JP4952764B2 - 露光装置及び露光方法 - Google Patents

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本発明は、マスクのマスクパターンを基板の表面に露光する露光装置及び露光方法に関する。特に、マスクの撓みを矯正して基板にマスクパターンを正確に露光することが可能な露光装置及び露光方法に関する。
半導体素子、液晶画面、あるいは一枚の基板の上に多種多数の電子部品を搭載して一つの電子部品モジュールとしたマルチチップモジュール等、ミクロンサイズの加工が必要である様々の電子部品の製作において、配線パターンを基板の表面に露光する露光工程が存在する。露光工程では、マスクと基板との間にギャップを設けた状態で平行光を照射する方式がよく用いられている。マスクと基板とが非接触であることから、マスクに汚れが付きにくく、マスクが長寿命であるという利点を有するからである。
しかし、マスクと基板との間にギャップを設けてあることから、マスクをマスク保持部へ取りつけた時点で、自重によりマスクが下方へ撓む。特に昨今のように、コストダウンの要求が強く、ウエハサイズが大型化する傾向下では、自重による撓み幅も大きくなり、マスクパターンの基板への露光の精度を高めることが困難になるという問題が生じている。
斯かる問題を解決するべく、例えば特許文献1には、マスクを保持するマスク保持部と基板を搭載する基板ステージとの間に気体を供給し、気体の供給圧力によりマスクの撓みを矯正することができる露光装置が開示されている。また、マスク保持部と基板ステージとの間に密閉空間を形成するシール手段を設け、より容易にマスクの撓みを矯正することができる露光装置も開示されている。
さらに、例えば特許文献2には、透過ガラスとガラスマスクとの間に気密空間を形成するマスクホルダを備え、真空ポンプによる気密空間の内圧調整又はタンクからの高圧空気の供給量調整により、ガラスマスクの反りを適切に矯正することが可能なギャップ測定方法が開示されている。ガラスマスクが、基板に向かって凸になるように反っている場合には気密空間の内圧を下げ、透過ガラスに向かって凸になるように反っている場合には高圧空気を気密空間の内部へ供給することにより、ガラスマスクの反りが矯正され、設計値通りにマスクパターンを基板へ露光させることができる。
特開2007−033953号公報 特開2004−069414号公報
しかし、特許文献1では、マスクを保持するマスク保持部の周囲に気体を供給するノズルを配置しており、マスクを交換することができるマスク保持部の構造上の制約により、密閉空間を維持することが困難であり、密閉空間を維持するためには全体の構造が複雑となり製造コストが高くなるという問題点があった。
特許文献2では、ガラスマスクと透過ガラスとで構成してあるガラスマスクの反り矯正機構の構造が複雑であり製造コストを低減することが困難である、露光するための光が透過ガラスを透過する透過率が減少するため露光効率が低下する、屈折により狭いピッチの露光に対応することができない等の問題点があった。
また、露光時にはマスクの温度が上昇するので、マスクの材質によってはマスク自体が膨張する。マスクが膨張することにより、気体の供給による反りの矯正だけではマスクを適正な状態に矯正することができず、マスクの基準マークピッチが延伸する、マスクパターンを積層形成する場合における経時的温度変化による露光パターンの積層ずれが発生する等の問題点もあった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構造であっても、マスクパターンを高い精度で基板表面に露光することができる露光装置及び露光方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る露光装置は、マスクパターンを形成してあるマスクを保持するマスク保持部と、露光対象となる基板を保持する基板保持部と、前記マスクの下面と前記基板の上面との間を密閉空間とするシール部材と、前記密閉空間へ気体を供給する又は前記密閉空間から気体を排出する給排部とを有し、光源から照射された光により、前記マスクパターンを前記基板の表面に露光する露光装置において、前記マスク保持部及び/又は前記基板保持部の温度を調整する温度調整部を備え、前記マスク保持部の内部及び/又は前記基板保持部の内部に気体の流路を設けてあり、前記温度調整部は、前記マスク保持部の流路及び/又は前記基板保持部の流路へ供給する気体の流量を調整し、前記マスク保持部及び前記基板保持部の温度を検出する温度検出部を備え、前記温度調整部は、前記温度検出部で検出した前記マスク保持部及び前記基板保持部の温度に応じて、前記マスク保持部の流路及び/又は前記基板保持部の流路へ供給する気体の流量を調整することを特徴とする。
また、第発明に係る露光装置は、第発明において、前記温度調整部は、前記温度検出部で検出した前記マスク保持部及び前記基板保持部の温度に応じて、前記給排部から前記密閉空間へ供給する気体の流量を調整することを特徴とする。
また、第発明に係る露光装置は、第1又は第2発明において、前記シール部材は、内部への気体の供給により膨張する膨張シールであり、前記露光装置を平面視した場合に前記マスクを包含する位置に配置してあることを特徴とする。
また、第発明に係る露光装置は、第1乃至第発明のいずれか1つにおいて、前記給排部は、前記基板保持部の周縁部であって、前記シール部材よりも前記基板側に配置してあることを特徴とする。
また、第発明に係る露光装置は、第1乃至第発明のいずれか1つにおいて、前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離と、前記給排部から前記密閉空間へ供給する気体の圧力との関係を記憶しておき、前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離を測定する測定装置を備え、前記給排部は、該測定装置で測定した前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離が所定範囲内に収束するよう、前記密閉空間に気体を供給する又は前記密閉空間から気体を排出することを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために第発明に係る露光方法は、マスクパターンを形成してあるマスクを保持するマスク保持部と、露光対象となる基板を保持する基板保持部と、前記マスクの下面と前記基板の上面との間を密閉空間とするシール部材と、前記密閉空間へ気体を供給する又は前記密閉空間から気体を排出する給排部とを有する露光装置を用い、光源から照射された光により、前記マスクパターンを前記基板の表面に露光する露光方法において、前記マスク保持部の内部及び/又は前記基板保持部の内部に気体の流路を設けてあり、前記マスク保持部及び前記基板保持部の温度を検出し、検出した前記マスク保持部及び前記基板保持部の温度に応じて、前記マスク保持部の流路及び/又は前記基板保持部の流路へ供給する気体の流量を調整することを特徴とする。
また、第発明に係る露光方法は、第発明において、前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離と、前記給排部から前記密閉空間へ供給する気体の圧力との関係を記憶し、前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離を測定し、測定した前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離が所定範囲内に収束するよう、前記密閉空間へ気体を供給する又は前記密閉空間から気体を排出することを特徴とする。
また、第8発明に係る露光方法は、第6又は第7発明において、露光後に前記密閉空間を開放し、前記マスクの下面と前記基板の上面との間の空間へ供給する気体の流量を調整して、前記マスク保持部及び/又は前記基板保持部の温度を調整することを特徴とする。
第1発明及び第6発明では、マスクの下面と基板の上面との間にシール部材により密閉空間を形成し、密閉空間への気体の供給又は密閉空間からの気体の排出によってマスクの撓みを矯正する。また、マスク保持部及び/又は基板保持部の温度を調整することにより、光源から照射された光によるマスクの熱膨張を抑制することができる。したがって、マスクの自重による撓みだけでなく、熱膨張によるマスクの基準マークピッチの延伸、マスクパターンを積層形成する場合における経時的温度変化によるマスクパターンの積層ずれ等の発生を回避することができ、高い精度でマスクパターンを基板の表面に露光することが可能となる。
また、マスク保持部の内部及び/又は基板保持部の内部に気体の流路を設けてあり、マスク保持部の流路及び/又は基板保持部の流路へ供給する気体の流量を調整するので、密閉空間への気体の供給又は密閉空間からの気体の排出によってマスクの撓みを矯正することができるとともに、マスク保持部の流路及び/又は基板保持部の流路へ供給する気体の流量によりマスク保持部及び/又は基板保持部の温度を調整することができ、光源から照射された光によるマスクの熱膨張を抑制することができる。したがって、マスクの自重による撓みだけでなく、熱膨張によるマスクの基準マークピッチの延伸、マスクパターンを積層形成する場合における経時的温度変化によるマスクパターンの積層ずれ等の発生を回避することができ、高い精度でマスクパターンを基板の表面に露光することが可能となる。
さらに、マスク保持部及び基板保持部の温度を検出し、検出したマスク保持部及び基板保持部の温度に応じて、マスク保持部の流路及び/又は基板保持部の流路へ供給する気体の流量を調整するので、光源から照射された光により熱を帯びやすいマスクの温度を、露光対象物である基板と略一致させることができ、マスクの熱膨張を抑制することが可能となる。したがって、高い精度でマスクパターンを基板の表面に露光することが可能となる。
第2発明では、マスクの下面と基板の上面との間にシール部材により密閉空間を形成し、密閉空間へ供給する気体の流量を調整して、マスク保持部及び/又は基板保持部の温度を調整する。密閉空間への気体の供給又は密閉空間からの気体の排出によってマスクの形状を矯正することができるとともに、密閉空間へ気体を直接供給することにより、マスク保持部及び/又は基板保持部の温度を調整することができ、光源から照射された光によるマスクの熱膨張を抑制することができる。したがって、マスクの自重による撓みだけでなく、熱膨張によるマスクの基準マークピッチの延伸、マスクパターンを積層形成する場合における経時的温度変化によるマスクパターンの積層ずれ等の発生を回避することができ、高い精度でマスクパターンを基板の表面に露光することが可能となる。
また、マスク保持部及び基板保持部の温度を検出し、検出したマスク保持部及び基板保持部の温度に応じて、給排部から密閉空間へ供給する気体の流量を調整することにより、光源から照射された光により熱を帯びやすいマスクの温度を、露光対象物である基板と略一致させることができ、マスクの熱膨張を抑制することが可能となる。したがって、高い精度でマスクパターンを基板の表面に露光することが可能となる。
発明では、シール部材は、内部への気体の供給により膨張する膨張シールであり、露光装置を平面視した場合にマスクを包含する位置に配置することにより、シール部材のために特別な配管等を設ける必要がなく、安価に密閉空間を形成することが可能となる。
発明では、基板保持部の周縁部であって、シール部材よりも基板側にて、密閉空間へ気体を供給する又は密閉空間から気体を排出する。これにより、密閉空間への気体の供給又は密閉空間からの気体の排出を確実に行うことができ、マスクの撓みを確実に矯正することが可能となる。
発明及び第発明では、マスクの略中央部におけるマスクの下面と基板の上面との間の距離と、密閉空間へ供給する気体の圧力との関係を記憶しておく。マスクの略中央部におけるマスクの下面と基板の上面との間の距離を測定し、測定したマスクの略中央部におけるマスクの下面と基板の上面との間の距離が所定範囲内に収束するよう、密閉空間へ気体を供給する又は密閉空間から気体を排出する。これにより、マスクの略中央部におけるマスクの下面と基板の上面との間の距離を略一定の範囲内に維持することができるので、露光の精度を高く維持することができる。また、基板の略中央を中心とした凹凸形状が基板の表面に存在する場合であっても、凹凸形状に対応した圧力にて気体を供給する又は気体を排出することにより、マスクの形状を基板の表面形状に対応する形状へと変形させることができ、マスクパターンを基板の表面に高い精度で露光することが可能となる。
第8発明では、露光が完了した基板を取り出し、次の露光対象となる基板を配置している時間を利用して、開放されたマスクの下面と基板の上面との間の空間へ気体を供給してマスクを冷却することができ、露光装置の稼動率を向上させることが可能となる。
上記構成によれば、密閉空間への気体の供給又は密閉空間からの気体の排出によってマスクの形状を矯正することができ、マスク保持部及び/又は基板保持部の温度を調整することにより、光源から照射された光によるマスクの熱膨張を抑制することができる。したがって、マスクの自重による撓みだけでなく、熱膨張によるマスクの基準マークピッチの延伸、マスクパターンを積層形成する場合における経時的温度変化によるマスクパターンの積層ずれ等の発生を回避することができ、高い精度でマスクパターンを基板の表面に露光することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る露光装置の構成の一部を模式的に示す、露光対象となる基板に直交する面での断面図である。 本発明の実施の形態1に係る露光装置の他の構成の一部を模式的に示す、露光対象となる基板に直交する面での断面図である。 本発明の実施の形態1に係る露光装置の温度調整機構を備える場合の構成を模式的に示す、露光対象となる基板に直交する面での断面図である。 本発明の実施の形態2に係る露光装置の温度調整機構を備える場合の構成を模式的に示す、露光対象となる基板に直交する面での断面図である。 本発明の実施の形態1及び2に係る露光装置のレーザ変位計の測定原理の説明図である。 本発明の実施の形態1及び2に係る露光装置のレーザ変位計での実際の受光強度の例示図である。 レーザ変位計で測定した、気体の供給によるマスクの測定位置ごとの撓み量の変化を示す例示図である。 基板の表面形状が凸形状である場合の一例を示す、露光対象となる基板に直交する面での断面図である。 マスクの形状調整の一例を示す、露光対象となる基板に直交する面での断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る露光装置の構成の一部を模式的に示す、露光対象となる基板に直交する面での断面図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る露光装置1は、露光対象となる基板2を載置する、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向へ直線移動することが可能なテーブル(基板保持部)3を備えている。
テーブル3の上方には、露光するマスクパターンが形成してあるマスク4を保持するマスクホルダ(マスク保持部)5を、基板2の上面から所定の距離を隔てて、基板2と略平行になるように配置してある。テーブル3をX軸方向、Y軸方向へ移動させることにより基板2の位置を調整することができ、Z軸方向へ移動させることにより、マスク4の下面と基板2の上面との間の距離を調整することができる。
マスクホルダ5の上方には、露光のために紫外光等を照射する光源9が設けてあり、マスクホルダ5の略中央部には、基板2の面積と略同一又は基板2の面積よりも大きい、光源9から照射された紫外光が通過することが可能な開口部51が設けてある。開口部51を通過した紫外光は、マスク4に形成されているマスクパターンに従って透過し、基板2の表面にマスクパターンを露光する。
マスク4をマスクホルダ5に装着した時点で、マスクホルダ5の開口部51が大きければ大きいほど、マスク4の自重により、マスク4は下方へ撓みやすく、マスク4の下面と基板2の上面との間の距離は、テーブル3の移動により調整した距離よりも短くなることが想定される。したがって、高い精度でマスクパターンを基板2の表面に露光するためには、マスク4の撓みを適切に矯正する必要がある。
そこで、本発明の実施の形態1に係る露光装置1は、シール部材6を備えることでマスク4及び基板2を包含する密閉空間7を形成し、気体供給/排出口(給排部)8から密閉空間7へ気体を供給等することで、マスク4の撓みを矯正している。気体供給/排出口8をテーブル3に設けることにより、マスク4を保持するマスクホルダ5の構造は複雑にはならず、マスク4を容易に交換等することができる。
また、気体供給/排出口8は、テーブル3の下面から気体を供給する又は気体を排出する構成に限定されるものではなく、テーブル3の側面から気体を供給する又は気体を排出する構成であっても良い。図2は、本発明の実施の形態1に係る露光装置1の他の構成の一部を模式的に示す、露光対象となる基板2に直交する面での断面図である。図2に示すように気体供給/排出口8aは、テーブル3の下面ではなく、テーブル3の側面から気体を供給する又は気体を排出することができる構成となっている。
なお、シール部材6は、内部への気体の供給により膨張する膨張シールであり、露光装置1を平面視した場合にマスク4を包含する位置に配置してある。シール部材6の内部の気体の圧力は、密閉空間7の気体の圧力より大きくなるように設定されている。
上述した構成により、マスク4の撓みに起因するマスクパターンの露光ずれはある程度解消することができる。しかし、光源9から照射される光により、マスク4は少なからず熱による影響を受け、熱膨張することによりマスクパターンが伸長変形する場合がある。マスク4の材料として用いるガラス材料と、基板2との間で熱膨張率は異なっているが、マスク4と基板2との温度差を所定範囲内に抑えることにより、マスクの下面と基板の上面との間の距離を所定範囲内に収束させることができ、熱膨張によるマスクパターンの露光ずれを最小限に抑制することができる。
そこで、本発明の実施の形態1では、図1に示す構成に加えて、マスクホルダ5及びテーブル3の温度を検出して、両者の温度が略一致するよう、気体の流量を調整して温度を調整する温度調整機構を備えている。図3は、本発明の実施の形態1に係る露光装置1の温度調整機構を備える場合の構成を模式的に示す、露光対象となる基板2に直交する面での断面図である。本実施の形態1では、マスクホルダ5の内部及びテーブル3の内部に気体を流すことにより、マスク4及び基板2を冷却する。すなわち、マスクホルダ5内に気体を流すことができる流路16と、テーブル3内に気体を流すことができる流路17とを設けてあり、流路16、17内に気体を流すことにより、マスク4、基板2の温度を調整する。なお、流路16、17には、気体の代わりに水等のような液体を流してマスク4、基板2の温度を調整しても良い。
マスクホルダ5及びテーブル3には、マスク4及び基板2の温度を間接的に検出するべく、それぞれ温度検出部として熱電対11、12を備えている。熱電対11、12にて検出された温度は、電気信号として、CPU、マイクロプロセッサ等で構成される制御装置13へ送信される。
制御装置13は、受信した電気信号に応じて、熱電対11、12にて検出された温度を取得する。制御装置13は、取得した温度に基づいて、流路16、17へ流す気体の流量を調整する。例えば熱電対11にて検出された温度の方が熱電対12にて検出された温度よりも高い場合、流路16へ流す気体の流量を増加させることにより冷却効果を高め、マスクホルダ5及びテーブル3の温度、すなわちマスク4及び基板2の温度が略一致するよう調整することができる。
制御装置13は、熱電対11、12にて検出された温度に応じて、マスクホルダ5及びテーブル3の温度が略一致するよう調整する温度をそれぞれ設定し、温度を調整する温度調整器14、15へ気体の流量調整信号を送信する。温度調整器14、15は、例えば流路16、17への気体の流量を調整するファン(図示せず)及びモータ(図示せず)で構成されており、制御装置13は、ファンの回転数を指示する指示信号を、ファンを駆動するモータへ送信する。
以上のように本実施の形態1によれば、マスクホルダ5とテーブル3との温度差、すなわちマスク4と基板2との温度差が所定範囲内となるよう抑えることができ、光源9から照射される光によるマスク4及び基板2の熱膨張を抑制することができる。したがって、マスク4に安価なソーダガラス等の熱膨張の度合いが比較的大きい材料を使用した場合であっても、マスク4の熱膨張を抑制することができ、マスク4の下面と基板2の上面との間の距離を所定範囲内に収束させることができるので、マスクパターンを基板2の表面に高い精度で露光することが可能となる。
(実施の形態2)
マスク4は、マスクホルダ5の開口部51近傍において、光源9から照射される光により熱を帯びやすく、より確実にマスク4の熱膨張を抑制するためには、密閉空間7へ気体を供給することによりマスク4及び基板2を直接冷却することが効果的である。また、光源9から照射される光の損失を低減するために、例えばマスク4に石英ガラス等の材料を用いる場合、熱膨張の度合いは比較的小さくなる。そこで、テーブル3には冷却用の流路17を設けることなく、マスク4の撓みを矯正するために気体供給/排出口8から密閉空間7へ気体を供給することで、同時にマスク4及び基板2の温度調整を行うことがより好ましい。
図4は、本発明の実施の形態2に係る露光装置1の温度調整機構を備える場合の構成を模式的に示す、露光対象となる基板2に直交する面での断面図である。図4では、マスクホルダ5の内部に気体を流すとともに、気体供給/排出口8から密閉空間7へ気体を供給することにより基板2及びマスク4を直接冷却している。なお、密閉空間7へ供給する気体は、空調機器等により温度制御された気体であることが好ましい。
図3と同様、マスクホルダ5及びテーブル3には、マスク4及び基板2の温度を間接的に検出するべく、それぞれ温度検出部として熱電対11、12を備えている。熱電対11、12にて検出された温度は、電気信号として、CPU、マイクロプロセッサ等で構成される制御装置13へ送信される。
制御装置13は、受信した電気信号に応じて、熱電対11、12にて検出された温度を取得する。制御装置13は、取得した温度に基づいて、流路16へ流す気体の流量を調整する。
制御装置13は、熱電対11、12にて検出された温度に応じて、マスクホルダ5及びテーブル3の温度が略一致するよう調整する温度をそれぞれ設定し、温度を調整する温度調整器14、15へ気体の流量調整信号を送信する。温度調整器14、15は、例えば流路16及び気体供給/排出口8への気体の流量を調整するファン(図示せず)及びモータ(図示せず)で構成されており、制御装置13は、ファンの回転数を指示する指示信号を、ファンを駆動するモータへ送信する。
以上のように本実施の形態2によれば、密閉空間7への気体の供給によって自重により撓んだマスク4の形状を矯正することができるとともに、マスク4の温度を調整することができるので、光源9から照射される光によるマスク4の熱膨張を抑制することができる。したがって、マスク4の自重による撓みを矯正するだけでなく、熱膨張によるマスクパターンの露光ずれの発生を回避することができ、高い精度でマスクパターンを基板2の表面に露光することが可能となる。なお、図示しない基板搬送装置が、テーブル3から露光が完了した基板2を取り出し、次の露光対象となる基板2をテーブル3に配置している時間を利用して、開放されたマスク4の下面と基板2の上面との間の空間へ気体を直接供給してマスク4を冷却することもできる。これにより、露光装置1の稼動率を向上させることが可能となる。
また、より高い精度でマスク4の撓みを矯正することができるよう、露光前にマスク4の撓み量を測定することができるレーザ変位計を備えることが好ましい。レーザ変位計は、レーザ光を発する発光部と反射してくる反射光を受光する受光部とを有しており、反射光の到達時間、光強度等に基づいて測定対象物の位置(レーザ変位計からの距離)を測定することができる。また、レーザ変位計はカメラを備えており、測定位置を示す基準マーク等を検出することにより、測定位置を正確に調整することができるようになっている。
本実施の形態1及び2では、レーザ変位計を、例えば所定の方向に配置してあるレール上を摺動することが可能に設けてあり、測定時にはマスク4上に移動させて、所定の位置におけるマスク4の下面と基板2の上面との間の距離を測定する。露光時には、光源9の照射領域外まで移動させて退避させる。
図5は、本発明の実施の形態1及び2に係る露光装置1のレーザ変位計の測定原理の説明図である。図5に示すように、レーザ変位計10は、レーザ光を発する発光部10aと反射光を受光する受光部10bとを有しており、受光部10bは、最初にマスク4の上面で反射した反射光R1を受光し、以下順次、マスク4の下面で反射した反射光R2、基板2の上面で反射した反射光R3を受光する。反射光R1、R2、R3は、それぞれ他の位置での反射光よりも受光強度が大きく、反射光R1、R2、R3それぞれの受光までの時間によって、レーザ変位計10から反射位置までの距離を測定することができる。
図6は、本発明の実施の形態1及び2に係る露光装置1のレーザ変位計10での実際の受光強度の例示図である。図6に示すように、マスク4の上面で反射した反射光R1、マスク4の下面で反射した反射光R2、基板2の上面で反射した反射光R3は、それぞれ層の境界にて反射していることから、それぞれ反射光の受光強度が他の位置よりも大きい。したがって、反射光R1、R2、R3の受光強度が最大である位置を、それぞれマスク4の上面の位置、マスク4の下面の位置、基板2の上面の位置として求めることができ、マスク4の下面と基板2の上面とのギャップ61を測定することができる。
図7は、レーザ変位計10で測定した、気体の供給によるマスク4の測定位置ごとの撓み量の変化を示す例示図である。図7(a)は、マスク4の撓み量の測定位置の説明図を、図7(b)は、測定位置ごとのマスク4の撓み量の変化を示す例示図を、それぞれ示している。図7(b)では、マスク4の下面と基板2の上面との間の距離が0.02mmである場合について、供給する気体の圧力を変えてマスク4の撓み量を測定している(単位:μm)。
図7(a)に示すように、測定位置として、マスク4の略中央部である測定位置A、マスク4のX軸方向の一端部である測定位置B、マスク4のY軸方向の一端部である測定位置Cにて、供給する気体の圧力ごとにマスク4の撓み量を測定した。図7(b)に測定した撓み量をμm単位で示している。
図7(b)からもわかるように、測定位置B、Cでは撓み量に大差はないものの、測定位置Aでは、他の位置よりも大きく変化している。したがって、測定位置Aでの撓み量と、供給する気体の圧力との関係を、例えば制御装置13に内蔵されるメモリ等に記憶しておくことにより、マスク4の撓み量に対応する圧力で気体を供給することができ、マスク4の撓み量を確実に矯正することができる。なお、供給する気体の圧力は、コンプレッサ等を用いて調整しても良いし、気体の供給量を増減させることにより調整しても良い。
また、上述した実施の形態1及び2では、基板2の表面形状が平板状であることを前提に説明しているが、マスク4の形状を供給する気体の圧力変動により調整することができる以上、特に平板状である必要はない。例えば基板2の表面形状が、略中央を頂点とした凸形状である場合であっても、マスク4の形状を気体の供給等により変形させることにより、高い精度で基板2の表面にマスクパターンを露光することができる。
図8は、基板2の表面形状が凸形状である場合の一例を示す、露光対象となる基板2に直交する面での断面図である。図8(a)に示すように、基板2の上面だけが凸形状であって、基板2の下面は平板状であっても良いし、図8(b)に示すように、基板2の上面だけではなく、基板2の下面も凸形状である、すなわち基板2が反った形状であっても良い。いずれの場合であっても、露光対象となる基板2の上面の凸形状に合わせて、マスク4の形状を調整する必要がある。
図9は、マスク4の形状調整の一例を示す、露光対象となる基板2に直交する面での断面図である。例えば図9(a)に示すようにマスク4が自重により下方へ撓んでいる場合であっても、気体を供給することにより図9(b)に示すように、図8(a)又は図8(b)に示す基板2の上面の凸形状に沿った形状へと変形させることができる。したがって、基板2の表面形状に依存することなく、高い精度でマスクパターンを露光することが可能となる。
その他、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば多種の変形、置換等が可能であることは言うまでもない。
1 露光装置
2 基板
3 テーブル(基板保持部)
4 マスク
5 マスクホルダ(マスク保持部)
6 シール部材
7 密閉空間
8、8a 気体供給/排出口(給排部)
9 光源
10 レーザ変位計
11、12 熱電対(温度検出部)
14、15 温度調整器(温度調整部)
16、17 流路

Claims (8)

  1. マスクパターンを形成してあるマスクを保持するマスク保持部と、
    露光対象となる基板を保持する基板保持部と、
    前記マスクの下面と前記基板の上面との間を密閉空間とするシール部材と、
    前記密閉空間へ気体を供給する又は前記密閉空間から気体を排出する給排部と
    を有し、
    光源から照射された光により、前記マスクパターンを前記基板の表面に露光する露光装置において、
    前記マスク保持部及び/又は前記基板保持部の温度を調整する温度調整部を備え、
    前記マスク保持部の内部及び/又は前記基板保持部の内部に気体の流路を設けてあり、
    前記温度調整部は、前記マスク保持部の流路及び/又は前記基板保持部の流路へ供給する気体の流量を調整し、
    前記マスク保持部及び前記基板保持部の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記温度調整部は、前記温度検出部で検出した前記マスク保持部及び前記基板保持部の温度に応じて、前記マスク保持部の流路及び/又は前記基板保持部の流路へ供給する気体の流量を調整することを特徴とする露光装置。
  2. 前記温度調整部は、前記温度検出部で検出した前記マスク保持部及び前記基板保持部の温度に応じて、前記給排部から前記密閉空間へ供給する気体の流量を調整することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記シール部材は、内部への気体の供給により膨張する膨張シールであり、前記露光装置を平面視した場合に前記マスクを包含する位置に配置してあることを特徴とする請求項1又は記載の露光装置。
  4. 前記給排部は、前記基板保持部の周縁部であって、前記シール部材よりも前記基板側に配置してあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の露光装置。
  5. 前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離と、前記給排部から前記密閉空間へ供給する気体の圧力との関係を記憶しておき、
    前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離を測定する測定装置を備え、
    前記給排部は、該測定装置で測定した前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離が所定範囲内に収束するよう、前記密閉空間気体を供給する又は前記密閉空間から気体を排出することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の露光装置。
  6. マスクパターンを形成してあるマスクを保持するマスク保持部と、
    露光対象となる基板を保持する基板保持部と、
    前記マスクの下面と前記基板の上面との間を密閉空間とするシール部材と、
    前記密閉空間へ気体を供給する又は前記密閉空間から気体を排出する給排部と
    を有する露光装置を用い、
    光源から照射された光により、前記マスクパターンを前記基板の表面に露光する露光方法において、
    前記マスク保持部の内部及び/又は前記基板保持部の内部に気体の流路を設けてあり、
    前記マスク保持部及び前記基板保持部の温度を検出し、
    検出した前記マスク保持部及び前記基板保持部の温度に応じて、前記マスク保持部の流路及び/又は前記基板保持部の流路へ供給する気体の流量を調整することを特徴とする露光方法。
  7. 前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離と、前記給排部から前記密閉空間へ供給する気体の圧力との関係を記憶し、
    前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離を測定し、
    測定した前記マスクの略中央部における前記マスクの下面と前記基板の上面との間の距離が所定範囲内に収束するよう、前記密閉空間へ気体を供給する又は前記密閉空間から気体を排出することを特徴とする請求項6に記載の露光方法
  8. 露光後に前記密閉空間を開放し、前記マスクの下面と前記基板の上面との間の空間へ供給する気体の流量を調整して、前記マスク保持部及び/又は前記基板保持部の温度を調整することを特徴とする請求項6又は7に記載の露光方法
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