JP4963173B2 - 計器用指針およびその組み付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用の指示計器に適した計器用指針およびその組み付け方法に関する。
図2は、従来の計器用指針の構造を示し、(A)は分解斜視図、(B)は(A)におけるX−X線断面図、(C)は(B)におけるA3部分の拡大図である。図2において、計器用指針1は、指針本体2、指針キャップ3およびバランサ4からなる。指針本体2は、基部21および指示部22を備えている。指針キャップ3は、キャップ本体31、指針袴32、基部受けリブ33、ボス34およびバランサ受けリブ35を備えている。
計器用指針1の組み付けは、指針キャップ31のバランサ受けリブ35にバランサ4を載置する。その後、指針キャップ3の指針袴32およびボス34をそれぞれ指針本体2の基部21に設けられた貫通孔21aおよび21bに挿通させながら、指針の基部21を基部受けリブ33に載置して組み付け、仕上げにボス34の先端を加熱溶着することにより組み付け完了となる。加熱溶着によりボス34の先端に形成される溶着部34cは、貫通孔21bの内径より大きな径となるので、指針本体2およびバランサ4が指針キャップ3からはずれることなく組み付けられる(たとえば、特許文献1参照)。
特開平7−280594号公報
しかしながら、上述の指針構造では、図2(C)に示すように、ボス34の溶着部34cは、基部21に接合されるわけではないので、ボス34の側面と基部21の貫通孔21bの内径との間に隙間Dがあり、バランサ4のガタツキや基部21のガタツキが発生する問題がある。また、溶着は、設備を準備するためのコストが比較的高くなるという問題がある。
そこで本発明は、上述した課題に鑑み、指針と指針キャップの確実な固定を安価に行うことができる計器用指針を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、指針キャップに立設し、先端部の中央に凹部を設けたボスを指針本体の基部に形成された貫通孔通し、貫通後の前記ボスの先端部を加締めることにより、前記指針本体を前記指針キャップへ組み付け固定する計器用指針であって、
前記ボスの先端部に、加締め状態において、加締め前の径よりも大きな径になるように拡げられた拡径部が形成され、該拡径部のほぼ中央に窪みが形成され、該拡径部の外周が前記貫通孔の内周縁に接触するように構成されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1記載の計器用指針において、指針と指針キャップの間にバランサが配置されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、計器用指針の指針本体を指針キャップへ組み付ける計器用指針の組み付け方法であって、
前記指針キャップに立設し、先端部の中央に凹部を設けたボスを指針の基部に形成された貫通孔通し、
前記凹部に前記ボスの外径よりも小さい径の先端部を持つ加締めピンを押し当てて、前記加締めピンを回転させながら前記ボスの先端部方向に加圧することにより、前記ボスの先端部に、ほぼ中央に窪みが形成されると共に加締め前の径よりも大きな径になるように拡げられた拡径部を形成し、該拡径部の外周が前記貫通孔の内周縁に接触するように加締めることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ボスの先端部に、加締め状態において、加締め前の径よりも大きな径になるように拡げられた拡径部が形成され、拡径部の外周が貫通孔の内周縁に接触するように構成されているので、指針を指針キャップへ組み付けた際のガタツキがなくなる。
また、拡径部のほぼ中央に窪みが形成されているので、加締め前の径よりも大きな径になるように拡げられた拡径部の形成が容易となる。
請求項記載の発明によれば、ボスの先端部を加締めることにより、指針、指針キャップおよびバランサをガタツキなく一体化できる。
請求項記載の発明によれば、ボスの先端部にボスの外径よりも小さい径の先端を持つ加締めピンを押し当てて、加締めピンを回転させながらボスの先端方向に加圧することにより、ボスの先端部に加締め前の径よりも大きな径になるように拡げられた拡径部を形成し、拡径部の外周が貫通孔の内周縁に接触するように加締めるので、指針を指針キャップへ組み付けた際のガタツキがなくなる。
また、加締め前のボスの先端の中央に凹部を設けたので、加締め治具を凹部に合わせるだけで、加締め治具とボスの先端との位置合わせができ、作業性を向上させることができる。また、ボスの先端に予め凹部が形成されているため、加締め時、凹部より大きい窪みが形成され、それにより、拡径部を加締め前の径より大きな径に拡げ易くなる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る計器用指針の構造を示し、(A)は分解斜視図、(B)は(A)における加締め前のX−X線断面図、(C)は(B)におけるA1部分の拡大図、(D)は加締め後のX−X線断面図、(E)は(D)におけるA2部分の拡大図である。
図1において、計器用指針1は、指針本体2、指針キャップ3およびバランサ4からなる。指針本体2は、透光性樹脂から一体形成された、基部21および該基部21から一方向に延長された指示部22を備えている。基部21には、貫通孔21aおよび貫通孔21bが形成されている。指針キャップ3は、非透光性樹脂から一体形成された、有底円筒状のキャップ本体31と、キャップ本体31の底部から立設された指針袴32、基部受けリブ33およびバランサ受けリブ35と、基部受けリブ33から立設されたボス34を備えている。キャップ本体31の外周の一部には、指針本体2の指示部22をはめ込む切欠部31aが形成されている。指針袴32の先端側には、計器ムーブメントの指針軸を圧入するための圧入孔32aが形成されている。基部受けリブ33は、横断面が十字形状に立設されている。ボス34は、ほぼ円柱状に形成され、その先端の中心には、図1(C)に示すように、ほぼ円形の凹部34aが形成されている。バランサ4は、ほぼ半円形状に形成されており、半円形の中心に組み付け時の指針袴32を避けるための半円状の切欠部4aが形成されている。
本発明の計器用指針1の組み付けは、指針キャップ3のバランサ受けリブ35にバランサ4を載置し、その後、指針袴32およびボス34をそれぞれ貫通孔21aおよび21bに挿通させると共に、ながら、図1(B)および(C)に示すように、指針の基部21をバランサ4の上に載置して組み付ける。この状態で、バランサ4の上面は、基部受けリブ33の上面と同じかまたはわずかに突出する寸法関係とされている。また、ボス34の先端部は、基部21の貫通孔21bを貫通して、基部21の表面より突出している。
そして仕上げ時に、図1(D)および(E)に示すように、ボス34の先端部に形成された凹部34aに、ボス34の外径よりも小さい径の砲弾型の先端を持つ加締め治具すなわち加締めピン10を押し当て、加締めピン10を回転させながら凹部34a方向に加圧して、ボス34の先端部を基部21に加締めることにより組み付け完了となる。加締めによりボス34の先端部には、凹部34aが加締めピン10により拡げられた窪み34cが形成され、それに伴って加締め前の円柱の外径よりも大きい径になるように外側に拡げられた拡径部34bが形成され、拡径部34bの外周が基部21の貫通孔21bの内周縁に接触する。それにより、基部21は、バランサ4と共に、しっかりとバランサ受けリブ35に押し付けられ、ガタツキ無く固定され、指針キャップ3で覆われる。すなわち、この加締め後の状態では、図2の従来例と違って、基部受けリブ33は基部21を受ける役目を果たさず、バランサ受けリブ35が基部受け部の役目も併せ持つ。
このように、ボス34の先端に加締めピン10を押し当てることにより、加締め状態が成立し、バランサ4と基部21の組み付け時のガタツキが無くなる。また、加締めによる組み付けは、溶着による組み付けに比較し、設備費用も少なく実施できる。
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、上述の実施の形態では、加締めピン10による加締めを行っているが、これに代えて、ボス34の外径よりも小さい径の砲弾型等の丸い先端を持つ治具をボス34の先端に押し当てて、プレス加締め、熱加締め、超音波加締めを行い、それにより、ボス34の先端部分が元の外径よりも大きい径になるように外側に拡げられた拡径部34bを形成し、拡径部34bの外周が基部21の貫通孔21bの内周縁に接触するようにしても良い。プレス加締めは、装置が安価であり、熱加締めおよび超音波加締めは、ボス34の割れ等を防止しながらボス34の先端部の拡径が可能である。
また、上述の実施の形態では、バランサ4を備えた計器用指針に適用した場合について説明したが、バランサ4のない計器用指針にも適用可能である。この場合は、組み付け時、指針本体2の基部21bは、指針キャップ3の基部受けリブ35と拡径部34bの外周との間で固定される。
本発明の実施の形態に係る計器用指針の構造を示し、(A)は分解斜視図、(B)は(A)における加締め前のX−X線断面図、(C)は(B)におけるA1部分の拡大図、(D)は加締め後のX−X線断面図、(E)は(D)におけるA2部分の拡大図である。 従来の計器用指針の構造を示し、(A)は分解斜視図、(B)は(A)におけるX−X線断面図、(C)は(B)におけるA3部分の拡大図である。
符号の説明
1 計器用指針
10 加締めピン
2 指針本体
21 基部
21a 貫通孔
21b 貫通孔
22 指示部
3 指針キャップ
31 キャップ本体
32 指針袴
33 基部受けリブ
34 ボス
34a 凹部
34b 拡径部
34c 窪み
35 バランサ受けリブ
4 バランサ

Claims (3)

  1. 指針キャップに立設し、先端部の中央に凹部を設けたボスを指針本体の基部に形成された貫通孔通し、貫通後の前記ボスの先端部を加締めることにより、前記指針本体を前記指針キャップへ組み付け固定する計器用指針であって、
    前記ボスの先端部に、加締め状態において、加締め前の径よりも大きな径になるように拡げられた拡径部が形成され、該拡径部のほぼ中央に窪みが形成され、該拡径部の外周が前記貫通孔の内周縁に接触するように構成されていることを特徴とする計器用指針。
  2. 請求項1記載の計器用指針において、
    指針と指針キャップの間にバランサが配置されていることを特徴とする計器用指針。
  3. 計器用指針の指針本体を指針キャップへ組み付ける計器用指針の組み付け方法であって、
    前記指針キャップに立設し、先端部の中央に凹部を設けたボスを指針の基部に形成された貫通孔通し、
    前記凹部に前記ボスの外径よりも小さい径の先端部を持つ加締めピンを押し当てて、前記加締めピンを回転させながら前記ボスの先端部方向に加圧することにより、前記ボスの先端部に、ほぼ中央に窪みが形成されると共に加締め前の径よりも大きな径になるように拡げられた拡径部を形成し、該拡径部の外周が前記貫通孔の内周縁に接触するように加締めることを特徴とする計器用指針の組み付け方法。
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