JP5491010B2 - 毛髪処理用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、特定のアミノ酸及び植物抽出物を含有する毛髪処理用組成物に関するものである。
皮膚や毛髪に適用する化粧料において、一般に保湿感を付与するための成分として例えばグリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びソルビトール等の水溶性多価アルコール類、ポリエチレングリコールなどの水溶性高分子、プロリン、及びL−テアニンなどのアミノ酸類、ヒアルロン酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、及び乳酸ナトリウム等の天然保湿因子、植物抽出液等が知られている。例えば特許文献1は、L−テアニンからなる皮膚外用保湿剤について開示する。特許文献2は、カチオン界面活性剤及びシリコーン類等からなる毛髪化粧料組成物に、保湿感付与効果を期待して追加的に植物抽出液を添加する技術を開示する。
特開平9−286715号公報 特開2006−225307号公報
ところで、特許文献1に開示される皮膚外用保湿剤は、毛髪に対しても高い保湿感を付与するが、酸化ヘアカラー、ブリーチ、パーマネントウェーブなどの化学処理を複数受けた、いわゆる「ハイダメージ毛」では、保湿感の持続性が十分ではないといった問題があった。これは、毛髪自体がポーラス(多孔質)の状態になり、水分保持能が低下しているためと考えられている。
特許文献2に開示される毛髪化粧料組成物は、前記のようなハイダメージ毛に対しても良好な仕上がり感触を付与するもので、処理直後は保湿感を有するが、保湿感の持続性が十分ではないという課題を解決するものではなかった。
本発明は、本発明者らの鋭意研究の結果、L−テアニンを含有する毛髪処理用組成物に、特定の植物抽出物を配合することにより上記問題が解決されることを見出したことによりなされたものである。本発明の目的は、毛髪に対して保湿感を付与しながら、ダメージの有無といった毛髪の状態にかかわらずその効果を十分持続させることができる毛髪処理用組成物を提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明の毛髪処理用組成物は、(A)L−テアニン(但し、茶抽出物としての含有を除く)、及び(B)下記の(B−1)、(B−2)及び(B−3)から選ばれる組み合わせからなる植物抽出物を含有することを特徴とする。
(B−1)アルニカ、カワラヨモギ、ヨモギ、カミツレ、ローマカミツレ、ゴボウ、セイヨウノコギリソウ、トウキンセンカ、フキタンポポ、ベニバナ、ヤグルマギク、ステビア、レタス、シコン、ホソババレンギク、及びオオアザミの各抽出物から選ばれる少なくとも一種のキク科植物抽出物と、シソ科植物抽出物であるレモンバームの抽出物の組み合わせ。
(B−2)パセリ、トウキ、アシタバ、ツボクサ、センキュウ、ウイキョウ、コリアンダー、及びセキセツソウの各抽出物から選ばれる少なくとも一種のセリ科植物抽出物と、キク科植物抽出物であるカミツレの抽出物の組み合わせ。
(B−3)ラベンダー、マンネンロウ、オドリコソウ、タンジン、エンメイソウ、ハッカ、レモンバーム、ペパーミント、スペアミント、セージ、オウゴン、ワイルドタイム、タチジャコウソウ、シソ、シソ種子、及びコレウスバルバツス根の各抽出物から選ばれる少なくとも一種のシソ科植物抽出物と、セリ科植物抽出物であるウイキョウの抽出物の組み合わせ。
請求項2に記載の発明の毛髪処理用組成物は、(A)L−テアニン(但し、茶抽出物としての含有を除く)、及び(B)キク科植物抽出物であるカミツレの抽出物、セリ科植物抽出物であるウイキョウの抽出物、及びシソ科植物抽出物であるレモンバームの抽出物の組み合わせからなる植物抽出物を含有することを特徴とする。
本発明の毛髪処理用組成物によれば、毛髪に対して保湿感を付与し、かつ毛髪の状態にかかわらずその保湿感の持続性を向上させることができる。
以下、本発明を毛髪処理用組成物に具体化した実施形態について詳細に説明する。本実施形態に係る毛髪処理用組成物は、(A)L−テアニン、及び(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物を含有している。
(A)L−テアニンは、(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物との併用により、毛髪に保湿感を付与し、かつ毛髪の状態にかかわらずその保湿感を十分持続させる効果を発揮する。(A)L−テアニンは、それ単独で毛髪の保湿感付与効果も有する。(A)L−テアニンは、L−グルタミン酸の誘導体であり、アミノ酸の一種である。L−テアニンは、茶葉、特に玉露に多く含まれる成分であり、緑茶の旨味成分として知られている。L−テアニンは茶葉から常法によって抽出して得られる他、化学的な合成によっても得ることができる。毛髪処理用組成物には、そうした天然由来及び合成由来のいずれのL−テアニンも使用することができる。
毛髪処理用組成物中における(A)L−テアニンの含有量は任意であるが、好ましくは0.001〜5質量%、より好ましくは0.01〜3質量%である。(A)L−テアニンの含有量が0.001質量%未満であると、毛髪に対して保湿感の持続性を向上させる効果を十分に発揮することができない場合がある。(A)L−テアニンの含有量が5質量%を超えても、それ以上の毛髪に対する保湿感の持続性の向上効果は得られない。
(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物は、毛髪に対し、保湿感の持続性を向上させるために配合される。(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物は、(A)L−テアニンとの相乗作用によって毛髪に親和し、L−テアニンの保湿作用及び植物抽出物自身が有する保湿作用を持続させ、効果が相乗的に上がるものと推定される。
ここで植物抽出物とは、各植物の原体を乾燥し、または乾燥せずにそのまま破砕し、水、溶剤または超臨界流体などにより抽出するか、抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得られる各種溶媒抽出液、その希釈液、その濃縮液、あるいはその乾燥末を意味するもので、特定の方法に限定されない。また、植物抽出液として市販されているものを使用することもできる。
キク科植物抽出物としては、例えばアルニカ、カワラヨモギ、ヨモギ、カミツレ、ローマカミツレ、ゴボウ、セイヨウノコギリソウ、トウキンセンカ、フキタンポポ、ベニバナ、ヤグルマギク、ステビア、レタス、シコン、ホソババレンギク、及びオオアザミの各抽出物が挙げられる。
セリ科植物抽出物としては、例えばパセリ、トウキ、アシタバ、ツボクサ、ミシマサイコ、センキュウ、ウイキョウ、コリアンダー及びセキセツソウの各抽出物が挙げられる。
シソ科植物抽出物は、ラベンダー、マンネンロウ、オドリコソウ、タンジン、エンメイソウ、ハッカ、レモンバーム、ペパーミント、スペアミント、セージ、オウゴン、ワイルドタイム、タチジャコウソウ、シソ、シソ種子、及びコレウスバルバツス根の各抽出物が挙げられる。
本願における「キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物」とは、「キク科植物抽出物から選ばれた少なくとも一種及びセリ科植物抽出物から選ばれた少なくとも一種の組み合わせ」、「キク科植物抽出物から選ばれた少なくとも一種及びシソ科植物抽出物から選ばれた少なくとも一種の組み合わせ」、「セリ科植物抽出物から選ばれた少なくとも一種及びシソ科植物抽出物から選ばれた少なくとも一種の組み合わせ」、及び「キク科植物抽出物から選ばれた少なくとも一種、セリ科植物物抽出物から選ばれた少なくとも一種、及びシソ科植物抽出物から選ばれた少なくとも一種の組み合わせ」を全て包含しており、例えばキク科植物抽出物から選ばれる異なる二種の植物抽出物のみを含有する場合は本願発明から除外される。一方、前記本願の要件を満たした上で、他の科に属する植物抽出物を追加的に加えることは、本願発明から除外されない。
毛髪処理用組成物中における(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物の含有量は任意であるが、抽出液の場合、抽出または希釈された溶媒を除いた成分の含量を基準として、全ての抽出物の合計が好ましくは0.00001〜5質量%、より好ましくは0.0001〜1質量%である。(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物の含有量が0.00001質量%未満であると、毛髪に対して保湿感の持続性向上効果を十分に発揮することができない場合がある。(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物の含有量が5質量%を超えても、それ以上の毛髪に対する保湿感の持続性向上効果は得られず、逆に毛髪にべたつき感を生じさせる場合がある。
毛髪処理用組成物は、必要に応じて、例えば水、高分子化合物、油性成分、多価アルコール、界面活性剤、糖類、防腐剤、キレート剤、安定剤、pH調整剤、(B)成分に該当しない植物抽出物、生薬抽出物、(A)成分に該当しないアミノ酸類、ビタミン類、香料、及び紫外線吸収剤から選ばれる少なくとも一種を含有してもよい。
水は、各成分の溶媒又は分散媒として使用される。水は、油性成分及び界面活性剤とともに適量配合された場合、毛髪処理用組成物を乳化させる。毛髪処理用組成物中における水の含有量は、好ましくは50〜99質量%、さらに好ましくは70〜95質量%である。水の含有量が50質量%未満であると、毛髪処理用組成物の乳化が不十分となるおそれがある。水の含有量が99質量%を超えると、有効成分である(A)(B)各成分が十分含有できなくなるおそれがある。
高分子化合物としては、例えばアラビアガム、カラヤガム、トラガントガム、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、セルロース誘導体、架橋ポリアクリル酸、及びポリ塩化ジメチルメチレンピペリジウムが挙げられる。架橋ポリアクリル酸としては、例えばカルボマーが挙げられる。
油性成分は、毛髪に滑らか感を付与する。そのため毛髪処理用組成物は、好ましくは油性成分を含有する。油性成分としては、例えば油脂類、ロウ類、高級アルコール、炭化水素類、高級脂肪酸、アルキルグリセリルエーテル、エステル類、及びシリコーン類が挙げられる。
油脂類としては、例えばオリーブ油、ツバキ油、シア脂、アーモンド油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、トウモロコシ油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、ブドウ種子油、アボカド油、マカダミアナッツ油、ヒマシ油、ヤシ油、及び月見草油が挙げられる。ロウ類としては、例えばミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、及びラノリンが挙げられる。
高級アルコールとしては、例えばラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、及びラノリンアルコールが挙げられる。
炭化水素としては、例えばパラフィン、オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ミネラルオイル、スクワラン、ポリブテン、ポリエチレン、マイクロクリスタリンワックス、及びワセリンが挙げられる。高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、及びラノリン脂肪酸が挙げられる。アルキルグリセリルエーテルとしては、例えばバチルアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、及びイソステアリルグリセリルエーテルが挙げられる。
エステル類としては、例えばアジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ステアリル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソトリデシル、パルミチン酸2−エチルへキシル、リシノール酸オクチルドデシル、脂肪酸(C10−30)(コレステリル/ラノステリル)、乳酸セチル、酢酸ラノリン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、カプリン酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、及びコハク酸ジオクチルが挙げられる。
シリコーン類としては、例えばジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、末端水酸基変性ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、平均重合度が650〜10000の高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、及びフッ素変性シリコーンが挙げられる。ポリエーテル変性シリコーンとしては、例えばPEG−12ジメチコンが挙げられる。これらの油性成分の具体例は単独で使用されてもよく、2種以上を組み合わせて使用されてもよい。
多価アルコールとしては、例えばグリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、イソペンチルジオール、プロピレングリコール(PG)、ジプロピレングリコール(DPG)、及び1,3−ブチレングリコール(BG)が挙げられる。
界面活性剤は、組成物の乳化剤又は組成物中の各成分の可溶化剤として毛髪処理用組成物の安定性を保持するために好適に配合される。界面活性剤としては、イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤が挙げられる。イオン性界面活性剤としては、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。アニオン界面活性剤としては、例えばアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α-スルホン脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、及びスルホコハク酸エステルが挙げられる。アルキルエーテル硫酸塩としては、例えばラウレス硫酸ナトリウムが挙げられる。N−アシルアミノ酸型界面活性剤としては、例えばN−ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウムが挙げられる。これらの界面活性剤のアニオン基の対イオンとしては、例えばナトリウムイオン、カリウムイオン、及びトリエタノールアミンが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えばアルキルトリメチルアンモニウム塩、アルケニルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジアルケニルジメチルアンモニウム塩、ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、及びアルキロイルアミドプロピルジメチルアミンが挙げられる。アルキルトリメチルアンモニウム塩としては、例えば塩化ステアリルトリメチルアンモニウムが挙げられる。ジアルキルジメチルアンモニウム塩としては、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムが挙げられる。これらの界面活性剤のカチオン基の対イオンとしては、例えば塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、アルキル硫酸イオン、及びサッカリンが挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばココベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、及びココアンホ酢酸ナトリウムが挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル、アルキルサッカライド界面活性剤、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド、及びアルキルアミンオキサイドが挙げられる。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、例えばラウレス、セテス、ステアレス、及びパレスが挙げられる。これらの界面活性剤の具体例は、単独で使用されてもよく、二種以上を組み合わせて使用されてもよい。
糖類としては、例えばソルビトールが挙げられる。防腐剤としては、例えばパラベンが挙げられる。キレート剤としては、例えばエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA−2Na)が挙げられる。安定剤としては、例えばフェナセチン、8−ヒドロキシキノリン、アセトアニリド、ピロリン酸ナトリウム、バルビツール酸、尿酸、及びタンニン酸が挙げられる。pH調整剤としては、例えば乳酸、グリコール酸、酒石酸、リンゴ酸、ピロリドンカルボン酸(PCA)、コハク酸、クエン酸、グルタミン酸、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、トリエタノールアミン(TEA)、及びアルギニンが挙げられる。
毛髪処理用組成物は、液状、ミスト状、ゲル状、フォーム状、クリーム状等の剤型にすることが可能である。この毛髪処理用組成物は、保湿感を付与するためのヘアケア剤、例えばシャンプー、リンス、及びヘアトリートメント剤として使用することができる。また、染毛剤やパーマネントウェーブ剤などの化学処理の前後処理剤として使用することができる。この毛髪処理用組成物は、毛髪に適用した後に水や温水で洗い流すようにして使用してもよく、毛髪に付着した同組成物を水や温水で洗い流さないようにして使用してもよい。この毛髪処理用組成物は、整髪剤として使用してもよい。この毛髪処理用組成物は、毛髪に適用した後に水や温水で洗い流すようにして使用してもよく、毛髪に付着した同組成物を水や温水で洗い流さないようにして使用してもよい。この毛髪処理用組成物は、例えば染料をさらに配合することにより染毛処理剤、例えば酸化染毛剤及び酸性染毛料として使用してもよい。この毛髪処理用組成物は、例えば酸化剤を配合することにより、ブリーチ剤として使用してもよい。この毛髪処理用組成物は、例えば還元剤を配合することによりパーマネントウェーブ剤、縮毛矯正剤及び脱染剤として使用してもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)本実施形態では、(A)L−テアニンを含有する毛髪処理用組成物に(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物を配合した。したがって、毛髪に対して保湿感を付与しながら、毛髪の状態にかかわらずその保湿感を十分持続させることのできる毛髪処理方法が提供される。
(2)本実施形態では、(B)キク科植物抽出物として、アルニカ、カワラヨモギ、ヨモギ、カミツレ、ローマカミツレ、ゴボウ、セイヨウノコギリソウ、トウキンセンカ、フキタンポポ、ベニバナ、ヤグルマギク、ステビア、レタス、シコン、ホソババレンギク、及びオオアザミの各抽出物から選ばれる少なくとも一種を使用した。そのため、保湿感の持続性が特に良好である。
(3)本実施形態では、(B)セリ科植物抽出物として、パセリ、トウキ、アシタバ、ツボクサ、ミシマサイコ、センキュウ、ウイキョウ、コリアンダー及びセキセツソウの各抽出物から選ばれる少なくとも一種を使用した。そのため、保湿感の持続性が特に良好である。
(4)本実施形態では、(B)シソ科植物抽出物は、ラベンダー、マンネンロウ、オドリコソウ、タンジン、エンメイソウ、ハッカ、レモンバーム、ペパーミント、スペアミント、セージ、オウゴン、ワイルドタイム、タチジャコウソウ、シソ、シソ種子、及びコレウスバルバツス根の各抽出物から選ばれる少なくとも一種を使用した。そのため、保湿感の持続性が特に良好である。
(5)本実施形態では、(A)L−テアニンを含有する毛髪処理用組成物に(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物を配合し、毛髪に対して保湿感を付与しながら、酸化ヘアカラー、ブリーチ、パーマネントウェーブなどの化学処理を複数受けたハイダメージ毛にもその保湿感を十分持続させることができる。このため、毛髪処理用組成物をこれらの化学処理剤に適用すれば、保湿感の持続性が高い酸化ヘアカラー剤、ブリーチ剤、パーマネントウェーブ剤として提供することができる。
(6)本実施形態では、(A)L−テアニンを含有する毛髪処理用組成物に(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物を配合し、毛髪に対して保湿感を付与しながら、酸化ヘアカラー、ブリーチ、パーマネントウェーブなどの化学処理を複数受けたいわゆるハイダメージ毛にもその保湿感を十分持続させることができる。このため、毛髪処理用組成物をこれらの化学処理の前後処理剤として提供することができる。
なお、上記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・上記実施形態において、毛髪処理用組成物に配合される各成分を分割し、複数剤型として構成してもよい。
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。まず、実験用にダメージ毛モデルとして過硫酸塩含有ブリーチ剤で処理したヒト黒毛束(20cm)を準備した。過硫酸塩含有ブリーチ剤は、過硫酸塩を含有する粉末状の第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とから構成されている市販品(ホーユー株式会社製 ホーユーパウダーブリーチ)を用い、ヒト黒毛束を常法に従い脱色処理することで、実験用毛束を得た。なお、これら実験用毛束は金色となった。この毛束について、引張試験機を用い、強度が処理前よりも低下し、毛髪にダメージが生じていることを確認した。以下この毛束を「ダメージ毛束」と称する。
前記実験用毛束、及び前記脱色処理未処理のヒト黒毛束(以下この毛束を「未処理毛束」と称する)それぞれを用い、毛髪の感触、保湿感に関する以下の評価をおこなった。評価結果を各表に併記した。
(ヘアトリートメント剤)
表1ないし5に示す各例において、各成分を混合することにより、ヘアトリートメント剤としての毛髪処理用組成物を調製した。なお、各表に記載された各成分の含有量を示す数値の単位は、特記のない限り全て質量%を意味する。また、(B)成分をはじめとした植物名の記載は、各植物の抽出物であることを意味するが、詳細については後述する。
次に、各例の毛髪処理用組成物をダメージ毛束、未処理毛束それぞれに対し処理をおこなった。市販品シャンプー(ホーユー株式会社製 ビゲントリートメントシャンプー)を用いて各毛束を一回処理し、各例のヘアトリートメント剤を適量塗布し、30秒放置後微温湯で洗い流し、タオルドライによって適宜乾燥させたのち、恒温恒湿槽(25℃、相対湿度20%)の雰囲気下で120分放置し、処理直後の評価に供した。さらに、恒温恒湿槽(25℃、相対湿度55%)の雰囲気下で5日間放置し、5日後の評価に供した。
(毛髪の感触)
各毛束について、5名のパネラーが指を通すことにより、指通りが非常に良い場合を4点、良い場合を3点、やや悪い場合を2点、及び悪い場合を1点とする4段階で採点した。そして、毛髪感触の評価として、5名のパネラーの採点結果について平均点を算出し、その平均点が3.6点以上の場合を「優れる」とし、2.6点以上3.6点未満の場合を「良好」とし、1.6点以上2.6点未満の場合を「やや悪い」とし、及び1.6点未満の場合を「悪い」とした。
(毛髪の保湿感)
各毛束について、5名のパネラーが手で触れることにより、うるおい感が非常に良い場合を4点、良い場合を3点、やや悪い場合を2点、及び悪い場合を1点とする4段階で採点した。そして、うるおい感の評価として、5名のパネラーの採点結果について平均点を算出し、その平均点が3.6点以上の場合を「優れる」とし、2.6点以上3.6点未満の場合を「良好」とし、1.6点以上2.6点未満の場合を「やや悪い」とし、及び1.6点未満の場合を「悪い」とした。
Figure 0005491010
Figure 0005491010
Figure 0005491010
Figure 0005491010
表1〜3に示されるように、(A)L−テアニン及び(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種の植物抽出物を含有する実施例1〜40のヘアトリートメント剤で処理した各毛束は、処理直後及び5日後の毛髪の感触及び保湿感いずれの評価も「優れる」であり、保湿感の持続性が発揮されることが確認された。
一方、表4に示されるように、実施例4の(A)L−テアニンを省略した比較例10、同じく実施例4のテアニンを、構造が類似したアミノ酸であるL−グルタミンに置換した比較例11は、ダメージ毛束の場合、処理直後の保湿感の評価が「悪い」であり、植物抽出物のみでは、保湿感の持続性を評価するまでもなく、ダメージ毛に保湿感自体付与されなかった。
(A)L−テアニンを含有し、(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる一種のみと、(B)成分に該当しない植物抽出物から選ばれる一種を含有する比較例1〜3は、未処理毛束において各評価が「優れる」又は「良好」である一方、ダメージ毛束の場合、5日後の保湿感の評価が「悪い」であり、ダメージ毛束において保湿感の持続性が発揮されないことが確認された。
(A)L−テアニンを含有し、(B)キク科植物抽出物、セリ科植物抽出物、及びシソ科植物抽出物から選ばれる少なくとも二種を含有する代わりに、ただ一種の含有量を倍増させた比較例4〜6と、各植物抽出物ただ一種に属する異なった二種の植物抽出物を含有させた比較例7〜9は、いずれも未処理毛束において各評価が「優れる」又は「良好」である一方、ダメージ毛束の場合、5日後の保湿感の評価が「悪い」であり、ダメージ毛束において保湿感の持続性を発揮しないことが確認された。
Figure 0005491010
(染毛剤)
表5に示す各例の組成で染毛剤を調製した。各例の第1剤と第2剤を質量比1:1で混合して染毛組成物を調製し、各毛束に染毛した。なお、実施例42では、前記のとおり染毛組成物を調製したのち、さらに第3剤を染毛組成物に対し1/10の質量となるよう混合し、染毛組成物として染毛した。染毛した各毛束を室温で20分放置後水洗し、その後は前記ヘアトリートメント剤と同じ方法、基準で評価した。その結果、ヘアトリートメント剤の各実施例と同様の結果が得られた。
以上開示した各実施例表に記載の植物名は、前述のとおり各植物の抽出物であることを意味する。具体的に使用した市販品を表6に記載するが、コリアンダーについては以下の方法により作製した抽出液を使用した。
(コリアンダーの抽出液)
市販の乾燥コリアンダー100gを、70%エタノール中に10日間浸漬し、濾過した浸漬液を抽出液として使用した。
Figure 0005491010

Claims (2)

  1. (A)L−テアニン(但し、茶抽出物としての含有を除く)、及び(B)下記の(B−1)、(B−2)及び(B−3)から選ばれる組み合わせからなる(但し、茶抽出物としての含有を除く)植物抽出物を含有することを特徴とする毛髪処理用組成物。
    (B−1)アルニカ、カワラヨモギ、ヨモギ、カミツレ、ローマカミツレ、ゴボウ、セイヨウノコギリソウ、トウキンセンカ、フキタンポポ、ベニバナ、ヤグルマギク、ステビア、レタス、シコン、ホソババレンギク、及びオオアザミの各抽出物から選ばれる少なくとも一種のキク科植物抽出物と、シソ科植物抽出物であるレモンバームの抽出物の組み合わせ。
    (B−2)パセリ、トウキ、アシタバ、ツボクサ、センキュウ、ウイキョウ、コリアンダー、及びセキセツソウの各抽出物から選ばれる少なくとも一種のセリ科植物抽出物と、キク科植物抽出物であるカミツレの抽出物の組み合わせ。
    (B−3)ラベンダー、マンネンロウ、オドリコソウ、タンジン、エンメイソウ、ハッカ、レモンバーム、ペパーミント、スペアミント、セージ、オウゴン、ワイルドタイム、タチジャコウソウ、シソ、シソ種子、及びコレウスバルバツス根の各抽出物から選ばれる少なくとも一種のシソ科植物抽出物と、セリ科植物抽出物であるウイキョウの抽出物の組み合わせ。
  2. (A)L−テアニン(但し、茶抽出物としての含有を除く)、及び(B)キク科植物抽出物であるカミツレの抽出物、セリ科植物抽出物であるウイキョウの抽出物、及びシソ科植物抽出物であるレモンバームの抽出物の組み合わせからなる植物抽出物を含有することを特徴とする毛髪処理用組成物。
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