JP4963065B2 - 低起泡性シリコーン組成物 - Google Patents
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Description
(A)下記一般式(1):
(式中、R4は独立に非置換又は置換の炭素原子数2〜8の2価炭化水素基であり、R5は独立に水素原子、非置換若しくは置換の炭素原子数1〜6の1価炭化水素基又はアセチル基(-COCH3)であり、xは4〜15の整数、yは0〜10の整数であり、yが0ではないとき、式中の式:(C2H4O)で表される繰り返し単位と式:(C3H6O)で表される繰り返し単位との配列はランダム状又はブロック状である)
で表される有機基であり、
R3は独立に水酸基、非置換若しくは置換の炭素原子数1〜18の1価炭化水素基又は前記一般式(2)で表される有機基であり、
mは0〜10の整数、nは0〜10の整数であり、且つm+nの和は1〜20の整数であり、
但し、n=0であるとき、式中の2個のR3のうち少なくとも1個は前記一般式(2)で表される有機基である。]
で表されるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン: 51〜99.9質量部、
(B)下記一般式(3):
(式中、R10は独立に非置換又は置換の炭素原子数2〜8の2価炭化水素基であり、R11は独立に水素原子、非置換若しくは置換の炭素原子数1〜6の1価炭化水素基又はアセチル基(-COCH3)であり、zは0〜10の整数、wは4〜60の整数であり、zが0ではないとき、式中の式:(C2H4O)で表される繰り返し単位と式:(C3H6O)で表される繰り返し単位との配列はランダム状又はブロック状である)
で表される有機基であり、
R8は下記一般式(5):
(式中、R12は独立に非置換又は置換の炭素原子数2〜8の2価炭化水素基であり、uは0〜13の整数である)
で表されるパーフルオロアルキル基含有有機基であり、
R9は独立に水酸基、非置換若しくは置換の炭素原子数1〜18の1価炭化水素基又は前記一般式(4)若しくは(5)で表される有機基であり、
oは0〜100の整数、pは0〜30の整数、qは1〜100の整数であり、且つo+p+qの和は5〜200の整数であり、
但し、p=0であるとき、式中の2個のR9のうち少なくとも1個は前記一般式(4)で表される有機基である。]
で表されるポリオキシアルキレン/パーフルオロアルキル共変性オルガノポリシロキサン: 0.1〜49質量部、及び
(C)下記一般式(6):
(式中、R16は独立に非置換又は置換の炭素原子数2〜8の2価炭化水素基である)
で表される有機基であり、
R15は独立に非置換若しくは置換の炭素原子数1〜18の1価炭化水素基又は前記一般式(7)で表される有機基であり、
rは0〜6の整数、sは0〜2の整数であり、
但し、s=0であるとき、式中の2個のR15のうち少なくとも1個は前記一般式(7)で表される有機基である。]
で表されるグリセリン変性オルガノポリシロキサン: 0〜49質量部
(但し、上記(A)成分と上記(B)成分と上記(C)成分の合計量は100質量部である)
を含有する低起泡性シリコーン組成物を提供する。
本発明は第二に、前記組成物からなる展着剤を提供する。
本発明は第三に、前記組成物からなる洗浄剤を提供する。
本発明における(A)成分のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは、下記一般式(1):
−C3H6O(C2H4O)6H、
−C3H6O(C2H4O)10H、
−C3H6O(C2H4O)5CH3、
−C3H6O(C2H4O)8CH3、
−C3H6O(C2H4O)10(C3H6O)1CH3、
−C3H6O(C2H4O)10(C3H6O)4C4H9、
−C3H6O(C2H4O)8−CO−CH3、
−C3H6O(C2H4O)10(C3H6O)1−CO−CH3
等が挙げられる。
本発明における(B)成分のポリオキシアルキレン/パーフルオロアルキル共変性オルガノポリシロキサンは、下記一般式(3):
(式中、R10、R11、z、w、及び式:(C2H4O)で表される繰り返し単位と式:(C3H6O)で表される繰り返し単位との配列は上記と同じである)
で表される有機基であり、R10としては、上記一般式(2)の上記R4について例示したものと同じ基が挙げられ、R11としては、上記一般式(2)の上記R5について例示したものと同じ基が挙げられる。
−C3H6O(C3H6O)25H、
−C3H6O(C2H4O)3(C3H6O)15H、
−C3H6O(C2H4O)6(C3H6O)24CH3、
−C3H6O(C2H4O)3(C3H6O)15C4H9、
−C3H6O(C3H6O)8C4H9、
−C3H6O(C2H4O)3(C3H6O)15−CO−CH3、
−C3H6O(C3H6O)25−CO−CH3
等が挙げられる。
−C2H4CF3、
−C2H4C4F9、
−C2H4C6F13、
−C2H4C8F17、
−C2H4C13F27
等が挙げられる。
本発明における(C)成分のグリセリン変性オルガノポリシロキサンは、下記一般式(6):
−C2H4OCH2CH(OH)CH2OH、
−C3H6OCH2CH(OH)CH2OH、
−C4H8OCH2CH(OH)CH2OH
等が挙げられる。
上記(A)成分のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは、ケイ素原子に結合した水素原子(即ち、SiH基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、ポリオキシアルキレン構造からなる主鎖を有し、分子鎖末端にアリル基等の付加反応性であるアルケニル基を有する化合物とを、白金又はロジウム等の白金族金属系ヒドロシリル化反応触媒の存在下、付加反応させることによって得ることができる。
本発明組成物は、上記(A)成分51〜99.9質量部、好ましくは70〜99質量部と、上記(B)成分0.1〜49質量部、好ましくは1〜30質量部と、上記(C)成分0〜49質量部、好ましくは0〜30質量部(但し、上記(A)成分、上記(B)成分と上記(C)成分の合計量は100質量部である)とを含有するものである。
表1に記載の量比で各成分を混合して組成物を調製した。
表2に記載の量比で各成分を混合して組成物を調製した。
なお、比較例1は、(B)成分及び(C)成分を使用せず、(A)成分のみを使用した例である。
比較例2は、(B)成分及び(C)成分を使用せず、(A)成分および消泡剤(1)としてポリアルキレングリコール系消泡剤:ディスホームNKL−5450(商品名、日本油脂社製)を用いた例である。
比較例3は、(B)成分及び(C)成分を使用せず、(A)成分および消泡剤(2)としてシリコーン系消泡剤:FSアンチフォーム001(商品名、ダウコーニング社製)を用いた例である。
上記各実施例及び比較例の組成物の外観及び性能を評価した。結果を表3に示す。
各組成物の1質量%水性分散液をガラスびん(内径:4.5cm、高さ:8.0cm)に入れ、該ガラスびんを1分間に250回振とうした。振とう停止から30秒後の泡の高さ(mm)を測定した。
(A)成分のみの1質量%水性分散液をガラスびん(内径:4.5cm、高さ:8.0cm)に入れ、該ガラスびんを1分間に250回振とうして十分泡立てた。次に、該水性分散液に(B)成分及び/又は(C)成分を添加して、表1または表2に記載の量比で各成分を含む水性分散液を調製し、該ガラスびんを1分間に250回振とうした。振とう停止から60秒後の泡の高さ(mm)を測定した。
各組成物の0.1質量%水性分散液について、ウィルヘルミー法に準じて25℃における表面張力(mN/m)を測定した。
表3の結果から明らかなように、本発明の組成物は泡立ちが少なく、かつ表面張力の値が低い(界面活性力が高い)ものである。
Claims (4)
- (A)下記一般式(1):
[式中、R1は独立に水酸基又は非置換若しくは置換の炭素原子数1〜18の1価炭化水素基であり、
R2は下記一般式(2):
(式中、R4は独立に非置換又は置換の炭素原子数2〜8の2価炭化水素基であり、R5は独立に水素原子、非置換若しくは置換の炭素原子数1〜6の1価炭化水素基又はアセチル基(-COCH3)であり、xは4〜15の整数、yは0〜10の整数であり、yが0ではないとき、式中の式:(C2H4O)で表される繰り返し単位と式:(C3H6O)で表される繰り返し単位との配列はランダム状又はブロック状である)
で表される有機基であり、
R3は独立に水酸基、非置換若しくは置換の炭素原子数1〜18の1価炭化水素基又は前記一般式(2)で表される有機基であり、
mは0〜10の整数、nは0〜10の整数であり、且つm+nの和は1〜20の整数であり、
但し、n=0であるとき、式中の2個のR3のうち少なくとも1個は前記一般式(2)で表される有機基である。]
で表されるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン: 51〜99.9質量部、
(B)下記一般式(3):
[式中、R6は独立に水酸基又は非置換若しくは置換の炭素原子数1〜18の1価炭化水素基であり、
R7は下記一般式(4):
(式中、R10は独立に非置換又は置換の炭素原子数2〜8の2価炭化水素基であり、R11は独立に水素原子、非置換若しくは置換の炭素原子数1〜6の1価炭化水素基又はアセチル基(-COCH3)であり、zは0〜10の整数、wは4〜60の整数であり、zが0ではないとき、式中の式:(C2H4O)で表される繰り返し単位と式:(C3H6O)で表される繰り返し単位との配列はランダム状又はブロック状である)
で表される有機基であり、
R8は下記一般式(5):
(式中、R12は独立に非置換又は置換の炭素原子数2〜8の2価炭化水素基であり、uは0〜13の整数である)
で表されるパーフルオロアルキル基含有有機基であり、
R9は独立に水酸基、非置換若しくは置換の炭素原子数1〜18の1価炭化水素基又は前記一般式(4)若しくは(5)で表される有機基であり、
oは0〜100の整数、pは0〜30の整数、qは1〜100の整数であり、且つo+p+qの和は5〜200の整数であり、
但し、p=0であるとき、式中の2個のR9のうち少なくとも1個は前記一般式(4)で表される有機基である。]
で表されるポリオキシアルキレン/パーフルオロアルキル共変性オルガノポリシロキサン: 0.1〜49質量部、及び
(C)下記一般式(6):
[式中、R13は独立に非置換又は置換の炭素原子数1〜18の1価炭化水素基であり、
R14は下記一般式(7):
(式中、R16は独立に非置換又は置換の炭素原子数2〜8の2価炭化水素基である)
で表される有機基であり、
R15は独立に非置換若しくは置換の炭素原子数1〜18の1価炭化水素基又は前記一般式(7)で表される有機基であり、
rは0〜6の整数、sは0〜2の整数であり、
但し、s=0であるとき、式中の2個のR15のうち少なくとも1個は前記一般式(7)で表される有機基である。]
で表されるグリセリン変性オルガノポリシロキサン: 0〜49質量部
(但し、上記(A)成分と上記(B)成分と上記(C)成分の合計量は100質量部である)
を含有する低起泡性シリコーン組成物からなる展着剤。 - 農薬用である請求項1に係る展着剤。
- 上記(C)成分の量が5.0〜49質量部である請求項1又は2に係る展着剤。
- 上記(B)成分の量が5.0〜10.0質量部である請求項1〜3のいずれか1項に係る展着剤。
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