JPH08309104A - 泡抑制剤組成物 - Google Patents

泡抑制剤組成物

Info

Publication number
JPH08309104A
JPH08309104A JP11871495A JP11871495A JPH08309104A JP H08309104 A JPH08309104 A JP H08309104A JP 11871495 A JP11871495 A JP 11871495A JP 11871495 A JP11871495 A JP 11871495A JP H08309104 A JPH08309104 A JP H08309104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
sio
weight
carbon atoms
silicone oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11871495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3151378B2 (ja
Inventor
Akinari Itagaki
明成 板垣
Kunihiro Yamada
邦弘 山田
Atsushi Matsuzaka
篤 松阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP11871495A priority Critical patent/JP3151378B2/ja
Publication of JPH08309104A publication Critical patent/JPH08309104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3151378B2 publication Critical patent/JP3151378B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 速効性、消泡持続性に優れており、水分散
性、希釈安定性も良好な自己乳化型泡抑制剤組成物を提
供する。 【構成】 本発明の泡抑制剤組成物は、 (イ)一般式 R3R1 2SiO-(R1 2SiO)x-(R1R2SiO)y-SiR1R3 で示されるポリオキシア ルキレン変性シリコーンオイル 5〜90重量%、 (ロ)一般式 (R6R7R8SiO1/2)l(R9R10SiO2/2)m(R11SiO3/2)nで示されるシリコー ンオイル 100重量部と微粉末シリカ 0.1〜20重量部よりなるオイルコンパウンド 5〜60重量%、 (ハ)ポリオキシアルキレン重合体 5〜90重量%、 よりなることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は泡抑制剤組成物、特には
水分散性、希釈安定性を損なうことがなく、消泡性の優
れた自己乳化型泡抑制剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコーン系消泡剤は他種消泡剤にくら
べて種々のすぐれた性質を持っているので、合成樹脂工
業、油脂工業、醗酵工業、ゴム工業、食品工業、石油化
学工業、繊維工業、紙パルプ工業、医薬品工業などの発
泡を伴なう製造工程に広く利用されており、これについ
てはジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、メチルビニルポリシロキサンなどのシリコーン
オイルを微粉末シリカと混合したオイルコンパウンド型
消泡剤、これらのオイルコンパウンドを界面活性剤と共
に水中に分散してなるエマルジョン型消泡剤が汎用され
ている。
【0003】また、このエマルジョン型消泡剤は、高
温、高アルカリ性、高剪断力下といった過酷な条件下で
はエマルジョンが破壊されて消泡能力が低下するため、
これに代わるものとしてポリオキシアルキレン基で変性
したオルガノポリシロキサンとオイルコンパウンドを併
用した自己乳化型消泡剤(特公昭52-19836号、特公昭52
-22638号、特公昭55-23084号各公報参照)が染色、各種
油剤、水性インキなどの用途に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのシリ
コーン系消泡剤も起泡性液体中で気体と激しく接触する
系とか、高温染色などのような加熱条件で激しく撹拌さ
れる系では消泡性が経時的に失われてしまうため、消泡
剤の添加量を増加させたり、または連続的に消泡剤を投
入する必要があるという問題点があった。そのため、こ
のシリコーン系消泡剤については例えばオイルコンパウ
ンド用に使用するシリカを予めジメチルジクロロシラン
などで処理して疎水化しておく方法(特公昭52-31836号
公報参照)、シリカを窒素含有有機けい素化合物で処理
する方法(特公昭51-35556号公報参照)などが提案され
ているが、これらの方法はシリカの疎水化処理に長時間
を必要とし、また処理設備も必要であり、且つ工程も複
雑であるため経済的ではない。
【0005】またオルガノポリシロキサンまたは炭化水
素化合物にオルガノハイドロジェンポリシロキサンとシ
リカおよび触媒を添加してなるものも提案されている
(特開昭57-48307号公報参照)が、これは有機金属系の
触媒を添加して加熱処理しないとシリカの表面処理が十
分に進まないし、処理工程中に発生する水素ガスによっ
て引火爆発の危険性もあり、さらにオルガノポリシロキ
サンとシリカに有機けい素化合物と触媒を添加して加熱
処理する方法(特公平 3-39722号公報参照)、オルガノ
ポリシロキサンとシリカに(CH3)3SiO1/2単位とSiO4/2
位とからなるシロキサン樹脂を配合するもの(特公平 3
-12923号公報参照)、環状シロキサンと水及び反応促進
剤の混合物によってシリカを処理するもの(特開平6-15
4513号公報参照)も提案されているが、これらの消泡性
の持続効果は必ずしも満足すべきものではない。
【0006】なお、これについては高剪断力、高温下で
消泡性持続力の向上を目的としてオルガノポリシロキサ
ンと疎水化処理済シリカに無機アンモニウム塩化合物を
混合して加熱処理する方法(特公平 4-42043号公報参
照)、分岐単位を有するシリコーンオイルとシリカから
なるオイルコンパウンド成分(特開平6-142410号公報参
照)も提案されており、これらによれば消泡性持続力に
すぐれた消泡剤組成物を得ることができるが、これらに
ついてはさらに希釈安定性が良好で、消泡性の持続性の
大きいものが求められている。
【0007】一方、自己乳化型消泡剤に用いられている
ポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル中のポリオ
キシアルキレン基としては、通常EO(エチレンオキシ
基)のホモポリマーか、EOとPO(プロピレンオキシ
基)のコポリマーが使用され、後者においてはそのEO
/POモル比がポリオキシアルキレン/ポリシロキサン
構成比と共に、ポリオキシアルキレン変性シリコーンオ
イルの親水性、親油性と乳化能力を左右する因子とな
る。これについては、ポリオキシアルキレン基としてE
O、PO、BO(ブチレンオキシ基)の各ホモポリマー
あるいはコポリマーが好ましいと記載したものもある
(特公昭52-19836号、特公昭52-22638号、特公昭55-230
84号公報参照)がコポリマーの場合のモル比に関しては
言及していない。
【0008】また、EOとPOとからなるポリオキシア
ルキレン基については、小さなPO分率が好ましいこと
を示唆しているものもあり(特開平1-317505号公報参
照)、ポリオキシアルキレン基を構成するオキシアルキ
レン基はEOが70%以上を占めることが好ましく、さら
にはEO 100%が最も好ましいとしているものもある
(特開平5-271689号公報参照)。また、これについては
ポリオキシアルキレン変性シリコーンオイルの一分子中
に、EO/POモル比の異なる2種のポリオキシアルキ
レン基を含有させると、希釈安定性、消泡持続性のすぐ
れた自己乳化型消泡剤の与えられることを記載したもの
もあり(特開平5-261206号、特開平5-261207号、特開平
5-285306号、特開平5-317607号、特開平 6-302号各公報
参照)、これらはかなりの効果を示すものとされている
が、これらについてもさらに特性の向上が求められてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
例の不利、問題点を解決した泡抑制剤組成物に関するも
ので、これは(イ)下記一般式1 R3R1 2SiO-(R1 2SiO)x-(R1R2SiO)y-SiR1 2R3 …1 [ここにR1は同一または異種の炭素数1〜18の1価炭化
水素基、R2は一般式
【化2】 (ここにR4は炭素数1〜4の2価炭化水素基、R5は水素
原子または炭素数1〜6のアルキル基、アセチル基、イ
ソシアン酸基から選択される1価の有機基、3≦a+b
≦100 で10/90≦a/b≦45/55)で表わされる基、R3
はR1、R2、水酸基、炭素数1〜6のアルコキシ基から選
択される1価の有機基、xは5〜 100、yは1〜10]で
表わされる、25℃における粘度が10〜100,000cStである
ポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル5〜90重量
%、(ロ)下記一般式2 (R6R7R8SiO1/2)l(R9R10SiO2/2)m(R11SiO3/2)n …2 (ここにR6〜R11 は炭素数1〜18の1価炭化水素基、
l、m、nは正数で 0.005≦n/(l+m+n)≦0.1
)で表わされる、25℃における粘度が10〜100,000cSt
であるシリコーンオイル 100重量部と、BET法による
比表面積が 100m2/g以上の微粉末シリカ 0.1〜20重量部
よりなるオイルコンパウンド5〜60重量%、(ハ)分子
量が 500〜5,000 であるポリオキシアルキレン重合体5
〜90重量%、とよりなることを特徴とするものである。
【0010】すなわち、本発明者らは消泡性、希釈安定
性が特にすぐれている自己乳化型の泡抑制剤組成物を開
発すべく種々検討した結果、EO/POモル比が10/90
〜45/55であるPO高含有のポリオキシアルキレン変性
シリコーンオイルと RSiO3/2単位を有するシリコーンオ
イルをベースとするオイルコンパウンドおよびポリオキ
シアルキレン重合体を混合すると、すぐれた特性をもつ
組成物が得られ、この組成物は水分散性、希釈安定性が
良好で、速効性、消泡持続性もすぐれており、少量の添
加で大きな破泡効果を与え、高温、高剪断力下での機械
的安定性もすぐれていて凝集を起すこともないというこ
とを見出した。また、この組成物は安定性がすぐれてい
るので、各種薬剤と併用しても分散性が損なわれず、し
たがって各種油剤内添用消泡剤、または塗料・インキ
用、水性切削油用などとしても好適に使用することがで
きることを確認して本発明を完成させた。以下、これに
ついてさらに詳述する。
【0011】
【作用】本発明の泡抑制剤は前記した(イ)、(ロ)、
(ハ)の各成分からなるものである。本発明の泡抑制剤
組成物の(イ)成分としてのポリオキシアルキレン変性
シリコーンオイルは、後記する(ハ)成分としてのポリ
オキシアルキレン重合体と共に(ロ)成分としてのシリ
コーンオイルコンパウンドを水系に乳化分散させるため
のものであるが、これはつぎの一般式1 R3R1 2SiO-(R1 2SiO)x-(R1R2SiO)y-SiR1 2R3 …1 で示されるものとされる。
【0012】ここにR1はメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、
オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、テトラ
デシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基などのアル
キル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基;フェ
ニル基、トリル基などのアリール基;シクロヘキシル基
などのシクロアルキル基またはこれらの基の炭素原子に
結合している水素原子の一部または全部をハロゲン原
子、シアノ基などで置換したクロロメチル基、3−クロ
ロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、
シアノエチル基などから選択される同種または異種の炭
素数1〜18の非置換または置換の1価の炭化水素基であ
るが、全体のR1基中の90モル%以上がメチル基であるこ
とが好ましい。
【0013】R2は一般式
【化3】 で示される基、R4はメチレン基、エチレン基、プロピレ
ン基、ブチレン基などの炭素数1〜4の2価炭化水素
基、R5は水素原子、またはメチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などの炭素数
1〜6のアルキル基、アセチル基、イソシアン酸基など
から選択される1価の有機基、a+bの値は3未満であ
るとオイルコンパウンド組成物の乳化が困難となるし、
100を超えると希釈時の粘度が高くなって作業性が悪く
なることから、これは3≦a+b≦100 、好ましくは10
≦a+b≦60とされる。
【0014】本発明におけるポリオキシアルキレン基R2
のEO/POモル比を示すa/bの値は、10/90未満で
あると水分散性、希釈安定性が悪くなり、45/55を越え
ると(ロ)成分としてのオイルコンパウンドとの分散安
定性が悪くなって保存安定性、希釈安定性が不良となる
ばかりか、消泡性にも悪影響が与えるようになるので、
これは10/90≦a/b≦45/55とすることが必要とされ
る。R3はR1、R2、水酸基あるいはメトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基などの炭素数1〜6のア
ルコキシ基から選択される1価の有機基とされる。
【0015】xの値は5未満だと消泡性が悪くなり、粘
度低下により保存安定性も悪くなり、 100を超えると希
釈時の粘度が高くなり、作業性が悪くなるから、5〜 1
00とされるが、特に10〜60が好ましい。yは1未満だと
オイルコンパウンド組成物の乳化が困難となり、10を超
えると希釈時の粘度が高くなり作業性も悪くなるから1
〜10とされ、好ましくは2〜7がよいが、このものは分
子中に占めるシロキサンで代表される疎水性部分の含有
量、すなわち全分子量からR2の分子量を除いた量が5〜
40重量%、好ましくは10〜30重量%からなるものとする
ことがよい。
【0016】また、このポリオキシアルキレン変性シリ
コーンオイルは室温で液状のものがよいが、これは25℃
における粘度が 10cStより低いと得られる泡抑制剤組成
物が分離し易く安定性の低いものとなり、100,000cStよ
り高いと得られる泡抑制剤組成物がこれを水で希釈する
時に分散し難くなり、作業性が悪化するので10〜100,00
0cStとするのがよく、好ましい範囲は 100〜10,000cSt
のものとされる。このポリオキシアルキレン変性シリコ
ーンオイルはポリエーテル変性シリコーンとして市販さ
れているものを用いてもよく、また従来公知の方法、例
えば≡SiH基を含有するオルガノポリシロキサンに、
分子鎖末端にビニル基あるいはアリル基などの不飽和基
を有するポリオキシアルキレン化合物を白金触媒の存在
下に付加反応させれば容易に得ることができる。なお、
本発明の組成物中におけるこの(イ)成分の配合量は5
重量%未満では水分散性が悪くなり、90重量%より多く
なると消泡性が劣ることから、5〜90重量%が必要とさ
れるが、より好ましくは10〜80重量%、さらに好ましく
は20〜70重量%とされる。
【0017】また、本発明の泡抑制剤組成物を構成する
(ロ)成分としてのオイルコンパウンドは、この組成物
に消泡性を付与するための主成分となるものであるが、
これは以下に示すシリコーンオイルと微粉末シリカとか
らなるものとされる。ここに使用されるシリコーンオイ
ルはつぎの一般式2 (R6R7R8SiO1/2)l(R9R10SiO2/2)m(R11SiO3/2)n …2 で示され、このR6〜R11 はそれぞれメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシ
ル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル
基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロア
ルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フ
ェニル基、トリル基などのアリール基、またはこれらの
基の炭素原子に結合している水素原子の一部または全部
をハロゲン原子、シアノ基などで置換したクロロメチル
基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロ
プロピル基、シアノエチル基などから選択される同種ま
たは異種の炭素数が1〜18の非置換または置換の1価炭
化水素基であるが、消泡性および経済性からは全体のR6
〜R11 基中の90モル%以上がメチル基であるものとする
ことがよい。
【0018】この一般式2で示されるシリコーンオイル
中の各単位のモル数を示すl、m、nはいずれも正数と
されるが、この R11SiO3/2単位のモル分率であるn/
(l+m+n)の値はこれが 0.005より小さくても、ま
た 0.1より大きくても消泡持続性が劣るようになるの
で、これは 0.005〜0.1 の範囲とすることが必要とされ
るが、これは好ましくは0.01〜0.05の範囲とすることが
よい。また、このものは分散のし易さ、作業性の面から
は粘度をできるだけ低いものとすることがよく、消泡持
続性の面からは粘度が高いほうがよいのであるが、粘度
が 10cSt未満では得られる組成物が安定性の乏しいもの
となり、粘度が100,000cStより大きいとエマルジョンに
仕上げる際の作業性に難点が生ずるので、この粘度は10
〜100,000cStの範囲とすることが必要とされるが、この
好ましい範囲は100〜50,000cSt とされる。
【0019】なお、この R11SiO3/2単位を含有するシリ
コーンオイルは従来公知の方法で合成することができる
が、これは例えばR6R7R8SiCl、R9R10SiCl2およびR11SiC
l3を共加水分解、縮合するか、またはこの縮合物と環状
低分子シロキサンとをアルカリ金属水酸化物、アルカリ
金属シラノレートあるいはテトラアルキルホスホニウム
ヒドロキシド、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシ
ドなどの水酸化物、あるいは硫酸、有機スルホン酸など
の強酸物質などから選ばれる触媒の存在下に、室温〜 2
00℃で反応させる方法、あるいは R11SiZ3(ここにZは
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキ
シ基、ブトキシ基、アセトキシ基、イソプロペノキシ
基、2−メトキシエトキシ基、2−アミノエトキシ基、
N,N−ジエチルアミノキシ基、ジメチルアミノ基、エ
チルメチルケトオキシム基などの加水分解性基)と直鎖
状のオルガノポリシロキサンとを上記触媒の存在下に室
温〜200℃で反応させる方法で得ることができる。
【0020】また、ここに使用される微粉末シリカは公
知のものでよく、これは湿式シリカ、乾式シリカのいず
れでもよいが、これには沈降シリカ、シリカキセロゲ
ル、ヒュームドシリカ、さらにはその表面を有機シリル
基で処理したものなどが例示され、具体的にはアエロジ
ル[日本アエロジル(株)製商品名]、ニップシール
[日本シリカ(株)製商品名]、キャボシル[米国キャ
ボット社製商品名]、サントセル[米国モンサント社製
商品名]などがあげられるが、これらはBET法による
比表面積の値が大きいほど消泡性が向上するので、これ
は比表面積が 100m2/g以上のものとすることが必要とさ
れるが、好ましくは 200m2/g以上のものとすることがよ
い。なお、この微粉末シリカの添加量は上記したシリコ
ーンオイル 100重量部に対して 0.1重量部未満では消泡
性能が劣るようになり、20重量部より多くすると組成物
の粘度が増加して水分散性および作業性が悪くなるの
で、これは 0.1〜20重量部の範囲とすることが必要とさ
れるが、好ましくは1〜10重量部の範囲とすることがよ
い。
【0021】この(ロ)成分としてのオイルコンパウン
ドは上記したシリコーンオイルと微粉末シリカの所定量
を適宜の撹拌機構をもつ混合機中で混合しながら60〜 2
00℃で熱処理し、必要に応じて低沸点留分を除くことに
よって製造することができるが、これに消泡性持続力、
高温特性、希釈安定性などの向上のために無機アンモニ
ウム塩、有機けい素化合物、シロキサン樹脂などを添加
すること(特公平 4-42043号、特開平5-261206号、特開
平5-261207号各公報参照)は任意である。本発明の泡抑
制剤組成物中におけるこの(ロ)成分の含有量は5重量
%より少ないと、この組成物の泡抑制効果が不充分とな
り、60重量%より大きいと、水への分散性が劣り、取り
扱い難いものとなるので、5〜60重量%とすることが必
要で、好ましくは10〜50重量%、さらに好ましくは20〜
40重量%とされる。
【0022】つぎに、本発明の泡抑制剤組成物を構成す
る(ハ)成分としてのポリオキシアルキレン重合体は、
前記のように乳化助剤となるものであるが、この成分を
配合すると泡抑制剤組成物の粘度を低下させることがで
きるので、水分散時の作業性が向上する。この(ハ)成
分のポリオキシアルキレン重合体は分子内に(R12O)基
(ここにR12 はエチレン基またはイソプロピレン基)を
もつものであればどのような構造のものでもよく、これ
は直鎖状であっても、次式
【化4】 (R13 は1価の有機基、R14 は1価のアルキル基、q,
r,sは整数)で示されるような分枝状のものであって
よく、このR13 で示される末端基としては水素原子、メ
チル基、エチル基、ブチル基、デシル基、オクタデシル
基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基;アセチル基、ステアロイル基などのアシル基;
イソシアン酸基などが一般的であるが、特にこれらによ
って限定されるものではない。また、これは分子量が 5
00未満では粘度が低いため得られる泡抑制剤組成物の経
時安定性が悪くなり、 5,000を超えると粘度が高くな
り、分散性および作業性が悪くなるので、平均分子量が
500〜 5,000のものがよく、好ましくは 1,000〜3,000
のものとされる。
【0023】なお、ここに使用される(ハ)成分につい
ては、これを1種のポリオキシアルキレン重合体に限定
せず、HLBあるいは末端基などの異となる2種以上の
ポリオキシアルキレン重合体を併用してもよい。この
(ハ)成分の泡抑制剤組成物中における配合量は90重量
%より多くすると、消泡性が悪くなるので、5〜90重量
%、好ましくは10〜50重量%、さらに好ましくは20〜40
重量%とするのがよい。
【0024】本発明の泡抑制剤組成物は上記の(イ)、
(ロ)、(ハ)成分の所定量を混合することによって得
られるが、これらの各成分を例えばホモミキサーなどの
混合機を用いて、均一に混合すればよく、その混合法は
特に限定されないが40〜 150℃の範囲で加熱混合しても
よい。
【0025】
【実施例】つぎに本発明の実施例、比較例で使用される
シリコーンオイルの合成例、オイルコンパウンドの製造
例、および実施例、比較例をあげるが、例中における粘
度は25℃での測定値を示したものであり、例中における
各種物性値は下記の方法による測定値を示したものであ
る。
【0026】(水分散性試験)500ml のガラスビーカー
中に泡抑制剤組成物 20gと脱イオン水380gを入れ、直径
8cmのガラス製撹拌羽根で400rpm×3分間撹拌後の分散
性を目視観察し、以下の基準で評価した。 〇…容易に分散し、均一な乳濁液となる。 △…分散はするが、沈殿物あるいはオイル浮がある。 ×…分散しない。
【0027】(希釈安定性試験)上記分散性試験で調製
した5%希釈液を栓付きのガラス瓶に入れ、室温で3日
間放置後の液の外観を目視観察し、以下の基準で評価し
た。 〇…均一な乳濁液であり、層分離や析出物は認められな
い。 △…析出物の発生あるいは濃淡分離が見られる。 ×…二層分離が見られる。
【0028】(ノニオン性発泡液に対する消泡性試験)
1リットルのメスシリンダーにポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテルであるエマルゲン909 [花王(株)
製商品名]の 0.1%水溶液100gを入れ、泡抑制剤組成物
を100ppm添加し、室温下においてガラスディスフューザ
ーストーンを通して1リットル/分の割合で空気を吹込
むエアーバブリング法で20分後の起泡量[(泡体積+液
体体積)の合計ml量]を測定した。
【0029】合成例1 撹拌機と温度計、冷却管および滴下装置を設けた内容積
5リットルのフラスコに水3,000gを入れ、撹拌しながら
ここにトリメチルクロロシラン490g、ジメチルジクロロ
シラン560gおよびメチルトリクロロシラン650gの混合物
を、反応物の温度が50℃以下となるよう冷却しながら3
時間かけて滴下した。これをさらに30℃で2時間撹拌
し、水層(塩酸+水)を分離して除いた後、有機層に3
%炭酸ナトリウム水溶液1,700gを加え、室温で2時間撹
拌してから、水層を分離して除き、残った有機層に無水
硫酸ナトリウム 70gを加えて室温で3時間撹拌した後、
濾過して粘度が 14cStで無色透明のベースオイルAを得
た。
【0030】合成例2 撹拌機、温度計、冷却管および窒素ガス導入管を設けた
内容積 500mlのフラスコに、合成例1で得られたベース
オイルA 10g、粘度が 10cStのトリメチルシリル末端封
鎖ポリジメチルシロキサン 22gおよびオクタメチルシク
ロテトラシロキサン300gを入れ、窒素ガスを通気し撹拌
しながら 120℃まで加熱した。ここに、水酸化カリウム
0.3gを加え、さらに 150℃まで昇温して4時間撹拌した
後、 100℃まで冷却して、エチレンクロロヒドリン2g
を添加して、 100℃で2時間撹拌を続けた。得られた反
応物を10mmHgの減圧下、 160℃で2時間加熱し、未反応
の低分子シロキサンを除去して粘度が 16,000cStのシリ
コーンオイルAを得た。このものについて29Si-NMRによ
る構造解析を行なったところ、 CH3SiO3/2単位は 0.012
モル分率含有されていた。
【0031】合成例3 合成例2において、原料としてベースオイルA 25gとオ
クタメチルシクロテトラシロキサン308gを用いた以外は
同様に合成したところ、粘度が2,200cStのシリコーンオ
イルBが得られたが、このものについて29Si-NMRによる
構造解析を行なったところ、 CH3SiO3/2単位は 0.023モ
ル分率含有されていた。
【0032】オイルコンパウンド製造例1 シリコーンオイルとして合成例2で得られたシリコーン
オイルA 100重量部、微粉末シリカとしてニップシール
HD−2[日本シリカ(株)製商品名、比表面積 300m2
/g]8重量部を用い、窒素ガス気流下に 150℃で2時間
混合してオイルコンパウンド(ロ)−1を調製した。
【0033】オイルコンパウンド製造例2 シリコーンオイルとして合成例3で得られたシリコーン
オイルB 100重量部を用いたほかはオイルコンパウンド
製造例1と同様に処理して、オイルコンパウンド(ロ)
−2を調製した。
【0034】オイルコンパウンド製造例3 シリコーンオイルとして合成例3で得られたシリコーン
オイルB 100重量部、微粉末シリカとしてアエロジル20
0 [日本アエロジル(株)製商品名、比表面積200m2/
g]を(CH3)3SiNHSi(CH3)3で処理した表面疎水化処理シ
リカ5重量部を用い、さらに炭酸アンモニウム[関東化
学(株)製商品名] 0.3重量部を添加し、窒素ガス気流
下に 150℃で3時間混合してオイルコンパウンド(ロ)
−3を調製した。
【0035】オイルコンパウンド製造例4 シリコーンオイルとして粘度が3,000cStのジメチルシリ
コーンオイル・KF−96[信越化学工業(株)製商品
名] 100重量部を用いたほかはオイルコンパウンド製造
例1と同様に処理して、オイルコンパウンド(ロ)−4
を調製した。
【0036】実施例1〜6、比較例1〜7 上記のオイルコンパウンド製造例1〜4で調製されたオ
イルコンパウンド(ロ)−1〜4、(イ)成分としての
つぎの(イ)−1〜5 (イ)−1:(CH3)3SiO-[(CH3)2SiO]35-(CH3R15SiO)5-Si(CH3)3
【化5】 粘度:1,200cSt (イ)−2:(CH3)3SiO-[(CH3)2SiO]30-(CH3R16SiO)3-Si(CH3)3
【化6】 粘度:2,800cSt (イ)−3:(CH3)3SiO-[(CH3)2SiO]40-(CH3R17SiO)4-Si(CH3)3
【化7】 粘度: 850cSt (イ)−4:(CH3)3SiO-[(CH3)2SiO]25-(CH3R18SiO)5-Si(CH3)3
【化8】 粘度:1,600cSt (イ)−5:(CH3)3SiO-[(CH3)2SiO]10-(CH3R19SiO)5-Si(CH3)3 R19=-C3H6O(CH2CH2O)13CH3、 粘度: 110cSt
【0037】及び(ハ)成分としてのつぎの(ハ)−1
〜3 (ハ)−1:HO(C3H6O)35H 粘度: 250cSt (ハ)−2:C4H9(C2H4O)30(C3H6O)10C4H9 粘度: 200cSt (ハ)−3:C4H9(C2H4O)5(C3H6O)20H 粘度: 150cSt を、表−1に示した配合で室温下にホモミキサーにより
2,000rpmで10分間撹拌して泡抑制剤組成物を調製し、こ
れらの組成物についての水分散性、希釈安定性および消
泡性を試験したところ、表1に示したとおりの結果が得
られた。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明は泡抑制剤組成物に関するもので
あり、これによれば速効性、消泡持続性に優れていて、
水分散性、希釈安定性が良好で、高温、高剪断力での機
械的安定性もすぐれていて凝集を起すこともない、少量
の添加で大きな破泡効果を与える泡抑制剤組成物が与え
られるという有利性が与えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松阪 篤 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)下記一般式1 R3R1 2SiO-(R1 2SiO)x-(R1R2SiO)y-SiR1 2R3 [ここにR1は同一または異種の炭素数1〜18の1価炭化
    水素基、R2は一般式 【化1】 (ここにR4は炭素数1〜4の2価炭化水素基、R5は水素
    原子または炭素数1〜6のアルキル基、アセチル基、イ
    ソシアン酸基から選択される1価の有機基、3≦a+b
    ≦100 で10/90≦a/b≦45/55)で表わされる基、R3
    はR1、R2、水酸基、炭素数1〜6のアルコキシ基から選
    択される1価の有機基、xは5〜 100、yは1〜10]で
    表わされる、25℃における粘度が10〜100,000cStである
    ポリオキシアルキレン変性シリコーンオイル
    5〜90重量%、 (ロ)下記一般式2 (R6R7R8SiO1/2)l(R9R10SiO2/2)m(R11SiO3/2)n (ここにR6〜R11 は炭素数1〜18の1価炭化水素基、
    l、m、nは正数で 0.005≦n/(l+m+n)≦0.1
    )で表わされる、25℃における粘度が10〜100,000cSt
    であるシリコーンオイル 100重量部と、BET法による
    比表面積が 100m2/g以上の微粉末シリカ 0.1〜20重量部
    よりなるオイルコンパウンド5〜60重量%、 (ハ)分子量が 500〜5,000 であるポリオキシアルキレ
    ン重合体5〜90重量%、とからなることを特徴とする泡
    抑制剤組成物。
JP11871495A 1995-05-17 1995-05-17 泡抑制剤組成物 Expired - Fee Related JP3151378B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11871495A JP3151378B2 (ja) 1995-05-17 1995-05-17 泡抑制剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11871495A JP3151378B2 (ja) 1995-05-17 1995-05-17 泡抑制剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08309104A true JPH08309104A (ja) 1996-11-26
JP3151378B2 JP3151378B2 (ja) 2001-04-03

Family

ID=14743289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11871495A Expired - Fee Related JP3151378B2 (ja) 1995-05-17 1995-05-17 泡抑制剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3151378B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11229291A (ja) * 1997-11-14 1999-08-24 Dow Corning Sa 製紙工程における空気閉込めの制限方法
US6417310B1 (en) 1999-09-09 2002-07-09 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method for preparing branched organopolysiloxane
US6417258B1 (en) 1999-03-01 2002-07-09 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Antifoaming compositions
WO2015119771A1 (en) 2014-02-04 2015-08-13 Solenis Technologies, L.P. On-site emulsification of defoamer for brownstock washing of pulp
CN106621478A (zh) * 2016-11-23 2017-05-10 北京麦尔化工科技有限公司 一种浅色矿物油消泡剂及其制备方法
WO2017221059A1 (en) 2016-06-24 2017-12-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Automotive engine coolant composition, automotive engine concentrated coolant composition, and method of operating internal combustion engine
US10899952B2 (en) 2016-06-24 2021-01-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Automotive engine coolant composition, automotive engine concentrated coolant composition, and method of operating internal combustion engine

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11229291A (ja) * 1997-11-14 1999-08-24 Dow Corning Sa 製紙工程における空気閉込めの制限方法
US6417258B1 (en) 1999-03-01 2002-07-09 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Antifoaming compositions
US6417310B1 (en) 1999-09-09 2002-07-09 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method for preparing branched organopolysiloxane
WO2015119771A1 (en) 2014-02-04 2015-08-13 Solenis Technologies, L.P. On-site emulsification of defoamer for brownstock washing of pulp
US9371613B1 (en) 2014-02-04 2016-06-21 Solenis Technologies, L.P. On-site emulsification of defoamer for brownstock washing of pulp
WO2017221059A1 (en) 2016-06-24 2017-12-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Automotive engine coolant composition, automotive engine concentrated coolant composition, and method of operating internal combustion engine
US10899952B2 (en) 2016-06-24 2021-01-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Automotive engine coolant composition, automotive engine concentrated coolant composition, and method of operating internal combustion engine
CN106621478A (zh) * 2016-11-23 2017-05-10 北京麦尔化工科技有限公司 一种浅色矿物油消泡剂及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3151378B2 (ja) 2001-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0284B2 (ja)
JP2007222812A (ja) 消泡剤組成物
KR101271944B1 (ko) 소포제 조성물
JP2865466B2 (ja) 泡抑制剤組成物
KR960003145B1 (ko) 고도의 산성 수성계를 위한 발포 조절 방법
JP4557183B2 (ja) 消泡剤用オイルコンパウンドの製造方法及び消泡剤組成物
JP3151378B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JP4232031B2 (ja) 消泡剤組成物及びその製造方法
WO2021254171A1 (zh) 一种有机硅消泡组合物及其制备方法
JP3676042B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JPH0130528B2 (ja)
JP3064130B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JP2685684B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JP3444697B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JP3570490B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JP2685685B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JPH08196811A (ja) 消泡剤用オイルコンパウンドの製造方法及びそれを含有する消泡剤組成物
JP3259516B2 (ja) パルプ黒液用消泡剤
JP3009083B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JP3194681B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JP2685688B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JP2003024707A (ja) 消泡剤組成物
JP3222049B2 (ja) 自己乳化型消泡剤組成物
JP3636293B2 (ja) 泡抑制剤組成物
JP2977397B2 (ja) 泡抑制剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140119

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees