JP4950873B2 - 液滴噴射塗布装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、液滴噴射塗布装置の製造方法に関する。
液滴を噴射する液滴噴射塗布装置は、通常、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)表示装置、電子放出表示装置、プラズマ表示装置及び電気泳動表示装置等の様々な表示装置を製造するために用いられている。
このような液滴噴射塗布装置は、例えば、以下の特許文献1に示すような構成を採用している。すなわち、複数のノズルから微少な液滴をそれぞれ噴射する液滴噴射ヘッド(例えば、インクジェットヘッド)を備えており、その液滴噴射ヘッドにより塗布対象物に液滴を着弾させ、所定のパターンのドット列を形成する。なお、液滴噴射ヘッドは、各ノズルが形成されたノズル面を有している。このノズル面はノズルプレートの外面である。
例えば、液晶表示装置を製造する製造工程では、液滴噴射塗布装置を用いて、塗布対象物である透明基板上にR(赤)、G(緑)、B(青)の各色のインクをドット状に順次塗布することにより、各色のドットが順次配列された塗布体であるカラーフィルタを製造したり、また、液滴噴射塗布装置を用いてカラーフィルタの額縁、すなわちブラックマトリクスを製造したりする。
このカラーフィルタ、或いは、ブラックマトリクスのいずれの製造についても、各々の領域は基板上において微細な面積であるため、互いの領域にはみ出すことなく塗布するには高い塗布精度が要求される。この塗布精度を決定づける要素としては、液滴噴射ヘッドの位置決め精度とノズルからの液滴の着弾精度という、大きく2つの要素がある。
このうち液滴噴射ヘッドの位置決め精度は、液滴噴射塗布装置の製造当初においては個々の液滴噴射塗布装置ごとにバラツキが存在する。すなわち、液滴噴射塗布装置の製造工程において、例えば、液滴噴射ヘッドや基板を載置するテーブル等の各々の部品が組み付けられていくが、厳しい製造管理をもってしてもその部品の精度や組み付け精度にバラツキが生じうる可能性がある。
特開2006−26584号公報
しかしながら、液滴噴射ヘッドの位置決め精度が低いままでは上述したような微細な領域に対して液滴を塗布することができず、上記特許文献1に記載の液滴噴射塗布装置を使用するにしても、塗布しても塗布状態が不良な基板が発生し歩留まりの低下を招来することになる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、簡易に液滴噴射ヘッドの位置決め精度を要求される精度まで高めることができ、精度の良い基板を製造するとともに生産性及び生産効率の向上を測ることのできる液滴噴射塗布装置の製造方法を提供することである。
本発明の実施の形態に係る特徴は、液滴噴射塗布装置の製造方法において、移動可能に設けられ、複数のノズルから液体を液滴としてそれぞれ噴射する液滴噴射ヘッドに替えて設けられた撮影手段を移動させず固定しつつ、撮影手段に対向する位置に基準基板を載置する移動可能なテーブルを駆動させて、基準基板上の複数の測定位置を順に撮影手段にて撮影して測定する第1の測定工程と、第1の測定工程によって測定された値から撮影手段に対するテーブルのずれ量を把握するとともに、ずれ量から近似式を算出する工程と、近似式を基にテーブルの駆動を補正する指示を作成する工程と、補正指示に基づいてテーブルを駆動し、撮影手段により基準基板を撮影して測定する第2の測定工程と、第2の測定工程によって測定された値から撮影手段に対するテーブルのずれ量を把握するとともに、ずれ量が予め規定された範囲内に収まっているか否かを判断する工程とを備える。
本発明によれば、簡易に液滴噴射ヘッドの位置決め精度を要求される精度まで高めることができ、精度の良い基板を製造するとともに生産性及び生産効率の向上を測ることのできる液滴噴射塗布装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る液滴噴射塗布装置1は、液体であるインクをノズル(図示せず)から液滴として噴射する液滴噴射ヘッド2を用いて基板3にインクを塗布するためのインク塗布ボックス1Aと、そのインク塗布ボックス1Aにインクを供給するためのインク供給ボックス1Bとから構成されている。これらのインク塗布ボックス1A及びインク供給ボックス1Bは、互いに隣接して配置され、共に架台4の上面に固定されている。
なお、本発明の実施の形態においては、液滴噴射ヘッド2に替えてカメラCを装着しているため、図1に示す液滴噴射塗布装置1には液滴噴射ヘッド2は表わされていない。但し、カメラCの使用終了後、カメラCに替えて液滴噴射ヘッド2を装着して基板3に対して液滴を塗布することになるため、以下、液滴噴射ヘッド2についても説明を行う。
インク塗布ボックス1Aの内部には、Y軸方向スライド板5、Y軸方向移動テーブル6、X軸方向移動テーブル7及び基板保持テーブル8が積層されている。これらのY軸方向スライド板5、Y軸方向移動テーブル6、X軸方向移動テーブル7及び基板保持テーブル8は平板状に形成されている。
Y軸方向スライド板5は架台4の上面に固定されている。Y軸方向スライド板5の上面には、複数のガイド溝5aがY軸方向に沿って設けられている。これらのガイド溝5aには、Y軸方向移動テーブル6の下面に設けられたガイド用の突起部(図示せず)が係合されている。これにより、Y軸方向移動テーブル6は、Y軸方向に移動可能にY軸方向スライド板5の上面に設けられている。このY軸方向移動テーブル6は、Y軸方向移動モータを用いる駆動機構により各ガイド溝5aに沿ってY軸方向に移動する。
Y軸方向移動テーブル6の上面には、複数のガイド溝6aがX軸方向に沿って設けられている。これらのガイド溝6aには、X軸方向移動テーブル7の下面に設けられたガイド用の突起部(図示せず)が係合されている。これにより、X軸方向移動テーブル7は、X軸方向に移動可能にY軸方向移動テーブル6の上面に設けられている。このX軸方向移動テーブル7は、X軸方向移動モータを用いる駆動機構により各ガイド溝6aに沿ってX軸方向に移動する。
X軸方向移動テーブル7の上面には、基板3を保持する基板保持テーブル8が固定されている。この基板保持テーブル8は、基板3を把持する基板把持機構9を備えており、その基板把持機構9により基板保持テーブル8上に基板3を密着固定する。基板把持機構9としては、例えばコの字型の挟み金具等を用いる。なお、基板3の保持手段としては、基板把持機構9にかえて、例えば、基板3を吸着する基板吸着機構を設けるようにしてもよい。基板吸着機構としては、例えばゴム吸盤や吸引ポンプ等を用いる。
なお、基板保持テーブル8のY軸方向への移動量は、Y軸方向エンコーダのパルス信号(位置信号)に基づいて検出され、同様に、基板保持テーブル8のX軸方向への移動量は、X軸方向エンコーダのパルス信号(位置信号)に基づいて検出される。
インク塗布ボックス1Aの内部には、一組のコラム(支柱)10が立設されている。これらのコラム10は、Y軸方向スライド板5のガイド溝5aと直交する方向、すなわちX軸方向においてY軸方向スライド板5を挟む位置に設けられている。
一組のコラム10には、X軸方向スライド板11が横架されている。X軸方向スライド板11の前面には、ガイド溝11aがX軸方向に沿って設けられている。このガイド溝11aには、複数のインクジェットヘッドユニット12を具備するベース板13の背面に設けられたガイド用の突起部(図示せず)が係合されている。これにより、ベース板13はX軸方向に移動可能にX軸方向スライド板11に設けられている。このベース板13、すなわちインクジェットヘッドユニット12は、ヘッドユニット移動モータを用いる駆動機構によりガイド溝11aに沿ってX軸方向に移動する。
各インクジェットヘッドユニット12は、ベース板13に垂設されており、各インクジェットヘッドユニット12の先端には液滴噴射ヘッド2がそれぞれ着脱可能に設けられる。この液滴噴射ヘッド2は、液滴が噴射される複数のノズル(貫通孔)が形成されたノズル面を有している。このノズル面はノズルプレートの外面である。なお、ノズル面上には、インクの付着等を防止するための撥水膜が設けられている。
なお、本発明の実施の形態においては、各液滴噴射ヘッド2に替えて、液滴噴射ヘッド2ごとに撮影手段であるカメラCが装着されている。このカメラCを使用して、後述する基準基板を撮影する。また、このカメラCも着脱可能であり、カメラCと基板保持テーブル8とのずれを補正した後には、液滴噴射ヘッド2に交換してカラーフィルタ等の製造を行う。
カメラCの撮影の対象となる基板3は、実際に液滴を噴射してカラーフィルタ等を製造する際に用いられる基板ではなく、例えばサブミクロンオーダーの高い精度を備える直線が引かれた基板(以下、このような基板を「基準基板3a」という。)を使用する。これは、カメラC(液滴噴射ヘッド2)に対する基板保持テーブル8のずれ量を把握するために用いるものであり、この基準基板3aに設けられた複数の測定位置をカメラCで撮影して、後述する図3に示すフローチャートに表わされた流れでカメラCと基板保持テーブル8とのずれを補正する。
インクジェットヘッドユニット12には、基板3面に対して垂直方向、すなわちZ軸方向に液滴噴射ヘッド2或いはカメラCを移動させるZ軸方向移動機構12aと、液滴噴射ヘッド2をY軸方向に移動させるY軸方向移動機構12bと、液滴噴射ヘッド2をθ方向に回転させるθ方向回転機構12cとが設けられている(以下、適宜、Z軸方向移動機構12a、Y軸方向移動機構12b、θ方向回転機構12cをまとめて「インクジェットヘッドユニット駆動機構12d」と表わす)。これにより、液滴噴射ヘッド2或いはカメラCは、Z軸方向及びY軸方向に移動可能であり、θ軸方向に回転可能である。
また、インク塗布ボックス1Aの内部には、各インクジェットヘッドユニット12の液滴噴射ヘッドを清掃するヘッドメンテユニット14が設けられている。このヘッドメンテユニット14は、インクジェットヘッドユニット12の移動方向の延長線上であってY軸方向スライド板5から離して配設されている。なお、各インクジェットヘッドユニット12の液滴噴射ヘッドがヘッドメンテユニット14に対向する待機位置まで移動すると、ヘッドメンテユニット14は各液滴噴射ヘッドを自動的に清掃するようにされている。
一方、インク供給ボックス1Bの内部には、図1に示すように、インクを収容する複数のインクタンク15が設けられている。これらのインクタンク15は、対応する供給パイプ16により各液滴噴射ヘッド2にそれぞれ接続されている。また、各供給パイプ16の途中には、それぞれインクバッファタンク17が設けられている。
インクバッファタンク17は、その内部に貯留したインクの液面と液滴噴射ヘッド2のノズル面との水頭差(水頭圧)を利用し、ノズル先端のインクの液面(メニスカス)を調整する。これにより、インクの漏れ出しや噴射不良が防止されている。
液滴噴射ヘッド2は、インクタンク15からインクバッファタンク17を介してインクの供給を受ける。インクとしては、水性インク、油性インク及び紫外線硬化インク等の各種のインクを用いる。例えば、油性インクは、顔料、溶剤(インク溶剤)、分散剤、添加剤及び界面活性剤等の各種の成分により構成されている。
架台4の内部には、液滴噴射塗布装置1の各部を制御するための制御手段20及び各種のプログラムを記憶する記憶手段(図示せず)等が設けられている。制御手段20は、インクジェットヘッドユニット12を制御して液滴噴射ヘッド2から基板3に対する液滴の吐出を行い、或いは、液滴噴射ヘッド2の替わりにカメラCを装着した場合には、基板保持テーブル8上に載置された基準基板3aを撮影し、その測定結果に基づいて補正を行う。
図2は、制御手段20の内部構成を示すブロック図である。制御手段20は、図2に示すように、制御管理手段21と、噴射制御手段22と、駆動制御手段23と、補正手段24とから構成される。制御管理手段21は、図示しない記憶手段に記憶される各種のプログラムに基づいて、液滴噴射ヘッド2に液滴の噴射を行わせるための噴射許可信号や基板3の位置等を示すステージ位置信号等をそれぞれ噴射制御手段22、駆動制御手段23に送信する等、液滴噴射塗布装置1全体の制御を管理する。また、位置決めの補正を行う場合には、撮影手段であるカメラCに対して基準基板3aの撮影を指示するとともに、補正手段24からの補正指示に基づいて駆動制御手段23に指示を出す。
噴射制御手段18bは、制御管理手段18aからの指示に基づいて指令波形を有する信号を生成し、液滴噴射ヘッド2に送信する。この信号を受けた液滴噴射ヘッド2は信号に基づいて基板3に対して液滴を噴射する。駆動制御手段18cは、制御管理手段18aからの指示に基づいてY軸方向移動テーブル6の移動制御、X軸方向移動テーブル7の移動制御、ベース板13の移動制御、インクジェットヘッドユニット駆動機構12dの駆動制御等を行う。これにより、基板保持テーブル8に保持された基板3(基準基板3a)と、ベース板13に垂設された各インクジェットヘッドユニット12(液滴噴射ヘッド2或いは、カメラC)との相対位置を色々と変化させることができる。
図3は、補正手段24の内部構成を示すブロック図である。補正手段24は、受信手段24aと、比較・判断手段24bと、近似式算出手段24cと、補正指示作成手段24dと、送信手段24eとから構成される。これら補正手段24を構成する各手段の働きについては、基準基板3a及びカメラCを用いて基板保持テーブル8とインクジェットヘッドユニット12における精度を上げることで、液滴噴射ヘッドの位置決め精度向上させる補正の流れを説明しつつ、併せて説明する(図4のフローチャート参照)。
まず、インクジェットヘッドユニット12の基板3と対向する位置に装着されている液滴噴射ヘッド2を撮影手段であるカメラCに交換する(ST1)。また、カメラCと対向する位置にある基板保持テーブル8には、補正を行うに当たり基準となる基準基板3aを載置して基板把持機構9によって把持する。
なお、ここでは、Y軸方向移動テーブル6またはX軸方向移動テーブル7(基板保持テーブル8)の精度向上を図るための補正の流れを例にとって説明する。従って、カメラCは固定したままで移動させず、基板保持テーブル8を移動させて補正を行う。但し、以下に説明する補正の流れは、インクジェットヘッドユニット12の精度向上を図るために行われる補正の場合でも同一である。この場合には、基板保持テーブル8を移動させず固定し、カメラCをガイド溝11aに沿ってX軸方向に移動させる。
基準基板3aが保持された基板保持テーブル8を駆動制御手段23の指示に基づいて移動させ、カメラCに基準基板3a上に設けられた測定位置を認識させた上で複数の測定位置について撮影を行うことで測定を行う(ST2)。上述したように、基準基板3a上には高い精度をもって直線が引かれており、例えば、この直線上に設けられた測定位置が順次カメラCに撮影されるように基板保持テーブル8を移動させる。なお、精度の向上を図る上では、基準基板3aに特別な「測定位置」が設けられていなくても、設けられた直線を所定の間隔ごとにカメラCで撮影することによって行うこととしても良い。以下「測定位置」の語は、いずれの方法で撮影した場合も含んで使用する。
カメラCによって撮影されることによって得られる各測定位置での測定値を取得し、比較・判断手段24bにおいて基準基板3a上の直線とのずれを比較する(ST4)。この比較は測定位置ごとに行われる。そして、各測定位置での測定値ごとに得られたずれ量を基に、近似式算出手段24cにおいて近似式を算出する(ST5)。そして、近似式によって求まる値を各測定位置での測定値に付加し、(ST6)、この付加された値を含む情報を基に補正指示作成手段24dが基板保持テーブル8の移動に当たって加える補正指示を作成する(ST7)。
制御管理手段21では、補正手段24によって作成された補正指示に基づいて駆動制御手段23に対して駆動制御の指示を出し、この指示に基づいてY軸方向移動テーブル6及びX軸方向移動テーブル7が駆動されて基板保持テーブル8が移動する(ST8)。
この補正指示に基づく基板保持テーブル8の移動をさらにカメラCで認識、測定する(ST9)とともに、再度各測定位置での測定値を取得し、比較・判断手段24bにおいて基準基板3a上の直線とのずれを比較する(ST10)。比較・判断手段24bはさらに補正をした状態で基板保持テーブル8を移動させその結果、各測定位置でのずれ量が予め規定された値よりも小さいか、すなわち、ずれ量が規定値の範囲内に収まっているかを判断する(ST11)。
一旦補正を行っていることから、最初に測定したときの値(ST4参照)よりはそのずれ量は小さくなっていると思われる。ただ、1度の補正で全ての場合に液滴を基板3に噴射させるに当たって求められる精度の範囲内にこのずれ量が入っているということは望めない場合もあり得る。従ってこのような場合には(ST11のNO)、改めてステップ5に戻って測定された各測定位置での測定値を基に近似式が算出され、この近似式に基づいて補正指示が作成される(ST5ないしST10)。
このように、ずれ量が規定値の範囲内に収まるまで何度でも補正を行うことで、最終的には望む規定値の範囲内にずれ量が収まることになる。従って、簡易に補正を繰り返して液滴噴射ヘッドの位置決め精度を要求される精度まで高めることができ、このような高い精度を持つ液滴噴射塗布装置を使用することで、精度の良い基板を製造するとともに生産性及び生産効率の向上を測ることのできる液滴噴射塗布装置の製造方法を提供する。
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。特に、位置決めの補正方法については、図4のフローチャートを示しつつ説明した近似式を用いてずれ量を解消する補正方法以外の方法であっても良い。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
本発明の実施の形態における液滴噴射塗布装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における制御手段の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における補正手段の内部構成を示すブロック図である。 液滴噴射ヘッドの位置決め精度向上させる補正の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…液滴噴射塗布装置、1A…インク塗布ボックス、1B…インク供給ボックス、2…液滴噴射ヘッド、3…基板、3a…基準基板、4…架台、5…Y軸方向スライド板、6…Y軸方向移動テーブル、7…X軸方向移動テーブル、8…基板保持テーブル、9…基板把持機構、10…コラム(支柱)、11…X軸方向スライド板、12…インクジェットヘッドユニット、13…ベース板、15…インクタンク、16…供給パイプ、17…インクバッファタンク、20…制御手段、21…制御管理手段、22…噴射制御手段、23…駆動制御手段、24…補正手段、24a…受信手段、24b…比較・判断手段、24c…近似式算出手段、24d…補正指示作成手段、24e…送信手段、C…撮影手段(カメラ)。

Claims (2)

  1. 移動可能に設けられ、複数のノズルから液体を液滴としてそれぞれ噴射する液滴噴射ヘッドに替えて設けられた撮影手段を移動させず固定しつつ、前記撮影手段に対向する位置に基準基板を載置する移動可能なテーブルを駆動させて、前記基準基板上の複数の測定位置を順に前記撮影手段にて撮影して測定する第1の測定工程と、
    前記第1の測定工程によって測定された値から前記撮影手段に対する前記テーブルのずれ量を把握するとともに、前記ずれ量から近似式を算出する工程と、
    前記近似式を基に前記テーブルの駆動を補正する指示を作成する工程と、
    前記補正指示に基づいて前記テーブルを駆動し、前記撮影手段により前記基準基板の複数の測定位置を撮影して測定する第2の測定工程と、
    前記第2の測定工程によって測定された値から前記撮影手段に対する前記テーブルのずれ量を把握するとともに、前記ずれ量が予め規定された範囲内に収まっているか否かを判断する工程と、
    を備えることを特徴とする液滴噴射塗布装置の製造方法。
  2. 前記判断工程によって、前記ずれ量が予め規定された範囲内に収まっていないと判断された場合には、前記ずれ量が予め規定された範囲内に収まるまでさらに前記第1の測定工程に戻って前記撮影手段に対する前記テーブルのずれを補正する過程を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の液滴噴射塗布装置の製造方法。
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