JP4956474B2 - 光ファイバ切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバ切断装置に関するものである。
従来、光ファイバの融着接続等に際しては、光ファイバの端面を鏡面状に切断する光ファイバ切断装置が使用されている(例えば、特許文献1参照。)。この光ファイバ切断装置によって光ファイバを切断するときは、被覆を除去した光ファイバの切断位置の両側をクランプで把持し、ファイバ軸と直交する方向に円板形の刃を取り付けたスライド部材を移動させ、切断位置に傷を付ける。次いで、傷付けた位置の反対側から光ファイバを押圧し、光ファイバを傷の部分で劈開面に沿って鏡面に切断している。
特開2001−296430号公報
ところで、光ファイバ切断装置は、光ファイバに傷を付けることによって刃が磨耗することから所定使用回数ごとに前記円板形の刃を回転させることによって刃の円周方向の位置を変更する必要があるが、刃の回転位置を変更する作業が煩雑であるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、刃の回転位置を変更する作業を不要にした光ファイバ切断装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の光ファイバ切断装置は、光ファイバを把持する複数のクランプと、前記光ファイバの長手方向に対して交差する方向へ移動し、前記複数のクランプ間において前記光ファイバに傷を付ける円板形の刃を有するスライド部材と、前記光ファイバを前記傷の反対側から押圧して切断する押圧部材と、前記光ファイバの傷付けから切断に至る一連の操作を行うレバーと、前記レバーによって駆動され、前記スライド部材を移動させて、前記光ファイバの傷付けと切断とを順次実行させる駆動機構と、を備え、前記レバー操作によって、前記光ファイバを切断する光ファイバ切断装置であって、前記スライド部材は、前記円板形の刃の支持軸にワンウェイクラッチを介して取り付けられ、当該スライド部材の近傍に配置される駆動手段によって回動される回動部材を有し、前記回動部材は、前記光ファイバに傷を付けた後、前記駆動手段に回動されて前記円板形の刃を所定角度回転させることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバ切断装置は、上記の発明において、前記所定角度は、360°の約数でないことを特徴とする。
また、本発明の光ファイバ切断装置は、上記の発明において、前記駆動手段は、ラックであり、前記回動部材は、前記スライド部材のスライド方向に沿って配置され、前記ラックと噛合するピニオンであることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバ切断装置は、上記の発明において、前記駆動手段は、前記スライド部材のスライド方向に沿って配置される摩擦部材であり、前記回動部材は、前記摩擦部材に圧接されローラであることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバ切断装置は、上記の発明において、前記駆動手段は、前記円板形の刃によって前記光ファイバに傷を付ける際の前記スライド部材のスライド方向終端側に配置される爪部材であり、前記回動部材は、前記爪部材によって一歯以上回動される爪車であることを特徴とする。
本発明の光ファイバ切断装置は、スライド部材が、円板形の刃の支持軸にワンウェイクラッチを介して取り付けられる回動部材を有し、回動部材は、スライド部材の近傍に配置される駆動手段によって回動され、光ファイバに傷を付けた後、駆動手段に回動されて円板形の刃を所定角度回転させるので、光ファイバを切断する作業の中に刃の回転動作が組み込まれ、刃の回転位置を変更する作業を不要にすることができるという効果を奏する。
(実施の形態1)
以下、本発明の光ファイバ切断装置にかかる実施の形態1を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の光ファイバ切断装置において蓋を開いた状態を示す斜視図である。図2は、図1の光ファイバ切断装置の蓋を閉じた状態を示す斜視図である。図3は、図2の光ファイバ切断装置を一方の手で把持した状態を示す斜視図である。
光ファイバ切断装置1は、光ファイバの融着接続等に際して、光ファイバの端面を鏡面状に切断するための装置であり、図1に示すように、筐体2、光ファイバを長手方向に沿った2点で把持するクランプ8〜11、傷が付けられた光ファイバを押圧して切断する押圧部材12、操作レバー20、刃32を有するスライド部材30及び切断された光ファイバ屑を回収箱51に回収する回収機構50を備え、光ファイバの切断から光ファイバ屑の回収に至る一連の操作が操作レバー20によって行われる。
光ファイバ切断装置1は、光ファイバを切断する際、光ファイバを把持したホルダH(図1参照)を本体3の凹溝3bにセットした後、図2に示すように蓋5を閉じると、蓋5と連動してアーム部材6が閉じられる。光ファイバ切断装置1は、手持部7を手で把持して使用される(図3参照)が、作業台等の上に置いて使用してもよい。このとき、光ファイバ切断装置1は、蓋5を閉じると、本体3側に設けられたクランプ8,9と、蓋5側に設けられたクランプ10,11とが光ファイバを把持する。次に、操作レバー20の押圧操作部20aを押し下げると、図1においてスライド部材30が手前側から奥部側へ移動され、光ファイバの下部に傷が付けられた後、傷を付けられた部分が押圧部材12によって上方から押圧されて光ファイバが切断される(光ファイバの端面は略鏡面状)。
このように、光ファイバの切断作業は、(1)光ファイバを把持したホルダHを所定位置(凹溝3b)にセットすること、(2)光ファイバ切断装置1の蓋5を閉めること、(3)操作レバー20を操作すること、の3つの操作によりなり、これにより光ファイバが切断される。つまり、蓋5を閉めた後は、操作レバー20を操作するだけで光ファイバが切断されるものである。
そして、光ファイバ切断装置1は、光ファイバを切断した後、操作レバー20の押圧操作部20aを更に下方へ押し下げると、クランプ8〜11による光ファイバの把持が解放されると共に、送りローラ55dと従動ローラ6aを有する回収機構50が作動し、切断された光ファイバ屑が回収箱51に回収される。以下、光ファイバ切断装置1の構成についてより詳細に説明するが、光ファイバ切断装置1は、上記の他に、操作レバー20に操作されてスライド部材30を光ファイバに対して直交する方向へ移動させる駆動機構40を備えている。
筐体2は、図1に示すように、本体3、ベース4(図4等参照)、蓋5、アーム部材6及び手持部7を有している。
本体3は、図1に示すように、一方にホルダ台3a、他方に回収箱51が対向配置され、これらの間にクランプ8,9が設けられている。本体3は、ホルダ台3aが配置された手前側に支持壁3cが、奥部側に支持ブラケット3dが、それぞれ設けられている。ホルダ台3aは、上面に長手方向に沿って凹溝3bが形成されている。凹溝3bには、切断対象となる単心或いは多心の光ファイバを把持したホルダH(図1参照)が着脱自在に配置される。ホルダHは、磁性体からなる2つの部品をヒンジで連結したもので、2つの部品間に光ファイバを磁力で把持する。このため、凹溝3bには、磁石を設けてホルダHを磁力で保持するようにしてもよいし、プランジャや弾性体で挟持してもよい。また、本体3は、クランプ8,9の間にスライド部材30を移動自在に配置する開口3eが形成されている。ここで、本体3は、底板3fに配置口3gが形成され、配置口3gにベース4がねじ止めされている(図6参照)。また、本体3は、光ファイバ切断装置1を作業台等の上に置いて使用することを考慮して底板3fの下面が平面に形成され、適宜個所に摩擦性を有するゴム足G(図6参照)が取り付けられている。このとき、本体3は、ゴム足Gはなくてもよく、平面からなる底板3fを直接作業台等の上に置いてもよい。
ベース4は、図4に示すように、上面にスライド部材30が設置され、スライド部材30は、駆動機構40によってベース4の上面に沿ってスライドする。また、操作レバー20により動作するギア付きレバー52と回収機構50は、歯車伝達機構によって作動する。ベース4は、配置口3gにねじ止めすると、スライド部材30が、クランプ8,9間に移動自在に配置されると共に、図1に示すように、上部が本体3に形成した開口3eから突出する。ベース4は、図4に示すように、上面にスライド部材30の移動位置と復帰位置を規制するストッパ4a,4bが設けられている。
蓋5は、図1に示すように、本体3の支持ブラケット3dに取り付けた回転軸13に開閉自在に支持され、本体3のホルダ台3a側に被着される。蓋5は、手前側に開閉操作を行う突出片5aが形成されている。突出片5aは、下面にキャッチャ5bと凹溝に成形された係合溝5cが設けられている。キャッチャ5bは、支持壁3cの上面に設けた磁石3hと係合し、磁力によって蓋5を閉じた状態に保持する。蓋5は、下面に、弾性体5d、クランプ10,11、押圧部材12が設けられている。弾性体5dは、ゴム等からなり、ホルダ台3aと対応する位置に設けられる。クランプ10,11は、本体3のクランプ8,9と対応する位置に設けられている。ここで、蓋5は、側面にアーム部材6側に突出するピン(図示せず)が設けられ、このピンによってアーム部材6と連結されている。
アーム部材6は、回収機構50の一部を構成しており、図1に示すように、回転軸13に蓋5とともに支持されている。アーム部材6は、下部に従動ローラ6aが回転自在に取り付けられると共に、端部にキャッチャ6bが設けられている。従動ローラ6aは、当接した送りローラ55dの回転に伴って回転する。キャッチャ6bは、本体3側に設けた磁石3iと係合し、光ファイバ切断装置1が傾いた姿勢で使われる場合でも磁力によってアーム部材6を倒伏した状態に保持する。アーム部材6は、図4に示すように、蓋5側の面に長穴6cが形成され、蓋5に設けた前記ピンが係合している。これにより、アーム部材6は、少なくとも蓋5を開く動作と連動して起立される。また、アーム部材6は、蓋5側に延出するタイミングアーム6dを有しており、タイミングアーム6dの先端には係合調整部となる突起6eが設けられている。
手持部7は、図1に示すように、回収箱51側に設けて筐体2の一部となるカバーであり、回収箱51の上部に切欠き7aが形成され、回収箱51が格納される。
クランプ8〜11は、図1に示すように、クランプ8とクランプ10並びにクランプ9とクランプ11が互いに対をなし、光ファイバを長手方向に沿った2点で把持する。このとき、クランプ8,9は、本体3側に設けた支持部材上に、クランプ10,11は、蓋5下面に設けた支持部材上に、それぞれ支持されている。
押圧部材12は、クランプ10,11の間に配置され、図1及び図4に示すように、ホルダ12aとプッシャ12bとを有している。プッシャ12bは、ホルダ12aの直上に配置される図示しない押しばねによって下方へ付勢され、傷の反対側から光ファイバを押圧して切断する。プッシャ12bには、スライド部材30と協働し、刃32が傷を付けた後に、押圧部材12に押圧作動を開始させ、傷の反対側から光ファイバを押圧する押圧調整部12cが設けられている。このとき、前記押しばねは、ホルダ12a上部にねじ止めされる保持板(図示せず)と蓋5との間に保持される。
操作レバー20は、駆動機構40の操作と、切断された光ファイバの把持の解放と、光ファイバ屑の回収動作とを、所定のタイミングで最小の操作回数で順次実行させる。操作レバー20は、図2及び図4に示すように、一端上部に押圧操作部20aが形成されると共に、他端側に延出する解放アーム20jの上部に係合部20bが形成されている。押圧操作部20aは、下部に鉛直壁20c,20dによってギア付きレバー52を配置する凹部20eが形成されている。鉛直壁20cは、係合部20b側の下部に挿通孔20f(図6,図7参照)が設けられ、鉛直壁20dは、挿通孔20fと対応する位置に装着孔20g(図4参照)が設けられている。挿通孔20fには、支持壁3cに頭部を取り付けた軸部材3jの軸部が挿通される。一方、装着孔20gには、図4に示すように、軸部材3jの軸部を受ける受け部材21と、押圧操作部20aを上方へ付勢するねじりコイルばね22とが隣接させて装着される。また、鉛直壁20dは、押圧操作部20a側の下部に、下面が鉛直壁20c側へ向かって低くなる突部20iが設けられている。ここで、操作レバー20は、解放アーム20jの上面に比べて押圧操作部20aの上面がギア部52a側となる前方に向かって僅かに高くなるように、押圧操作部20aが傾斜面に形成されている(図7参照)。
スライド部材30は、駆動機構40によって駆動され、図1において手前側から奥部側へと移動してクランプ8,9間において光ファイバの下部に傷を付ける。スライド部材30は、図1,図4及び図8に示すように、スライダ31、刃32、第1保持部品33及び第2保持部品34を有している。
スライダ31は、図1及び図4に示すように、スライドガイド4dにスライド自在に取り付けられている。スライドガイド4eは、図7及び図8に示すように、ベース4に設けた支持部材4cに支持されている。
刃32は、光ファイバに傷を付ける円板形の刃であり、中心に取り付けた支持軸32aによって第1保持部品33と第2保持部品34との間に支持されている。このとき、支持軸32aは、一端が第1保持部品33に回転自在に支持され、第2保持部品34から延出した他端には、図9及び図10に示すように、一方向のみの回転を許容するワンウェイクラッチ32bを介してピニオン32cが取り付けられている。ピニオン32cの歯は、ラック36の歯と噛合している。ここで、図9及び図10は、ベース4に設置されるスライド部材30の構成を明示するため、他の部材は省略している。
なお、スライド部材30のスライドによって刃32が光ファイバに傷を付ける際、刃32は、図9において光ファイバから反力を受ける。このため、ワンウェイクラッチ32bは、このときに作用する反力に打ち勝つ許容トルクを有するクラッチを使用する。また、ラック36は、例えば、ベース4のストッパ4a,4bに設けた図示しない支柱間に支持する。
この結果、スライド部材30は、図1において手前側から奥部側へと移動してクランプ8,9間において光ファイバの下部に傷を付ける際は、刃32が回転することなく固定されているが、光ファイバの切断後、初期位置に復帰する際に図9に示す矢印で示す反時計方向へ所定角度、例えば、360°の約数でない角度回転し、光ファイバに傷を付ける位置がずらされる。
第1保持部品33は、図4に示すように、第2保持部品34に取り付けられる板状の部材で、上部にアーム部材6の突起6eと係合する係合片33aが設けられている。係合片33aは、スライド部材30が操作アーム20側に位置する初期状態において突起6eと係合する位置に設けられている。
第2保持部品34は、図1及び図4に示すように、本体3のホルダ台3a側に配置される板状の部材で、スライダ31に取り付けられる。第2保持部品34は、ベース4との間に引張りばね35が設けられ、刃32が配置される面の裏面側に上下方向に係合突部34aが設けられ、上部には段状に成形した係合部34bが形成されている。係合部34bは、プッシャ12bの押圧調整部12cが上方から当接することにより、刃32によって光ファイバに傷を付けた後に、プッシャ12bが傷の反対側から光ファイバを押圧して切断するタイミングを調整する。
ここで、スライド部材30は、ベース4上面のストッパ4a,4bによってスライド範囲が規制され、第2保持部品34の係合突部34aがベース4上面のストッパ4bに当接した初期位置とストッパ4aに当接したスライド位置との間をスライドする。また、第1保持部品33は、操作レバー20側に刃32の上下位置を調節する調節ねじ33b(図4参照)が設けられている。そして、刃32の上下位置を調節するときには、操作レバー20の係止孔20h(図1,図2参照)と後述するギア付きレバー52の係止孔52c(図1,図2参照)とに係止ピンを挿通して操作レバー20をギア付きレバー52に係止させた状態で調節ねじ33bを操作する。一方、刃32を交換するときには、底板3fの配置口3gにねじ止めしたベース4をスライド部材30と共にそっくり下方へ取り出せば(図8参照)、交換作業を簡単に行うことができる。
駆動機構40は、スライド部材30を光ファイバに対して直交する方向へ移動させることによって、刃32による光ファイバへの傷付けと押圧部材12による光ファイバの切断を行う。駆動機構40は、図4に示すように、操作レバー20によって操作される略L字型のアーム41と、アーム41の両端に回転自在に取り付けられるローラ42,43とを有している。アーム41は、一端に設けた軸41aが本体3に設けられる支持部材3kに回動自在に支持されている(図11参照)。アーム41は、駆動機構40が作動前の初期位置にあるときには、図4に示すように、一端のローラ42に操作レバー20の突部20iが当接し、他端のローラ43は第2保持部品34の係合突部34aに当接している。
回収機構50は、光ファイバ屑を回収するもので、従動ローラ6aの他に、図4及び図6に示すように、回収箱51、ギア付きレバー52、伝達部材54及び回動部材55を有している。
回収箱51は、駆動機構40によって切断された光ファイバ屑を収容するもので、ベース4に延設した載置部4e(図6参照)に載置すると共に、側壁を支持部材4cに当接させて手持部7に格納される。回収箱51は、クランプ8,9の延長線上に開口51aが形成されている。
ギア付きレバー52は、図1及び図2に示すように、長手方向一端側に装着孔(図示せず)が、他端側にギア部52aが、それぞれ設けられた板状の部材で、ギア部52aの近傍には操作レバー20によって押圧される押圧部52bが形成されている。ギア付きレバー52は、操作レバー20の凹部20eに配置し、前記装着孔と操作レバー20の挿通孔20f及び装着孔20gとを一致させて軸部材3jの軸部を挿通することにより操作レバー20と共に支持壁3cに回動自在に支持される。このとき、ギア付きレバー52は、押圧部52bが初期位置、たとえば水平となる初期状態に復帰させるねじりコイルばね53が前記装着孔に装着される(図11参照)。ここで、ギア付きレバー52は、押圧部52b下部に操作レバー20の係止孔20hと対応する係止孔52c(図16参照)が形成されている。
伝達部材54は、ギア付きレバー52の回動を回動部材55へ伝達するもので、図6に示すように、支持軸54a、第1ギア54b及び第2ギア54cを有している。支持軸54aは、本体3に回動自在に支持されている。第1ギア54bは、ギア付きレバー52のギア部52aと噛合している。伝達部材54は、第1ギア54bと第2ギア54cとの間にカバー54dを被せたワンウェイクラッチ(図示せず)が設けられており、ギア付きレバー52の回動を受けて一方向に回転する。
回動部材55は、図6に示すように、回転軸55aにギア55b及び送りローラ55dが取り付けられている。回転軸55aは、本体3に回動自在に支持され、ギア55bは、伝達部材54の第2ギア54cと噛合している。回転軸55aは、操作レバー20の押し下げに伴うギア付きレバー52の回動を受けて回動するが、ギア付きレバー52の初期状態への復帰に伴って回動することはない。送りローラ55dは、アーム部材6の従動ローラ6aと共に作動して光ファイバ屑を把持し、回収箱51へ送り込む。
光ファイバ切断装置1は以上のように構成され、以下のようにして光ファイバを切断する。先ず、切断対象となる光ファイバの端を送りローラに55dに載置するのに十分な長さ延出させてホルダHで光ファイバを把持する。被覆を除去して裸ファイバを所定長さ露出させ、アルコール等で光ファイバを清浄後、図1に示すように、ホルダHを本体3のホルダ台3aに形成された凹溝3bに配置する。
次に、突出片5aを持って蓋5を閉じる。すると、アーム部材6が蓋5と連動して倒伏され、キャッチャ5bと磁石3hとが係合し、図2に示すように、蓋5が閉じた状態に保持される。これにより、ホルダHが、弾性体5dによって凹溝3bに押圧され、凹溝3bに保持される。また、ホルダHから所定長さ延出している光ファイバが、それぞれ対応するクランプ8,10とクランプ9,11とによって2点で把持される。ここで、ホルダ台3aは、凹溝3bに磁石を設け、この磁石の磁力によってホルダHを凹溝3bに保持するようにしてもよい。
このとき、アーム部材6は、蓋5によって倒伏されるが、タイミングアーム6dに設けた突起6eが第1保持部品33の係合片33aと係合している。このため、アーム部材6は、僅かに持ち上がった状態にあり、キャッチャ6bと磁石3iとは係合しておらず、図6及び図11に示すように、従動ローラ6aは送りローラ55dに対して僅かに離れている。
また、押圧部材12は、図4に示すように、押圧調整部12cが第2保持部品34の係合部34bに当接しているので、プッシャ12bが光ファイバを押圧することはない。一方、操作レバー20及びギア付きレバー52は、ねじりコイルばね22,53に付勢され、図7に示すように、押圧操作部20aが上方に位置すると共に、押圧部52bが初期位置たとえば水平に保持されている。ここで、図12は、蓋5、アーム部材6、押圧部材12、操作レバー20、刃32及び回収機構50の送りローラ55dのそれぞれの作動状態を示すタイミングチャートであり、以下図12を適宜参照しながら光ファイバ切断装置1の作動を説明する。
そして、蓋5及びアーム部材6を閉じた後、図3に示すように、手持部7を一方の手で把持する。この状態で、他方の手で操作レバー20を操作し、図13に示すように、略水平となるまで押圧操作部20aを押し下げる。押圧操作部20aを押し下げると、操作レバー20は、軸部材3j(図11参照)を中心として回動し、駆動機構40(図11参照)が作動を開始して突部20i(図4参照)がローラ42を押し下げる。そして、押圧操作部20aの押し下げに伴い、図14に示すように、アーム41が軸41aを中心として反時計方向に点線で示す位置まで回動する。
この結果、ローラ43が第2保持部品34の係合突部34aを押圧しながら上方へ移動し、図15に示すように、スライド部材30が、引張りばね35に抗して操作レバー20から離れる方向へスライドし、係合突部34aがストッパ4aに当接してスライドが停止する。このとき、光ファイバ切断装置1は、スライド部材30のスライドに伴いラック36と噛合しているピニオン32cが図10において時計方向に回動するが、ピニオン32cと支持軸32aとの間には反時計方向のみの回転を許容するワンウェイクラッチ32bが配置されている。このため、スライド部材30においては、ピニオン32cが回動しても、支持軸32aは回動せず、従って刃32は回転しない。
このように、スライド部材30のスライドによって、刃32が光ファイバに傷を付けると共に、第2保持部品34の係合部34bに当接していた押圧調整部12cが係合部34bから外れてプッシャ12bが光ファイバを傷の反対側から押圧し、光ファイバが切断される。この動作は、図12の操作レバーのタイミングチャートにおいて、丸付き数字1として表示されている(以下同様にして、各操作に番号を付す)。操作レバー20が略水平となったとき、図13に示すように、凹部20e上部とギア付きレバー52の押圧部52bとの間には、僅かな隙間が形成される。
この光ファイバへの傷付けと切断は、第2保持部品34の係合部34bと押圧調整部12cとによって、図12に示すように、タイミングをずらして実行される。また、スライド部材30の移動開始直後に、タイミングアーム6dの突起6eと第1保持部品33の係合片33aとの係合が外れる。この結果、自重並びに磁力によるキャッチャ6bと磁石3iとの係合によってアーム部材6の先端側が下がり、図16に示すように、従動ローラ6aが回動部材55の送りローラ55dと当接し、光ファイバ屑を排出する態勢が整えられる。このとき、アーム部材6の自重ではなく、アーム部材6をばね力によって付勢することで、従動ローラ6aを送りローラ55dに係合させてもよい。また、従動ローラ6aと送りローラ55dとが係合したとき、操作レバー20とギア付きレバー52とは図17に示す位置関係にある。
次に、押圧操作部20aをギア付きレバー52の押圧部52bとの間の僅かな隙間分だけ押し下げる(図12丸付き数字2及び図18参照)。これにより、解放アーム20jが、突出片5a、従って蓋5を前記隙間に相当する少なくとも光ファイバの直径分だけ僅かに押し上げる。これにより、光ファイバは、クランプ8〜11による把持力が緩められる。但し、切断された光ファイバ屑は、操作レバー20の回動操作を開始した直後に既に従動ローラ6aと送りローラ55dとによって把持されている(図12参照)。
そして、押圧操作部20aを最下部まで押し下げると(図12丸付き数字3,図19,図6,図8参照)、軸部材3jを中心としてギア付きレバー52が操作レバー20と共に回動し、回収機構50が駆動される。回収機構50の駆動により、ギア付きレバー52の回動が、第1ギア54b→第2ギア54c→ギア55bを介して回転軸55aに伝達され、送りローラ55dが回転する。この結果、光ファイバ切断装置1においては、従動ローラ6aと送りローラ55dとによって把持されていた光ファイバ屑が回収箱51側へ排出されて落下し、開口51aから内部へ収容される。
このとき、駆動機構40は、ローラ42が鉛直壁20dの側面に当接して回転するだけで、アーム41が回動することはない。また、クランプ8〜11による光ファイバの把持は既に解放されているので(図12参照)、従動ローラ6aと送りローラ55dとによる光ファイバ屑の排出は円滑に行われる。更に、操作レバー20の回動に伴って、係合部20bが突出片5aを下側から押し上げ、図19に示すように、蓋5が僅かに開かれる。この結果、キャッチャ5bと磁石3hとの係合が解除される。但し、蓋5は、図22に示すように、解放アーム20j端部の係合部20bが係合溝5cに係合しているので、操作レバー20によって僅かに開いた状態でロックされる。このため、蓋5は、押圧操作部20aの押圧を解除しても、自重並びに磁力によって閉じてしまうことはない。
このように、光ファイバ切断装置1においては、光ファイバの切断から光ファイバ屑の回収までを、操作レバー20を最後まで押しきるという動作だけで簡易に実行することができる。そして、作業終了後は、作業者が突出片5aを持って蓋5を引き上げると、図12に示すように、総ての部材が元の状態に復帰する。即ち、突出片5aを持って蓋5を引き起こすと、アーム部材6が蓋5と共に本体3から起立し、係合部20bの係合溝5cへの係合が解除され、操作レバー20による蓋5のロックが解除される。これに伴い、操作レバー20及びギア付きレバー52が、それぞれねじりコイルばね22,53のばね力によって元の位置に復帰する。
そして、操作レバー20が復帰すると、引張りばね35のばね力により、スライド部材30がストッパ4bに当接した初期位置に復帰されると共に、駆動機構40が図4に示す初期位置に復帰する。一方、ギア付きレバー52が復帰すると、ギア付きレバー52の回動が、第1ギア54bに伝達される。しかし、伝達部材54に設けられたワンウェイクラッチ(図示しない)により、ギア付きレバー52の復帰に伴う回動は伝達されず、回動部材55および送りローラ55dは回転しない。
以上のように、光ファイバ切断装置1は、光ファイバの切断から光ファイバ屑の回収までを、操作レバー20を操作するだけで、簡易に行うことができる。また、光ファイバ切断装置1は、作業台に設置するだけでなく、作業者が手に持って使用することもでき、使い勝手に優れている。
このとき、本発明の光ファイバ切断装置1は、図9及び図10に示したように、刃32の支持軸32aが第1保持部品33と第2保持部品34との間に支持され、支持軸32aは、一端が第1保持部品33に回転自在に支持されると共に、第2保持部品34から延出した他端には、ワンウェイクラッチ32bを介してラック36と噛合するピニオン32cが取り付けられている。従って、光ファイバ切断装置1は、光ファイバを切断する作業の中に刃の回転動作が組み込まれている。
このため、光ファイバ切断装置1は、引張りばね35のばね力によってスライド部材30の係合突部34aがベース4上面のストッパ4bに当接する初期位置に復帰する動きに伴い、図9において、ラック36と噛合しているピニオン32cが反時計方向へ回動する。ピニオン32cの一方向への回動により、ワンウェイクラッチ32bも支持軸32aと共に図中矢印で示す方向へ回転する結果、刃32が所定角度、例えば、360°の約数でない角度だけ逆方向へ回転する。これにより、刃32は、光ファイバに傷を付ける円周方向の位置が変更される。
刃32を360°の約数でない角度だけ回転させるこの動きは、光ファイバに傷を付けた後、次に光ファイバに傷をつけるまでの間に自動的に繰り返される。このため、光ファイバ切断装置1は、刃32の回転位置を変更する作業やそのための工具が不要となるうえ、常に、刃32が新たな部分で光ファイバに傷を付けるので、切断性能を長期に亘って良好な状態に保持できる。
ここで、上述のような機能を考慮すると、光ファイバ切断装置1は、スライド部材30の移動ストロークに対してピニオン32cの周長が長くなるように設定する。特に、図23に示すように、スライド部材30の移動ストロークSとピニオン32cの周長Lの比である刃32(=ピニオン32c)の回転角度θ(=S/L)が、割り切れない値となるように設定すると、刃32が360°の約数でない角度だけ回転するので、刃32を全周に亘って万遍なく傷付けに使用することができる。このため、光ファイバ切断装置1は、刃32の交換頻度を低減することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の光ファイバ切断装置にかかる実施の形態2を図面を参照しつつ詳細に説明する。実施の形態1の光ファイバ切断装置は、刃の回転位置を変更するのにラックとピニオンの歯車機構を使用した。これに対し、実施の形態2の光ファイバ切断装置は、刃の回転位置を変更するのにローラと摩擦部材とを使用している。
ここで、以下に説明する各実施の形態の光ファイバ切断装置は、スライド部材30において円板形の刃の回転位置を変更する構造が一部異なることを除いて実施の形態1の光ファイバ切断装置と構造が同一である。従って、以下に説明する各実施の形態の光ファイバ切断装置は、実施の形態1の光ファイバ切断装置と構造が同一の構成要素には同一の符号を付して説明する。図24は、実施の形態2の光ファイバ切断装置におけるスライド部材が有する回動部材であるローラと、ローラを回動させる駆動手段である摩擦部材の構造を示す要部拡大斜視図である。図25は、図24の平面図である。
実施の形態2の光ファイバ切断装置は、図24及び図25に示すように、光ファイバに傷を付ける円板形の刃32を第1保持部品33と第2保持部品34との間に支持する支持軸32aの一端が第1保持部品33に回転自在に支持され、第2保持部品34から延出した他端には、反時計方向のみの回転を許容するワンウェイクラッチ32bを介して回動部材となるローラ32dが取り付けられている。ローラ32dは、ベース4のストッパ4a,4bに設けた図示しない支柱間に支持されて駆動手段となる摩擦部材37に圧接されている。ここで、ローラ32d及び摩擦部材37は、摩擦係数の大きいゴム素材を用いることが好ましい。
実施の形態2の光ファイバ切断装置は、以上のように構成されるローラ32dと摩擦部材37とを使用しているので、光ファイバの切断に伴うスライド部材30のスライドによって、摩擦部材37に圧接されたローラ32dが回動する。このとき、スライド部材30は、ローラ32dと支持軸32aとの間に一方向のみの回転を許容するワンウェイクラッチ32bが配置されている。このため、スライド部材30においては、ローラ32dが回動しても、支持軸32aは回動せず、従って刃32は回転しない。
これに対し、光ファイバの切断を終了し、突出片5aを持って蓋5を引き上げて総ての部材を元の状態に復帰させる場合には、以下のような作動となる。即ち、スライド部材30は、引張りばね35のばね力により、係合突部34aがベース4上面のストッパ4bに当接する初期位置に復帰する動きに伴い、摩擦部材37に圧接されたローラ32dが逆方向へ回動する。ローラ32dの逆方向への回動により、ワンウェイクラッチ32bも支持軸32aと共に逆方向へ回転する結果、刃32が所定角度、例えば、360°の約数でない角度だけ逆方向へ回転する。
この結果、刃32は、スライド部材30が初期位置に復帰する度に光ファイバに傷を付ける上縁の位置が自動的に変更される。このため、実施の形態2の光ファイバ切断装置は、刃32の回転位置を変更する作業が不要となるうえ、常に、刃32が新たな部分で光ファイバに傷を付けるので、切断性能を長期に亘って良好な状態に保持できる。このように、ローラ32dと摩擦部材37を使用すると、ピニオン32cとラック36を使用する実施の形態1の光ファイバ切断装置と比べ、ローラ32dの直径を変更することにより、刃32の回転角度を任意に設定することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の光ファイバ切断装置にかかる実施の形態3を図面を参照しつつ詳細に説明する。実施の形態1の光ファイバ切断装置は、刃の回転位置を変更するのにラックとピニオンの歯車機構を使用した。これに対し、実施の形態3の光ファイバ切断装置は、刃の回転位置を変更するのに爪部材と爪歯車とを使用している。図26は、実施の形態3の光ファイバ切断装置におけるスライド部材が有する回動部材である爪車と、爪車を回動させる駆動手段である爪部材の構造を示す要部拡大斜視図である。図27は、図26の平面図である。
実施の形態3の光ファイバ切断装置は、図26及び図27に示すように、光ファイバに傷を付ける円板形の刃32を第1保持部品33と第2保持部品34との間に支持する支持軸32aの一端が第1保持部品33に回転自在に支持され、第2保持部品34から延出した他端には、反時計方向のみの回転を許容するワンウェイクラッチ32bを介して回動部材として爪車32eが取り付けられている。爪車32eは、光ファイバの切断動作に伴ってスライド部材30がストッパ4a側へスライドする都度、ベース4のストッパ4a近傍に設けた図示しない支柱に支持された駆動手段としての爪部材38によって一歯ずつ反時計方向へ回動される。
ここで、爪部材38は、図26に示すように、本体38aに爪38bが爪車32eと対向させて支持されている。爪38bは、本体38aとの間に配置した押しばね38cによって略水平に保持されている。
実施の形態3の光ファイバ切断装置は、以上のように構成される爪車32eと爪部材38とを使用している。このため、光ファイバ切断装置は、光ファイバの切断動作に伴ってスライド部材30がストッパ4a側へスライドし、刃32による光ファイバへの傷付けと切断が完了すると、係合突部34aがベース4上面のストッパ4bに当接する。これにより、爪車32eは、爪部材38に当接し、一歯以上回動される。
この結果、実施の形態3の光ファイバ切断装置は、刃32によって光ファイバに傷を付けた後、回動部材である爪車32eが駆動手段である爪部材38によって一歯以上回動され、刃32が所定角度、例えば、360°の約数でない角度回転する。これにより、刃32は、光ファイバに傷を付ける上縁の位置が自動的に変更される。
尚、光ファイバ切断装置1は、従動ローラ6aをゴム、スポンジ、コルク或いは木材等の弾性体から形成し、送りローラ55dをステンレス等の金属ローラとし、その表面に、例えば、平均粒径400μmを主とするホワイトアルミナからなるセラミック片等を溶射して摩擦抵抗部を形成すると、回収箱51へ回収される光ファイバ屑との摩擦による送りローラ55dの磨耗を回避することができる。
このとき、従動ローラ6aは、光ファイバ屑を搬送しないので、回転することはなく、光ファイバ屑との摩擦による磨耗は発生しない。この場合、従動ローラ6aが、送りローラ55dと同様に金属製であると、送りローラ55dとの間に把持した際に光ファイバ屑が潰されて切断されてしまう。しかし、光ファイバ切断装置1は、従動ローラ6aが弾性体で成形されているので、光ファイバ屑が切断されるのを防止することができる。
また、光ファイバ切断装置1は、図28に示すように、回収箱51の開口51aを覆うスライドタイプの箱蓋51bを設け、操作部51cによって矢印方向に手動で開閉するようにすると、搬送に伴う光ファイバ屑の回収箱51からの落下を防止することができる。
本発明にかかる光ファイバ切断装置の蓋を開いた状態を示す斜視図である。 図1の光ファイバ切断装置において蓋を閉じた状態を示す斜視図である。 図2の光ファイバ切断装置を一方の手で把持した状態を示す斜視図である。 図1の光ファイバ切断装置から筐体を部分的に除去し、アーム部材、押圧部材、操作レバー、ベースに設置したスライド部材、駆動機構及び回収機構を示した斜視図である。 光ファイバ切断装置を底面側から見た斜視図である。 図4において、アーム部材の裏面側から見た斜視図である。 図2において、本体、蓋及び手持部を除去した光ファイバ切断装置の正面図である。 光ファイバ切断装置からスライド部材を設置したベースを下方へ外した状態を示す斜視図である。 スライド部材が有する回動部材であるピニオンと、ピニオンを回動させる駆動手段であるラックの構造を示す要部拡大斜視図である。 図9の平面図である。 図2において、本体及び蓋を除去した光ファイバ切断装置の右側面図である。 蓋、アーム部材、押圧部材、操作レバー、刃及び回収機構の送りローラのそれぞれの作動状態を示すタイミングチャートである。 操作レバーの押圧操作部を略水平となるまで押し下げた状態を示す光ファイバ切断装置の斜視図である。 操作レバーの突部による駆動機構におけるアームの回動を示す図である。 操作レバーによって駆動された駆動機構によるスライド部材の移動を示す図4に対応した斜視図である。 スライド部材が移動した状態における図6に対応した右側面図である。 スライド部材が移動した状態における図7に対応した正面図である。 操作レバーの押圧操作部をギア付きレバーの押圧部との間の僅かな隙間分だけ押し下げた状態における図2に対応した斜視図である。 操作レバーの押圧操作部を最下部まで押し下げた状態における図2に対応した斜視図である。 操作レバーの押圧操作部を最下部まで押し下げた状態における図4に対応した斜視図である。 操作レバーの押圧操作部を最下部まで押し下げた状態における図7に対応した正面図である。 解放アーム端部の係合部が蓋に設けた係合溝に係合し、操作レバーによって蓋が開いた状態にロックされた状態を示す模式図である。 スライド部材の移動ストロークとピニオンの周長Lの比である刃の回転角度を説明する図である。 実施の形態2の光ファイバ切断装置におけるスライド部材が有する回動部材であるローラと、ローラを回動させる駆動手段である摩擦部材の構造を示す要部拡大斜視図である。 図24の平面図である。 実施の形態3の光ファイバ切断装置におけるスライド部材が有する回動部材である爪車と、爪車を回動させる駆動手段である爪部材の構造を示す要部拡大斜視図である。 図26の平面図である。 回収箱の変形例を示す光ファイバ切断装置の斜視図である。
符号の説明
1 光ファイバ切断装置
2 筐体
3 本体
4 ベース
5 蓋
6 アーム部材
6a 従動ローラ
7 手持部
8,9 クランプ
10,11 クランプ
12 押圧部材
13 回転軸
20 操作レバー
22 ねじりコイルばね
30 スライド部材
31 スライダ
32 刃
32a 支持軸
32b ワンウェイクラッチ
32c ピニオン
32d ローラ
32e 爪車
33 第1保持部品
34 第2保持部品
35 引張りばね
36 ラック
37 摩擦部材
38 爪部材
38a 本体
38b 爪
38c 押しばね
40 駆動機構
41 アーム
42,43 ローラ
50 回収機構
51 回収箱
52 ギア付きレバー
53 ねじりコイルばね
54 伝達部材
55 回動部材
G ゴム足

Claims (4)

  1. 光ファイバを把持する複数のクランプと、
    前記光ファイバの長手方向に対して交差する方向へ移動し、前記複数のクランプ間において前記光ファイバに傷を付ける円板形の刃を有するスライド部材と、
    前記光ファイバを前記傷の反対側から押圧して切断する押圧部材と、
    前記光ファイバの傷付けから切断に至る一連の操作を行うレバーと、
    前記レバーによって駆動され、前記スライド部材を移動させて、前記光ファイバの傷付けと切断とを順次実行させる駆動機構と、
    を備え、前記レバー操作によって、前記光ファイバを切断する光ファイバ切断装置であって、
    前記スライド部材は、前記円板形の刃の支持軸にワンウェイクラッチを介して取り付けられ、当該スライド部材の近傍に配置される駆動手段によって回動される回動部材を有し、前記回動部材は、前記光ファイバに傷を付けた後、前記駆動手段に回動されて前記円板形の刃を所定角度回転させるものであり、前記駆動手段は、前記スライド部材のスライド方向に沿って配置される摩擦部材であり、前記回動部材は、前記摩擦部材に圧接されるローラであり、該ローラの直径を変更することにより、前記刃の回転角度を設定することを特徴とする光ファイバ切断装置。
  2. 光ファイバを把持する複数のクランプと、
    前記光ファイバの長手方向に対して交差する方向へ移動し、前記複数のクランプ間において前記光ファイバに傷を付ける円板形の刃を有するスライド部材と、
    前記光ファイバを前記傷の反対側から押圧して切断する押圧部材と、
    前記光ファイバの傷付けから切断に至る一連の操作を行うレバーと、
    前記レバーによって駆動され、前記スライド部材を移動させて、前記光ファイバの傷付けと切断とを順次実行させる駆動機構と、
    を備え、前記レバー操作によって、前記光ファイバを切断する光ファイバ切断装置であって、
    前記スライド部材は、前記円板形の刃の支持軸にワンウェイクラッチを介して取り付けられ、当該スライド部材の近傍に配置される駆動手段によって回動される回動部材を有し、前記回動部材は、前記光ファイバに傷を付けた後、前記駆動手段に回動されて前記円板形の刃を所定角度回転させるものであり、前記駆動手段は、前記円板形の刃によって前記光ファイバに傷を付ける際の前記スライド部材のスライド方向終端側に配置される爪部材であり、前記回動部材は、前記爪部材によって一歯以上回動される爪車であることを特徴とする光ファイバ切断装置。
  3. 光ファイバを把持する複数のクランプと、
    前記光ファイバの長手方向に対して交差する方向へ移動し、前記複数のクランプ間において前記光ファイバに傷を付ける円板形の刃を有するスライド部材と、
    前記光ファイバを前記傷の反対側から押圧して切断する押圧部材と、
    前記光ファイバの傷付けから切断に至る一連の操作を行うレバーと、
    前記レバーによって駆動され、前記スライド部材を移動させて、前記光ファイバの傷付けと切断とを順次実行させる駆動機構と、
    を備え、前記レバー操作によって、前記光ファイバを切断する光ファイバ切断装置であって、
    前記スライド部材は、前記円板形の刃の支持軸にワンウェイクラッチを介して取り付けられ、当該スライド部材の近傍に配置される駆動手段によって回動される回動部材を有し、前記回動部材は、前記光ファイバに傷を付けた後、前記駆動手段に回動されて前記円板形の刃を所定角度回転させるものであり、前記駆動手段は、ラックであり、前記回動部材は、前記スライド部材のスライド方向に沿って配置され、前記ラックと噛合するピニオンであることを特徴とする光ファイバ切断装置。
  4. 前記所定角度は、360°の約数でないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光ファイバ切断装置。
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