JP2006351426A - トレイタイプのカードコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 トレイへのカードの出し入れを容易にするとともに、空の、すなわち、カードが入っていないトレイのカードコネクタへの収容時、イジェクト機構が動作しないようにして成るトレイタイプのカードコネクタを提供する。
【解決手段】 カードコネクタは、ケース本体と、下カバーと、カードを収容するトレイであって、前記ケース本体と前記下カバーとで形成される中空空間内を出入りするトレイと、カードを排出するためのイジェクト機構とを少なくとも備え、前記トレイを囲む4周のうち、一方の側部は開放されている。また、前記トレイを囲む4周のうち、前記開放されている一方の側部に対向する他方の側部及び後部が、一部開放されるとともに、該他方の側部及び後部の開放部分が連続しており、前記イジェクタ機構には、トレイにカードが収容されているとき該カードに当接するカード当接部が形成されている。カードコネクタは、トレイ飛び出し防止機構をさらに備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯電話機や電話機、PDA(personal digital assistance)、携帯型オーディオ、カメラ等の電子機器や情報端末機器等に取付けられるカードコネクタに関し、より詳細には、カードをトレイに入れてカードコネクタ内への挿入、取り出しを行うトレイタイプのカードコネクタに関する。
近年、携帯電話機や電話機、PDA(personal digital assistance)、携帯型オーディオ、カメラ等の電子機器や情報端末機器等においては、ICチップと呼ばれるIC部品が組込まれたICカードやメモリカード等のカードの利用が非常に増大し、このようなICカードやメモリカード等のカードを挿入するカードコネクタが広く求められている。
この種カードコネクタにおいて、カードコネクタの落下衝撃時のカードの飛び出しを防止し、傾斜したり、ねじれたりした状態でカードが挿抜される(その結果、カードが破損する恐れがある。)ことを避けるとともに、カードの姿勢を正しく保持し、カードの外部端子とコネクタのコンタクトとの接触を確実にするために、例えば、特許文献1に示されるような、カードが受容されるトレイを利用したトレイタイプのカードコネクタが提案されている。
特開2000−148927号公報
従来のトレイタイプのカードコネクタにおいては、カードをトレイに入れる場合、その操作はわりと容易であるが、トレイからカードを取り出す場合、トレイの上方からカードの取り出し操作が行われるため、取り出し難い。特に、カードが薄いものや小さい場合、このことが顕著である。また、カードコネクタ内にカードが入っていないとき、トレイをカードコネクタ内に収納しておく必要がある。この場合、カードコネクタ内のカード取出しを助けるイジェクト機構が、トレイを収容することにより動作する。イジェクト機構は、カード取り出し(すなわち、トレイ引き出し)方向に付勢力を作用させる、バネなどの弾性部材を備えている。したがって、イジェクト機構が動作すると、常に弾性部材による付勢力が蓄積され、それにより、カードコネクタ内、より正確にはトレイ内にカードが入っていないときでも、カードコネクタ、より正確には、カードコネクタを構成する絶縁性材料からなるコネクタ本体に応力がかかった状態を作り出す。このような状態は、カードコネクタの構造を変形させ、あるいはトレイの収納、引き出しを困難にさせ、ひいてはカードコネクタの寿命を短くする恐れがある。また、イジェクト機構を構成する弾性部材が、常に負荷がかけられた状態になっているので、疲労により、弾性力を失い、イジェクト機構として機能しなくなる恐れもある。
本発明の目的は、このような問題点に鑑み、トレイへのカードの出し入れを容易にするとともに、空の、すなわち、カードが入っていないトレイのカードコネクタへの収容時、イジェクト機構が動作しないようにして成るトレイタイプのカードコネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るトレイタイプのカードコネクタは、ケース本体と、下カバーと、カードを収容するトレイであって、前記ケース本体と前記下カバーとで形成される中空空間内を出入りするトレイと、カードを排出するためのイジェクト機構とを少なくとも備え、前記トレイを囲む4周のうち、一方の側部は開放されていることを特徴とする。
本発明に係るトレイタイプのカードコネクタは、前記トレイを囲む4周のうち、前記開放されている一方の側部に対向する他方の側部及び後部が、一部開放されるとともに、該他方の側部及び後部の開放部分が連続しており、前記イジェクタ機構は、トレイにカードが収容されている場合のみ動作するように構成されていることが好ましい。
前記イジェクタ機構は、具体的には、トレイにカードが収容されているとき、該カードに当接するカード当接部が形成されていることが好ましい。
前記トレイが前記中空空間内に収納されているとき、トレイが中空空間から飛び出すことを防止するトレイ飛び出し防止機構をさらに備えることが好ましい。
また、前記トレイを囲む4周のうち、後部には、前記コンタクトを逃がすための逃げ溝が形成されていることが好ましく、さらに、前記ケース本体の側壁に沿って前後方向に案内溝が形成され、前記トレイを囲む4周のうち、前記後部には、前記案内溝に嵌合する突出部が形成されていることが好ましい。
本発明に係るトレイタイプのカードコネクタは、トレイの一方の側部には壁が形成されず、開放されているので、トレイにカードを収容すること及びトレイからカードを取り出すことが容易にできる。
また、トレイの他方の側部から後部にかけても一部壁が形成されずに開放されており、イジェクタ機構は、カードが存在するときのみ動作する構成とされているので、トレイにカードがないとき、イジェクト機構が動作せず、カードコネクタ全体に余計な負荷がかからず、寿命を縮めることもない。
さらに、トレイ飛び出し防止機構を備えることで、トレイひいてはカードの抜け落ちや飛び出しを防止することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係るカードコネクタの概略図であって、該カードコネクタ内にトレイが完全に収納されている状態を示し、(a)は、上面図、(b)は右側面図である。図2は、図1(b)に示されるカードコネクタのA−A概略断面図であり、カードが入っているトレイがカードコネクタに完全に収納されている状態を示す。図3は、図2と同様のカードコネクタの概略断面図であり、カードが入っているトレイの収納又は引き出しの途中の状態を示す。図4は、図2と同様のカードコネクタの断面図であり、カードが入っていないトレイがカードコネクタに完全に収納されている状態を示す。図5は、トレイにカードを装着した直後又はトレイからカードを取り出す直前のカードコネクタの斜視図であり、図6は、カードのトレイへの装着又はトレイからの取り出しの途中のカードコネクタの斜視図である。図7は、トレイの該略図であり、(a)は、左側面図、(b)は上面図である。図8は、図5に示されるカードコネクタのB−B断面図である。
カードコネクタ1は、概ね、ケース本体10、下カバー20、ケース本体10に組み込まれているイジェクタ機構30、複数本のコンタクト50、トレイ60及びトレイ飛び出し防止機構70を備えている。
ケース本体10は、絶縁性合成樹脂を用いて成形される。該ケース本体10は、天板11、第1の側板としての左側板12、幅広の第2の側板としての右側板13及び後方側板14を有し、前方(図1(a)において、上方、すなわち、+Y方向)及び下方(図1(b)において、右方向、すなわち、+Z方向)が開放している筐体を成す。ケース本体10は、後述する下カバー20と重ね合わせられることで、中空で且つ前方が開放した筐体を形成する(図8参照)。ケース本体10と下カバー20とで形成される筐体の中空空間80には、該筐体の前方開放部を介して後述するトレイ60が前後方向(±Y方向)に摺動自在に収納される(図8参照)。
天板11の内側壁には、後述する複数のコンタクト50が固定され(図1(a)参照)、該複数のコンタクト50の各接点部51に対応して、天板11に複数の開口15が開けられている。該開口15を設けることにより、コンタクト50の接点部51が十分に変形することが可能となる。また、天板11の内側壁には、ケース本体10の左側板12の内側壁に沿って前後方向(図1において±Y方向)に案内溝19が形成されている(図8参照)。この案内溝19には、後述するトレイ60のストッパ65が嵌合する。さらに、ケース本体10の幅広の右側板13の後方には、前後方向に細長い断面矩形状の凹所17が形成されている(図2乃至4参照)。この凹所17内には、ケース本体10の後方側壁14に設けられた支持突起16を介して後述するイジェクト機構60が配置される。
なお、12a、12b、12c、13a、13b、13c及び14a、14bは、側板12、13、14に設けられた係合突起であり、後述する下カバー20の側板22、23、24に設けられた係合開孔22a、22b、22c、23a、23b、23c及び24a、24bに係合する。
下カバー20は、板金製で、プレス加工される。底板21、左側板22、右側板23及び後方側板24を有し、前方及び上方が開放している筐体を成す。下カバー20が、ケース本体10を下から覆うように重ね合わせられ、上述したように、下カバー20の側壁22、23、24に設けられた係合開孔22a〜24bが、ケース本体10の係合突起12a〜14bにそれぞれ係合することで、前方が開口した中空の筐体を形成する。なお、25、26は、それぞれ、左側板22から直角に左方(図1において、左方向、すなわち−X方向)及び右側板23から直角に右方(図1において、右方向、すなわち+X方向)へ折り曲げられている固定部材である。該固定部材25、26は、カードコネクタ1が装着される機器のボードに、例えば、半田付けなどにより、固定される。また、本実施例では、下カバー20は、板金製としたが、ケース本体と同じような合成樹脂製であってもよい。この場合、固定部材24、25は、下カバー20とは別部材とし、板金製とすることが好ましい。
イジェクタ機構30は、図2乃至4に詳細に示されるように、イジェクト部材31、カード当接部32、バネ支持用突部33、及び弾性部材34から構成される。イジェクト部材31は、ケース本体10の右側板13の高さ、すなわち、ケース本体10と下カバー20とで形成される筐体の中空空間80の上下方向の高さ(±Z方向の長さ)にほぼ等しい厚さを有する。イジェクト部材31は、細長い矩形状の凹所17内を左右方向(図において±X方向)に延在する短片部31aとこの短片部31aに直交するように上記凹所17内で前後方向(図において±Y方向)に延在する長片部31bとで形成され、図に示されるとおり逆L字形の形状を有する。
さらに、イジェクト部材31には、長片部31bの後方端部に、該長片部31bと直交して延在するようにカード当接部32が一体的に形成されている。カード当接部32は、図8に示されるように、その厚さは、挿入されるカード40の厚さとほぼ同じであり、イジェクト部材31の長片部31aの上面と面一になるように形成される。このように構成されることにより、その詳細は後述されるが、カード当接部32は、カード40のみに当接することが理解されるであろう。
イジェクト部材31の幅(左右方向の大きさ)は、凹所17の深さとほぼ同じであり、またその前後方向の長さは、本実施例では、挿入されるカードの長さのほぼ半分の長さとしているがこれに限られるものではない。但し、イジェクト部材31の長さがあまり長いとイジェクト部材31の摺動量すなわちストロークが短くなり、結果としてトレイ60のイジェクト量が小さくなり好ましくない。また、あまり短いと、イジェクト部材31のストロークが大きくなり、トレイ60のイジェクトに円滑さを欠く恐れが生じる。
さらに、該イジェクト部材31の短片部に一体に形成されているバネ支持用突部33とケース本体10の後方側壁14から突出する支持突起16との間に、圧縮コイルバネのような弾性部材34が配置され、イジェクト部材31を常に前方(+Y方向)に付勢している。
なお、イジェクト機構30は、本実施例に限られるものではなく、例えば、プッシュ・プッシュタイプのイジェクト機構であってもよいし、その他の構成を有していてもよい。要は、イジェクト機構30のカード当接部32が、トレイ60に収容されているカード40にのみ当接するようになっていればよい。
複数本のコンタクト50は、挿入されるカード40の外部接点であるパッド41の配列に対応して、ケース本体10の天板11の内側壁に固定される。本実施例では、左右方向に4個が整列され、且つ前後方向に2列で、計8個のコンタクト50が設けられている。コンタクト50各々の形状は、図1(a)に代表的に一点鎖線で示されている。各コンタクト50は、挿入されるカード40のパッド41に接触する弾性的に上下方向(図1において±Z方向)に変位可能に支持された接点部51、ケース本体10の天板11に固定される固定部52及びカードコネクタ1が装着される機器のプリント回路の外部接点に半田付けなどにより接続される端子部53を備えている。
トレイ60は、上述したように、ケース本体10と下カバー20とで形成される前方が開口した中空の筐体内で前後方向に摺動自在に構成されている。トレイ60の詳細構造が、図7に示されている。
トレイ60は、底板部61、前壁部62、後壁部66、及び右側側壁部63を有し、カード40を収容できるように概ね上方が開放した筐体形状を成している。しかしながら、トレイ60は、図において左側部分には側壁は形成されず、右側の側壁部63も後方部分は形成されておらず、後壁部66も右方部分は形成されていない。すなわち、トレイ60は、カード40を収容するために4周を全て壁で囲まれてはいない。
言い換えれば、トレイ60の左側部分は、前壁部62と後壁部66との間の全区間左方(図1において、−X方向)に向かって開放されている。このような構成により、カード40をトレイに対して左側方から出し入れすることが可能となる。また、トレイ60の右側の側壁部63の後方部分は、トレイ60後端からイジェクト部材31のストロークに相当する長さ分右方(図1において、+X方向)に向かって開放されているとともに、トレイ60の後方の後壁部66が、トレイ60の右端からイジェクト部材31のカード当接部32が延在している長さ分後方(図1において、−Y方向)に向かって開放されている。すなわち、右側側壁63の後方部分と後壁部66の右側部分は、連続して壁が形成されていない。このような構成により、カード40がトレイ60内に入っていないとき、トレイ60を中空空間80内に収納しても、イジェクト部材31のカード当接部32がトレイ60の側壁部63及び後壁部66に当接することがないので、イジェクト機構30を動作させることがない。
トレイ60の前壁部62には、トレイ60のカードコネクタ1からの引き出し、又はカードコネクタ1への収納を助ける把持部68が設けられている。該把持部68は、トレイ60がカードコネクタ1内に入り込んでしまうことを防止する。また、トレイ60の前壁部62と右側の側壁部63とが交差する角部において、前壁部62と側壁部63の内側壁をつなぐ傾斜壁67が形成されている。該傾斜壁67は、カード40に形成されている切欠42に対応して形成されているもので、カード40の誤挿入防止機構を構成している。
トレイ60の後壁部66には、前後方向に抜ける複数(本実施例では4個)の逃げ溝64が形成されている。この逃げ溝64は、ケース本体10に取り付けられているコンタクト50の接点部51が後壁部66に当たらないように設けられている。トレイ60の後壁部66には、さらに、ストッパ65が設けられている。このストッパ65は、後壁部66の左端部であって後端部において、後壁部66から上方に突出形成されている。このストッパ65は、ケース本体10に形成された案内溝19内に嵌合し、カードコネクタ1内でのトレイ60の摺動動作、すなわち、引き出し、収納動作を案内するとともに、トレイ60が、カードコネクタ1から抜けることを防止する。
トレイ飛び出し防止機構70は、振動や衝撃により、カードコネクタ1内に挿入されているカード40が飛び出さないようにするためのものであり、ケース本体10の幅広の右側板13の前端部に設けられている。当該トレイ飛び出し防止機構70については、本出願人により既にカード飛び出し防止機構として提案されており(特開2004−87480号公報参照)、ここでは簡単な説明に留める。
トレイ飛び出し防止機構70は、概略、支持台71、ガイドレール72、トレイ押さえ蓋73、保持部材74を含んでいる。
支持台71は、ケース本体10に一体に成形されており、トレイ押さえ蓋73の左右方向(図1(a)において、±X方向)への移動を案内するガイドレール72が形成されている。また、トレイ押さえ蓋73の移動を規制する保持部材74を支持している。
トレイ押さえ蓋73は、トレイ60がケース本体10と下カバー20とで形成される筐体の中空空間80内に収納されているとき、該トレイ60が中空空間内80から抜け落ちたり、飛び出したりすることを防止する。
トレイ押さえ蓋73は、支持台71に形成されているガイドレール72を跨ぐ凹レール溝(不図示)が形成され、ガイドレール72に案内されて、左右方向に移動可能に構成されている。トレイ押さえ蓋73は、また、該トレイ押さえ蓋73と支持台71との間に設けられている弾性部材としての圧縮コイルバネ75により、左方向(図1(a)において、−X方向)に常時付勢されている。なお、トレイ押さえ蓋73に形成されている凹レール溝は、図2に示されるように、トレイ60が中空空間80内に収納され、トレイ押さえ蓋73が左方向(−X方向)最大限に移動しているとき、トレイ60の前壁部62と右側の側壁部63とが交差する角部が入り込むことを可能とする。したがって、トレイ60は、トレイ押さえ蓋73によりその動きを拘束され、それにより、トレイ60のひいてはカード40の抜け落ちや、飛び出しが防止され得る。
トレイ押さえ蓋73には、左右方向に延在する所定の長さを有する案内溝76がさらに形成されている。そして、支持台71に一端が支持される保持部材74の自由端が、該案内溝76内を摺動する。保持部材74の自由端が所定長の案内溝76内を一方から他方へ摺動することで、トレイ押さえ蓋73の左右方向の移動量が規制される。
次に、上述したような構成を有するカードコネクタ1にカード40を装着又は取り出す動作に付き図2ないし6及び8を用いて説明する。
最初に、カード40の取り出し動作から説明する。
図2には、カード40が、カードコネクタ1に装着されている状態が示されている。図2に示されるように、このとき、トレイ飛び出し機構70のトレイ押さえ蓋73は、この状態において、トレイ飛び出し機構70のトレイ押さえ蓋73を弾性部材75に抗して指先などで押すことで、図2において右方向(+X方向)に移動させる。トレイ押さえ蓋73が保持部材74に規制されるまで右方向に最大限移動すると、トレイ60は、トレイ押さえ蓋73の拘束から解放される。このとき、図2に示されるように、トレイ60は、イジェクト機構30の弾性部材34により、カード40を介してトレイ引き出し方向(図2において、+Y方向)に付勢されているから、該弾性部材34の付勢力により、トレイ60は、図3に示されるように、カードコネクタ1の中空空間80内から排出される。なお、図3に示される状態においては、カード40は、まだトレイ60から取り出されない。
続いて、図3の状態から、トレイ60の把持部68を指でつまんで、トレイ60のストッパ65がケース本体10の案内溝19の前方(図2において、+Y方向)の端部に当接するまで、トレイ60をカードコネクタ1の中空空間80内からさらに引き出す。図5、8に、トレイ60のストッパ65が案内溝19の前方の端部に当接し、これ以上中空空間80内から引き出せない状態が示されている。このとき、トレイ60の図7において左側部分が開放しているため、カード40は、この左側開放部分を介してトレイ60から取り出されることが可能となる(図6参照)。以上のようにして、カード40は、カードコネクタ1から取り外される。
他方、カード40をカードコネクタ1に装着するためには、図6、図5、図3、図2の順序で行えばよい。すなわち、図6に示されるように、前方にいっぱいに引き出されているトレイ60にその左側の開放部分からカード40を差し入れ、該カード40がトレイ60に完全に収納された図5の状態から、トレイ60を中空空間80内に収納すべく押し込む。トレイ60内にカード40が存在する場合、カード40がイジェクタ機構30のカード当接部32が当接する。イジェクト機構30の弾性部材34の付勢力に抗して、トレイ60が中空空間80内に完全に収納されるまでさらに押し込まれると、トレイ押さえ蓋73が弾性部材75の付勢力により左方向(図2において、−X方向)に移動し、トレイ60が中空空間80から排出されることを阻止する。
また、カード40を入れることなくトレイ60を中空空間80内に収納する場合、図4に示されるように、イジェクト機構30のカード当接部32は、カード40が存在しないので、弾性部材34に抗して変位することがない。したがって、トレイ60は、該トレイ60に格別の力を加えることなく、中空空間80内に簡単に収納される。このとき、トレイ60が中空空間80内に完全に収納されると、トレイ押さえ蓋73が弾性部材75の付勢力により左方向(図2において、−X方向)に移動し、トレイ60が中空空間80から抜け落ちたり、飛び出したりすることを阻止される。以上のことから理解されるように、カード40が存在しない場合、トレイ60を中空空間80内に収納しても、イジェクト機構30の弾性部材34及びトレイ飛び出し防止機構70の弾性部材75のいずれにも負荷が課せられることが無く、カードコネクタ1の非使用時において弾性部材にかかる負荷によるカードコネクタ1の変形が防止される。
本発明に係るカードコネクタの概略図であって、該カードコネクタ内にトレイが完全に収納されている状態を示し、(a)は、上面図、(b)は右側面図である。 図1(b)に示されるカードコネクタのA−A概略断面図であり、カードが入っているトレイがカードコネクタに完全に収納されている状態を示す。 図2と同様のカードコネクタの概略断面図であり、カードが入っているトレイの収納又は引き出しの途中の状態を示す。 図2と同様のカードコネクタの断面図であり、カードが入っていないトレイがカードコネクタに完全に収納されている状態を示す。 トレイにカードを装着した直後又はトレイからカードを取り出す直前のカードコネクタの斜視図である。 カードのトレイへの装着又はトレイからの取り出しの途中のカードコネクタの斜視図である。 トレイの該略図であり、(a)は、左側面図、(b)は上面図である。 図5に示されるカードコネクタのB−B断面図である。
符号の説明
1 カードコネクタ
10 ケース本体
20 下カバー
30 イジェクト機構
40 カード
50 コンタクト
60 トレイ
61 底板部
62 前壁部
63 側壁部
66 後壁部
70 トレイ飛び出し防止機構
80 中空空間

Claims (6)

  1. ケース本体と、下カバーと、前記ケース本体に設けられるコンタクトと、カードを収容するトレイであって、前記ケース本体と前記下カバーとで形成される中空空間内を出入りするトレイと、カードを排出するためのイジェクト機構とを少なくとも備えるトレイタイプのカードコネクタにおいて、
    前記トレイを囲む周辺のうち、一方の側部は開放されている、
    ことを特徴とするトレイタイプのカードコネクタ。
  2. 前記トレイを囲む周辺のうち、前記開放されている一方の側部に対向する他方の側部及び後部が、一部開放されるとともに、該他方の側部及び後部の開放部分が連続しており、
    前記イジェクタ機構は、トレイにカードが収容されている場合のみ動作するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のトレイタイプのカードコネクタ。
  3. 前記イジェクタ機構は、トレイにカードが収容されているとき、該カードに当接するカード当接部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のトレイタイプのカードコネクタ。
  4. 前記トレイが前記中空空間内に収納されているとき、トレイが中空空間から飛び出すことを防止するトレイ飛び出し防止機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載されるトレイタイプのカードコネクタ。
  5. 前記トレイを囲む周辺のうち、後部には、前記コンタクトを逃がすための逃げ溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載されるトレイタイプのカードコネクタ。
  6. 前記ケース本体の側壁に沿って前後方向に案内溝が形成され、前記トレイを囲む周辺のうち、前記後部には、前記案内溝に嵌合する突出部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載されるトレイタイプのカードコネクタ。
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