JPH10174190A - 音響再生装置 - Google Patents
音響再生装置Info
- Publication number
- JPH10174190A JPH10174190A JP33533596A JP33533596A JPH10174190A JP H10174190 A JPH10174190 A JP H10174190A JP 33533596 A JP33533596 A JP 33533596A JP 33533596 A JP33533596 A JP 33533596A JP H10174190 A JPH10174190 A JP H10174190A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- amplifier
- sound
- narrow directivity
- directivity
- Prior art date
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- Pending
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はパブリックアドレスなどの放送設備
として用いられる音響再生装置に関するものであり、特
定の聴取者へのアナウンスを確実に伝達することを目的
とするものである。 【解決手段】 本発明の音響再生装置は、狭指向性のス
ピーカ１と、このスピーカ１の指向性の範囲外に設置さ
れ周囲の音声を検知し電気信号に変換する騒音検知用マ
イクロフォン５と、上記電気信号のレベルに応じてゲイ
ンを調節するとともに、このゲイン調節によって入力信
号を増幅して上記狭指向性のスピーカ１に出力するアン
プ４とで構成するものであり、周囲の音声に応じてアン
プ４の出力を調節して狭指向性のスピーカ１より発音す
るので、この狭指向性のスピーカ１のエリア内の聴取者
は周囲の音声に煩わされることなく、狭指向性のスピー
カ１からのメッセージを聴取することができるものであ
る。
として用いられる音響再生装置に関するものであり、特
定の聴取者へのアナウンスを確実に伝達することを目的
とするものである。 【解決手段】 本発明の音響再生装置は、狭指向性のス
ピーカ１と、このスピーカ１の指向性の範囲外に設置さ
れ周囲の音声を検知し電気信号に変換する騒音検知用マ
イクロフォン５と、上記電気信号のレベルに応じてゲイ
ンを調節するとともに、このゲイン調節によって入力信
号を増幅して上記狭指向性のスピーカ１に出力するアン
プ４とで構成するものであり、周囲の音声に応じてアン
プ４の出力を調節して狭指向性のスピーカ１より発音す
るので、この狭指向性のスピーカ１のエリア内の聴取者
は周囲の音声に煩わされることなく、狭指向性のスピー
カ１からのメッセージを聴取することができるものであ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はパブリックアドレス
などの放送用設備として用いられている音響再生装置に
関するものである。
などの放送用設備として用いられている音響再生装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、機器のパーソナル化が非常な勢い
で進行しており、パブリックアドレスにおいてもある特
定の範囲だけに、あるいはある特定の人々にだけに伝達
したいという欲求も具体的に実現されつつある状況であ
る。
で進行しており、パブリックアドレスにおいてもある特
定の範囲だけに、あるいはある特定の人々にだけに伝達
したいという欲求も具体的に実現されつつある状況であ
る。
【０００３】以下に、従来の音響再生装置について説明
する。図３は従来のスピーカシステムを用いた音響再生
装置の構成図である。
する。図３は従来のスピーカシステムを用いた音響再生
装置の構成図である。
【０００４】同図において、１０は拡声用の天井埋め込
み型のスピーカで、それぞれ駆動用のアンプ１１に接続
されている。１２はＣＤプレーヤー等の音楽またはナレ
ーションの再生ソースの再生機器であり、アンプ１１に
接続されている。
み型のスピーカで、それぞれ駆動用のアンプ１１に接続
されている。１２はＣＤプレーヤー等の音楽またはナレ
ーションの再生ソースの再生機器であり、アンプ１１に
接続されている。
【０００５】以上のように構成された音響再生装置につ
いて以下にその動作について説明する。
いて以下にその動作について説明する。
【０００６】まず、再生機器１２によって再生された音
楽信号またはナレーションの信号はアンプ１１によりス
ピーカ１０を駆動するのに十分な電気信号に増幅され各
天井埋め込み型のスピーカ１０へ供給され、そこから室
内へ音響出力として音楽またはナレーションが再生され
る。
楽信号またはナレーションの信号はアンプ１１によりス
ピーカ１０を駆動するのに十分な電気信号に増幅され各
天井埋め込み型のスピーカ１０へ供給され、そこから室
内へ音響出力として音楽またはナレーションが再生され
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成ではスピーカシステムから出た音は、
室内全体に広がり、特定の人にだけ伝達することはでき
ず、スピーカシステムから再生される音量を室内の騒音
レベルに合わせ調整しようとしてマイクロフォンで検知
しようとしても、スピーカシステムの再生音と騒音との
区別を付けることが非常に困難なため室内の騒音検出が
できず一定音量に固定するしかなかった。
ような従来の構成ではスピーカシステムから出た音は、
室内全体に広がり、特定の人にだけ伝達することはでき
ず、スピーカシステムから再生される音量を室内の騒音
レベルに合わせ調整しようとしてマイクロフォンで検知
しようとしても、スピーカシステムの再生音と騒音との
区別を付けることが非常に困難なため室内の騒音検出が
できず一定音量に固定するしかなかった。
【０００８】本発明では上記従来の問題点を解決し特定
のエリアにいる人にだけに音を伝達し、またその音量を
周囲の騒音レベルに合わせ自動的に調整する音響再生装
置を実現するものである。
のエリアにいる人にだけに音を伝達し、またその音量を
周囲の騒音レベルに合わせ自動的に調整する音響再生装
置を実現するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の音響再生装置は、指向性のスピーカと、この
スピーカの指向性の範囲外に設置され周囲の音声を検知
し電気信号に変換するマイクロフォンと、上記電気信号
のレベルに応じてゲインを調節するとともに、このゲイ
ン調節によって入力信号を増幅して上記指向性スピーカ
に出力するアンプとで構成したものであり、騒音下にあ
っても指向性スピーカの指向性の範囲内の聴取者に対し
て、周囲の騒音に応じて調節した信号による音声を確実
に伝達できるものである。
に本発明の音響再生装置は、指向性のスピーカと、この
スピーカの指向性の範囲外に設置され周囲の音声を検知
し電気信号に変換するマイクロフォンと、上記電気信号
のレベルに応じてゲインを調節するとともに、このゲイ
ン調節によって入力信号を増幅して上記指向性スピーカ
に出力するアンプとで構成したものであり、騒音下にあ
っても指向性スピーカの指向性の範囲内の聴取者に対し
て、周囲の騒音に応じて調節した信号による音声を確実
に伝達できるものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、指向性のスピーカと、このスピーカの指向性の範囲
外に設置され周囲の音声を検知し電気信号に変換するマ
イクロフォンと、上記電気信号のレベルに応じてゲイン
を調節するとともに、このゲイン調節によって入力信号
を増幅して上記指向性スピーカに出力するアンプとで構
成したものであり、騒音下にあっても指向性スピーカの
指向性の範囲内の聴取者に対して、周囲の騒音に応じて
調節した信号による音声を確実に伝達できるものであ
る。
は、指向性のスピーカと、このスピーカの指向性の範囲
外に設置され周囲の音声を検知し電気信号に変換するマ
イクロフォンと、上記電気信号のレベルに応じてゲイン
を調節するとともに、このゲイン調節によって入力信号
を増幅して上記指向性スピーカに出力するアンプとで構
成したものであり、騒音下にあっても指向性スピーカの
指向性の範囲内の聴取者に対して、周囲の騒音に応じて
調節した信号による音声を確実に伝達できるものであ
る。
【００１１】以下、本発明の一実施の形態について図
１、図２により説明する。 （実施の形態１）図１は本発明の音響再生装置の一実施
の形態の構成図であり、図２は同ブロック図である。同
図によると、１は球殻状のリフレクターホーン２の内側
のスピーカユニット３を配した狭指向性のスピーカであ
る。４は上記スピーカを駆動するためのアンプであり、
室内の騒音検知用マイクロフォン５が接続されており、
その検出レベルに応じて上記アンプ４のゲインを制御し
ている。このアンプ４の出力は狭指向性のスピーカ１に
接続されている。６はＣＤプレーヤー等の音楽またはナ
レーションの再生ソースの再生機器であり、上記アンプ
４に接続されている。
１、図２により説明する。 （実施の形態１）図１は本発明の音響再生装置の一実施
の形態の構成図であり、図２は同ブロック図である。同
図によると、１は球殻状のリフレクターホーン２の内側
のスピーカユニット３を配した狭指向性のスピーカであ
る。４は上記スピーカを駆動するためのアンプであり、
室内の騒音検知用マイクロフォン５が接続されており、
その検出レベルに応じて上記アンプ４のゲインを制御し
ている。このアンプ４の出力は狭指向性のスピーカ１に
接続されている。６はＣＤプレーヤー等の音楽またはナ
レーションの再生ソースの再生機器であり、上記アンプ
４に接続されている。
【００１２】以上のように構成された音響再生装置につ
いて以下にその動作について説明する。
いて以下にその動作について説明する。
【００１３】まず、ＣＤプレーヤー等の再生ソースの再
生機器６にて再生された信号はアンプ４の増幅回路部９
によりスピーカ１を駆動するのに十分な電気信号に増幅
されて各狭指向性のスピーカ１に供給される。この時の
アンプ４のゲインは室内に設置された騒音検知用マイク
ロフォン５により検知され、騒音検出回路部７で検出し
た騒音レベルに応じ、音量制御回路部８により増減する
よう制御され、その時の室内の騒音レベルに対応したあ
る値に適宜設定されている。
生機器６にて再生された信号はアンプ４の増幅回路部９
によりスピーカ１を駆動するのに十分な電気信号に増幅
されて各狭指向性のスピーカ１に供給される。この時の
アンプ４のゲインは室内に設置された騒音検知用マイク
ロフォン５により検知され、騒音検出回路部７で検出し
た騒音レベルに応じ、音量制御回路部８により増減する
よう制御され、その時の室内の騒音レベルに対応したあ
る値に適宜設定されている。
【００１４】狭指向性のスピーカ１は球殻状のリフレク
ターホーン２の内面に配したスピーカユニット３から再
生された音が幾何学的にリフレクターホーン２に反射し
開口面前方に収束する。よって特定の人にのみ、そのソ
ースを伝達することができる。
ターホーン２の内面に配したスピーカユニット３から再
生された音が幾何学的にリフレクターホーン２に反射し
開口面前方に収束する。よって特定の人にのみ、そのソ
ースを伝達することができる。
【００１５】また、このスピーカ１は指向性を有してい
るのでスピーカ１の開口面前方に音が収束し、再生され
た音は室内に広がることはなく、その近傍にのみに集中
するため騒音検知用マイクロフォン５に影響を与えるこ
とがない。よって、騒音検知用マイクロフォン５は周囲
の騒音のみを検出することができ、スピーカシステムか
らの再生音により音量が変動することはない。
るのでスピーカ１の開口面前方に音が収束し、再生され
た音は室内に広がることはなく、その近傍にのみに集中
するため騒音検知用マイクロフォン５に影響を与えるこ
とがない。よって、騒音検知用マイクロフォン５は周囲
の騒音のみを検出することができ、スピーカシステムか
らの再生音により音量が変動することはない。
【００１６】即ち、騒音検知用マイクロフォン５により
検出された騒音レベルが増加しアンプ４のゲインを増加
させ、狭指向性のスピーカ１からの再生音を自動的に増
加させ、周囲の騒音レベルが減少した場合は、逆に騒音
検知用マイクロフォン５により検出された騒音レベルが
減少しアンプ４のゲインを減少させる。
検出された騒音レベルが増加しアンプ４のゲインを増加
させ、狭指向性のスピーカ１からの再生音を自動的に増
加させ、周囲の騒音レベルが減少した場合は、逆に騒音
検知用マイクロフォン５により検出された騒音レベルが
減少しアンプ４のゲインを減少させる。
【００１７】なお、本音響再生装置に使用される狭指向
性のスピーカ１は本実施の形態のような球殻状のリフレ
クターホーン２を利用したもの以外のものでもかまわな
い。例えばパラメトリック型、アレイ型、ホーン型等の
既知のものであってもよいものである。
性のスピーカ１は本実施の形態のような球殻状のリフレ
クターホーン２を利用したもの以外のものでもかまわな
い。例えばパラメトリック型、アレイ型、ホーン型等の
既知のものであってもよいものである。
【００１８】なお、上記アンプ４のゲインは急激な立上
がりの騒音による過敏な反応を防ぐため、音量制御回路
部８に遅延回路等を付加的に設けることも可能である。
がりの騒音による過敏な反応を防ぐため、音量制御回路
部８に遅延回路等を付加的に設けることも可能である。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明の音響再生装置は、
指向性スピーカの指向性の範囲内の聴取者に対して、周
囲の騒音に応じて調節した信号による音声を確実に伝達
でき、博物館や展示会場の説明用等のパブリックアドレ
スなどの放送設備用として適したものである。
指向性スピーカの指向性の範囲内の聴取者に対して、周
囲の騒音に応じて調節した信号による音声を確実に伝達
でき、博物館や展示会場の説明用等のパブリックアドレ
スなどの放送設備用として適したものである。
【図１】本発明の一実施の形態の音響再生装置の構成図
【図２】同ブロック図
【図３】従来の音響再生装置の構成図
１ 狭指向性のスピーカ ２ 球殻状のリフレクターホーン ３ スピーカユニット ４ アンプ ５ 騒音検知用マイクロフォン ６ 再生機器 ７ 騒音検出回路部 ８ 音量制御回路部 ９ 増幅回路部
Claims (1)
- 【請求項１】 指向性のスピーカと、このスピーカの指
向性の範囲外に設置され周囲の音声を検知し電気信号に
変換するマイクロフォンと、上記電気信号のレベルに応
じてゲインを調節するとともに、このゲイン調節によっ
て入力信号を増幅して上記指向性のスピーカに出力する
アンプとで構成される音響再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33533596A JPH10174190A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 音響再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33533596A JPH10174190A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 音響再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10174190A true JPH10174190A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18287370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33533596A Pending JPH10174190A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 音響再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10174190A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008236621A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Toa Corp | オーディオ装置の過熱保護回路 |
| JP2013034122A (ja) * | 2011-08-02 | 2013-02-14 | Denso Corp | 車両用立体音響装置 |
| WO2016017576A1 (ja) * | 2014-07-29 | 2016-02-04 | ヤマハ株式会社 | 情報管理システムおよび情報管理方法 |
| US20180098164A1 (en) | 2014-08-26 | 2018-04-05 | Yamaha Corporation | Reproduction system, terminal device, method thereof, and non-transitory storage medium, for providing information |
| US10733386B2 (en) | 2014-07-29 | 2020-08-04 | Yamaha Corporation | Terminal device, information providing system, information presentation method, and information providing method |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP33533596A patent/JPH10174190A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008236621A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Toa Corp | オーディオ装置の過熱保護回路 |
| WO2008117701A1 (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Toa Corporation | オーディオ装置の過熱保護回路 |
| JP2013034122A (ja) * | 2011-08-02 | 2013-02-14 | Denso Corp | 車両用立体音響装置 |
| WO2016017576A1 (ja) * | 2014-07-29 | 2016-02-04 | ヤマハ株式会社 | 情報管理システムおよび情報管理方法 |
| US10691400B2 (en) | 2014-07-29 | 2020-06-23 | Yamaha Corporation | Information management system and information management method |
| US10733386B2 (en) | 2014-07-29 | 2020-08-04 | Yamaha Corporation | Terminal device, information providing system, information presentation method, and information providing method |
| US20180098164A1 (en) | 2014-08-26 | 2018-04-05 | Yamaha Corporation | Reproduction system, terminal device, method thereof, and non-transitory storage medium, for providing information |
| US10433083B2 (en) | 2014-08-26 | 2019-10-01 | Yamaha Corporation | Audio processing device and method of providing information |
| US10542360B2 (en) | 2014-08-26 | 2020-01-21 | Yamaha Corporation | Reproduction system, terminal device, method thereof, and non-transitory storage medium, for providing information |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040804 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040817 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041018 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041109 |