JP4979001B2 - Icタグホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、カード形のICタグを保持しかつ、そのICタグにて管理される管理対象物に取り付け可能なICタグホルダに関する。
従来のこの種のICタグホルダとして、図14に示すように四角形に陥没したカード収容凹部2の開口縁に複数の係止突起3を備えた構造のものが知られている。このものでは、ICタグ4の4辺をカード収容凹部2の奥壁2Aと係止突起3との間に挟んだ状態にして、ICタグ4がICタグホルダに保持されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−254983号公報(段落[0018]〜[0020]、第3図)
しかしながら、上記した従来のICタグホルダは、カード収容凹部2の奥壁2Aのうち一部の孔等を除いた全体がICタグ4の後面全体に密着する構成であったため、ICタグ4の無線性能が低下する事態が生じ得た。また、ICタグ4をカード収容凹部2内に装着する作業が困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ICタグの無線性能への影響を従来より低減させることが可能であると共に、ICタグを容易に装着することが可能なICタグホルダの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るICタグホルダは、カード形のICタグを四方から囲むと共にICタグの前面及び後面を前後方向で露出した状態にして収容可能なタグ収容枠と、ICタグにて管理される管理対象物にタグ収容枠を取り付けるための取付部と、タグ収容枠の一辺に貫通形成され、ICタグをタグ収容枠の側方からタグ収容枠内に挿入するためのタグ挿入スリットと、タグ収容枠の対向辺間に、複数、平行に差し渡されて、タグ収容枠内でICタグを前後方向で挟持すると共に、そのICタグにおける挿入方向の終端部をタグ挿入スリットに対して前後方向でずらした位置に保持する複数の支柱とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のICタグホルダにおいて、タグ挿入スリットは、タグ収容枠のうち支柱と平行な一辺に貫通形成され、支柱のうちICタグとの対向部分を、傾斜面を有した先細り形状としかつ、その傾斜面を、ICタグの先端部に摺接してICタグをタグ収容枠内の収容位置に案内する案内面に兼用したところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載のICタグホルダにおいて、取付部は、タグ収容枠又は支柱から後方に突出し、管理対象物に固定されてタグ収容枠を管理対象物から離した位置に保持可能な取付支持脚で構成されたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1のICタグホルダでは、タグ収容枠の一辺に貫通形成されたタグ挿入スリットを通してICタグがタグ収容枠に収容される。また、タグ収容枠内でICタグは複数の支柱により前後方向(ICタグの厚さ方向)で挟持されると共に、ICタグの終端部がタグ挿入スリットに対して前後方向でずれた位置に保持される。これらにより、タグ収容枠内の縦、横、前後の全ての方向でICタグの移動が規制される。ここで、ICタグは、複数の支柱によって挟持されるので、従来のICタグホルダのようにICタグの後面全体に密着するものより、ICタグに対する密着部分を減らすことができ、無線性能への影響を従来より低減させることが可能になる。しかも、タグ挿入スリットの案内により、ICタグをタグ収容枠内に装着することができるので、ICタグの装着作業を従来より容易に行うことができる。
[請求項2の発明]
請求項2の構成によれば、支柱のうちICタグとの対向部分が先細り形状になっているので、ICタグと支柱との接触面積を少なくすることができる。そして、その先細り形状にするための傾斜面が、ICタグに摺接して収容位置に案内する案内面を兼ねているので、ICタグのタグ収容枠内への挿入が容易になる。
[請求項の発明]
請求項の構成によれば、取付支持脚によりタグ収容枠を管理対象物から離間させることができ、ICタグの無線性能の影響を低減させることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態のICタグ90は、図1に示されており、RFID(Radio Frequency Identification)とも呼ばれ、情報と共に電力を無線で受け、それに対して情報を無線返信する。その無線の周波数帯域は、例えば、860〜960[Mhz]のUHF帯域が使用されている。また、このICタグ90は、可撓性に富んだ四角形のフィルム回路基盤91に、例えば、コイルアンテナ92とICチップ93と実装して樹脂フィルム94でラミネートしてなり、全体が横長のカード形状になっている。
本実施形態のICタグホルダ10は、ICタグ90を四方から囲むことが可能な横長のタグ収容枠11を備えている。タグ収容枠11は、均一幅の帯状板11Aを長方形に屈曲させた形状になっており、帯状板11Aの幅、即ち、タグ収容枠11の厚さw1は、ICタグ90の厚さt1に比べて十分に大きくなっている。以下、ICタグ90及びタグ収容枠11において、長手方向でもある横方向を「横方向X」、短手方向でもある縦方向を「縦方向Y」、厚さ方向でもある前後方向を「前後方向Z」と呼ぶこととする。
タグ収容枠11のうち一方の短辺を構成する短辺構成壁12Lには、本発明に係るタグ挿入スリット13が形成されている。タグ挿入スリット13は、短辺構成壁12Lにおける縦方向Yの略全体に亘って延び、タグ収容枠11の内外に貫通している。そして、このタグ挿入スリット13を通してICタグ90をタグ収容枠11の側方から内部に挿入することができる(図6参照)。また、図3に示すようにタグ挿入スリット13内で対向した1対のスリット内面13N,13Nは、タグ収容枠11の内側に向かうに従って徐々に間隔が狭くなっており、これによりICタグ90をタグ挿入スリット13に容易に挿入することができる。
図1に示すように、タグ収容枠11のうち縦方向Yで対向した1対の対向辺間には、本発明の「支柱」としてのフロント支柱14とリア支柱15とが複数本ずつ差し渡されている。それらのうちフロント支柱14は、タグ収容枠11の前端寄り位置に配置されて、横方向Xに複数並べられている。一方、リア支柱15は、タグ収容枠11の後端寄り位置に配置されて横方向Xで対になっている。また、フロント支柱14及びリア支柱15は、共に前後方向Zより横方向Xが薄くなった板状をなしている。そして、タグ挿入スリット13からタグ収容枠11内に挿入されたICタグ90が、フロント支柱14群とリア支柱15群との間に前後方向Zから挟まれて保持される。
より具体的には、複数のフロント支柱14は、タグ収容枠11の横方向における一端寄り位置に1つと、他端寄り位置に1つと、中央部の2つの計4箇所に配置されている。また、複数のリア支柱15は、タグ収容枠11の横方向において、右側2つのフロント支柱14,14の中間位置と、左側2つのフロント支柱14,14の中間位置との2位置とにそれぞれ配置されている。
図4に示すように、全てのフロント支柱14におけるICタグ90側の先端位置は、前後方向Zで同一になっている。また、両リア支柱15,15の間でも、それらリア支柱15,15におけるICタグ90側の先端位置は、前後方向Zで同一になっている。そして、それらフロント支柱14の先端位置と、リア支柱15の先端位置との前後方向Zにおける間隔が、丁度、ICタグ90の厚さt1と一致している。これにより、ICタグ90は、フロント支柱14群とリア支柱15群とにより前後方向から挟まれた状態で平坦な形状になって保持される。
また、ICタグ90は、フロント支柱14及びリア支柱15に保持されることで、タグ収容枠11内において前後方向Zの中心部より前端寄り位置(図4における下方寄り位置)に配置される。さらに、ICタグ90がフロント支柱14及びリア支柱15に保持されることで、ICタグ90における挿入方向の終端部90Tは、タグ挿入スリット13に対して前後方向Zでずれた位置に配置される。
リア支柱15のうちICタグ90に突き合わされる側の先端縁部は、ICタグ90に接近するに従って横幅が狭くなった先細り形状になっている。その先細り形状にするためにリア支柱15の先端縁部には、左右対称に傾斜面15S,15Sが形成されている。また、フロント支柱14のうちICタグ90に突き合わされる側の先端縁部も同様に先細り形状になっており、1対の傾斜面14S,14Sを備えている。さらに、タグ挿入スリット13に近い側のリア支柱15の一方の傾斜面15Sは、前後方向Zでタグ挿入スリット13と略同一位置に配置され、横方向Xで対向している。
図2(B)に示すように、1対のリア支柱15,15には、取付支持脚16,16が一体形成されている。これら各取付支持脚16は、リア支柱15から後方に延設された突壁16Tの先端部を直角曲げして当接壁16Aを設け、それら突壁16Tと当接壁16Aとの間を補強リブ16Bにて接続した構造なっている。また、当接壁16Aには、取付孔16Cが貫通形成されている。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。ICタグ90にて管理される管理対象物の一例として図5に示したパレット80が挙げられる。このパレット80には、例えば1対のフォーク挿入孔82,82の間の外側面に、ICタグホルダ10を固定するためのホルダ固定凹部81が陥没形成されている。図6に示すように、ICタグホルダ10は、ホルダ固定凹部81の奥面に取付支持脚16の当接壁16Aを押し当て、取付孔16Cに挿通したリベット17にてパレット80に固定される。また、パレット80のうちホルダ固定凹部81に固定されたタグ収容枠11と横方向Xで対向する部分には溝部83が形成され、その溝部83を通してICタグホルダ10のタグ挿入スリット13がフォーク挿入孔82の内部空間に臨んでいる。
パレット80に固定されたICタグホルダ10にICタグ90を装着するには、例えば、フォーク挿入孔82側からICタグ90をタグ挿入スリット13に挿入する。すると、ICタグ90における挿入方向の先端部90Sが、1つのフロント支柱14を通過してから一方のリア支柱15の傾斜面15Sに当接する(図示せず)。この状態でICタグ90を押し込むとその先端部90Sが傾斜面15Sに摺接し、ICタグ90が湾曲しながらそのリア支柱15の前側に乗り上がる。さらに、ICタグ90を挿入すると、タグ挿入スリット13から2つ目のフロント支柱14に横方向Xから当接する。そこで、ICタグ90の先端部90Sを作業者が後側に押して、2つ目と3つ目のフロント支柱14,14の後ろ側を通過させる。すると、ICタグ90の挿入方向の先端側が図6に示すように横方向Xと平行になる。この状態でICタグ90をさらに押し込むと、ICタグ90の先端部90Sが2つ目のリア支柱15の前側と4つ目のフロント支柱14の後側を通過する。
そして、ICタグ90がタグ挿入スリット13を通過すると、図4に示すように、ICタグ90が弾性復元して平坦な形状に戻ると共に、ICタグ90がフロント支柱14群とリア支柱15群とによって前後方向Zで挟まれて位置決めされる。このとき、ICタグ90における挿入方向の終端部90Tは、前後方向Zでずれた位置に保持され、タグ挿入スリット13からのICタグ90の離脱が防止される。これらにより、タグ収容枠11内の縦、横、前後の全ての方向でICタグ90の移動が規制されると共に、図2(A)及び図2(B)に示すように、タグ収容枠11の前面又は後面のうちフロント支柱14及びリア支柱15以外の部分で、ICタグ90の前面90F及び後面90Bがタグ収容枠11から露出する。そして、図6に示すように、タグ収容枠11における後端面11RからICタグ90迄の距離L1と、タグ収容枠11における後端面11Rから取付支持脚16の先端面までの距離L2とを合わせた距離L3だけ、ICタグ90が前後方向Zにおいて管理対象物(パレット80)の壁面から離される。
ここで、ICタグ90は、上述したように、コイルアンテナ92を備えている。そして、そのコイルアンテナ92は、ICタグ90を前後方向Zに貫通する電磁波から情報及び電力を取得する。これに対し、本実施形態のICタグホルダ10の構成によれば、ICタグ90を前後方向Zで挟持する部材が、タグ収容枠11の対向辺間に差し渡されたフロント支柱14及びリア支柱15で構成されているので、図15に示した従来のICタグホルダのようにカード収容凹部2の奥壁2AがICタグ4の後面全体に対して密着するものより、ICタグ90との密着部分を減らすことができ、無線性能への影響を従来より低減させることが可能になる。しかも、それらフロント支柱14及びリア支柱15のうちICタグ90との対向部分は、先細り形状になっているのでICタグ90との接触面積をより一層低減することができる。そして、タグ挿入スリット13の案内により、ICタグ90をタグ収容枠11内に装着することができるので、ICタグ90の装着作業を従来より容易に行うことができる。また、ICタグ90との接触面積を減らす先細り形状にするための傾斜面15Sが、ICタグ90に摺接してタグ収容枠11内の収容位置に案内する案内面を兼ねているので、タグ挿入スリット13と傾斜面15Sとの協働によりICタグ90をタグ収容枠11内にスムーズに挿入することができる。
[第2実施形態]
本実施形態のICタグホルダ10Aは、図7に示されており、中央の2つのフロント支柱14V,14Vの構成のみが前記第1実施形態と異なっている。即ち、本実施形態のICタグホルダ10Aでは、4つのフロント支柱14,14V,14V,14のうち中央の2つのフロント支柱14V,14VにおけるICタグ90側の先端位置が、横方向Xの両端部のフロント支柱14,14におけるICタグ90側の先端位置より後ろ側(リア支柱15側)にずれている。この構成により、ICタグ90は、フロント支柱14,14V群とリア支柱15群との間で、湾曲形状に弾性変形された状態で保持される。そして、その弾発力によりICタグ90がリア支柱15、フロント支柱14,14Vの先端縁部に押し付けられ、タグ収容枠11内におけるICタグ90のがたつきが防止される。
[第3実施形態]
本実施形態のICタグホルダ10Bは、図8及び図9に示されており、主としてタグ挿入スリット13X及び追加リア支柱18の構成が前記第1実施形態と異なる。即ち、本実施形態のICタグホルダ10Bに備えたタグ挿入スリット13X内には、図9(A)に示すように横方向Xに対して前側に傾斜したスリット内面13Aと、横方向Xに対して平行になったスリット内面13Bとが備えられている。そして、タグ挿入スリット13Xの奥部における両スリット内面13A,13B同士の間隔がICタグ90の厚さと略同一になっている。
図8に示すように、追加リア支柱18は、タグ挿入スリット13X側のフロント支柱14に対して斜め後方位置に配置されている。また、追加リア支柱18の先端面は、横方向Xと平行な平坦面18Aになっている。これに対し、タグ挿入スリット13X側のフロント支柱14は、先端部に傾斜面14Cを有して先細り形状になっている。その傾斜面14Cは、フロント支柱14の先端部のうちタグ挿入スリット13X側にのみ形成され、タグ挿入スリット13X側から離れた側には、横方向Xと平行になった平坦面14Aが形成されている。
本実施形態の構成によれば、図9(A)に示すように、タグ挿入スリット13X内のスリット内面13Aに案内されたICタグ90の先端部90Sが、フロント支柱14の傾斜面14Cに当接する。そして、ICタグ90を押し込むと、傾斜面14Cの案内により、ICタグ90の先端部90Sがフロント支柱14の平坦面14Aと追加リア支柱18の平坦面18Aとの間に挿入される。
すると、フロント支柱14の平坦面14Aと追加リア支柱18の平坦面18Aとの案内によりICタグ90が平坦かつ横方向Xと平行になり、残りのフロント支柱14群とリア支柱15群との間に挿入されていく。即ち、本実施形態の構成によれば、ICタグ90がタグ挿入スリット13Xを通過する過程で、そのタグ挿入スリット13Xを有するタグ収容枠11の一辺とフロント支柱14及び追加リア支柱18とが協働してICタグ90を弾性変形させる。そして、ICタグ90がタグ挿入スリット13Xを通過したときにICタグ90の弾性復元によりICタグ90の終端部90Tがタグ挿入スリット13Xに対して前後方向Zでずれて抜け止めされる。これにより、本実施形態ではICタグ90のタグ収容枠11内への挿入作業が容易になる。
[第実施形態]
本実施形態のICタグホルダ10Wは、図10及び図11に示されており、前記第1実施形態のICタグホルダ10に対して取付支持脚16を排除し、タグ収容枠11の上面に弾性係止部材23を備えた点が異なる。即ち、本実施形態のICタグホルダ10Wでは、タグ収容枠11の上辺を構成する長辺構成壁12Uにスリットを形成することで、その長辺構成壁12Uの一部を横方向Xに延びた片持ち梁23Cとして切り離し、その片持ち梁23Cの先端から上方に係止突部23Tを突出形成して弾性係止部材23が構成されている。また、弾性係止部材23は、タグ収容枠11の前後方向ZのうちICタグ90が保持される部分より後ろ側にずらして配置され、タグ収容枠11の内側に弾性変形してもタグ収容枠11内のICタグ90とが干渉しないようになっている。さらに、弾性係止部材23の係止突部23Tのうち横方向Xにおける一方側の面は、長辺構成壁12Uの外面から徐々に上方に立ち上がった傾斜面23Aになっており、他方側の面は、長辺構成壁12Uの上面と直交した係止面23Bになっている。そして、その傾斜面23Aがタグ収容枠11のうちタグ挿入スリット13を有する側を向いている。
一方、ICタグホルダ10Wが取り付けられる管理対象物80W(パレット、コンテナ等)の壁面80Hには、ホルダ装着部88が形成されている。このホルダ装着部88は、平行になって横方向Xに延びた1対のホルダ取付壁85,85と、それらホルダ取付壁85,85の一端部間に連絡された終端壁87とで構成されている。各ホルダ取付壁85は、管理対象物80Wの壁面80Hから直立した起立壁85Xと、その先端から直角内側に折り曲げられた前面壁85Yとからなり、断面がL字形になっている。また、一方のホルダ取付壁85の起立壁85Xには、ICタグホルダ10Wに弾性係止部材23に対応して係止孔86が貫通形成されている。
ICタグホルダ10Wは、図10に示すように、タグ挿入スリット13を有した側を先頭にして、ホルダ装着部88の両ホルダ取付壁85,85間に挿入される。その過程で弾性係止部材23の傾斜面23Aがホルダ取付壁85の端部に摺接して弾性係止部材23が弾性変形する。そして、ICタグホルダ10Wがホルダ装着部88の奥部まで押し込まれると、図11に示すように、係止突部23Tが係止孔86内に突入して弾性係止部材23が弾性復元する。これにより、係止突部23Tの係止面23Bが係止孔86の内面に係止し、ICタグホルダ10Wがホルダ装着部88内に抜け止めされる。
このように本実施形態の構成によれば、ICタグホルダ10Wを管理対象物80Wにおける1対のホルダ取付壁85,85の間に押し込むだけで、弾性係止部材23が弾性変形を乗り越えてホルダ取付壁85に係止して、ICタグホルダ10Wが管理対象物80Wに固定される。即ち、ICタグホルダ10Wの管理対象物80Wへの取付作業が容易になる。また、ICタグホルダ10Wがホルダ取付壁85,85の間に取り付けられると、タグ挿入スリット13が管理対象物80Wの終端壁87によって塞がれるので、ICタグ90の保持も強固になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第3実施形態のICタグホルダ10Bは、ICタグ90がタグ挿入スリット13Xを通過する過程で、そのタグ挿入スリット13Xを有するタグ収容枠11の一辺とフロント支柱14及び追加リア支柱18とが協働してICタグ90を弾性変形させる構成であったが。図12(A)及び図13(A)に示すように、タグ挿入スリット20をICタグ90の挿入方向と直交する方向で湾曲した形状にしておき、図12(B)に示すように、そのタグ挿入スリット20を通過する過程でICタグ90を弾性変形させ、ICタグ90がタグ挿入スリット20を通過したときに、図13(B)に示すようにICタグ90が弾性復元して、ICタグ90がタグ挿入スリット20に対して部分的にずれる構成としてもよい。
(2)本発明に係るICタグホルダは、接着剤によって管理対象物に固定してもよい。
本発明の第1実施形態に係るICタグ及びICタグホルダの斜視図 ICタグを保持した状態のICタグホルダの斜視図 ICタグホルダの一部破断斜視図 ICタグホルダの平断面図 管理対象物としてのパレットの斜視図 パレットに取り付けられたICタグホルダの平断面図 第2実施形態のICタグホルダの平断面図 第3実施形態のICタグホルダの平断面図 その一部拡大平断面図 第4実施形態のICタグホルダ及びホルダ装着部の斜視図 ホルダ装着部に装着されたICタグホルダの斜視図 変形例のICタグホルダの斜視図 変形例のICタグホルダを下方から見た断面図 従来のICタグホルダの斜視図
符号の説明
10,10A,10B,10W ICタグホルダ
11 タグ収容枠
13,13X,20 タグ挿入スリット
14,14V フロント支柱
14S,15S 傾斜面
15 リア支柱
16 取付支持脚
18 追加リア支柱
20 タグ挿入スリット
23 弾性係止部材
80 パレット(管理対象物)
80W 管理対象物
85 ホルダ取付壁
90 ICタグ
90S 先端部
90T 終端部

Claims (3)

  1. カード形のICタグを四方から囲むと共に前記ICタグの前面及び後面を前後方向で露出した状態にして収容可能なタグ収容枠と、
    前記ICタグにて管理される管理対象物に前記タグ収容枠を取り付けるための取付部と、
    前記タグ収容枠の一辺に貫通形成され、前記ICタグを前記タグ収容枠の側方から前記タグ収容枠内に挿入するためのタグ挿入スリットと、
    前記タグ収容枠の対向辺間に、複数、平行に差し渡されて、前記タグ収容枠内で前記ICタグを前記前後方向で挟持すると共に、そのICタグにおける挿入方向の終端部を前記タグ挿入スリットに対して前記前後方向でずらした位置に保持する複数の支柱とを備えたことを特徴とするICタグホルダ。
  2. 前記タグ挿入スリットは、前記タグ収容枠のうち前記支柱と平行な一辺に貫通形成され、
    前記支柱のうち前記ICタグとの対向部分を、傾斜面を有した先細り形状としかつ、その傾斜面を、前記ICタグの先端部に摺接して前記ICタグを前記タグ収容枠内の収容位置に案内する案内面に兼用したことを特徴とする請求項1に記載のICタグホルダ。
  3. 前記取付部は、前記タグ収容枠又は前記支柱から後方に突出し、前記管理対象物に固定されて前記タグ収容枠を前記管理対象物から離した位置に保持可能な取付支持脚で構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のICタグホルダ。
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