JP2011083080A - 空気調和機とそのためのモータ駆動システム - Google Patents

空気調和機とそのためのモータ駆動システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011083080A
JP2011083080A JP2009231859A JP2009231859A JP2011083080A JP 2011083080 A JP2011083080 A JP 2011083080A JP 2009231859 A JP2009231859 A JP 2009231859A JP 2009231859 A JP2009231859 A JP 2009231859A JP 2011083080 A JP2011083080 A JP 2011083080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
drive system
motor drive
housing
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009231859A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Tamura
正博 田村
Atsushi Okuyama
奥山  敦
Takao Ueda
貴郎 上田
Hiroyuki Hashimoto
浩之 橋本
Hideki Terauchi
英樹 寺内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2009231859A priority Critical patent/JP2011083080A/ja
Publication of JP2011083080A publication Critical patent/JP2011083080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】ノイズの抑制効果の大きく安価なモータ駆動システムを提供すると共に、内部機器からノイズの少ない安価な空気調和機を提供する。
【解決手段】商用電源より入力された交流電力を直流電力に変換する整流回路と、直流電力を3相交流電力に変換するインバータ回路と、インバータ回路により駆動するモータと、アース接続端子を備え、整流回路とインバータ回路とモータを収納する筐体と、商用電源と前記インバータ回路との間に設けたコモンモードコイルと、筐体に接続したラインバイパスコンデンサと、筐体とアースとを接続するアース線とを備えたモータ駆動システムにおいて、アース線にフェライトコアを通す。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に関し、特に、空気調和機からの流出ノイズを抑制するに好適なモータ駆動システムに関する。
従来、空気調和機のインバータ回路等から流出するノイズを抑制する手段として、以下の特許文献1のノイズフィルタが提案されている。これは、通常、コモンモードコイルとYコンと呼ばれるラインバイパスコンデンサと機能(回路)アースとを接続し、機能(回路)アースとアースを接続することでノイズフィルタを構成するが、Yコンと機能(回路)アースとの間に、更に、アースライン用コイルを設けることにより、ノイズ抑制の効果を上げるものである。
また、インバータ以外の一般の機器では、通常、コモンモードのノイズ抑制は、コモンモードのノイズフィルタのアースラインにはインダクタを挿入する事はないが、しかしインバータ等の電流容量が大きくノイズを多く放出する機器においては、ノイズフィルタからアースまでの間にインダクタを取り付けることによってノイズを減衰することにより、100kHzから3MHz程度までの高周波帯のノイズを低減している。
特開2005−287157号公報
しかしながら、家庭用空気調和機の場合、添付の図16に示すように、アース2は熱交換器に代表される筐体アース91に接続されており、アースライン用コイル50は筐体アース91に接続された後、アース2に接続されるため、直流ブラシレスモータ97を搭載した圧縮機から浮遊容量98を通して筐体アース91に回り込むノイズに対しては十分な効果を発揮できないという問題があった。特に、インバータを用いた空気調和機の場合、電気用品安全法の雑音端子電圧の規制が始まる周波数である526.5kHz以降の高い周波数のノイズが増大してしまう。かかる高い周波数のノイズが増大すると、ラジオや無線機にノイズが入りやすいという問題があった。
特に、近年においては、高層マンションが増えており、家庭用空気調和機から実際のアースへの接地点までのアース線の長さが、非常に長くなる場合がある。このことは、アースの機能の一つである感電防止の点からは、アース抵抗は低いことから、全く問題がない。しかしながら、アースのもう一方の機能であるノイズ低減という点からは、アース線が長くなると周波数が高い領域でのインピーダンスが大きくなり、無線で使用されるような周波数が高い領域でのノイズがアース線から放射され易くなるという問題があった。
これらの問題を対策するためには、例えば、空気調和機の電源ラインに設けているコモンモードコイルを大型化することや、電源ラインに大型のフェライトコアに数ターンさせる(フェライトコアに電源ラインを巻き回す)等を行わなければならず、空気調和機のノイズフィルタが高価になっていた。
そこで、本発明は、上述した従来技術における問題点を解消し、より具体的には、空気調和機において、筐体アースから回り込むノイズに対しても大きな効果を発揮し、かつ、安価に構成できる空気調和機とそのためのモータ駆動システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によれば、まず、商用電源より入力された交流電力を直流電力に変換する整流回路と、直流電力を3相交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路により駆動するモータと、アース接続端子を備え、前記整流回路と前記インバータ回路と前記モータを収納する筐体と、商用電源と前記インバータ回路との間に設けたコモンモードコイルと、前記筐体に接続したラインバイパスコンデンサと、前記筐体とアースとを接続するアース線とを備えたモータ駆動システムにおいて、前記アース線にフェライトコアを通したモータ駆動システムが提供される。
また、本発明によれば、やはり上記目的を達成するため、商用電源より入力された交流電力を直流電力に変換する整流回路と、直流電力を3相交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路により駆動するモータと、アース接続端子を備え、前記整流回路と前記インバータ回路と前記モータを収納する筐体と、商用電源と前記インバータ回路との間に設けたコモンモードコイルと、前記筐体に接続したラインバイパスコンデンサと、前記筐体から絶縁距離をとってアースを接続したアース接続箇所と、前記筐体とアース接続箇所とを接続する線とを備えたモータ駆動システムであって、前記筐体とアース接続箇所とを接続する前記線にフェライトコアを通したモータ駆動システムが提供される。
なお、本発明では、前記に記載したモータ駆動システムにおいて、前記アース線にフェライトコアを3〜5ターン通すことが好ましい。
更に、本発明によれば、やはり上記目的を達成するため、商用電源より入力された交流電力を直流電力に変換する整流回路と、直流電力を3相交流電力に変換するインバータ回路と
前記インバータ回路により駆動するモータと、アース接続端子を備え、前記整流回路と前記インバータ回路と前記モータを収納する筐体と、商用電源と前記インバータ回路との間に設けたコモンモードコイルと、前記筐体に接続したラインバイパスコンデンサと、前記筐体から絶縁距離をとりアースを接続したアース接続箇所と、前記筐体とアース接続箇所とを中継するアースラインをもつ中継基板と、前記筐体とアース接続箇所とを接続する線とを備えたモータ駆動システムにおいて、前記中継基板上のアースラインにインダクタを取り付けたモータ駆動システムが提供される。
そして、本発明によれば、上述したモータ駆動システムを採用した空気調和機として、室内機と室外機を備え、当該室内機と室外機との間を電気的接続してなる空気調和機において、上記に記載のモータ駆動システムを搭載した空気調和機が提供される。
上述した本発明になるモータ駆動システムによれば、筐体アースと機能(回路)アースを接続した後にフェライトコアをつけることができるので、筐体アースから回り込んだノイズに対しても大きなノイズ抑制効果が期待でき、小型のフェライトコアで効果がでるためその他の対策よりも安価に実現できる。
また、上述した本発明になるモータ駆動システムは、筐体アースとアースとを接続するアース線が電源プラグに内蔵されている場合のように、機器に固定されている場合、容易に実現できるが、機器とアースとを据付時に接続する場合、据付者がフェライトコアを挿入したアース線を誤って使用しなかったり、又は、フェライトコアの位置を変更してしまい、効果が期待できない可能性がある。上記の本発明では、このような場合をも鑑みたて達成されたものである。
加えて、上述した本発明になるモータ駆動システムによれば、筐体とアースとを接続する者が、モータ駆動システムを備えた機器の生産者と違う場合でも、筐体アースと機能(回路)アースを接続した後にフェライトコアあるいはインダクタを取り付けることができるため、筐体アースから回り込んだノイズに対しても大きな抑制効果が期待でき、小型のフェライトコアあるいはより小型のインダクタで効果がでるためその他の対策よりも安価に実現でき、更には、上述したモータ駆動システムを空気調和機に搭載することでより安価な空気調和機が実現できる。
本発明の実施例1になる空気調和機のためのモータ駆動システムを示すためのブロック図である。 上記実施例1のモータ駆動システムを内蔵した空気調和機(室内機)の電源コードの接続部分の詳細を示す一部拡大詳細図である。 本発明の実施例2になる空気調和機のためのモータ駆動システムを示すためのブロック図である。 上記実施例2のモータ駆動システムを内蔵した空気調和機(室外機)の電源コードの接続部分の詳細を示す一部拡大斜視図である。 本発明の実施例3になるフェライトコアの外観図を示す拡大斜視図である。 本発明のフェライトコアのインピーダンス周波数特性を示す図である。 本発明の実施例4になるフェライトコアの外観図を示す拡大斜視図である。 本発明の実施例5になる空気調和機のためのモータ駆動システムを示すためのブロック図である。 上記実施例5のモータ駆動システムを内蔵した空気調和機(室内機)の電源コードの接続部分の詳細を示す一部拡大詳細図である。 本発明の実施例6になる空気調和機のためのモータ駆動システムを示すためのブロック図である。 上記実施例6のモータ駆動システムを内蔵した空気調和機(室外機)の電源コードの接続部分の詳細を示す斜視図である。 本発明の実施例7になる空気調和機のためのモータ駆動システムを示すためのブロック図である。 上記実施例7のモータ駆動システムを内蔵した空気調和機(室内機)の電源コードの接続部分の詳細を示す一部拡大詳細図である。 本発明の実施例8になる空気調和機のためのモータ駆動システムを示すためのブロック図である。 上記実施例8のモータ駆動システムを内蔵した空気調和機(室外機)の電源コードの接続部分の詳細を示す斜視図である。 従来技術のモータ駆動システムの一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態になるモータ駆動システムと、当該モータ駆動システムを内蔵した空気調和機について、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
まず、図1は、本発明の実施例1であるモータ駆動システムを示すブロック図であり、図2は、かかるモータ駆動システムを内蔵した空気調和機の室内機の外観、特に、その電源コードの接続部分の詳細を示す一部拡大詳細図である。
図1において、1は商用電源、2はアース、3はコンセント、4は電源コード、5はフェライトコア、6は空気調和機の室内機、9は空気調和機の室外機を、それぞれ、示している。商用電源1とアース2は、屋内配線によりコンセント3まで接続されており、当該コンセント3に室内機6から電源コード4を接続することにより、電源が供給されている。電源コードは、特に、200Vの機種においては、図示のように、3本の線からなり、電源線と共に、アース線41を備えている。このアース線41は、室内機内で室内機6の筐体アース61と接続されている。室内機6は、内外接続線7を介して室外機9に電源を供給する。また、室内機6は、配管8を通して室外機9と冷媒を循環させている。室外機9の筐体アース91は、配管8により、室内機6の筐体アース61と電気的に接続されている。内外接続線7より電源が供給された室外機は、コモンモードチョークコイル92とYコンと呼ばれるラインバイパスコンデンサ93とでノイズフィルタを構成し、当該ラインバイパスコンデンサ93を筐体アース91に接続することでノイズフィルタを構成している。即ち、このノイズフィルタにより、コモンモードノイズを低減させる。なお、このノイズフィルタを通った後の交流電圧は、整流回路94及び平滑コンデンサ95で整流され、更に、インバータ回路96を介して、直流ブラシレスモータ97を搭載した圧縮機を駆動している。
インバータ回路96及び直流ブラシレスモータ97内で発生したノイズは、浮遊容量98を通して筐体アース91に流れてコモンモードノイズとなり、配管8、室内機の筐体アース61、電源コード4内のアース線41を通って電源のアース2に戻ろうとする。そこで、このノイズを減衰させるため、本実施例1では、フェライトコア5に電源コード内のアース線41を通す。この時、フェライトコアの位置は、筐体アース61の近傍にあることが望ましい。
なお、上述した従来のノイズ対策法である、電源ラインにフェライトコアに数ターンさせる(電源ラインをフェライトコアに巻き回す)場合には、電源ラインの電線は太く、かつ、少なくとも2本の線となるため、大型のコイルが必要となる。しかしながら、本実施例1では、フェライトコアを1本のアース線に付ければよく、また、このアース線は、通常、電源ラインより線径が細い為、フェライトコアの小型化が可能となる。
また、従来のノイズ対策であるコモンモードチョークコイル92を大型化する場合や、電源ラインにフェライトコアを数ターンさせる場合は、インバータ回路96で発生したノイズは筐体アースを通してアース2に戻ろうとするので、その効果が低く、また、コモンモードチョークコイルや電源ラインに巻き付けるフェライトコアの大型化、もしくは、フェライトコアへのターン数の増加が必要となる。しかしながら、上述した本実施例1では、アースに流れ出ようとするノイズ成分をフェライトコア5により抑制するので、非常に効果が大きく、かつ、本実施例1は、従来の対策に比べて、非常に安価にノイズフィルタを実現できる。
以上の実施例1の説明では、電源コードにアース線が内蔵されている場合について説明したが、しかしながらこれに限定されることなく、本実施例は、その他、例えば、100V機器のように、電源コードにアース線が内蔵されておらず、室内筐体アース61からコンセント3のアースまで電源コードとは別のアース線を使用する場合でも適用できる。また、アース2がコンセント3まで配線されておらず、筐体アース61とアース2をアース線21で接続する場合にも適用できる。
次に、本発明の実施例2について説明する。なお、実施例1では、室内でアースを取る場合について説明したが、この実施例2では、室外(室外機)でアースを取る場合について説明する。
図3は、本発明の実施例2であるモータ駆動システムのブロック図を、図4は、かかるモータ駆動システムを内蔵した空気調和機の室外機の外観、特に、その電源コードの接続部分の詳細を示す一部拡大斜視図である。なお、図3において上記図1と異なる点は、電源コード4にはアース線41が内蔵されておらず、室外機9の筐体アース91からアース線21を使用してアース2に接続しており、そして、当該アース線21をフェライトコア5に通している点である。この場合にも、上記の実施例1と同様の効果が得られることは明らかであろう。また、この時、フェライトコアの位置は、筐体アース91の近傍であることが望ましい。
ここで、上記実施例1と同様、当該実施例2で使用されるフェライトコアは500kHz以上の高周波帯の信号(ノイズ)に対してインピーダンスが高い、例えば、マンガン系フェライトコアが望ましい。
次に、本発明の実施例3について説明する。この実施例3は、上述したフェライトコアの効果が小さい場合に、当該フェライトコア5にアース線21を巻きつける回数を増やしてノイズ抑制効果を高めるものである。図5は、本実施例3になるフェライトコアの外観図を示す。
なお、このフェライトコア5は、その挿入する位置は上記図1の位置と変わりないが、しかし、当該フェライトコア5にアース線21を巻きつける回数を、3〜5ターンとしている。
空気調和機において、電源ラインにフェライトコアを取り付ける時には、室内機側や室外機側等、どの位置にフェライトコアを取り付けるかで、ノイズの抑制効果が変化してしまう。最もノイズ抑制効果が高いのは、コンセント部の電源コード4にノイズフィルタを形成することであるが、しかしならが、室内機に大きなコアを取り付ける事は、室内機の小型化にとっては不利であり、コストアップにもつながる。
一方、アース線にフェライトコアをつける事は、電源コードにフェライトコアを取り付ける事と回路的には等価である。そのため、アース線にフェライトコアを取り付けることでフェライトコアの大きさを小型化しつつ、ノイズ低減を図る事が可能となる。
ここで、添付の図6には、大きさの異なるフェライトコアにより得られる、異なるターン数毎のインピーダンスを示す。なお、この図6のグラフでは、横軸に周波数を、縦軸にはインピーダンスを示しており、材料AおよびBの、2種類のフェライトコアの特性を示している。また、それぞれのフェライトコアにアース線を巻き付けるターン数を、材料Aでは、1〜3ターン、材料Bでは1〜2ターン変化させた時の特性も示す。
なお、フェライトコアAの寸法は内径15.8mm、外径11.8mm、厚さ8.4mmであり、そして、フェライトコアBの寸法は、内径25mm、外径15mm、厚さ12mmである。
フェライトコアBは、一般に、電源ラインに対して1〜2ターンさせて、空気調和機に使用されているものである。空気調和機において、電源ラインは大きな電流が流れるため、その線径が太く、電源ラインは、その線数が、室内機と室外機の基板との通信線を含めると3本以上となるため、フェライトコアBの寸法では2ターンするのが構造的に限界となる。それに対して、上述したアース線は線径が細く、かつ、線自体も、単独で、ただ1本となるため、比較的小さいフェライトコアでも、ターン数を5ターン程度まで巻くことができる。
また、フェライトコアの寸法がAよりBの方が大きいため、同じターン数ではインピーダンスがBの方が大きくなるが、例えば、フェライトコアAに3ターン巻いた場合と、フェライトコアBに2ターン巻いた場合に得られるインピーダンスを比較すると、フェライトコアAの方が大きくなるので、ターン数を増やすことで小さな大きさのコアでも十分なインピーダンスを得ることができる。
以上のように、フェライトコアBに電源ラインを2ターン巻くのと同等の効果を、フェライトコアAにアースに3ターン巻く事で得ることができ、フェライトコアの小型化とノイズ低減の両立ができるようになる。
なお、上記実施例3では、電源コードにアース線が内蔵されている場合について説明したが、しかしながら、100V機器のように、電源コードにはアース線が内蔵されておらず、室内筐体アース61からコンセント3のアースまで、電源コードとは別のアース線を使用する場合にも、上記の実施例を適用することができる。また、アース2がコンセント3まで配線しておらず、筐体アース61とアース2をアース線21で接続する場合にも適用できる。
次に、本発明の実施例4について説明する。上記の実施例3では、室内でアースを取る場合について説明したが、しかしながら、この実施例4では、室外でアースを取る場合について説明する。図7は、本実施例4になるフェライトコアの外観図を示す。
なお、このフェライトコア5は、その挿入する位置は、上記図3と変わりないが、しかし、当該フェライトコアにアース線を巻きつける回数を3〜5ターンとしている。この場合にも、上記実施例3と同等の効果が得られることは明らかであろう。
次に、本発明の実施例5について説明する。図8は、本発明の実施例5になるモータ駆動システムのブロック図であり、そして、図9は、当該モータ駆動システムを内蔵した空気調和機の室内機の外観、特に、その電源コードの接続部分の詳細を示す一部拡大詳細図である。
この図8に示すモータ駆動システムが、上記図1と異なるのは、筐体アース61から十分な絶縁距離をとったアース接続箇所10aとアース線21を接続し、線11aにより筐体アース61とアース接続箇所10aを接続し、線11aにフェライトコア5を挿入している点である。なお、この実施例4によっても、上記実施例1、3と同等の効果が得られることは明らかであろう。そして、この実施例4では、フェライトコア5の位置のばらつきもなく、モータ駆動システムを実現できることとなる。
次に、本発明の実施例6について説明する。図10は、本実施例6のモータ駆動システムを示すブロックであり、図11は、当該モータ駆動システムを内蔵した空気調和機の室外機の外観、特に、その電源コードの接続部分の詳細を示す詳細図である。
図10に示すモータ駆動システムが、上記図2と異なるのは、筐体アース91から十分な絶縁距離をとったアース接続箇所10bとアース線21を接続し、線11bにより筐体アース91とアース接続箇所10bを接続し、線11bにフェライトコア5を挿入した点である。なお、これによっても、上記実施例2、4と同等の効果が得られることは明らかであろう。そして、これによれば、フェライトコア5の位置のばらつきもなく、モータ駆動システムを実現できる。
次に、本発明の実施例7について説明する。図12は、本実施例7のモータ駆動システムを示すブロックであり、図13は、当該モータ駆動システムを内蔵した空気調和機の室内機の外観、特に、その電源コードの接続部分の詳細を示す一部拡大詳細図である。
図12に示すモータ駆動システムが、上記図8と異なるのは、上述したフェライトコアに代えて、基板上に搭載されたインダクタ13cを採用した点であり、より詳細には、筐体アース61から十分な絶縁距離をとったアース接続箇所10cとアース線21を接続し、中継基板12cにより筐体アース61とアース接続箇所10cを接続し、中継基板12cにインダクタ13cを挿入した点である。これにより、本実施例7によっても、上記実施例1、3、5と同等の効果が得られることは明らかであり、この実施例7によれば、更に、フェライトコアよりも安価なインダクタ13cをつけたモータ駆動システムを実現できる。
最後に、本発明の実施例8について説明する。図14は、本発明の実施例8になるモータ駆動システムを示すブロックであり、図15は、当該モータ駆動システムを内蔵した空気調和機の室内機の外観、特に、その電源コードの接続部分の詳細を示す詳細斜視図である。
図14に示すモータ駆動システムが、上記図10と異なるのは、上述したフェライトコアに代えて、基板上に搭載されたインダクタ13cを採用した点であり、より詳細には、筐体アース91から十分な絶縁距離をとったアース接続箇所10dとアース線21を接続し、中継基板12dにより筐体アース91とアース接続箇所10dを接続し、中継基板12dにインダクタ13dを挿入した点である。これにより、本実施例8でも、上記実施例2、4、6と同等の効果が得られると共に、フェライトコアよりも安価なインダクタ13dでモータ駆動システムを実現できる。
なお、特に、上述した実施例7及び8では、アース接続箇所と中継基板を別体として説明したが、アース接続箇所と中継基板を1体として例えば、中継基板の中にアース接続箇所を設けてもよい。
上記に詳述したように、本発明になるモータ駆動システムによれば、筐体とアースとを接続する作業者(空気調和機の取付業者)が、モータ駆動システムを備えた機器の生産者と違う場合でも、筐体アースと機能(回路)アースを接続した後に、上述したフェライトコア、又は、インダクタを取り付けることができるため、筐体アースから回り込んだノイズに対しても大きな抑制効果が期待でき、そして、小型のフェライトコア、又は、より小型のインダクタによっても十分な効果が得られることから、その他の従来の対策よりも安価に実現できることとなる。また、本発明は空気調和機だけでなく、ノイズフィルタを用いた電子機器に広く応用できる。
1;商用電源、2;アース、3;コンセント、4;電源コード、5;フェライトコア、6;室内機、7;内外接続線、8;配管、9;室外機、10a;アース接続箇所、10b;アース接続箇所、10c;アース接続箇所、10d;アース接続箇所、11a;筐体アース-アース接続端子間接続線、11b;筐体アース-アース接続端子間接続線、12c;中継基板、12d;中継基板、13c;インダクタ、13d;インダクタ、21;アース線、41;電源コード内アース線、61;室内機筐体アース、91;室外機筐体アース、92;コモンモードチョークコイル、93;ラインバイパスコンデンサ、94;整流回路、95;平滑コンデンサ、96;インバータ回路、97;直流ブラシレスモータ、98;モータ浮遊容量。

Claims (6)

  1. 商用電源より入力された交流電力を直流電力に変換する整流回路と、
    直流電力を3相交流電力に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路により駆動するモータと、
    アース接続端子を備え、前記整流回路と前記インバータ回路と前記モータを収納する筐体と、
    商用電源と前記インバータ回路との間に設けたコモンモードコイルと、
    前記筐体に接続したラインバイパスコンデンサと、
    前記筐体とアースとを接続するアース線とを備えたモータ駆動システムにおいて、
    前記アース線にフェライトコアを通したことを特徴とするモータ駆動システム。
  2. 前記請求項1に記載したモータ駆動システムにおいて、前記アース線にフェライトコアを3〜5ターン通した事を特徴とするモータ駆動システム。
  3. 商用電源より入力された交流電力を直流電力に変換する整流回路と、
    直流電力を3相交流電力に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路により駆動するモータと、
    アース接続端子を備え、前記整流回路と前記インバータ回路と前記モータを収納する筐体と、
    商用電源と前記インバータ回路との間に設けたコモンモードコイルと、
    前記筐体に接続したラインバイパスコンデンサと、
    前記筐体から絶縁距離をとってアースを接続したアース接続箇所と、
    前記筐体とアース接続箇所とを接続する線とを備えたモータ駆動システムであって、
    前記筐体とアース接続箇所とを接続する前記線にフェライトコアを通したことを特徴とするモータ駆動システム。
  4. 前記請求項3に記載したモータ駆動システムにおいて、前記線にフェライトコアを3〜5ターン通した事を特徴とするモータ駆動システム。
  5. 商用電源より入力された交流電力を直流電力に変換する整流回路と、
    直流電力を3相交流電力に変換するインバータ回路と
    前記インバータ回路により駆動するモータと、
    アース接続端子を備え、前記整流回路と前記インバータ回路と前記モータを収納する筐体と、
    商用電源と前記インバータ回路との間に設けたコモンモードコイルと、
    前記筐体に接続したラインバイパスコンデンサと、
    前記筐体から絶縁距離をとりアースを接続したアース接続箇所と、
    前記筐体とアース接続箇所とを中継するアースラインをもつ中継基板と、
    前記筐体とアース接続箇所とを接続する線とを備えたモータ駆動システムにおいて、
    前記中継基板上のアースラインにインダクタを取り付けたことを特徴とするモータ駆動システム。
  6. 室内機と室外機を備え、当該室内機と室外機との間を電気的接続してなる空気調和機において、上記請求項1〜5の何れか一に記載のモータ駆動システムを搭載したことを特徴とする空気調和機。
JP2009231859A 2009-10-05 2009-10-05 空気調和機とそのためのモータ駆動システム Pending JP2011083080A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231859A JP2011083080A (ja) 2009-10-05 2009-10-05 空気調和機とそのためのモータ駆動システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231859A JP2011083080A (ja) 2009-10-05 2009-10-05 空気調和機とそのためのモータ駆動システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011083080A true JP2011083080A (ja) 2011-04-21

Family

ID=44076566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009231859A Pending JP2011083080A (ja) 2009-10-05 2009-10-05 空気調和機とそのためのモータ駆動システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011083080A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202459A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 三菱電機株式会社 空気調和機
WO2015020077A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 北川工業株式会社 出力ノイズ低減装置
CN107134916A (zh) * 2017-06-15 2017-09-05 中国电子科技网络信息安全有限公司 一种交流电源传导电磁信息泄漏防护装置及方法
WO2020196661A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 ダイキン工業株式会社 空気調和機
EP3540925B1 (en) * 2016-12-14 2021-08-18 Nanjing Chervon Industry Co., Ltd. Electric tool

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05196286A (ja) * 1992-01-22 1993-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の電磁ノイズ抑制装置
JP2005287157A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Mitsubishi Electric Corp ノイズフィルタ及び空気調和機
JP2008295126A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Mitsubishi Electric Corp 電力変換器システム
JP2008301555A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05196286A (ja) * 1992-01-22 1993-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の電磁ノイズ抑制装置
JP2005287157A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Mitsubishi Electric Corp ノイズフィルタ及び空気調和機
JP2008295126A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Mitsubishi Electric Corp 電力変換器システム
JP2008301555A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202459A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 三菱電機株式会社 空気調和機
WO2015020077A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 北川工業株式会社 出力ノイズ低減装置
JP2015057806A (ja) * 2013-08-09 2015-03-26 北川工業株式会社 出力ノイズ低減装置
CN105453399A (zh) * 2013-08-09 2016-03-30 北川工业株式会社 输出噪声降低装置
US9704638B2 (en) 2013-08-09 2017-07-11 Kitagawa Industries Co., Ltd. Output noise reducing device
KR101851081B1 (ko) * 2013-08-09 2018-04-20 키타가와고우교가부시끼가이샤 출력 노이즈 저감 장치
EP3540925B1 (en) * 2016-12-14 2021-08-18 Nanjing Chervon Industry Co., Ltd. Electric tool
CN107134916A (zh) * 2017-06-15 2017-09-05 中国电子科技网络信息安全有限公司 一种交流电源传导电磁信息泄漏防护装置及方法
WO2020196661A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 ダイキン工業株式会社 空気調和機
JP2020165562A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 ダイキン工業株式会社 空気調和機
US20220154987A1 (en) * 2019-03-28 2022-05-19 Daikin Industries, Ltd. Air conditioner

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5455784B2 (ja) Dcモータおよび換気扇
KR100577580B1 (ko) 공조장치
EP2337198A2 (en) Noise suppression device and air conditioner
JP2011083080A (ja) 空気調和機とそのためのモータ駆動システム
JP6780726B2 (ja) 空気調和機
JP6881379B2 (ja) 車載用電動圧縮機
US20020140290A1 (en) Electric circuit of electric vehicle
JP2011139551A (ja) 制御基板、インバータ装置およびインバータ一体型電動圧縮機
US10978981B2 (en) Drive apparatus for electric motor and air conditioner
JP2017198370A (ja) 空気調和装置
JP5126280B2 (ja) 空調機
JP4363497B1 (ja) フィルタ回路実装ユニット及び電源ユニット
JP2005287157A (ja) ノイズフィルタ及び空気調和機
JP2015143598A (ja) 空気調和機
JP4429999B2 (ja) 空気調和機の制御装置
JPH11187671A (ja) インバータ装置および冷凍サイクル装置
JP2012010500A (ja) 冷凍装置
JPH05196286A (ja) 空気調和機の電磁ノイズ抑制装置
KR101994476B1 (ko) 트랜스포머 및 그를 포함하는 전원 공급 장치
WO2023228639A1 (ja) インバータ装置及びそれを備えた電動圧縮機
WO2023228642A1 (ja) インバータ装置及びそれを備えた電動圧縮機
WO2023228640A1 (ja) インバータ装置及びそれを備えた電動圧縮機
CN210225285U (zh) 一种两台bldc电机的供电系统及应用其的壁炉机
KR101964650B1 (ko) 공기조화기
JP2011226700A (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140708