JP2796097B2 - スピーカシステム内蔵型テレビ - Google Patents

スピーカシステム内蔵型テレビ

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JP2796097B2
JP2796097B2 JP63228205A JP22820588A JP2796097B2 JP 2796097 B2 JP2796097 B2 JP 2796097B2 JP 63228205 A JP63228205 A JP 63228205A JP 22820588 A JP22820588 A JP 22820588A JP 2796097 B2 JP2796097 B2 JP 2796097B2
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清一 石川
秀明 井上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像及びオーディオの再生を同時に実現する
スピーカシステム内蔵型テレビに関するものである。
従来の技術 近年、スピーカシステム内蔵型テレビは映像再生画面
の大型化とオーディオ再生の音質向上が図られている。
以下図面を参照しながら、上述した従来のスピーカシ
ステム内蔵型テレビの一例について説明する。
第4図は、従来のスピーカシステム内蔵型テレビを示
すものである。第4図において、7はスピーカで全周波
数範囲のオーディオ信号を再生する。5はブラウン管
で、映像の再生を行なう。6はキャビネットで、スピー
カとブラウン管をその内部に内蔵する。再生される映像
信号はテレビ放送を復調したもの、あるいは外部からの
映像入力であり、オーディオ信号も映像信号と同期して
復調あるいは外部から入力される。映像とオーディオは
同時に再生され、人が喋っているような場面ではできる
だけ喋っている人の口元から声が聞こえて感じるように
するため、できる限りブラウン管の横にスピーカを近ず
けて設置することがなされている。
発明が解決しようとする課題 聴覚心理実験によるとおよそ5k Hzから10k Hzの帯域
では実際の音源の位置よりも上に音源があると感じてし
まうという聴覚心理が人間には存在する。この聴覚心理
の影響から人の声のように広い周波数範囲の音は上下に
分離してしまい、人の口元から声が聞こえるように感じ
ないのみならず、話声を理解するための了解度が低下す
るという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、およそ5k Hzの周波数範
囲の音もおよそ5k Hz以下の周波数範囲の音と同じ位置
から聴感心理上聞こえるようにして音の分離を防ぎ、映
像で再生される人物の口元から声が聞こえるよう感じさ
せると共に、話声を理解する了解度を向上したスピーカ
システム内蔵型テレビを提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明のスピーカシステム
内蔵型テレビは、およそ5k Hz以下の周波数範囲の信号
を再生する低音用スピーカと、およそ5k Hz以上の周波
数範囲の信号を再生する高音用スピーカと、映像を再生
するブラウン管とを備え、前記低音用スピーカおよび高
音用スピーカの音響放射面とブラウン管とはキャビネッ
トの前面に設けられており、各スピーカの音響放射面は
ブラウン管の両側に位置し、高音用スピーカの音響放射
面中心は低音用スピーカの音響放射面中心よりも下に位
置し、さらに高音用スピーカの音響放射面中心はブラウ
ン管の上下方向の中心位置よりも下に設ける、という構
成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によると、高音用スピーカから
5k Hz以上の信号を再生させれば人が聞こえてくると感
じる高音用スピーカの位置は聴覚心理のため5k Hz以下
の信号を再生している低音用スピーカの実際の位置と一
致することとなり、音の分離が聴感上抑えられることと
なる。
実施例 以下本発明の一実施例のスピーカシステム内蔵型テレ
ビについて、図面を参照しながら説明する。第1図は本
発明の第1の実施例におけるスピーカシステム内蔵型テ
レビを示すものである。第1図において、1はおよそ5k
Hzのオーディオ信号を再生する高音用スピーカ、2は
およそ5k Hz以下のオーディオ信号を再生する低音用ス
ピーカである。
以上のように構成されたスピーカシステム内蔵形テレ
ビについて、以下第2図及び第3図を用いてその動作を
説明する。
まず第2図は高音用スピーカ1、低音用スピーカ2に
印加されるオーディオ信号のフロー図であって、テレビ
チューナー8によって復調されたオーディオ信号は電力
増幅器9で増幅された後、およそ5k Hzの高域通過フィ
ルター10を介して高域用スピーカ1に印加されるととも
におよそ5k Hzの低域通過フィルター11を介して低音用
スピーカ2に印加される。なお、低音用スピーカ2は一
般的に高音の再生能力に劣るため低域通過フィルター11
を介さずに直接電力増幅器9から駆動されてもよい。
次に第3図は本発明によるスピーカシステム内蔵型テ
レビのスピーカシステム部分の断面を横からみた図であ
り、高音用スピーカ1の実際に設置されている位置と共
に、高音用スピーカ1が発する音を人が聞いたときに感
じる方向に位置する高音用虚スピーカ101を示し、高音
用スピーカから放射される音の伝搬状態および耳の位置
を示し、高音を聞いた時に人が感じる音の到来方向を矢
印で示してある。低音用スピーカ2の位置は実際にも聴
感上にも同じ位置にあり、これが高音用虚スピーカ101
の位置と一致する。これにより全周波数帯域について同
じ位置から音が発しているかのごとく感じられ、上下に
分離しない音の再生が可能となる。
従来のテレビ放送ではおよそ10k Hz以上のオーディオ
信号は多くは含まれていなかったが最近ではビデオデッ
キ、ビデオディスクの再生機器としてスピーカシステム
内蔵型テレビが使用されるようになったことから10k Hz
以上のオーディオ信号も再生する必要が生じてきてい
る。第5図に示される実施例では3は超高音用スピーカ
で、およそ10k Hz以上のオーディオ信号を再生し、この
時には高音用スピーカ1はおよそ5k Hzから10k Hzまで
のオーディオ信号を再生するものであり、低音用スピー
カ2、高音用スピーカ1、超高音用スピーカ3はそれぞ
れ第6図に示されるように電力増幅器9のあとに接続さ
れる低域通過フィルター11、およそ5k Hzから10k Hzま
での帯域通過フィルター12、およそ10k Hz以上の超高域
通過フィルター13を介して駆動される。およそ10k Hz以
上のオーディオ信号は聴覚心理実験結果によると実音源
よりも上に音源があると感じることはなく高音用スピー
カ1よりも高い位置にあることが望ましい。本実施例に
よれば、超高音用スピーカ3は低音用スピーカ2の横に
設けられ聴覚心理としては同じ高さに音源を感じること
となり低音用スピーカ2の下に設けられた高音用スピー
カ1が再生するおよそ5k Hzから10k Hzの間のオーディ
オ信号については聴感上低音用スピーカと同じ高さ位置
に音源を感じることになり、結果として全オーディオ帯
域について同じ位置に音源が集中することから音の分離
がなく話声の了解度が向上する。
第7図(a)はスピーカシステム部分の断面図を示
し、第7図(b)はスピーカシステム内蔵型テレビの本
発明の1実施例の全体図である。第7図に示される実施
例では102はブラウン管5の前面とほぼ同じ平面内にあ
る音響放射面を持つ高音用音響管であり高音用スピーカ
1の発する音を集めて音響放射面より空間に放射する。
201はブラウン管5の前面とほぼ同じ平面内にある音響
放射面を持つ低音用音響管であり低音用スピーカ2の発
する音を集めて音響放射面より空間に放射する。
本実施例でも高音用音響管102の音響放射面は低音用
音響管201の音響放射面よりも下に設定されており第1
図に示される実施例と同様の効果が得られる。
第8図に示す実施例では第1図に示した構成のスピー
カシステムがブラウン管5の両側に設けられておりステ
レオオーディオ信号の再生が行える。左右両スピーカシ
ステムに同じ信号を印加する事により両スピーカシステ
ムで作られる虚音源はブラウン管5の上に音の分離なく
定位する。高音用スピーカ1がブラウン管5の上下方向
の中心よりも上にある場合には作られる虚音源はブラウ
ン管5の上側に偏る。これはブラウン管5に話者が映さ
れたときにその口元がブラウン管5の下側に偏る現実か
ら考えると好ましくなく、高音用スピーカ1はブラウン
管5の上下方向の中心よりも下にあることがスピーカシ
ステム内蔵型テレビとしては適している。
第9図(a)はスピーカシステム部分の断面図を示
し、第9図(b)はスピーカシステム内蔵型テレビの本
発明の1実施例の全体図である。第9図に示される実施
例では14は全オーディオ帯域の再生が可能なフルレンジ
スピーカであり、141は主に高音を再生する振動版、142
は低音を再生する振動版である。15はフルレンジスピー
カ14の前面に設けられそれぞれ高音,低音をおもに通過
させる音響管を持つ帯域分離音響管であり、153は高音
を再生する振動版の前に設けられる高音通過音響管、15
1は低音通過音響管、152は低音通過音響管151に入り込
む高音を減衰させる高音遮断吸音材である。低音通過音
響管151の音響放射面を高音通過音響管153の音響放射面
よりも上に設置することにより第1図に示した実施例と
同様の効果が得られる。
発明の効果 以上のように、本発明のスピーカシステム内蔵型テレ
ビは、およそ5k Hz以下の周波数範囲の信号を再生する
低音用スピーカと、およそ5k Hz以上の周波数範囲の信
号を再生する高音用スピーカと、映像を再生するブラウ
ン管とを備え、前記低音用スピーカおよび高音用スピー
カの音響放射面とブラウン管とはキャビネットの前面に
設けられており、各スピーカの音響放射面はブラウン管
の両側に位置し、高音用スピーカの音響放射面中心は低
音用スピーカの音響放射面中心よりも下に位置し、さら
に高音用スピーカの音響放射面中心はブラウン管の上下
方向の中心位置よりも下に設置したことにより、高音用
スピーカから5k Hz以上の信号を再生したとき人が聞こ
えてくると感じる高音用スピーカの位置は聴覚心理のた
め5k Hz以下の信号を再生している低音用スピーカの実
際の位置と一致することとなり、音の分離が聴感上抑え
られ、了解度高いオーディオ受聴が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第5図,第7図,第8図,第9図は本発明によ
るスピーカシステム内蔵型テレビの実施例を示す説明
図、第4図は従来のスピーカシステム内蔵型テレビを示
す説明図、第2図,第6図は各スピーカに印加されるオ
ーディオ信号の流れを示す説明図、第3図は聴覚心理の
ため高音用スピーカの発音場所として感じられる位置が
上に移動して低音用スピーカの位置と一致することを示
す概念図である。 1……高音用スピーカ、2……低音用スピーカ、3……
超高音用スピーカ、5……ブラウン管、6……キャビネ
ット、7……スピーカ、8……テレビチューナ、9……
電力増幅機、10……高域通過フィルター、11……低域通
過フィルター、12……帯域通過フィルター、13……超高
域通過フィルター、14……フルレンジスピーカ、15……
帯域分離形音響管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 富男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−90792(JP,U) 実開 昭61−5071(JP,U) 実開 昭56−121397(JP,U) 実開 昭58−50781(JP,U) 実公 昭35−13504(JP,Y1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】およそ5kHz以下の周波数範囲の信号を再生
    する低音用スピーカと、およそ5kHz以上の周波数範囲の
    信号を再生する高音用スピーカと、映像を再生するブラ
    ウン管とを備え、前記低音用スピーカおよび高音用スピ
    ーカの音響放射面とブラウン管とはキャビネットの前面
    に設けられており、各スピーカの音響放射面はブラウン
    管の両側に位置し、高音用スピーカの音響放射面中心は
    低音用スピーカの音響放射面中心よりも下に位置し、さ
    らに高音用スピーカの音響放射面中心はブラウン管の上
    下方向の中心位置よりも下にあることを特徴とするスピ
    ーカシステム内蔵型テレビ。
  2. 【請求項2】高音用スピーカは、およそ5kHzから10kHz
    までの周波数範囲を再生するスピーカであり、およそ10
    KHz以上の周波数範囲を再生する超高音用スピーカをさ
    らに具備し、超高音用スピーカの音響放射面中心は高音
    用スピーカの音響放射面中心よりも上に位置することを
    特徴とする請求項(1)記載のスピーカシステム内蔵型
    テレビ。
  3. 【請求項3】低音から高音をすべて再生可能なフルレン
    ジスピーカと、映像を再生するブラウン管とを備え、前
    記フルレンジスピーカの前面におよそ5kHz以下の周波数
    範囲の信号である低音とおよそ5kHz以上の周波数範囲の
    信号である高音を各々主に通過する音響管を設けること
    により、前記低音の音響放射面、前記高音の音響放射面
    を構成し、前記各音響放射面とブラウン管とはキャビネ
    ットの前面に設けられており、各音響管の音響放射面は
    ブラウン管の両側に位置し、高音の音響放射面中心は低
    音の音響放射面中心よりも下に位置し、さらに高音の音
    響放射面中心はブラウン管の上下方向の中心位置よりも
    下にあることを特徴とするスピーカシステム内蔵型テレ
    ビ。
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