JP4962141B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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この発明は、電力変換装置におけるノイズ低減に関するものであり、特に冷却フィンの接地線を介して流れるノイズ源電流の抑制に関する。
従来の電力変換装置においては、電力を充電するフィルタコンデンサ、インバータ、インバータが内部に収納された着脱可能なユニット、ユニット内の入力側に設置される第1のコア群及びユニット内の出力側に設置される第2のコア群から構成され、架線電力を供給し、負荷へ電力を出力する。第1及び第2のコア群をノイズ発生源である半導体素子の電極近傍に配置することにより、配線と装置箱枠間に存在する浮遊キャパシタンスを通して漏洩電流が流れるという現象を防止することができる(例えば、特許文献1参照)。
また、半導体素子を放熱するために受熱板を設置する場合には、受熱板を充分に厚い絶縁体を介して筐体に取り付け、電気的には抵抗を介して導電線により接地点と接続し、閉ループ経路を流れる共振電流を抑制することができる。接地線に接続された抵抗は、接地線を介して流れる電流に対してダンピング効果を与えるものである(例えば、特許文献2参照)。
さらに、負荷であるモータの浮遊容量を介して流れるコモンモード電流を低減するために、モータに接地線を設け、接地線をインバータの帰線側(接地線側)に接続する方法がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−187368号公報(第5頁、第1図) 特開2002−136153号公報(第3〜4頁、第1図) 特開平2−151202号公報(第1図)
従来の電力変換装置では、半導体素子を冷却する冷却手段であるフィンを設置する場合、インバータとフィンとの間の浮遊容量を介して、インバータ→フィン→接地線→フィルタコンデンサ→インバータの経路によって、浮遊容量及び接地線等における浮遊インダクタンスによる共振経路が構成され、インバータを構成する半導体素子のスイッチング動作に伴い、接地線を介して共振電流が流れる。この共振電流が放射ノイズ源となり、誘導障害やラジオ波帯に影響を与えるという課題があった。共振を抑制するために、接地線に抵抗を接続し、共振電流にダンピング効果を与えることにより、共振電流が放射ノイズ源とならないようにすることも可能であるが、接地線に別途抵抗を設ける必要がある。また、抵抗は低周波から高周波まで概ね一定のインピーダンスを持つため、放射ノイズ源となる比較的高周波の電流を抑制するために高インピーダンスな抵抗を選定すると、接地したい低周波の帯域までインピーダンスが高くなるため、充分な接地が得られないという課題があった。
また、負荷であるモータを接地線によって接地する場合、次のような問題がある。例えば、図6に示すように、電力変換装置31は、直流の系統電圧を集電するパンタグラフ1及びリアクトル2を介して直流電源系統から受電し、直流電圧を交流電圧に変換し、負荷であるモータ6を駆動するインバータ4と、コンデンサ3と、インバータ4を構成する半導体素子を冷却する冷却手段であるフィン5とによって構成されている。そして、直流電源系統に接続されているリアクトル2とインバータ4とを接続する高圧配線21、及びインバータ4をアース7へ接地する接地配線22の2本の配線が設けられ、インバータ4と負荷であるモータ6とを接続する負荷配線23a,23b,23cが設けられ、電力変換装置31を機器として接地するアース40、及びモータ6を機器として接地するアース41が設けられている。アース40及びアース41は例えば図示しない車両筐体などを介してアース7と同電位となるように接続されている。
高圧配線21及び接地配線22を通す貫通孔を有するコア8を備えており、インバータ4が発生する直流電源系統側へ漏洩するコモンモード電流を低減する。また、負荷配線23a,23b,23cを通す貫通孔を有するコア9を備えており、インバータ4が発生するモータ6側へ漏洩するコモンモード電流を低減する。さらに、冷却手段であるフィン5を接地する接地線50を備えており、接地線50はコア8に対して直流電源系統側のアース電位に接続されている。モータ6の筐体はコンデンサ10、接地線53を介してコンデンサ3に接続されている。コンデンサ10は直流カット用であると共に、インバータ4より発生したコモンモード電流がアース41を介して流出する影響を軽減するために接続されており、コモンモード電流が極力電力変換装置31内に閉じ込められるような構成になっている。このような電力変換装置31において、図6の破線で示すような、インバータ4→フィン5→接地線50→アース7→アース41→コンデンサ10→接地線53→コンデンサ3→インバータ4の共振経路において発生する不要な高周波電流が抑制できなくなるという課題もあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、接地線を介する共振経路に対して、別途抵抗などを設けることなく共振動作に対して充分なダンピング効果を得ることができ、特にインバータに接続される負荷(モータ)の接地線を介して流れる電流経路(共振経路)に対してもダンピング効果を得ることができ、さらに低周波領域では充分に低いインピーダンスで接地作用を得ることができることによって、ノイズ源電流を抑制することができる電力変換装置を得るものである。
第1の発明に係る電力変換装置は、直流電源系統から受電し、負荷を駆動するインバータと、インバータを冷却する冷却手段と、直流電源系統とインバータとを接続する高圧配線、及びインバータを接地する接地配線を通す貫通孔を有する第1のコアと、冷却手段を接地する第1の接地線と、負荷を接地する第2の接地線と、貫通孔を有する第2のコアとを備え、第1の接地線は、コアに対して直流電源系統側の接地配線に接続され、第2のコアは、インバータ、冷却手段、第1の接地線、第1の接地線及び第2の接地線の共通の接地、負荷、第2の接地線、インバータを循環する共振経路が第2のコアの貫通孔を通るように、配置されたことを特徴とするものである。
第2の発明に係る電力変換装置は、直流電源系統から受電し、負荷を駆動するインバータと、インバータを冷却する冷却手段と、直流電源系統とインバータとを接続する高圧配線、及びインバータを接地する接地配線を通す貫通孔を有するコアと、冷却手段を接地する第1の接地線と、負荷を接地する第2の接地線とを備え、第1の接地線は、コアに対して直流電源系統側の接地配線に接続され、第2の接地線は、コアに巻回され、コアに対してインバータ側の接地配線に接続されたことを特徴とするものである。
第3の発明に係る電力変換装置は、直流電源系統から受電し、負荷を駆動するインバータと、インバータを冷却する冷却手段と、直流電源系統とインバータとを接続する高圧配線、及びインバータを接地する接地配線を通す貫通孔を有するコアと、冷却手段を接地する第1の接地線と、負荷を接地する第2の接地線とを備え、第1の接地線及び第2の接地線は、コアに対して直流電源系統側の接地配線に接続されたことを特徴とするものである。
上記第1及び第2の発明によれば、インバータ、冷却手段、及び負荷の接地線を含む共振経路にコアが挿入され、この共振経路の高周波インピーダンスを増大させることによって、ノイズ源電流を抑制することができる。
また、上記第3の発明によれば、インバータ、冷却手段、及び負荷の接地線を含む共振経路がなくなるように負荷の接地線を接続することによって、ノイズ源電流を抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1を示す電力変換装置の構成図である。図1において、電力変換装置26は、直流の系統電圧を集電するパンタグラフ1及びリアクトル2を介して直流電源系統から受電し、直流電圧を交流電圧に変換し、負荷であるモータ6を駆動するインバータ4と、コンデンサ3と、インバータ4を構成する半導体素子を冷却する冷却手段であるフィン5とによって構成されている。ここで、直流電源系統側には、パンタグラフ1、リアクトル2、及びアース7も含まれる。また、直流電源系統に接続されているリアクトル2とインバータ4とを接続する高圧配線21、及びインバータ4をアース7へ接地する接地配線22の2本の配線が設けられている。さらに、インバータ4と負荷であるモータ6とを接続する負荷配線23a,23b,23cが設けられている。また、電力変換装置26には、電力変換装置26を機器として接地するためのアース40が設けられており、モータ6には、モータ6を機器として接地するためのアース41が設けられている。アース40及びアース41は、例えば図示しない車両筐体などを介してアース7と同電位となるように接続されている。
電力変換装置26は、高圧配線21及び接地配線22を通す貫通孔を有する第1のコアであるコア8を備えており、インバータ4が発生する直流電源系統側へ漏洩するコモンモード電流を低減させることができる。電力変換装置26の仕様に応じてコア8を選択すればよいが、本実施の形態では、例えば外径120mm程度、内径100mm程度、厚さ30mm程度のリング状のフェライトコアも用いた。また、負荷配線23a,23b,23cを通す貫通孔を有するコア9を備えており、インバータ4が発生するモータ6側へ漏洩するコモンモード電流を低減させることができる。
フィン5は、第1の接地線である接地線50を介して接地されている。接地線50は、コア8に対して直流電源系統側の接地配線22に接続されている。つまり、コア8とアース7との間に延伸する接地配線22に、接地線50が接続されている。この配線によって、インバータ4→フィン5→接地線50→コンデンサ3→インバータ4の共振経路(電流経路)に対してコア8が挿入され、コア8のインピーダンスにより共振経路の共振周波数が下がる。また、コア8の材質が、コア8の共振周波数でのインピーダンスの主成分が抵抗となるようなものであれば、共振経路に対してダンピング効果が得られる。
一方、モータ6の筐体は、コンデンサ10、第2のコアであるコア11、負荷を接地する第2の接地線である接地線53を介してコンデンサ3に接続される。つまり、モータ6の筐体を接地する接地線53が、コア11の貫通孔を通るように、コア11が配置されている。接地線53が接続されていない場合、モータ6の接地はアース41を介して行うことになるが、モータ6の接地のための経路が、モータ6、アース41、アース7、インバータ4を周回する大きなループを形成し、高周波ノイズの要因となる。しかしながら、接地線53を接続することによって、モータ6の接地のための経路が、モータ6、接地線53、インバータ4を周回する最小限のループを形成するので、高周波ノイズの発生を抑制することができる。コンデンサ10は、直流成分カット用であると共に、インバータ4より発生したコモンモード電流がアース41を介して流出する影響を軽減するために接続され、コモンモード電流が極力電力変換装置26内に閉じ込められるようにするものである。
ここで、接地線53を接続したことによって、インバータ4が発生する別の共振経路として、インバータ4→フィン5→接地線50→接地配線22→アース7→アース41→モータ6→コンデンサ10→コア11→接地線53→コンデンサ3→インバータ4の経路が存在する。しかしながら、この共振経路がコア11の貫通孔を少なくとも1回通るように、コア11が配置されているので、コア11のインピーダンスにより上記共振経路の共振周波数が下がり、共振経路に対してダンピング効果が得られる。
なお、接地線50,53は電力の受け渡しが無いことから比較的細いワイヤーハーネスなどで構成される。本実施の形態では、直径10mm程度のワイヤーハーネスを用いた。さらに、コア8,11は例えばフェライトやアモルファスを材料として構成される。直流近傍の低周波帯域において低インピーダンスとなり、コア8に巻回する巻数を増やしてもインピーダンスは顕著に増加せず、共振周波数帯域で高インピーダンスを得ながら低周波帯域で低インピーダンスとなり、直流近傍において充分な接地効果を得ることができる。具体的には、100kHz〜数MHz程度の周波数帯域でノイズ低減の効果は顕著である。
このように、接地線50がコア8に対して直流電源系統側の接地配線22に接続されているので、インバータ4→フィン5→接地線50→コンデンサ3→インバータ4の経路による共振周波数を所望の低い共振周波数にシフトさせること、または共振そのものにダンピング効果を与えることができる。そして、インバータ4、フィン5、接地線50、及びモータ6の接地線53を介する共振経路がコア11を通るようにしたので、不要な高調波電流が流れず、モータ6の接地経路を電力変換装置に設ける場合においても放射ノイズ源を実用上問題とならない状態にし、ノイズ源電流を抑制することができる。
実施の形態2.
図2は、この発明を実施するための実施の形態2を示す電力変換装置の構成図である。図2において、電力変換装置27の構成は、モータ6の筐体を接地する接地線55,56を通すコアを設置する代わりに、負荷配線23a,23b,23cを通す貫通孔を有するコア9に、モータ6の接地線56を通すようにした点が、実施の形態1の構成と異なる。図2において、図1と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することである。また、明細書全文に表れている構成要素の態様は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
接地線50がコア8に対して直流電源系統側の接地配線22に接続されることにより、インバータ4→フィン5→接地線50→コンデンサ3→インバータ4の共振経路にコア8が挿入されることになり、コア8のインピーダンスによって共振経路の共振周波数を所望の低い共振周波数にシフトし、または共振そのものにダンピング効果を与えることができる。
ここで、インバータ4が発生する別の共振経路として、インバータ4→フィン5→接地線50→接地配線22→アース7→アース41→モータ6→接地線56→コンデンサ10→接地線55→コンデンサ3→インバータ4の経路が存在する。しかしながら、モータ6の接地線56をコア9に通すような構成にしたので、コア9のインピーダンスにより上記共振経路の共振周波数が下がり、共振経路に対してダンピング効果が得られる。
このように、インバータ4、フィン5、接地線50、及びモータ6の接地線55及び56の経路についてもコア9の貫通穴を通すようにしているので、不要な高調波電流が流れず、モータ6の接地経路を電力変換装置に設ける場合においても放射ノイズ源を実用上問題とならない状態にし、ノイズ源電流を抑制することができる。そして、負荷配線23a,23b,23cを通すコア9を利用し、別途コアを設置する必要がないため、部品コストをアップさせることなく放射ノイズ源に対する対策が可能となる。
実施の形態3.
図3は、この発明を実施するための実施の形態2を示す電力変換装置の構成図である。図3において、電力変換装置28の構成は、モータ6の筐体を接地する接地線57を通すコアを設置する代わりに、高圧配線21及び接地配線22を通す貫通孔を有するコア8に、モータ6の接地線57を巻回させた点が、実施の形態1の構成と異なる。
接地線50がコア8に対して直流電源系統側の接地配線22に接続されることにより、インバータ4→フィン5→接地線50→コンデンサ3→インバータ4の共振経路にコア8が挿入されることになり、コア8のインピーダンスによって共振経路の共振周波数を所望の低い共振周波数にシフトし、または共振そのものにダンピング効果を与えることができる。
ここで、インバータ4が発生する別の共振経路として、インバータ4→フィン5→接地線50→接地配線22→アース7→アース41→モータ6→コンデンサ10→接地線57→コンデンサ3→インバータ4の経路が存在する。しかしながら、モータ6の接地線57をコア8に巻回するような構成にした。つまり、第2の接地線である接地線57は、コア8に巻回され、コア8に対してインバータ4側の接地配線22に接続されている。このため、コア8のインピーダンスにより上記共振経路の共振周波数が下がり、共振経路に対してダンピング効果が得られる。
このように、インバータ4、フィン5、接地線50、及びモータ6の接地線57の経路についてもコア8の貫通穴を通すようにしているので、不要な高調波電流が流れず、モータ6の接地経路を電力変換装置に設ける場合においても放射ノイズ源を実用上問題とならない状態にし、ノイズ源電流を抑制することができる。そして、高圧配線21及び接地配線22を通すコア8を利用し、別途コアを設置する必要がないため、部品コストをアップさせることなく放射ノイズ源に対する対策が可能となる。
実施の形態4.
図4は、この発明を実施するための実施の形態4を示す電力変換装置の構成図である。図4において、電力変換装置29の構成は、モータ6の筐体を接地する接地線59を通すコアを設置しない点、高圧配線21及び接地配線22を通す貫通孔を有するコア8にコアに対して直流電源系統側の接地配線22に接地線59が接続される点が、実施の形態1の構成と異なる。
接地線50がコア8に対して直流電源系統側の接地配線22に接続されることにより、インバータ4→フィン5→接地線50→コンデンサ3→インバータ4の共振経路にコア8が挿入されることになり、コア8のインピーダンスによって共振経路の共振周波数を所望の低い共振周波数にシフトし、または共振そのものにダンピング効果を与えることができる。
また、図4に示すように、モータ6の接地線59をコア8に対して直流電源系統側の接地配線22に接続しているので、インバータ4、フィン5、接地線50、及びモータ6の接地線59を介する低インピーダンス経路が存在しない。このため、不要な高調波電流が流れず、モータ6の接地経路を電力変換装置に設ける場合においても放射ノイズ源を実用上問題とならない状態にし、ノイズ源電流を抑制することができる。このように、部品コストをアップさせることなく放射ノイズ源に対する対策が可能となる。
実施の形態5.
図5は、この発明を実施するための実施の形態5を示す電力変換装置の構成図である。図5において、電力変換装置30は図示しない筐体を備え、筐体のアース40を介してインバータ4のスイッチング動作により発生する不要な高周波電流が流出しないようにコンデンサ60を設置し、モータ6の接地線61(61a,61b)が電力変換装置30を機器として接地するアース40に接続される点が、実施の形態4と異なる。つまり、第2の接地線である接地線61bは、電力変換装置30の筐体、及びこの筐体と接地配線22との間に接続されたインピーダンス要素であるコンデンサ60を介して接地配線22に接続されている。接地線61bは、コア8に対して直流電源系統側の接地配線22に接続されている。
図5において、コンデンサ60が接続されているため、コンデンサ60の両端間ではコンデンサ60を介して高周波的に短絡されているとみなせる。したがって、実施の形態4において、接地線59はアース7に接続されていたが、本実施の形態では接地線61aを電力変換装置のアース40に接続しても、コンデンサ60を介して高周波的にアース7に接続される。
このように、コンデンサ60を介して接地線61がコア8に対して直流電源系統側のアースに接続されることにより、インバータ4→フィン5→接地線50→コンデンサ3→インバータ4の共振経路の共振周波数を所望の低い共振周波数にシフトし、または共振そのものにダンピング効果を与えることができる。
また、図5に示すように、インバータ4、フィン5、接地線50、及びモータ6の接地線61を介する低インピーダンス経路が存在しない。このため、不要な高調波電流が流れず、モータ6の接地経路を電力変換装置に設ける場合においても放射ノイズ源を実用上問題とならない状態にし、ノイズ源電流を抑制することができる。このように、部品コストをアップさせることなく放射ノイズ源に対する対策が可能となる。
この発明の実施の形態1を示す電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態2を示す電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態3を示す電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態4を示す電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態5を示す電力変換装置の構成図である。 従来の電力変換装置の構成図である。
符号の説明
1 パンタグラフ、2 リアクトル、3,10,60 コンデンサ、4 インバータ、5 フィン、6 モータ、7,40,41 アース、8,9,11 コア、21 高圧配線、22 接地配線、23a〜23c 負荷配線、26〜31 電力変換装置、50,53,55,56,57,59,61 接地線。

Claims (6)

  1. 直流電源系統から受電し、負荷を駆動するインバータと、
    前記インバータを冷却する冷却手段と、
    前記直流電源系統と前記インバータとを接続する高圧配線、及び前記インバータを接地する接地配線を通す貫通孔を有する第1のコアと、
    前記冷却手段を接地する第1の接地線と、
    前記負荷を接地する第2の接地線と、
    貫通孔を有する第2のコアとを備え、
    前記第1の接地線は、前記コアに対して前記直流電源系統側の前記接地配線に接続され、
    前記第2のコアは、前記インバータ、前記冷却手段、前記第1の接地線、前記第1の接地線及び前記第2の接地線の共通の接地、前記負荷、前記第2の接地線、前記インバータを循環する共振経路が前記第2のコアの貫通孔を通るように、配置されたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記第2のコアは、前記第2の接地線が前記第2のコアの貫通孔を通るように、配置されたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記第2のコアは、前記インバータと前記負荷とを接続する配線、及び前記第2の接地線が前記第2のコアの貫通孔を通るように、配置されたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 直流電源系統から受電し、負荷を駆動するインバータと、
    前記インバータを冷却する冷却手段と、
    前記直流電源系統と前記インバータとを接続する高圧配線、及び前記インバータを接地する接地配線を通す貫通孔を有するコアと、
    前記冷却手段を接地する第1の接地線と、
    前記負荷を接地する第2の接地線とを備え、
    前記第1の接地線は、前記コアに対して前記直流電源系統側の前記接地配線に接続され、
    前記第2の接地線は、前記コアに巻回され、前記コアに対して前記インバータ側の前記接地配線に接続されたことを特徴とする電力変換装置。
  5. 直流電源系統から受電し、負荷を駆動するインバータと、
    前記インバータを冷却する冷却手段と、
    前記直流電源系統と前記インバータとを接続する高圧配線、及び前記インバータを接地する接地配線を通す貫通孔を有するコアと、
    前記冷却手段を接地する第1の接地線と、
    前記負荷を接地する第2の接地線とを備え、
    前記第1の接地線及び前記第2の接地線は、前記コアに対して前記直流電源系統側の前記接地配線に接続されたことを特徴とする電力変換装置。
  6. 筐体を備え、
    前記第2の接地線は、前記筐体、及び前記筐体と前記接地配線との間に接続されたインピーダンス要素を介して前記接地配線に接続されたことを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
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