JP4963040B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタに関し、特に、表示画像をスクリーン裏面に投射して表示するリアタイプのプロジェクタの利便性を向上させる技術に関する。
従来、プロジェクタとしては、液晶パネルを用いた液晶プロジェクタやレーザ光を用いて画像を表示するレーザプロジェクタが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
液晶プロジェクタでは、表示画像を形成し投射する投射光学部をスクリーンと分離し、スクリーン表面に画像を投射するフロントタイプや、スクリーンを備えた筐体内に投射光学部を収納し、スクリーン裏面に画像を投射するリアタイプがある。
レーザプロジェクタでは、フロント方式とした場合、投射光学部からのレーザ光が人の眼に直接入射する虞れがあるため、レーザ光源と投射光学部を筐体内に収納し、スクリーン裏面に画像を投射して表示するリアタイプが一般的である。
特開2002−268033号公報 特開2004−341210号公報
ところで、液晶プロジェクタのフロントタイプは、持運び可能に小型化した投射光学部を持運ぶことで、どのような場所でも画像表示ができ利便性に優れており、リアタイプに比べて製造コストも安価であるが、拡大した大きな画像をスクリーンに鮮明に表示するには周囲を暗くする必要がある。投射光学部をスクリーンに近づければ周囲が暗くなくても鮮明な画像を表示することはできるが、画像を大きく表示できない。
一方、従来のリアタイプは、周囲が明るくても鮮明な拡大画像を表示できるが、スクリーンを備える筐体内に投射光学部を一体に組込んだ一体型であるために、持運びが困難で利便性が悪く、また、製造コストも高い。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、スクリーンを備えた筐体から画像を形成し投射する投射光学部を分離して持運び可能として利便性及び製造コストを改善したレーザ光を用いたリアタイプのプロジェクタを提供することを目的とする。
このため、請求項1の発明のプロジェクタは、スクリーンで表示する画像をレーザ光を走査して形成し投射する投射光学部を備えるプロジェクタ本体と、前記スクリーンを備える筐体とを備え、前記プロジェクタ本体を前記筐体の所定位置に結合したときのみ、前記レーザ光の照射を可能にして前記投射光学部の投射画像が前記スクリーン裏面に投影されて表示可能な構成としたことを特徴とする。
かかる構成では、プロジェクタ本体を筐体の所定位置に結合すると、プロジェクタ本体の投射光学部で形成され投射された画像が、筐体内側のスクリーン裏面に投影されるようになる。これにより、周囲が明るい場合でも鮮明な拡大画像を表示できるようになる。また、筐体とプロジェクタ本体を結合したときだけレーザ光が照射されるようになるので、レーザ光が人の眼に照射されるのが防止できるようになる。
具体的には、請求項のように、前記プロジェクタ本体を前記筐体の所定位置に結合したときに、前記投射光学部を動作可能とする構成とするとよい。この場合、請求項のように、前記プロジェクタ本体を前記筐体の所定位置に結合したときに、前記投射光学部への電源供給を可能とする構成とするとよい。
また、請求項のように、前記プロジェクタ本体が前記筐体の所定位置に結合したことを検知する結合検知手段を備え、該結合検知手段の結合検知出力により前記投射光学部を動作可能とする構成とするとよい。
請求項のように、前記投射光学部は、レーザ光の走査動作の異常を検出したときにレーザ光の照射を停止する構成とするとよい。
かかる構成では、例えばレーザ光の走査が停止してレーザ光が一点に集中するような場合に、レーザ光の照射が停止されるようになる。
請求項では、前記プロジェクタ本体の投射光学部は、少なくとも、レーザ光を走査する走査ミラーと、該走査ミラーを駆動する走査ミラー駆動部と、前記走査ミラーの走査動作とレーザ光源のレーザ光照射動作を同期制御する制御部とを備える構成とした。
請求項のように、前記投射光学部は、画像データ記録手段を備える構成とするとよい。この場合、請求項のように、前記投射光学部は、外部記録媒体の画像データを前記画像データ記録手段に取り込み可能な構成とするとよい。
また、請求項のように、前記プロジェクタ本体又は筐体を、予め登録した特定の筐体又はプロジェクタ本体に結合させたときのみ前記投射光学部が動作可能となるよう構成するとよい。
かかる構成では、投射光学部に記録された表示データを、特定の人だけが見られるようにすることが可能となり、セキュリティ性を高められるようになる。
請求項10のように、前記筐体は、折り畳み可能な構成とするとよい。
本発明によれば、高価な投射光学部を備えたプロジェクタ本体を、簡単な構成で安価な筐体から分離して携帯可能としたので、1つの高価なプロジェクタ本体と複数の安価な筐体で実質的に複数のリアプロジェクタと同等のリアタイプのプロジェクタを構成できる。従って、従来のレーザ光を用いたリアタイプのプロジェクタに比べて格段に製造コストを低減できる。
また、プロジェクタ本体を筐体の所定位置に結合しなければレーザ光が照射されないので、レーザ光が人の眼に照射される危険がなく、レーザ光量を強めることができ、安全性を確保しつつ鮮明な画像を表示できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るプロジェクタの第1実施形態を示す概略外観図であり、図2は、内部の概略構成図である。
図1において、本実施形態のプロジェクタは、筐体1と、該筐体1と分離可能なプロジェクタ本体10とを備え、プロジェクタ本体10を筐体1の所定位置に結合したときのみ、画像が表示できる構成である。
前記筐体1は、図2に示すように、スクリーン2と、筐体1の前面側に形成されプロジェクタ本体10を結合するための結合部3と、プロジェクタ本体10から投射された画像を反射拡大してスクリーン2裏面側に投影する反射ミラー4,5を備える。また、結合部3の所定位置には、プロジェクタ本体10を結合したとき投射光が筐体1内の反射ミラー4に照射するように開口部6が形成されている。尚、反射ミラー5とスクリーン2との間にプリズム等を設けて画像を拡大するようにしてもよい。
プロジェクタ本体10は、ケース11と、該ケース11内に収納されてスクリーン2で表示する画像を形成し投射する投射光学部12(図3参照)とを備える。前記投射光学部12は、レーザ光を走査して投射画像を形成し投射するもので、レーザ光を照射するレーザ部13と、照射されたレーザ光を走査する走査ミラー14と、前記レーザ部13及び走査ミラー14の駆動を同期制御する制御部15と、走査ミラー14の反射光を筐体1内の反射ミラー4の所定面内に照射させるレンズ16とを備える。
前記レーザ部13は、例えば前述した特開2004−341210号公報(特許文献2)に記載されているように、赤色(R光)、緑色(G光)、青色(B光)のレーザ光をそれぞれ出射する3つのレーザ光源と、R光を透過しG光を反射するダイクロイックミラーと、R光及びG光を透過しB光を反射するダイクロイックミラーを備え、R,G.B光を合成して出射する構成である。
前記走査ミラー14は、例えば半導体製造技術を用いて製造する二次元タイプのプレーナ型ガルバノミラーである。尚、一次元タイプのガルバノミラーやポリゴンミラーを2つ組み合わせて合成レーザ光を二次元的に走査する構成でもよい。
前記制御部15は、図3に示すように、走査ミラー14を駆動する走査ミラー駆動部15Aと、走査ミラー14の位置を検知する振幅検知部15Bと、表示する画像データを記憶する画像データ記録手段である画像データ記憶部15Cと、画像データ記憶部15Cに記憶されて画像データに基づき振幅検知部15Bの検出位置に応じて各レーザ光源のON/OFF或いは出力を制御して画像が形成されるよう走査ミラー14の動作に同期させてレーザ部13のレーザ光出射を制御するレーザ制御部15Dとを備える。前記レーザ制御部15Dは、振幅検知部15Bからの位置検出出力に基づいて走査ミラー14が正常に動作しているか否かを監視する機能も備えており、走査ミラー14が異常と判断したときにはレーザ部13への制御信号を停止してレーザ光の出射を停止させる。尚、走査ミラー14の動作異常を検出する方法として、例えばスクリーン2の全体或いは適所に光量センサを設置し、所定の光量値を越えたときに走査ミラー14の動作が異常と判断してレーザ光の出射を停止させる構成としてもよい。
プロジェクタ本体10には、制御部15に電源供給するバッテリ17と、筐体1の結合部3の所定位置にプロジェクタ本体10が結合されたことを検知する結合検知手段18と、結合検知手段18の結合検知出力によりONしてバッテリ17を制御部15に接続して電源供給可能とするスイッチ19とを備え、筐体1の結合部3の所定位置に結合したときのみ投射光学部12のレーザ部13からレーザ光の照射が可能な構成である。結合検出手段18としては、例えば結合時の押圧力を感知する圧力センサや接触センサ或いは導通センサ等を用いることができる。
また、プロジェクタ本体10のケース11には、筐体1の開口部6と対応する位置に開口部20が形成されている。
尚、図3は概略的に図示したもので、図2の反射ミラー4,5を1つに纏めて示してある。
次に、本実施形態のレーザプロジェクタの動作を説明する。
筐体1の結合部3にプロジェクタ本体10を結合する。プロジェクタ本体10のケース11が正確に所定位置に結合されると、結合検知手段18から結合検知出力がスイッチ19に送信されてスイッチ19がONしてバッテリ17が投射光学部12に接続されて電源供給可能となる。図示しない操作部の操作により投射光学部12に画像表示指令が入力すると投射光学部12が駆動し、制御部15の走査ミラー駆動部15A及びレーザ制御部15Dによりレーザ部13及び走査ミラー14が駆動を開始する。これにより、レーザ部13から合成レーザ光が走査ミラー14に照射し、走査ミラー14によって形成された光学画像がレンズ16を透過し、両開口部20,6から筐体1内の反射ミラー4,5で反射されてスクリーン2の裏面に投射され、スクリーン2に拡大表示されるようになる。
かかる構成のレーザプロジェクタによれば、高価な投射光学部12を備えたプロジェクタ本体10を、簡単な構成で安価な筐体1から分離して持運び可能としたので、1つのプロジェクタ本体10と複数の筐体1で、従来の個々に投射光学部を筐体内に収納するリアプロジェクタと実質的に同数のリアタイプのプロジェクタを構成できる。従って、従来のリアプロジェクタに比べて製造コストを低減できる。また、筐体1だけを備えていれば1つのプロジェクタ本体10を携帯して移動させれば、別々の場所で画像を見ることができ利便性が向上する。また、プロジェクタ本体10を筐体1の所定位置に結合しなければレーザ部13からレーザ光が照射されないので、レーザ光が人の眼に照射される危険がなく、レーザ光量を強めることができ、安全性を確保しつつ鮮明な画像を表示できる。また、走査ミラー14の動作異常が発生した場合は、レーザ制御部15Dによりレーザ部13の動作を停止してレーザ光の出射を停止するので、例えば走査ミラー14が停止してレーザ光がスクリーン2の一点に集中するような事態が発生しても、直ちにレーザ光の出射を停止するので安全である。
図4に、本発明の第2実施形態を示す。
上記第1実施形態では、レーザ部13をプロジェクタ本体10側に設ける構成であるが、図4に示す第2実施形態は筐体1側に設ける構成である。この場合、第1実施形態の構成に加えて、レーザ制御部15Dからの制御信号をレーザ部13に送信するための信号線の接続端子(図示せず)を筐体1とプロジェクタ本体10とに設ける。また、プロジェクタ本体10を筐体1の所定位置に結合したときに、レーザ部13からのレーザ光を走査ミラー14に照射するための開口部7,21を筐体1とプロジェクタ本体10の互いに対応する位置に形成する。尚、第2実施形態では、プロジェクタ本体10側の投射光学部12は、レーザ部13を除いた構成となり、その他の構成は第1実施形態と同様である。
かかる第2実施形態の構成によれば、筐体1の所定位置にプロジェクタ本体10を結合したときだけ、前記接続端子同士が接続して信号線が導通してレーザ光の出射が可能となる。このように、レーザ部13を筐体1側に配置してレーザ部13からレーザ光を出射させるレーザ制御部15Dと分離したので、プロジェクタ本体10を筐体1に結合しない限りレーザ光が出射することはなく、より一層安全性が向上する。
図5及び図6に、本発明の第3及び第4実施形態を示す。
図5の第3実施形態は、筐体1に電源部30と端子部31を設け、図3に示す第1実施形態の構成のプロジェクタ本体10の投射光学部12に接続した端子部32を設け、筐体1の所定位置にプロジェクタ本体10を結合したときに、両端子部31,32が電気的に接続する構成である。ここで、両端子部31,32が結合したことで筐体1の所定位置にプロジェクタ本体10が結合と判定できるので、両端子部31,32は結合検知手段として機能を有する。
図6の第4実施形態は、筐体1に電源部30と端子部31を設け、図4に示す第2実施形態の構成のプロジェクタ本体10の投射光学部12に接続した端子部32を設け、筐体1の所定位置にプロジェクタ本体10を結合したときに、両端子部31,32が電気的に接続し、更に、筐体1側のレーザ部13とプロジェクタ本体10側のレーザ制御部15Dの信号線が接続する構成である。
尚、第3及び第4実施形態では、結合検知手段18及びスイッチ19は不要である。
第3実施形態の構成によれば、筐体1の所定位置にプロジェクタ本体10を結合したときだけ両端子部31,32が接続して電源部30から投射光学部12へ電源供給可能となり、図示しない操作部の操作によりプロジェクタを動作させることが可能になるので、プロジェクタ本体10を筐体1の所定位置に結合しない限り、レーザ部13が動作することはなく、レーザ光が人の眼に照射されることはなく安全である。
第4実施形態の構成によれば、電源部30と投射光学部12との接続及びレーザ部13とレーザ制御部15Dの接続の両方が正確に接続されないとレーザ部13からレーザ光が出射することがないので、より一層安全性が高い。
尚、図5の第3実施形態や図6の第4実施形態の場合、筐体1にプロジェクタ本体10が結合状態にあるときに、電源部30によりバッテリ17の充電も同時に行うようにするとよい。
図7に、本発明の第5実施形態を示す。尚、上述の実施形態と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
図7において、本実施形態は、筐体1の裏側にプロジェクタ本体10の結合部3を設ける構成である。筐体1の内部には、プロジェクタ本体10からの投射画像を拡大してスクリーン2の裏面側に投影するプリズム40が設けられている。
かかる第5実施形態の動作は、プロジェクタ本体10からの投射画像がプリズム40を介して拡大されてスクリーン2の裏面側に投射されること以外は、第1実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
尚、第5実施形態のようにプロジェクタ本体10を筐体1の裏側に配置する構成において、図4〜図6のような構成を採用できることは言うまでもない。
次に、本発明の参考例として液晶プロジェクタの例について説明する。
図8は、参考例の概略外観図を示す。尚、上記の各実施形態と同一要素には同一符号を付してある。
図8において、本参考例は、図1に示す第1実施形態と同様の筐体1と、筐体1の結合部3に結合するプロジェクタ本体50とで構成される。
前記プロジェクタ本体50は、ケース51内に、液晶パネルにより画像を形成する画像形成部53と、該画像形成部53内の液晶パネルを駆動制御する制御部52とを備える。ここで、本参考例では、画像形成部53と制御部52とを備えて投射光学部が構成される。
前記画像形成部53は、図9に示すように、光源61と、ダイクロイックミラー62,63と、反射ミラー64,65,66と、B光透過用液晶パネル67と、G光透過用液晶パネル68と、R光透過用液晶パネル69と、クロスプリズム70と、投射レンズ71と、を備える。
この画像形成部53の動作について簡単に説明する。
光源61からの光は図示しない光学系によりその照明範囲で光量が均一にされ、更に液晶パネルの大きさに絞り込まれてダイクロイックミラー62に照射される。ダイクロイックミラー62は、B光成分を反射しR光,G光成分は透過する特性を有するので、ここでB光成分が反射されて反射ミラー64を介してB光透過用液晶パネル67に照射される。ダイクロイックミラー62を透過したR光,G光成分は、ダイクロイックミラー63に照射される。ダイクロイックミラー63は、G光成分を反射しR光成分は透過する特性を有するので、ここでG光成分が反射されてG光透過用液晶パネル68に照射される。ダイクロイックミラー63を透過したR光成分は、反射ミラー65,66を介してR光透過用液晶パネル69に照射される。各液晶パネル67〜69に照射されたR,G,B光は、液晶パネル67〜69を透過してR,G,B光の各画像を形成し、クロスプリズム70で合成され、投射レンズ71によって拡大投影される。
尚、図示しないが、プロジェクタ本体50には、表示画像データを記録する画像データ記憶部やバッテリ等が上述の各実施形態と同様に収納されている。
参考例の液晶プロジェクタの動作について説明する。
筐体1の結合部3には、プロジェクタ本体50の投射レンズ71が嵌合可能な開口部6が形成されており、この開口部6に投射レンズ71を嵌合して、筐体1にプロジェクタ本体50を結合する。この状態で、図示しない操作部の操作により制御部52を駆動する。制御部52は、表示画像データに基づいて各液晶パネル67〜69面の光の透過位置を制御する。これにより、上述したようにクロスプリズム70による合成画像として画像データに対応する画像が形成され、投射レンズ71から筐体1内の反射ミラー4,5で反射されてスクリーン2の裏面に投影されてスクリーン2に拡大表示される。
かかる構成の液晶プロジェクタによれば、1つの高価なプロジェクタ本体50と複数の安価な筐体1で、実質的に複数のリアプロジェクタと同等のリアタイプの液晶プロジェクタを構成できるので、従来のリアプロジェクタに比べて製造コストを低減できる。また、従来の携帯可能なフロントタイプの液晶プロジェクタと同等の利便性を有し、しかも、従来のように周囲を暗くすることなく、明るい場所でも鮮明な拡大画像を表示することができる。
上述の各実施形態や参考例では、筐体1は、据え置き型としたが、例えば図10に点線で示すように反射ミラーやプリズム部分を端に配置し、反射ミラーやプリズムの配置部分を除いて折り畳み可能な蛇腹部9を設けて伸縮自在として携帯可能な構成とすれば、一対の筐体1とプロジェクタ本体10,50を携帯することで、どんな場所でも拡大画像を見ることができるようになり、格段に利便性を向上できる。この場合は、スクリーン2は布等の柔らかい材質とすることが望ましい。
尚、上述した各実施形態や参考例において、プロジェクタ本体10,50にパソコンや携帯電話等の携帯端末を接続してパソコンや携帯電話内のメモリのような外部記録媒体に記憶されている画像データをプロジェクタ本体10,50の画像データ記憶部15Cに読込み可能な構成や、メモリスティック等の外部記録媒体を直接接続してメモリスティック内の画像データを表示可能な構成とするとよい。
また、プロジェクタ本体10,50をリモコンにより遠隔操作可能な構成としてもよい。
また、プロジェクタ本体10,50に、アンテナやチューナを設け、アンテナで受信したデータを表示できるよう構成することも可能である。
また、例えばプロジェクタ本体10,50と筐体1のいずれか一方に無線通信機能を有するICチップを設け、他方にICチップと通信可能な送受信機を設け、ICチップの情報に基づいて筐体1或いはプロジェクタ本体を識別し、予め登録した特定の筐体1にプロジェクタ本体を結合したとき或いは予め登録した特定のプロジェクタ本体が筐体1に結合されたときだけ、投射光学部が動作して画像表示が可能なようにRFID(Radio Frequency Identification)機能を設けてもよい。この場合、情報保護機能を高めることができ、セキュリティ性を向上できる。
本発明に係るプロジェクタの第1実施形態を示す概略外観図 同上第1実施形態の内部の概略構成図 図1のプロジェクタ本体の構成図 本発明に係るプロジェクタの第2実施形態のプロジェクタ本体の内部構成図 本発明に係るプロジェクタの第3実施形態のプロジェクタ本体の内部構成図 本発明に係るプロジェクタの第4実施形態のプロジェクタ本体の内部構成図 本発明に係るプロジェクタの第5実施形態の概略構成図 本発明の参考例の概略構成図 の画像形成部の構成図 筐体の変形例を示す概略図
符号の説明
1 筐体
2 スクリーン
3 結合部
10 プロジェクタ本体
12 投射光学部
13 レーザ部
14 走査ミラー
15 制御部
15A 走査ミラー駆動部
15B 振幅検知部
15C 画像データ記憶部
15D レーザ制御部
16 レンズ
17 バッテリ
18 結合検知手段
19 スイッチ
30 電源部
31,32 端子

Claims (10)

  1. スクリーンで表示する画像をレーザ光を走査して形成し投射する投射光学部を備えるプロジェクタ本体と、前記スクリーンを備える筐体とを備え、前記プロジェクタ本体を前記筐体の所定位置に結合したときのみ、前記レーザ光の照射を可能にして前記投射光学部の投射画像が前記スクリーン裏面に投影されて表示可能な構成としたことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記プロジェクタ本体を前記筐体の所定位置に結合したときに、前記投射光学部を動作可能とする構成としたことを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ。
  3. 前記プロジェクタ本体を前記筐体の所定位置に結合したときに、前記投射光学部への電源供給を可能とする構成としたことを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ。
  4. 前記プロジェクタ本体が前記筐体の所定位置に結合したことを検知する結合検知手段を備え、該結合検知手段の結合検知出力により前記投射光学部を動作可能とする構成としたことを特徴とする請求項2又は3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記投射光学部は、レーザ光の走査動作の異常を検出したときにレーザ光の照射を停止する構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のプロジェクタ。
  6. 前記プロジェクタ本体の投射光学部は、少なくとも、レーザ光を走査する走査ミラーと、該走査ミラーを駆動する走査ミラー駆動部と、前記走査ミラーの走査動作とレーザ光源のレーザ光照射動作を同期制御する制御部とを備える構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のプロジェクタ。
  7. 前記投射光学部は、画像データ記録手段を備える構成としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のプロジェクタ。
  8. 前記投射光学部は、外部記録媒体の画像データを前記画像データ記録手段に取り込み可能な構成としたことを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ。
  9. 前記プロジェクタ本体又は筐体を、予め登録した特定の筐体又はプロジェクタ本体に結合させたときのみ前記投射光学部が動作可能となるよう構成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のプロジェクタ。
  10. 前記筐体は、折り畳み可能な構成としたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載のプロジェクタ。
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