JP4960734B2 - オーディオ装置の過熱保護回路 - Google Patents

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Description

本発明は、オーディオ装置の過熱保護回路に関し、特に、オーディオ信号を電力増幅してスピーカが接続される出力端子から出力させる増幅回路を備えたオーディオ装置において、当該増幅回路の過熱を抑制する、オーディオ装置の過熱保護回路に関する。
この種の過熱保護回路として、従来、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に開示された従来技術によれば、増幅器の温度が温度検出回路によって検出される。そして、この温度検出回路によって検出された温度が所定値を超えると、当該増幅器へのオーディオ入力信号が間欠的に減衰されまたは遮断される。これによって、音声が完全に遮断されることなく、増幅器の熱保護が実現される、とされている。
また、別の従来技術として、特許文献2に開示されたものがある。この特許文献2に開示された従来技術によれば、オーディオ装置の内部温度が検出され、この検出温度が予め定めた所定温度以上である状態が第1の時間継続したとき、音響信号増幅器の増幅度がゼロよりも大きい所定値まで下げられる。これによって、熱保護状態と当該熱保護の解除状態とが所定温度付近で頻繁に繰り返されてオーディオ装置の動作が不安定になるのが防止される。また、熱保護状態になっても、音響信号増幅器の増幅度はゼロにならないので、スピーカからの音響出力が継続される。さらに、熱保護状態と熱保護解除状態との間での音響出力の変化が少なくなるので、特に熱保護状態から熱保護解除状態に切り替わる際の当該音響出力の変化によってユーザが受けるショックが小さくなる、とされている。
特開平11−355059号公報 特開2001−274634号公報
このように、特許文献1および2のいずれに開示された従来技術においても、何らかの原因により増幅器が過熱して熱保護状態になったとしても、スピーカから音声情報を出力するというオーディオ装置本来の機能は維持される。しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、上述の如く増幅器へのオーディオ入力信号が間欠的に減衰されまたは遮断されるため、これに伴い、スピーカの出力音も間欠的に減衰されまたは遮断される。この結果、スピーカの出力音に一種のうねりが生じ、聴取者に対して不快感を与えてしまう、という問題がある。一方、特許文献2に開示された従来技術では、上述の如く熱保護状態から熱保護解除状態に切り替わる際にユーザが受けるショックが小さくなるとしつつも、当該熱保護状態と熱保護解除状態とが切り替わる際にスピーカの出力音量が急激に変化するため、やはり聴取者に対して不快感を与えてしまう。
そこで、本発明は、熱保護状態においてもスピーカから音声情報を出力するというオーディオ装置本来の機能を維持しつつ、当該熱保護状態と非熱保護状態とが切り替わる際に聴取者に対して不快感を与えることのないオーディオ装置の過熱保護回路を提供することを、目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、オーディオ信号を電力増幅してスピーカが接続される出力端子から出力させる増幅回路を備えたオーディオ装置において、当該オーディオ装置内の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段による検出温度が予め定められた第1基準温度を超えたとき増幅回路に入力されるオーディオ信号の信号レベルをゼロよりも大きい所定レベルにまで制限する制限手段と、を具備する。
即ち、本発明では、オーディオ信号が増幅回路に入力される。この増幅回路によって電力増幅されたオーディオ信号は、出力端子を介して、スピーカに入力される。これにより、スピーカからオーディオ信号に従う音声情報が出力される。併せて、オーディオ装置内の温度が温度検出手段によって検出される。ここで、今、過負荷や設置環境における周囲温度等の何らかの原因によって増幅回路が過熱されて、当該増幅回路を含むオーディオ装置内の温度が上昇し、温度検出手段による検出温度が第1基準温度を超えた、とする。すると、制限手段が、増幅回路に入力されるオーディオ信号の信号レベルを、ゼロよりも大きい所定レベルにまで制限する。これによって、増幅回路の電力消費量が減り、過熱が抑制されて、熱保護状態となる。ただし、熱保護状態となっても、増幅回路にはレベル制限されたオーディオ信号が入力され続けるので、スピーカの出力音量は小さくなるものの、スピーカから音声情報を出力するというオーディオ装置本来の機能は維持される。
なお、ここで言う第1基準温度は、例えば増幅回路が比較的に余裕を持って正常に動作することのできる上限温度付近に設定される。そして、所定レベルは、これをスピーカの出力音量に換算したときに、当該スピーカの出力音を聴取者が比較的に十分に聞き取ることのできる程度とされる。さらに、制御手段による制限によってオーディオ信号の信号レベルが所定レベルにまで変化するのに掛かる時間は、数秒程度が適当であり、例えば2秒〜3秒程度とされる。
また、本発明において、制限手段は、温度検出手段による検出温度が第1基準温度よりも高い第2基準温度を超えたとき、この検出温度が高くなるに連れてオーディオ信号の信号レベルが次第に低くなるように、当該信号レベルを制限する。このようにすれば、増幅回路が第1基準温度よりも高い第2基準温度を超えるほどにまで過熱されても、この過熱を確実に抑制することができる。なお、第2基準温度は、例えば増幅回路が正常に動作するのを保証し得る温度、いわゆる動作保証温度、の上限付近に設定される。
さらに、本発明においては、温度検出手段による検出温度が第1基準温度よりも高い第3基準温度を超えたとき、増幅回路へのオーディオ信号の入力を遮断する遮断手段を備えている。ここで、第3基準温度は、例えば増幅回路が破壊されることのない上限温度付近に設定される。これによって、増幅回路の異常過熱による破壊を、確実に防止することができる。
本発明は、増幅回路としてD級増幅回路(いわゆるディジタルアンプ回路)を採用すると共に、当該増幅回路を冷却する手段としてヒートシンク等の自然空気冷却方式の冷却手段を採用するオーディオ装置に、特に有効である。即ち、D級増幅回路は、A級やB級等の他の増幅回路に比べて発熱量が小さいので、これを自然空気冷却方式で冷却するための冷却手段として比較的に熱容量の小さいもの、つまり熱し易く冷め易いもの、を採用することができる。このように熱容量の小さい自然空気冷却手段を採用するオーディオ装置において、増幅回路の過熱時に、当該増幅回路に入力されるオーディオ信号の信号レベルを制限することで過熱を抑制するという本発明は、極めて有効である。この場合、温度検出手段は、自然空気冷却手段に取り付けられるのが、望ましい。
勿論、本発明は、増幅回路を冷却する手段として冷却ファン等の強制空気冷却方式の冷却手段を採用するオーディオ装置にも、有効である。即ち、冷却ファン等の強制空気冷却手段が故障した場合に、増幅回路が過熱して、スピーカからの出力音が突然停止したり、或いは当該増幅回路を含むオーディオ装置が故障したりする等の不意な事故の発生を、未然に防止することができる。
そして、本発明は、特にパブリックアドレス(Public
Address;以下、PAと言う。)システム用のオーディオ装置に好適である。即ち、構内放送や会議場放送等を目的とするPAシステムにおいては、アナウンスとアナウンスとの合間や、発言と発言との合間のように、増幅回路にオーディオ信号が入力されない無音期間が生じる。この無音期間中は、増幅回路は発熱せず、冷却される。このように適宜の冷却期間が生じるPAシステム用のオーディオ装置において、増幅回路に入力されるオーディオ信号の信号レベルを制限することで過熱を抑制するという本発明は、極めて好適である。また、上記温度検出手段による検出温度が、上記第2基準温度と上記第3基準温度との間にあって、上記制限手段が上記オーディオ信号の信号レベルの制限を行っているとき、上記温度検出手段による検出温度が上記第1基準温度と上記第2基準温度との間の温度に戻る場合、上記制限手段は、上記オーディオ信号の信号レベルを上記所定レベルまで戻すこともできる。
上述したように、本発明によれば、増幅回路が熱保護状態になっても、当該増幅回路にはレベル制限されたオーディオ信号が入力され続けるので、スピーカの出力音量は小さくなるものの、スピーカから音声情報を出力するというオーディオ装置本来の機能は維持される。また、スピーカの出力音量が小さくなるとしても、その変化は、上述した従来技術とは異なり、急激ではなく、緩やかであるので、聴取者にとってスムーズに聞こえる。つまり、本発明によれば、熱保護状態においてもスピーカから音声情報を出力するというオーディオ装置本来の機能を維持しつつ、従来とは異なり、当該熱保護状態と非熱保護状態とが切り替わる際に聴取者に対して不快感を与えることはない。
本発明の一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るオーディオ装置10は、図示しない音源からオーディオ信号Saが入力される入力増幅回路としてのバッファアンプ回路12を備えている。そして、このバッファアンプ回路12による増幅後のオーディオ信号Saは、制限実行手段としてのVCA(Voltage Controlled Amplifier)回路14および遮断実行手段としてのミュートスイッチ回路16を介して、出力増幅回路としてのパワーアンプ回路18に入力される。
パワーアンプ回路18は、小型化および高効率化を図るべく、D級増幅回路によって構成されている。即ち、図には示さないが、パワーアンプ回路18は、ミュートスイッチ回路16から入力されたオーディオ信号SaをPWM(Pulse Width Modulation)方式で変調することによって2値のPWM信号を生成する変調回路と、このPWM信号に基づいてパワートランジスタをスイッチング制御することによって当該PWM信号を電力増幅する電力スイッチ回路と、電力増幅されたPWM信号を復調することによってオーディオ信号Saと相似の大電力信号を生成する出力フィルタ回路と、を備えている。そして、この大電力のオーディオ信号Saが、パワーアンプ回路18の出力信号として、ひいてはオーディオ装置10の出力信号として、出力端子20を介して、外部に出力される。なお、出力端子20には、外部に設けられた図示しない1以上のスピーカが、直接、または図示しないスピーカラインを介して、接続される。
さらに、オーディオ装置10は、その内部温度、厳密には上述のパワートランジスタを自然空気冷却方式で冷却するべく当該パワートランジスタに取り付けられた冷却手段としてのヒートシンク22の温度T、を検出するための第1温度検出回路24および第2温度検出回路26という2つの温度検出手段を備えている。このうち、第1温度検出手段24による検出結果は、制限実行手段としてのゲイン制御回路28に与えられる。そして、ゲイン制御回路28は、第1温度検出手段24による検出結果に基づいてVCA回路14のゲインGを制御し、厳密にはこの制御を実現するためのゲイン制御信号Scを生成してVCA回路14に与える。一方、第2温度検出手段26は、第1温度検出手段24よりも高精度なものであり、この第2温度検出手段26による検出結果は、遮断制御手段としてのスイッチ制御回路30に与えられる。そして、スイッチ制御回路30は、第2温度検出手段26による検出結果に基づいてミュートスイッチ回路16のON/OFF動作を制御し、厳密にはこの制御を実現するためのスイッチ制御信号Smを生成してミュートスイッチ回路16に与える。これらゲイン制御回路28およびスイッチ制御回路30による具体的な制御要領は、次の通りである。
即ち、本実施形態においては、図2に示すように、T1,T2およびT3という互いに異なる3つの基準温度(T1<T2<T3)が、予め設定される。このうち、最も低い第1基準温度T1は、オーディオ装置10の各構成要素、特にパワーアンプ回路18を構成する上述のパワートランジスタ、が比較的に余裕を持って正常に動作することのできる上限温度付近、例えば50[℃]〜60[℃]程度、に設定される。そして、2番目に低い第2基準温度T2は、当該パワートランジスタの動作保証温度の上限付近、例えば70[℃]〜80[℃]程度、に設定される。そして、最も高い第3基準温度は、パワートランジスタが破壊されることのない上限温度付近、例えば90[℃]〜100[℃]程度、とされる。
このような前提の下、今、オーディオ装置10が正常に動作しており、第1温度検出回路24および第2温度検出回路26のそれぞれによる検出温度Tが第1基準温度T1以下(T≦T1)の状態にある、とする。この場合、ゲイン制御回路28は、図2に実線Aで示すように、VCA回路14のゲインGが或る一定の値、例えば設定可能な最大値G1、となるように、当該VCA回路14を制御する。一方、スイッチ制御回路30は、ミュートスイッチ回路16がON状態となるように、当該ミュートスイッチ回路16を制御する。これにより、パワーアンプ回路18には、VCA回路14の最大ゲインG1に応じたレベルのオーディオ信号Saが、ミュートスイッチ回路16を介して、入力される。この結果、スピーカからは、オーディオ信号Saに従う音声情報が、VCA回路14の最大ゲインG1に応じた音量で出力される。
ここで、例えば、過負荷等の何らかの原因によってパワーアンプ回路18(パワートランジスタ)が過熱されて、第1温度検出回路24および第2温度検出回路26のそれぞれによる検出温度Tが上昇し、第1基準温度T1を超える(T>T1)、とする。すると、ゲイン制御回路28は、VCA回路14のゲインGが最大ゲインG1よりも所定値ΔGだけ小さい初期制限ゲインG2となるように、当該VCA回路14を制御する。一方、スイッチ制御回路30は、ミュートスイッチ回路16のON状態を維持する。これにより、パワーアンプ回路18に入力されるオーディオ信号Saの信号レベルが、最大ゲインG1から初期制限ゲインG2に応じたレベルにまで低減される。この結果、パワーアンプ回路18の電力消費量が減り、過熱が抑制されて、熱保護状態になる。ただし、熱保護状態においても、スピーカの出力音量は小さくなるものの、当該スピーカから音声情報が出力され、つまりオーディオ装置10本来の機能は維持される。
なお、初期制限ゲインG2は、例えばこれを音量に換算したときに、スピーカの出力音を聴取者が十分に聞き取ることのできる程度の値とされる。具体的には、最大ゲインG1に比べて、音量換算でΔG=1[dB]〜6[dB]ほど小さい値とされ、ヒートシンク22の放熱特性をも考慮した適切な値に設定される。
このように、第1温度検出回路24による検出温度Tが第1基準温度T1を超えると、VCA回路14のゲインGが最大ゲインG1から初期制限ゲインG2に低減されるが、このとき、当該VCA回路14の制御を担うゲイン制御回路28は、図2に矢印αで指示されているように、当該ゲインGが或る一定の時間Dを掛けて連続的に変化するように制御する。この時間Dは、好ましくはヒートシンク22の熱時定数と同程度とされ、例えば数秒程度、詳しくは2秒〜3秒程度、とされる。従って、スピーカの出力音量もまた、最大ゲインG1に応じた音量から初期制限ゲインG2に応じた音量まで同時間Dを掛けて緩やかに変化する。ゆえに、このスピーカの音量変化は、聴取者にとってスムーズに聞こえ、特段な不快感を受けることはない。
この熱保護状態において、例えばパワーアンプ回路18の過熱が十分に抑制されて、第1温度検出回路24および第2温度検出回路26のそれぞれによる検出温度Tが第1基準温度T1以下になると、ゲイン制御回路28は、VCA回路14のゲインGを初期制限ゲインG2から元の最大ゲインG1に戻すように制御する。ただし、この場合は、図には示さないが、検出温度Tが第1基準温度T1以下になった時点でVCA回路14のゲインGが初期制限ゲインG2から元の最大ゲインG1に戻り始めるので、当該ゲインGが最大ゲインG1から初期制限ゲインG2に低減される場合とは異なる軌道を示し、つまりヒステリシス特性を示す。なお、スイッチ制御回路30は、そのままミュートスイッチ回路16のON状態を維持する。
一方、このVCA回路14のゲインGが初期制限ゲインG2に低減されることによる熱保護状態において、パワーアンプ回路18の過熱が抑制されず、当該パワーアンプ回路18がさらに過熱されて、第1温度検出回路24および第2温度検出回路26のそれぞれによる検出温度Tが第2基準温度T2を超えると(T>T2)、ゲイン制御回路26は、VCA回路14のゲインGを初期制限ゲインG2よりもさらに下げるように制御する。具体的には、図2に矢印βで指示されるように、検出温度Tが高くなるに連れてVCA回路14のゲインGが連続的に下がるように制御する。なお、この矢印βで指示される部分における温度Tの変化に対するゲインGの変化の傾きは、上述の矢印αで指示される部分における傾きと、略同程度である。一方、スイッチ制御回路30は、そのままミュートスイッチ回路16のON状態を維持する。
このように、パワーアンプ回路18が第2基準温度T2を超えるほどにまでさらに過熱されると、これに応じて、VCA回路14のゲインGがさらに低減され、これに伴い、当該パワーアンプ回路18に入力されるオーディオ信号Saの信号レベルもさらに低減される。これにより、パワーアンプ回路18の電力消費量がさらに減り、より強度な熱保護状態となる。そして、この強度な熱保護状態となることによって、スピーカの出力音量はさらに小さくなるものの、当該スピーカから音声情報が出力されるというオーディオ装置10本来の機能は維持される。また、この強度な熱保護状態においては、スピーカの出力音量は、パワーアンプ回路18の過熱度合に応じて緩やかに変化するので、この音量変化によって、聴取者が特段な不快感を受けることはない。
この強度な熱保護状態において、例えばパワーアンプ回路18の過熱が抑制されて、第1温度検出回路24および第2温度検出回路26のそれぞれによる検出温度Tが第2基準温度T2以下になると(T≦T2)、ゲイン制御回路28は、VCA回路14のゲインGを初期制限ゲインG2に戻すように制御する。一方、スイッチ制御回路30は、そのままミュートスイッチ回路16のON状態を維持する。これにより、初期制限ゲインG2に応じた音量でスピーカから音声情報が出力される、という上述の状態に戻る。
これとは反対に、この強度な熱保護状態においても、パワーアンプ回路18の過熱が抑制されず、言わば異常過熱状態となって、第1温度検出回路24および第2温度検出回路26のそれぞれによる検出温度Tが第3基準温度T3を超えると(T>T3)、今度は、スイッチ制御回路30が、ミュートスイッチ回路16をOFFするように、当該ミュートスイッチ回路16を制御する。これにより、図2に破線Bで概念的に示すように、パワーアンプ回路18へのオーディオ信号Saの入力が遮断されて、当該パワーアンプ回路18は完全な熱保護状態となる。この結果、パワーアンプ回路18の異常過熱による破壊が、確実に防止される。なお、この異常過熱を正確に捉えるべく、上述したように第2温度検出回路26は第1温度検出回路24よりも高精度とされている。また、このようにパワーアンプ回路18へのオーディオ信号Saの入力が遮断されても、この時点では、当該オーディオ信号Saの信号レベルが十分に小さいので、聴取者にとっては、スピーカの出力音がフェードアウトされたように聞こえ、特段な違和感を受けることはない。
以上のように、本実施形態によれば、過負荷等の何らかの原因によってパワーアンプ回路18が過熱されると、まず第1段階として、当該パワーアンプ回路18に入力されるオーディオ信号Saの信号レベルが初期制限ゲインG1に応じたレベルに制限される。これにより、言わば軽度な熱保護状態となる。そして、この軽度な熱保護状態にあっても、スピーカの出力音量は小さくなるものの、当該スピーカから音声情報が継続して出力され、つまりオーディオ装置10本来の機能は維持される。また、この熱保護状態に切り替わる際の音量変化は緩やかであるため、聴取者に対して特段な不快感を与えることもない。
そして、この軽度な熱保護状態において、パワーアンプ回路18の過熱が抑制されない場合には、第2段階として、当該パワーアンプ回路18に入力されるオーディオ信号Saの信号レベルがパワーアンプ回路18の過熱度合に応じてさらに制限される、という強度な熱保護状態となる。この場合も、パワーアンプ回路18の過熱度合に応じてスピーカの出力音量は小さくなるものの、当該スピーカから音声情報を出力するというオーディオ装置10本来の機能は維持される。また、スピーカの音量変化は緩やかであるので、聴取者に対して不快感を与えることはない。
さらに、この強度な熱保護によっても、パワーアンプ回路18の過熱が抑制されず、異常過熱状態になった場合には、最終段階として、当該パワーアンプ回路18へのオーディオ信号Saの入力が遮断される。これによって、完全な熱保護状態となり、異常過熱によるパワーアンプ回路18の破壊が確実に防止される。また、このようにパワーアンプ回路18へのオーディオ信号Saの入力が遮断されても、聴取者にとっては、スピーカの出力音がフェードアウトされたように聞こえ、特段な違和感を受けることはない。このことは、大規模商業施設や遊園地等で流されているBGM(BackGround Music)のように聴取者が無意識のうちに聴取するような音声情報を提供する用途において、特に効果的である。
また、本実施形態では、パワーアンプ回路18が過熱されたときに、このパワーアンプ回路18に入力されるオーディオ信号Saの信号レベルを制限することで、当該過熱を抑制することとしているが、このような対策は、本実施形態のように、当該パワーアンプ回路18が自然空気冷却方式のD級増幅回路である場合に、特に有効である。即ち、D級増幅回路によって構成されたパワーアンプ回路18は、A級やB級等の他の増幅回路に比べて発熱量が小さいので、これを冷却するためのヒートシンク22としては、比較的に熱容量の小さいものを採用することができる。このように熱容量の小さいヒートシンク22を採用するパワーアンプ回路18において、過熱時に、当該パワーアンプ回路18に入力されるオーディオ信号Saの信号レベルを制限することで過熱を抑制するという本実施形態の熱保護対策は、極めて有効である。
さらに、本実施形態は、PAシステム用途に、好適である。即ち、構内放送や会議場放送等を目的とするPAシステムにおいては、アナウンスとアナウンスとの合間や、発言と発言との合間のように、増幅回路にオーディオ信号が入力されない無音期間が生じる。この無音期間中は、増幅回路は発熱せず、冷却される。このように適宜の冷却期間が生じるPAシステム用途において、上述の如くパワーアンプ回路18に入力されるオーディオ信号Saの信号レベルを制限することで当該パワーアンプ回路18の過熱を抑制するという本実施形態は、極めて好適である。
ここで、図3に、第1温度検出回路24およびゲイン制御回路28の具体例を示す。同図に示すように、第1温度検出回路24は、温度検出素子としてのサーミスタ100を有している。このサーミスタ100は、上述のヒートシンク22に取り付けられており、当該ヒートシンク22の温度Tが上昇するに連れて自身の抵抗値が増大するというPTC(Positive Temperature
Coefficient)タイプのものである。そして、サーミスタ100の一端は、基準電位としての接地電位に接続されており、他端は、抵抗器102を介して、負の安定化電源電圧ライン、例えば−5[V]ライン、に接続されている。
サーミスタ100と抵抗器102との相互接続点Pは、オペアンプ104のプラス入力端子に接続されている。そして、このオペアンプ104のマイナス入力端子は、別の抵抗器106を介して、接地電位に接続されると共に、さらに別の抵抗器108を介して、当該オペアンプ104の出力端子に接続されている。つまり、オペアンプ104は、サーミスタ100と抵抗器102との相互接続点Pの電圧を入力信号とする非反転増幅回路110を構成している。そして、この非反転増幅回路110の出力信号(出力電圧)が、第1温度検出回路24の出力信号として、ゲイン制御回路28に与えられる。なお、この非反転増幅回路110においては、ノイズ除去用のコンデンサ112が、抵抗器108と並列を成すように接続されている。
ゲイン制御回路28は、上述した軽度な熱保護状態を形成するための第1制御回路200と、強度な熱保護状態を形成するための第2制御回路202と、を備えている。このうち、第1制御回路200は、PNP型トランジスタ204を有しており、このトランジスタ204のベース端子は、抵抗器206を介して、第1温度検出回路24のオペアンプ104の出力端子に接続されると共に、別の抵抗器208を介して、接地電位に接続されている。また、トランジスタ204のエミッタ端子も、接地電位に接続されている。そして、トランジスタ204のコレクタ端子は、互いに直列に接続された2つの抵抗器210および212を介して、上述とは別の負の電源電圧ライン、例えば−15[V]ライン、に接続されている。
さらに、2つの抵抗器210および212の相互接続点は、NPN型トランジスタ214のベース端子に接続されている。このトランジスタ214のベース端子はまた、コンデンサ216を介して、−15[V]ラインに接続されており、当該トランジスタ214のエミッタ端子も、−15[V]ラインに接続されている。そして、トランジスタ214のコレクタ端子は、抵抗器218の一端に接続されており、この抵抗器218の他端に発生した信号(電圧)が、上述のゲイン制御信号Scとして、VCA回路14に与えられる。なお、VCA回路14は、このゲイン制御信号Scの電圧が下がるほど、自身のゲインGが下がるように、構成されている。
これに対して、第2制御回路202もまた、第1制御回路200と同様に、PNP型トランジスタ220を有している。そして、このトランジスタ220のベース端子は、抵抗器222を介して、ツェナダイオード224のカソード端子に接続されており、このツェナダイオード224のアノード端子は、ダイオード226のアノード端子に接続されている。そして、ダイオード226のカソード端子は、上述のオペアンプ104の出力端子に接続されている。
トランジスタ220のベース端子はまた、コンデンサ228を介して、接地電位に接続されている。そして、このトランジスタ220のエミッタ端子も、接地電位に接続されている。さらに、トランジスタ220のコレクタ端子は、互いに直列に接続された2つの抵抗器230および232を介して、−15[V]ラインに接続されている。そして、これら2つの抵抗器230および232の相互接続点は、NPN型トランジスタ234のベース端子に接続されている。
トランジスタ234のベース端子は、コンデンサ236を介して、−15[V]ラインにも接続されている。そして、このトランジスタ234のエミッタ端子も、−15[V]ラインに接続されている。さらに、トランジスタ234のベース端子は、別のコンデンサ238を介して、当該トランジスタ234のコレクタ端子に接続されている。そして、このトランジスタ234のコレクタ端子は、抵抗器240の一端に接続されており、抵抗器240の他端は、上述の抵抗器218の他端に接続されている。つまり、抵抗器240の他端に発生した信号(電圧)もまた、ゲイン制御信号Scとして、VCA回路14に与えられる。
このように構成された第1温度検出回路24およびゲイン制御回路28によれば、ヒートシンク22の温度Tが上昇すると、第1温度検出回路24内のサーミスタ100の抵抗値が増大し、これに伴い、当該サーミスタ100と抵抗器102との相互接続点Pの電圧が低下する。そして、この相互接続点Pの電圧に応じて、非反転増幅回路110の出力電圧が低下し、この出力電圧が、第1温度検出回路24の出力信号として、ゲイン制御回路28に与えられる。
ゲイン制御回路28においては、第1温度検出回路24から与えられる信号の電圧が比較的に高い(接地電位に近い)うち、つまりヒートシンク22の温度Tが上述の第1基準温度T1以下であるうちは、第1制御回路200内のPNP型トランジスタ204および第2制御回路202内のPNP型トランジスタ220は、いずれもOFF状態にある。そして、ヒートシンク22の温度Tが第1基準温度T1を超えて、これに伴い、第1温度検出回路24からの信号の電圧が或る一定値を超えると、まず、第1制御回路200内のトランジスタ204がONする。すると、NPN型トランジスタ214がONして、ゲイン制御信号Scの電圧が抵抗器218の抵抗値によって決まる或る一定値まで下がる。これにより、VCA回路14のゲインGが初期制限ゲインG2に低減される。なお、このとき、当該ゲインGが初期制限ゲインG2に低減されるまでに、コンデンサ216の容量に応じた上述の時間Dが掛かる。
そして、ヒートシンク22の温度Tがさらに上昇して、第2基準温度T2を超えると、ツェナダイオード224の両端間の電位差が、当該ツェナダイオード224のツェナ電圧Vzを超える。すると、ツェナダイオード224がONし、これに伴い、第2制御回路202内のPNPトランジスタ220がONする。そして、NPN型トランジスタ234がONし、この結果、ゲイン制御信号Scの電圧がさらに低下する。これにより、VCA回路14のゲインGがさらに低減される。なお、このとき、当該ゲインGは、コンデンサ236および238のそれぞれの容量に応じて緩やかに低減する。
本実施形態においては、非熱保護状態から軽度な熱保護状態に遷移する際に、上述の図2に矢印αで指示されているように、VCA回路14のゲインGが最大ゲインG1から初期制限ゲインG2まで略直線的に低減されるようにしたが、これに限らない。例えば、図4に矢印γで指示されているように、当該ゲインGが非直線的(例えば指数的)に低減されるようにしてもよい。このことは、軽度な熱保護状態から強度な熱保護状態に遷移する際も、同様である。
また、強度な熱保護状態において、ヒートシンク22の温度Tが上昇するに連れてVCA回路14のゲインGが連続的に低減されるようにしたが、これに限らない。例えば、図5に示すように、ゲインGが段階的に低減されるようにしてもよい。ただし、この場合も、少なくとも各段階が切り替わる際に、ゲインGが連続的に変化するようにするのが、望ましい。また、各段階間のゲイン差ΔG,ΔG’,ΔG”,…は、互いに同一であっても異なっていてもよいし、段階の数(つまり新たに設けられるT4を含む基準温度の数)も任意でよい。
そして、第1温度検出回路24および第2温度検出回路26という2つの温度検出手段を設けたが、これを1つに纏めてもよい。ただし、上述の如く、異常過熱時にパワーアンプ回路18を適確に保護するために、当該異常過熱を正確に捉える手段として、第1温度検出回路28とは別に、これよりも高精度な第2温度検出回路26を設けるのが、望ましい。
さらに、本実施形態では、オーディオ信号Saの信号レベルを制限するための制限実行手段として、VCA回路14を採用したが、これ以外のもの、例えば減衰率可変の減衰回路(アッテネータ)を採用してもよい。また、一般に知られているリミッタ回路を用いてオーディオ信号Saのピーク部分をカットすることで、当該オーディオ信号Saの信号レベルを制限してもよい。
即ち、制限実行手段としてVCA回路14や減衰回路が採用された場合には、図6に示すように、元のオーディオ信号Sa(実線波形X)と、レベル制限後のオーディオ信号Sa(破線波形Y)とは、互いに相似になる。つまり、オーディオ信号Saの波形は崩れずに、振幅のみがVppからこれよりも小さいVpp’に制限される。これに対して、制限実行手段としてリミッタ回路が採用された場合には、図7に示すように、元のオーディオ信号Sa(実線波形X)と、レベル制限後のオーディオ信号Sa(破線波形Z)とは、互いに相似にはならず、当該レベル制限後のオーディオ信号Saは一種変形された信号となる。ただし、このようにオーディオ信号Saが変形されても、スピーカの出力音の音質は多少変わるが、例えば上述のPAシステム用途としては十分な成果が得られる。
なお、本実施形態においては、パワーアンプ回路18を冷却するための冷却手段として、ヒートシンク22を採用したが、これに代えて、例えばオーディオ装置10の筺体を当該冷却手段として用いてもよい。
また、ヒートシンク22のような自然空気冷却手段ではなく、冷却ファン等の強制空気冷却手段を採用してもよい。この場合、当該冷却ファン等の強制空気冷却手段が故障したときに、パワーアンプ回路18が過熱して、スピーカからの出力音が突然停止したり、或いはパワーアンプ回路18を含むオーディオ装置10が故障したりする等の不意な事故の発生を、未然に防ぐことができる。これ以外にも、例えば冷却水を用いた強制水冷方式の冷却手段を採用してもよい。
そして、パワーアンプ回路18は、D級増幅回路ではなく、A級やB級等の他の増幅回路であってもよい。ただし、本実施形態は、パワーアンプ回路18がD級増幅回路である場合に特に有効であることは、上述した通りである。
さらに、第1温度検出回路24およびゲイン制御回路28については、その具体例を図3に示したが、これに限定されない。例えば、第1温度検出回路24を構成する温度検出素子として、PTCタイプのサーミスタ100を用いたが、これとは反対の特性を有するNTC(Negative Temperature Coefficient)タイプのサーミスタを用いてもよい。また、サーミスタ以外の温度検出素子を用いてもよい。さらに、極端に言えば、温度Tに応じて電気的特性が比較的に大きく変化するのであれば、温度検出用途以外の素子(例えばツェナダイオード等)を採用してもよい。そして、この温度検出素子を含む第1温度検出回路24の構成は、図3に示した構成以外でもよい。また、ゲイン制御回路28についても、図3に示した構成以外でもよいし、CPU(Central Processing Unit)を利用してもよい。このことは、具体例を示していない第2温度検出回路26およびスイッチ制御回路30についても、同様である。
本発明の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるゲイン制御回路およびスイッチ制御回路による制御要領を説明するための図解図である。 同実施形態における第1温度検出回路およびゲイン制御回路の具体的な構成を示す電気回路図である。 図2とは別の例を示す図解図である。 図4とはさらに別の例を示す図解図である。 同実施形態におけるオーディオ信号の制限態様を示す図解図である。 図6とは別の例を示す図解図である。
符号の説明
10 オーディオ装置
14 VCA回路
18 パワーアンプ回路
24 第1温度検出回路
28 ゲイン制御回路

Claims (5)

  1. オーディオ信号を電力増幅して出力端子から出力する増幅回路を備えたオーディ装置において、
    上記オーディオ装置内の温度を検出する温度検出手段と、
    上記温度検出回路による検出温度に応じて、上記増幅回路に入力される上記オーディオ信号の信号レベルを制限する制限手段と、
    上記温度検出回路による検出温度に応じて、上記増幅回路に入力される上記オーディオ信号の入力を遮断する遮断手段と、
    を具備し、
    上記制限手段は、(A)上記温度検出手段による検出温度が、第1基準温度と、該第1基準温度よりも高い第2基準温度との間にあるとき、上記オーディオ信号の信号レベルを、ゼロより大きい所定レベルにまで下げるよう制限し、(B)上記温度検出手段による検出温度が、上記第2基準温度と、該第2基準温度よりも高い第3基準温度との間にあるとき、上記所定レベル未満の範囲で、上記検出温度が高くなるに連れて上記オーディオ信号の信号レベルが次第に低くなるように制限し、
    上記遮断手段は、上記温度検出手段による検出温度が、上記第3基準温度をさらに超えたとき、上記増幅回路への上記オーディオ信号の入力を遮断するオーディオ装置の過熱保護回路。
  2. 上記増幅回路はD級増幅回路であり、
    上記増幅回路を自然空気冷却方式で冷却する自然空気冷却器をさらに備える、請求項1に記載のオーディオ装置の過熱保護回路。
  3. 上記増幅回路を強制空気冷却方式で冷却する強制空気冷却器をさらに備える、請求項1に記載のオーディオ装置の過熱保護回路。
  4. 上記オーディオ装置はパブリックアドレスシステム用のオーディオ装置である、請求項1に記載のオーディオ装置の過熱保護回路。
  5. 上記温度検出手段による検出温度が、上記第2基準温度と上記第3基準温度との間にあって、上記制限手段が上記オーディオ信号の信号レベルの制限を行っているとき、上記温度検出手段による検出温度が上記第1基準温度と上記第2基準温度との間の温度に戻る場合、上記制限手段は、上記オーディオ信号の信号レベルを上記所定レベルまで戻す請求項1に記載のオーディオ装置の過熱保護回路。
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