JP4954591B2 - 発光装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置およびその製造方法に関する。
近年例えば、携帯電話機などに搭載されたカメラの補助光源として発光ダイオードチップ(以下、「チップ」という。)を備えた面実装タイプの発光装置が多く用いられている。
チップ単体での発光は指向性を有しないため、カメラの撮影範囲において強い光が得られるように、チップの発光が発光装置の光軸を中心として所定の放射特性となるように収束させる必要がある。そこで光軸方向に指向性を与えるとともに、反射による輝度アップを図るためのレンズやリフレクタを別途備えた発光装置として、例えば特許文献1に記載されたものがある。
また、前記発光装置は、チップと、これを封止する封止樹脂に蛍光体を混合し白色光を得ることもできる。なお、前記蛍光体はチップの発光により励起され波長の異なる光を放射するものである。
また、チップの封止方法として、ポッティングによる方法がなされてきた。
従来技術による発光装置の製造方法を図8を基に説明する。図8(a)から(d)は製造工程を示す平面図および側面図、(e)は発光装置315の斜視図である。
基板301は、互いに離間した配線パターン302aと302bとを備える一組の配線パターン302が、基材301aの主平面312に一方向に連続的に配列される。一方の配線パターン302aの上にチップ3がダイボンディングされる。次にチップ3の電極と他方の配線パターン302bとがワイヤ4によってワイヤーボンディングされる。基板301の所定の位置に、外部端子としてのスルーホール9が形成されている。スルーホール9の内壁面はめっきなどにより導体が形成され、チップ搭載面の反対側の面に形成された電極パターンと導通されている。
ダムシート330は、配線パターン302aの上にダイボンディングされたチップ3の位置に合致するように円柱状の空洞部316が形成された薄板である。ダムシート330は、チップ3と空洞部316の位置とが互いに合致するように主平面312に密着して載置される。
空洞部316の上部開口から封止樹脂8をディスペンサ25によって滴下し、チップ3とワイヤ4を封止する樹脂部310を形成する。このとき封止樹脂8に気泡が発生すると、発光装置315の放射特性に乱れを生じて不良となるから、暫くの間放置することにより脱泡した後、熱硬化される。
なお、基板301の表面に形成された配線パターン302の凹凸によって、ダムシート330の載置面から封止樹脂8が漏れることを抑制するために、前記載置面に対応したパターンを有するレジストが主平面312に塗布されていても良い。
また、封止樹脂8は発光装置315の発光波長に対して透過率が高いことが好ましく、例えばシリコーン樹脂などの透光性樹脂が用いられる。
また、封止樹脂8に蛍光体を混合し白色光を得ることもできる。前記蛍光体はチップ3の発光により励起され波長の異なる光を放射するものである。
次にダムシート330から基板301を離型し、オーブンで加熱してアフターキュアを行う。
リフレクタ13は、主平面312に形成された樹脂部310の位置に合致するように孔14が形成された薄板である。孔14はすり鉢状の縦断面形状を有し、好ましくは反射面である内壁は反射加工され、反射効率を高めている。リフレクタ13は、樹脂部310と孔14の位置とが互いに合致するように主平面312に接着される。リフレクタ13は主平面312に接着された状態で、孔14の底部において樹脂部310の周縁部を囲み、チップ3の発光を前方へ反射させる。
最後にリフレクタ13を接着したまま、基板301を所定の位置(例えば点線で示す)でダイシングを行い、単体の発光装置315を得る。
この方法によると樹脂部310は円柱状に形成され、天面が主出射面となる。また、樹脂部310の高さは封止樹脂8の滴下量の増減によって決定される。
特開2004−327955 公報
しかしながら従来技術によると、樹脂部310の高さにばらつきが多かった。また封止樹脂8の熱硬化時において、樹脂部310の天面が僅かに凹む性質があり、形状を安定して製造することが困難であった。また、前記天面は略水平な面となってしまい、特許文献1に示すようなレンズを樹脂部310に一体的に形成することができなかった。
一方、樹脂部310の形状に対応するキャビティと、該キャビティに封止樹脂8をガイドさせるランナー部とを備えた金型を使用して、樹脂部310の成形時にレンズ形状を与える方法も考えられる。この場合、前記ランナー部に封止樹脂8が流れて硬化したランナーが樹脂部310の側面部より突出し、前記ランナーが主平面312において段差を生じ、リフレクタ13を接着する際に傾きが生じ易いなどの問題があった。
また、前記ランナーを除去したとしても、除去した跡が残ってしまい、この部分から光が漏れたり、放射特性が乱れるおそれがあった。
また、樹脂部310内に気泡が発生しないように、密閉された前記金型に高圧で封止樹脂8を注入する必要があり、設備が大掛りになる問題があった。
以上の課題に鑑み本発明は、互いに離間して形成された配線パターンの間隙にランナーを形成する発光装置の製造方法と、この方法によって製造される発光装置の提供とを目的とする。
上記目的を達成する為に本発明は、互いに離間された配線パターンを基材の主平面に形成し、前記配線パターン間の間隙を封止樹脂を注入するランナー部とする基板と、該基板上にダイボンディングされる発光素子と、前記ランナー部から注入した封止樹脂によって前記発光素子を封止する樹脂部とを備えてなる発光装置であって、前記主平面において、前記配線パターンの表面と、前記ランナー部に封止樹脂が充填されて形成されたランナーの表面とが面一であることを特徴とする発光装置である
発明は上記において、前記樹脂部にレンズを一体的に形成してなることが好ましい。
本発明は上記において、前記主平面上にリフレクタが配設されてなることが好ましい。
本発明は、キャビティ部と該キャビティ部に連通される樹脂注入口および大気に開放されているエアーベントとを備えた金型に、主平面に発光素子をダイボンディングするとともに互いに離間された配線パターンを有し、前記配線パターン間の間隙を封止樹脂を注入するランナー部とする基板を当接し、前記ランナー部を封止樹脂の通路として前記キャビティ部に封止樹脂を注入することを特徴とする発光装置の製造方法である。
本発明は上記において、前記キャビティ部は複数のキャビティが一方向に配列されかつ前記ランナー部によって連通していることが好ましい。
本発明は上記において、少なくとも封止樹脂注入中は前記ランナー部が傾斜するように前記金型を回転させ、前記ランナー部の下部から上部に向かって封止樹脂を注入することが好ましい。
本発明は上記において、封止樹脂注入後は前記ランナー部が水平となるように前記金型が回転されることが好ましい。
本発明は上記において、前記複数のキャビティに封止樹脂を注入後キャビティ毎にダイシングして個別発光装置とすることが好ましい
本発明の発光装置によれば、配線パターンの間隙と厚みによって形成された溝状の前記ランナー部に封止樹脂が充填されてランナーをなすため、前記樹脂部の側面に前記ランナーが残留しない。よって、前記主平面が面一に形成されているから、リフレクタの配設が容易である。また、前記ランナー部に封止樹脂が充填されてランナーを残留させたままであり、従来のようなランナー除去部分から光が漏れたり、放射特性が乱れるおそれをなくすことができる。
また、特に前記樹脂部にレンズを一体的に形成することにより、チップの発光を収束させることができる。
また、本発明の製造方法によれば、前記主平面において、前記配線パターンの表面と前記ランナーの表面とが面一で、かつ前記ランナー部に封止樹脂が充填されて形成されたランナーを残留させたままとすることができ、ランナーの除去工程等が不要であり製造工程を簡単にできる。
また、特に前記キャビティ部は複数のキャビティが一方向に配列され、かつ前記ランナー部によって連通することにより、一度に大量の発光装置を製造することができる。
また、少なくとも封止樹脂注入中は前記ランナー部が傾斜するように前記金型を回転させ、前記ランナー部の下部から上部に向かって封止樹脂を注入することにより、キャビティ内に残留していた空気を下から上に向かって追い出すように封止樹脂が流れるから、気泡の発生を抑制することができる。
また、封止樹脂の注入後は前記ランナー部が水平となるように前記金型を回転してもよい。これにより、封止樹脂に蛍光体が混合された場合、前記蛍光体が発光装置の光軸に対して不均等に沈降して発光色のムラとなることを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。
図1は本発明の実施の形態である発光装置の製造方法を示す工程図である。
図2(a)から(c)は、チップがダイボンディングされた基板を示す平面図および側面図である。基板1は、互いに離間した配線パターン2aと2bとを備える一組の配線パターン2が、平板状の基材1aの主平面12に一方向に連続的に配列される。
配線パターン2aと2bとは、例えば厚みが70μmである銅箔によって形成される。また、配線パターン2aと2bとの間隙は後述するように、封止樹脂8の流れをガイドする溝状のランナー部5をなし、例えば150μmの間隙を隔てて形成される。
ランナー部5の両端部は閉じて終端され、一方が封止樹脂8の注入部である注入ゲート6、他方が排出ゲート7である。一方の配線パターン2aの上にチップ3がダイボンディングされる。次にチップ3の電極と他方の配線パターン2bとがワイヤ4によってワイヤーボンディングされる。
基板1の所定の位置に、外部端子としてのスルーホール9が形成されている。スルーホール9の内壁面はめっきなどにより導体が形成され、チップ搭載面の反対側の面に形成された電極パターンと導通されている。
図3(a)は金型の構造を示す斜視図、(b)、(c)は金型に基板をセットしたときの状態を示す断面図である。金型21はキャビティ型21aとベース型21bとを備える。キャビティ型21aは基板1をセットする面であるセット面26、チップ3を封止するための封止樹脂8を注入する樹脂注入口22、チップ3が封止される樹脂部10(後述する)を形成するキャビティ23、封止樹脂8が充填しやすいようにキャビティ23内の空気を抜き出すためのエアーベント24とが順に一方向に配列されている。キャビティ23は配線パターン2aの上にダイボンディングされたチップ3の位置に合致するように配列され、かつ樹脂部10の形状がレンズ状となるように、セット面26の表面に半球形に凹設される。例えば、キャビティ23は直径がφ=2mm、半球の曲率半径がR=1.5mmに形成される。
基板1のチップ搭載面をセット面26に当接させ、キャビティ型21aとベース型21bとの間に挟み込むようにセットし型締めする。このときチップ3とキャビティ23の位置、注入ゲート6と樹脂注入口22の位置、排出ゲート7とエアーベント24の位置がそれぞれ対応し、チップ3はキャビティ23に没入した状態となる。この状態において、溝状のランナー部5の表面はセット面26によって塞がれ、封止樹脂8をキャビティ23にガイドする通路がパイプ状に形成される。
続いて型締めした金型21を垂直に傾け、樹脂注入口22から封止樹脂8を注入し、基板1にダイボンディングされたチップ3やワイヤ4を封止する樹脂部10を形成する。ランナー部5において、キャビティ23に向いて開口した部分からキャビティ23内に封止樹脂8が流れて充填され、樹脂部10にレンズ状の形状が一体的に与えられるとともに、ランナー部5に充填された封止樹脂8によりランナー11が形成される。このとき樹脂注入口22が下側となるように金型21を回転し、気泡が生じないように静かに封止樹脂8を注入することが肝要である。
エアーベント24は大気開放であって、キャビティ23に注入する封止樹脂8の圧力が低いから、型締めの力は弱くて済み、例えば金型21の隅に設けられたボルト孔27をボルト締めする程度の簡便なもので良い。
この方法によると、主平面12において配線パターン2とランナー11の表面とが境界部において面一となるように形成され、後述するリフレクタ13の接着が容易となる。
具体的には、例えば樹脂注入口22に、封止樹脂8で満たされたディスペンサ25の排出口の先端を挿入し、ピストンを指で押す程度の圧力で、ランナー部5を流れる速度が概ね毎秒1センチメートル程度となるように封止樹脂8を圧入する方法がある。
なお、封止樹脂8は発光装置15の発光波長に対して透過率が高く、かつ低粘度の液状であることが好ましく、例えばシリコーン樹脂が好適に用いられる。
また、金型21を傾斜させる角度は必ずしも垂直である必要はなく、キャビティ23内に気泡が発生しない程度に、ランナー部5が傾斜するように金型21が傾斜されれば良い。
なお、封止樹脂8に蛍光体を混合し白色光を得ることもできる。前記蛍光体はチップ3の発光により励起され波長の異なる光を放射するものである。
また、封止樹脂8が充填された後は、前記蛍光体の沈降が発光装置15の光軸に対して均等になるように、ランナー部5が水平となるように金型21を回転させても良い。
また、前記蛍光体の沈降を抑制して均等に分散するように、封止樹脂8に増粘剤を混合しても良い。
続いて金型21を熱し、封止樹脂8を熱硬化する。具体的には、例えば80℃から150℃のオーブンで数分間程度硬化させればよい。次に基板1を金型21から離型し、高温条件下でアフターキュアを行う。具体的には、例えば150℃程度のオーブンで5時間程度、アフターキュアをすれば良い。
図4(a)、(b)はリフレクタが接着された基板を示す平面図および側面図、(c)はダイシングされた発光素子を示す図である。
リフレクタ13は、基板1の主平面12上に形成された樹脂部10の位置と外径に合致するように孔14が形成された薄板である。孔14はすり鉢状の縦断面形状を有し、好ましくは反射面である内壁は反射加工され、チップ3の発光を反射させ、効率を高めている。リフレクタ13は、樹脂部10と孔14の位置とが互いに合致するように基板1の主平面12上に接着される。
図4(d)は、説明のためにリフレクタ13を除いた状態である発光装置15を示す図である。このように、ランナー11はランナー部5に埋没しており主平面12は平坦であるから、傾くことなく安定してリフレクタ13を接着することができる。
リフレクタ13は主平面12上に接着された状態で、孔14の底部において樹脂部10の周縁部を囲み、チップ3の発光を前方へ反射させる。
最後に基板1を所定の位置で、リフレクタ13を接着したまま例えば点線部でダイシングを行い、不用となったゲート部を切除し単体の発光装置15を得る。このときランナー11をランナー部5に残留させたままダイシングすることができるから、ランナー11を除去する手間が不要である。
なお、本実施の形態においては1つの樹脂部10に1つのチップ3が封止されているが、これに限定されるものではなく、複数のチップ3を封止しても良い。
図5(a)は1つの樹脂部に4つのチップが封止されるように配線パターンが形成された基板を示す平面図である。図5(b)は配線パターンの組の部分を拡大して示す平面図である。
個々の配線パターン(斜線で示す)は、該配線パターン間の間隙である、主ランナー部205と、これに対して枝状に分岐した複数の副ランナー部205aとによって互いに離間される。
複数の配線パターンの組202は、主ランナー部205同士が一方向に連通するように、基板201の表面に連続的に形成される。
主ランナー部205の両端部は閉じて終端され、一方が注入ゲート206、他方が排出ゲート207である。
基板201を金型21にセットした状態で主ランナー部205によって連通された複数のキャビティ23は、注入ゲート206から注入された封止樹脂8によって順次充填されるが、一部の封止樹脂8は副ランナー部205aに回り込む。副ランナー部205aは単に配線パターン間の間隙であって、必ずしも封止樹脂8が充填されなくても良い。従って、副ランナー部205aの終端は閉じていても、いなくても良い。
例えばこのように、1つの樹脂部10に4つのチップ3を封止しても良い。
図6は発光装置の放射特性を示す図である。図6(a)は図4(c)に外形を示すように、樹脂部10にレンズが一体的に形成された、本発明の実施の形態による発光装置の放射特性であって、放射角度はおよそ±25度である。
図6(b)は図8(e)に外形を示すように、樹脂部310が円柱状に形成された、従来の実施の形態による発光装置の放射特性であって、放射角度はおよそ±34度である。なお、図6において発光装置の発光特性をスキャンしたx方向とy方向は、図4(c)および図8(e)に示す方向に対応する。このように本発明の実施の形態による発光装置においては、樹脂部10にレンズが一体的に形成されているので、放射角度をより狭く収束させることができる。
また、本実施の形態においてはキャビティ型21aに凹設されたキャビティ23は2つであるが、これに限定されるものではなく、さらに多数であっても良い。さらに、一方向に配列された多数のキャビティ23からなるキャビティ列を並列して形成しても良い。例えば図7に示すように、キャビティ列228を並列してキャビティ型221aに形成しても良い。
本発明により、樹脂部に一体的にレンズが形成された発光装置を、簡便な金型を使用して製造することができる。
本発明の実施の形態である発光装置の製造方法を示す工程図である。 チップがダイボンディングされた基板を示す図である。 金型の構造および金型に基板をセットしたときの状態を示す図である。 リフレクタが接着された基板およびダイシングされた発光素子を示す図である。 1つの樹脂部に4つのチップが封止されるように配線パターンが形成された基板を示す図である。 発光装置の放射特性を示す図である。 多数のキャビティが凹設されたキャビティ型の構造を示す図である。 従来の実施の形態である発光装置の製造方法を示す工程図である。
1、201、301 基板
2、202、302 配線パターン
3 チップ
5 ランナー部
205 主ランナー部
205a 副ランナー部
8 封止樹脂
10、310 樹脂部
11 ランナー
12、312 主平面
13 リフレクタ
15、315 発光装置
21 金型
21a、221a キャビティ型
21b ベース型
22 樹脂注入口
23 キャビティ
24 エアーベント
26 セット面

Claims (8)

  1. 互いに離間された配線パターンを基材の主平面に形成し、前記配線パターン間の間隙を封止樹脂を注入するランナー部とする基板と、該基板上にダイボンディングされる発光素子と、前記ランナー部から注入した封止樹脂によって前記発光素子を封止する樹脂部とを備えてなる発光装置であって、
    前記主平面において、前記配線パターンの表面と、前記ランナー部に封止樹脂が充填されて形成されたランナーの表面とが面一であることを特徴とする発光装置。
  2. 前記樹脂部にレンズを一体的に形成してなることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記主平面上にリフレクタが配設されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. キャビティ部と該キャビティ部に連通される樹脂注入口および大気に開放されているエアーベントとを備えた金型に、主平面に発光素子をダイボンディングするとともに互いに離間された配線パターンを有し、前記配線パターン間の間隙を封止樹脂を注入するランナー部とする基板を当接し、前記ランナー部を封止樹脂の通路として前記キャビティ部に封止樹脂を注入することを特徴とする発光装置の製造方法。
  5. 前記キャビティ部は複数のキャビティが一方向に配列されかつ前記ランナー部によって連通していることを特徴とする請求項に記載の発光装置の製造方法。
  6. 少なくとも封止樹脂注入中は前記ランナー部が傾斜するように前記金型を回転させ、前記ランナー部の下部から上部に向かって封止樹脂を注入することを特徴とする請求項またはに記載の発光装置の製造方法。
  7. 封止樹脂注入後は前記ランナー部が水平となるように前記金型が回転されることを特徴とする請求項に記載の発光装置の製造方法。
  8. 前記複数のキャビティに封止樹脂を注入後キャビティ毎にダイシングして個別発光装置とすることを特徴とする請求項に記載の発光装置の製造方法。
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