JP4940591B2 - 画像表示装置及びレーザ機器 - Google Patents

画像表示装置及びレーザ機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4940591B2
JP4940591B2 JP2005232862A JP2005232862A JP4940591B2 JP 4940591 B2 JP4940591 B2 JP 4940591B2 JP 2005232862 A JP2005232862 A JP 2005232862A JP 2005232862 A JP2005232862 A JP 2005232862A JP 4940591 B2 JP4940591 B2 JP 4940591B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external force
screen
light
laser
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005232862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007047529A (ja
Inventor
哲朗 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005232862A priority Critical patent/JP4940591B2/ja
Publication of JP2007047529A publication Critical patent/JP2007047529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4940591B2 publication Critical patent/JP4940591B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

本発明は、光源装置から射出された光を被投射面に投射して画像表示を行う画像表示装置及びレーザ機器に関する。
従来、レーザ光をスクリーン(被投射面)上で走査させることによって画像を表示する背面投射型のプロジェクタが提案されている。このプロジェクタでは、レーザ光の供給を停止することによって完全な黒を表示できるため、例えば液晶ライトバルブを用いたプロジェクタに比べて高コントラストな表示が可能である。また、レーザ光は指向性が高いので、投射光学系を簡略化することができる。このため、プロジェクタを小型且つ簡易な構成にすることができる。さらに、赤色,緑色,青色等の複数のレーザ光を組み合わせることによって容易にカラー化でき、しかも、レーザ光は単色性が高いので色純度の高いカラー表示が可能となる。
ところで、レーザ光を用いて画像を表示する場合には、表示するのに必要以上のレーザ光が装置外部に照射されないよう安全性には十分に配慮する必要がある。このため、プロジェクタの安全機構に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
特許文献1に記載の背面投射型ディスプレイ装置は、透過型スクリーンに設けられた複数の透明導電膜と、各透明導電膜に電圧が印加されているか否かを判定する電圧判定ブロックとを備えている。そして、偶発的または故意に、透過型スクリーンに破損箇所が生じた場合、破損が生じた箇所の透明導電膜が導電しなくなるため、電圧判定ブロックにより、レーザビーム光源からの出力をオフにするものである。
また、特許文献2に記載のプロジェクタは、スクリーン全体からの反射光を受光するスクリーン監視部と、このスクリーン監視部からの出力に応じてレーザ光源からのビーム光の供給を停止するビーム光供給停止部とを有している。そして、スクリーン監視部により、スクリーンの異常を検出すると、ビーム光供給停止部によりレーザ光源の発振を停止するものである。また、ビーム光供給停止部として、シャッタを用いることにより、レーザ光源から射出されたレーザ光を遮蔽している。
特開2002−281532号公報 特開2004−341210号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、透過型スクリーンに破損箇所が生じてから、レーザビーム光源からの出力をオフするため、表示するのに必要以上のレーザ光が外部に射出されるおそれがある。また、特許文献2に記載のプロジェクタは、スクリーン監視部を用いてスクリーン全体の状態を検出しているため、装置全体が大型化・複雑化してしまい、コストの増大を招いてしまう。
以上、画像表示装置の例を挙げて説明したが、レーザ加工機器等、他のレーザ機器にも同様の問題点がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、簡易な構成により、表示するのに必要以上のレーザ光が外部に照射されることを防ぎ、装置全体の信頼性を向上させることが可能な画像表示装置及びレーザ機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の画像表示装置は、被投射面に向けてレーザ光を射出する光源装置と、該光源装置から射出されたレーザ光を走査する走査手段と、前記光源装置から射出されたレーザ光の光路の延長上に配置された部材に加わる外力を検出する外力検出手段と、該外力検出手段により外力を検出した際、前記被投射面に射出されるレーザ光を停止あるいは減光する光制御手段とを備えることを特徴とする。
本願発明者は、装置を構成する部材が破損する際には、その前に部材に外力が加わることが多いことに着目した。本発明に係る画像表示装置では、光源装置から射出されたレーザ光が、走査手段により走査され、被投射面上に投射される。そして、光源装置から射出されたレーザ光の光路の延長上に配置された部材に何らかの理由で外力が加わった場合、光制御手段により、被投射面に射出されるレーザ光を停止あるいは減光する。したがって、外力検出手段により部材に外力が加わったことを検出、すなわち、装置の異常の前兆を検出して、光制御手段により光源装置を制御するので、実際に異常が起きる前に対策を施すことになる。したがって、実際に破損したかを検出するよりも、外力が加わったかどうかを検出する方が装置としては、簡易な構成になり、表示するのに必要以上のレーザ光が外部に照射されることを防ぎ、装置全体の信頼性を向上させることが可能となる。
また、本発明の画像表示装置は、前記部材が前記被投射面をなすスクリーンであり、
前記外力検出手段が、前記スクリーンの一端に設けられ前記スクリーンに外力が加わった際、前記スクリーンの移動に応じて接続あるいは切断されるスイッチ部を備えることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、光源装置から射出されたレーザ光が、走査手段により走査され、スクリーン上に投射される。そして、光源装置から射出されたレーザ光の光路の延長上に配置された部材、すなわち、スクリーンに何らかの理由で外力が加わった場合、スイッチ部が切断され、光制御手段により、スクリーンに射出されるレーザ光を停止あるいは減光する。したがって、スイッチ部によりスクリーンに外力が加わったことを検出することができるので、簡易な構成により、表示するのに必要以上のレーザ光が外部に照射されることを防ぐことができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記外力検出手段が、前記スクリーンの他端に設けられ前記スクリーンに外力が加わった際、前記スクリーンを回動させるヒンジを備えることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、光源装置から射出されたレーザ光が、走査手段により走査され、スクリーン上に投射される。そして、光源装置から射出されたレーザ光の光路の延長上に配置された部材、すなわち、スクリーンに何らかの理由で外力が加わった場合、ヒンジを介してスクリーンが回動する。これにより、スイッチ部が切断され、光制御手段により、スクリーンに射出されるレーザ光を停止あるいは減光する。したがって、スクリーンに外力が加わった場合、スクリーンがヒンジを介して回動することになるので、ある程度の外力であれば、スクリーンの破損を防止することできる。
また、本発明の画像表示装置は、前記光制御手段が、前記光源装置の電源の電力供給回路の一部に設けられ、前記部材に外力が加わった際、前記電力供給回路がオープン状態となるスイッチ部から構成され前記外力検出手段を兼ねていることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、部材に何らかの理由で外力が加わった場合、外力検出手段が、光源装置の電源の電源供給回路の一部に設けられているため、電力供給回路のスイッチ部がオープン状態となる。これにより、光源装置には電源からの電力が供給されないため、レーザ光は停止する。したがって、光源装置から表示するのに必要以上のレーザ光が、確実に外部に照射されることを防ぎ、装置全体の信頼性を向上させることが可能となる。
また、本発明の画像表示装置は、前記光制御手段が、前記被投射面に投射されるレーザ光を遮光可能な遮光部材を備え、前記光源装置から射出されたレーザ光が遮光されるように前記遮光部材の動作を制御することが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、光源装置から射出されたレーザ光が、走査手段により走査され、被投射面上に投射される。そして、部材に何らかの理由で外力が加わった場合、光制御手段により、遮光部材によって被投射面に射出されるレーザ光を停止させるように遮光部材の動作を制御する。したがって、光源装置から表示するのに必要以上のレーザ光が、遮光部材により確実に外部に照射されることを防ぎ、装置全体の信頼性を向上させることが可能となる。なお、遮光部材によってレーザ光を停止させる前もしくは後に、光源装置自体の発振を止めても良い。
また、本発明の画像表示装置は、前記部材が破損したか否かを検出する破損検出手段を備え、前記破損検出手段が、前記部材の破損を検出した際、前記光制御手段が前記レーザ光を停止するか、あるいは、前記レーザ光を減光したままの状態とすることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、破損検出手段により、部材が破損したか否かを検出することにより、部材が破損しているのに、外力がなくなったときに、光源装置が復帰してしまう危険性を回避することができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記破損検出手段が、前記被投射面に対して走査しつつ、前記被投射面の一部を撮像する撮像部を備えることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、外力検出手段により外力を検出し、レーザ光を停止あるいは減光した際、撮像部により、被投射面を走査しつつ撮像する。そして、被投射面に異常が生じていない場合は、被投射面に光源装置から射出されたレーザ光を投射する。これにより、確実に被投射面の異常を検出することができる。したがって、本発明では、レーザ光を停止あるいは減光してから、撮像部により被投射面を走査するため、ある程度の時間をかけて被投射面の検証を行うことができるので、従来のように、被投射面全体を一度に検出しなくても良い。したがって、表示するのに必要以上のレーザ光が外部に射出されるのを確実に防ぐことができる。
また、本発明のレーザ機器は、レーザ光を射出する光源装置と該光源装置から射出されたレーザ光を走査する走査手段とを有し、前記光源装置から射出されたレーザ光を走査するレーザ機器において、前記光源装置から射出されたレーザ光の光路の延長上に配置された部材に加わる外力を検出する外力検出手段と、該外力検出手段により外力を検出した際、前記被投射面に射出されるレーザ光を停止あるいは減光する光制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るレーザ機器では、光源装置から射出されたレーザ光が、走査手段により走査され、被投射面上に投射される。そして、光源装置から射出されたレーザ光の光路の延長上に配置された部材に何らかの理由で外力が加わった場合、光制御手段により、被投射面に射出されるレーザ光を停止あるいは減光する。したがって、外力検出手段により部材に外力が加わったことを検出、すなわち、装置の異常の前兆を検出して光源装置を制御するので、実際に異常が起きる前に対策を施すことになる。したがって、簡易な構成により、必要以上のレーザ光が外部に照射されることを防ぎ、レーザ機器の信頼性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
[プロジェクタの第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
本実施形態に係るプロジェクタとして、スクリーンの背面からレーザ光を照射する背面型レーザプロジェクタを用いて説明する。
プロジェクタ(画像表示装置)1は、図1に示すように、筐体2内に設けられ、レーザ光を射出する光源装置10と、光源装置10から射出されたレーザ光を2次元方向に走査するミラーデバイス(走査手段)20と、ミラーデバイス20より走査されたレーザ光を反射ミラー51に投射させる投射レンズ30と、光源装置10,ミラーデバイス20を制御する制御部40とを備えている。この反射ミラー51は、筐体2の筐体前部2aに備えられたスクリーン(被投射面)52に対向した筐体2の筐体後部2bに設けられており、投射レンズ30から射出されたレーザ光をスクリーン52に投射させるものである。また、投射レンズ30は、ミラーデバイス20により走査されたレーザ光を拡大して反射ミラー51に投射するものである。
ミラーデバイス20は、光源装置10から射出されたレーザ光を2次元方向に走査することによって画像を形成するデバイスである。ミラーデバイス20の動作は、制御部40により、光源装置10として、例えば、赤色,緑色,青色レーザダイオード(図示略)の画像出力に同期するように行われる。
本実施形態では、外力検出手段として、図2及び図3に示すように、スクリーン52の下部(他端)52bに設けられスクリーン52に外力が加わった際、スクリーン52を回動させるヒンジ3と、スクリーン52の上部52a(一端)に設けられスクリーン52の回動に応じて接続あるいは切断されるインターロックスイッチ(スイッチ部)5とを備えている。
ヒンジ3は、筐体2に、筐体前部2aとスクリーン52とを連結するように設けられている。このヒンジ3により、スクリーン52に外部から外力が加わると、スクリーン52はヒンジ3を支点として筐体2の筐体後部2bに向かって回動可能になっている。また、筐体2の上部には、スクリーン52の移動量を規制するL字状のストッパ4が設けられている。
次に、インターロックスイッチ5について説明する。
インターロックスイッチ5は、図2に示すように、スクリーン(部材)52の上部52aに設けられており、光源装置10から射出されたレーザ光の光路の延長上に配置されたスクリーン52に装置の外側から加わる外力を検出するものである。この場合の外力とは、人や物がスクリーン52にぶつかって、スクリーン52が破損する際の外力を想定している。
このインターロックスイッチ5は、図2に示すように、スクリーン52が、正常の状態では、このインターロックスイッチ5を介して筐体2の筐体前部2aに密着している。そして、インターロックスイッチ5は、ON状態となっている。また、スクリーン52は、筐体2の筐体前部2aに設けられたマグネット等により筐体2と着脱可能となっている。
一方、スクリーン52に外力が加わり、スクリーン52が異常状態となった場合、図3に示すように、スクリーン52は、筐体2から離れるため、インターロックスイッチ5はOFF状態となるように構成されている。
なお、スクリーン52は、インターロックスイッチ5がOFF状態になると、ボタン等を押すことにより自動的に筐体2の筐体前部2aに戻るようになっている。また、弾性部材(バネ等)を付勢させて配置し、スクリーン52に外力が加わっても自然に戻る構成であっても良い。
制御部40は、インターロックスイッチ5により外力を検出した際(スクリーン52が異常状態である場合)、すなわち、インターロックがOFF状態となると、スクリーン52に射出されるレーザ光を停止あるいは減光する光制御手段として、例えば、レーザドライバ(図示略)を備えている。
次に、以上の構成からなる本実施形態のプロジェクタ1の作用について説明する。
スクリーン52の状態が正常、すなわち、インターロックスイッチ5がON状態である場合、レーザドライバにより光源装置10を点灯させる。一方、スクリーン52に外力が加わり、インターロックスイッチ5が異常状態、すなわち、インターロックスイッチ5がOFF状態となると、レーザドライバに異常信号が入力される。レーザドライバは、この異常信号を受けて、光源装置10から射出されるレーザ光を停止あるいは減光する。その後、スクリーン52は自動的に筐体2の筐体前部2aに戻る。
本実施形態に係るプロジェクタ1によれば、インターロックスイッチ5によりスクリーン2に外力が加わったことを検出、すなわち、プロジェクタ1の異常の前兆を検出して、レーザドライバにより光源装置10を制御するので、実際に異常が起きる前に対策を施すことになる。したがって、実際にスクリーン52が破損したかを検出するよりも、外力が加わったかどうかを検出する方が装置としては、簡易な構成になり、表示するのに必要以上のレーザ光が外部に照射されることを防ぎ、プロジェクタ1全体の信頼性を向上させることが可能となる。また、スクリーン52に外力が加わっても、スクリーン52がヒンジ3を介して回動することで、ある程度の外力であれば、スクリーン52の破損を防止することできる。
なお、本実施形態において、スクリーン52がヒンジ3を介して回動する構成としたが、ヒンジ3は必ずしも必要ではない。
[プロジェクタの第2実施形態]
次に、本発明に係る第2実施形態について、図4から図7を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、上述した第1実施形態に係るプロジェクタ1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
本実施形態に係るプロジェクタ55において、第1実施形態と異なる点は、制御部40の構成及びスクリーンが破損したか否かを検出する破損検出手段を備える点である。
本実施形態では、破損検出手段として、図4に示すように、スクリーン52に対して走査しつつ、スクリーン52の一部を撮像するカメラ(撮像部)53を用いる。このカメラ53により、スクリーン52の破損を検出した際、後述するレーザドライバ(光制御手段)11はレーザ光を停止するか、あるいは、レーザ光を減光したままの状態とするようになっている。
次に、制御部40の構成を図5に示すブロック図を用いて説明する。
制御部40は、インターロックスイッチ5により外力を検出した際(スクリーン52が異常状態である場合)、すなわち、インターロックがOFF状態となると、スクリーン52に射出されるレーザ光を停止あるいは減光する光制御手段(レーザドライバ)11を備えている。また、このレーザドライバ11は、画像認識及び検出回路43からの電気信号に基づいて光源装置10の制御を行うようになっている。すなわち、レーザドライバ11は、画像認識及び検出回路43から出力された電気信号が正常信号である場合、光源装置10を点灯させるようなっている。
さらに、インターロックスイッチ5が正常である場合、カメラ53を制御するカメラドライバ42に駆動信号を送る起動及び復帰検出回路41と、カメラ53により撮像された画像を認識し、スクリーン52の状態を検証する画像認識及び検出回路43とを備えている。また、画像認識及び検出回路43より検証された判定信号は、カメラドライバ42及びレーザドライバ11に送られるようになっている。
さらに、カメラ53には、2軸方向に移動可能なスキャナが設けられており、カメラ53はこのスキャナにより、図6に示すように、センシング領域Aを撮像し、スクリーン52に対して上下左右に走査可能となっている。
また、画像認識及び検出回路43には、プロジェクタ1を起動させる電源スイッチ6がON状態になった場合にも、カメラドライバ42を駆動させる駆動信号がカメラドライバ42に送られるようになっている。すなわち、プロジェクタ1を起動させる電源スイッチ6がONになると、スクリーン52の状態を検証するようになっている。
上記のように構成された制御部40の動作について説明する。図7は、プロジェクタ1のスクリーン52の状態の検証の処置の流れを示すフローチャート図である。
まず、プロジェクタ1の電源を切っている間に、スクリーン52が破損している可能性があるため、電源スイッチ6をONにしたとき、インターロックスイッチ5の状態を確認する(ステップS1)。インターロックスイッチ5が正常であるとき(ステップS1,「正常」)、起動及び復帰検出回路41から駆動信号がカメラドライバ42に送られる。カメラドライバ42はこの駆動信号を受け、カメラ53及びスキャナを駆動させ、スクリーン52の状態の検出を行う(ステップS2)。そして、カメラ53により撮像された画像は、画像認識及び検出回路43により認識され、検証が行われる(ステップS3)。この検証された判定信号は、カメラドライバ42及びレーザドライバ11に常に送られ、スクリーン52の状態が正常である場合(ステップS3,「正常」)、カメラ53を停止し(ステップS4)、レーザドライバ11により光源装置10を点灯させる(ステップS7)。一方、スクリーン52の状態が異常である場合(ステップS3,「異常」)、カメラ53を停止した後(ステップS5)、エラー表示を行う(ステップS6)。
そして、スクリーン52の状態が正常となり起動されてから、制御部40は常にインターロックスイッチ5の状態を検出する(ステップS8)。ここで、インターロックスイッチ5が異常状態(ステップS8,「異常」、すなわち、インターロックスイッチ5がOFF状態となると、レーザドライバ11に異常信号が入力される。レーザドライバ11は、この異常信号を受けて、光源装置10から射出されるレーザ光を停止あるいは減光する(ステップS9)。その後、スクリーン52は自動的に筐体2の筐体前部2aに戻る。これにより、インターロックスイッチ5は正常状態となり、ステップS1に戻り、上述したフローが実行される。
本実施形態に係るプロジェクタ55によれば、インターロックスイッチ5により外力を検出し、レーザ光を停止あるいは減光した際、カメラ53により、スクリーン52を走査しつつ撮像するため、確実にスクリーン52の異常を検出することができる。したがって、本発明では、レーザ光を停止あるいは減光してから、カメラ52によりスクリーン52を走査するため、ある程度の時間をかけて被投射面の検証を行うことができるので、従来のように、被投射面全体を一度に検出しなくても良い。したがって、表示するのに必要以上のレーザ光が外部に射出されるのを確実に防ぐことができる。さらに、カメラ53により、スクリーン52が破損したか否かを検出することにより、スクリーン52が破損しているのに、外力がなくなったときに、光源装置10が復帰してしまう危険性を回避することができる。
[プロジェクタの第3実施形態]
次に、本発明に係る第3実施形態について、図8及び図9を参照して説明する。
本実施形態に係るプロジェクタ60において、第1実施形態と異なる点は、インターロックスイッチ5に代えてスイッチ部(光制御手段)61が設けられている点である。
スイッチ部61は、図8に示すように、光源装置10に電力を供給する電源62の電力供給回路63の一部に設けられている。そして、スクリーン52は、正常の状態では、スイッチ部61を介して筐体前部2aに密着している。
一方、スクリーン52に外力が加わり、スクリーン52が異常状態である場合、図9に示すように、スクリーン52は、筐体2から離れるため、電力供給回路63のスイッチ部61はオープン状態となり、光源装置10に電源62から電力の供給が遮断されるようになっている。すなわち、スイッチ部61は外力検出手段を兼ねている。
本発明に係るプロジェクタ60では、スクリーン52に何らかの理由で外力が加わった場合、スイッチ部61が、光源装置10の電源62の電源供給回路63の一部に設けられているため、電力供給回路63がオープン状態となる。これにより、光源装置10には電源62からの電力が供給されないため、レーザ光は停止する。したがって、光源装置10から表示するのに必要以上のレーザ光が、確実に外部に照射されることを防ぎ、プロジェクタ60全体の信頼性を向上させることが可能となる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、レーザ光を射出する光源装置と、この光源装置から射出されたレーザ光を走査する走査手段とを有し、光源装置から射出されたレーザ光を走査するレーザ機器として上述したプロジェクタを用いて説明したが、レーザ描画機器,レーザ加工機,レーザ顕微鏡,その他光源装置が密閉空間を有する筐体内に配置されている構造を持つレーザ機器全般に、光源装置から射出されたレーザ光の光路の延長上に配置された部材に加わる外力を検出する外力検出手段と、この外力検出手段により外力を検出した際、前記被投射面に射出されるレーザ光を停止あるいは減光する光制御手段とを備えたレーザ機器を設けた構成にすることも可能である。
この構成では、光源装置から射出されたレーザ光が、走査手段により走査され、被投射面上に投射される。そして、光源装置から射出されたレーザ光の光路の延長上に配置された部材に何らかの理由で外力が加わった場合、光制御手段により、被投射面に射出されるレーザ光を停止あるいは減光する。したがって、外力検出手段により筐体に外力が加わったことを検出、すなわち、装置の異常の前兆を検出して光源装置を制御するので、実際に異常が起きる前に対策を施すことになる。したがって、簡易な構成により、必要以上のレーザ光が外部に照射されることを防ぎ、レーザ機器の信頼性を向上させることが可能となる。
また、光制御手段としてレーザドライバ11を用い、レーザ光を停止あるいは減光させたが、これに限ることはない。プロジェクタ70は、図10に示すように、スクリーン52に投射されるレーザ光を遮光可能な遮光部材71を備え、制御部40に設けられた光制御手段により、光源装置10から射出されたレーザ光が遮光されるように遮光部材71の動作を制御するようになっている。
この構成では、スクリーン52に何らかの理由で外力が加わった場合、上述したレーザドライバ11により、遮光部材71によってスクリーン52に射出されるレーザ光を停止させるように遮光部材71の動作を制御する。したがって、光源装置10から表示するのに必要以上のレーザ光が、遮光部材71により確実に外部に照射されることを防ぎ、プロジェクタ70全体の信頼性を向上させることが可能となる。なお、遮光部材71によってレーザ光を停止させる前もしくは後に、光源装置10自体の発振を止めても良い。
インターロックスイッチ5は、スクリーン52に限らず、光源装置10から射出されたレーザ光の光路の延長上に配置された部材に加わる外力を検出すれば良いため、例えば、筐体後部2bに設けられた反射ミラーに加わる外力を検出しても良い。
また、外力検出手段としてインターロックスイッチ5を用いたが、これに限らず圧力センサ等であっても良い。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクタを示す平面図である。 図1のプロジェクタのスクリーンが正常な状態を示す概略図である。 図1のプロジェクタのスクリーンが異常な状態を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクタを示す平面図である。 図4の制御手段を示すブロック図である。 図4のカメラのスクリーンに対するセンシング領域を示す概略図である。 図4のプロジェクタの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るプロジェクタのスクリーンが正常な状態を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係るプロジェクタのスクリーンが異常な状態を示す概略図である。 各実施形態に係るプロジェクタの変形例を示す平面図である。
符号の説明
1,60,70…プロジェクタ(画像表示装置)、2…筐体、2a…筐体前部、2b…筐体後部、3…ヒンジ、5…インターロックスイッチ(スイッチ部)、10…光源装置、11…レーザドライバ(光制御手段)、52…スクリーン(部材)、53…カメラ(撮像部)、61…スイッチ部(外力検出手段)、71…遮光部材

Claims (8)

  1. ーザ光を射出する光源装置と、
    前記レーザ光が投射される被投射面を有する可動部材と、
    前記光源装置から射出されたレーザ光を走査する走査手段と、
    前記可動部材に加わる外力を検出する外力検出手段と、
    前記外力検出手段により外力を検出した際、前記被投射面に射出されるレーザ光を停止あるいは減光する光制御手段と、を備え
    前記外力検出手段は、前記光制御手段のスイッチ部を有し、
    前記スイッチ部は、前記可動部材に設けられ、前記可動部材の移動に応じて接続あるいは切断することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記可動部材はスクリーンであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記外力検出手段が、前記スクリーンの他端に設けられ前記スクリーンに外力が加わった際、前記スクリーンを回動させるヒンジを備えることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記光制御手段が、前記光源装置の電源の電力供給回路の一部に設けられ、前記可動部材に外力が加わった際、前記電力供給回路がオープン状態となるスイッチ部から構成され前記外力検出手段を兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記光制御手段が、前記被投射面に投射されるレーザ光を遮光可能な遮光部材を備え、
    前記光源装置から射出されたレーザ光が遮光されるように前記遮光部材の動作を制御することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記可動部材が破損したか否かを検出する破損検出手段を備え、
    前記破損検出手段が、前記可動部材の破損を検出した際、前記光制御手段が前記レーザ光を停止するか、あるいは、前記レーザ光を減光したままの状態とすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記破損検出手段が、前記被投射面に対して走査しつつ、前記被投射面の一部を撮像する撮像部を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. ーザ光を射出する光源装置と、
    前記レーザ光が投射される被投射面を有する可動部材と、
    前記光源装置から射出されたレーザ光を走査する走査手段と、
    前記可動部材に加わる外力を検出する外力検出手段と、
    前記外力検出手段により外力を検出した際、前記被投射面に射出されるレーザ光を停止あるいは減光する光制御手段と、を備え
    前記外力検出手段は、前記光制御手段のスイッチ部を有し、
    前記スイッチ部は、前記可動部材に設けられ、前記可動部材の移動に応じて接続あるいは切断することを特徴とするレーザ機器。
JP2005232862A 2005-08-11 2005-08-11 画像表示装置及びレーザ機器 Expired - Fee Related JP4940591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005232862A JP4940591B2 (ja) 2005-08-11 2005-08-11 画像表示装置及びレーザ機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005232862A JP4940591B2 (ja) 2005-08-11 2005-08-11 画像表示装置及びレーザ機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007047529A JP2007047529A (ja) 2007-02-22
JP4940591B2 true JP4940591B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=37850394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005232862A Expired - Fee Related JP4940591B2 (ja) 2005-08-11 2005-08-11 画像表示装置及びレーザ機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4940591B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023002529A1 (ja) * 2021-07-19 2023-01-26 三菱電機株式会社 故障検出装置及び表示装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3606377B2 (ja) * 2001-03-16 2005-01-05 シャープ株式会社 背面投射型ディスプレイ装置
JP4088188B2 (ja) * 2003-04-07 2008-05-21 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007047529A (ja) 2007-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4887947B2 (ja) 投射型画像表示装置
JP3680842B2 (ja) プロジェクタ
JP4710657B2 (ja) プロジェクタ
US20130128240A1 (en) Projector and method of controlling the same
EP1821145B1 (en) Projection display device
JP2004070298A (ja) 画像投射装置及び画像投射方法
TWI438488B (zh) 光學掃描投影系統
JP2000267621A (ja) 映像表示装置
JP2013120586A (ja) プロジェクタ
JP2006330447A (ja) フロントプロジェクタ装置
KR20100048099A (ko) Dmd를 이용한 사용자 인터페이스 제공방법 및 이를 적용한 dlp 디스플레이 장치
JP3886521B2 (ja) 異物センサ回路付きプロジェクタ
JP2007034318A (ja) 異物センサ回路付きプロジェクタ
JP4940591B2 (ja) 画像表示装置及びレーザ機器
JP4403716B2 (ja) プロジェクタ
JP6690551B2 (ja) 投射型表示装置
JP2006078761A (ja) 投影装置、投影制御方法及びプログラム
JP4957179B2 (ja) プロジェクタ
JP5915113B2 (ja) プロジェクタ装置
JP2012065005A (ja) 画像投影装置
JP2002196416A (ja) 投射型画像表示装置、及び投射型画像表示器
JP2005091665A (ja) プロジェクタ及び障害物検出方法
CN112445370B (zh) 动作方法以及显示装置
JP2009122482A (ja) プロジェクタ
JP2002196301A (ja) 投射型画像表示装置、及び投射型画像表示器

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080708

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110526

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110526

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4940591

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees