JP3085012U - 手置き装置 - Google Patents

手置き装置

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JP3085012U
JP3085012U JP2001006465U JP2001006465U JP3085012U JP 3085012 U JP3085012 U JP 3085012U JP 2001006465 U JP2001006465 U JP 2001006465U JP 2001006465 U JP2001006465 U JP 2001006465U JP 3085012 U JP3085012 U JP 3085012U
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光洋 石田
慶満 三井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技装置の操作ハンドルを清掃する際に手置
き装置を邪魔にならない箇所に収納する。 【解決手段】 手置き装置が、遊技装置の操作ハンドル
(2)の近傍に固定される固定台(4)と、操作ハンド
ル(2)に対し前後方向に位置調節可能に固定台(4)
に取り付けられた、操作ハンドル(2)を操作する手
(8)を乗せる移動台(5)と、移動台(5)を固定台
(4)に連結したまま固定台(4)下に収納する収納手
段(9,10等)とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、パチンコ機等の遊技装置の操作ハンドルを操作する手を乗せるため の手置き台に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平8−24409号公報、特開平8−112403号公報、特開平8−3 32275号公報、特開平9−192300号公報は、パチンコ機等の操作ハン ドルを操作する手を乗せるための手置き装置について開示する。
【0003】 特開平8−24409号公報の手置き装置は、基板上に柱体を介して手を乗せ る天板を設けてなるもので、基板をパチンコ機の前面のテーブル上に載せるよう にして操作ハンドルの近傍にセットされる。特開平8−112403号公報の手 置き装置は、パチンコ機の前面に連結したり、操作ハンドルに連結したりするよ うになっている。特開平8−332275号公報の手置き装置は、パチンコ球収 納箱に一体的に形成されている。特開平9−192300号公報の手置き装置は 、操作ハンドルに接するように設けられている。
【0004】 その他、従来手を乗せるクッションを紙バサミ状の固定具に接着した構造の手 置き装置も用いられている。固定具でパチンコ機の前面のテーブルを挟むことで クッションを操作ハンドルの近傍にセットし、クッション上に操作ハンドルを操 作する手を乗せようというものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
特開平8−24409号公報の手置き装置は、テーブル上に単に置くだけであ るから、手を乗せた場合に不安定であり、テーブルから落下しやすい。特開平8 −112403号公報の手置き装置は、パチンコ機の前面に連結したり、操作ハ ンドルに連結したりしなければならないので、取り付け操作が面倒であり、操作 ハンドルを付け替えたりしなければならない。また、操作ハンドルやその近傍の 清掃等に支障を来たすという問題もある。特開平8−332275号公報の手置 き装置は、パチンコ球収納箱に一体的に形成されているので、パチンコ球収納箱 が不要な場合は使用することができず、また、パチンコ球収納箱が空の時は手を 置くと不安定になる。特開平9−192300号公報の手置き装置は、テーブル や操作ハンドルと一体的に設けられるので、既存のテーブルや操作ハンドルに対 して装着できないという問題がある。また、紙バサミ状の固定具を使用する手置 き装置は固定具が嵩張りテーブルから遊技者の足元や腕の方へ突出するので、遊 技者の邪魔になるという問題がある。
【0006】 従って、本考案は、遊技装置の操作ハンドルを操作する手を安定的に支えるこ とができ、既存の遊技装置に対しても簡易に取り付けることができ、手置き装置 を使用しない場合や清掃時等には邪魔にならない箇所に収納することができる手 置き装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る考案は、遊技装置の操作ハンドル( 2)の近傍に固定される固定台(4)と、操作ハンドル(2)に対し前後方向に 位置調節可能に固定台(4)に取り付けられた、操作ハンドル(2)を操作する 手(8)を乗せる移動台(5)と、移動台(5)を固定台(4)に連結したまま 固定台(4)下に収納する収納手段(9,10等)とを具備した手置き装置を採 用する。
【0008】 請求項1に係る考案によれば、手置き装置は固定台(4)を介し操作ハンドル (2)の近傍に固定されるので、手(8)を安定的に支えることができる。また 、移動台(5)を固定台(4)に連結したまま固定台(4)下に収納することが できるので、遊技装置の操作ハンドル(2)等を清掃する際に邪魔にならない。
【0009】 また、請求項2に係る考案は、請求項1に記載の手置き装置において、収納手 段が移動台(5)の固定台(4)下への垂下を許容する回動機構(9,10a等 )を備えた手置き装置を採用する。
【0010】 この請求項2に係る考案によれば、移動台(5)が固定台(4)の下に垂れ下 がり、固定台(4)の上方が空くので、遊技装置の操作ハンドル(2)等の清掃 が簡易化される。
【0011】 また、請求項3に係る考案は、請求項2に記載の手置き装置において、回動機 構が、移動台(5)に取り付けられた軸(9)と、軸(9)を固定台(4)の後 部の支点位置(10a)へと案内し移動台(5)の固定台(4)下への回動を許 容する固定台(4)に形成された案内溝(10)とを備えた手置き装置を採用す る。
【0012】 この請求項3に係る考案によれば、軸(9)を案内溝(10)に沿って固定台 (4)の後部へと滑らせ、支点位置(10a)において移動台(5)を固定台( 4)下へと回動させることで移動台(5)が固定台(4)上から除去される。従 って、固定台(4)を簡易に収納位置に収納することができる。
【0013】 また、請求項4に係る考案は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の手置 き装置において、収納手段が固定台(4)下に垂下した移動台(5)の首振りを 許容する首振り機構(16等)を備えた手置き装置を採用する。
【0014】 この請求項4に係る考案によれば、固定台(4)下に垂下した移動台(5)が 首振り運動をすることができるので、清掃時等に作業者が移動台(5)に当たっ ても移動台(5)や固定台(4)等の損傷が防止される。
【0015】 また、請求項5に係る考案は、請求項4に記載の手置き装置において、首振り 機構が、移動台(5)を固定台(4)に連結する連結具(11)と、移動台(5 )を連結具(11)に首振り可能に連結する枢軸(16)とを備えた手置き装置 を採用する。
【0016】 この請求項5に係る考案によれば、固定台(4)から垂れ下がる移動台(5) は枢軸(16)を支点にして回動自在となり、清掃時等に作業者が移動台(5) に当たっても円滑に首振り動作をするので、移動台(5)や固定台(4)等の損 傷が防止される。
【0017】 また、請求項6に係る考案は、請求項4又は請求項5に記載の手置き装置にお いて、固定台(4)と移動台(5)との間にスライド片(14)及びスライドレ ール(15)が設けられた手置き装置を採用する。
【0018】 この請求項6に係る考案によれば、移動台(5)が固定台(4)上に在る時に 側面から外力が加えられてもスライド片(14)とスライドレール(15)との 係合により、固定台(4)からの移動台(5)の脱落が防止される。
【0019】 また、請求項7に係る考案は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の手置 き装置において、固定台(4)が遊技装置の操作ハンドル(2)の下方のテーブ ル(3)上に固定された手置き装置を採用する。
【0020】 この請求項7に係る考案によれば、手置き装置は遊技装置のテーブル(3)上 に固定され、遊技者の手(8)を安定的に支えることができる。また、手置き装 置を既存のテーブル(3)上に据え付けることができる。
【0021】 また、請求項8に係る考案は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の手置 き装置において、操作ハンドル(2)を操作する手(8)を乗せる手当て部(6 )が移動台(5)に着脱自在に取り付けられた手置き装置を採用する。
【0022】 この請求項8に係る考案によれば、手当て部(6)を移動台(5)上に自在に 着脱することができるので、高さの異なる手当て部(6)を種々取り揃えておく ことにより、操作ハンドル(2)と手当て部(6)との間隔を操作ハンドル(2 )を操作しやすい大きさに自在に調節することができる。
【0023】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る手置き装置の実施の形態について図面を参照して説明する 。
【0024】 図1に示すように、パチンコ機等の遊技装置は、その前面パネル1から水平方 向に突出する操作ハンドル2を有する。また、遊技装置における操作ハンドル2 の下方からはテーブル3が水平方向に突出する。この手置き装置は、例えば操作 ハンドル2の下方のテーブル3上に取り付けられる。
【0025】 手置き装置は、図1、図2、図4、図5及び図6に示すように、固定台4と、 移動台5と、手当て部6とを備える。
【0026】 固定台4は、合成樹脂等で出来た中空の箱体であり、遊技装置の操作ハンドル 2の近傍に固定される。具体的には、操作ハンドル2の直下においてテーブル3 上にその前後方向に伸びるように置かれ、両面粘着テープ7によりテーブル上に 接着され固定される。両面粘着テープ7に代えて接着剤、面ファスナー、止めネ ジ等の他の固定手段を用いることも可能である。移動台5も合成樹脂等で作られ た中空の箱体であり、操作ハンドル2に対し前後方向に位置調節可能に固定台4 に取り付けられる。手当て部6は、操作ハンドル2を操作する手8を乗せるため のクッションであり、移動台5上にその全面を覆うように取り付けられる。手当 て部6は例えばスポンジ等の発泡体により板状に形成される。移動台5の上面を 滑らかに形成し、操作ハンドル2を操作する手8を移動台5の上面で支えるよう にすることにより、手当て部6を省略することも可能である。
【0027】 上記移動台5はスライド機構を介し固定台4に取り付けられ、操作ハンドル2 に対し前後方向にスライドさせることにより位置調節可能である。これにより、 遊技者は操作ハンドル2の操作に適した位置へと移動台5を移動させることがで きる。
【0028】 スライド機構は、移動台5に取り付けられた軸9と、固定台4に形成された軸 9の案内溝10とを具備する。
【0029】 軸10は、移動台5の前部すなわち遊技装置の前面パネル1側の底面に取り付 けられた連結具11に取り付けられる。連結具11は固定台4の左右壁に重なる ブラケット11aを有し、このブラケット11aに軸9が固定台4の左右方向に 伸びるように固定される。案内溝10は固定台4の左右壁に夫々前後方向に伸び るように形成され、軸9がこの左右の案内溝10を左右方向に貫通し前後方向に スライド可能に支持される。移動台5を固定台4の前後方向に引っ張ると軸9が 案内溝10に沿ってスライドし、これにより移動台5の固定台4上での前後方向 での位置が変更され、操作ハンドル2の操作に都合の良い位置に移動台5がセッ トされる。
【0030】 スライド機構は、移動台5が操作ハンドル2の操作に都合の良い位置に到達し たところで移動台5を当該位置に固定するため、次のようなクリックストップ機 構を具備する。すなわち、図2及び図7に示すように、固定台4の案内溝10に は一定ピッチで多数の凹凸部12が形成され各凹部で軸9が拘束されるようにな っている。また、案内溝10が設けられる固定台4の側壁には案内溝10に沿っ て伸びるスロット13が形成され、案内溝10の凹凸部12にバネ性が付与され る。これにより、案内溝10の凹凸部12は上下に弾性変形可能となり、軸9は 所望の凹部へと自在に移動し当該凹部に拘束される。クリックストップ機構を省 略し、軸9と案内溝10との摩擦係合を利用する等他の手段によっても軸9を所 望箇所に停止させることが可能である。
【0031】 また、スライド機構は、図2、図5、図6及び図7に示すように、スライド片 14及びスライドレール15を具備する。スライド片14及びスライドレール1 5は固定台4と移動台5との接触部に配置されており、スライドレール15が固 定台4の上面の左右両側に前後方向に伸びるように形成され、スライド片14が 移動台5の底面に各スライドレール15を挟むように形成される。もちろん、ス ライド片14とスライドレール15は固定台4と移動台5との間で入れ替えるよ うにしてもよい。上述したように移動台5及び手当て部6の位置変更に際し軸9 が案内溝10に沿ってスライドすると、同時にスライド片14がスライドレール 15に沿ってスライドし、移動台5を固定台4の前後方向に案内する。
【0032】 この手置き装置は、移動台5や手当て部6が固定台4上に常時突出していると 清掃等の際に邪魔になるので、これを防止するため移動台5を固定台4に連結し たまま固定台4下の収納位置に収納する収納手段を具備している。
【0033】 収納手段は、上記スライド機構と一体の回動機構によって構成される。すなわ ち、移動台5に取り付けられた軸9を案内する案内溝10はテーブル3の後端を 超える位置まで後方に伸び、この案内溝10の後端が軸9の支点として機能する ようになっている。移動台5を固定台4上で前から後へと引くと、軸9が固定台 4の案内溝10内をその後端の支点位置に向かってスライドし、図9乃至図11 に示すように、軸9が案内溝10の後端10a(図1及び図2参照)に当接した ところで移動台5は軸9を支点に固定台4下へ回動し移動台5、手当て部6等の 重量により垂下する。これにより、操作ハンドル2の周辺から移動台5及び手当 て部6が除去され、遊技装置の入れ替え時や遊技装置の前面パネル1の開閉時に 邪魔にならない。また、操作ハンドル2及びその近傍の清掃等を簡易に行うこと ができる。
【0034】 また、移動台5及び手当て部6が固定台4下の収納位置に収納された状態で移 動台5に遊技装置の従業員、操作者あるいは清掃者等が当たっても衝撃が和らげ られるように、収納手段は、固定台4下に垂下した移動台5の首振りを許容する 首振り機構を備える。図5及び図8に示すように、この首振り機構は、移動台5 を固定台4に連結する連結具11と、移動台5を連結具11に首振り可能に連結 する枢軸16とを有する。連結具11は固定台4と移動台5との間に挿入される 板部11bを有し、この板部11bに移動台5側に突出する円錐台形のボス部1 7が形成され、ボス部17の中央に軸穴18が形成される。移動台5の底板には 連結具11のボス部17が挿入される凹部19が形成され、凹部19の中央に枢 軸16となる筒軸が形成される。筒軸である枢軸16が連結具11の軸穴18に 挿入された上で連結ネジであるタッピングネジ20が連結具11側から枢軸16 の筒内に螺入され、連結具11が移動台5に連結される。タッピングネジ20の 頭20aと枢軸16の端面との間には平ワッシャ21が介装され、平ワッシャ2 1と連結具11の軸穴18の周縁との間にはバネワッシャ22が介装され、さら に移動台5の底板には連結具11の板部11bに接触する環状突起23が軸穴1 8等を囲むように形成される。このため、移動台5は連結具11に対して僅かの 適度な隙間を介して接することとなり、図9に示すように、収納状態にある移動 台5や手当て部6に作業者等が当たったとしても移動台5及び手当て部6は枢軸 16を支点にして矢印A方向に首振り運動をし、移動台5や固定台4に無理な力 が加わらないようにすることができる。なお、枢軸16をタッピングネジ20で 代替し、連結具11の軸穴18をタッピングネジ20に直に臨ましめるようにし てもよい。
【0035】 このように移動台5が首振り機構を介して連結具11及び固定台4に連結され る結果、移動台5が図2に示す標準位置や図3に示す後退位置に在るときにも水 平面内で枢軸16を支点に回転可能になるが、上述した固定台4と移動台5との 間のスライド片14及びスライドレール15の係合作用により、移動台5のその ような回転は阻止され、移動台5は固定台4上に前後方向に伸びた適正な姿勢で 保持される。
【0036】 また、移動台5を固定台4上で前後方向に位置調節する際に、軸9が案内溝1 0の後端10aへと一気にスライドし移動台5が収納位置へと降下することがな いように、この手置き装置は次のようなストッパ機構を備えることで移動台5の 操作ハンドル2からの最離間位置を規制するようになっている。
【0037】 図1乃至図3、図6、図9乃至図12に示すように、このストッパ機構は、移 動台5に取り付けられた突起24と、固定台4に形成された突起24のスライド 溝25とを備える。
【0038】 突起24は具体的には移動台5と共に移動する連結具11に設けられ、連結具 11のブラケット11aの後端に固定台4の側壁側に突出するように形成される 。スライド溝25は突起24に対応して固定台4の側壁に凹溝として形成され、 スライド機構の案内溝10に平行に案内溝10の前後長さの範囲内で形成される 。また、スライド溝25の前端からは、突起24をスライド溝25外に離脱させ るための逃げ溝25aが固定台4の上面に向かって開口する如く形成される。ま た、図5に示すように、連結具11の前端11cを軸9の近傍に留めることで、 連結具11及び移動台5が軸9を支点に固定台4上で図12の如く多少上向きに 傾斜することができるようにしている。連結具11等が上向きに傾斜することで 突起24が逃げ溝25aからスライド溝25外に離脱可能になる。
【0039】 これにより、移動台5を前後方向で位置調節する場合は、図3に示すように移 動台5が固定台4上を最後尾の方へとスライドしても、突起24がスライド溝2 5の後端25bに係合するので、移動台5はそれ以上の後退を阻止され、従って 軸9は案内溝10の後端10aの支点位置に到達せず、移動台5の収納位置への 回動が防止される。また、移動台5を図9乃至図11の如く収納するには、図1 2に示すように移動台5を前進させて連結具11の突起24を逃げ溝25aに臨 ましめ移動台5を軸9を支点に上方に回動させて突起24をスライド溝25外に 離脱させる。続いて移動台5を後方へ引っ張り、軸9を案内溝10の後端10a の支点位置へとスライドさせ、軸9を支点に移動台5を図9乃至図11の如く回 動させる。移動台5を元の位置に復帰させるには、上記と逆に動作させ突起24 を逃げ溝25aからスライド溝25内に挿入すればよい。
【0040】 その他、図2、図5及び図6に示すように、移動台5の上面からは複数個の固 定棒26が起立し、各固定棒26の上端には返し26aが形成される。一方、手 当て部6には固定棒26に対応して固定棒26が挿入される挿入孔27が形成さ れる。手当て部6を移動台5上に当てて移動台5の方へと押圧すると、挿入孔2 7内に固定棒26が入り込み手当て部6がワンタッチで移動台5上に取り付けら れる。手当て部6は望ましくは種々の厚さのものが予め用意され、操作ハンドル 2とテーブル3との距離が遊技装置の種類等により変化しても、また手の大きさ に個人差があっても、手当て部6を厚さの異なる他のものと交換することで手当 て部6と操作ハンドル2との間隔を適正な大きさに調整することができる。上述 したように移動台5の上面を手当て部6とする場合は、固定棒26等は省略され る。
【0041】 次に、上記構成の手置き台の作用について説明する。
【0042】 移動台5及び手当て部6は、図1及び図2に示す位置において最前位置にあり 、ストッパ機構の突起24がスライド溝25の前端に係合し、移動台5のそれ以 上の前進を阻む。操作ハンドル2を操作する遊技者の手8は手置き装置の手当て 部6上に置かれ、これにより遊技者の手や腕の疲労が防止される。
【0043】 操作ハンドル2と手当て部6との適正な間隔は遊技者の手8の大きさ等により 相違するが、手当て部6を厚さの異なる他の手当て部と交換することで容易に加 減される。手当て部6は固定棒26と挿入孔27との係合によりワンタッチで交 換可能である。
【0044】 手置き装置の操作ハンドル2に対する前後方向での位置調整は、移動台5を固 定台4に対し前後方向にスライドさせることで行うことができる。移動台5を図 1及び図2の位置から図3の位置へと押したり引っ張ったりすると、連結具11 の軸9が案内溝10内を後方にスライドし連結具11の突起24がスライド溝2 5の後端25bに係合したところで停止する。図3は移動台5の最後退位置を示 し、軸9は案内溝10の後端10aの手前で停止する。このため、移動台5は収 納位置への回動が阻止される。
【0045】 軸9は図2の位置と図3の位置との間でクリックストップ機構により拘束され るようになっており、軸9をクリックストップ機構の凹凸部12の所望の凹部に 係止させることで、移動台5及び手当て部6は図2の位置と図3の位置との間の 所望の位置にセットされる。
【0046】 移動台5は首振り機構を介して連結具11に連結されるが、スライドレール1 5とスライド片14とが係合しているので、移動台5は固定台4上において固定 台4に対し首を振ることなく常に前後方向に平行な姿勢を保持する。
【0047】 移動台5及び手置き台6を収納位置に収納する場合は、図12に示すように、 移動台5を最前進位置へと前進させ、軸9を支点にして上方に回動させる。これ により、連結具11の突起24が逃げ溝25aからスライド溝25外に離脱し、 ストッパ機構のストッパ機能が解除される。移動台5をその姿勢のまま後方へと 移動させると、軸9が案内溝10の後端10aまでスライドし停止する。そこで 、軸9を支点にして移動台5を下方に回動させると図9乃至図11に示すように 移動台5が収納位置に収納される。すなわち、移動台5は手当て部6とともに固 定台4の下方に垂下する。これにより、操作ハンドル2の回りには大きなスペー スが形成され、遊技装置の入れ替え時や遊技装置の前面パネル1の開閉時に邪魔 にならない。また、操作ハンドル2等の清掃作業が簡易化される。また、遊技装 置の入れ替え作業や前面パネルの開閉作業あるいは清掃作業等の際に作業者等が 移動台5や手当て部6に接触しても、移動台5は首振り機構により固定台4に対 して図9中矢印A方向に自在に首振りし得るので、移動台5、固定台4等の損傷 が防止される。
【0048】 移動台5を元の位置に戻すには、上記と逆操作を行って図12の状態に戻し、 移動台5を固定台4上に降下させて突起24を再びスライド溝25内へと侵入さ せると共にスライド片14をスライドレール15と係合させる。
【0049】
【考案の効果】
請求項1に係る考案によれば、遊技装置の操作ハンドルの近傍に固定される固 定台と、操作ハンドルに対し前後方向に位置調節可能に固定台に取り付けられた 、操作ハンドルを操作する手を乗せる移動台と、移動台を固定台に連結したまま 固定台下に収納する収納手段とを具備した手置き装置であり、手置き装置は固定 台を介し操作ハンドルの近傍に固定されるので、手を安定的に支えることができ る。また、移動台を固定台に連結したまま固定台下に収納することができるので 、遊技装置の操作ハンドル等を清掃する際に邪魔にならない。
【0050】 請求項2に係る考案によれば、請求項1に記載の手置き装置において、収納手 段が移動台の固定台下への垂下を許容する回動機構を備えた手置き装置であり、 移動台が固定台の下に垂れ下がり、固定台の上方が空くので、遊技装置の操作ハ ンドル等の清掃が簡易化される。
【0051】 請求項3に係る考案によれば、請求項2に記載の手置き装置において、回動機 構が、移動台に取り付けられた軸と、軸を固定台の後部の支点位置へと案内し移 動台の固定台下への回動を許容する固定台に形成された案内溝とを備えた手置き 装置であるから、軸を案内溝に沿って固定台の後部へと滑らせ、支点位置におい て移動台を固定台下へと回動させることで移動台が固定台上から除去される。従 って、固定台を簡易に収納位置に収納することができる。
【0052】 請求項4に係る考案によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の手置 き装置において、収納手段が固定台下に垂下した移動台の首振りを許容する首振 り機構を備えた手置き装置であり、固定台下に垂下した移動台が首振り運動をす ることができるので、清掃時等に作業者が移動台に当たっても移動台や固定台等 の損傷が防止される。
【0053】 請求項5に係る考案によれば、請求項4に記載の手置き装置において、首振り 機構が、移動台を固定台に連結する連結具と、移動台を連結具に首振り可能に連 結する枢軸とを備えた手置き装置であり、固定台から垂れ下がる移動台は枢軸を 支点にして回動自在となり、清掃時等に作業者が移動台に当たっても円滑に首振 り動作をするので、移動台や固定台等の損傷が防止される。
【0054】 請求項6に係る考案によれば、請求項4又は請求項5に記載の手置き装置にお いて、固定台と移動台との間にスライド片及びスライドレールが設けられた手置 き装置であるから、移動台が固定台上に在る時に側面から外力が加えられてもス ライド片とスライドレールとの係合により、固定台からの移動台の脱落が防止さ れる。
【0055】 請求項7に係る考案によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の手置 き装置において、固定台が遊技装置の操作ハンドルの下方のテーブル上に固定さ れた手置き装置であるから、手置き装置は遊技装置のテーブル上に固定され、遊 技者の手を安定的に支えることができる。また、手置き装置を既存のテーブル上 に据え付けることができる。
【0056】 請求項8に係る考案によれば、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の手置 き装置において、操作ハンドルを操作する手を乗せる手当て部が移動台に着脱自 在に取り付けられた手置き装置であり、手当て部を移動台上に自在に着脱するこ とができるので、高さの異なる手当て部を種々取り揃えておくことにより、操作 ハンドルと手当て部との間隔を操作ハンドルを操作しやすい大きさに自在に調節 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る手置き台を遊技装置に取り付け標
準位置にセットした状態で示す側面図である。
【図2】本考案に係る手置き台を標準位置にセットした
状態で示す側面図である。
【図3】図2に示す手置き台を最後退位置にセットした
状態で示す側面図である。
【図4】(A)は図2に示す手置き台を標準位置にセッ
トした状態で示す平面図であり、(B)は図2に示す手
置き台を後退位置にセットした状態で示す平面図であ
る。
【図5】図2に示す手置き台を手当て部を取り除き標準
位置にセットした状態で示す平面図である。
【図6】図2に示す手置き台の背面図である。
【図7】図2中、VII−VII線矢視断面図である。
【図8】図5中、VIII−VIII線矢視断面図であ
る。
【図9】本考案に係る手置き台を遊技装置に取り付け収
納位置にセットした状態で示す側面図である。
【図10】図9に示した手置き台の側面図である。
【図11】図9に示した手置き台の平面図である。
【図12】手置き台を標準位置から収納位置へと移動さ
せる過程を示す側面図である。
【符号の説明】
2…操作ハンドル 3…テーブル 4…固定台 5…移動台 6…手当て部 8…手 9…軸 10…案内溝 10a…案内溝の後端 11…連結具 14…スライド片 15…スライドレール 16…枢軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石田 光洋 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア精密株式会社内 (72)考案者 三井 慶満 新潟県上越市上島469番地1 株式会社エ ム・アイ・ディ ジャパン内

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技装置の操作ハンドルの近傍に固定さ
    れる固定台と、操作ハンドルに対し前後方向に位置調節
    可能に固定台に取り付けられた、操作ハンドルを操作す
    る手を乗せる移動台と、移動台を固定台に連結したまま
    固定台下に収納する収納手段とを具備したことを特徴と
    する手置き装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の手置き装置において、
    収納手段が移動台の固定台下への垂下を許容する回動機
    構を備えたことを特徴とする手置き装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の手置き装置において、
    回動機構が、移動台に取り付けられた軸と、軸を固定台
    の後部の支点位置へと案内し移動台の固定台下への回動
    を許容する固定台に形成された案内溝とを備えたことを
    特徴とする手置き装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の手置き装置において、収納手段が固定台下に垂下した
    移動台の首振りを許容する首振り機構を備えたことを特
    徴とする手置き装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の手置き装置において、
    首振り機構が、移動台を固定台に連結する連結具と、移
    動台を連結具に首振り可能に連結する枢軸とを備えたこ
    とを特徴とする手置き装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の手置き装
    置において、固定台と移動台との間にスライド片及びス
    ライドレールが設けられたことを特徴とする手置き装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の手置き装置において、固定台が遊技装置の操作ハンド
    ルの下方のテーブル上に固定されたことを特徴とする手
    置き装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の手置き装置において、操作ハンドルを操作する手を乗
    せる手当て部が移動台の上に着脱自在に取り付けられた
    ことを特徴とする手置き装置。
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