JP3972146B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3972146B2
JP3972146B2 JP2003316147A JP2003316147A JP3972146B2 JP 3972146 B2 JP3972146 B2 JP 3972146B2 JP 2003316147 A JP2003316147 A JP 2003316147A JP 2003316147 A JP2003316147 A JP 2003316147A JP 3972146 B2 JP3972146 B2 JP 3972146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
power converter
power
housing
power conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003316147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005086907A (ja
Inventor
克典 東
彰 三島
貴志 金子
政臣 小西出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2003316147A priority Critical patent/JP3972146B2/ja
Priority to US10/894,049 priority patent/US7317626B2/en
Publication of JP2005086907A publication Critical patent/JP2005086907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3972146B2 publication Critical patent/JP3972146B2/ja
Priority to US11/905,745 priority patent/US7643323B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/003Constructional details, e.g. physical layout, assembly, wiring or busbar connections

Description

本発明は、電源と負荷の間に接続し、複数のスイッチング素子により直流を交流に変換、またはその逆変換を行い、負荷への電力を制御する電力変換装置に関し、特にスイッチング素子の動作時に発生する電磁波障害を低減する技術に関する。
電力変換装置は、IGBT等のスイッチング素子の高耐圧化、高速化に伴い、スイッチング電圧増加、周波数の高周波化が進み、効率上昇とコスト低減が進んでいる。一般に、電力変換装置のスイッチングは、電力変換装置に接続される負荷、電源、それらを接続する電力線と大地間の寄生容量を介して、コモンモード電流と呼ばれる大地へ漏洩する電流を派生させることが知られている。また、電力変換装置の内部の電子部品でも、スイッチングによる内部導体の電位変動により、部品筐体間、もしくは部品筐体と電力変換装置筐体の寄生容量と配線の寄生インダクタンスが共振し、外部への漏洩ノイズとなり、外部機器の電磁障害を引き起こす。
鉄道用電気車の場合でも、インバータ(電力変換装置)のスイッチングにより列車無線装置や信号機器への誘導障害、車内のラジオ可聴障害を引き起こしている。鉄道用電気車は、モータを駆動するスイッチング装置のスイッチングによりモータ線、モータ寄生容量を通じて高周波電流が漏洩する。
この問題を解決する手段として、従来はその一例として、モータ線に磁性コア使用したチョークコイルフィルタを挿入し、周波数が高くなるに従いモータ線のインピーダンスが高くなるようにすることで、漏洩する高周波電流を低減していた。
また、特許文献1に記載されるように、電力変換装置の筐体を負極の集電装置に接地し、筐体を車体に接地し、スイッチングによる高周波電流を電力変換装置の筐体箱の近傍に集中させた場合でも、車体とアースブラシの間に抵抗を接続することで、車体に高周波電流を通して回収し、誘導障害を低減している。これは、主回路電線の配線インダクタンスと車体の配線インダクタンスと比較し車体の配線インダクタンスが小さいことを利用したものである。車体を通して積極的に高周波電流を回収し、高周波電流が主回路電線の配線インダクタンスを通ることによるスイッチング回路、電力変換装置の筐体、車体の電位変動を抑制することにより無線装置や信号機への誘導障害を抑制することができる。
また、特許文献2に記載されるように、冷却装置に接続されているスイッチング装置内部のモジュールの寄生容量に着目し、高周波電流のバイパス回路を作ることで、電力変換装置の筐体内部に高周波電流を閉じ込める方法がある。図2に電力変換装置の筐体部分を拡大して示す。冷却装置はスイッチング装置のスイッチングモジュール内のスイッチング素子を放熱するため、熱的に接触している。このため、モジュールの寄生容量を介して、冷却装置はモータ線と接続されていることになる。このとき、導電線と抵抗を介し、冷却装置と電力変換装置の負極端子を接続することにより、モータ線を通る高周波電流の何割かを、高周波電流として回収することができる。このようにして誘導障害を抑制することができる。
特開平10-313501号公報 特開2002-136153号公報 特開2002-186184号公報 特開2002-354840号公報
上記従来技術をもってしても、1MHz以上の周波数を用いる信号機の誘導障害や車内のラジオ可聴障害の抑制には十分ではない。
チョークコイルを用いた場合、チョークコイルに用いる磁性コアには周波数特性があり、1MHz以上の周波数では急激に特性が劣化する。また、必要なインダクタンスを作るための磁性コアの物量が増えるため、コスト、スペースが増えるという課題がある。
車体とアースブラシの間に抵抗を接続した場合は、車体に高周波電流が流れるため、車内のラジオ可聴に障害を与えることとなる。
次にモジュールの寄生容量に着目し、導電線を用いて、抵抗を介し、冷却装置とインバータ負極端子を接続する方法は、スイッチングの電圧変化スピードを多少遅らせ、高周波電流を少なくするかもしれない。しかし、ノイズ源がパルス状の電圧源で、内部インピーダンスが小さいため、モータ線と寄生容量の回路と並列に低インピーダンスのバイパス回路を設けても、バイパス回路には高周波電流がインピーダンスに応じて流れるが、ほとんど、モータ線と寄生容量を流れる高周波電流には影響しない。むしろ、低インピーダンスのバイパス回路に電流が流れることとなり、新たな、高周波電流の回路を形成することとなる。すなわち、誘導障害、ラジオ可聴障害を抑制することはできない。
そこで、本発明は、スイッチング装置のスイッチングに伴って電力変換装置の高周波電流を外部へ漏洩させないようにし、低インピーダンスの経路によって高周波電流を短い経路で回収できるようにして、誘導障害や車内ラジオ可聴障害を抑制することのできる電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を次の手段で解決する。
直流電源と負荷との間に接続し、スイッチング装置により負荷への電力を制御する電力変換装置において、前記電力変換装置の負極と前記スイッチング装置と接続する第1の導電体に、前記電力変換装置の筐体と前記電力変換装置の負極とを抵抗を介して接続する第2の導電体を設け、例えば小電流用の導電体である第2の導電体を、前記電気伝導体に沿って絶縁状態で配設した電力変換装置を提供する。
更に具体的には、電力変換装置の筐体の接続位置は、筐体内のフィルタコンデンサ近くに設ける。接続線は、両者の接続位置、インバータ筐体内のインバータ回路への配線から高周波電流経路を予測し、低インダクタンス配線となるように、絶縁物を介し電力変換装置の負極端子からスイッチング装置への配線導体に沿わせて配線する構成を提供する。
以上の如く、本発明によれば、電力変換装置の筐体と電力変換装置の電源側の負極とを抵抗、導電線を配設して電気接続する簡単な構成で、スイッチングによる高周波の漏洩電流を回収し、外部機器への電磁障害を抑制することが可能となる。
本発明は、直流電源と負荷との間に接続し、スイッチング装置により負荷への電力を制御する電力変換装置において、前記電力変換装置の負極と前記スイッチング装置とを接続する第1の導電体に、前記電力変換装置の筐体と前記電力変換装置の負極とを抵抗を介して接続する第2の導電体を設け、第2の導電体を、第2の導電体の寄生インダクタンスが第1の導電体の寄生インダクタンスに結合するように第1の導電体に近接配置とした電力変換装置が構成される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示す。図1は、直流給電のインバータ電気車におけるスイッチング装置を使用した電力変換装置100を示す。図1において、電力変換装置100の正極端子は、車体9の集電装置1とスイッチ2を介して直流電圧を加え、電力変換装置100の負極端子32は主回路電線13とアースブラシ(図示せず)を介して大地にアース接続し、電力変換装置100に直流給電する。電力変換装置100は、スイッチングモジュール28で構成したスイッチング装置4、スイッチングモジュール28に当接した冷却装置24、スイッチング装置4の正極端子33とスイッチング装置4の負極の接続点52に並列接続したフィルタコンデンサ25、接続点52と電力変換装置100の負極端子32の間を接続する大電流用の電気伝導体であるバスバー38と接地スイッチ6により構成する。スイッチング装置4は、スイッチング素子27を内蔵したモジュール28で構成し、モータ線11を介して外部のモータ5(図示せず)に接続する。この構成で、スイッチング素子27を用いた電力変換装置100は、効率よく直流を交流に変換し、モータ5へ電力供給する。
尚、スイッチングモジュール28は、ゲート絶縁バイポーラトランジスタ(IGBT)、ゲートターンオフサイリスタ(GTO)、バイポーラトランジスタ等の自己消弧型のスイッチング素子27と、それに逆並列接続したフリーホイルダイオードとが、一組または複数からなる。
モジュールは、放熱用に熱伝導の高い銅などの金属板で片面を構成し、モジュール内側のもう片方の金属板にスイッチング素子がある。スイッチング装置4は、1つ又は、複数個のスイッチングモジュール28で構成し、全てのモジュールの放熱用の金属面を冷却装置に当接し、スイッチング時に発熱する素子を冷却する構造をとる。
冷却装置24の大部分は、空冷のために電力変換装置の筐体22の外部に露出している。
電力変換装置100の筐体22は、接地部位10で電力変換装置の負極端子32とアース接続する。
ここで、電力変換装置の筐体22に接続点36を別に設ける。そして、小電流用の導電体である導電線34と抵抗35を介して電力変換装置の負極端子32と接続点36を電気接続する。筐体22の接続点36の位置は、フィルタコンデンサ25の近傍とする。また、接続線である導電線34は、筐体22内の配線から予測される高周波電流経路26に対し低インダクタンスとなるように、バスバー38に沿わせて配線する。このとき、バスバー38と導電線34が途中で電気的に接触することを防ぐため、バスバー38と導電線34は絶縁物を介して沿わせる。
後述するように、筐体22と電力変換装置の電源側の負極32とを抵抗35を介して電気接続し、低インダクタンス配線とすることによってスイッチング素子27のスイッチングによる高周波電流ノイズの回収を実現し、外部機器への電磁障害を抑制することができる。
筐体22は、車体接地3で車体9と接続される。
本実施形態は、抵抗35を介し導電線34を用いて、フィルタコンデンサ25の近傍の筐体接続点36と負極端子32を接続し、負極端子32とスイッチング装置4を接続しているバスバー38に沿わせるように導電線34を配線したことに1つの特徴がある。本実施形態では、バスバー38と導電線34を沿わせるように配線することで、バスバー38を通り、スイッチング装置4へ戻る高周波電流の高周波電流経路26に対して、バスバー38の寄生インダクタンス39と導電線34の寄生インダクタンス40が結合する。ここでインダクタンスの結合について説明する。バスバー38と導電線34を簡単にし、図10のように無限平行導線(断面半径a)が距離dにあり、それぞれの電流は反対方向にある場合を考える。この導体が単位長さ当たりにつくるインダクタンスは、L=μo/4π+μo/π×log((d-a)/a)で表される。この式から、距離dが小さくなるとインダクダンスが小さくなることがわかる。すなわち、バスバー38と導電線34の距離が小さいと、それぞれのインダクタンスが結合し、往復経路の電流に対してインダクタンスが小さくなる。高周波電流26に対し、筐体接地10まで迂回する経路は距離が大きいため、インダクタンスが大きく、導電線34を通る経路の方が低インピーダンスとなり、インバータ筐体22に流れている高周波電流26を導電線34で矢印方向に流して回収することができる。ここで、高周波電流26経路の高周波電流に対するインピーダンスを計算する。バスバー38の長さを2(m)とし、単位長さあたりのインダクタンスを1(μH/m)であるとすれば、そのインダクタンスは2μHとなる。このときバスバー38の周波数1(MHz)でのインピーダンスZ1は
Z1=2×π×1×10×2×10-6≒12.5(Ω)
となる。バスバー38の寄生インダクタンス39と導電線34の寄生インダクタンス40が結合率を0.8、抵抗35のインピーダンスを1Ωとすると、導電線34を通る経路のインピーダンスZ2は
Z2=12.5×(1-0.8)+1≒3.5(Ω)
となり半分以下となる。さらに周波数、結合率を高くすると殆どが導電線34に高周波電流26が流れるようになる。
また、バスバー38の寄生インダクタンス39と導電線34の寄生インダクタンス40を結合させると、バスバー38を流れる他の高周波電流も導電線34で回収することができる。例えば、フィルタコンデンサ25の寄生容量37により電力変換装置の筐体22へ漏洩する高周波電流41に対しても、同様に導電線34で回収することができる。導電線34をフィルタコンデンサ25に近い接続点36とすることで、高周波電流41が余計な電力変換装置の筐体部分を駆け巡ることなく、回収できる。すなわち、高周波電流41が筐体を流れる経路を短くすることができる。
図2は、本発明の第2の実施形態を示す。図1に示す例と異なる点を中心に説明する。
図1と異なる点は、冷却装置24に近い電力変換装置の筐体の接続点55と負極端子32を抵抗35と導電線34を用いて接続した点である。導電線34はバスバー38に沿わせて配線し、バスバー38の寄生インダクタンス39と導電線34の寄生インダクタンス40のインダクタンスを結合させ、往復経路の電流に対して低インダクタンスとする。これにより、前述と同様に、モジュール内部の寄生容量29により冷却装置24へ漏洩し、さらに冷却装置24と筐体22との間の寄生容量43により漏洩する高周波電流44を、冷却装置に近い筐体の接続点55、導電線34、抵抗35を介して、矢印方向に回収することができる。
図3は、本発明の第3の実施形態を示す。図1と異なる点は、導電線34の接続先を負極端子32に代えて、主に絶縁耐圧試験用に設けられた接地スイッチ6の負極側の接続点45を用いた点である。このように高周波電流26の経路を短くすることで、インピーダンスを低減することができる。ここで、インピーダンス低減割合を計算する。仮にバスバー38が2mで、接地スイッチ6が中間の1mの位置にあるとする。また、単位長さあたりのインダクタンスを1(μH/m)、バスバーの寄生インダクタンス39と導電線の寄生インダクタンス40の結合率を0.8とする。接地スイッチの負極側接続点45に導電線34を接続した場合の高周波電流26の1MHzでのインピーダンスZ3は、
Z3=2×π×1×1×10×2×10−6×(1−0.8)≒1.75(Ω)
となり、50%のインダクタンス低減となる。このようにインピーダンスを低くすることで、より高周波電流26が回収できる。
図4にバスバーの絶縁物46およびこれに接する導電線の絶縁物47を介してバスバー38に導電線34を沿わせた状態を断面で示す。この例の場合、導電体は1本の導電線34で構成される。
図5に本発明の実施形態の導電線34とバスバー38の部分断面図を示す。図4に示す側と異なる点は、導電線34を2本にしたことである。このようにすることで、高周波電流の高周波電流経路26のインダクタンスを低減することができる。図では2本であるが、さらに本数を増やせば、さらにインダクタンスが低減できる。
図6に本発明の実施形態の導電線34とバスバー38の部分断面図を示す。図4と異なる点は、導電線34をテープ状の導電線を用いたことである。このようにすることで、高周波電流26の経路のインダクタンスを低減することができる。
図7に本発明の実施形態の導電線34とバスバー38の部分断面図を示す。図4に示す例と異なる点は、テープ状の導電線34を重ねながら巻いたことである。このようにすることで、高周波電流の高周波電流経路26のインダクタンスを低減することができる。
以上説明した構成によれば、次に示す電力変換装置100を提供することができる。
直流電源と負荷の間に接続し、半導体のスイッチングにより負荷への電力を制御する電力変換装置において、電力変換装置の筐体22と電力変換装置の電源側の負極32とを抵抗35を介して電気接続した電力変換装置。
直流電源と負荷との間に接続し、スイッチング装置4により負荷への電力を制御する電力変換装置において、電力変換装置の負極32とスイッチング装置4とを接続するバスバー38に、電力変換装置の筐体22と電力変換装置の負極32とを抵抗35を介して接続する導電体34を、絶縁配設した電力変換装置。
電力変換装置の筐体22内に、直流電源とスイッチング装置4に並列接続され、電圧変動を抑制するフィルタコンデンサ25が設けられた電力変換装置において、フィルタコンデンサ25に近い筐体部分と電力変換装置の負極32とを抵抗35を介して電気接続した電力変換装置。
電力変換装置の筐体22内に、スイッチング装置4に冷却装置24が設けられた電力変換装置において、冷却装置24に近い筐体44と電力変換装置の負極32とを抵抗35を介して電気接続した電力変換装置。
電力変換装置の筐体内に、電力変換装置の負極32とスイッチング装置4の間に、主に絶縁耐圧試験用の接地スイッチ6を備えた電力変換装置において、電力変換装置の筐体22と接地スイッチ6の負極45とを抵抗35を介して電気接続した電力変換装置。
直流電源と負荷との間に接続し、スイッチング装置4により負荷への電力を制御する電力変換装置において、電力変換装置の筐体36と電力変換装置の電源側の負極32とを抵抗35を介して複数の導電体34で電気接続した電力変換装置。
直流電源と負荷との間に接続し、スイッチング装置4により負荷への電力を制御する電力変換装置において、電力変換装置の筐体36と電力変換装置の電源側の負極32とを抵抗35を介してテープ状の導電体34をバスバー38に螺旋状に巻きつけながら電気接続した電力変換装置。
直流電源と負荷の間に接続し、スイッチング装置4により負荷への電力を制御する電力変換装置において、電力変換装置の筐体22と電力変換装置の電源側の負極32とを抵抗35を介して導電体34で電気接続し、導電体34の寄生インダクタンス40がバスバー38の寄生インダクタンス39に結合するように第1の導電体に近接配置とした電力変換装置。
直流電源と負荷の間に接続し、スイッチング装置4により負荷への電力を制御する電力変換装置において、電力変換装置の筐体22と電力変換装置の電源側の負極32とを抵抗35を介して導電体34で電気接続し、導電体34の寄生インダクタンス40がバスバー38の寄生インダクタンス39に結合するように第1の導電体に近接配置とした電力変換装置。
電力変換装置の筐内のフィルタコンデンサ25の寄生容量から漏洩する高周波電流を導電体34を介して回収する電力変換装置。
次に、本実施例を適用したときの効果について試験した結果を説明する。誘導障害の測定は、車内にループアンテナを設置し、電波を受信したループアンテナに誘起される電圧強度を比較した。図8に本実施例を適用する前、図9に本実施例を適用した結果を示す。1MHzでの電圧を比較すると35(dB)の低減効果があることがわかる。
以上の説明では、電気車を例にとって説明したが、電気車に限らず、半導体のスイッチングにより負荷への電力を制御する電力変換装置であれば、本発明を適用することにより、電力変換装置の外部機器への障害を低減することができる。
本発明の第1の実施形態を示す図。 本発明の第2の実施形態を示す図。 本発明の第3の実施形態を示す図。 本発明の実施形態の部分断面図。 本発明の実施形態の部分断面図。 本発明の実施形態の部分構造図。 本発明の実施形態の部分構造図。 従来技術での車内の電波測定結果を示す図。 本発明を実施したときの車内の電波測定結果を示す図。 インダクタンスの結合について説明する図。
符号の説明
1…集電装置、2…スイッチ、3…車体接地、4…スイッチング装置、5…モータ、7…アースブラシ、9…車体、10…電力変換装置の筐体接地、11…モータ線、13…主回路電線、22…インバータ筐体、24…冷却装置、25…フィルタコンデンサ、26…高周波電流経路、27…スイッチング素子、28…スイッチング素子を用いたモジュール、29…モジュール内部の寄生容量、32…インバータ負極端子、33…電力変換装置の正極端子、34…導電線、35…抵抗、36…フィルタコンデンサ近傍の筐体の接続点、37…フィルタコンデンサと筐体間の寄生容量、38…バスバー、39…バスバーの寄生インダクタンス、40…導電線の寄生インダクタンス、41…高周波電流、42…冷却装置に近いインバータ筐体の接続点、43…冷却装置とインバータ筐体の寄生容量、44…高周波電流、45…接地スイッチの負極側の接続点、46…バスバーの絶縁物、47…導電線の絶縁物、100…電力変換装置。

Claims (10)

  1. 直流電源と負荷との間を、スイッチング装置により負荷への電力を制御する電力変換装置において、電力変換装置の負極と前記スイッチング装置と接続する第1の導電体に、電力変換装置の筐体と電力変換装置の負極とを抵抗を介して接続する第2の導電体を、前記第1の導電体に沿って絶縁配設したこと
    を特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1において、電力変換装置の筐体内に、直流電源とスイッチング装置に並列接続され、電圧変動を抑制するフィルタコンデンサが設けられ、前記第2の導電体を、該フィルタコンデンサの近傍に位置する筐体の部位に接続することを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項において、前記スイッチング装置を冷却する冷却装置を備えた電力変換装置において、第2の導電体を、前記冷却装置の近傍に位置する前記筐体の部位に接続することを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項において、前記第1の導電体に接地スイッチを備え、前記第2の導電体を、電力変換装置の筐体と該スイッチの負極側の部位に接続することを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項において、第2の導電体を複数の導電線を使用することを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項において、第2の導電体をテープ状の電気伝導線を用い、絶縁物を介して第1の導電体に沿わせて配置したことを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項において、前記テープ状の第2の導電線を第1の導電体に螺旋状に巻きつけたことを特徴とする電力変換装置。
  8. 直流電源と負荷との間に接続し、スイッチング装置により負荷への電力を制御する電力変換装置において、前記電力変換装置の負極と前記スイッチング装置とを接続する第1の導電体に、前記電力変換装置の筐体と前記電力変換装置の負極とを抵抗を介して接続する第2の導電体を設け、
    第2の導電体を、第2の導電体の寄生インダクタンスが第1の導電体の寄生インダクタンスに結合するように第1の導電体に近接配置としたこと
    を特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項8において、電力変換装置の筐体内に配設されたフィルタコンデンサの寄生容量を通じて筐体に漏洩する高周波電流を、第2の導電体により回収することを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項において、第1の導電体と第2の導電体を流れる電流経路のインダクタンスが、第1の導電体と筐体を流れる電流経路のインダクタンスの半分以下であることを特徴とする電力変換装置。
JP2003316147A 2003-09-09 2003-09-09 電力変換装置 Expired - Fee Related JP3972146B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003316147A JP3972146B2 (ja) 2003-09-09 2003-09-09 電力変換装置
US10/894,049 US7317626B2 (en) 2003-09-09 2004-07-20 Power converter
US11/905,745 US7643323B2 (en) 2003-09-09 2007-10-03 Power converter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003316147A JP3972146B2 (ja) 2003-09-09 2003-09-09 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005086907A JP2005086907A (ja) 2005-03-31
JP3972146B2 true JP3972146B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=34225221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003316147A Expired - Fee Related JP3972146B2 (ja) 2003-09-09 2003-09-09 電力変換装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7317626B2 (ja)
JP (1) JP3972146B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101461692B1 (ko) 2007-02-20 2014-11-13 알스톰 트랜스포트 에스에이 전기 구동 철도 차량의 지붕에 배치된 전기 설비

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3972146B2 (ja) * 2003-09-09 2007-09-05 株式会社日立製作所 電力変換装置
JP4231769B2 (ja) * 2003-11-14 2009-03-04 株式会社日立産機システム フィルタ装置、及びそのフィルタ装置が接続される電力変換装置
DE112010004398A5 (de) 2009-11-12 2013-03-21 Conti Temic Microelectronic Gmbh Ansteuerschaltung für eine elektrische antriebsvorrichtung sowie elektrische antriebsvorrichtung mit einer derartigen ansteuerschaltung
US10193322B2 (en) 2015-11-13 2019-01-29 Silicon Power Corporation Low-loss and fast acting solid-state breaker
US10193324B2 (en) 2015-11-13 2019-01-29 Silicon Power Corporation Low-loss and fast acting solid-state breaker

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0711427Y2 (ja) * 1990-10-24 1995-03-15 古河電気工業株式会社 回転コネクタ
JP3536142B2 (ja) 1997-05-09 2004-06-07 株式会社日立製作所 電気車両の接地回路
JP2002136153A (ja) 2000-10-24 2002-05-10 Hitachi Ltd 電力変換装置
JP2002186184A (ja) 2000-12-12 2002-06-28 Nec Corp ノイズ低減方法、方式および受電コード
JP3730137B2 (ja) 2001-05-23 2005-12-21 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置
JP3432505B1 (ja) * 2002-02-26 2003-08-04 学校法人慶應義塾 電力変換器を用いたシステム
JP4122846B2 (ja) * 2002-05-28 2008-07-23 ウシオ電機株式会社 放電ランプ給電装置
JP3972146B2 (ja) * 2003-09-09 2007-09-05 株式会社日立製作所 電力変換装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101461692B1 (ko) 2007-02-20 2014-11-13 알스톰 트랜스포트 에스에이 전기 구동 철도 차량의 지붕에 배치된 전기 설비

Also Published As

Publication number Publication date
US20050052804A1 (en) 2005-03-10
US7643323B2 (en) 2010-01-05
US20080212349A1 (en) 2008-09-04
US7317626B2 (en) 2008-01-08
JP2005086907A (ja) 2005-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9722531B2 (en) Electronic inverter assembly with an integral snubber capacitor
JP5743851B2 (ja) 電子装置
US9742312B2 (en) Apparatus and electrical assembly for converting a direct voltage into an alternating voltage
CN110800204B (zh) 电力转换装置及搭载电力转换装置的车辆
US7643323B2 (en) Power converter
JP2903950B2 (ja) 電力変換装置
JP2008301555A (ja) 電力変換装置
CN100490293C (zh) 电力变换装置
JP2012196113A (ja) 電源装置
EP3288357B1 (en) Electronic inverter assembly with an integral snubber capacitor
WO2013046458A1 (ja) 電力変換装置
JP2007259578A (ja) 電力変換装置
JP2011041415A (ja) 電力変換装置
JP5721772B2 (ja) 電力変換装置
JP2002112530A (ja) 電力変換装置
JP3536142B2 (ja) 電気車両の接地回路
KR100457030B1 (ko) 배선기판및그것을사용한전력변환장치
US11211912B2 (en) Noise filter
JP2002136153A (ja) 電力変換装置
JP3873208B2 (ja) 車両用電力変換装置
CN112889211A (zh) 电力变换装置
JP3972344B2 (ja) 車両用電力変換装置
EP4345897A1 (en) Switching module and inverter
JP5682194B2 (ja) 電力変換装置
JP3972343B2 (ja) 車両用電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees