JP4963262B2 - Icタグホルダの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、カード形のICタグを保持可能であると共に、そのICタグにて管理される管理対象物のうち貫通孔を有した板状の壁部に取り付け可能なICタグホルダの取付構造に関する。
従来の種のICタグホルダの取付構造として、図12(B)に示すように、コンテナー1の側壁2のうち四方をリブ3で囲まれたリブ包囲部屋1Zの内側に枠形状のICタグホルダ4を配置し、そのリブ包囲部屋1Zの下辺のリブ3から上方に1対のホルダ固定突片5,5とコンテナー1の側壁2との間でICタグホルダ4の下辺部分を挟み、コンテナー1の側壁2から突出した係止突起6(図12(A)参照)をICタグホルダ4の下辺部分に係止したものが知られている。また、このICタグホルダ4では、カード形のICタグ8をコンテナー1の側壁2との間に挟んで保持することができる(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−22244号公報(第1図、第4図)
しかしながら、上記した従来のICタグホルダ4の取付構造では、コンテナー1の側壁2がICタグ8の後面全体に密着してICタグ8の無線性能を低下させていた。また、コンテナー1のうちホルダ固定突片5,5を有したリブ3とICタグホルダ4の下面全体との間に水やゴミが溜まり易く、それら水やゴミがICタグ8の無線性能低下の原因になり得た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ICタグの無線性能を良好な状態に維持してそのICタグを管理対象物に取り付け可能なICタグホルダの取付構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るICタグホルダの取付構造は、カード形のICタグを保持可能なICタグホルダを、そのICタグにて管理される管理対象物のうち貫通孔を有した板状の壁部に取り付けるためのICタグホルダの取付構造であって、ICタグホルダに、ICタグを四方から囲む4つの帯板を接合してなると共にそれら帯板の幅方向でもある前後方向でICタグの前面及び後面を露出した状態にしてICタグを収容可能なタグ収容枠と、タグ収容枠の対向辺間に差し渡された連絡壁、又は、タグ収容枠から内側に張り出してICタグの縁部のみに対向するタグ係止壁の何れか又はそれらの両方で構成され、タグ収容枠内でICタグを前後方向で挟持する複数のタグ前後保持部材と、タグ収容枠から後方に向かって突出し、管理対象物の壁部に突き当てられる当接脚部と、タグ収容枠から後方に向かって突出し、貫通孔に挿入される1対の可撓片と、それら1対の可撓片の先端部に設けられ、両可撓片の対向方向への弾性変形を経て貫通孔を通過し、管理対象物の壁部を挟んで当接脚部と反対側から貫通孔の縁部に係止する1対の係止突部とを備え、係止突部が貫通孔の縁部に係止した状態で、タグ収容枠の一部が可撓片により管理対象物の壁部側に引っ張られて弾性変形した状態に維持されるように構成したところに特徴を有する。
請求項の発明に係るICタグホルダの取付構造は、カード形のICタグを保持可能なICタグホルダを、そのICタグにて管理される管理対象物のうち貫通孔を有した板状の壁部に取り付けるためのICタグホルダの取付構造であって、ICタグホルダに、ICタグを四方から囲む4つの帯板を接合してなると共にそれら帯板の幅方向でもある前後方向でICタグの前面及び後面を露出した状態にしてICタグを収容可能なタグ収容枠と、タグ収容枠の対向辺間に差し渡された連絡壁、又は、タグ収容枠から内側に張り出してICタグの縁部のみに対向するタグ係止壁の何れか又はそれらの両方で構成され、タグ収容枠内でICタグを前後方向で挟持する複数のタグ前後保持部材と、タグ収容枠から後方に向かって突出し、管理対象物の壁部に突き当てられる当接脚部と、タグ収容枠から後方に向かって突出し、貫通孔に挿入される1対の可撓片と、それら1対の可撓片の先端部に設けられ、両可撓片の対向方向への弾性変形を経て貫通孔を通過し、管理対象物の壁部を挟んで当接脚部と反対側から貫通孔の縁部に係止する1対の係止突部とを備え、当接脚部を管理対象物の壁部に当接させかつタグ収容枠を管理対象物の壁部側に近づけるように撓ませることを条件にして係止突部が貫通孔を通過し、かつ、タグ収容枠が弾性変形していない自然状態に戻って係止突部が貫通孔の縁部に係止するように構成したところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載のICタグホルダの取付構造において、係止突部が貫通孔の縁部に係止した状態で、両可撓片の弾発力により、両可撓片の側面が貫通孔の内面に押し付けられた状態に保持されるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載のICタグホルダの取付構造において、タグ収容枠は長方形をなし、そのタグ収容枠における4つの角部のL字形の壁部を後方に延長して当接脚部を構成すると共に、タグ収容枠の長手方向の中間の2箇所でタグ収容枠の対向辺間に1対の連絡壁を差し渡し、それら1対の連絡壁から後方に1対の可撓片を突出させたところに特徴を有する。
請求項1〜4の発明に係るICタグホルダを管理対象物に取り付けるには、ICタグホルダのうちタグ収容枠から後方に突出した1対の可撓片を管理対象物の壁部に形成された貫通孔に挿入すると共に、同じくタグ収容枠から後方に突出した当接脚部を管理対象物の壁部に突き当てる。すると、1対の可撓片の先端部に設けられた係止突部が、それら可撓片の弾性変形を経て貫通孔を通過し、管理対象物の壁部を挟んで当接脚部と反対側から貫通孔の縁部に係止する。このように本発明のICタグホルダでは、当接脚部及び係止突部を管理対象物の壁部に当接させ、ICタグを収容したタグ収容枠を管理対象物の壁部から離すことができるので、従来のものに比べ、ICタグホルダと管理対象物の壁部との間に水やゴミを溜まり難くすることができ、ICタグの無線性能を良好な状態に維持することができる。また、本発明のICタグホルダでは、タグ収容枠内に収容されたICタグが、そのタグ収容枠の対向辺間に差し渡された連絡壁と、タグ収容枠から内側に張り出してICタグの縁部のみに対向するタグ係止壁により保持されるので、ICタグの前面及び後面の大部分をタグ収容枠の前後方向に露出させることができる。これにより、従来のように管理対象物の壁部がICタグの後面全体に密着するものに比べて、ICタグの無線性能を良好な状態に維持することができる。
また、請求項の発明に係るICタグホルダの取付構造では、係止突部が貫通孔の縁部に係止してタグ収容枠が弾性変形した状態に維持されるので、ICタグホルダの管理対象物に対するガタつきを防ぐことができる。
また、請求項の発明に係るICタグホルダの取付構造では、当接脚部を管理対象物の壁部に当接させかつタグ収容枠を管理対象物の壁部側に近づけるように撓ませることを条件にして係止突部が貫通孔を通過するので、タグ収容枠が自然状態に戻って係止突部が貫通孔の縁部に係止したときには、それら係止突部と貫通孔の縁部との間のクリアランスが小さくなる。これにより、ICタグホルダの管理対象物に対するガタつきを防ぐことができる。
請求項の発明に係るICタグホルダの取付構造では、係止突部が貫通孔の縁部に係止した状態で、1対の可撓片の弾発力により、それら1対の可撓片が貫通孔の内面に押し付けられた状態に保持されることで、ICタグホルダの管理対象物に対するガタつきを抑えることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図に基づいて説明する。本実施形態のICタグ90は、図1に示されており、RFID(Radio Frequency Identification)とも呼ばれ、情報と共に電力を無線で受け、それに対して情報を無線返信する。その無線の周波数帯域は、例えば、860〜960[Mhz]のUHF帯域が使用されている。また、このICタグ90は、横長長方形の回路基盤91に、例えば、コイルアンテナ92とICチップ93と実装して樹脂フィルム94でラミネートしてなり、全体が横長のカード形状になっている。
図1には、上記したICタグ90にて管理される管理対象物の一例としてのコンテナー80の一部が示されている。このコンテナー80は、上面開放の箱形になっており、開口面積が上方に向かうに従って大きくなるように側壁81が傾斜している(図4(A)参照)。また、側壁81の上端部及び上下方向の中間部から水平方向側方に向けて環状リブ82A,82Aが張り出され、それら環状リブ82A,82Aの間に複数の縦リブ82Bが差し渡されている。そして、側壁81のうち四方を環状リブ82Aと縦リブ82Bとによって囲まれたリブ包囲部屋80Zの奥部に、四角形の複数の貫通孔83が横並びに形成されている。なお、図4(A)に示すように環状リブ82A及び縦リブ82Bの先端面は面一でかつ鉛直方向と平行になっている。
図1に示すように、本実施形態のICタグホルダ10は、ICタグ90を収容可能な横長矩形のタグ収容枠11を備えている。また、図3(A)に示すように、タグ収容枠11は、コンテナー80のリブ包囲部屋80Z内に収容可能な大きさになっている。以下、ICタグ90及びタグ収容枠11において、長手方向でもある横方向を「横方向X」、短手方向でもある縦方向を「縦方向Y」、厚さ方向でもある前後方向を「前後方向Z」と呼ぶこととし、ICタグホルダ10の構造の詳細について説明する。
図1に示すように、タグ収容枠11のうち1対の長辺を構成する長辺構成壁11L,11Lは、帯板状になっており、それらの板厚方向が長辺構成壁11L,11L同士の互いの対向方向(縦方向Y)を向いている。これと同様に、タグ収容枠11のうち1対の短辺を構成する短辺構成壁11S,11Sの板厚方向は、短辺構成壁11S,11S同士の対向方向(横方向X)を向いている。そして、タグ収容枠11の4つの角部において長辺構成壁11Lと短辺構成壁11Sとが直交してなるL字形の壁部を後方に延長して4つの本発明に係る当接脚部19が形成されている。
図2(B)に示すように、各当接脚部19の先端面19AはL字形の平坦面になっている。そして、全ての当接脚部19の先端面19Aが面一になっている。また、図4(A)に示すように、当接脚部19の先端面19Aは、タグ収容枠11の前面に対して傾斜している。より詳細には、当接脚部19の先端面19Aは、下方に向かうに従ってタグ収容枠11の前面から離れるように傾斜しており、その傾斜角は、コンテナー80の側壁81の鉛直方向に対する傾斜角と略同一になっている。そして、図4(B)に示すように、当接脚部19側からICタグホルダ10をリブ包囲部屋80Z内に収容して先端面19Aを側壁81に当接させると、タグ収容枠11の前面と環状リブ82A及び縦リブ82Bの先端面とが平行になる。
図1に示すように、タグ収容枠11のうち1対の長辺構成壁11L,11Lの間には、連絡壁14,14(本発明の「タグ前後保持部材」に相当する)が差し渡されている。それら連絡壁14,14は、上下方向に延びた帯板状になっており、その板厚方向がタグ収容枠11の前後方向Zを向いている。また、連絡壁14,14は、タグ収容枠11の内面における後端縁に配置されて、タグ収容枠11内のICタグ90がタグ収容枠11の後方に離脱することを防いでいる。
下側の長辺構成壁11Lと両短辺構成壁11S,11Sとが交差する角部には、下端側タグ係止壁12,12(本発明の「タグ前後保持部材」に相当する)が形成されている。各下端側タグ係止壁12は、タグ収容枠11の内面における前端縁から内側に張り出して短辺構成壁11Sと長辺構成壁11Lとの間を接続し、ICタグ90の縁部のみに対向するようになっている。
上側の長辺構成壁11Lのうち長手方向の中央には、上端側タグ係止壁13(本発明の「タグ前後保持部材」に相当する)が形成されている。上端側タグ係止壁13は、長辺構成壁11Lの内面における前端縁から内側に張り出し、ICタグ90の縁部のみに対向するようになっている。また、上端側タグ係止壁13のうち連絡壁14と反対側を向いた前面は、先端に向かうに従って後面側に接近するように傾斜したタグ案内面13A(図4(A)参照)になっている。
図2(B)に示すように両連絡壁14,14の後面からは後方に向けて可撓片15,15が突出形成されている。それら可撓片15,15は、タグ収容枠11の横方向Xで対向しかつその対向方向で弾性変形可能になっている。また、図4(A)に示すように、各可撓片15は、当接脚部19の先端面19Aより後方に突出している。そして、図4(B)に示すように、当接脚部19の先端面19Aをコンテナー80の側壁81の外面に当接させた状態で、可撓片15,15の先端部がコンテナー80における1対の貫通孔83,83を貫通する。
図5に示すように両可撓片15,15のうち互いに反対方向を向いた外側面15S,15S同士の間隔L1は、コンテナー80における複数の貫通孔83のうち可撓片15,15がそれぞれ挿入される1対の貫通孔83,83の間で最も離れた内側面83S,83S同士の間隔L2(図1参照)と略同一になっている。また、図4(A)に示すように、各可撓片15の縦方向Yの寸法は、各貫通孔83の縦方向Yの開口幅と略同一になっている。
なお、図2(B)に示すように、可撓片15,15のうち互いの対向面と連絡壁14との間は、補強リブ15Lによって接続されている。また、各可撓片15の先端部のうち縦方向Yの両端部には、後方に向かうに従って互いに接近するように傾斜した上下テーパー面16C,16Cが形成されている。
図5に示すように両可撓片15,15の先端部には、それら両可撓片15,15から相反する方向に向かって係止突部16,16が突出形成されている。各係止突部16のうちタグ収容枠11側には係止面16Bが係止され、タグ収容枠11と反対側には係止ガイド面16Aが形成されている。係止面16Bは、当接脚部19の先端面19Aと平行になっており、係止ガイド面16Aは、係止突部16の先端に向かうに従って係止面16B側に接近するように傾斜している。また、図6(B)に示すように、係止面16Bと当接脚部19の先端面19Aとの間隔t1は、コンテナー80の側壁81の板厚t2と略同一になっている。そして、当接脚部19の先端面19Aをコンテナー80の側壁81の外面に当接させた状態で、係止突部16の係止面16Bが側壁81の内面における所定の1対の貫通孔83,83の縁部に係止する。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。図1に示したICタグ90をICタグホルダ10のタグ収容枠11に収容するには、タグ収容枠11の斜め上方前側からICタグ90を傾けてその下端部を下端側タグ係止壁12,12と連絡壁14,14との間に差し込む。そして、ICタグ90の後面側上縁部をタグ案内面13Aに押し付ける。すると、上側の長辺構成壁11Lが上方に撓み、ICタグ90がタグ収容枠11内に収まったところで、長辺構成壁11Lが復元して上端側タグ係止壁13がICタグ90の上縁部に前側から係止し、図2(A)及び図2(B)に示すように、ICタグ90がタグ収容枠11内に収容された状態に保持される。
ICタグ90を保持したICタグホルダ10をコンテナー80に取り付けるには、可撓片15,15側からICタグホルダ10をリブ包囲部屋80Z内に挿入する。すると、両可撓片15,15の先端部の係止突部16,16における係止ガイド面16A,16Aが、リブ包囲部屋80Zにおける1対の貫通孔83,83の縁部に当接する。この状態でICタグホルダ10を押し込むと、各係止ガイド面16Aと各貫通孔83の開口縁とが摺接して、図6(A)に示すように、可撓片15,15が互いに接近するように弾性変形する。そして、それら可撓片15,15の先端部の係止突部16,16が貫通孔83を通過したところで、可撓片15,15が弾性復元して各係止突部16の係止面16Bが貫通孔83の縁部にコンテナー80の内側から係止すると共に、当接脚部19の先端面19Aがコンテナー80の外面に当接する。
詳細には、本実施形態のICタグホルダ10では、可撓片15をコンテナー80の貫通孔83に挿入する際に、図6(A)に示すように可撓片15が撓むことで係止突部16が、挿入方向に対して若干後退すると、係止突部16が貫通孔83を通過する前に、当接脚部19の先端面19Aがコンテナー80の側壁81に当接する。そこで、タグ収容枠11をコンテナー80の側壁81に近づけるように撓ませると係止突部16が貫通孔83を通過する。そして、図6(B)及び図7に示すように、可撓片15が自然状態に戻り、係止突部16の係止面16Bが貫通孔83の縁部に係止する。この状態で、タグ収容枠11が自然状態に戻り、係止突部16が係止突部16と貫通孔83の縁部との間のクリアランスが小さくなる。これによりICタグホルダ10のコンテナー80に対する取り付けが完了する(図3(A)及び図3(B)参照)。
ICタグホルダ10がコンテナー80に取り付けられると、ICタグホルダ10のうち両可撓片15,15における縦方向Yの両端面と貫通孔83の内面とにより、ICタグホルダ10がコンテナー80に対して縦方向Yで位置決めされ、図4(B)に示すように、リブ包囲部屋80Zにおける上下の環状リブ82A,82AとICタグホルダ10のタグ収容枠11と間に隙間が確保される。また、図5に示すように、ICタグホルダ10のうち両可撓片15,15における互いに反対方向を向いた外側面15S,15Sと、コンテナー80のうち1対の貫通孔83,83における最も離れた内側面83S,83Sとにより、ICタグホルダ10がコンテナー80に対して横方向Xで位置決めされ、リブ包囲部屋80Zにおける左右の縦リブ82B,82BとICタグホルダ10のタグ収容枠11と間に隙間が確保される。さらに、当接脚部19と側壁81との当接により、ICタグホルダ10のタグ収容枠11とコンテナー80の側壁81との間に空間が確保される。
このように本実施形態のICタグホルダ10では、当接脚部19及び係止突部16をコンテナー80の側壁81に当接させ、ICタグ90を収容したタグ収容枠11をコンテナー80の側壁81、環状リブ82A及び縦リブ82Bから離すことができるので、従来のものに比べ、ICタグホルダ10とコンテナー80との間に水やゴミを溜まり難くすることができ、ICタグ90の無線性能を良好な状態に維持することができる。また、本実施形態のICタグホルダ10では、タグ収容枠11内に収容されたICタグ90が、そのタグ収容枠11の対向辺間に差し渡された連絡壁14,14と、タグ収容枠11から内側に張り出してICタグ90の縁部のみに対向する下端側タグ係止壁12及び上端側タグ係止壁13により保持されるので、ICタグ90の前面及び後面の大部分をタグ収容枠11の前後方向に露出させることができる。これにより、従来のようにコンテナーの壁部がICタグの後面全体に密着するものに比べて、ICタグ90の無線性能を良好な状態に維持することができる。
また、本実施形態のICタグホルダ10では、当接脚部19をコンテナー80の側壁81に当接させかつタグ収容枠11をコンテナー80の側壁81側に近づけるように撓ませることを条件にして係止突部16が貫通孔83を通過するので、タグ収容枠11が自然状態に戻って係止突部16が貫通孔83の縁部に係止したときには、それら係止突部16と貫通孔83の縁部との間のクリアランスが小さくなる。これにより、ICタグホルダ10のコンテナー80に対するガタつきを防ぐことができる。
[第実施形態]
本実施形態のICタグホルダ10Wは、図に示されており、当接脚部19の先端面19Aと係止面16Bとの間隔t1が、コンテナー80の側壁81の板厚t2より若干小さくなっている点のみが第2実施形態と異なる。
上記した構成により、本実施形態のICタグホルダ10Wでは、当接脚部19をコンテナー80の側壁81に当接させかつタグ収容枠11をコンテナー80の側壁81に近づけるように撓ませることを条件にして係止突部16が貫通孔83を通過する。そして、係止突部16が貫通孔83の縁部に係止した状態で、タグ収容枠11の一部が可撓片15,15によりコンテナー80の側壁81側に引っ張られて弾性変形した状態に維持される。これにより、ICタグホルダ10Wのコンテナー80に対するガタつきが抑えられる。
[第実施形態]
本実施形態のICタグホルダ10Yは、図に示されており可撓片15,15における互いに反対方向を向いた外側面15S,15S同士の間隔L1が、それら可撓片15,15が挿入される1対の貫通孔83,83の間で最も離れた内側面83S,83S同士の間隔L2(図1参照)より若干小さくなっており、かつ、当接脚部19の先端面19Aと係止面16Bとの間隔が、コンテナー80の側壁81の板厚より若干小さくなっている点が第1実施形態と異なる。これにより、ICタグホルダ10Yがコンテナー80に取り付けられた状態では、タグ収容枠11及び可撓片15,15が共に弾性変形した状態に維持され、コンテナー80に対するガタつきが抑えられる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1〜第の実施形態では、係止突部16,16が可撓片15,15の先端部から相反する方向に突出していたが、図10に示すように、可撓片15,15の先端部から互いに接近する方向に係止突部16,16を突出させてもよい。
(2)前記第1〜第の実施形態では、複数の当接脚部19が1対の可撓片15,15を間に挟んだタグ収容枠11の両端部に配置されていたが、図11に示すように、1対の可撓片15,15をタグ収容枠11の両端部に配置し、それら可撓片15,15の間に当接脚部19Vを設けてもよい。
(3)また、前記第1〜第の実施形態では当接脚部19が複数備えられていたが、例えば、図11に示すように、1対の可撓片15,15の間に1つの当接脚部19Vを設けた構成にしてもよい。
(4)前記第1実施形態ではICタグホルダ10が管理対象物としてのコンテナー80に取り付けられる場合を例示したが、本発明に係るICタグホルダが取り付けられる管理対象物はコンテナーに限定されるものではなく、例えば、パレットや搬送台車等であってもよい。
本発明の第1実施形態に係るICタグ及びICタグホルダの斜視図 ICタグを保持した状態のICタグホルダの斜視図 ICタグホルダをコンテナーに取り付けた状態の斜視図 ICタグホルダとコンテナーの側断面図 ICタグホルダとコンテナーの平断面図 ICタグホルダとコンテナーの一部を拡大した平断面図 ICタグホルダとコンテナーの平断面図 第2実施形態のICタグホルダとコンテナーの平断面図 第3実施形態のICタグホルダとコンテナーの平断面図 変形例に係るICタグホルダとコンテナーの平断面図 変形例に係るICタグホルダとコンテナーの平断面図 従来のICタグホルダの斜視図
10,10W,10Y ICタグホルダ
11 タグ収容枠
12 下端側タグ係止壁(タグ前後保持部材)
13 上端側タグ係止壁(タグ前後保持部材)
14 連絡壁(タグ前後保持部材)
15 可撓片
16 係止突部
16A 係止ガイド面
16B 係止面
19 当接脚部
19A 先端面
80 コンテナー(管理対象物)
80Z リブ包囲部屋
81 側壁(壁部)
83 各貫通孔
90 ICタグ

Claims (4)

  1. カード形のICタグを保持可能なICタグホルダを、そのICタグにて管理される管理対象物のうち貫通孔を有した板状の壁部に取り付けるためのICタグホルダの取付構造であって、
    前記ICタグホルダに、
    前記ICタグを四方から囲む4つの帯板を接合してなると共にそれら帯板の幅方向でもある前後方向で前記ICタグの前面及び後面を露出した状態にして前記ICタグを収容可能なタグ収容枠と、
    前記タグ収容枠の対向辺間に差し渡された連絡壁、又は、前記タグ収容枠から内側に張り出して前記ICタグの縁部のみに対向するタグ係止壁の何れか又はそれらの両方で構成され、前記タグ収容枠内で前記ICタグを前記前後方向で挟持する複数のタグ前後保持部材と、
    前記タグ収容枠から後方に向かって突出し、前記管理対象物の前記壁部に突き当てられる当接脚部と、
    前記タグ収容枠から後方に向かって突出し、前記貫通孔に挿入される1対の可撓片と、
    それら1対の可撓片の先端部に設けられ、前記両可撓片の対向方向への弾性変形を経て前記貫通孔を通過し、前記管理対象物の前記壁部を挟んで前記当接脚部と反対側から前記貫通孔の縁部に係止する1対の係止突部とを備え、
    前記係止突部が前記貫通孔の縁部に係止した状態で、前記タグ収容枠の一部が前記可撓片により前記管理対象物の前記壁部側に引っ張られて弾性変形した状態に維持されるように構成したことを特徴とするICタグホルダの取付構造。
  2. カード形のICタグを保持可能なICタグホルダを、そのICタグにて管理される管理対象物のうち貫通孔を有した板状の壁部に取り付けるためのICタグホルダの取付構造であって、
    前記ICタグホルダに、
    前記ICタグを四方から囲む4つの帯板を接合してなると共にそれら帯板の幅方向でもある前後方向で前記ICタグの前面及び後面を露出した状態にして前記ICタグを収容可能なタグ収容枠と、
    前記タグ収容枠の対向辺間に差し渡された連絡壁、又は、前記タグ収容枠から内側に張り出して前記ICタグの縁部のみに対向するタグ係止壁の何れか又はそれらの両方で構成され、前記タグ収容枠内で前記ICタグを前記前後方向で挟持する複数のタグ前後保持部材と、
    前記タグ収容枠から後方に向かって突出し、前記管理対象物の前記壁部に突き当てられる当接脚部と、
    前記タグ収容枠から後方に向かって突出し、前記貫通孔に挿入される1対の可撓片と、
    それら1対の可撓片の先端部に設けられ、前記両可撓片の対向方向への弾性変形を経て前記貫通孔を通過し、前記管理対象物の前記壁部を挟んで前記当接脚部と反対側から前記貫通孔の縁部に係止する1対の係止突部とを備え、
    前記当接脚部を前記管理対象物の前記壁部に当接させかつ前記タグ収容枠を前記管理対象物の前記壁部側に近づけるように撓ませることを条件にして前記係止突部が前記貫通孔を通過し、かつ、前記タグ収容枠が弾性変形していない自然状態に戻って前記係止突部が前記貫通孔の縁部に係止するように構成したことを特徴とするICタグホルダの取付構造。
  3. 前記係止突部が前記貫通孔の縁部に係止した状態で、前記両可撓片の弾発力により、前記両可撓片の側面が前記貫通孔の内面に押し付けられた状態に保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載のICタグホルダの取付構造。
  4. 前記タグ収容枠は長方形をなし、そのタグ収容枠における4つの角部のL字形の壁部を後方に延長して前記当接脚部を構成すると共に、前記タグ収容枠の長手方向の中間の2箇所で前記タグ収容枠の対向辺間に1対の前記連絡壁を差し渡し、それら1対の連絡壁から後方に1対の前記可撓片を突出させたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載のICタグホルダの取付構造。
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