JP2627421B2 - 頭髪化粧料およびその製造法 - Google Patents
頭髪化粧料およびその製造法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、頭髪化粧料に関し、更に詳細には陽イオン
性界面活性剤とヒアルロン酸またはその塩とを安定に配
合させてなる頭髪化粧料およびその製造法に関する。
性界面活性剤とヒアルロン酸またはその塩とを安定に配
合させてなる頭髪化粧料およびその製造法に関する。
頭髪化粧料、中でもヘアーリンスは、洗髪後の髪に潤
いをあたえるものとして女性の間だけでなく男性の間で
も広く使用されている。
いをあたえるものとして女性の間だけでなく男性の間で
も広く使用されている。
一方、近年化粧用の保湿剤としてヒアルロン酸が注目
されており、その有効性について数多く特許出願されて
いる。そしてヒアルロン酸およびその塩は頭髪用化粧料
の成分としても有用であることが報告されている。例え
ば、特開昭59−186911号公報には、ヘアーリンスにおい
てもヒアルロン酸を配合しうることが記載されている。
されており、その有効性について数多く特許出願されて
いる。そしてヒアルロン酸およびその塩は頭髪用化粧料
の成分としても有用であることが報告されている。例え
ば、特開昭59−186911号公報には、ヘアーリンスにおい
てもヒアルロン酸を配合しうることが記載されている。
ところでヘアーリンスの有効主成分としては、陽イオ
ン性界面活性剤が一般的に知られており、前記公報にお
いても、主成分として用いられている。しかしながら本
発明者は陽イオン性界面活性剤を主成分としたヘアーリ
ンスに、単にヒアルロン酸塩を添加して新たなヘアーリ
ンスを調整しようとしたところ、陽イオン性界面活性剤
とヒアルロン酸塩が互いに反応して生成したと考えられ
る不溶性の白色の沈澱物を生じることを見出した。
ン性界面活性剤が一般的に知られており、前記公報にお
いても、主成分として用いられている。しかしながら本
発明者は陽イオン性界面活性剤を主成分としたヘアーリ
ンスに、単にヒアルロン酸塩を添加して新たなヘアーリ
ンスを調整しようとしたところ、陽イオン性界面活性剤
とヒアルロン酸塩が互いに反応して生成したと考えられ
る不溶性の白色の沈澱物を生じることを見出した。
そして該ヘアーリンスは陽イオン性界面活性剤を配合
した場合の特徴である「パサつかない」、「サラサラ感
のある」などの効果ばかりでなく、ヒアルロン酸を配合
した場合の特徴である「しっとりする」、「つやがあ
る」などの効果をも失い、そのままでは商品としては利
用できないことが判明した。
した場合の特徴である「パサつかない」、「サラサラ感
のある」などの効果ばかりでなく、ヒアルロン酸を配合
した場合の特徴である「しっとりする」、「つやがあ
る」などの効果をも失い、そのままでは商品としては利
用できないことが判明した。
斯かる現状において本発明者は、陽イオン性界面活性
剤を主成分とし、ヒアルロン酸を配合しても沈澱物を生
じない安定な頭髪化粧料を開発すべく種々検討した結
果、陽イオン性界面活性剤を主成分とする頭髪化粧料に
ヒアルロン酸を配合する際、親水性非イオン性界面活性
剤または両性界面活性剤を添加することにより沈澱物の
発生を抑制できることを見出し、本発明の完成に至っ
た。
剤を主成分とし、ヒアルロン酸を配合しても沈澱物を生
じない安定な頭髪化粧料を開発すべく種々検討した結
果、陽イオン性界面活性剤を主成分とする頭髪化粧料に
ヒアルロン酸を配合する際、親水性非イオン性界面活性
剤または両性界面活性剤を添加することにより沈澱物の
発生を抑制できることを見出し、本発明の完成に至っ
た。
すなわち、本発明は次の成分(A)、(B)および
(C)、 (A)陽イオン性界面活性剤 (B)ヒアルロン酸またはその塩 (C)親水性非イオン性界面活性剤または両性界面活性
剤 を含有する頭髪化粧料およびその製造法を提供するもの
である。
(C)、 (A)陽イオン性界面活性剤 (B)ヒアルロン酸またはその塩 (C)親水性非イオン性界面活性剤または両性界面活性
剤 を含有する頭髪化粧料およびその製造法を提供するもの
である。
本発明でいう頭髪化粧料とはヘアーリンス、ヘアート
リートメントおよびこれらの類似品を指す。
リートメントおよびこれらの類似品を指す。
本発明の頭髪化粧料に用いられる(A)成分である陽
イオン性界面活性剤としては、通常のヘアーリンスの主
成分として使用されるものであれば特に制限されない
が、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、
塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジメチルジス
テアリルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモ
ニウム等の第4級アンモニウム塩が挙げられる。
イオン性界面活性剤としては、通常のヘアーリンスの主
成分として使用されるものであれば特に制限されない
が、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、
塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジメチルジス
テアリルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモ
ニウム等の第4級アンモニウム塩が挙げられる。
(B)成分であるヒアルロン酸またはその塩はその分
子量や由来に限定されるものではないが、例えば、トリ
の鶏冠などより抽出された動物由来のものや、微生物
(例えばストレプトコッカス属)の培養液由来のものが
利用でき、分子量40万〜250万のものが好適に用いられ
る。
子量や由来に限定されるものではないが、例えば、トリ
の鶏冠などより抽出された動物由来のものや、微生物
(例えばストレプトコッカス属)の培養液由来のものが
利用でき、分子量40万〜250万のものが好適に用いられ
る。
(C)成分のうち、親水性非イオン性界面活性剤とし
ては、例えば、ポリオキシエチレンコレステロール、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデ
シルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル等
のポリオキシアルキレンエーテル類;および、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンモノステ
アレート等のポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類等
が挙げられる。ここでオキシアルキレン基の付加モル数
は10〜60であることが好ましい。
ては、例えば、ポリオキシエチレンコレステロール、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデ
シルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル等
のポリオキシアルキレンエーテル類;および、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンモノステ
アレート等のポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類等
が挙げられる。ここでオキシアルキレン基の付加モル数
は10〜60であることが好ましい。
また、両性界面活性剤としては、例えば2−アルキル
−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメ
チル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン
等のイミダゾリニウム系の両性界面活性剤;およびヤシ
油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸系
両性界面活性剤などを使用することができる。
−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメ
チル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン
等のイミダゾリニウム系の両性界面活性剤;およびヤシ
油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸系
両性界面活性剤などを使用することができる。
本発明の頭髪化粧料への(A)〜(C)成分の配合量
は例えばヘアーリンスの場合には次の範囲が好ましい。
すなわち、(A)成分の配合量は0.2〜15重量%(以下
単に%と略する)、特に0.5〜10%が好ましい。(B)
成分の配合量は0.01〜5%、特に0.01〜2%が好まし
い。また、(C)成分の配合量は0.1〜20%、特に0.5〜
15%が好ましい。
は例えばヘアーリンスの場合には次の範囲が好ましい。
すなわち、(A)成分の配合量は0.2〜15重量%(以下
単に%と略する)、特に0.5〜10%が好ましい。(B)
成分の配合量は0.01〜5%、特に0.01〜2%が好まし
い。また、(C)成分の配合量は0.1〜20%、特に0.5〜
15%が好ましい。
また、本発明の頭髪化粧料には、本発明の効果を損な
わない範囲でピロリドンカルボン酸またはその塩(以下
PCAまたはPCA塩と略する)、各種油脂類、防腐剤、香
料、水などを添加することができる。このうち、(D)
PCAまたはPCA塩の添加は、本発明の頭髪化粧料の長期安
定性を向上させるため特に好ましい。斯かる目的のため
のPCAまたはPCA塩の配合量は、頭髪化粧料に対し、0.1
〜10%、特に0.1〜8%が好ましい。
わない範囲でピロリドンカルボン酸またはその塩(以下
PCAまたはPCA塩と略する)、各種油脂類、防腐剤、香
料、水などを添加することができる。このうち、(D)
PCAまたはPCA塩の添加は、本発明の頭髪化粧料の長期安
定性を向上させるため特に好ましい。斯かる目的のため
のPCAまたはPCA塩の配合量は、頭髪化粧料に対し、0.1
〜10%、特に0.1〜8%が好ましい。
本発明の頭髪化粧料は次のいずれかの方法により製造
した場合に、より本発明の効果が奏される。
した場合に、より本発明の効果が奏される。
陽イオン性界面活性剤を主成分としたヘアーリンス原
料液にヒアルロン酸またはその塩を添加すれば不溶性の
沈澱物を生じることは前述のとおりであるが、一度沈澱
物が生じた後に(C)成分を添加しても沈澱物を完全に
消失させることは困難である。従って本発明の頭髪化粧
料は、 (C)親水性非イオン性界面活性剤または両性界面活
性剤と(A)陽イオン性界面活性剤とからなる混合物
に、(B)ヒアルロン酸またはその塩の添加する方法、 (C)親水性非イオン性界面活性剤または両性界面活
性剤と(B)ヒアルロン酸またはその塩とからなる混合
物に、(A)陽イオン性界面活性剤を添加・混合する方
法、 (A)陽イオン性界面活性剤、(B)ヒアルロン酸ま
たはその塩および(C)親水性非イオン性界面活性剤ま
たは両性界面活性剤の3成分を同時に混合する方法のい
ずれかにより製造するのが好ましい。
料液にヒアルロン酸またはその塩を添加すれば不溶性の
沈澱物を生じることは前述のとおりであるが、一度沈澱
物が生じた後に(C)成分を添加しても沈澱物を完全に
消失させることは困難である。従って本発明の頭髪化粧
料は、 (C)親水性非イオン性界面活性剤または両性界面活
性剤と(A)陽イオン性界面活性剤とからなる混合物
に、(B)ヒアルロン酸またはその塩の添加する方法、 (C)親水性非イオン性界面活性剤または両性界面活
性剤と(B)ヒアルロン酸またはその塩とからなる混合
物に、(A)陽イオン性界面活性剤を添加・混合する方
法、 (A)陽イオン性界面活性剤、(B)ヒアルロン酸ま
たはその塩および(C)親水性非イオン性界面活性剤ま
たは両性界面活性剤の3成分を同時に混合する方法のい
ずれかにより製造するのが好ましい。
添加・混合処理時における処理温度は、25℃〜90℃が
適当である。
適当である。
その他、添加・混合処理において特別の方法を用いる
必要はない。
必要はない。
次に、試験例および実施例を挙げて本発明を説明す
る。
る。
〈試験例 1〉 以下の2点、 (A)陽イオン性界面活性剤に(B)ヒアルロン酸
塩を混合する際の不溶性の沈澱物の生成に関して、成分
(C)を加えた場合の抑制効果、 上記の処方に(D)ピロリドンカルボン酸ナトリ
ウム(以下PCANaと略する)を加えた場合の、温度変化
に対する安定性への効果、 について、以下の方法で試験を行った。各含有率は、処
方後の試験溶液に対する重量%である。
塩を混合する際の不溶性の沈澱物の生成に関して、成分
(C)を加えた場合の抑制効果、 上記の処方に(D)ピロリドンカルボン酸ナトリ
ウム(以下PCANaと略する)を加えた場合の、温度変化
に対する安定性への効果、 について、以下の方法で試験を行った。各含有率は、処
方後の試験溶液に対する重量%である。
試験法1:(A)陽イオン性界面活性剤(PCANaを添加す
る試験においては、陽イオン性界面活性剤およびPCAN
a)の水溶液に60℃でヒアルロン酸ナトリウム(0.05
%)と成分(C)の水溶液を加え、試験溶液とする。こ
のもの100mlを密閉型試料容器に入れ、25℃で恒温槽内
に放置し、2ヶ月後肉眼で観察・評価した。結果を表1
に示す。
る試験においては、陽イオン性界面活性剤およびPCAN
a)の水溶液に60℃でヒアルロン酸ナトリウム(0.05
%)と成分(C)の水溶液を加え、試験溶液とする。こ
のもの100mlを密閉型試料容器に入れ、25℃で恒温槽内
に放置し、2ヶ月後肉眼で観察・評価した。結果を表1
に示す。
試験法2: 上記、試験法1と同様に調整した試験溶液10
0mlを密閉型試料容器に入れ、25℃で12時間、次いで5
℃で12時間の放置を繰り返し、2ケ月後に25℃で観察・
評価した。
0mlを密閉型試料容器に入れ、25℃で12時間、次いで5
℃で12時間の放置を繰り返し、2ケ月後に25℃で観察・
評価した。
結果を同じく表2に示す。
尚、表中 ○は均一溶液、△はわずかに沈澱物あり、
×は不溶性の沈澱物あり、−は試験せず、を示す。
×は不溶性の沈澱物あり、−は試験せず、を示す。
〈試験例2〉 (A)陽イオン性界面活性剤(含有率1%)、(B)ヒ
アルロン酸ナトリウム(分子量110万、含有率0.05
%)、および成分(C)(含有率3%)を処方する際の
混合順序について以下の4法を比較した。尚、陽イオン
性界面活性剤としては塩化ステアリルトリメチルアンモ
ニウムを、成分(C)としてはポリオキシエチレン(60
モル)硬化ヒマシ油を使用した。
アルロン酸ナトリウム(分子量110万、含有率0.05
%)、および成分(C)(含有率3%)を処方する際の
混合順序について以下の4法を比較した。尚、陽イオン
性界面活性剤としては塩化ステアリルトリメチルアンモ
ニウムを、成分(C)としてはポリオキシエチレン(60
モル)硬化ヒマシ油を使用した。
1法: (A)陽イオン性界面活性剤の水溶液に、別途
調製した、(B)ヒアルロン酸ナトリウムと成分(C)
の混合水溶液を加え、撹拌混合した。
調製した、(B)ヒアルロン酸ナトリウムと成分(C)
の混合水溶液を加え、撹拌混合した。
2法: (A)陽イオン性界面活性剤の水溶液に、まず
成分(C)を加え、次いで(B)ヒアルロン酸ナトリウ
ムの水溶液を加えて、撹拌混合した。
成分(C)を加え、次いで(B)ヒアルロン酸ナトリウ
ムの水溶液を加えて、撹拌混合した。
3法: (A)陽イオン性界面活性剤の水溶液に、まず
(B)ヒアルロン酸ナトリウムの水溶液を加え、次いで
成分(C)を加えて、撹拌混合した。
(B)ヒアルロン酸ナトリウムの水溶液を加え、次いで
成分(C)を加えて、撹拌混合した。
4法: (A)陽イオン性界面活性剤の水溶液、(B)
ヒアルロン酸ナトリウムおよび成分(C)の水溶液を同
時に加えて、撹拌混合した。
ヒアルロン酸ナトリウムおよび成分(C)の水溶液を同
時に加えて、撹拌混合した。
結果: 1法、2法および4法では、ともに良好な均一
溶液が得られ、不溶性の沈澱は観察されなかった。しか
し、3法では混合直後に不溶性の沈澱が生じ、長時間撹
拌を続けても一部消失せずに残った。従って、実際ヘア
ーリンスを製造する場合には1法、2法もしくは4法が
適している。
溶液が得られ、不溶性の沈澱は観察されなかった。しか
し、3法では混合直後に不溶性の沈澱が生じ、長時間撹
拌を続けても一部消失せずに残った。従って、実際ヘア
ーリンスを製造する場合には1法、2法もしくは4法が
適している。
次に、本発明ヘアーリンスの処方例を以下実施例1〜
6に示す。各成分の含有率は重量%である。また、製造
方法は次のA法もしくはB法によった。
6に示す。各成分の含有率は重量%である。また、製造
方法は次のA法もしくはB法によった。
A法: 成分〜をの一部に80℃で溶解したもの
と、別途80℃で混合した成分〜とを混合し撹拌溶解
する。このものを60℃に冷却した後、成分、をの
残りに60℃で溶解したものを加え、撹拌混合する。つぎ
に、55℃で成分を加え、ヘアーリンスとした。
と、別途80℃で混合した成分〜とを混合し撹拌溶解
する。このものを60℃に冷却した後、成分、をの
残りに60℃で溶解したものを加え、撹拌混合する。つぎ
に、55℃で成分を加え、ヘアーリンスとした。
B法: 成分〜およびをの一部に80℃で溶解し
たものと、別途80℃で混合した成分〜とを混合し撹
拌溶解する。このものを60℃に冷却した後、成分を
の残りに60℃で溶解したものを加え、撹拌混合する。つ
ぎに、55℃で成分を加え、ヘアーリンスとした。
たものと、別途80℃で混合した成分〜とを混合し撹
拌溶解する。このものを60℃に冷却した後、成分を
の残りに60℃で溶解したものを加え、撹拌混合する。つ
ぎに、55℃で成分を加え、ヘアーリンスとした。
〈実施例1〉 成分 塩化ステアリルトリメチルアンモニウ ム 7.0% 成分 メチルパラペン 0.1% 成分 PCANa 2.0% 成分 ポリオキシエチレン(2モル)オレイ ルエーテル 2.0% 成分 グリセリンモノステアレート 1.0% 成分 モノステアリン酸エチレングリコール 2.0% 成分 スクワラン 1.0% 成分 ヒアルロン酸ナトリウム 0.5% 成分 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒ マシ油 9.0% 成分 香料 0.1% 成分 精製水 残部 製造方法 A法 〈実施例2〉 成分 塩化セチルトリメチルアンモニウム 1.0 % 成分 メチルパラベン 0.1 % 成分 PCANa 0.4 % 成分 ポリオキシエチレン(2モル)オレイ ルエーテル 4.0 % 成分 グリセリンモノステアレート 2.0 % 成分 モノステアリン酸エチレングリコール 2.0 % 成分 スクワラン 1.0 % 成分 ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 % 成分 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビ タンモノオレエート 1.3 % 成分 香料 0.1 % 成分 精製水 残部 製造方法 A法 〈実施例3〉 成分 塩化ステアリルトリメチルアンモニウ ム 1.5 % 成分 メチルパラペン 0.1 % 成分 PCANa 2.0 % 成分 ポリオキシエチレン(2モル)オレイ ルエーテル 5.0 % 成分 グリセリンモノステアレート 4.0 % 成分 モノステアリン酸エチレングリコール 1.0 % 成分 スクワラン − 成分 ヒアルロン酸ナトリウム 0.05% 成分 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒ マシ油 3.0 % 成分 香料 0.1 % 成分 精製水 残部 製造方法 A法 〈実施例4〉 成分 塩化ステアリルトリメチルアンモニウ ム 1.5 % 成分 メチルパラベン 0.1 % 成分 PCANa 2.0 % 成分 ポリオキシエチレン(2モル)オレイ ルエーテル 5.0 % 成分 グリセリンモノステアレート 4.0 成分 モノステアリン酸エチレングリコール 1.0% 成分 スクワラン − 成分 ヒアルロン酸ナトリウム 0.05% 成分 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒ マシ油 3.0% 成分 香料 0.1% 成分 精製水 残部 製造方法 B法 〈実施例5〉 成分 塩化ステアリルトリメチルアンモニウ ム 7.0% 成分 メチルパラベン 0.1% 成分 PCANa 2.0% 成分 ポリオキシエチレン(2モル)オレイ ルエーテル 1.0% 成分 グリセリンモノステアレート 1.0% 成分 モノステアリン酸エチレングリコール 2.0% 成分 スクワラン 1.0% 成分 ヒアルロン酸ナトリウム 0.5% 成分 2−アルキル−N−カルボキシメチル −N−ヒドロキシエチルイミダゾリニ ウムベタイン 15 % 成分 香料 0.1% 成分 精製水 残部 製造方法 A法 〈実施例6〉 成分 塩化セチルトリメチルアンモニウム 1.0 % 成分 メチルパラベン 0.1 % 成分 PCANa 0.4 % 成分 ポリオキシエチレン(2モル)オレイ ルエーテル 3.0 % 成分 グリセリンモノステアレート 2.0 % 成分 モノステアリン酸エチレングリコール 2.0 % 成分 スクワラン 1.0 % 成分 ヒアルロン酸ナトリウム 0.05% 成分 2−アルキル−N−カルボキシメチル −N−ヒドロキシエチルイミダゾリニ ウムベタイン 1.5 % 成分 香料 0.1 % 成分 精製水 残部 製造方法 A法 〈試験例3〉 前記実施例3において製造したヘアーリンスについ
て、以下の方法でヒアルロン酸無配合品(ヒアルロン酸
を配合しない点以外は実施例3と同様の処方)との使用
感比較テストを行った。
て、以下の方法でヒアルロン酸無配合品(ヒアルロン酸
を配合しない点以外は実施例3と同様の処方)との使用
感比較テストを行った。
対象:年令18才〜45才(平均33才)の男女48名(女性31
名、男性17名) 方法:2種類のサンプルについて片方2週間ずつ合計4週
間の使用テストを行い、次の質問項目について比較評価
を行った。結果を表3に示す。
名、男性17名) 方法:2種類のサンプルについて片方2週間ずつ合計4週
間の使用テストを行い、次の質問項目について比較評価
を行った。結果を表3に示す。
尚、表中回答Aは実施例3のヘアーリンスをよいとし
たもの、回答Bはどちらともいえないとしたもの、回答
Cは非配合品をよいとしたもの、である。
たもの、回答Bはどちらともいえないとしたもの、回答
Cは非配合品をよいとしたもの、である。
以上のように、本発明のヘアーリンスは比較品に比
べ、優れた使用感を示した。特に、パサつかずしっとり
しなやかな点およびつやの点において大きな長所が見出
せた。
べ、優れた使用感を示した。特に、パサつかずしっとり
しなやかな点およびつやの点において大きな長所が見出
せた。
本発明により、従来ヒアルロン酸またはその塩を含有
する頭髪化粧料を製造しようとする場合に障害となって
いた不溶性の沈澱物の生成の問題を解決することが可能
となり、ヒアルロン酸またはその塩を含有し、優れた使
用感および頭髪保護作用を有する頭髪化粧料の提供が可
能となった。
する頭髪化粧料を製造しようとする場合に障害となって
いた不溶性の沈澱物の生成の問題を解決することが可能
となり、ヒアルロン酸またはその塩を含有し、優れた使
用感および頭髪保護作用を有する頭髪化粧料の提供が可
能となった。
Claims (3)
- 【請求項1】次の成分(A)、(B)および(C)、 (A)陽イオン性界面活性剤 0.2〜15重量% (B)ヒアルロン酸またはその塩 0.01〜5重量% (C)親水性非イオン性界面活性剤または両性界面活性
剤 1.5〜15重量% を含有する頭髪化粧料。 - 【請求項2】次の成分(A)、(B)、(C)および
(D)、 (A)陽イオン性界面活性剤 0.2〜15重量% (B)ヒアルロン酸またはその塩 0.01〜5重量% (C)親水性非イオン性界面活性剤または両性界面活性
剤 1.5〜15重量% (D)ピロリドンカルボン酸またはその塩 を含有する頭髪化粧料。 - 【請求項3】頭髪化粧料がヘアーリンスである請求項1
もしくは請求項2記載の頭髪化粧料。
Priority Applications (1)
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JP63047017A JP2627421B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 頭髪化粧料およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP63047017A JP2627421B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 頭髪化粧料およびその製造法 |
Publications (2)
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JP2627421B2 true JP2627421B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=12763409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP63047017A Expired - Lifetime JP2627421B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 頭髪化粧料およびその製造法 |
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JP (1) | JP2627421B2 (ja) |
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-
1988
- 1988-02-29 JP JP63047017A patent/JP2627421B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH01221308A (ja) | 1989-09-04 |
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