JP2002249133A - 合成樹脂製パレット - Google Patents

合成樹脂製パレット

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JP2002249133A
JP2002249133A JP2001044870A JP2001044870A JP2002249133A JP 2002249133 A JP2002249133 A JP 2002249133A JP 2001044870 A JP2001044870 A JP 2001044870A JP 2001044870 A JP2001044870 A JP 2001044870A JP 2002249133 A JP2002249133 A JP 2002249133A
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JP
Japan
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synthetic resin
hole
pallet
resin pallet
girder
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JP2001044870A
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English (en)
Inventor
Koji Osaki
崎 宏 司 大
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Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーナ部の桁の上面に孔を設ける場合に、水
分や埃などが桁内に残存してしまうことのない合成樹脂
製パレットを提供する。 【解決手段】 上部デッキ部分4と下部デッキ部分6と
の突き合わせ面8を溶着することにより、中空密閉状の
桁10が画成される合成樹脂製パレット2において、前
記桁10の上面4aに孔14を設けるにあたり、一方の
開口端14aは前記桁10の上面に開口させるととも
に、他方の開口端14bは前記桁10の側面4bに開口
させ、これらの開口端14a、14bを略L字状の通路
14cで接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂製パレット
に関し、詳しくは、上部デッキ部分と下部デッキ部分と
の間を溶着により一体化して形成される合成樹脂製パレ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、木材の有効利用が叫ばれているこ
とに加えて、合成樹脂の秀でた効果に注目して、従来か
ら使用されてきた木製パレットに代えて、合成樹脂製パ
レットが広く使用されている。このような合成樹脂製の
パレットは、木製パレットに比べて、耐水性、洗浄性、
耐薬品性、軽量性などの点で優れ、さらには高強度であ
るという利点がある。
【0003】このような合成樹脂製のパレットの中に
は、上部デッキ部分と下部デッキ部分とを予め別体で成
形し、これら2つのデッキ部分を互いに突き合わせて溶
着して一体化するものがある。このような合成樹脂製パ
レットにおいては、2つのデッキ部分を溶着することに
より、両者の間に中空密閉状の桁が形成される。ところ
で、合成樹脂製パレットでは、フォーク差込口の上下に
位置するデッキ面に多数の孔が形成されることがある。
このように多数の孔を設ければ、軽量化が図れ排水性が
良くなるとともに、この孔を利用してカードホルダーや
IDタグホルダーを設置することができる。
【0004】一方、合成樹脂製パレットでは、例えば、
コーナ部の桁部分にも孔を設けたい要望がある。このよ
うな位置に孔を設ければ、より軽量化が促進され、また
排水性が良好になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、桁部分に孔
を設ける場合、従来は、上下のデッキ面あるいは一方の
デッキ面から後加工により孔を形成していた。したがっ
て、このように孔を設ける場合は、孔が桁の中空部を貫
通するため、中空の桁内に水が侵入してしまい、結果と
して、桁内に水が滞留してしまうという問題があった。
また、場合によっては、ごみや埃等が侵入して、そのま
ま残存してしまうという問題があった。
【0006】また、桁部の側壁にカードホルダーを取り
付ける際に、桁部の上下面に設けてある孔にカードホル
ダーの突起を嵌着することが知られているが、カードホ
ルダーが取り付けられていない時は、特にこの孔から水
や埃が侵入し、そのまま残存するという問題が生じてい
た(例えば、実用新案登録第2559977号参照)。
本発明は、上記実情に鑑み、桁の上面に孔を設けるにあ
たり、水分や埃などが桁の中空部内に残存してしまうこ
とのない合成樹脂製パレットを提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る合成樹脂製パレットは、上部デッキ部分
と下部デッキ部分との突き合わせ面を溶着することによ
り、中空密閉状の桁が画成される合成樹脂製パレットに
おいて、前記桁の上面に孔を設けるにあたり、一方の開
口端は前記桁の上面に開口させるとともに、他方の開口
端は前記桁の側面に開口させ、これらの開口端を略L字
状の通路で接続したことを特徴としている。
【0008】係る構成の合成樹脂製パレットによれば、
桁の上面に形成された開口部に水が侵入したとしても、
その水をパレットの側面から排出することができる。し
たがって、桁内に水が滞留することはない。さらに、桁
の側面に開口した孔の他方の開口端にタグホルダーなど
を差し込むことができ、この孔を有効利用することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施例による合成樹脂製パレットについて説明す
る。図1は、本発明の一実施例による合成樹脂製パレッ
トを示したものである。この合成樹脂製パレット2は、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂
からなり、上部デッキ部分4と下部デッキ部分6とが別
体で形成され、これらの2部材は、互いの突き合わせ面
8で溶着されている。このように形成された合成樹脂製
パレット2では、溶着により、4つのコーナ部、および
中間部などに、中空密閉状の桁10、11が設けられて
いる。また、コーナ部の桁10と、中間部の桁11との
間に、フォークの挿入口12が設けられている。
【0010】合成樹脂製パレット2は、片面使用あるい
は両面使用のいずれでも良いが、両面使用の場合は、上
部デッキ部分4と下部デッキ部分6とがそれぞれ略対称
形に形成され、また上下のデッキ部分4,6には、多数
の孔16が形成されている。そして、これらの孔16を
設けることにより、軽量化および排水性の促進と、摩擦
抵抗の増大化が図られている。
【0011】他方、図2に一部拡大して示したように、
本実施例では、コーナ部の桁10の上面に孔14が形成
されている。この孔14の一方の開口端面14aは上部
デッキ面4の上面4aに、他方の開口端面14bは上部
デッキ部分4の側面4bにそれぞれ開口しており、これ
らの開口端面14a、14b間は、略L字状の通路14
cで接続されている。
【0012】したがって、このように略L字状の孔14
を設ける場合は、図3に示したように、その部分に対応
するデッキ面の肉が厚く形成され、この肉厚部に上記の
孔14が形成されている。したがって、この部分に孔1
4を設けても、内部の中空部18にこの孔14が到達す
ることはない。すなわち、この孔14は、桁10の中空
部18を通らずに、側方に開口されている。したがっ
て、桁10の上面に水がかかったとしても、その水を側
面に逃がすことができる。
【0013】このような孔14は、コーナ部の桁10に
限定されず、中間部の桁11にも同様に形成することが
できる。このように桁10に孔14が形成されたパレッ
ト2によれば、デッキ部分4の上面4aを水などで洗浄
したとしても、その後の洗浄水を孔14の通路14cを
介してパレットの側面4b側に排出することができる。
したがって、これらパレット2を仮に多段に重ね合わせ
たとしても、上方のパレット2に付着した水分が下方に
落下したとしても、その水分が下方のパレット2の桁内
に滞まってしまうこともない。さらに、このような孔1
4を設けることにより、例えば図4に示したように、上
下の開口端面14b、14bを用いてカード取付用のタ
グホルダー20を装着することができる。なお、上記実
施例では、上部デッキ部分4と下部デッキ部分6とを、
それぞれ型成形するときに、孔14を同時に形成するよ
うにしているため、ドリルなどで後加工する場合に比べ
て、コスト的にも安価に作成することができる。しかし
ながら,型成形時に形成しなくても、後加工で形成する
ことも勿論可能である。
【0014】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に何ら限定されない。例え
ば、上記実施例では、コーナ部の桁10に孔14を設け
る例について説明したが、勿論,コーナ部の桁10に限
定されず、中間部の桁11などに孔14を設ける場合に
も適用することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る合成
樹脂製パレットによれば、桁の上面に孔を設けるにあた
り、桁の内部を連通させずに孔を形成することができる
ので、この孔に水が侵入したとしても、桁の中空部内に
水が滞留することはない。したがって、衛生的である。
しかも、このような孔を設けた場合は、側方に開口した
孔の開口端を使用して、タグホルダーなどを取り付ける
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による合成樹脂製パレ
ットの斜視図である。
【図2】図2は同実施例によるパレットの要部拡大斜視
図である。
【図3】図3は図1の要部断面図である。
【図4】図4は同実施例のパレットにタグホルダーを取
り付けたときの断面図である。
【符号の説明】
2 パレット 4 上部デッキ面 4a 上面 6 下部デッキ面 8 突き合わせ面 10 桁 14 孔 14a 一方の開口端面 14b 他方の開口端面 14c 通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部デッキ部分と下部デッキ部分との突
    き合わせ面を溶着することにより、中空密閉状の桁が画
    成される合成樹脂製パレットにおいて、 前記桁の上面に孔を設けるにあたり、 一方の開口端は前記桁の上面に開口させるとともに、他
    方の開口端は前記桁の側面に開口させ、これらの開口端
    を略L字状の通路で接続したことを特徴とする合成樹脂
    製パレット。
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