JP2003337184A - 時計用文字板の製造方法及び時計 - Google Patents

時計用文字板の製造方法及び時計

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JP2003337184A
JP2003337184A JP2002143367A JP2002143367A JP2003337184A JP 2003337184 A JP2003337184 A JP 2003337184A JP 2002143367 A JP2002143367 A JP 2002143367A JP 2002143367 A JP2002143367 A JP 2002143367A JP 2003337184 A JP2003337184 A JP 2003337184A
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dial
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JP2002143367A
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English (en)
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Koichi Yokosuka
弘一 横須賀
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃を加えて略字が離脱しない文字板の製造
方法及び時計を提供すること。 【解決手段】 文字板本体1に略字2を取付けるための
略字穴11をあける。文字板本体1の略字穴11に文字
板本体1の裏面12を斜面13となるように加工する。
略字穴11に略字2を固定するための略字足21を、文
字板本体1の裏面12とは反対の面から挿入する。略字
穴11に略字足21が挿入された状態で、文字板本体1
の裏面12から略字足21の先端部に回転を付与したカ
シメ端子3で押付け荷重をかけて、前記先端部を塑性変
形させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】時計用文字板の製造方法及びこの
時計用文字板を有する時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の時計用文字板は、略字を文字板本
体とを、接着剤等で固着あるいは固定させる(以下、両
者を「固着」という)かカシメにより固着させる。図面
に基づいて説明すると、図4は、略字を文字板本体とを
接着剤により固着したときの時計用文字板、図5及び図
6は、略字を文字板本体とをカシメにより固着したとき
の時計用文字板を示す。図4において、文字板本体1
は、略字2の略字足21を入れる略字穴11をあけてお
く。この略字穴11は、文字板本体1の裏面である文字
板本体裏面12に少し面取りを施した略字穴端面斜面1
3を設けておく。略字2は、略字の位置を決めと固着を
行うための略字足21を略字に固着させておく。文字板
本体1と略字2の固着は、略字2の略字足21を文字板
本体1の略字穴に挿入した後、略字穴端面斜面13に接
着剤61を塗布することで行う。図5において、略字2
の略字足21を入れる略字穴11をあけておく。この略
字穴11は、文字板本体1の裏面である文字板本体裏面
12に少し面取りを施した略字穴端面斜面13を設けて
おく。文字板本体1と略字2の固着は、略字2の略字足
21を文字板本体1の略字穴に挿入した後、略字足53
に衝撃を加えて略字足53の先端部を略字足21よりも
全体を大きくする。図6も図5と同様であるが、略字足
21を一定の方向に曲げてカシメる点が異なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の時計用文字板で
は、携帯時に文字板に衝撃が加わると、接着剤が剥離し
て略字が文字板本体から離脱するという問題点があっ
た。また、衝撃を加えてカシメた場合でも同様で、衝撃
カシメ時の略字足先端部と衝撃カシメ端子の干渉量のバ
ラツキや、大きな衝撃カシメ荷重をかけると略字表面と
カシメ受け台の間に応力が伝播して、略字表面に圧痕に
よる外観不適合のキズが生じるため、小さな衝撃カシメ
荷重しかかけられない。このため、接着剤による固着と
同様に、衝撃を受けると略字が外れてしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の時計用文字板の
製造方法は、文字板本体に略字を取付けるための略字穴
をあけるステップと、前記略字穴の前記文字板本体の裏
面を斜面に加工するステップと、前記略字穴に前記略字
を固定するための略字足を前記文字板本体の前記裏面と
は反対の面から挿入するステップと、前記略字穴に前記
略字足が挿入された状態で、前記文字板本体の前記裏面
から前記略字足の先端部に回転を付与したカシメ端子で
押付け荷重をかけて、前記先端部を塑性変形させるステ
ップとかならなる。
【0005】本発明の時計用文字板の製造方法は、前記
略字穴の前記斜面が、前記文字板本体の厚みに対して3
分の1以上かつ2分の1以下である。
【0006】本発明の時計用文字板の製造方法は、前記
カシメ端子の先端形状が、前記略字足の前記先端部直径
の1.5倍以上で2倍以下の径を起点とする円錐面の逃
げを有する。
【0007】本発明の時計は、上記に記載した時計用文
字板の製造方法で製造された時計用文字板と、前記時計
用文字板を上面に取り付け、時刻を表示するムーブメン
トと、前記ムーブメントを内蔵し、前記ムーブメントを
衝撃から保護するケースと、前記ムーブメントを前記ケ
ースから取り外すために前記ケースに取り外し可能に取
り付けた裏蓋とを有する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を、図面に基づい
て以下に詳述する。図1は、本発明の製造方法を示した
図である。図2は、略字足にカシメを施す前の状態を示
す図である。図3は、略字足にカシメを施した後の状態
を示す図である。
【0009】図2に示すように、文字板本体1に、略字
足21を挿入するために貫通した略字穴2をあける。略
字穴2は、略字足21を挿入する側と反対側の文字板本
体裏面12側の端部に、略字穴端部斜面13を設けてお
く。略字穴2のストレート部は、文字板本体1の厚みの
3分の1乃至2分に1とした。なお、従来の略字穴で
は、文字板本体1の厚みの5分の1程度の深さであっ
た。略字2に略字足21を略字2に固着させる。あるい
は、略字足21を略字2と一体で成形しても良い。文字
板本体1の略字穴11に、略字2の略字足21を挿入す
る。このとき、略字足21の先端が文字板1の文字板本
体裏面12よりも超えない高さにしておく。
【0010】図1において、文字板本体1に略字2を挿
入した状態で、カシメ受け台4にのせる。回転カシメ端
子3は、先端に凹の形状をした端子中心凹曲面32と、
先端から文字板1の略字穴端面斜面13の開き角度より
も狭い角度のテーパーを有する円錐部逃げ31を有して
いる。端子中心凹曲面32は、略字2の略字足21を凸
状に加工する。また、円錐部逃げ31は、回転カシメ端
子3が略字足21をカシメるときに、文字板本体1と接
触させないようにするためである。回転カシメ端子3を
回転させながら押しけることで、略字足21を塑性変形
させてカシメていく。カシメ後は、略字足21の先端部
が略字穴端面斜面13に固着されるこのように塑性変形
させた略字足先端部22は、回転カシメ後に略字足先端
部51のごとく、略字穴11の径より大きくなり、略字
2は文字板本体1に完全に固着された。
【0011】この実施例では小型ボール盤を用い、回転
カシメ端子3はの主軸先端に取り付けて回転を付与し、
押付け荷重は、概小型ボール盤の送りレバーによりかけ
た。
【0012】初期的には回転カシメ端子3の回転数は5
00rpmとし、押付け荷重は300grfとしたが、
回転数は300rpmから1000rpm、押付け荷重
は300grfから1000grfの確認実験を行った
結果、いずれも実用範囲の効用が確認された。
【0013】回転カシメ端子3は略字足先端部22の直
径の1.5倍から2倍の単純な円柱状で十分な略字足先
端部22の塑性変形得ることができたが、図1に示すよ
うな、略字足先端部22の直径の1.5倍から2倍の径
を起点とする円錐面逃げ31および端子中心凹曲面32
を施した結果、作業能率やカシメ後の外観が向上した。
【0014】この実施例における略字2の材質は銅であ
ったが、プレス成形により略字足21が形成できる金属
材料であれば、この発明が適用できる材質である。
【0015】
【発明の効果】略字足先端部を回転を付与したカシメ端
子で塑性変形させることにより、略字足先端部変形能を
飛躍的に向上させ、略字表面に圧痕による外観不適合の
キズを生せず、小さな押付け荷重で略字穴径より略字足
先端径を確実に大きくして略字を文字板本体に固着する
ことが可能になり、確実な離脱のない安定した略字の固
着を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を示す、主要構成部分の部分断面
図である。
【図2】カシメ前の文字板本体に略字を嵌着した状態を
示す部分断面図である。
【図3】本発明のカシメ固着状態を示す部分断面図であ
る。
【図4】従来の接着固着状態を示す部分断面図である。
【図5】従来の衝撃カシメ固着による、略字が離脱しや
すい状態の代表例を示す部分断面図である。
【図6】従来の衝撃カシメ固着による、略字が離脱しや
すい状態の代表例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 文字板本体 2 略字 3 回転カシメ端子 4 カシメ受け台 11 略字穴 12 文字板本体裏面 13 略字穴端面斜面 21 略字足 22 略字足先端部 23 略字表面 31 円錐部逃げ 32 端子中心凹曲面 51 回転カシメ後略字足先端部 52 衝撃カシメ後略字足先端部例a 53 衝撃カシメ後略字足先端部例b

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字板本体に略字を取付けるための略字
    穴をあけるステップと、 前記略字穴の前記文字板本体の裏面を斜面に加工するス
    テップと、 前記略字穴に前記略字を固定するための略字足を前記文
    字板本体の前記裏面とは反対の面から挿入するステップ
    と、 前記略字穴に前記略字足が挿入された状態で、前記文字
    板本体の前記裏面から前記略字足の先端部に回転を付与
    したカシメ端子で押付け荷重をかけて、前記先端部を塑
    性変形させるステップと、 を有する時計用文字板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記略字穴の前記斜面は、前記文字板本
    体の厚みに対して3分の1以上かつ2分の1以下である
    請求項1記載の時計用文字板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記カシメ端子の先端形状は、前記略字
    足の前記先端部直径の1.5倍以上で2倍以下の径を起
    点とする円錐面の逃げを有する請求項1又は2記載の時
    計用文字板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の時計
    用文字板の製造方法で製造された時計用文字板と、 前記時計用文字板を上面に取り付け、時刻を表示するム
    ーブメントと、 前記ムーブメントを内蔵し、前記ムーブメントを衝撃か
    ら保護するケースと、 前記ムーブメントを前記ケースから取り外すために前記
    ケースに取り外し可能に取り付けた裏蓋と、 を有する時計。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121229A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Yazaki Corp 計器用指針およびその組み付け方法
JP2009198312A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Citizen Seimitsu Co Ltd 表示板及びその製造方法
JP2010228522A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Alpha Corp ステアリングロック装置
JP2017116543A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 計時器用の表盤装飾

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Effective date: 20040304