JP4959816B2 - 電動機の制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、制御対象、もしくは電動機と制御対象とを連結する連結軸の機械剛性が低いため発生する電動機または制御対象の振動を抑制することを目的とする電動機の制御装置及び制御方法に関する。
従来から電動機を用いた制御対象の位置決め制御においてマイクロコンピュータを用いたディジタルサーボ制御が行われている。振動抑制を目的とする電動機の制御方法の従来の技術として平成5年電気学会全国大会No.1759「減速機ねじれ振動の制振制御」(非特許文献1、以下、従来例1と呼ぶ)がある。その基本構成を図20に示す。
図20において、位置指令作成部101が位置指令θ*を出力し、振動抑制部102は入力の位置指令θ*から、電動機位置θMもしくは制御対象位置θLに生じる振動の振動周波数成分を抑制した補正後位置指令θM*を出力し、フィードバック制御部103は、入力の補正後位置指令θM*と、電動機位置θMとが一致するよう電動機104の電流Iを制御する電流指令I*を出力する。
振動抑制部102で振動周波数成分を抑制することにより、電動機104と制御対象105とを連結する軸の剛性が低い場合や制御対象105自身の剛性が低いことに起因して電動機位置θMや制御対象位置θLが振動しやすい場合でも、振動を大幅に抑制した状態で電動機位置θMや制御対象位置θLを位置指令θ*に追従させることができる。
またこの時、位置指令θ*の変動終了時点での値と、その時点での補正後位置指令θM*との値は一致するため、制振制御部102による遅れは発生せず、高速に電動機位置θMや制御対象位置θLを位置指令θ*に追従させることができる。
位置指令作成部101はPLC(Programmable Logic Controller)もしくはNCボードなどで構成され、フィードバック制御部103はサーボドライバで構成される。制振制御部102はPLCもしくはNCボードの内部、またはサーボドライバの内部に構成される。制振制御部102は独立の装置として構成されることもある。
また、振動抑制を目的とする電動機の制御方法の従来の技術として特願2002−96445号(特許文献1、以下、従来例2と呼ぶ)がある。その基本構成を図21に示す。
図21は図20の従来例1の振動抑制部102の後段に2次フィルタ106を付加したものである。振動抑制部102から出力される振動周波数成分を抑制した位置指令の急峻な変動を2次フィルタ106で滑らかにし、補正後位置指令θM*を出力する。位置指令θ*の急峻な変動を回避することにより、トルクの過大値を回避できる。
これにより従来例1同様、電動機104と制御対象105とを連結する軸の剛性が低い場合や制御対象105自身の剛性が低いことに起因して電動機位置θMや制御対象位置θLが振動しやすい場合でも、振動を大幅に抑制した状態で電動機位置θMや制御対象位置θLを位置指令θ*に追従させることができる。また、従来例1では振動周波数が低い程、補正後位置指令θM*の変動が急峻になるため、フィードバック制御部103のハード的制約により適用できる制御対象が限定されるが、従来例2ではトルクの過大値を回避できるため、適用できる制御対象を拡大できる。つまり、振動周波数の低い制御対象にも適用できる。
指令作成部101はPLCもしくはNCボードなどで構成され、フィードバック制御部103はサーボドライバで構成される。制振制御部102および2次フィルタ106はPLCもしくはNCボードの内部、またはサーボドライバの内部に構成される。制振制御部102および2次フィルタ106は独立の装置として構成されることもある。
また、振動抑制を目的とする電動機の制御方法の従来の技術として特開平10−149210号公報(特許文献2、以下、従来例3と呼ぶ)がある。その基本構成を図22に示す。図22は図20の従来例1の振動抑制部102を制振制御部107に置き換えたものである。
制振制御部107に入力された位置指令θ*から振動周波数成分を抑制し、且つフィードバック制御部103の遅れを補償した補正後位置指令θM*を出力する。これにより従来例1同様、電動機104と制御対象105とを連結する軸の剛性が低い場合や制御対象105自身の剛性が低いことに起因して電動機位置θMや制御対象位置θLが振動しやすい場合でも、振動を大幅に抑制した状態で電動機位置θMや制御対象位置θLを位置指令θ*に追従させることができる。また、フィードバック制御部103の遅れを補償するため、従来例1よりも高速に電動機位置θMや制御対象位置θLを位置指令θ*に追従させることができる。
特願2002−96445号。 特開平10−149210号公報。 特開2001−320891号公報。 特開平5−8191号公報。 特開平8−7506号公報。 特開2003−134868号公報。 特開2000−90143号公報。 特表2000−514217号公報。 特表2002−516423号公報。 特開平6−95744号公報。 特開2001−273037号公報。 特開2002−91570号公報。 特開2003−256048号公報。
平成5年電気学会全国大会No.1759「減速機ねじれ振動の制振制御」
従来例1において、図20の振動抑制部102のωaには振動周波数もしくは振動周波数近傍の値を設定する[rad/s]。したがって、位置指令θ*が図23の実線であるとき、補正後位置指令θM*はωaが大きい場合は図23の点線となり、ωaが小さい場合は図23の一点鎖線となる。位置指令θ*の微分値を図24に示しておく。θ*の微分値は三角波形となる。したがって、この時の図20の電流指令I*はωaが小さい場合は図25(a)となり、ωaが大きい場合は図25(b)となる。つまり、従来例1はωaが小さい場合、つまり振動周波数が小さい場合は位置指令θ*の加速度変動時に電流指令I*が過大な値となるため、ハード的な制約により適用しにくいという課題があった。
また、従来例2において位置指令θ*が図26の実線の場合の、補正後位置指令θM*を図26の点線で示す。図26の実線の微分は図24と同一である。図26では、図21の2次フィルタ106の影響により、従来例1に比較して補正後位置指令θM*の急峻な変動はなくなるが、補正後位置指令θM*の変動終了時点Bは、位置指令θ*の変動終了時点Aよりも遅れる。したがって、従来例2は従来例1に比べ、図21の電動機位置θMや制御対象位置θLが位置指令θ*に追従するのが遅くなるという課題があった。
また、従来例3については、従来例1同様、ωaが小さい場合、つまり振動周波数が小さい場合は位置指令θ*の加速度変動時に電流指令I*が過大な値となるため、ハード的な制約により適用しにくいという課題があった。また、特開平2002−91570で述べられているように、従来例3ではシステム全体の伝達特性を考慮して補正後位置指令θM*を作成するため、図22のフィードバック制御部103や制御対象105などの制御系の特性が変更された時は、もう一度複雑な逆伝達関数を解かねばならず手間がかかるという課題があった。また、複雑な計算を必要とするため計算量が膨大になるという課題があった。
上記の目的を達成するために、本発明に係わる電動機の制御装置は、位置指令生成手段で演算した位置指令θM*と、電動機から得た電動機位置θMとに基づき電動機をフィードバック制御する制御装置において、
前記位置指令生成手段は、所定の時間多項式と、前記時間多項式の2回微分に振動周波数もしくはその近傍の周波数の2乗の逆数を乗じた項と、前記時間多項式の1回微分に振動周波数もしくはその近傍の周波数の逆数と所定の減衰係数を乗じた項との和を前記位置指令θM*とし、そして前記所定の時間多項式の係数を、少なくとも電動機もしくは制御対象に対する目標移動距離と目標移動距離到達時間とから決まる所定の境界条件から求めることを特徴とする。
他の観点の発明に係わる電動機の制御装置は、速度指令生成手段で演算した速度指令ωM*と、電動機から得た電動機速度ωMとに基づき電動機をフィードバック制御する制御装置において、
前記速度指令生成手段は、所定の時間多項式と、前記時間多項式の2回微分に振動周波数もしくはその近傍の周波数の2乗の逆数を乗じた項と、前記時間多項式の1回微分に振動周波数もしくはその近傍の周波数の逆数と所定の減衰係数を乗じた項との和を前記速度指令ωM*とし、そして前記所定の時間多項式の係数を、少なくとも電動機もしくは制御対象に対する目標速度と目標速度到達時間とから決まる所定の境界条件から求めることを特徴とする。
他の観点の発明に係わる電動機の制御装置は、前記位置指令生成手段もしくは速度指令生成手段が、前記境界条件を、前記位置指令もしくは前記速度指令の少なくとも変動開始時点と変動終了時点に設定し、更に前記位置指令もしくは前記速度指令の変動中にも設定する。変動中の設定として、前記位置指令もしくは前記速度指令の変動開始時点と変動終了時点の中間時点に設定する。
他の観点の発明に係わる電動機の制御装置は、指令生成手段で演算した位置指令θM*と、電動機から得た電動機位置θMとに基づき電動機をフィードバック制御する制御装置において、
時間により変化する電動機もしくは制御対象の位置もしくは速度の目標値として入力位置指令θ*を入力する位置指令作成手段を備え、前記指令生成手段は、所定の時間多項式と、前記時間多項式の2回微分に振動周波数もしくはその近傍の周波数の2乗の逆数を乗じた項と、前記時間多項式の1回微分に振動周波数もしくはその近傍の周波数の逆数と所定の減衰係数を乗じた項との和から前記位置指令θM*を求め、そして前記所定の時間多項式の係数を、少なくとも所定の時間間隔ごとの前記目標値と前記所定の時間間隔とから決まる所定の境界条件から所定の時間間隔ごとに更新することを特徴とする。
他の観点の発明に係わる電動機の制御装置は、前記指令生成手段が、前記振動周波数が小さいほど、前記時間間隔を長くすることを特徴とする。
他の観点の発明に係わる電動機の制御装置は、前記位置指令生成手段もしくは前記速度指令生成手段もしくは前記指令生成手段が、前記振動周波数もしくはその近傍の周波数の値を、少なくとも前記電動機と前記制御対象の何れかの状態量の波形から自動演算することを特徴とする。
本発明によれば、制御対象、もしくは電動機と制御対象とを連結する連結軸の剛性が低いため発生する電動機及び制御対象の振動を抑制するという効果を得ることができる。また、モータにトルクを発生する電流のピーク値を小さく抑えることができるため、電流のピーク値の大きさによるハード的な制約を受けにくく、振動周波数が低い制御対象から高い制御対象まで広い範囲において振動抑制できる。また、電動機の位置及び制御対象の位置を目標位置に素早く到達させることができるため、振動抑制と高速応答を両立できる。また、5次以上と低次の時間関数で実現可能なため、制御に用いるマイコン等の演算時間を短縮でき高速応答に貢献できる。
本発明によれば、長距離移動の場合でも、境界条件を位置指令の変動開始時点と変動終了時点の中間時点近傍にも設定することにより最高速度を低減することができる。境界条件を位置指令の変動開始時点と変動終了時点以外の時点にも設定することにより、演算時間は増大するが、ハード的な制約を回避するための自由度を増大できる。
本発明によれば、振動抑制制御を行う指令生成部を、PLCやNCボードなどの内部に構成できない場合であっても、短い時間間隔ごとに位置指令を読み込み振動が発生しないよう時間関数を用いて指令変形することにより、制御対象、もしくは電動機と制御対象とを連結する連結軸の剛性が低いため発生する電動機及び制御対象の振動を抑制するという効果を得ることができる。また、モータにトルクを発生する電流のピーク値を小さく抑えることができるため、電流のピーク値の大きさによるハード的な制約を受けにくく、振動周波数が低い制御対象から高い制御対象まで広い範囲において振動抑制できる。また、電動機の位置及び制御対象の速度を目標速度に素早く到達させることができるため、振動抑制と高速応答を両立できる。また、5次以上の低次の時間関数で実現可能なため、制御に用いるマイコン等の演算時間を短縮でき高速応答に貢献できる。
本発明によれば、時間間隔の長さを振動周波数が小さいほど大きくすることにより、常に電流Iのピーク値を小さく抑えることができる。
本発明によれば、振動抑制制御の設定値ωaを自動設定とすることにより、操作性を向上することができる。
本発明に係る実施の形態1の電動機の制御装置の構成を示す制御ブロック図である。 本発明に係る実施の形態1の電動機3の位置θMと制御対象4の位置θLとの間の周波数特性を示すボード線図である。 本発明に係る実施の形態1の電動機3と制御対象4をモデル化した図である。 本発明に係る実施の形態1の電動機3と制御対象4を数式モデル化したブロック図である。 本発明に係る実施の形態1の具体的な構成例を示したブロック図である。 本発明に係る実施の形態1の図5のブロック図を整理したブロック図である。 本発明に係る実施の形態1の図6のブロック図の共振極と、それを相殺する零点を表示する複素平面を示した図である。 本発明に係る実施の形態1の電流波形と従来例1の電流波形の比較図である。 本発明に係る実施の形態1の構成と従来例1と振動抑制制御なしとの位置偏差ΔθMの波形の比較図である。 本発明に係る実施の形態1の構成と従来例2との位置指令θM*の波形の比較図である。 本発明に係る実施の形態1の構成と従来例2との位置偏差ΔθMの波形の比較図である。 本発明に係る実施の形態1の移動距離が長い場合のθ*の微分値の波形である。 本発明に係る実施の形態1の境界条件の違いによる電動機3の速度ωMの比較図である。 本発明に係る実施の形態1の構成を調整自動化したときのブロック図である。 本発明に係る実施の形態1の速度制御での電動機の制御装置の構成を示す制御ブロック図である。 本発明に係る実施の形態2の電動機の制御装置の構成を示す制御ブロック図である。 本発明に係る実施の形態2の動作原理を説明した図である。 本発明に係る実施の形態2の動作原理を説明した図である。 本発明に係る実施の形態2のθ*とθM*と従来例2との比較図である。 従来例1の電動機の制御装置の構成を示すブロック図である。 従来例2の電動機の制御装置の構成を示すブロック図である。 従来例3の電動機の制御装置の構成を示すブロック図である。 従来例1の電動機の制御装置のθM*を示した図である。 従来例1の電動機の制御装置の位置指令θ*の微分波形を示した図である。 従来例1の電動機の制御装置の電流波形を示した図である。 従来例2の電動機の制御装置の指令θ*とθM*の比較図である。
以下、本発明に係る電動機の制御方法の好適な実施の形態について、添付の図面を用いて説明する。
≪実施の形態1≫
図1は本発明に係る実施の形態1の電動機の制御方法における制御ブロックを示す。
まず図1の実施の形態1の基本的な動作を説明する。位置指令生成部1は設定された目標移動距離、目標移動距離到達時間、振動周波数、減衰係数に基づき補正後位置指令θM*(以下、単に位置指令と記す)を作成し出力する。位置指令θM*の作成方法は後述する。フィードバック制御部2は、位置指令θM*と電動機3よりの位置θMとが一致するよう電流指令I*を電動機3に出力してフィードバック制御する。
制御対象4は電動機3に連結され、その位置θLは電動機3の位置θMに追従する。電動機3と制御対象4とを連結する軸、もしくは制御対象4自体の剛性が低いと、電動機3の位置θMから制御対象4の位置θLまでの伝達関数は例えば図2に示すようなゲインピークを持つ特性となり、電動機3の位置θMと制御対象位置θLは図2のゲインピーク近傍の周波数で振動しやすい。
次に振動の発生メカニズムを説明する。ここでは電動機3と制御対象4の数式モデルは図3に示す一般的な2慣性系とする。そのブロック図を図4に示す。sはラプラス演算子、JMは電動機3のイナーシャ、DMは電動機3の粘性摩擦係数、Kcはバネ定数、JLは制御対象4のイナーシャ、DLは制御対象4の粘性摩擦係数である。連結軸のイナーシャは電動機3および制御対象4に比べて十分小さいとして無視する。
図1のフィードバック制御部2の構成はここでは一般的な速度マイナーループを持つフィードバック制御とすると、図1のブロック図は図5となる。Kpは位置制御ゲイン、Kvは速度制御ゲインである。ここでは位置制御ゲインKpの設定値は速度制御ゲインKvの設定値の1/4程度以下に設定し、位置制御ゲインKpと速度制御ゲインKvとのゲイン比率に起因する振動は発生しないとする。また、ここでは電流マイナーループは十分応答が早いとしてその伝達関数は1とし、また、図1の電流指令I*の変わりにトルク定数を乗じたトルクTを用いてブロック図を記述している。トルクTとは電動機3に流れる電流Iにより電動機3に実際にかかるトルクである。速度制御ゲインKvに乗じている(JM+JL)の定数項はKvの設定値と実際の応答周波数との整合性を取りやすくするために乗じている。
図5のブロック図を整理すると図6となる。図6より、電動機3および制御対象4の振動はブロック1の伝達関数の特性方程式を解いて算出される極(以降、共振極と呼ぶ)により発生し、また、電動機3と制御対象4の特性方程式は同一であることが分かる。ここでブロック2の伝達関数の分母はブロック1の分子と相殺されるため、位置指令θM*から制御対象4の位置θLまでの伝達関数にブロック2による極は発生しない。つまり、電動機3の位置θMと制御対象4の位置θLの位置に発生する振動は、図6のブロック1のフィードバックループの共振極により発生する。
次に図1の位置指令生成部1が出力する位置指令θM*による振動抑制の原理およびその位置指令θM*の作成方法を説明する。位置指令θM*の時間関数をθM*(t)、それのラプラス変換をθM*(s)とすると、θM*(s)は(数1)で示される。
Figure 0004959816
ここで、f(s)は所定の5次以上の時間関数f(t)のラプラス変換である。時間関数f(t)の決め方は後述する。
まず振動抑制の原理を説明する。前述したように、図1の電動機3の位置θMおよび制御対象4の位置θLの振動は、図6のブロック1での共振極により発生する。この共振極を、図7に示すように、図1の位置指令生成部1で作成する零点により極零相殺することにより振動を抑制することができる。
図7は複素平面を表し、横軸が実軸、縦軸が虚軸である。零点は(数1)のωaとζの設定により複素平面上の任意の点に配置できる。なお、ωaの設定値の目安としては、電動機3の位置θM及び制御対象4の位置θLの振動周波数、もしくはその近傍の値となる。したがって、図1の位置指令生成部1で作成する位置指令θM*のラプラス変換θM*(s)を(数1)とし任意の零点を配置可能な構成とすることにより、共振極を極零相殺し振動を抑制することができる。実際には共振極と零点を厳密に一致させることは難しいが、零点を共振極近傍に配置できれば図1の電動機3の位置θM及び制御対象4の位置θLの振動を大幅に低減することができる。次に時間関数f(t)の決め方を説明する。図1の位置指令θM*は(数1)の逆ラプラス変換より(数2)になる。
Figure 0004959816
f(t)は5次以上の時間関数とし、ここでは7次の時間関数f(t)の例を説明する。したがって、f(t)は(数3)のようになる。
Figure 0004959816
係数c0からc7は図1の目標移動距離と目標移動距離到達時間に基づく境界条件により連立方程式を解いて求める。ここでは目標移動距離X、目標移動距離到達時間Tとし、(数4)の境界条件を図1の位置指令θM*の変動開始時点(t=0)と変動終了時点(t=T)に設定する。
Figure 0004959816
(数4)の境界条件を(数3)に適用することにより8つの連立方程式ができ、これを解くことにより(数3)の係数c0からc7を求めることができる。その解を(数5)に示す。
Figure 0004959816
以上により(数2)の位置指令θM*を作成する。(数2)のf(t)の次数を5次以上とするのは、2回微分の演算を有する位置指令θM*の、加速度変動時点での急峻な変動を緩和するため、最低でも境界条件として位置指令θM*の変動開始時点と変動終了時点のf(t)、f(t)の1回微分、f(t)の2回微分の値を制限する必要があるためである。
次に、本実施の形態による動作波形を示す。図8に図1による本実施の形態における電流Iの波形を示す。実線は本実施の形態、点線は図20の従来例1の電流Iの波形である。移動距離、移動距離到達時間はいずれも同等であるが、本実施の形態では電流のピーク値を従来例1よりも小さくできる。このときの図1の本実施の形態の電動機3の位置θM、及び図20の従来例1の電動機3の位置θMの波形を図9に示す。本実施の形態が振動抑制性能と高速応答性を維持したままトルクピーク値のみ下げていることがわかる。
また、図10に、図1による本実施の形態における位置指令θ*Mの波形を示す。実線は本実施の形態の位置指令θ*M、点線は図21の従来例2の補正後位置指令θM*である。本実施の形態では位置指令θM*の変動終了時点はA点となり、従来例2の変動終了時点Bよりも早く変動終了する。本実施の形態の位置指令θM*は、図21の従来例2の位置指令θ*の指令変動終了時点と同じ時点で変動終了する。このときの図1の本実施の形態の電動機3の位置θM、及び図21の従来例2の電動機3の位置θMの波形を図11に示す。本実施の形態は従来例2よりも高速に電動機位置θMや制御対象位置θLを位置決め可能となる。
以上のように、本実施の形態によれば、図1における電流Iのピーク値を小さく抑えることができるため、電流Iのピーク値の大きさによるハード的な制約を受けにくく、振動周波数が低い制御対象から高い制御対象まで広い範囲において振動抑制できる。また、図1の電動機3の位置θM及び制御対象4の位置θLを目標到達位置に素早く到達させることができるため、振動抑制と高速応答を両立できる。また、5次以上の低次の時間関数で実現可能なため、制御に用いるマイコン等の演算時間を短縮できるため、高速応答に貢献できる。
なお、目標到達位置の値が大きい場合は、通常ハード的な制約により最高速度が制限されるため、例えば従来例1では図12に示すように図20の位置指令θ*の微分値の波形を台形にする場合が多い。こういった目標到達位置の値が大きい場合、本実施の形態で作成した図1の位置指令θM*は最高速度がハード的な許容値を超えてしまう可能性が大きい。この場合、例えば(数4)の境界条件に更に適切な境界条件を付加し(θM*の変動開始時点と変動終了時点の中間時点近傍に付加)、(数3)の時間関数の次数も上げることにより最高速度を低減することができる。
前述の変動開始点と変動終了時点の中間時点近傍に境界条件を入れない場合の図1の電動機3の速度ωMの波形を図13(a)、入れた場合の速度ωMの波形を図13(b)に示す。図13(b)では最高速度を低減できている。このように、境界条件を図1のθM*の変動開始時点と変動終了時点以外の時点にも設定することにより、演算時間は増大するが、ハード的な制約を回避するための自由度が増大する。複数の時点での境界条件を追加しても良い。
また、本実施の形態では(数1)のωaとζによる零点で共振極を相殺して振動を低減することは前述したが、振動周波数は、ωaの設定値と一致もしくはその近傍となることから、図14に示すように振動周波数演算部5により、電動機3の位置θMもしくは制御対象4の位置θLの波形から振動周波数を算出し、ωaを自動設定とすることにより、操作性を向上することができる。
また、(数4)の境界条件は所望の仕様により適宜変更するとよい。また、本実施の形態では位置制御について説明したが、図15に示すような速度制御についても本発明を同様に適用でき、同様な効果を得ることができる。また、図1はセミクローズド制御を構成しているが、フルクローズド制御を構成した場合でも、例えば機台振動のようにフィードバックループの外側に図2の様なゲインピークの特性を持つブロックがある場合は、本発明を同様に適用でき、同様な効果を得ることができる。つまり、前述のゲインピーク近傍の周波数の振動を抑制することができる。
≪実施の形態2≫
図16に本発明に係る実施の形態2の電動機の制御方法における制御ブロックを示す。図1の実施の形態1と異なる点は、入力位置指令θ*を出力する位置指令作成部6を備え、また、指令生成部11は出力する位置指令θM*を所定の時間間隔で更新する点である。
まず図16の実施の形態2の基本的な動作を説明する。位置指令作成部6はPLCやNCボードなどで構成され、入力位置指令θ*を出力する。指令生成部11とフィードバック制御部2はサーボドライバで構成される。指令生成部11は、位置指令作成部6より入力される入力位置指令θ*から、所定の時間間隔Tsごとに初期位置X0、目標位置Xf、初期速度ω0、目標速度ωfを抽出する。これら抽出値と、振動周波数、減衰係数とに基づき位置指令θM*を演算し、所定の時間間隔Tsごとに作成し出力する。
図17に示すように、位置指令θM*に反映される初期位置X0、目標位置Xf、初期速度ω0、目標速度ωfは、入力位置指令θ*よりも、Ts+Tcだけ遅れる(Tcは後述するように演算に要した時間)。位置指令θM*の作成方法は後述する。その他のブロックは実施の形態1と同一なため説明を省略する。また、図16の電動機3の位置θM及び制御対象4の位置θLの振動の発生メカニズムについては、実施の形態1と同一なため説明を省略する。
次に図16の指令生成部11が出力する位置指令θM*の作成方法を説明する。位置指令θM*による振動抑制の原理は実施の形態1と同一のため省略する。図16の指令生成部11は、位置指令作成部6からの入力位置指令θ*から、所定の時間間隔Tsごとに初期位置X0、目標位置Xf、初期速度ω0、目標速度ωfを抽出する。これら抽出値と、振動周波数、減衰係数および、設定値ωa、ζとに基づき(数6)から時間間隔Tsごとの位置指令θ*Mを随時作成し出力する。
Figure 0004959816
図18にそのメカニズムを図示する。初期位置X0と目標位置Xfを抽出後に位置指令θM*を作成し出力する。つまり、時間Tsごとに位置指令θM*を更新していく。したがって、位置指令θM*の更新時点での値は入力位置指令θ*より少なくともTs+Tc遅れる。ここでTcは初期位置X0と目標位置Xfの抽出時点から、これらとωaとζに基づき位置指令θM*を作成するまでにかかる演算時間である。(数6)のc0からc9までの係数は(数7)の境界条件から求める。
Figure 0004959816
(数7)の各変数は、位置指令θM*の初期位置X0、目標位置Xf、初期速度ω0、目標速度ωfである。添字は今回の入力値、演算値、及び出力値は(n)、時間Ts前の値を(n−1)、さらに時間Ts前の値を(n−2)とする。初期位置X0(n)、目標位置Xf(n)、初期速度ω0(n)、目標速度ωf(n)は(数8)より求める。尚、(数7)の境界条件は所望の仕様により適宜変更するとよい。
Figure 0004959816
次に、本実施の形態による動作波形を従来例2と図19で比較する。実線は本実施の形態による位置指令θM*、点線は従来例2、一点鎖線は入力位置指令θ*である。本実施の形態によれば、位置指令θM*の変動終了時点Cは入力位置指令θ*の変動終了時点Aより遅れるが、従来例2の変動終了時点Bよりも早い。
以上のように、本実施の形態によれば、位置指令作成部6を構成するPLCやNCボードなどの内部に位置指令生成部1を構成できない場合であっても、サーボドライバ内部、もしくは独立機能として、本実施の形態の位置指令生成部1を構成することにより、実施の形態1の効果を得ることができる。ただし、実施の形態1より時間Ts+Tcだけ応答が遅れる。
なお、本実施の形態では(数6)のωaとζによる零点で共振極を相殺して振動を低減することは前述したが、振動周波数はωaの設定値と一致もしくはその近傍となることから、実施の形態1における図14の構成と同様に、振動周波数演算部を設け、電動機の位置θMもしくは制御対象の位置θLの波形から振動周波数を算出し、ωaを自動設定とすることにより、操作性を向上することができる。
また、前述の時間間隔Tsの長さについては、振動周波数が小さいほど図16における電流Iのピーク値が大きくなり、また、時間間隔Tsが小さいほど電流Iのピーク値が大きくなることから、振動周波数が小さいほど時間間隔Tsを大きくすることにより常に電流Iのピーク値を小さく抑えることができる。また、本実施の形態では位置制御について説明したが、実施の形態1における図15の構成と同様に、速度制御についても同様な効果を得ることができる。
また、図16はセミクローズド制御を構成しているが、フルクローズド制御を構成した場合でも、例えば機台振動のようにフィードバックループの外側に図2の様なゲインピークの特性を持つブロックがある場合は、本発明を同様に適用でき、同様な効果を得ることができる。つまり、前述のゲインピーク近傍の周波数の振動を抑制することができる。
1 位置指令生成部
2 フィードバック制御部
3 電動機
4 制御対象
5 振動周波数演算部
6 位置指令作成部
11 指令生成部
101 位置指令作成部
102 振動抑制部
103 フィードバック制御部
104 電動機
105 制御対象
106 2次フィルタ
107 制振制御部

Claims (8)

  1. 位置指令θM*を演算する位置指令生成手段と、
    前記位置指令θM*と、電動機から得た電動機位置θMとに基づき前記電動機をフィードバック制御するフィードバック制御手段とを備えた制御装置において、
    前記位置指令生成手段は、所定の時間多項式と、前記時間多項式の2回微分に電動機位置θMの振動周波数もしくはその近傍の周波数の2乗の逆数を乗じた項と、前記時間多項式の1回微分に前記振動周波数もしくはその近傍の周波数の逆数と所定の減衰係数を乗じた項との和により作成された時間関数を前記位置指令θM*とし、そして前記所定の時間多項式の係数を、少なくとも前記電動機もしくは制御対象に対する目標移動距離と目標移動距離到達時間とから決まる所定の境界条件から求め、
    前記位置指令生成手段は、前記位置指令θM*の零点を、前記フィードバック制御手段と前記電動機とを含むフィードバックループの共振極を極零相殺するように配置し、
    前記位置指令生成手段は、前記境界条件を、前記位置指令θM*の変動開始時点及び変動終了時点において前記所定の時間多項式の1回微分及び2回微分がそれぞれ0となるように設定し、かつ、前記境界条件を、前記位置指令θM*の変動中の所定の時点における前記電動機の速度が所定値となるように設定することを特徴とする電動機の制御装置。
  2. 前記位置指令生成手段は、前記境界条件を、前記位置指令θM*の変動中の所定の複数の時点における前記電動機の各速度がそれぞれ所定値となるように設定することを特徴とする請求項1記載の電動機の制御装置。
  3. 前記位置指令生成手段は、前記境界条件を、前記位置指令θM*の変動開始時点及び変動終了時点の中間時点における前記電動機の速度が所定値となるように設定することを特徴とする請求項1記載の電動機の制御装置。
  4. 指令生成手段で演算した位置指令θM*と、電動機から得た電動機位置θMとに基づき電動機をフィードバック制御する制御装置において、
    時間により変化する電動機もしくは制御対象の位置もしくは速度の目標値として入力位置指令θ*を入力する位置指令作成手段を備え、前記指令生成手段は、所定の時間多項式と、前記時間多項式の2回微分に振動周波数もしくはその近傍の周波数の2乗の逆数を乗じた項と、前記時間多項式の1回微分に振動周波数もしくはその近傍の周波数の逆数と所定の減衰係数を乗じた項との和により作成される時間関数である前記位置指令θM*を求め、そして前記所定の時間多項式の係数を、少なくとも所定の時間間隔ごとの前記目標値と前記所定の時間間隔とから決まる所定の境界条件から所定の時間間隔ごとに更新し、
    前記指令生成手段が、前記振動周波数が小さいほど、前記時間間隔を長くすることを特徴とする電動機の制御装置。
  5. 位置指令θM*を演算する位置指令生成手段と、
    前記位置指令θM*と、電動機から得た電動機位置θMとに基づき前記電動機をフィードバック制御するフィードバック制御手段とを備えた制御装置のための電動機の制御方法において、
    前記位置指令θM*を、所定の時間多項式と、前記時間多項式の2回微分に電動機位置θMの振動周波数もしくはその近傍の周波数の2乗の逆数を乗じた項と、前記時間多項式の1回微分に前記振動周波数もしくはその近傍の周波数の逆数と所定の減衰係数を乗じた項との和の時間関数として求め、そして前記所定の時間多項式の係数を、少なくとも電動機もしくは制御対象に対する目標移動距離と目標移動距離到達時間とから決まる所定の境界条件から求め、
    前記境界条件を、前記位置指令の変動開始時点及び変動終了時点において前記所定の時間多項式の1回微分及び2回微分がそれぞれ0となるように、設定し、かつ、前記境界条件を、前記位置指令の変動中にも設定し、
    前記位置指令θM*の零点を、前記フィードバック制御手段と前記電動機とを含むフィードバックループの共振極を極零相殺するように配置し、
    前記境界条件を、前記位置指令θM*の変動開始時点及び変動終了時点において前記所定の時間多項式の1回微分及び2回微分がそれぞれ0となるように設定し、かつ、前記境界条件を、前記位置指令θM*の変動中の所定の時点における前記電動機の速度が所定値となるように設定することを特徴とする電動機の制御方法。
  6. 前記境界条件を、前記位置指令θM*の変動中の所定の複数の時点における前記電動機の各速度がそれぞれ所定値となるように設定することを特徴とする請求項5記載の電動機の制御方法。
  7. 前記境界条件を、前記位置指令θM*の変動開始時点及び変動終了時点の中間時点における前記電動機の速度が所定値となるように設定することを特徴とする請求項5記載の電動機の制御方法。
  8. 指令生成手段で演算した位置指令θM*と、電動機から得た電動機位置θMとに基づき電動機をフィードバック制御する制御方法において、
    位置指令作成手段により、時間により変化する電動機もしくは制御対象の位置もしくは速度の目標値として入力位置指令θ*を入力し、前記位置指令θM*を、所定の時間多項式と、前記時間多項式の2回微分に振動周波数もしくはその近傍の周波数の2乗の逆数を乗じた項と、前記時間多項式の1回微分に振動周波数もしくはその近傍の周波数の逆数と所定の減衰係数を乗じた項との和の時間関数として求め、そして前記所定の時間多項式の係数を、少なくとも所定の時間間隔ごとの前記目標値と前記所定の時間間隔とから決まる所定の境界条件から所定の時間間隔ごとに更新し、
    前記振動周波数が小さいほど、前記時間間隔を長くすることを特徴とする電動機の制御方法。
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