JP4255153B2 - 拭き取り紙用水系処理剤 - Google Patents

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勝 尾崎
和男 小林
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、拭き取り紙用水系処理剤に関し、詳しくは、ティッシュペーパー、トイレットペーパー等の拭き取り紙に、ぬめり感やウエット感を抑え、ドライなタッチで、平滑性に富み、さらりとした感触で、しかも優れた柔軟性を付与することができる拭き取り紙用水系処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
ティッシュペーパー、トイレットペーパー等の拭き取り紙は、それ自体の柔軟性や平滑性が十分ではないため、頻繁に使用すると、皮膚が荒れて赤くなったり、痛くなったりするという問題があった。
【0003】
この問題を改善するため、例えば、これらの拭き取り紙を、アミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、エーテル基、ポリエーテル基、アルデヒド基、ケトン基、アミド基、エステル基、およびチオール基からなる群より選択される水素結合官能基を有するポリジメチルシロキサンにより処理する方法(特開平2−224626号公報、および特開平3−900号公報参照)、アミノ基含有ポリジオルガノシロキサンとポリエーテル基含有ポリジオルガノシロキサンの水分散液により処理する方法(特開平6−311943号公報参照)、さらには、ポリジオルガノシロキサンと多価アルコールにより処理する方法(特開平7−145596号公報参照)が提案されている。
【0004】
しかし、これらのポリジオルガノシロキサンにより処理された拭き取り紙といえども、柔軟性が満足できるものではなく、依然としてがさつきが感じられたり、風合いが満足できるものではないという問題があった。特に、アミノ基含有ポリジオルガノシロキサンで処理した場合には、過度のぬめり感が出てしまい、手肌への接触による感触が満足できるものではないという問題があり、また、ポリエーテル基含有ポリジオルガノシロキサンで処理した場合には、平滑性(すべり感)が満足できるものではないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明の目的は、ティッシュペーパー、トイレットペーパー等の拭き取り紙に、ぬめり感やウエット感を抑え、ドライなタッチで、平滑性に富み、さらりとした感触で、しかも優れた柔軟性を付与することができる拭き取り紙用水系処理剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】
本発明の拭き取り紙用水系処理剤は、平均粒子径が0.1〜500μmであるシリコーンゴム粉末とシリコーンオイルの水分散液からなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の拭き取り紙用水系処理剤を詳細に説明する。
本処理剤は、シリコーンゴム粉末の水分散液からなることを特徴とする。このシリコーンゴム粉末は、拭き取り紙に、ぬめり感やウエット感を抑え、ドライなタッチで、平滑性に富み、さらりとした感触で、しかも優れた柔軟性を付与するための成分である。このシリコーンゴム粉末の平均粒子径は0.1〜500μmの範囲内であり、好ましくは0.1〜100μmの範囲内であり、特に好ましくは0.5〜50μmの範囲内である。これは、平均粒子径がこの範囲外であるシリコーンゴム粉末を配合した処理剤は、拭き取り紙に、ぬめり感やウエット感を抑え、ドライなタッチで、平滑性に富み、さらりとした感触で、しかも優れた柔軟性を付与できなくなる傾向があるからである。このシリコーンゴム粉末の形状としては、球状、偏平状、不定形状が例示され、特に、球状であることが好ましい。また、このシリコーンゴム粉末の硬さとしては、JIS K 6253に規定されるタイプAデュロメータ硬さが80以下であることが好ましく、特に、65以下であることが好ましい。これは、この硬さがこの範囲をこえるシリコーンゴム粉末を配合してなる処理剤は、拭き取り紙に、ぬめり感やウエット感を抑え、ドライなタッチで、平滑性に富み、さらりとした感触で、しかも優れた柔軟性を付与することができにくくなる傾向があるからである。
【0008】
本処理剤では、シリコーンゴム粉末を水中に分散させて調製したものを用いることもできるが、このシリコーンゴム粉末の硬さが低いものを用いる場合には、このシリコーンゴム粉末自体の凝集性が大きく、これを水中に均一に分散させることが困難であるため、予め、シリコーンゴム組成物を水中に分散させた状態で硬化させることにより調製したものを用いることが好ましい。このシリコーンゴム組成物を水中に分散させた状態で硬化させることによりシリコーンゴム粉末の水分散液を調製する方法としては、例えば、ヒドロシリル化反応硬化型シリコーンゴム組成物、縮合反応硬化型シリコーンゴム組成物、有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物、紫外線硬化型シリコーンゴム組成物等のシリコーンゴム組成物を界面活性剤により水中に分散させた状態で硬化させる方法が挙げられ、特に、ヒドロシリル化反応硬化型シリコーンゴム組成物や縮合反応硬化型シリコーンゴム組成物を界面活性剤により水中に分散させた状態で硬化させる方法が好ましい。このヒドロシリル化反応硬化型シリコーンゴム組成物としては、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するポリオルガノシロキサン、一分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するポリオルガノシロキサン、および白金系触媒から少なくともなるものが例示され、縮合反応硬化型シリコーンゴム組成物としては、一分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合する水酸基またはアルコキシ基、オキシム基、アセトキシ基、アミノキシ基等の加水分解性基を有するポリオルガノシロキサン、一分子中に少なくとも3個のケイ素原子に結合するアルコキシ基、オキシム基、アセトキシ基、アミノキシ基等の加水分解性基を有するシラン系架橋剤、および有機錫化合物、有機チタン化合物等の縮合反応触媒から少なくともなるものが例示される。
【0009】
また、本処理剤において、シリコーンゴム粉末として、非架橋のシリコーンオイルを含有するシリコーンゴム粉末を用いてもよく、この場合には、得られる処理剤は、拭き取り紙に、ぬめり感やウエット感を抑え、ドライなタッチで、平滑性に富み、さらりとした感触で、しかも優れた柔軟性をより一層付与できるという特徴がある。このようなシリコーンゴム粉末を調製する方法としては、シリコーンゴム組成物中に、この組成物の硬化反応に関与しないシリコーンオイルを予め配合しておき、この組成物を粉状に硬化させる方法、シリコーンゴム粉末にシリコーンオイルを含浸させる方法が挙げられるが、好ましくは、前者の方法である。
【0010】
この非架橋のシリコーンオイルは、シリコーンゴム粉末中に単に含まれており、この粉末から自然に滲み出たり、また、有機溶剤により抽出可能なオイルのことである。このようなシリコーンオイルの分子構造としては、例えば、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状、環状、分岐鎖状が挙げられ、特に、直鎖状であることが好ましい。このようなシリコーンオイルとしては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)シロキサン共重合体等の非反応性シリコーンオイルが一般に挙げられ、例えば、このシリコーンゴム粉末を形成するためのシリコーンゴム組成物中に、このシリコーンオイルを予め含ませておく場合には、上記の非反応性シリコーンオイル以外に、この硬化反応に関与しない分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン、このポリジメチルシロキサンのメチル基の一部をメチル基以外のアルキル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基に置換したポリオルガノシロキサン等のシリコーンオイルが挙げられ、この硬化反応が付加反応である場合には、上記の非反応性シリコーンオイル以外に、分子鎖両末端シラノール基封鎖ポリジメチルシロキサン、このポリジメチルシロキサンのメチル基の一部をメチル基以外のアルキル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基に置換したポリオルガノシロキサン等のシリコーンオイルが挙げられ、さらには、この硬化反応に関与し得るが、未反応として残った分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、これらのポリオルガノシロキサンのメチル基の一部をメチル基以外のアルキル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基に置換したポリオルガノシロキサン等のシリコーンオイルが挙げられ、また、この硬化反応が縮合反応である場合には、上記の非反応性のシリコーンオイル以外に、このシリコーンオイルのメチル基の一部をアルケニル基に置換したポリオルガノシロキサン等のシリコーンオイル、さらには、この硬化反応に関与し得るが、未反応として残った分子鎖両末端シラノール基封鎖ポリジメチルシロキサン、このポリジメチルシロキサンのメチル基の一部をメチル基以外のアルキル基、アルケニル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基に置換したシリコーンオイルが挙げられる。また、シリコーンゴム粉末にシリコーンオイルを含浸する場合には、このシリコーンオイルの種類は特に限定されない。
【0011】
これらの非架橋のシリコーンオイルは液状であり、この25℃における粘度としては、100,000mPa・s以下であることが好ましく、さらに、50,000mPa・s以下であることが好ましく、特に、10,000mPa・s以下であることが好ましい。これは、25℃における粘度がこの範囲より大きいオイルによると、平均粒子径が500μm以下であるシリコーンゴム粉末を形成しにくくなる傾向があったり、シリコーンゴム粉末に含浸しにくくなる傾向があるためである。このような非架橋のシリコーンオイルとしては、シリコーンゴム粉末との親和性が優れることから、このシリコーンゴム粉末を形成するシリコーンオイルと同様の有機基を有するものであることが好ましい。
【0012】
シリコーンゴム粉末中の非架橋のシリコーンオイルの含有量としては、80重量%以下であることが好ましく、特に、50重量%以下であることが好ましい。これは、非架橋のシリコーンオイルの含有量がこの範囲をこえるシリコーンゴム粉末を調製することが困難であり、これを配合して得られる処理剤により処理された拭き取り紙がべたついたりするおそれがあるからである。
【0013】
また、本処理剤において、シリコーンゴム粉末を水中で安定性よく分散させるために界面活性剤を配合することが好ましい。このような界面活性剤としては、第一〜第三脂肪族アミン塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、N,N−ジアルキルモルホリニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオン系界面活性剤;脂肪酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、N−アシル−N−メチルタウレート、アルキル硫酸塩、硫酸化油脂、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルムアルデヒド縮合物等のアニオン系界面活性剤;N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸塩、N,N,N−トリアルキル−N−スルホアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビスポリオキシエチレンアンモニウム硫酸エステルベタイン、2−アルキル−1−カルボキシメチル−1−ヒドロキシエチルミダゾリニウムベタイン等の両イオン系界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール・ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、プロピレングリコール・ペンタエリスリトール脂肪酸エステル等の多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル等のポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン化ヒマシ油、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノールアミン脂肪酸部分エステル、トリアルキルアミンオキサイド、ポリオキシアルキレン基含有オルガノポリシロキサン等の非イオン系界面活性剤、およびこれらの界面活性剤の二種以上の混合物が例示され、特に、シリコーンゴム組成物を水中に分散させた状態で硬化させて調製する場合には、非イオン系界面活性剤を用いることが好ましい。
【0014】
本処理剤において、界面活性剤の配合量は限定されないが、シリコーンゴム粉末100重量部に対して0.1〜20重量部の範囲内であることが好ましく、特に、0.5〜10重量部の範囲内であることが好ましい。
【0015】
また、本処理剤において、水はシリコーンゴム粉末を分散させるための分散媒である。この水の配合量は限定されないが、本処理剤の処理効率の点から、上記のシリコーンゴム粉末の含有量が1〜90重量%の範囲内となる量であることが好ましく、さらには、5〜90重量%の範囲内となる量であることが好ましく、特には、30〜80重量%の範囲内となる量であることが好ましい。
【0016】
また、本処理剤には、その他任意の成分として、従来、拭き取り紙用処理剤として用いられているシリコーンオイルを配合することができる。このシリコーンオイルは、拭き取り紙に柔軟性、平滑性、および圧縮回復性(ふんわり性)を付与する作用をするためのものであり、例えば、一般式:
【化1】
Figure 0004255153
で示されるポリジオルガノシロキサンが挙げられる。上式中のRは同じか、または異なる炭素原子数1〜20の一価炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基;ビニル基、アリル基等のアルケニル基;フェニル基等のアリール基が例示される。また、上式中のR'は同じか、または異なる、アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、オキシアルキレン基、メルカプト基、フルオロアルキル基、カルビノール基、およびアミド基からなる群から選択される一価有機基である。また、上式中のAは同じか、または異なる、水酸基、アルコキシ基、炭素原子数1〜20の一価炭化水素基、アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、オキシアルキレン基、メルカプト基、フルオロアルキル基、カルビノール基、またはアミド基であり、Aのアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基が例示され、Aの一価炭化水素基としては、前記Rと同様の基が例示される。また、上式中のmは1以上の整数であり、nは0または1以上の整数であり、かつ、(m+n)は少なくとも10の整数である。このようなシリコーンオイルの粘度は限定されないが、25℃において50〜10,000mPa・sの範囲内であることが好ましく、特に、500〜5,000mPa・sの範囲内であることが好ましい。このようなシリコーンオイルとしては、ポリジメチルシロキサン、アミノ基含有ポリジオルガノシロキサン、エポキシ基含有ポリジオルガノシロキサン、カルボキシル基含有ポリジオルガノシロキサン、ポリエーテル基含有ポリジオルガノシロキサン、およびこれらのポリジオルガノシロキサンの二種以上の混合物が例示される。
【0017】
このアミノ基含有ポリジオルガノシロキサンとしては、例えば、一般式:
【化2】
Figure 0004255153
で示される。上式中のRは同じか、または異なる炭素原子数1〜20の一価炭化水素基であり、前記と同様の基が例示され、特に、少なくともメチル基であることが好ましい。また、上式中のR1は、水素原子、アシル基、または一価炭化水素基である。R1のアシル基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基が例示され、R1の一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、フェニル基、シクロヘキシル基が例示される。また、上式中のQは二価炭化水素基であり、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、イソプロピレン基、ブチレン基、イソブチレン基等のアルキレン基;式:−(CH2)2−C64−で示される基等のアルキレンアリーレン基が挙げられ、特に、アルキレン基であることが好ましく、さらには、プロピレン基であることが好ましい。また、上式中のDは同じか、または異なる、水酸基、アルコキシ基、一価炭化水素基、または式:−Q−(NHCH2CH2)a−NHR1で示されるアミノ基である。Dのアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基が例示され、Dの一価炭化水素基としては、前記Rと同様の基が例示される。また、上式中のmは1以上の整数であり、nは1以上の整数であるが、上式中のDの少なくとも一方が式:−Q−(NHCH2CH2)a−NHR1で示されるアミノ基である場合には、nは0であってもよい。また、(m+n)は少なくとも10の整数であり、特に、100〜1,000の範囲内の整数であることが好ましい。これは、(m+n)が10未満の整数であるアミノ基含有ポリジオルガノシロキサンを用いると、拭き取り紙のパルプ繊維素内部に吸着されてしまい、ぬめり感やウエット感を抑え、ドライなタッチで、平滑性に富み、さらりとした感触で、しかも優れた柔軟性をより付与しにくくなるからである。また、上式中のaは同じか、または異なる0〜10の整数であり、特に、0、または1であることが好ましい。このアミノ基含有ポリジオルガノシロキサンにおいては、式:−Q−(NHCH2CH2)a−NHR1で示されるアミノ基が、その分子鎖側鎖に結合していても、また、その分子鎖末端に結合してもよく、またその両方に結合してもよい。
【0018】
このようなアミノ基含有ポリジオルガノシロキサンを調製する方法としては、例えば、ケイ素原子結合水素原子を有するポリジオルガノシロキサンと、式:CH2=C(CH3)CH2NHCH2NH2で例示される脂肪族不飽和炭素−炭素結合を有するアミン化合物をヒドロシリル化反応させたり、また、式:CH2CH2CH2Clで例示されるハロゲン化アルキル基を有するポリジオルガノシロキサンと、式:H2NCH2CH2NH2で例示されるアミン化合物とを縮合反応させる方法が挙げられる(特開昭53−98499号公報参照)。
【0019】
また、エポキシ基含有ポリジオルガノシロキサンは、例えば、一般式:
【化3】
Figure 0004255153
で示される。上式中のRは同じか、または異なる炭素原子数1〜20の一価炭化水素基であり、前記と同様の基が例示され、特に、少なくともメチル基であることが好ましい。また、上式中のEは同じか、または異なるエポキシ基含有一価有機基であり、例えば、一般式:
【化4】
Figure 0004255153
で示される基、あるいは、一般式:
【化5】
Figure 0004255153
で示される基が挙げられる。上記のエポキシ基含有一価有機基において、式中のQ'は二価有機基であり、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、フェニレン基、クロルエチレン基、フルオロエチレン基等の置換もしくは非置換のアルキレン基;式:−CH2OCH2CH2CH2−で示される基、式:−CH2CH2OCH2CH2−で示される基、式:−CH2CH2OCH(CH3)CH2−で示される基、式:−CH2OCH2CH2OCH2CH2−で示される基等のアルキレンオキシアルキレン基が挙げられる。また、上式中のGは同じか、または異なる、水酸基、アルコキシ基、炭素原子数1〜20の一価炭化水素基、またはエポキシ基含有一価有機基である。Gのアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基が例示され、Gの一価炭化水素基としては、前記Rと同様の基が例示され、Gのエポキ基含有一価有機基としては、前記Eと同様の基が例示される。また、上式中のxは0〜2,000の整数であり、また、yは1〜200の整数であるが、Gの少なくとも一方がエポキシ基含有一価有機基である場合には、yは0であってもよい。また、(x+y)は少なくとも10以上の整数であり、特に、100〜2,000の範囲内の整数であることが好ましい。これは、(x+y)が10未満の整数であるポリジオルガノシロキサンは、パルプ繊維素内部に吸着されてしまい、平滑性や柔軟性を付与する効果が乏しくなることがあるためである。このエポキシ基含有ポリジオルガノシロキサンにおいては、エポキシ基含有一価有機基が、その分子鎖側鎖に結合していても、また、その分子鎖末端に結合してもよく、またその両方に結合してもよい。
【0020】
また、カルボキシル基含有ポリジオルガノシロキサンは、例えば、一般式:
【化6】
Figure 0004255153
で示される。上式中のRは同じか、または異なる炭素原子数1〜20の一価炭化水素基であり、前記と同様の基が例示され、特に、少なくともメチル基であることが好ましい。また、上式中のR2は水素原子、または一価炭化水素基であり、R2の一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ヘキシル基、フェニル基、シクロヘキシル基が例示される。また、上式中のQは二価炭化水素基であり、前記と同様の基が例示される。また、上式中のJは同じか、または異なる、水酸基、アルコキシ基、炭素原子数1〜20の一価炭化水素基、または、式:−Q−COOR2で示されるカルボキシル基である。Jのアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基が例示され、Jの一価炭化水素基としては、前記Rと同様の基が例示される。また、上式中のkは1以上の整数であり、lは1以上の整数であるが、Jの少なくとも一方が式:−Q−COOR2で示されるカルボキシル基である場合には、lは0であってもよい。また、(k+l)は少なくとも10の整数であり、特に、100〜1,000の整数であることが好ましい。これは、(k+l)が10未満の整数であるポリジオルガノシロキサンは、パルプ繊維素内部に吸着されてしまい、平滑性や柔軟性を付与する効果が乏しくなることがあるためである。このカルボキシル基含有ポリジオルガノシロキサンにおいては、式:−Q−COOR2で示されるカルボキシル基が、その分子鎖側鎖に結合していても、また、その分子鎖末端に結合してもよく、またその両方に結合してもよい。
【0021】
また、ポリエーテル基含有ポリジオルガノシロキサンは、拭き取り紙に平滑性や柔軟性を付与するばかりでなく、シリコーンゴム粉末の水中での分散安定性を向上させることができる。このようなポリエーテル基含有ポリジオルガノシロキサンは、例えば、一般式:
【化7】
Figure 0004255153
で示される。上式中のRは同じか、または異なる炭素原子数1〜20の一価炭化水素基であり、前記と同様の基が例示され、特に、少なくともメチル基であることが好ましい。また、上式中のR3は水素原子、または炭素原子数1〜5の一価有機基であり、R3の一価有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基;アセチル基、プロピオニル基等のアシル基が例示される。また、上式中のQは二価炭化水素基であり、前記と同様の基が例示され、特に、プロピレン基であることが好ましく、さらには、エチレン基、プロピレン基であることが好ましい。また、上式中のL同じか、または異なる、水酸基、アルコキシ基、炭素原子数1〜20の一価炭化水素基、または式:−Q−O−(C24O)b(Cd2dO)c−R3で示されるポリエーテル基である。Lのアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基が例示され、Lの一価炭化水素基としては、前記Rと同様の基が例示される。また、上式中のmは1以上の整数であり、nは1以上の整数であるが、Lの少なくとも一方が、式:−Q−O−(C24O)b(Cd2dO)c−R3で示されるポリエーテル基である場合には、nは0であってもい。また、(m+n)は少なくとも1の整数である。また、上式中のb同じか、または異なる0〜50の整数であり、また、cは同じか、または異なる0〜50の整数であり、bおよびcのいずれか一方は1〜50の整数である。また、上式中のdは同じか、または異なる3以上の整数であり、特に、3、または4であることが好ましい。また、式:C24Oで示されるオキシエチレン基と式:Cd2dOで示されるオキシアルキレン基とはブロック重合していても、あるいはランダム重合していてもよい。このポリエーテル基含有ポリジオルガノシロキサン中のポリエーテル基の含有量は限定されないが、30〜60重量%の範囲内であることが好ましい。このポリエーテル基含有ポリジオルガノシロキサンにおいては、式:−Q−O−(C24O)b(Cd2dO)c−R3で示されるポリエーテル基が、その分子鎖側鎖に結合していても、また、その分子鎖末端に結合してもよく、またその両方に結合してもよい。
【0022】
また、ポリジメチルシロキサンは、例えば、一般式:
【化8】
Figure 0004255153
で示される。上式中のMは同じか、または異なる、水酸基、アルコキシ基、または炭素原子数1〜20の一価炭化水素基である。Mのアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基が例示され、Mの一価炭化水素基としては、前記Rと同様の基が例示される。また、上式中のmは1以上の整数である。
【0023】
本処理剤において、これらのシリコーンオイルの配合量は限定されないが、好ましいドライタッチ感、さらり感を拭き取り紙に付与するためには、好ましくは、シリコーンゴム粉末100重量部に対して3000重量部以下であり、より好ましくは2000重量部以下であり、より好ましくは1500重量部以下であり、より好ましくは5〜3000重量部の範囲内であり、さらに好ましくは、5〜2000重量部の範囲内であり、特に好ましくは、5〜1500重量部の範囲内である。
【0024】
本処理剤において、これらのシリコーンオイルを配合する場合には、これらのシリコーンオイルを水分散液の形態で、上記のシリコーンゴム粉末の水分散液に配合することが好ましい。これらのシリコーンオイルを水中に分散させる方法としては、一般に、攪拌機、ホモミキサー、ラインミキサー、コロイドミル、ホモジナイザーなどが使用される。この際、シリコーンオイルの水分散液の安定性を向上させるために、上記の界面活性剤を配合することが好ましく、特に、ノニオン系乳化剤を用いることが好ましい。この界面活性剤の配合量は限定されないが、シリコーンオイル100重量部に対して0.1〜20重量部の範囲内であることが好ましく、特に、0.5〜10重量部の範囲内であることが好ましい。また、シリコーンオイルの水分散液において、この分散液中のシリコーンオイル液滴の粒子径は限定されないが、その平均粒子径が0.01〜1000μmの範囲内であることが好ましく、シリコーンオイルとして、アミノ基含有有機基やカルボキシル基含有有機基を分子内に2モル%前後含むポリオルガノシロキサンを用いた場合には、特別な乳化機を用いなくとも、通常の攪拌機により、これを平均粒子径が0.01〜0.1μmの液滴状に水中に分散させることができる。その他のオルガノポリシロキサンでは、コロイドミルやホモジナイザー等の乳化機を用いることが好ましく、この際の液滴の平均粒子径は、一般に、2〜10μmとなる。また、環状ジオルガノシロキサンをホモジナイザー等の乳化機で水中に分散させた後、これを重合することにより得られる液滴の場合には、一般に、その平均粒子径は0.2〜5μmとなる。
【0025】
さらに、本処理剤には、その他任意の成分として、エチレングライコール、ポリエチレングライコール(例えば、分子量100〜200)、ジエチレングライコール、トリエチレングライコール、プロピレングライコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ブドウ糖、蔗糖、果糖、式:
【化9】
Figure 0004255153
で示されるグルコン酸等の保湿剤;第四級アンモニウム塩等のシラン系あるいは有機系の抗菌剤;香料を配合することができる。
【0026】
本処理剤により拭き取り紙を処理する方法としては、例えば、本処理剤を拭き取り紙に直接噴霧した後、乾燥する方法、本処理剤を抄紙工程中のパルプのサスペンジョンに添加する方法、本処理剤をパルプ乾燥工程中やその前後に噴霧する方法、本処理剤をキスロール方式やグラビアコーターにより拭き取り紙に付着させた後、乾燥する方法が挙げられる。本処理剤により拭き取り紙を処理するにあたり、その処理量は、本処理剤中のシリコーン成分、すなわち、シリコーンゴム粉末、もしくはシリコーンゴム粉末とシリコーンオイルの合計量が拭き取り紙の0.2〜5.0重量%となる量であるのが好ましく、特に、これが0.5〜3.0重量%となる量であることが好ましい。また、本処理剤を拭き取り紙に直接噴霧し、これを乾燥させることにより処理する場合には、その乾燥方法として、50〜150℃に加熱乾燥する方法が好ましい。
【0027】
本処理剤によると、処理されたティッシュペーパーやトイレットペーパー等の拭き取り紙は、優れた柔軟性、平滑性、さらには、しっとりとした感触(やや湿っているような感触)を有し、肌への感触が非常に良好であり、高級感を付与することができる。
【0028】
【実施例】
本発明の拭き取り紙用水系処理剤を実施例により詳細に説明する。なお、実施例中の粘度は25℃における値である。また、処理された拭き取り紙を次のようにして評価した。
[風合い]
蛍光X線分析でシリコーン付着が無いことが確認されている市販のティッシュペーパー(2枚重ね、縦197mm、横229mm)を金網上に広げ、簡易スプレー(吹き付けエアー圧=0.5Kg/cm2)で、その表面と裏面に拭き取り紙用水系処理剤を、シリコーン成分の付着量がティッシュペーパーの1.0重量%となる量吹き付けた。その後、処理剤の付着したティッシュペーパーを130℃の乾燥機で5分間乾燥した。このようにして処理されたティッシュペーパー5枚を折り畳み、指触により、その風合いを観察した。
[鼻こすり性]
上記のようにして処理されたティッシュペーパー1枚を2つ折りにし、これで鼻周辺の皮膚を5分間隔で10回強くこすり、その皮膚の状態を目視により観察し、次のように判断した。
○:皮膚に変化がない。
△:皮膚がかすかに赤くなった。
×:皮膚がやや赤くなった。
なお、表中の○〜△は、皮膚がかすかに赤くなったが、ほとんど変化がないことを示す。
[吸水性]
上記のようにして処理されたティッシュペーパーにスポイトで水滴を1滴たらし、この水滴がティッシュペーパーに吸収されるまでの時間(秒)を測定した。
[総合評価]
上記の評価結果に基づいて、拭き取り紙用水系処理剤が好適であるか、否かを次のように判断した。
○:最適である。
△:やや適している。
×:不適である。
なお、表中の○〜△は、最適であるが、やや不適な点もあることを示し、○〜△は、やや適しているが、場合によっては最適であることを示し、△〜×は、不適であるが、場合によってはやや適していることを示す。
【0029】
[参考例1]
粘度400mPa・sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン96重量部、粘度20mPa・sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリメチルハイドロジェンシロキサン4重量部、粘度20mPa・sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン6重量部、および塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液(上記の分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサンに対して、このアルコール溶液中の白金金属原子が重量単位で20ppmとなる量)を均一に混合してシリコーンゴム組成物を調製した。なお、この組成物を室温で1日間放置することにより硬化して得られるシリコーンゴムのJIS K 6253に規定されるタイプAデュロメータ硬さは28であった。
【0030】
次に、このシリコーンゴム組成物全量を3重量%−ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB=13.1)水溶液53重量部により乳化した後、純水50重量部を加えて、シリコーンゴム組成物の水分散液を調製した。そして、この水分散液を室温で1日間放置することにより、シリコーンゴム組成物を硬化させて、シリコーンゴム粉末の水分散液を調製した。このシリコーンゴム粉末は球状であり、平均粒子径は4μmであった。
【0031】
また、この水分散液から水を除去して得られたシリコーンゴム粉末100重量部にトルエン1000重量部を加えて、これらをホモディスパーにより500rpmで30分間攪拌した後、12時間静置した。その後、これを再びホモディスパーにより500rpmで10分間攪拌し、次いで、ろ紙によりろ過した。得られたろ液からトルエンを除去することにより、粘度が20mPa・sである非架橋のシリコーンオイルを回収した。このシリコーンゴム粉末中に含まれる非架橋のシリコーンオイルの含有量を求めたところ、6重量%であることがわかった。また、この非架橋のシリコーンオイルをゲルパーミエーションクロマトグラフ、赤外線分光分析、および1H−核磁気共鳴分析した結果、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサンを主成分とするものであることがわかった。
【0032】
[参考例2]
粘度400mPa・sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン90重量部、粘度20mPa・sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体3重量部、粘度500mPa・sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン6重量部、および塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液(上記の分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサンに対して、このアルコール溶液中の白金金属原子が重量単位で20ppmとなる量)を均一に混合してシリコーンゴム組成物を調製した。なお、この組成物を室温で1日間放置することにより硬化して得られるシリコーンゴムのJIS K 6253に規定されるタイプAデュロメータ硬さは27であった。
【0033】
次に、このシリコーンゴム組成物全量を3重量%−ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB=13.1)水溶液53重量部により乳化した後、純水50重量部を加えて、シリコーンゴム組成物の水分散液を調製した。そして、この水分散液を室温で1日間放置することにより、シリコーンゴム組成物を硬化させて、シリコーンゴム粉末の水分散液を調製した。このシリコーンゴム粉末は球状であり、平均粒子径は2μmであった。
【0034】
また、この水分散液から水を除去することにより得られたシリコーンゴム粉末100重量部にトルエン1000重量部を加えて、これらをホモディスパーにより500rpmで30分間攪拌した後、12時間静置した。その後、これを再びホモディスパーにより500rpmで10分間攪拌し、次いで、ろ紙によりろ過した。得られたろ液からトルエンを除去することにより、粘度が500mPa・sである非架橋のシリコーンオイルを回収した。このシリコーンゴム粉末中に含まれる非架橋のシリコーンオイルの含有量を求めたところ、6重量%であることがわかった。また、この非架橋のシリコーンオイルをゲルパーミエーションクロマトグラフ、赤外線分光分析、および1H−核磁気共鳴分析した結果、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサンを主成分とするものであることがわかった。
【0035】
[参考例3]
粘度が1,250mPa・sであり、式:
【化10】
Figure 0004255153
で示されるアミノ基含有ポリジオルガノシロキサン(アミノ基の含有量=0.82重量%)15重量部、ポリオキシエチレン(6モル付加)ラウリルエーテル型の非イオン系界面活性剤3重量部、ポリオキシエチレン(8モル付加)ラウリルエーテル型の非イオン系界面活性剤2重量部、酢酸0.2重量部、および水79.8重量部をホモミキサーにより乳化して、ポリジオルガノシロキサンの水分散液を調製した。この水分散液中のポリジオルガノシロキサン液滴の平均粒子径は50μmであった。
【0036】
[参考例4]
粘度が2,900mPa・sであり、式:
【化11】
Figure 0004255153
で示されるポリエーテル基含有ポリジオルガノシロキサン(ポリエーテル基の含有量=30.0重量%)15重量部、ポリオキシエチレン(6モル付加)ラウリルエーテル型の非イオン系界面活性剤3重量部、ポリオキシエチレン(8モル付加)ラウリルエーテル型の非イオン系界面活性剤2重量部、酢酸0.2重量部、および水79.8重量部をホモミキサーにより乳化して、ポリジオルガノシロキサンの水分散液を調製した。この水分散液中のポリジオルガノシロキサン液滴の平均粒子径は20μmであった。
【0037】
[参考例5]
粘度が350mPa・sである、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン400重量部、ポリオキシエチレン(5モル付加)ラウリルエーテル型の非イオン系界面活性剤20重量部、ポリオキシエチレン(85モル付加)ノニルフェニルエーテル型の非イオン系界面活性剤10重量部、ポリオキシエチレン(4モル付加)ノニルフェニルエーテルのスルホン酸ナトリム塩5重量部、および水565重量部をホモミキサーにより乳化して、ポリジメチルシロキサンの水分散液を調製した。この水分散液中のポリジメチルシロキサン液滴の平均粒子径は500μmであった。
【0038】
[実施例1〜4、比較例1〜2]
参考例1で調製したシリコーンゴム粉末の水分散液と参考例3調製したポリジオルガノシロキサンの水分散液を表1に示すようなシリコーンゴム粉末とポリジオルガノシロキサンの重量部数比で均一に混合して拭き取り紙用水系処理剤を調製した。これらの処理剤によりティッシュペーパを処理した。処理されたティッシュペーパーについて、その風合い、鼻こすり性、および吸水性を評価し、それらの結果を表1に記載した。また、比較のため、処理しないティッシュペーパーについても、その風合い、鼻こすり性、および吸水性を評価し、それらの結果を表1に記載した。
【0039】
【表1】
Figure 0004255153
【0040】
[実施例5〜7、比較例3]
参考例1で調製したシリコーンゴム粉末の水分散液と参考例4で調製したポリジオルガノシロキサンの水分散液を表2に示すようなシリコーンゴム粉末とポリジオルガノシロキサンの重量部数比で均一に混合して拭き取り紙用水系処理剤を調製した。これらの処理剤によりティッシュペーパを処理した。処理されたティッシュペーパーについて、その風合い、鼻こすり性、および吸水性を評価し、それらの結果を表2に記載した。
【0041】
【表2】
Figure 0004255153
【0042】
[実施例8〜9、比較例4]
参考例2で調製したシリコーンゴム粉末の水分散液と参考例4で調製したポリジオルガノシロキサンの水分散液を表3に示すようなシリコーンゴム粉末とポリジオルガノシロキサンの重量部数比で均一に混合して拭き取り紙用水系処理剤を調製した。これらの処理剤によりティッシュペーパを処理した。処理されたティッシュペーパーについて、その風合い、鼻こすり性、および吸水性を評価し、それらの結果を表3に記載した。
【0043】
【表3】
Figure 0004255153
【0044】
[実施例10〜13、比較例5]
参考例1で調製したシリコーンゴム粉末の水分散液と参考例5で調製したポリジメチルシロキサンの水分散液を表4に示すようなシリコーンゴム粉末とポリジオルガノシロキサンの重量部数比で均一に混合して拭き取り紙用水系処理剤を調製した。これらの処理剤によりティッシュペーパを処理した。処理されたティッシュペーパーについて、その風合い、鼻こすり性、および吸水性を評価し、それらの結果を表4に記載した。
【0045】
【表4】
Figure 0004255153
【0046】
【発明の効果】
本発明の拭き取り紙用水系処理剤は、平均粒子径が0.1〜500μmであるシリコーンゴム粉末の水分散液からなるので、ティッシュペーパー、トイレットペーパー等の拭き取り紙に、ぬめり感やウエット感を抑え、ドライなタッチで、平滑性に富み、さらりとした感触で、しかも優れた柔軟性を付与することができるという特徴を有する。

Claims (7)

  1. 平均粒子径が0.1〜500μmであるシリコーンゴム粉末とシリコーンオイルの水分散液からなることを特徴とする拭き取り紙用水系処理剤。
  2. シリコーンオイルがアミノ基含有ポリオルガノシロキサンであることを特徴とする、請求項記載の拭き取り紙用水系処理剤。
  3. シリコーンオイルがポリエーテル基含有ポリオルガノシロキサンであることを特徴とする、請求項記載の拭き取り紙用水系処理剤。
  4. シリコーンオイルがポリジメチルシロキサンであることを特徴とする、請求項記載の拭き取り紙用水系処理剤。
  5. シリコーンオイルの配合量が、シリコーンゴム粉末100重量部に対して3,000重量部以下であることを特徴とする、請求項記載の拭き取り紙用水系処理剤。
  6. シリコーンゴム組成物を水中に分散させた状態で硬化させることにより調製されたものであることを特徴とする、請求項1記載の拭き取り紙用水系処理剤。
  7. シリコーンゴム組成物を水中に分散させた状態で硬化させることにより調製されたシリコーンゴム粉末の水分散液と、シリコーンオイルの水分散液とを混合してなることを特徴とする、請求項記載の拭き取り紙用水系処理剤。
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