JPH07219212A - フォトマスクの撓み矯正装置およびその方法 - Google Patents
フォトマスクの撓み矯正装置およびその方法Info
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- JPH07219212A JPH07219212A JP6010668A JP1066894A JPH07219212A JP H07219212 A JPH07219212 A JP H07219212A JP 6010668 A JP6010668 A JP 6010668A JP 1066894 A JP1066894 A JP 1066894A JP H07219212 A JPH07219212 A JP H07219212A
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】構成が簡単で、水平方向に設置したフォトマス
クが的確に水平精度を保つことができ、確認が各ワーク
毎にでき、既存の露光作業の流れの中で水平精度の維持
を行うことができるフォトマスクの撓み矯正装置および
その方法。 【構成】紫外線を照射してワークに所定のパターンを露
光するフォトマスクの水平精度の矯正装置1であって、
前記フォトマスクPの少なくとも2個所に位置決めマー
クが設けられ、このフォトマスクPの少なくとも一面側
を空密に保持する囲繞部2と、この囲繞部2内の圧力を
調整する圧力調整手段3と、前記フォトマスクPの位置
決めマークを撮像する撮像手段4と、この撮像手段4か
らの撮像情報を処理し前記圧力調整手段3を制御する制
御部5とから構成され、前記囲繞部2は、フォトマスク
Pと対面する位置に透光板2bを設けたフォトマスクの
撓み矯正装置。
クが的確に水平精度を保つことができ、確認が各ワーク
毎にでき、既存の露光作業の流れの中で水平精度の維持
を行うことができるフォトマスクの撓み矯正装置および
その方法。 【構成】紫外線を照射してワークに所定のパターンを露
光するフォトマスクの水平精度の矯正装置1であって、
前記フォトマスクPの少なくとも2個所に位置決めマー
クが設けられ、このフォトマスクPの少なくとも一面側
を空密に保持する囲繞部2と、この囲繞部2内の圧力を
調整する圧力調整手段3と、前記フォトマスクPの位置
決めマークを撮像する撮像手段4と、この撮像手段4か
らの撮像情報を処理し前記圧力調整手段3を制御する制
御部5とから構成され、前記囲繞部2は、フォトマスク
Pと対面する位置に透光板2bを設けたフォトマスクの
撓み矯正装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フォトリソグラフィ
に用いられるフォトマスクの平面精度を維持する装置に
係り、特に、大型のフォトマスクを使用する際に、重力
によるフォトマスクの撓みを矯正する、フォトマスクの
撓み矯正装置およびその方法に関する。
に用いられるフォトマスクの平面精度を維持する装置に
係り、特に、大型のフォトマスクを使用する際に、重力
によるフォトマスクの撓みを矯正する、フォトマスクの
撓み矯正装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、大型のサイズのワークを露光す
る一括露光装置は、フォトマスクが自重で撓み、フォト
マスクのパターンの距離が変動して、本来ワークに露光
しようとするパターンがずれてしまう。そして、特に、
投影露光機、プロキシミテー露光機の場合、フォトマス
クの撓みが、大きく解像度に影響するため、種々の解決
手段が提案されている。
る一括露光装置は、フォトマスクが自重で撓み、フォト
マスクのパターンの距離が変動して、本来ワークに露光
しようとするパターンがずれてしまう。そして、特に、
投影露光機、プロキシミテー露光機の場合、フォトマス
クの撓みが、大きく解像度に影響するため、種々の解決
手段が提案されている。
【0003】その一つとして、フォトマスクが大型にな
ると必然的に重力により撓むため、フォトマスクを縦置
きにして重力の影響を回避し、ワークをその縦置きのフ
ォトマスクに位置合わせし、縦置き状態で露光が行われ
ている。
ると必然的に重力により撓むため、フォトマスクを縦置
きにして重力の影響を回避し、ワークをその縦置きのフ
ォトマスクに位置合わせし、縦置き状態で露光が行われ
ている。
【0004】また、図3で示すように、フォトマスクP
は、水平に設置し、このフォトマスクPの所定位置にギ
ャップ量測定センサ51を設置している。さらに、ワー
クWを設置するフレキシブル板52と、このフレキシブ
ル板52を自在に撓ませる押圧装置53とを備えてい
る。そして、前記ギャップ量測定センサ51は、フォト
マスクPと、ワークWのギャップ量を検出するものであ
る。
は、水平に設置し、このフォトマスクPの所定位置にギ
ャップ量測定センサ51を設置している。さらに、ワー
クWを設置するフレキシブル板52と、このフレキシブ
ル板52を自在に撓ませる押圧装置53とを備えてい
る。そして、前記ギャップ量測定センサ51は、フォト
マスクPと、ワークWのギャップ量を検出するものであ
る。
【0005】したがって、前記各ギャップ量測定センサ
51からフォトマスクPの撓み量の情報が押圧装置53
に伝達され、その撓み量の情報に基づいて押圧装置53
がフレキシブル板52を押動させ、フォトマスクPと同
じ撓み状態にワークWを撓ませている。
51からフォトマスクPの撓み量の情報が押圧装置53
に伝達され、その撓み量の情報に基づいて押圧装置53
がフレキシブル板52を押動させ、フォトマスクPと同
じ撓み状態にワークWを撓ませている。
【0006】さらに、図4で示すように、フォトマスク
Pは、減圧室55の一開口面を密閉するように、レチク
ルステージ56により取り付けられている。そして、前
記減圧室55には、減圧室内の気圧を調整する圧力調整
部59を備えており、フォトマスクPの下方には、三角
測量機である投光部57と、この投光部57から照射さ
れた光を受光する受光部58とを備え、前記受光部58
には、フォトマスクPの撓み量を検出して前記圧力調整
部59を制御する制御部(図示せず)とを備えている。
Pは、減圧室55の一開口面を密閉するように、レチク
ルステージ56により取り付けられている。そして、前
記減圧室55には、減圧室内の気圧を調整する圧力調整
部59を備えており、フォトマスクPの下方には、三角
測量機である投光部57と、この投光部57から照射さ
れた光を受光する受光部58とを備え、前記受光部58
には、フォトマスクPの撓み量を検出して前記圧力調整
部59を制御する制御部(図示せず)とを備えている。
【0007】したがって、フォトマスクPを設置した
後、三角測量機の投光部57から投光して、フォトマス
クPの所定位置に照射し、そのフォトマスクPから反射
した光を受光部58で受光することでフォトマスクPの
水平精度を検出して、その検出情報に基づいて圧力調整
部59を制御し、フォトマスクPの水平精度を維持して
いる。
後、三角測量機の投光部57から投光して、フォトマス
クPの所定位置に照射し、そのフォトマスクPから反射
した光を受光部58で受光することでフォトマスクPの
水平精度を検出して、その検出情報に基づいて圧力調整
部59を制御し、フォトマスクPの水平精度を維持して
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の撓み矯
正装置では、つぎのような問題点があった。 フォトマスクと、ワークを縦置きとする場合、ワー
クの搬送方法は、水平搬送がほとんどであり、水平方向
で搬送したワークを縦置きのフォトマスクに位置合わせ
するには、装置が複雑になる。
正装置では、つぎのような問題点があった。 フォトマスクと、ワークを縦置きとする場合、ワー
クの搬送方法は、水平搬送がほとんどであり、水平方向
で搬送したワークを縦置きのフォトマスクに位置合わせ
するには、装置が複雑になる。
【0009】 フォトマスクの撓みに合わせてワーク
を撓ませる装置は、ギャップ量測定センサや、押動装置
などの機構が複雑になる欠点がある。また、完全にフォ
トマスクの撓みに合わせてワークを撓ませることが不可
能なため、解像度の向上を望むことはできない。
を撓ませる装置は、ギャップ量測定センサや、押動装置
などの機構が複雑になる欠点がある。また、完全にフォ
トマスクの撓みに合わせてワークを撓ませることが不可
能なため、解像度の向上を望むことはできない。
【0010】 三角測量機を使用するものは、投光部
が投光したフォトマスクの所定位置しか測定することが
できず、適切な減圧調整をすることができない。また、
投光部や受光部などの新たな装置が必要となるなどの装
置が複雑になる。
が投光したフォトマスクの所定位置しか測定することが
できず、適切な減圧調整をすることができない。また、
投光部や受光部などの新たな装置が必要となるなどの装
置が複雑になる。
【0011】この発明は、前述の問題点を解決すべく創
案されたもので、構成が簡単で、水平方向に設置したフ
ォトマスクが的確に水平精度を保つことができ、確認が
各ワーク毎にでき、既存の露光作業の流れの中で水平精
度の維持を行うことができるフォトマスクの撓み矯正装
置およびその方法を提供することを目的とする。
案されたもので、構成が簡単で、水平方向に設置したフ
ォトマスクが的確に水平精度を保つことができ、確認が
各ワーク毎にでき、既存の露光作業の流れの中で水平精
度の維持を行うことができるフォトマスクの撓み矯正装
置およびその方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、この発明は、「紫外線を照射してワークに所定のパ
ターンを露光するフォトマスクの水平精度の矯正装置で
あって、前記フォトマスクの少なくとも2個所に位置決
めマークが設けられ、このフォトマスクの少なくとも一
面側を空密に保持する囲繞部と、この囲繞部内の圧力を
調整する圧力調整手段と、前記フォトマスクの位置決め
マークを撮像する撮像手段と、この撮像手段からの撮像
情報を処理し前記圧力調整手段を制御する制御部とから
構成され、前記囲繞部は、フォトマスクと対面する位置
に透光板を設けたフォトマスクの撓み矯正装置。」とし
て構成した。
め、この発明は、「紫外線を照射してワークに所定のパ
ターンを露光するフォトマスクの水平精度の矯正装置で
あって、前記フォトマスクの少なくとも2個所に位置決
めマークが設けられ、このフォトマスクの少なくとも一
面側を空密に保持する囲繞部と、この囲繞部内の圧力を
調整する圧力調整手段と、前記フォトマスクの位置決め
マークを撮像する撮像手段と、この撮像手段からの撮像
情報を処理し前記圧力調整手段を制御する制御部とから
構成され、前記囲繞部は、フォトマスクと対面する位置
に透光板を設けたフォトマスクの撓み矯正装置。」とし
て構成した。
【0013】また、「前記囲繞部内の圧力を調整する圧
力調整手段は、圧力媒体の冷却手段を備えると共に、囲
繞部内が所定温度になったときに冷却手段を作動させる
冷却作動手段を備える前記フォトマスクの撓み矯正装
置。」として構成した。さらに、「上下のフォトマスク
のそれぞれの位置決めマークの比較か、フォトマスクの
位置決めマークおよびワークの各位置決めマークとの比
較のうち、少なくとも一方の比較が撮像手段および制御
部により行われ、各位置決めマークが一致しない場合
は、前記制御部を介して前記圧力調整手段を作動させ、
前記囲繞部内の圧力を調整するフォトマスクの撓み矯正
方法。」として構成した。
力調整手段は、圧力媒体の冷却手段を備えると共に、囲
繞部内が所定温度になったときに冷却手段を作動させる
冷却作動手段を備える前記フォトマスクの撓み矯正装
置。」として構成した。さらに、「上下のフォトマスク
のそれぞれの位置決めマークの比較か、フォトマスクの
位置決めマークおよびワークの各位置決めマークとの比
較のうち、少なくとも一方の比較が撮像手段および制御
部により行われ、各位置決めマークが一致しない場合
は、前記制御部を介して前記圧力調整手段を作動させ、
前記囲繞部内の圧力を調整するフォトマスクの撓み矯正
方法。」として構成した。
【0014】そして、「フォトマスクの少なくとも2個
所に設けた位置決めマークを撮像手段により撮像して位
置決めマーク間の距離を測定し、あらかじめ制御部に入
力されている基準値と比較して適正距離の是非を検出す
る第一工程と、前記第一工程の結果、適正距離で無かっ
た場合、圧力調整手段を前記制御部が作動させて前記囲
繞部内の圧力を調整する第2工程と、前記撮像手段によ
りフォトマスクの位置決めマークの位置を測定し、基準
値と比較して適正距離であれば次作業に、適正距離で無
ければ前記第2工程から繰り返すフォトマスクの撓み矯
正方法。」として構成した。
所に設けた位置決めマークを撮像手段により撮像して位
置決めマーク間の距離を測定し、あらかじめ制御部に入
力されている基準値と比較して適正距離の是非を検出す
る第一工程と、前記第一工程の結果、適正距離で無かっ
た場合、圧力調整手段を前記制御部が作動させて前記囲
繞部内の圧力を調整する第2工程と、前記撮像手段によ
りフォトマスクの位置決めマークの位置を測定し、基準
値と比較して適正距離であれば次作業に、適正距離で無
ければ前記第2工程から繰り返すフォトマスクの撓み矯
正方法。」として構成した。
【0015】
【作用】この発明は上記のように構成したので以下のよ
うな作用を有している。 フォトマスクは、少なくともその一面を離間した状
態で空密に囲繞部で囲んでいる。そして、前記囲繞部内
の圧力を圧力調整手段が作動して調整し、フォトマスク
の水平精度を維持することができる。そして、この水平
精度は、フォトマスクの位置決めマークを撮像手段で撮
像し、その撮像情報に基づいて制御部が信号を送り前記
圧力調整手段が作動することで行われる。
うな作用を有している。 フォトマスクは、少なくともその一面を離間した状
態で空密に囲繞部で囲んでいる。そして、前記囲繞部内
の圧力を圧力調整手段が作動して調整し、フォトマスク
の水平精度を維持することができる。そして、この水平
精度は、フォトマスクの位置決めマークを撮像手段で撮
像し、その撮像情報に基づいて制御部が信号を送り前記
圧力調整手段が作動することで行われる。
【0016】 囲繞部内の温度に対応して、囲繞部内
の圧力を調整する圧力媒体を冷却する冷却手段を備えて
おり、露光中、光源装置からの光の熱により、フォトマ
スクが所定温度に到達すると、冷却手段が冷却作動手段
により作動する構成としている。 フォトマスクに設けられた少なくとも2個所の位置
決めマークは、撮像手段により撮像され、その撮像情報
は、制御部に送られる。そして、制御部であらかじめ入
力された基準値と比較演算が行われ、その基準値と一致
しない場合は、制御部が圧力調整手段を作動させ、囲繞
部内の圧力を調整することでフォトマスクの水平精度の
矯正を行う。
の圧力を調整する圧力媒体を冷却する冷却手段を備えて
おり、露光中、光源装置からの光の熱により、フォトマ
スクが所定温度に到達すると、冷却手段が冷却作動手段
により作動する構成としている。 フォトマスクに設けられた少なくとも2個所の位置
決めマークは、撮像手段により撮像され、その撮像情報
は、制御部に送られる。そして、制御部であらかじめ入
力された基準値と比較演算が行われ、その基準値と一致
しない場合は、制御部が圧力調整手段を作動させ、囲繞
部内の圧力を調整することでフォトマスクの水平精度の
矯正を行う。
【0017】 フォトマスクが上下にある場合は、フ
ォトマスクの各位置決めマークの距離の比較か、フォト
マスクとワークの位置決めマークの距離の比較のうち、
どちらかが行われる。その比較は、撮像手段により各位
置決めマークが撮像され、その撮像情報に基づいて制御
部が比較処理を行い、各位置決めマークが一致していな
い場合は、圧力調整手段を制御部が作動させ、囲繞部内
の圧力を調整することで、フォトマスクの水平精度を矯
正する。
ォトマスクの各位置決めマークの距離の比較か、フォト
マスクとワークの位置決めマークの距離の比較のうち、
どちらかが行われる。その比較は、撮像手段により各位
置決めマークが撮像され、その撮像情報に基づいて制御
部が比較処理を行い、各位置決めマークが一致していな
い場合は、圧力調整手段を制御部が作動させ、囲繞部内
の圧力を調整することで、フォトマスクの水平精度を矯
正する。
【0018】 フォトマスクが上下どちらか一方の場
合は、フォトマスクとワークの各位置決めマークを撮像
手段が撮像し、その撮像情報に基づいて制御部が比較処
理し、各位置決めマークが一致していない場合は、制御
部は、圧力調整手段を作動させ、囲繞部内の圧力を調整
することでフォトマスクの撓みを矯正している。
合は、フォトマスクとワークの各位置決めマークを撮像
手段が撮像し、その撮像情報に基づいて制御部が比較処
理し、各位置決めマークが一致していない場合は、制御
部は、圧力調整手段を作動させ、囲繞部内の圧力を調整
することでフォトマスクの撓みを矯正している。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、フォトマスクの水平精度の矯正装置を
を示す原理図である。図1で示すように、フォトマスク
の水平精度の矯正を行う矯正装置1の構成はフォトマス
クPの一方面側を空密に取り付ける囲繞部2と、この囲
繞部2の側壁を貫通して囲繞部2内の圧力を調整する圧
力調整手段3と、フォトマスクPの少なくとも2個所に
設けた位置決めマークP1 を撮像する撮像手段4、4
と、これら撮像手段4、4からの撮像情報を処理して前
記圧力調整手段3を制御する制御部5とから成る。
明する。図1は、フォトマスクの水平精度の矯正装置を
を示す原理図である。図1で示すように、フォトマスク
の水平精度の矯正を行う矯正装置1の構成はフォトマス
クPの一方面側を空密に取り付ける囲繞部2と、この囲
繞部2の側壁を貫通して囲繞部2内の圧力を調整する圧
力調整手段3と、フォトマスクPの少なくとも2個所に
設けた位置決めマークP1 を撮像する撮像手段4、4
と、これら撮像手段4、4からの撮像情報を処理して前
記圧力調整手段3を制御する制御部5とから成る。
【0020】前記囲繞部2は、枠状のフレーム2aと、
このフレーム2aの一方面を密閉するガラス、アクリル
板などの透光体2bと、フォトマスクPの取付手段とし
てのフランジ2cとから構成されている。また、前記フ
ォトマスクPは、ガラス乾板で形成されており、このフ
ォトマスクPは、その周側部分を、前記フレーム2aの
上面側に取付金具としてのフランジ2cおよびボルト
(図示せず)などで着脱自在になるように取り付けてい
る。
このフレーム2aの一方面を密閉するガラス、アクリル
板などの透光体2bと、フォトマスクPの取付手段とし
てのフランジ2cとから構成されている。また、前記フ
ォトマスクPは、ガラス乾板で形成されており、このフ
ォトマスクPは、その周側部分を、前記フレーム2aの
上面側に取付金具としてのフランジ2cおよびボルト
(図示せず)などで着脱自在になるように取り付けてい
る。
【0021】なお、フォトマスクの取付手段として、溝
をフレーム2aの上面に周設し、この溝内を真空吸引す
ることで、フォトマスクPを着脱自在に真空吸着する構
成としても構わない。また、フォトマスクPを真空吸着
する別の手段として、フレーム2aの上面にシールゴム
を2本併設し、このシールゴムとフレーム上面およびフ
ォトマスクPで囲繞される空間を真空吸引することで、
フォトマスクPをフレーム2aに着脱自在に保持させる
構成としても構わない(図2参照)。
をフレーム2aの上面に周設し、この溝内を真空吸引す
ることで、フォトマスクPを着脱自在に真空吸着する構
成としても構わない。また、フォトマスクPを真空吸着
する別の手段として、フレーム2aの上面にシールゴム
を2本併設し、このシールゴムとフレーム上面およびフ
ォトマスクPで囲繞される空間を真空吸引することで、
フォトマスクPをフレーム2aに着脱自在に保持させる
構成としても構わない(図2参照)。
【0022】前記囲繞部2のフォトマスクと対面する位
置には、透光板2bが設けられている。この透光板2b
は、光源装置(図2参照)から照射される露光に必要な
光(紫外線)を透過させるガラスや、アクリル板などの
部材で構成されている。そして、図1では、前記フレー
ム2aは、その下面に透光板2bを一体に保持している
が、フランジなどを介して着脱自在に保持する構成と
し、紫外線照射のために、透光板2bの紫外線透過率が
低下した場合に交換できるようにすると都合が良い。ま
た、囲繞部2が透光板2bを介して露光作業が行われる
ことから、透光板2bによる紫外線の減衰を考慮して、
透光板2bに反射防止膜を取り付ける構成としても構わ
ない。
置には、透光板2bが設けられている。この透光板2b
は、光源装置(図2参照)から照射される露光に必要な
光(紫外線)を透過させるガラスや、アクリル板などの
部材で構成されている。そして、図1では、前記フレー
ム2aは、その下面に透光板2bを一体に保持している
が、フランジなどを介して着脱自在に保持する構成と
し、紫外線照射のために、透光板2bの紫外線透過率が
低下した場合に交換できるようにすると都合が良い。ま
た、囲繞部2が透光板2bを介して露光作業が行われる
ことから、透光板2bによる紫外線の減衰を考慮して、
透光板2bに反射防止膜を取り付ける構成としても構わ
ない。
【0023】一方、囲繞部2内の圧力を調整する圧力調
整手段3は、空気の圧力調整手段を使用し、この空気の
圧力調整手段は、前記フレーム2aの側面からそのフレ
ーム2aを貫通する供給管3aと、この供給管3aに接
続された接続ホース3bと、この接続ホース3bを介し
て接続した加圧・減圧自在な圧力ポンプ3c等から構成
されている。
整手段3は、空気の圧力調整手段を使用し、この空気の
圧力調整手段は、前記フレーム2aの側面からそのフレ
ーム2aを貫通する供給管3aと、この供給管3aに接
続された接続ホース3bと、この接続ホース3bを介し
て接続した加圧・減圧自在な圧力ポンプ3c等から構成
されている。
【0024】なお、囲繞部2内に送られる空気は、ゴミ
等のワークの露光作業の際に不適切な物が入り込まない
ように、図示しないフィルターなどを介して送られてい
る。また、光源装置(図示せず)からの熱により、フォ
トマスクP等が支障をきたすことがないように、冷却手
段(図示せず)をフレーム2a内、接続ホース3bある
いは圧力ポンプ3c内に設け、この冷却手段(図示せ
ず)を介して送り込まれる空気を所定温度にする構成と
しても構わない。そして、冷却手段が作動する場合は、
温度センサスイッチをフォトマスクPの上面側あるいは
下面側の所定位置に設置し、この温度センサスイッチに
より作動する構成とすると都合がよい。
等のワークの露光作業の際に不適切な物が入り込まない
ように、図示しないフィルターなどを介して送られてい
る。また、光源装置(図示せず)からの熱により、フォ
トマスクP等が支障をきたすことがないように、冷却手
段(図示せず)をフレーム2a内、接続ホース3bある
いは圧力ポンプ3c内に設け、この冷却手段(図示せ
ず)を介して送り込まれる空気を所定温度にする構成と
しても構わない。そして、冷却手段が作動する場合は、
温度センサスイッチをフォトマスクPの上面側あるいは
下面側の所定位置に設置し、この温度センサスイッチに
より作動する構成とすると都合がよい。
【0025】また、前記囲繞部2内の圧力を変える手段
として、水などの液体を囲繞部2内に充満させ、この液
体の給入・排出を行う圧力ポンプにより、囲繞部2内を
押圧する圧力を変えることで、フォトマスクPの撓みを
矯正させる構成としても構わない。もちろん、液体のフ
ィルターや、冷却手段、冷却手段の作動スイッチなどを
備える構成とすると都合がよい。そして、前記圧力調整
手段3は、撮像手段4の撮像情報を処理する制御部に接
続されている。
として、水などの液体を囲繞部2内に充満させ、この液
体の給入・排出を行う圧力ポンプにより、囲繞部2内を
押圧する圧力を変えることで、フォトマスクPの撓みを
矯正させる構成としても構わない。もちろん、液体のフ
ィルターや、冷却手段、冷却手段の作動スイッチなどを
備える構成とすると都合がよい。そして、前記圧力調整
手段3は、撮像手段4の撮像情報を処理する制御部に接
続されている。
【0026】前記撮像手段4は、フォトマスクPの位置
決めマークP1 の数に応じて設置され(図面では2個
所)、フォトマスクP、ワークWの位置決めマークの撮
像を行っている。この撮像手段4は、CCDカメラ(M
OS形、CCD形、MOS−CCD形などを含む)を使
用しており、CCDカメラで認識した位置決めマーク
は、電荷の違いにより位置が測定され、制御部5として
の画像処理部で各位置決めマークの距離が検出される。
そして、検出された各位置決めマークの距離が一致(フ
ォトマスク同士の位置決めマークの一致か、フォトマス
クとワークの位置決めマークの一致)していない場合
は、空気圧調整手段3を作動させて囲繞部2内の気圧を
調整する構成としている。
決めマークP1 の数に応じて設置され(図面では2個
所)、フォトマスクP、ワークWの位置決めマークの撮
像を行っている。この撮像手段4は、CCDカメラ(M
OS形、CCD形、MOS−CCD形などを含む)を使
用しており、CCDカメラで認識した位置決めマーク
は、電荷の違いにより位置が測定され、制御部5として
の画像処理部で各位置決めマークの距離が検出される。
そして、検出された各位置決めマークの距離が一致(フ
ォトマスク同士の位置決めマークの一致か、フォトマス
クとワークの位置決めマークの一致)していない場合
は、空気圧調整手段3を作動させて囲繞部2内の気圧を
調整する構成としている。
【0027】なお、フォトマスクPの位置決めマークP
1 の適正基準値を、あらかじめ制御部5内に入力してお
き、撮像手段4で撮像した撮像情報と、基準値とを比較
演算することで、フォトマスクPの水平精度を矯正する
構成としても構わない。
1 の適正基準値を、あらかじめ制御部5内に入力してお
き、撮像手段4で撮像した撮像情報と、基準値とを比較
演算することで、フォトマスクPの水平精度を矯正する
構成としても構わない。
【0028】つぎに、この実施例の使用手順を図面に基
づいて説明する。図2で示すように、露光装置の露光作
業がワークWの両面を露光するものである場合、フォト
マスクPの位置決めマークP1 は、ワークWの位置決め
マークW 1 と比較するか、フォトマスクP同士の各位置
決めマークP1 を比較することで、フォトマスクPの水
平精度が判断できる。その理由として、上下に配置した
フォトマスクPは、対面する側に位置決めマークP1 が
付されているため、フォトマスクPが撓んでいる場合
は、上側は位置決めマークP1 が離間し、下側は位置決
めマークP1 が近接する方向にフォトマスクPが撓むこ
とになる。そのため、フォトマスクPが撓んでいると、
位置決めマークP1 同士が一致することはない。ワーク
Wの位置決めマークW1 と比較した場合も同じである。
したがって、撓みがない場合は、各位置決めマークが一
致することになる。
づいて説明する。図2で示すように、露光装置の露光作
業がワークWの両面を露光するものである場合、フォト
マスクPの位置決めマークP1 は、ワークWの位置決め
マークW 1 と比較するか、フォトマスクP同士の各位置
決めマークP1 を比較することで、フォトマスクPの水
平精度が判断できる。その理由として、上下に配置した
フォトマスクPは、対面する側に位置決めマークP1 が
付されているため、フォトマスクPが撓んでいる場合
は、上側は位置決めマークP1 が離間し、下側は位置決
めマークP1 が近接する方向にフォトマスクPが撓むこ
とになる。そのため、フォトマスクPが撓んでいると、
位置決めマークP1 同士が一致することはない。ワーク
Wの位置決めマークW1 と比較した場合も同じである。
したがって、撓みがない場合は、各位置決めマークが一
致することになる。
【0029】図2で示すように、撮像手段13の数は、
露光装置の露光方法により異なり、例えば、両面露光装
置であっても、ワークWとフォトマスクPを密着させた
状態で露光するものは、一方のフォトマスクPのみの水
平精度を維持することで、ワークWおよび他方のフォト
マスクPが、水平精度を維持している一方のフォトマス
クに副って矯正されるため、圧力調整手段は、一方のみ
のフォトマスク側に設けておけば足りる。なお、符号1
0は矯正装置、11は囲繞部、12は圧力調整手段、1
3は撮像手段、14は制御部としての画像処理部、15
は光源装置である。
露光装置の露光方法により異なり、例えば、両面露光装
置であっても、ワークWとフォトマスクPを密着させた
状態で露光するものは、一方のフォトマスクPのみの水
平精度を維持することで、ワークWおよび他方のフォト
マスクPが、水平精度を維持している一方のフォトマス
クに副って矯正されるため、圧力調整手段は、一方のみ
のフォトマスク側に設けておけば足りる。なお、符号1
0は矯正装置、11は囲繞部、12は圧力調整手段、1
3は撮像手段、14は制御部としての画像処理部、15
は光源装置である。
【0030】そして、図2で示すように、プロキシミテ
ーなどのワークW(厚さが充分あるか、もしくは、張力
をかけるかして撓みは無視できる程度であるとする)と
フォトマスクPが離間した状態で露光される露光装置の
場合は、CCDカメラなどの撮像手段13を上下に少な
くとも2台づつ設置しており、上側のフォトマスクPと
ワークWの表面に有る各位置決めマークP1 、W1 の距
離を比較測定し、下側のフォトマスクPとワークWの裏
面の位置決めマークを比較測定することで、フォトマス
クPの水平精度が測定できる。
ーなどのワークW(厚さが充分あるか、もしくは、張力
をかけるかして撓みは無視できる程度であるとする)と
フォトマスクPが離間した状態で露光される露光装置の
場合は、CCDカメラなどの撮像手段13を上下に少な
くとも2台づつ設置しており、上側のフォトマスクPと
ワークWの表面に有る各位置決めマークP1 、W1 の距
離を比較測定し、下側のフォトマスクPとワークWの裏
面の位置決めマークを比較測定することで、フォトマス
クPの水平精度が測定できる。
【0031】上側のフォトマスクPに撓みが有る場合は
(各位置決めマークが一致しない)、撮像手段13で撮
像した情報が制御部としての画像処理部14で処理さ
れ、その画像処理部14から圧力調整手段12に信号が
送られ、圧力調整手段12が作動し、囲繞部11内の圧
力を加圧するように調整してフォトマスクPの撓みが矯
正される。
(各位置決めマークが一致しない)、撮像手段13で撮
像した情報が制御部としての画像処理部14で処理さ
れ、その画像処理部14から圧力調整手段12に信号が
送られ、圧力調整手段12が作動し、囲繞部11内の圧
力を加圧するように調整してフォトマスクPの撓みが矯
正される。
【0032】下側のフォトマスクPに撓みが有る場合
は、同じように画像処理部14から圧力調整手段12に
信号が送られ、圧力調整手段12が作動し、囲繞部11
内の圧力を減圧するように調整してフォトマスクPの撓
が矯正される。
は、同じように画像処理部14から圧力調整手段12に
信号が送られ、圧力調整手段12が作動し、囲繞部11
内の圧力を減圧するように調整してフォトマスクPの撓
が矯正される。
【0033】フォトマスクPを矯正する場合、撮像手段
13が常に、位置決めマークを確認して測定値を判断す
る構成としても良く、測定値からどのくらい圧力を調整
するかあらかじめ測定しておき、その数値に基づいて自
動的に調整する構成としても構わない。フォトマスクP
の矯正が完了したら、次作業に移行する。
13が常に、位置決めマークを確認して測定値を判断す
る構成としても良く、測定値からどのくらい圧力を調整
するかあらかじめ測定しておき、その数値に基づいて自
動的に調整する構成としても構わない。フォトマスクP
の矯正が完了したら、次作業に移行する。
【0034】なお、一度撓みを矯正した後のフォトマス
クPの撓みは、ワークWとフォトマスクPの位置決め作
業(アライメント作業)が行われる場合、撮像手段13
により各位置決めマークP1 、W1 が撮像され、画像処
理部14で処理される。したがって、フォトマスクPの
水平精度がアライメント作業をする都度確認できること
になる。
クPの撓みは、ワークWとフォトマスクPの位置決め作
業(アライメント作業)が行われる場合、撮像手段13
により各位置決めマークP1 、W1 が撮像され、画像処
理部14で処理される。したがって、フォトマスクPの
水平精度がアライメント作業をする都度確認できること
になる。
【0035】なお、この発明は、上記した実施例に限定
されるものではなく、フォトマスク同士の各位置決めマ
ークを比較測定する場合や、フォトマスクとワークの位
置決めマークを比較測定する場合であっても、あらかじ
め制御部に基準値を入力しておき、その基準値との比較
を確認手段として使用すること等、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々の変更ができることは勿論である。
されるものではなく、フォトマスク同士の各位置決めマ
ークを比較測定する場合や、フォトマスクとワークの位
置決めマークを比較測定する場合であっても、あらかじ
め制御部に基準値を入力しておき、その基準値との比較
を確認手段として使用すること等、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々の変更ができることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明は次の優れた
効果を発揮する。 フォトマスクの設置方向が水平に置いた状態で水平
精度を矯正できるため、縦置きと比べ、ワークの搬送機
構が簡素化できると共に、適切なフォトマスクの矯正が
可能である。
効果を発揮する。 フォトマスクの設置方向が水平に置いた状態で水平
精度を矯正できるため、縦置きと比べ、ワークの搬送機
構が簡素化できると共に、適切なフォトマスクの矯正が
可能である。
【0037】 フォトマスクの水平精度を矯正する矯
正装置は、フォトマスクおよびワークの撓み状態を利用
して撮像手段により各位置決めマークが一致しなけれ
ば、フォトマスクに撓みがあると判断し、フォトマスク
を圧力を調整することでフォトマスクの水平精度を矯正
して維持することができる。
正装置は、フォトマスクおよびワークの撓み状態を利用
して撮像手段により各位置決めマークが一致しなけれ
ば、フォトマスクに撓みがあると判断し、フォトマスク
を圧力を調整することでフォトマスクの水平精度を矯正
して維持することができる。
【0038】 光源装置からの光によりフォトマスク
や囲繞部内などの温度が所定以上に上昇した場合、冷却
作動手段により冷却手段が作動し、囲繞部内の圧力を調
整する圧力媒体が冷却される。そのため、熱によるフォ
トマスクなどに与える弊害を防ぐことができる。
や囲繞部内などの温度が所定以上に上昇した場合、冷却
作動手段により冷却手段が作動し、囲繞部内の圧力を調
整する圧力媒体が冷却される。そのため、熱によるフォ
トマスクなどに与える弊害を防ぐことができる。
【0039】 フォトマスク同士の各位置決めマーク
とを比較測定するか、フォトマスクの位置決めマークと
ワークの位置決めマークとを比較測定するか、あるい
は、あらかめじ基準値を入力してその基準値とフォトマ
スクの位置決めマークを比較してフォトマスクの水平精
度を矯正する場合、露光作業中のワークの位置決め作業
時に撮像手段が撮像するフォトマスクの位置決めマーク
から、フォトマスクの水平精度が検出できる。したがっ
て、露光作業中のフォトマスクの水平精度が維持でき
る。
とを比較測定するか、フォトマスクの位置決めマークと
ワークの位置決めマークとを比較測定するか、あるい
は、あらかめじ基準値を入力してその基準値とフォトマ
スクの位置決めマークを比較してフォトマスクの水平精
度を矯正する場合、露光作業中のワークの位置決め作業
時に撮像手段が撮像するフォトマスクの位置決めマーク
から、フォトマスクの水平精度が検出できる。したがっ
て、露光作業中のフォトマスクの水平精度が維持でき
る。
【図1】この発明のフォトマスクの水平精度の矯正装置
を示す原理図である。
を示す原理図である。
【図2】この発明のフォトマスクの水平精度の矯正装置
を示す原理図である。
を示す原理図である。
【図3】従来のフォトマスク水平精度の矯正機構を示す
側面図である。
側面図である。
【図4】従来のフォトマスク水平精度の矯正機構を示す
側面図である。
側面図である。
1、10 矯正装置 2、11 囲繞部 2b,11b 透光板 3、12 圧力調整手段 4、13 撮像手段 5、14 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027 (72)発明者 渡 部 國 輝 東京都調布市調布ケ丘3丁目34番1号 株 式会社オーク製作所内
Claims (4)
- 【請求項1】紫外線を照射してワークに所定のパターン
を露光するフォトマスクの水平精度の矯正装置であっ
て、 前記フォトマスクの少なくとも2個所に位置決めマーク
が設けられ、このフォトマスクの少なくとも一面側を空
密に保持する囲繞部と、この囲繞部内の圧力を調整する
圧力調整手段と、前記フォトマスクの位置決めマークを
撮像する撮像手段と、この撮像手段からの撮像情報を処
理し前記圧力調整手段を制御する制御部とから構成さ
れ、 前記囲繞部は、フォトマスクと対面する位置に透光板を
設けたことを特徴とするフォトマスクの撓み矯正装置。 - 【請求項2】前記囲繞部内の圧力を調整する圧力媒体の
冷却手段を、その圧力媒体の経路内に備えると共に、前
記フォトマスクが所定温度になったときに前記冷却手段
を作動させる冷却作動手段をフォトマスクの近傍に備え
る請求項1に記載のフォトマスクの撓み矯正装置。 - 【請求項3】上下のフォトマスクのそれぞれの位置決め
マークの比較か、フォトマスクの位置決めマークおよび
ワークの各位置決めマークとの比較のうち、少なくとも
一方の比較が撮像手段および制御部により行われ、各位
置決めマークが一致しない場合は、前記制御部を介して
前記圧力調整手段を作動させ、前記囲繞部内の圧力を調
整することを特徴とするフォトマスクの撓み矯正方法。 - 【請求項4】フォトマスクの少なくとも2個所に設けた
位置決めマークを撮像手段により撮像して位置決めマー
ク間の距離を測定し、あらかじめ制御部に入力されてい
る基準値と比較して適正距離の是非を検出する第一工程
と、 前記第一工程の結果、適正距離で無かった場合、前記制
御部が圧力調整手段を作動させて前記囲繞部内の圧力を
調整する第2工程と、 前記撮像手段によりフォトマスクの位置決めマークの位
置を測定し、基準値と比較して適正距離であれば次作業
に、適正距離で無ければ前記第2工程から繰り返すこと
を特徴とするフォトマスクの撓み矯正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6010668A JPH07219212A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | フォトマスクの撓み矯正装置およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6010668A JPH07219212A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | フォトマスクの撓み矯正装置およびその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07219212A true JPH07219212A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11756631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6010668A Pending JPH07219212A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | フォトマスクの撓み矯正装置およびその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07219212A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003015310A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-17 | Hitachi Electronics Eng Co Ltd | プロキシミティ露光装置及びその装置におけるフォトマスク変形補正方法 |
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-
1994
- 1994-02-01 JP JP6010668A patent/JPH07219212A/ja active Pending
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