JP4340846B2 - 位置決め制御装置 - Google Patents

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、モータで負荷を駆動して位置決めを行う位置決め制御装置に関し、特に、柔軟アームを介して負荷テーブルに連結される負荷先端に存在する振動を抑制する技術に関する。
【従来の技術】
近年、工業用ロボットは作業の高速化、軽量化、小型化等の要求から、そのアームを軽量化することが行われている。しかし、アームを軽量化するとその剛性不足のために振動が発生し易くなるという問題が発生する。このような剛性の低い柔軟アームを有する負荷を制御する場合、柔軟アームの先端に接続された負荷先端の振動を抑制しつつ、高速高精度のサーボ制御を行うことが求められる。
柔軟アームを有する産業用機械の位置決め制御を行う従来の位置決め制御装置の構成を図4に示す。制御の対象となる産業用機械の機構は、モータ5と、負荷テーブル8と、負荷先端10と、負荷テーブル8と負荷先端10を連結する柔軟アーム9と、モータ5と負荷テーブル8を連結するトルク伝達機構7とを備えている。この従来の位置決め制御装置は、位置指令発生部1と、プレフィルタ2と、フィードバック制御部3と、サーボドライバ4と、エンコーダ6とから構成されている。
この従来の位置決め制御装置では、位置指令発生部1で生成された元の位置指令Xrがプレフィルタ2を通過することによってフィードバック制御系の位置指令Xrfが生成される。そして、モータ5に繋げられたエンコーダ6からのモータ位置信号Xmはフィードバック制御部3にフィードバックされ、フィードバック制御部3では、フィードバック制御系の位置指令Xrfおよびモータ位置信号Xmを用いてフィードバック制御が行われる。そして、フィードバック制御部3の出力がサーボドライバ4に入力されることによりモータ5の駆動が行われる。
一般に、モータ5と負荷テーブル8を連結するトルク伝達機構7の剛性は高いので、フィードバック制御部3のゲインを十分大きく上げることができる。そのため、負荷テーブル8の位置またはモータ位置信号Xmをほぼフィードバック位置指令Xrfに追従させることができる。しかし、負荷テーブル8と負荷先端10を連結する柔軟アーム9の剛性が低いことにより、負荷テーブル8は目標位置に到達しても、負荷先端10は低周波数で大きく振動し続けるという問題が発生する。
このような従来の位置決め制御装置のシミュレーション結果を図5に示す。図5を参照すると、モータ位置信号Xmは、ほぼ元の位置指令Xrに追従しているのに対して、負荷先端位置Xhは振動してしまっていることがわかる。
従来は、このような振動を抑制するために図4に示した構成において、位置指令発生部1をS字位置指令発生部に置き換え、プレフィルタ2を2次フィルタにより実現した位置決め制御装置が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
このような従来の位置決め制御装置を図6に示す。尚、この図6では、伝達関数11は、図4におけるフィードバック制御系の位置指令Xrfからモータ位置Xmまでの伝達関数、伝達関数12は、図4におけるモータ位置Xmから負荷先端位置Xhまでの伝達関数である。
この従来の位置決め制御装置では、S字位置指令発生部13により生成された元の位置指令Xrが2次フィルタ18を通過することによってフィードバック制御系の位置指令Xrfが生成される。
S字位置指令Xrおよび、このS字位置指令Xrの速度パターンVr(t)および加速度パターンAr(t)の時間関数を図7に示す。S字位置指令発生部13により生成されるS字形状の元の位置指令Xrを図7(a)に示す。また、このS字形状の元の位置指令Xrの速度パターンVr(t)を図7(b)に示し、加速度パターンAr(t)を図7(c)に示す。図7(a)〜図7(c)において、
r(t)=
【数1】
Figure 0004340846
(Xr(t)の微分)、Ar(t)=
【数2】
Figure 0004340846
(Vr(t)の微分)、taは加速時間、tdは加速開始から減速開始までの時間、teは指令時間であり、そして、減速時間(te−td)と加速時間taが等しくなっている。
ここで、負荷テーブル8、柔軟アーム9および負荷先端10を含む負荷機械の固有角振動数がω0である場合は、2次フィルタ18の伝達関数
【数3】
Figure 0004340846
におけるパラメータを
ω1=ω0 (2)
および
【数4】
Figure 0004340846
を満たすように設定する。このように設定した場合における、図6に示した従来の位置決め制御装置を用いた場合のシミュレーション結果を図8に示す。
図8を参照すると、2次フィルタ18を通過した後のフィードバック系の位置指令Xrfは元の位置指令Xrと較べて指令時間が長く伸びてはおらず、また位置決め完了後の負荷先端の残留振動が図5と比較して抑えられていることがわかる。
また、フィードバック制御系の位置指令が目標指令と一致したときにプレフィルタの出力をゼロとすることにより、フィードバック制御系の位置指令を目標指令に定着させて、短時間に安定な位置決めを行うようにした位置決め制御装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上述した従来の位置決め制御装置では、負荷機械の固有振動の減衰を考慮することなくプレフィルタを構成しているため、制御系の極零点キャンセルできず、残留振動を十分に抑制することができなかった。また、元の位置指令がS字形状であることを前提としているため、元の位置指令がS字形状でないと適応できなかった。
【特許文献1】
特開2002−229602号公報
【非特許文献1】
「電気学会研究会資料」IIC−96−17, pp.75−84
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の位置決め制御装置では、負荷機械の固有振動の減衰がある場合に対して、制御系の極零点キャンセルできず、負荷先端の残留振動を十分に抑え切れなく、また、元の位置指令がS字形状でないと適応できないという問題点があった。
そこで、本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、元の位置指令がS字形状でない場合にも、負荷機械の固有振動の減衰を考慮して負荷先端の残留振動を十分に抑制し、高速高精度位置決め制御を実現することのできる位置決め制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の位置決め制御装置は、
任意形状の位置指令を生成可能な任意位置指令発生部と、
前記任意位置指令発生部により生成された位置指令を入力してフィードバック系の位置指令として出力するCICフィルタと、
前記CICフィルタからのフィードバック系の位置指令および負荷機械を駆動するモータの位置信号を入力してフィードバック制御を行うフィードバック制御部と、
を有し、
柔軟アームを含む負荷機械をモータにより駆動して、前記柔軟アームに連結された負荷先端の位置を前記CICフィルタから出力されたフィードバック系の位置指令に追従させる位置決め制御装置において、
前記CICフィルタの伝達関数F2(s)が、
【数5】
Figure 0004340846
により表され、前記伝達関数F2(s)中における、mが2以上の自然数に設定され、前記伝達関数F2(s)中における係数B1、B2、・・・、Bmおよび時定数T1、T2、・・・、Tmを、前記元の位置指令と前記CICフィルタの出力の定常偏差が0となるような無定常偏差条件および前記負荷機械の振動極をキャンセルできるような振動抑制条件を満たすように設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、プレフィルタとしてCICフィルタを用い、このCICフィルタの伝達関数における係数および時定数を、元の位置指令とCICフィルタの出力の定常偏差が0となるような無定常偏差条件および負荷機械の振動極をキャンセルできるような振動抑制条件を満たすように設定するようにしているので、任意形状の元の位置指令に対しても、制御系は定常偏差が残らず負荷先端の残留振動を抑制できる。
さらに、本発明の他の位置決め制御装置では、zをz変換演算子、Tをサンプル周期とした場合、前記伝達関数F2(s)における積分要素1/sがT/(1−z-1)に変換し、すべてのiにおいてniをTi/Tの最も近い整数とした場合、前記伝達関数F2(s)における遅れ要素e-Tisがz-niに変換し、前記伝達関数F2(s)における数B1、B2、・・・、Bmのうちの任意の2つ係数が前記元の位置指令と離散化CICフィルタの出力の定常偏差が0となるような離散化無定常偏差条件を満たすように設定するようにしてもよい。
本発明は、CICフィルタの伝達関数を離散系により表現するようにしたものである。
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態の位置決め制御装置について説明する。図1は本発明の第1の実施形態の位置決め制御装置の構成を示すブロック図である。図1において、図6中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
本実施形態の位置決め制御装置は、S字形状の位置指令だけでなく、任意形状の位置指令を用いた場合でも、負荷選択の振動を抑制することができるようにしたものである。
本実施形態の位置決め制御装置は、図1に示されるように、任意形状位置指令発生部14と、CIC(Cascaded Integrator and Comb:並列カスケード積分くし形)フィルタ16を有している。
このCICフィルタ16の伝達関数F2(s)は、下記の式(4)により表される。
【数6】
Figure 0004340846
ただし、mは2以上の自然数である。また、[B1、B2、・・・、Bm]および[T1、T2、・・・、Tm]はそれぞれ後述するように無定常偏差条件および振動抑制条件により定める係数ベクトルおよび時定数ベクトルである。
まず、無定常偏差条件について考える。
良く知られているように、フィードバック制御部3が積分要素を含んでいれば、フィードバック系の位置指令Xrfとモータ位置Xmの定常偏差は必ず0となる。そのため、ここではCICフィルタ16の入力である元の位置指令XrとCICフィルタ16通過後のフィードバック系の位置指令Xrfとの定常偏差が0となるような無定常偏差条件について考える。
任意形状位置指令部14が生成した元の位置指令Xrを下記の式(5)で表すものとする。
【数7】
Figure 0004340846
ただし、ここでXeは目標送り距離であり、teは指令時間である。
上記の式(4)より、元の位置指令XrがCICフィルタ16を通過した後のフィードバック系の位置指令Xrfは、下記の式(6)により示される。
【数8】
Figure 0004340846
式(5)を考慮し、Td=max{T1、T2、・・・、Tm}、u=ξ−Tiとすると、すべてのi∈[1,m]に対して、下記の式(7)が成立する。
【数9】
Figure 0004340846
式(7)を式(6)に代入すると、下記の式(8)が得られる。
【数10】
Figure 0004340846
上記の式(8)から、明らかにt>te+Td時においてXr(t)≡Xe(無定常偏差条件)を満たすための必要十分条件は、下記の式(9)および式(10)が同時に成り立つことである。
【数11】
Figure 0004340846
【数12】
Figure 0004340846
次に、振動抑制条件について考える。
図1より、負荷機械の振動極は、下記の式(11)により示される。
【数13】
Figure 0004340846
負荷機械の振動を抑制するため、CICフィルタ16にこの振動極をキャンセルできる零点を持たせる必要がある。ずなわち、振動抑制条件は下記の式(12)により与えられる。
【数14】
Figure 0004340846
上記の式(12)を整理すると、振動抑制条件は、下記の式(13)、(14)により与えられる。
【数15】
Figure 0004340846
【数16】
Figure 0004340846
ただし、
【数17】
Figure 0004340846
である。
最後に、係数ベクトル[B1、B2、・・・、Bm]および時定数ベクトル[T1、T2、・・・、Tm]を定める。
CICフィルタ16の係数ベクトルと時定数ベクトルを定める際に、無定常偏差条件の式(9)と式(10)および振動抑制条件の式(13)と式(14)、全部で4つの方程式を同時に満たすようにしなければならない。
mが2以上であれば、2つ以上の係数と2つ以上の時定数、合わせて4つ以上となるため、式(9)と式(10)と式(13)と式(14)の連立方程式を解くと、上記の未定係数を定めることができる。ところが、式(13)と式(14)は時定数ベクトルの非線形方程式であるため、上記の連立方程式を解くことは大変困難である。
そのため、mを4以上に設定し、予め時定数ベクトル[T1、T2、・・・、Tm]を適当な値を与えておけば、式(9)と式(10)と式(13)と式(14)は係数ベクトル[B1、B2、・・・、Bm]の線形連立方程式となるので、係数ベクトル[B1、B2、・・・、Bm]は簡単に求められる。
特に、m=3、T1=0、T2=π/ωd、T3=2π/ωdとすれば、式(14)は係数ベクトル[B1、B2、B3]とは関係なく、常に成り立つので、式(9)、式(10)および式(13)の連立方程式を解くと、下記の式(15)が得られる。
【数18】
Figure 0004340846
ただし、
【数19】
Figure 0004340846
である。
このように、上記により求めたCICフィルタ16を用いると、任意形状の元の位置指令Xrに対しても、制御系は定常偏差が残らず負荷先端10の残留振動を抑制できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の位置決め制御装置について説明する。図2は本発明の第2の実施形態の位置決め制御装置の構成を示すブロック図である。図2において、図1中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
本実施形態の位置決め制御装置が、図1に示した第1の実施形態の位置決め制御装置と異なる構成は、図2では図1の連続系のCICフィルタ16を離散化したことである。すなわち、離散化CICフィルタ17では、積分要素1/sがT/(1−z-1)に変換され、遅れ要素e-Tisがz-niに変換されている。ただし、zはz変換演算子、Tはサンプル周期、niはTi/Tの最も近い整数である。
以上のように離散化を行うと、プレフィルタの特性が少し変わるので、第2の実施形態で定めた係数ベクトル[B1、B2、・・・、Bm]をそのまま用いると、式(9)と式(10)の無定常偏差条件および式(13)と式(14)の振動抑制条件は満たされなくなる可能性がある。一般に、振動抑制条件は少し外れても、近似的に満足されれば依然十分な振動抑制特性が得られるが、無定常偏差条件が僅かに外れて定常偏差が残ることは位置決め制御にとっては許されない。そのため、無定常偏差条件を厳密に満足するように係数ベクトル[B1、B2、・・・、Bm]を修正する必要がある。
以下、離散系の無定常偏差条件を与え、係数ベクトルを修正する方法を説明する。
まず、任意形状位置指令部14が生成した元の位置指令Xrの離散形式を下記の式(16)で表すものとする。
【数20】
Figure 0004340846
ただし、Xeは目標送り距離、neは指令のサンプル周期数である。
離散化CICフィルタ17は、下記の式(17)のように表現される。
【数21】
Figure 0004340846
そのため、Xrが離散化CICフィルタ17を通過した後のフィードバック系の位置指令Xrfは、下記の式(18)のように示される。
【数22】
Figure 0004340846
式(16)を考慮し、nd=max{n1,n2,…,nm}、l=k−ni−jとすると、すべてのi∈[1,m]に対して、下記の式(19)が満たされる。
【数23】
Figure 0004340846
式(19)を式(18)に代入すると、下記の式(20)が得られる。
【数24】
Figure 0004340846
上記の式(20)から、明らかにk>ne+nd時においてXr(k)≡Xe(離散系の無定常偏差条件)を満たすための必要十分条件は式(10)と、下記の式(21)が同時に成り立つことである。
【数25】
Figure 0004340846
すべてのi∈[1,m]に対してTiはTの整数倍である場合は、下記の式(22)が成り立つので、式(21)は式(9)と同じになる。
【数26】
Figure 0004340846
これは第1の実施の形態で定めた係数ベクトル[B1、B2、・・・、Bm]をそのまま用いても離散化系の無定常偏差条件も満たされることを意味する。
しかし、あるi∈[1,m]に対してTiはTの整数倍でない場合は、式(21)は式(9)と異なるので、第1の実施の形態で定めた係数ベクトル[B1、B2、・・・、Bm]をそのまま用いたら離散系の無定常偏差条件の式(21)が満たされなくなる。そのため、係数ベクトル[B1、B2、・・・、Bm]の任意の2つ要素、例えば、B1とB2を修正係数とし、他の全ての要素を第1の実施の形態で定めた値に固定し、式(10)と式(21)で構成される連立方程式を解くことにより、新たに修正係数B1とB2の値を求める。このように最終に得た係数ベクトル[B1、B2、・・・、Bm]を用いると、制御系は定常偏差が残らない。
本実施形態の位置決め制御装置を用いた場合のシミュレーション結果を図3に示す。図3を参照すると、上記により求めた離散化CICフィルタ17を用いると、任意形状の元の位置指令Xrに対しても、制御系は定常偏差が残らず負荷先端10の残留振動を抑制できることがわかる。
【0135】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、負荷機械振動の減衰を考慮して位置決め完了後の残留振動を抑制し、定常偏差が残らないようにプレフィルタを構成し、位置指令発生部が生成した元の位置指令をプレフィルタに通させて得た信号をフィードバック制御系の位置指令とすることにより、負荷先端の残留振動を抑制し、高速かつ高精度位置決め制御ができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の位置決め制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の位置決め制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を用いた場合のシミュレーション結果を示す図である。
【図4】柔軟アームを有する機械の位置決め制御系の構成図である。
【図5】図4に示した従来の位置決め制御装置のシミュレーション結果を示す図である。
【図6】従来の他の位置決め制御装置の構成を示すブロック図である。
【図7】S字位置指令および、このS字位置指令の速度パターンおよび加速度パターンの時間関数を示す図である。
【図8】図6に示した従来の位置決め制御装置を用いた場合のシミュレーション結果を示す図である。
【符号の説明】
1 位置指令発生部
2 プレフィルタ
3 フィードバック制御部
4 サーボドライバ
5 モータ
6 エンコーダ
7 トルク伝達機構
8 負荷テーブル
9 柔軟アーム
10 負荷先端
11 フィードバック制御系の位置指令からモータ位置までの伝達関数
12 モータ位置から負荷先端位置までの伝達関数
13 S字位置指令発生部
14 任意形状位置指令発生部
16 CICフィルタ
17 離散化CICフィルタ
18 2次フィルタ
r 元の位置指令
rrの微分値
rrの微分値
rf フィードバック制御系の位置指令
rfrfの微分値
m モータの位置信号
h 負荷先端の位置

Claims (2)

  1. 任意形状の位置指令を生成可能な任意位置指令発生部と、
    前記任意位置指令発生部により生成された位置指令を入力してフィードバック系の位置指令として出力するCICフィルタと、
    前記CICフィルタからのフィードバック系の位置指令および負荷機械を駆動するモータの位置信号を入力してフィードバック制御を行うフィードバック制御部と、
    を有し、
    柔軟アームを含む負荷機械をモータにより駆動して、前記柔軟アームに連結された負荷先端の位置を前記CICフィルタから出力されたフィードバック系の位置指令に追従させる位置決め制御装置において、
    前記CICフィルタの伝達関数F2(s)が、
    Figure 0004340846
    により表され、前記伝達関数F2(s)中における、mが2以上の自然数に設定され、前記伝達関数F2(s)中における係数B1、B2、・・・、Bmおよび時定数T1、T2、・・・、Tmを、前記元の位置指令と前記CICフィルタの出力の定常偏差が0となるような無定常偏差条件および前記負荷機械の振動極をキャンセルできるような振動抑制条件を満たすように設定されていることを特徴とする位置決め制御装置。
  2. zをz変換演算子、Tをサンプル周期とした場合、前記伝達関数F2(s)における積分要素1/sがT/(1−z-1)に変換され、すべてのiにおいてniをTi/Tの最も近い整数とした場合、前記伝達関数F2(s)における遅れ要素e-Tisがz-niに変換され、前記伝達関数F2(s)における数B1、B2、・・・、Bmのうちの任意の2つ係数が前記元の位置指令と離散化CICフィルタの出力の定常偏差が0となるような離散化無定常偏差条件を満たすように設定されている請求項記載の位置決め制御装置。
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