JP6141726B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、一ヶ所に開放部のある箱をその開放部の内側から保持するワーク保持部を備えた構造で保持して箱の外側の面に印刷を行うインクジェットプリンタに関する。
箱に印刷面を形成する場合、ラベルなどを貼ることが多いが、ラベルは小ロットでの対応が難しく、大量に印刷することになるので、使用しないラベルが多くなってしまうことがあり、この場合の多くのラベルが無駄になってしまうという問題点がある。
その点、インクジェットプリンタで箱に印刷すれば小ロットでの対応ができ便利である。従来、箱に印刷する装置としては、サイドに設けたインクジェットヘッド部から搬送されてくる箱の側面に印刷する構造が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
また、上方のインクジェットヘッド部から箱に印刷する構造のものが知られている(例えば特許文献3参照)。
特開2010−58282号公報 特開平2−269057号公報 特開2006−321065号公報
通常の箱への印刷装置では台に置いて印刷するのが主流である。特許文献1,2のように搬送されてくる箱の横の部分に印刷を行う場合、ヘッドは箱の横方向から印刷を行うためインクが吐出後には重力により下方向に落ちる。そのためヘッドの搬送方向および重力方向の印刷位置の制御が必要になり、文字などに比べて写真など画像の解像度の高いきれいな画像の印刷が難しい。また特許文献3のように箱の上面から印刷を行うものもあるが、印刷後に印刷面とは反対側の面に印刷をする場合には、印刷面が乾いてからでないと箱を置けないため、ただちに印刷をすることができない。また、印刷面が下に置かれるということは汚れてしまう可能性もある。また一般的に台に置いて上面から印刷を行う場合、置いた時に印刷面がヘッドと平行にならない形状のものには印刷ができない。
本発明は上記問題点を解決した箱の側面に印刷を行うのに適したインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、機体と、機体側に配設されたインクジェットヘッド部と、機体の両側部間に形成されたワーク配置スペースと、機体側に支持された保持体と、該保持体に後部が連結し、該保持体から突出する部分が前記ワーク配置スペース内に配置され、該突出部分の上面側にワークを保持するためのワーク保持部が形成されたワーク支持体とを備え、前記インクジェットヘッド部に対して前記保持体を機体の前後方向に相対移動させ、前記ワーク支持体の保持部に保持されたワークに前記インクジェットヘッド部からインクを吐出して該ワークに印刷を行うようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記ワーク配置スペースの両側に前後方向にカーソルを案内する縦ガイド部を設け、該縦ガイド部に沿って移動可能なカーソル間に前記保持体を架設し、前記保持体を前記インクジェットヘッド部に対して機体の前後方向に搬送可能としたことを特徴とする。
また本発明は、前記機体側にヘッド案内レールを配設し、該ヘッド案内レールに沿って前記インクジェットヘッド部を移動可能に連結したことを特徴とする。
また本発明は、前記ワーク支持体のワーク保持部を、ワークの面を脱着可能に吸引により吸着する1つ又は複数の吸着手段により構成したことを特徴とする。
また本発明は、前記吸着手段を前記ワーク支持体の上面に取り付けたロック可能な昇降具の先端に設け、前記吸着手段を昇降可能としたことを特徴とする。
また本発明は、前記吸着手段を前記ワーク支持体の上面の3ヶ所以上に昇降可能に配設し、該3ヶ所以上を結ぶ線が同一平面内で直線上に並ばない配置としたことを特徴とする。
また本発明は、前記ワーク支持体にワークの面を支え、該ワークを前記ワーク配置スペースの前後方向に案内するスライドガイド部を有するガイド部材を立設したことを特徴とする。
また本発明は、前記ワーク支持体をワーク支持アームで構成し、該アームの後端を片持ち式で前記保持体に取り付け、該ワーク支持アームの保持体に対する取り付け位置を該保持体の長手方向に沿った左右方向に調整可能としたことを特徴とする。
また本発明は、前記ワーク支持体をワーク支持アームで構成し、該アームの後端を片持ち式で前記保持体に取り付け、該ワーク支持アームの保持体に対する取り付け位置を前記ワーク配置スペースの前後方向に調整可能としたことを特徴とする。
また本発明は、前記昇降具を流圧式のシリンダーと、該シリンダーによって制御されるピストンロッドとから構成したことを特徴とする。
また本発明は、前記ワーク支持体を複数本のワーク支持アームで構成し、各ワーク支持アームの後端を片持ち式で前記保持体に取り付け、各ワーク支持アームの上面に昇降具を取り付け、該昇降具の先端に吸着手段を取り付け、各吸着手段を結ぶ線が直線上に並ばない配置としたことを特徴とする。
また本発明は、前記ワーク支持体を複数本のワーク支持アームで構成し、各ワーク支持アームの後端を片持ち式で前記保持体に取り付け、各ワーク支持アームの前方の上面に昇降具を取り付け、該昇降具の先端に吸着手段を取り付け、両側のワーク支持アームに、ワークを支え、該ワークを前記ワーク配置スペースの前後方向に案内するスライドガイド部を有するガイド部材を立設したことを特徴とする。
また本発明は、前記ワーク支持体を複数本のワーク支持アームで構成し、各ワーク支持アームの後端を片持ち式で前記保持体に取り付け、各ワーク支持アームの上面に昇降具を取り付け、該昇降具の先端に吸着手段を取り付け、各吸着手段を結ぶ線が直線上に並ばない配置とし、各ワーク支持アームの中、すくなくとも一つのワーク支持アームの前記保持体に対する取り付け位置を保持体の長手方向に沿った左右方向に調整可能としたことを特徴とする。
また本発明は、前記ワーク支持体を3本のワーク支持アームで構成し、各ワーク支持アームの後端を片持ち式で前記保持体に取り付け、各ワーク支持アームの上面に昇降具を取り付け、該昇降具の先端に吸着手段を取り付け、各吸着手段を結ぶ線が三角形を形成するようにし、両側のワーク支持アームに、ワークを支え、該ワークを前記ワーク配置スペースの前後方向に案内するスライドガイド部を有するガイド部材を立設し、両側のワーク支持アームの中の少なくとも一方のワーク支持アームの前記保持体に対する取り付け位置を保持体の長手方向に沿った左右方向に調整可能とし、真ん中のワーク支持アームの前記保持体に対する取り付け位置を左右方向及び前記ワーク配置スペースの前後方向に調整可能としたことを特徴とする。
また本発明は、前記昇降具を流圧式のシリンダーと、該シリンダーによって制御されるロック可能なピストンロッドとから成ることを特徴とする。
また本発明は、前記吸着手段を吸盤構造の吸引吸着部を有するワーク吸着パッドにより構成し、該ワーク吸着パッドを吸引装置に連結したことを特徴とする。
また本発明は、前記吸着手段がワークとの接触面に合わせて移動可能に前記昇降具の先端に取り付けられていることを特徴とするものである。
本発明は、箱を内側から保持する機構を設けたため箱に直接印字することができる。また、箱の印刷面及び反対面はどこにも触れていないので、印刷した後ひっくり返して印刷する場合に、印刷面が乾燥していなくても印刷ができ、しかも印刷した面が汚れる事も無い。
本発明に係るインクジェットプリンタの要部の外観説明図である。 本発明に係るインクジェットプリンタの外観図である。 本発明に係るインクジェットプリンタの要部の外観説明図である。 本発明の説明図である。
以下に本発明の構成を添付した図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る印刷装置は、インクジェットプリンタ2により構成されあるいはインクジェットプリンタ2と印刷ソフトや印刷データが保管されたパソコンなどのコンピュータ4との結合により構成される。インクジェットプリンタ2は、図2に示すように機体6の両側部6a,6bが脚体に支承され、機体6の中央部に底部6cを有し、該底部6cの上に、該底部上にセットしたワークの下側を空間に浮かせるためのワーク配置スペース8が形成されている。
ワーク配置スペース8の上部両側には、機体6の前後方向に延びる縦ガイド部10,12が床面に対して水平な平面内で互いに平行に配置されている。縦ガイド部10は、軸受部に両端部が回転自在に軸支されたボールねじ10aと、カーソル案内レール10b、10cとから構成されている。縦ガイド12も同様な構成となっている。各縦ガイド部10,12のボールねじ10aには、ボールねじナットを介してカーソル14,16が連結し、各カーソル14,16はカーソル案内レールに沿って移動自在に案内されるように構成されている。
各縦ガイド部10,12のボール軸10aは、ベルト18を介してコントローラにより制御される送りモーター20の出力軸に連結している。カーソル14,16間には帯板から成る保持体22が架設されている。前記送りモーター20の出力軸が回転すると、縦ガイド部10,12のボール軸が回転し、これに係合するボールねじナットの作用によってカーソル14,16が縦ガイド部10,12に沿って同期移動し、保持体22が機体6の前後方向に縦ガイド部10,12に沿って送られるように構成されている。なお本件ではベルトを介して両側のボール軸を駆動しているが、それぞれを個々に制御する構造を用いても良い。
保持体22には3本のワーク支持アームから成るワーク支持体24,26,28の各後端が保持体22の長手方向に対して直角且つ床面に対して水平な方向に向くように、互いに適宜の間隔を存して片持ち式で固定され、各ワーク支持体24,26,28の各先端側は、ワーク配置スペース8の前方に向けて所定長さ突出している。左右のワーク支持体24,28の先端側の保持体22からの突出量は互いに同一に設定され、真ん中のワーク支持体26の先端側の保持体22からの突出量は、左右のワーク支持体24,28の突出量より短く設定されている。
各ワーク支持体24,26,28の先端側には、昇降具30,32,34が配設されている。昇降具30,32,34はそれぞれ空圧式のシリンダーSとシリンダーSに駆動されるピストンロッドPとから成り、シリンダーSは、ピストンロッドPを任意の位置で、バルブの操作により固定するロック機構を備え、また、ピストンロッドPを昇降駆動するための制御バルブを備えている。これらの制御バルブは、必要な場合には作業者がスイッチを手操作することで、操作することができるように構成されている。
各昇降具30,32,34の先端には、エジェクタなどにより駆動される吸引装置36を介して、ワーク吸着パッドから成るワーク保持部38,40,42が取り付けられている。各保持部38,40,42は吸盤構造の吸着部を有している。吸引装置36は、フットスイッチ(図示省略)によりオンオフ制御可能となっている。各ワーク保持部38,40,42は、対応する昇降具30,32,34のピストンロッドPの先端に、吸着部が任意の方向に角度を変更できるように変位可能に取り付けられ、傾斜したワーク面に対応できるようになっている。
左右のワーク支持体24,28には、ガイド板44,46が立設され、これにワーク70の内側の面を一旦載せワークを機体6の奥方向にスライドさせることで、ワーク70の支持体24,26,28への取り付け作業を容易にしている。ガイド板44,46はワーク支持体24,28の外側に位置して、支持体24,28の略全長にわたって配置され、昇降具30,32,34の初期状態において、ガイド板44,46は昇降具30,32,34の先端のワーク保持部38,40,42より若干高く設定されている。
3個のワーク保持部38,40,42は、ほぼ同一の平面内で三角形を形成するように配置されている。左右のワーク支持体24,28は、保持体22に対して、その長手方向に沿って左右に取り付け位置を調整変更することができるように構成され、真ん中のワーク支持体26は、保持体22に対して左右及び前後に取り付け位置を調整できるように構成されている。本実施形態ではワーク保持部を三箇所で保持する構造で説明しているが、ワークを安定的に保持する構造としては、ワーク支持体24の側に一個(真ん中)、又は二個(前後)、ワーク支持体28側に二個(前後)に設ける三箇所や四箇所での構造や、ワーク支持体24,26,28の左右での保持する位置を奥の方にして真ん中だけを手前にしたり、(図示実施形態とは逆の配置)、ワークが大きい場合などは更に支持体の数を増やして対応するなど、保持する物や構造、大きさによって必要に応じて変更は可能である。箱が小さい場合などではワーク支持体の先端部分を平面になる構造にして保持部を複数個設ける構造なども考えられる。先がフライパンのように広がった構造であれば、ワーク支持体を一本でも平面での配置ができる。なお本件装置では、ワーク支持体28側を基準位置としており、こちらの位置は基本的にには移動させないため、ワークの大きさに合わせて移動させる必要がある場合にはワーク支持体24,26側を動かすようにする。
図3において、48は高さ調整部材であり、アクリル板などの矩形の透明板により構成されている。高さ調整部材48は、機体6の前方上部にインクジェットヘッド部60のヘッド面に対して水平に配置され、左右の端部の中央部がそれぞれ昇降具49,51によって支持されている。昇降具49,51は、空圧式のシリンダーと、シリンダーから突出し、シリンダーにより駆動されるピストンロッドとからなり、シリンダーの下部はワーク配置スペース8の両側の機体6の側部6a,6bに固定され、昇降具49,51の先端に高さ調整部材48が取付材を介して連結されている。高さ調整部材48の左右の端部の下方にはストッパーロッド50,52,54,56が配置され、各ロッドの下端は機体6の側部6a,6bに固定されている。高さ調整部材48の四隅に形成されたねじ穴には調整ネジ57,59,61,63が螺合し、各調整ネジ57,59,61,63の軸部は高さ調整部材48の下面から突出し、該突出部分の先端が対応するストッパーロッド50,52,54,56の上面に接触し止まっている。
高さ調整部材48はワーク配置スペースの前方上方に配置されている。また、高さ調整部材48は、ワーク支持体24,26,28がその前後移動経路において前方にあるワークを載せる位置にあるとき、該ワーク支持体24,26,28に対して、直上の位置に配置されている。機体6の上部には、床面に対して水平な方向で、前記縦ガイド部10,12に対して直角な方向にヘッド案内レール58が架設され、該レール58に複数のインクジェットヘッドからなるインクジェットヘッド部60を搭載した担体62が移動自在に連結している。図2は、説明の便宜のためヘッド案内レール58に被せたカバーを取り外した状態を示し、また、ワーク支持体と高さ調整部材との関係を示すため、ワーク支持体24をワーク70の内側から外し、保持体14の左側の端部に移動させた状態を示している。
担体62は、コントローラにより制御される駆動機構に連係し、該駆動機構によって印刷時、ヘッド案内レール58に沿って移動するように構成されている。インクジェットヘッド部60は、コントローラによって制御され、印刷時、ヘッド面に開口するノズルからインクを吐出してワーク70に印刷を行うように構成されている。機体6のヘッド案内レール58の両側には、インクジェットヘッド部60のメンテナンスを行うためのメンテナンスボックス64,66が設けられ、一方のメンテナンスボックス64には、コントローラに接続する制御パネル68が配設されている。
上記ヘッド案内レール58の担体62を案内する横案内方向に平行な横軸と、この横軸に直交し、前記縦ガイド部10,12のカーソル14,16案内方向に平行な縦軸は、プリンタにX−Y座標平面を形成する。前記高さ調整部材48の下面48aは、前記X−Y座標平面に水平となるように前記ストッパーロッド50,52,54,56に係止され、該高さ調整部材48が所定の下降位置に下降し、該下降位置に係止された状態において、高さ調整部材48の下面48aは、前記X−Y座標平面に水平となるように、即ちインクジェットヘッド部のヘッド面に対して水平となるように、前記調整ネジ57,59,61,63の突出量が調整されている。
そして、下降ロック位置における高さ調整部材48の下面48aと、印刷時における前記インクジェットヘッド部60のインク吐出端のワークに対する相対的移動平面との間隔は、予め、印刷に適した所定の値に設定されている。前記ワーク配置スペース8内には、物体検出エリアセンサ(図示省略)が配置され、ワーク配置スペース8内に作業者の手などが入っていると、これをコントローラが検出できるように構成されている。
次に本実施形態の動作について説明する。
まず、発泡スチロールなどの箱からなるワーク70に印刷を行う前に制御パネル68にある本装置の印刷準備ボタンをヒットし、本装置をワークを載せる事ができる状態にする。装置の初期動作がスタートすると、インクジェットヘッド部60は、ヘッド案内レール58の原点位置に移動し、カーソル14,16が縦ガイド部10,12の前方端に移動して、ワーク支持体24,26,28がワーク配置スペース8の所定の前方位置に移動する。
また、昇降具49,51のシリンダーが駆動して、高さ調整部材48がワークセット作業の邪魔にならないように、ワークを挿入する際に接触しない所定位置まで上昇する。
上記原点復帰動作が完了したところで、使用するワーク70の大きさに合わせてワーク支持体24,26,28の位置を設定した後に、作業者は、ワーク70の内側を、その印刷を行う面を上にして、ワーク支持体24,28のガイド板44,46上に載せ、ガイド板44,46に沿って奥方向に所定の位置まで押し込む。次に、手が塞がっている場合などは吸着用のフットスイッチを利用してスイッチをオンとして、吸引装置36を駆動させた状態で昇降具30,32,32のシリンダーを駆動して、ワーク保持部38,40,42をそれぞれ個々にワークに接触するまで上昇させ、バキューム力を作用させたワーク保持部38,40,42をワーク70の壁面の3点に吸着させる。なおワーク保持部が最上昇位置まで上がってしまう場合には何も保持してない可能性があるためエラーとなるようにする。また手が自由に使える場合などはフットスイッチでなくパネルより吸着スイッチをオンすることも可能である。
ワークが吸着されたのを確認して次に印刷のスイッチを操作する。そのとき、コントローラは、ワーク配置スペース8内に人の手などが入っていないかどうかセンサにより判断し、安全を確認し、確認できないときは、退避要求を制御パネル68を通じて行う。安全が確認された場合、次に装置は昇降具49,51を駆動し、高さ調整部材48をストッパーロッド50,52,54,56に係止されるまで下降させる。該状態において、高さ調整部材48の下面がインクジェットヘッド部のヘッド面に対して水平となるように調整ネジ57,59,61,63の突出量が予め調整されている。前記ストッパーロッド50,52,54,56と調整ネジ57,59,61,63は、高さ調整部材48の下面をインクジェットヘッド部のヘッド面に対して水平となるように係止する係止手段を構成している。
次に、装置はバルブを操作して各昇降具30,32,34のシリンダーを駆動してピストンロッドを上昇し、ワーク70を押し上げ、ワーク70の印刷を行う面を、図4(A)(B)に示すように高さ調整部材48の下面48aである基準面に圧着し、ワーク70の印刷を行う面を基準面に対して水平な平坦な状態とする(平坦性確保)。各昇降具30,32,34はそれぞれ独立して上昇しているため、このとき、ワーク70の内外の抜き勾配の違い(肉厚違い)があっても、また、印刷面の凹凸があっても、これらのワーク70の印刷面は、高さ調整部材48に押し付けられて、基準面に対して水平となり、ワーク70の印刷面とインクジェットヘッド部60との間の印刷高さの調整が適正な所定の値に設定される。ストッパーロッド50,52,54,56に係止された高さ調整部材48には、高さ調整部材48側の重量による下降力と昇降具49,51のエアー圧とが作用し、これら高さ調整部材48を係止位置に保持する下降力は、ワーク70を押し上げる力よりも大きく設定されているため、ワーク70からの押し上げ力によって、高さ調整部材48が押し上げられることはない。なお高さ調整部材が上がらないようにロック機構を設けておいても良い。
次に、各昇降具30,32,34のシリンダーをロックするとともに、昇降具49,51のシリンダーを駆動し、高さ調整部材48を所定の待避位置まで上昇させる。
ワークとヘッドとの印刷高さの調整が終了すると次に、印刷動作をスタートさせる。印刷動作がスタートすると、コントローラの制御により、送りモータ20が駆動され、カーソル14,16が縦ガイド部10,12に沿って、ワーク配置スペース8の奥方向に、所定の原点位置まで移動し、該原点位置で待機する。印刷データが送付され印刷がスタートすると、インクジェットヘッド部60は、ヘッド案内レール58に沿って、ワーク70の上面を横切る方向に移動しつつ、ノズルからインクを吐出する。一方、カーソル14,16が、縦ガイド部10,12に沿って、ワーク配置スペース8の前方に移動し、これによりワーク支持体24,26,28のワーク保持部38,40,42に保持されたワーク70は、ワーク配置スペース8の前方に所定の位置まで搬送される。
上記インクジェットヘッド部60のヘッド面からのインクの吐出と、インクジェットヘッド部60のヘッド案内レール58に沿った移動と、ワーク70の縦ガイド部10,12に沿った移動とによって、ワーク70の上面に所定の印刷が行われる。本装置ではワーク支持体28側を基準位置としており、ここに合わせてワークをセットした場合に印刷開始位置がワークのどの部分になるかはデータ側で決まっているため最初にワークの大きさなどは検出していないが、ヘッドにセンサを設けて印刷する前にワークの大きさを検出して、印刷開始位置を決めるようにしても良い。
印刷が完了したところで、昇降具30,32,34の吸引装置36の駆動を停止し、ワーク保持部38,40,42への吸引を停止し、上昇していた分だけ下方に戻る。ワーク70の上面の印刷が完了したところで、ワーク70をワーク支持体24,26,28から外し、ワーク70の次の印刷を行う面を上にして、上記した要領でワーク70をワーク支持体24,26,28にセットする。 上記の如く、本実施形態では、印刷の前にワークの印刷面を高さ調整部材に当てるのでワークの印刷面にイレギュラーな凹凸があっても、その一番高い部分で印刷面が設定されるためインクジェットヘッド部に接触することがないのでインクジェットヘッド部を毀すことがない。
また、本実施形態では、箱を内側から保持する機構を設けたため箱に直接印字ができる。また、箱の印刷面及び反対面はどこにも触れていないので、印刷した後、箱をひっくり返して印刷する場合に乾燥していなくとも印刷ができる。また、蓋や底がないものなど不安定な形状の箱の場合や三角形他置くと印字面が平行にならない形状のものでも、平面部分に印字する場合その部分を保持できれば印字が可能である。また、本実施形態では箱の蓋などの板状のものにも対応することができる。
上記実施形態では、ワーク支持体24,26,28に支持されたワーク70の印刷を行う面を、高さ調整部材48の基準面に押し付けて平坦性を確保した後、ワーク70への印刷を行っているが、この動作は省略してもワーク70の印刷を行う面の凹凸や傾斜が少なければ、充分良好な印刷結果が得られる。
また、本発明において、ワーク支持体の箱を保持する構造は、昇降具とこれに取り付けられた吸着パッドなどのワーク保持部の構造に特に限定されるものではなく、箱を保持する構造であれば良いので、箱の印字しない部分を上下で挟む構造でも、箱のサイド部分を保持する構造でも、箱の底の部分を保持する構造などでも良い。
また、本実施形態ではワークを高さ調整部材の基準面に圧着後、高さ調整部材をワークから外れる方向に移動しているが、基準面を固定式としこの移動機構を設けなくとも良い。
尚、ワーク70の印字面の高さは、高さ調整部材48の基準面によって規定したが、インクジェットヘッド部60側の高さを調整して、ワーク70の印字面と、インクジェットヘッド部60のインク吐出部との間のギャップの調整を行うようにしても良い。また、昇降具のシリンダーは空圧式に特に限定されるものではなく、油圧その他の流体圧を用いた公知のシリンダーや、電動式のアクチュエータなどを用いることができる。なお、上記説明中の、印字と印刷は同一の意味で使用している。
2 インクジェットプリンタ
4 コンピュータ
6 機体
6c 台
8 ワーク配置スペース
10 縦ガイド部
12 縦ガイド部
14 カーソル
16 カーソル
18 ベルト
20 送りモータ
22 保持体
24 ワーク支持体
26 ワーク支持体
28 ワーク支持体
30 昇降具
32 昇降具
34 昇降具
36 吸引装置
38 ワーク保持部
40 ワーク保持部
42 ワーク保持部
44 ガイド板
46 ガイド板
48 高さ調整部材
49 昇降具
51 昇降具
50 ストッパーロッド
52 ストッパーロッド
54 ストッパーロッド
56 ストッパーロッド
57 調整ネジ
58 ヘッド案内レール
59 調整ネジ
60 インクジェットヘッド部
61 調整ネジ
62 担体
63 調整ネジ
64 メンテナンスボックス
66 メンテナンスボックス
68 制御パネル
70 ワーク

Claims (6)

  1. 機体と、機体側に配設されたインクジェットヘッド部と、機体の両側部間に形成されたワーク配置スペースと、機体の前後方向に案内されるカーソルに架設された保持体と、該保持体に後部が連結し、該保持体から突出する部分が前記ワーク配置スペース内に配置され、該突出部分の上面側にワークを保持するためのワーク保持部が形成されたワーク支持体とを備え、該ワーク支持体をワーク支持アームで構成し、該アームの後端を片持ち式で前記保持体に取り付け、該ワーク支持アームの保持体に対する取り付け位置を該保持体の長手方向に沿った左右方向に調整可能とし、前記インクジェットヘッド部に対して前記保持体を機体の前後方向に相対移動させ、前記ワーク支持体の保持部に保持されたワークに前記インクジェットヘッド部からインクを吐出して該ワークに印刷を行うようにしたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記ワーク支持体のワーク保持部を、ワークの面を脱着可能に吸引により吸着する1つ又は複数の吸着手段により構成したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記ワーク支持アームの保持体に対する取り付け位置を前記ワーク配置スペースの前後方向に調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記ワーク支持体を複数本のワーク支持アームで構成し、各ワーク支持アームの後端を片持ち式で前記保持体に取り付け、各ワーク支持アームの前方の上面に昇降具を取り付け、該昇降具の先端に吸着手段を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 両側のワーク支持アームに、ワークを支え、該ワークを前記ワーク配置スペースの前後方向に案内するスライドガイド部を有するガイド部材を立設したことを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記ワーク支持体を複数本のワーク支持アームで構成し、各ワーク支持アームの後端を片持ち式で前記保持体に取り付け、各ワーク支持アームの上面に昇降具を取り付け、該昇降具の先端に吸着手段を取り付け、各吸着手段を結ぶ線が直線上に並ばない配置とし、各ワーク支持アームの中、すくなくとも一つのワーク支持アームの前記保持体に対する取り付け位置を保持体の長手方向に沿った左右方向に調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
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