このような場合、毛髪処理用組成物を毛髪に適用した後、同組成物を水や温水で洗い流さないようにして使用してもよい。この毛髪処理用組成物は、例えば染料をさらに配合することにより染毛処理剤、例えば酸化染毛剤及び酸性染毛料として使用してもよい。この毛髪処理用組成物は、例えば酸化剤を配合することにより、ブリーチ剤として適用してもよい。この毛髪処理用組成物は、例えば還元剤を配合することによりパーマネントウェーブ剤、縮毛矯正剤及び脱染剤として使用してもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)本実施形態では、(A)グリコサミノグリカン類及び(C)イオン性界面活性剤を含有する毛髪処理用組成物に(B)L−テアニンを配合した。したがって、(A)グリコサミノグリカン類の毛髪処理用組成物中における安定性を向上させることができる。よって、組成物全体の安定性が向上する。
(2)本実施形態では、(A)グリコサミノグリカン類、(C)イオン性界面活性剤及び(D)水を含有する毛髪処理用組成物に(B)L−テアニンが配合される。したがって、(A)グリコサミノグリカン類がイオン性基を有することによって生ずる(A)グリコサミノグリカン類と(C)イオン性界面活性剤との相溶性の低下が防止される。
(3)本実施形態では、毛髪の保湿効果を有する(A)グリコサミノグリカン類と、(A)グリコサミノグリカン類の毛髪処理用組成物中における安定性を向上させる(B)L−テアニンとを併用している。そのため、(A)グリコサミノグリカン類によって発揮される毛髪の保湿効果をさらに向上させることができる。また、その保湿効果の持続性も良好である。
(4)本実施形態において、毛髪処理用組成物中に(B)L−テアニンが配合される。したがって、組成物は、例えば染毛処理、脱色処理、パーマネント処理及び紫外線照射により損傷を受けた毛髪に対して損傷の修復効果を発揮する。また、その修復効果の持続性も良好である。
(5)本実施形態では、(A)グリコサミノグリカン類と(B)L−テアニンとを併用する場合、(B)L−テアニンによって発揮される毛髪の修復効果をさらに向上させることができる。
(6)本実施形態において、(A)グリコサミノグリカン類としてヒアルロン酸、ヒアルロン酸の塩類、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン硫酸の塩類、デルマタン硫酸、及びデルマタン硫酸の塩類から選ばれる少なくとも一種と、(B)L−テアニンとが併用される場合、安定性、毛髪の保湿効果及び毛髪の修復効果をより一層向上させることができる。
(7)本実施形態では、(A)グリコサミノグリカン類、(C)イオン性界面活性剤としてカチオン性界面活性剤及び(D)水を含有する毛髪処理用組成物に(B)L−テアニンが配合される。したがって、(A)グリコサミノグリカン類がイオン性基を有することによって生ずる(A)グリコサミノグリカン類とカチオン性界面活性剤との相溶性の低下が防止される。
なお、上記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・上記実施形態において、毛髪処理用組成物に配合される各成分を分割し、複数剤型として構成してもよい。
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(ヘアトリートメント剤)
表1に示す各例において、各成分を混合することにより、ヘアトリートメント剤としての毛髪処理用組成物を調製した。各組成物をヒト黒毛束に塗布し、毛束になじませた。次に、毛束を3分間放置した後、温水ですすぎ、ドライヤーで乾燥させた。表1において、各成分の配合量を示す数値の単位は質量%である。
(サイクル保存後の保存安定性)
サイクル恒温槽中に表1に示す各例の毛髪処理用組成物を1ヶ月間保存した。サイクル恒温槽の温度は、0℃から40℃まで上昇させる工程と、40℃から0℃まで降下させる工程とを、24時間毎に交互に繰り返すことによって調節された。その後、室温に戻した各例の毛髪処理用組成物をシャーレ上に注ぎ、目視で観察することにより、組成物の分離及び凝集の有無を確認した。そして、保存安定性の評価として、凝集物が全く見られない場合を「優れる」とし、凝集物はないが組成物中の成分の分布がやや不均一な場合を「良好」とし、わずかに凝集物が認められる場合を「やや悪い」とし、凝集物が明確に認められる場合を「悪い」とした。
(毛髪の引っ張り強度)
各例の毛髪処理用組成物で処理する前後のヒト黒毛束について、引張試験機(テンシロン(商品名)UTM−II、東洋ボールドウィン社製)を用いて破断応力値を測定し、その値の増加率を強度増加率(%)とした。
そして、求めた強度増加率から毛髪の強度について、次の基準で評価した。強度増加率が9%以上を「優れる」とし、強度増加率が7%以上9%未満を「良好」とし、強度増加率が5%以上7%未満を「やや悪い」とし、強度増加率が5%未満を「悪い」とした。
(毛髪のうるおい感)
各例の毛髪処理用組成物で処理したヒト黒毛束について、5名のパネラーが手で触れることにより、うるおい感が非常に良い場合を4点、良い場合を3点、やや悪い場合を2点、及び悪い場合を1点とする4段階で採点した。そして、うるおい感の評価として、5名のパネラーの採点結果について平均点を算出し、その平均点が3.6点以上の場合を「優れる」とし、2.6点以上3.6点未満の場合を「良好」とし、1.6点以上2.6点未満の場合を「やや悪い」とし、及び1.6点未満の場合を「悪い」とした。
(毛髪の水分保持性)
各例の毛髪処理用組成物で処理したヒト黒毛束について、まず25℃湿度50%RHの雰囲気中に24時間放置し、初期毛髪重量(X)を測定した。次に、同一の毛束をさらに25℃湿度10%RHの雰囲気中に24時間放置し、二次毛髪重量(Y)を測定した。次に、同一の毛束を五酸化二リンとともにデシケータ中に減圧状態で1週間放置し、完全に乾燥させた時の乾燥毛髪重量(Z)を測定した。乾燥毛髪重量(Z)を初期毛髪重量(X)及び二次毛髪重量(Y)からそれぞれ差し引き、各乾燥工程での毛髪水分量を得た。水のみで処理した毛髪(コントロール毛髪)も同様の乾燥処理を施し、コントロール毛髪の各乾燥工程での毛髪水分量を得た。各例における各乾燥工程の水分量を、コントロール毛髪の各乾燥工程での水分量を100%とした場合、その比率([各例の毛髪水分量]×100/[コントロールの毛髪水分量])(%)として表わした。各例について各工程におけるコントロール毛髪に対する比率(%)の平均を算出した。水分保持性の評価として、110%以上の場合を「優れる」とし、105%以上110%未満の場合を「良好」とし、101%以上105%未満の場合を「やや悪い」とし、101%未満の場合を「悪い」とした。
Figure 0004963630
Figure 0004963630
表1に示されるように、(A)グリコサミノグリカン類、(B)L−テアニン及び(C)イオン性界面活性剤を含有する実施例1〜12では、保存安定性、引っ張り強度、うるおい感、及び水分保持性のいずれの評価も「優れる」又は「良好」であることが確認された。特に、(A)グリコサミノグリカン類:(B)L−テアニンの質量比として、1:0.5〜100の範囲にある実施例1〜5は、上記いずれの評価も「優れる」であった。
一方、表2に示されるように(B)L−テアニンを含有しない比較例1では、保存安定性が低下する結果となった。比較例1では、実施例1〜3と比較し、うるおい感及び水分保持性が低下している。これは実施例1〜3において、(A)グリコサミノグリカン類と(B)L−テアニンとを併用することによって、(A)グリコサミノグリカン類による毛髪の保湿効果が向上していることによるものと思料される。
ヒアルロン酸ナトリウムとアミノ酸としてのグルタミンとを併用する比較例2では、保存安定性は改善されないことが確認された。尚、ヒアルロン酸ナトリウムとグルタミンとを併用する比較例2では、アミノ酸類が配合されていない比較例1と比較すると、うるおい感及び水分保持性が低下することが確認された。
(B)L−テアニンと増粘剤としてのアルギン酸ナトリウム(マンヌロン酸とグルロン酸とからなる多糖)を併用する比較例3では、保存安定性は「悪い」ことが確認された。比較例3では、実施例1〜3と比較すると、引っ張り強度が低下していることから、(A)グリコサミノグリカン類と(B)L−テアニンとを併用することによって、(B)L−テアニンによる毛髪の修復効果がさらに向上することがわかる。
また、実施例4〜12及び比較例4〜9に示されるように、(A)グリコサミノグリカン類と(B)L−テアニンとの配合比は、(A)グリコサミノグリカン類:(B)L−テアニンの質量比として、1:0.1〜1000であり、好ましくは1:0.5〜100の範囲であることが確認された。
尚、表中における(A)〜(C)の表記は、本願請求項記載の各成分に対応する化合物を示す(以下、同様)。一方、表中におけるa及びbの表記は、本願請求項記載の各成分の対比化合物を示す(以下、同様)。
(シャンプー)
表3に示す各例において、各成分を混合することにより、シャンプーとしての毛髪処理用組成物を調製した。各組成物をヒト黒毛束に塗布し、洗髪し、温水で洗い流した。次に、その毛髪をドライヤーで乾燥させて、乾燥後の毛髪について、引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性を評価した。サイクル保存後の保存安定性、引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性の評価は、ヘアトリートメント剤欄に記載の方法にしたがった。表3において、各成分の配合量を示す数値の単位は質量%である。
Figure 0004963630
表3に示されるように、(A)グリコサミノグリカン類、(B)L−テアニン及び(C)イオン性界面活性剤を含有する実施例13〜16では、サイクル保存後の保存安定性、毛髪の引っ張り強度、うるおい感、及び水分保持性のいずれの評価も「優れる」ことが確認された。
(整髪剤)
表4に示す各例において、各成分を混合することにより、整髪剤としての毛髪処理用組成物を調製した。各組成物を水洗後のヒト黒毛束に適量を塗布した。次に、その毛髪について、引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性を評価した。サイクル保存後の保存安定性、引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性の評価は、ヘアトリートメント剤欄に記載の方法にしたがった。表4において、各成分の配合量を示す数値の単位は質量%である。
Figure 0004963630
表4に示されるように、(A)グリコサミノグリカン類、(B)L−テアニン及び(C)イオン性界面活性剤を含有する実施例17〜20では、保存安定性、毛髪の引っ張り強度、うるおい感、及び水分保持性のいずれの評価も「優れる」ことが確認された。
(酸化染毛剤)
酸化染毛剤としての毛髪処理用組成物は、酸化染料及びアルカリ剤を含有する酸化染毛剤第1剤(以下「第1剤」とする)と、酸化剤を含有する酸化染毛剤第2剤(以下「第2剤」とする)とから構成されている。表5に示す各例の第1剤及び第2剤を調製し、これらの第1剤及び第2剤を1:2の質量比で混合し、その混合物をヒト黒毛束に塗布した後、20分間放置した。その後、ヒト黒毛束に付着した混合物を水で洗い流し乾燥させることにより、ヒト黒毛束に染毛処理を施した。このように酸化染毛剤で処理したヒト黒毛束を使用して、毛髪の引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性について評価した。サイクル保存後の保存安定性、引っ張り強度、うるおい感及び水分保持性の評価は、ヘアトリートメント剤欄に記載の方法にしたがった。サイクル保存後の保存安定性は、第1剤について行った。表5において、各成分の配合量を示す数値の単位は質量%である。
Figure 0004963630
表5に示されるように、(A)グリコサミノグリカン類、(B)L−テアニン及び(C)イオン性界面活性剤を含有する実施例21〜25では、サイクル保存後の保存安定性、毛髪の引っ張り強度、うるおい感、及び水分保持性のいずれの評価も「優れる」ことが確認された。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(a)前記(B)L−テアニンは、0.001〜5質量%、(A)グリコサミノグリカン類は、0.0001〜1質量%配合される前記毛髪処理用組成物。

Claims (3)

  1. (A)グリコサミノグリカン類、(B)L−テアニン、並びに(C)イオン性界面活性剤としてカチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる少なくとも一種を含有し、前記(A)グリコサミノグリカン類と(B)L−テアニンとの配合比は、質量比として1:0.1〜1000であることを特徴とする毛髪処理用組成物。
  2. さらに(D)水を含有することを特徴とする請求項1に記載の毛髪処理用組成物。
  3. 前記(A)グリコサミノグリカン類は、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の塩類、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン硫酸の塩類、デルマタン硫酸、及びデルマタン硫酸の塩類から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の毛髪処理用組成物。
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