JP4948310B2 - テンポ調整機能を備えるカラオケシステム - Google Patents

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Description

本発明は、楽曲再生に際して音程を変えずにテンポを変化させるテンポ調整機能を備えるカラオケシステムに関する。
近年、カラオケシステムにおいては、備えられる楽曲データには、音符データと当該音符データを出力するタイミングデータが関連付けられているものがある(例えば、MIDI(登録商標)データ)。このような、楽曲データは音程を変化させずに出力タイミング(テンポ)を変化させることで、歌唱者に歌唱しやすくさせる等の利便性を提供することができる。
従来、カラオケシステムでは、歌唱のテンポについては原曲と同じデフォルト設定されているが、歌唱者が高齢になるに従い、デフォルト設定されたテンポではついていけなくなることから、テンポを調整する機能を備えているものものある。このテンポ調整は、操作パネルなどのテンポキーを操作することで行われるのが一般的であるが、高齢者には特に手間をかけることになると共に、歌唱中にテンポ調整が行われるのが大半であり、歌唱途中でテンポが変化することは不自然に聴取され、またテンポについていけないことを他の利用者に印象付けることにもなる。
そこで、テンポなどを自動調整する技術として下記の特許文献で提案されているものがある。この特許文献1は、予め利用者のカードにカラオケ曲と音調やテンポ等の演奏条件とを記憶させておき、当該利用者の歌唱の際に上記カードからカラオケ曲及び演奏条件を入力して、当該カラオケ曲を当該演奏条件で再生することが開示されている。
特許第2808792号公報
しかしながら、上記特許文献1では、利用者に適したテンポで歌唱することができるものの、歌唱楽曲を予めカードに記憶させておかなければならず、当該カードに記憶されていない楽曲には対処することができないという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、高齢者などの原曲テンポでは歌唱困難な利用者に対して予め登録しておくことなく歌唱の際に自動的にテンポ調整を可能とするテンポ調整機能を備えるカラオケシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、利用者IDに関連付けて少なくとも利用者の年齢を登録しておく利用者データベース、及び、歌唱者の利用者IDと当該利用者IDを取得して歌唱された楽曲IDを含む演奏ログを記憶しておく演奏ログデータベースを備え、歌唱に際して演奏テンポを自動的に調整できるテンポ調整機能を備えるカラオケシステムであって、利用者年齢取得手段、演奏楽曲分析手段、テンポレベル対応テーブル及びテンポ設定手段を有するものであり、前記利用者年齢取得手段は、前記利用者IDに基づき前記利用者データベースより当該利用者の年齢を取得し、前記演奏楽曲分析手段は、前記利用者データベース及び演奏ログデータベースにより所定年齢以上の利用者が歌唱した楽曲の楽曲IDを取得し、予め設定された演奏度数以上の楽曲を特定楽曲とし、前記テンポレベル対応テーブルは、前記特定楽曲を一括として、若しくは当該特定楽曲の楽曲ID毎に、原曲テンポより遅いテンポレベルが対応付けられ、前記テンポ設定手段は、選曲者が利用者IDより取得される年齢において所定年齢以上であり、当該選曲者により選曲された楽曲が前記特定楽曲である場合には、前記テンポレベル対応テーブルの対応するテンポレベルを特定する、構成とする。
請求項2の発明では、前記演奏ログデータベースには、前記楽曲ID、歌唱者の利用者IDに加えてテンポを含ませた演奏ログを記憶しておき、前記演奏楽曲分析手段は、前記利用者データベース及び演奏ログデータベースより所定年齢以上の利用者が歌唱した楽曲の楽曲ID、歌唱者の利用者ID、歌唱者の年齢及び楽曲演奏時のテンポを取得して予め設定された演奏度数以上の楽曲を特定楽曲とし、当該特定楽曲を一括として、若しくは当該特定楽曲の楽曲ID毎に、テンポレベルの分析を行って前記テンポレベル対応テーブルを設定する構成である。
本発明によれば、所定年齢以上の利用者が歌唱した所定数の楽曲IDを取得して予め設定された演奏度数以上の楽曲を特定楽曲とし、選曲者が所定年齢以上であり、当該選曲者により選曲された楽曲が当該特定楽曲である場合に、テンポレベル対応テーブルの対応するテンポレベルを特定する構成とすることにより、高齢者などの原曲テンポでは歌唱困難な利用者に対して予め登録しておくことなく歌唱の際に自動的にテンポ調整を行わせることができるものである。
以下、本発明の最良の実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係るカラオケシステムの系統構成図を示す。図1(A)は通信ネットワークを使用して本システムを構成させた場合のネットワーク模式図、図1(B)はホスト装置の概要ブロック構成図である。図1(A)において、ホスト装置11はカラオケシステムの一部を構成するものとして、通信ネットワーク12を介して所定数のカラオケ演奏端末13(13A〜13N)を管理するものであり、相互にデータ授受自在に接続されたものである。上記通信ネットワーク12としては、例えば、一般公衆電話回線やこれを用いたADSLや光通信回線或いはインターネット、さらにはLANがあるが、インターネット上に構築されるVPNが好ましい。
ホスト装置11は、図1(B)に示すように、少なくとも送受信手段21、制御手段22、演奏楽曲分析手段23、演奏ログデータベース(DB)24及び利用者データベース(DB)25を備える。上記送受信手段21は、各カラオケ演奏端末13(13A〜13N)との通信(データ授受)を行うために、通信ネットワーク12の通信方式と整合性をとるための例えば物理的な通信用回路やプラットフォーム等のソフトウエアにより構成される。上記制御手段22は、当該ホスト装置11を統括的に制御するもので、例えば物理的なCPUであり、図示しないROMに格納されているプログラムのアルゴリズム処理を行う。
上記演奏楽曲分析手段23は、所定期間(1日単位、3日単位、1週間単位、1月単位等)毎に、利用者DB25及び演奏ログDB24より所定年齢以上の利用者が歌唱した楽曲の楽曲ID、歌唱者の利用者ID、歌唱者の年齢及び楽曲演奏時のテンポを取得して予め設定された演奏度数(度数のうち、期間を限定した頻度でもよい。ここでは頻度として説明する。)以上の楽曲を特定楽曲とし、当該特定楽曲を一括として、若しくは当該特定楽曲の楽曲ID毎に、テンポレベルの分析を行ってテンポレベル対応テーブル23Aを設定する(図3及び図4で説明する)。当該テンポレベル対応テーブル23Aは、特定楽曲を一括として、若しくは当該特定楽曲の楽曲ID毎に(ここでは楽曲ID毎とする)、原曲テンポより遅いテンポレベルが対応付けられたものである。本実施形態では、特定楽曲の楽曲ID毎に原曲テンポより遅いテンポレベルが対応付けられたものとして説明する。
上記演奏ログDB24は、当該ホスト装置11が統括管理する各カラオケ演奏端末13で歌唱者の利用者IDと当該利用者IDを取得して歌唱された総ての楽曲ID、年齢、テンポレベルが演奏ログとして順次格納されるデータベースである。上記利用者DB25は、利用者IDで管理される利用者毎に少なくとも年齢情報が登録されたデータベースであり、例えば利用者ID、氏名、セカンドネーム、住所、電話、生年月日(年齢)、性別、職業、登録者の顔写真等のイメージファイル名が関連付けられると共に、当該利用者の歌唱履歴(例えばマイボックスとして)が関連付けられたものであり、当該イメージデータや歌唱履歴は当該利用者DB25中に格納されているものである。
続いて、図2に、本発明のカラオケシステムに係るカラオケ演奏端末のブロック構成図を示す。図2に示すカラオケ演奏端末13は、主要装置としてのカラオケ演奏装置31に有線又は無線で外部接続されるものとして、表示部32、ミキシングアンプ33、マイク34、スピーカ35を備える。また、有線又は無線で遠隔入出力端末36が接続され、当該遠隔入出力端末36は、主要構成の他に楽曲検索手段37及び利用者ID読取部38を備える。
上記表示部32は、通常の楽曲選曲表示やカラオケ演奏時の映像、歌詞テロップを表示するもので、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、その他種々のディスプレイを採用することができる。上記ミキシングアンプ33は、カラオケ演奏装置31より送られてくる演奏データとマイク34からの音声信号をミキシングし、増幅してスピーカ35より出力する。
上記遠隔入出力端末36は、ユーザインタフェース機能を備えて対応のカラオケ演奏装置12(後述の送受信部53A)に対して有線方式ないし無線方式(IR方式やブルートゥース(登録商標)機構のピコネット接続方式など)を利用してデータ授受を行うためのもので、そのための回路基板及びプログラムを備える。上記ユーザインタフェース機能としては、図示しない端末表示部としての液晶ディスプレイ(LCD)とタッチセンサとを積層して入出力用とし、表示されるアイコン等に対応して当該タッチセンサにより楽曲の選択などのデータを入力することができるGUIである。
また、遠隔入出力端末36の備える楽曲検索手段37は、上記ユーザインタフェース機能により利用者に楽曲を選曲させるプログラムである(図6参照)。さらに、遠隔入出力端末36の備える利用者ID読取部38は、利用者のログイン要求で所持するICカード等が提示された時に、当該ICカード等から利用者IDを取得して、図示しないRAMに記憶させ、またカラオケ演奏装置31に送出する。なお、利用者ID読取部38を、カラオケ演奏装置31に備えさせてもよい。
上記カラオケ演奏装置31は、バス41、中央制御部42、ROM43、RAM44、楽曲DB45、映像DB46、再生制御部47、音楽曲出力部48、利用者年齢取得手段50、テーブル取得手段51、テンポ設定手段52、送受信部53A,53Bを適宜備える。また、RAM44には、利用者情報記憶部54、予約待ち行列55、テンポレベル対応テーブル56及び演奏ログ記憶部57の領域が形成される。なお、上記各構成について、本発明の要旨と直接関連しない要素部分であっても、従前のカラオケ装置においても大部分が適用可能であることを示すために、装置全体を説明する。
中央制御部42は、このシステムを統括的に処理制御する物理的なCPUであり、ROM43に記憶されているプログラムに基づくアルゴリズム処理を行うもので、ここでは取得した利用者IDに基づいてホスト装置11に対して該当の利用者情報を要求する。上記RAM44は、後述する利用者情報記憶部54、予約待ち行列55、テンポレベル対応テーブル56及び演奏ログ記憶部57の領域が形成される他に、上記種々のプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割をなすもので、例えば半導体メモリで構成され、仮想的にハードディスク上に構築される場合をも含む概念である。
上記楽曲DB45は、楽曲IDで管理される所定データ形式のカラオケ楽曲の演奏データ(MIDIデータ)及び歌詞テロップデータが同期されて構成される楽曲データ(ファイル)について楽曲コードをファイル名としてそれぞれ格納したデータベースであり、映像DB46に格納された当該楽曲毎の背景映像を表示するための所定数のシーン映像を割り当てる割当データが関連付けられる。当該映像DB46は、背景映像表示のための所定数のシーン映像データを所定数格納するデータベースである。なお、この楽曲DB45及び映像DB46を、カラオケ演奏装置31ではなく、上記ホスト装置11に備えさせることとしてもよい。
上記再生制御部47は、演奏時に、映像DB46より抽出された所定数のシーン映像データ及び歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させて表示部32に出力する電子回路である。上記音楽曲出力部48は、楽曲コードで楽曲DB45より抽出された演奏データをデジタル再生し、アナログ変換してミキシングアンプ33に出力する電子回路である。また、音楽曲出力部48は、上述のように、音符データと当該音符データを出力するタイミングデータが関連付けられており、演奏データの音程を変化させずに出力タイミング(テンポ)を変化させる機能を有する。
上記利用者年齢取得手段50は、遠隔入出力端末36より送信されてきた利用者IDに基づき後述の送受信部53B、通信ネットワーク12を介してホスト装置11の利用者DB25より当該利用者の生年月日(年齢)を取得し、当該利用者IDに年齢を附帯させて後述のRAM44の利用者情報記憶部54に記憶させるプログラムである。
上記テーブル取得手段51は、後述の送受信部53B、通信ネットワーク12を介してアクセスしたホスト装置11の演奏楽曲分析手段23で設定されたテンポレベル対応テーブル23A(図4(C)で説明する)を取得し、RAM44にテンポレベル対応テーブル56として記憶させるプログラムである。当該テンポレベル対応テーブル56は、特にここでは特定楽曲の楽曲ID毎に原曲テンポより遅いテンポレベルが対応付けられたものである。
上記テンポ設定手段52は、選曲者が利用者IDより取得される年齢において所定年齢以上であり、当該選曲者により選曲された楽曲が特定楽曲である場合には、テンポレベル対応テーブル56の対応するテンポレベルを特定し、音楽曲出力部48に送出して演奏データのテンポ調整させるプログラムである。上記特定楽曲は、ホスト装置11の演奏楽曲分析手段23で特定された楽曲であり、ここではテンポレベル対応テーブル56で参照される。
上記送受信部53Aは、遠隔入出力端末36との間で有線方式ないし無線方式(IR方式やブルートゥース機構のピコネット接続方式など)を利用してデータ授受を行うためのもので、そのための電子回路及びプログラムである。上記送受信部53Bは、上記ホスト装置11と上記通信ネットワーク12を介してデータ授受を行うためのもので、通信方式と整合性をとるための例えば物理的な通信用回路やプラットフォーム等のソフトウエアにより構成されるものである。
なお、RAM44に記憶される利用者情報記憶部54は、利用者ID及び年齢の他に、例えばニックネームやイメージ(顔写真等)などのログインにより利用者DB25より取得された情報を記憶する。また、RAM44に形成される予約待ち行列55は、中央制御部42が利用者により選曲された楽曲IDにテンポレベル及び特定楽曲フラグを附帯させて予約順に記憶させていくデータである(図8で説明する)。また、RAM44に形成される演奏ログ記憶部57は、当該カラオケ演奏端末13で演奏された総ての楽曲ID、年齢、テンポレベルを記憶しておくもので、例えば利用者のログアウト時に(所定期間毎でもよい)、中央制御部42が送受信部53B、通信ネットワーク12を介してホスト装置11に送出して演奏ログDB24に格納させるものである。
また、図示しないが、当該カラオケ演奏装置31には、利用者による選択した楽曲の楽曲コードを直接入力するためのものや、演奏楽曲のテンポや、歌唱音声に対する種々の調節を行うボタンやツマミ類が可変抵抗器等の電子素子に直結された操作パネルも接続される。ところで、カラオケ演奏端末13をスタンドアローンのカラオケシステムとして適用させる場合には上記演奏ログDB24及び利用者DB25を備えさせる構成とすることにより実現することができるものである。
ここで、図3に図1の演奏楽曲分析手段の処理フローチャートを示すと共に、図4に図1の演奏楽曲分析手段による特定楽曲、テンポ対応テーブル設定の処理説明図を示す。図3において、演奏楽曲分析手段23は、演奏ログDB24に楽曲ID毎に記憶されている利用者IDから利用者DBを参照して年齢を特定し、当該演奏ログDB24より所定年齢以上の利用者が歌唱した楽曲の楽曲ID及びテンポレベルを抽出する(ステップ(S)1)。例えば、図4(A)に示すように、年齢70歳以上を高齢者として、当該高齢者の歌唱した楽曲が演奏ログDB24より抽出される。
そこで、抽出した楽曲ID及びテンポレベルに基づいて、当該楽曲ID毎の演奏度数の統計を行ってテンポレベルを分析し、所定頻度以上で歌唱された楽曲IDを特定楽曲として当該楽曲ID毎の分析されたテンポレベルでテンポレベル対応テーブル23Aを設定する(S2)。この特定楽曲は、高齢者(ここでは、例えば70歳以上とする)がよく歌唱する嗜好曲としての意味合いを有するものである。
例えば、図4(B)に示すように、1万回以上歌唱された楽曲IDを特定楽曲とし、例えばこれら楽曲ID毎にテンポレベルの平均値を分析し、図4(C)に示すように、当該分析したテンポレベルを楽曲ID毎に対応付けてテンポレベル対応テーブル23Aを設定するものである。なお、本実施形態では、テンポレベル対応テーブル23Aにおいて、特定楽曲の楽曲ID毎に分析したテンポレベルを対応させた場合を示したが、特定楽曲を一括して一律のテンポレベルを対応させてもよいものである。
次に、図5に、図2のカラオケ演奏端末におけるログイン時の処理フローチャートを示す。図5(A)において、まず、所定の利用者がカラオケ演奏端末13に対して、例えば遠隔入出力端末36の利用者ID読取部38に対して利用者のログイン要求で所持するICカード等が提示された時に、利用者ID読取部38が当該ICカード等から利用者IDを取得して図示しないRAMに記憶すると共に、カラオケ演奏装置31に送信する(S11)。
カラオケ演奏装置31では、利用者年齢取得手段50が、取得した利用者IDに基づいて、送受信部53Bから通信ネットワーク12を介してホスト装置11にアクセスし、利用者DB25より当該利用者の年齢を取得し(S12)、年齢を附帯した利用者IDをRAM44の利用者情報記憶部54に記憶させる(S13)。なお、適宜、利用者IDに基づいてホスト装置11の利用者ID25よりニックネームやイメージ(顔写真等)、歌唱履歴など取得して記憶させておいてもよい。
また、図5(B)において、カラオケ演奏装置31のテーブル取得手段51は、RAM44の利用者情報記憶部54に記憶された利用者の中に70歳以上が存在するか否かを判断し(S21)、存在しなければ処理を終了する。一方、利用者の中に70歳以上が存在した場合(S21)、テーブル取得手段51がホスト装置11の演奏楽曲分析手段23が設定したテンポレベル対応テーブル23Aを取得し、RAM44にテンポレベル対応テーブル56として記憶させるものである(S22)。
続いて、図6に図2のカラオケ演奏端末におけるテンポ調整の処理フローチャートを示すと共に、図7に図2のカラオケ演奏端末における選曲時の画面表示の説明図を示し、図8に図2のカラオケ演奏端末における予約待ち行列の概念説明図を示す。図6において、まず、例えば遠隔入出力端末36より利用者からの利用者IDに基づく選曲要求があると(S31)、楽曲検索手段37が実行されて選曲画面が当該遠隔入出力端末36の図示しない表示部に表示される(S32)。
上記選曲画面に対して、図7に示すように、選曲者が所定内容を入力する。例えば、歌手名、曲名が入力されると、リクエストNO.(楽曲ID)、歌い出し、原曲キーが自動的に表示される。そこで、テンポ設定の欄で、例えば「自動」、「手動」を選択させ、「手動」の場合にはテンポレベルの入力が原曲テンポを基準としてアップ、ダウンボタンで設定可能となる。
一例として、テンポレベルは原曲テンポを「0」(デフォルト値)として、早いテンポでは「+」方向にアップボタンにより数字設定とし、遅いテンポでは「−」方向にダウンボタンにより数字設定としている。なお、本実施形態では、選曲者がテンポ設定を「自動」とした場合としている。そして、少なくとも選曲楽曲、テンポ設定が終了して転送キーが選択されることで、選曲内容がカラオケ演奏装置31に転送される(S33)。
そこで、テンポ設定手段52は、転送されてきた選曲内容に基づいて、まず、テンポ設定データが「自動」か否かが判断され(S34)、「自動」の場合には利用者IDからRAM44の利用者情報記憶部54を参照して年齢を取得し、選曲者が70歳以上か否かを判断する(S35)。70歳以上の場合には、選曲楽曲が特定楽曲としてテンポレベル対応テーブル56に存在するか否かが判断される(S36)。そして、当該選曲楽曲(楽曲ID)が特定楽曲(楽曲ID)としてテンポレベル対応テーブル56に存在する場合には、テンポレベル対応テーブル56で当該楽曲IDに対応されているテンポレベルを特定し(37)、RAM44の予約待ち行列55に、当該楽曲IDに特定したテンポレベル及び特定楽曲フラグ「1」を附帯させて選曲楽曲を登録する(S38)。
一方、テンポ設定が「手動」の場合(S34)、又は、選曲者が70歳以上でなく(S35)、又は選曲楽曲が特定楽曲リスト57に存在しない場合には(S36)、RAM44の予約待ち行列55に、手動設定値又はデフォルト設定値のテンポレベルを附帯させて選曲楽曲を登録するものである(S39)。なお、この場合においても70歳以上であれば特定楽曲フラグ「1」を附帯させ、70歳以上でなければ特定楽曲フラグ「0」を附帯させてもよい。
登録された選曲楽曲について、図8に示すように、予約待ち行列55には、予約された楽曲の楽曲IDにテンポレベル及び特定楽曲フラグが附帯された形態で表示される。例えば、1曲目と3曲目におけるテンポレベルがデフォルト値、かつ70歳以上でない場合として特定楽曲フラグ「0」で附帯された場合であり、2曲目が例えば75歳の利用者が、4曲目が例えば90歳の利用者が、5曲目が例えば80歳の利用者が、テンポレベル対応テーブル56の特定楽曲に存在する楽曲IDを自動テンポ設定で選曲した場合に、図4(C)に示すテンポレベル対応テーブル23A(56)によりそれぞれのテンポレベル及び特定楽曲フラグ「1」が附帯されるものである。
続いて、図9に、図2のカラオケ演奏端末におけるログアウト時の処理フローチャートを示す。上記カラオケ演奏装置31で利用者のログイン時から演奏された楽曲は、ログアウト時まで、RAM44の演奏ログ記憶部57に当該楽曲ID、歌唱者の利用者ID、演奏曲のテンポレベルを順次記憶していく。そして、ログアウト時に(S41)、歌唱により演奏ログ記憶部57に記憶された総ての楽曲ID、利用者ID及びテンポレベルをホスト装置11に送信され、ホスト装置11では演奏ログDB24に格納するものである(S42)。
なお、歌唱により演奏ログ記憶部57に、1日単位のような所定期間内の総ての演奏ログを記憶させ、記憶された総ての楽曲ID、利用者ID及びテンポレベルのホスト装置11への送信を、ログアウト時ではなく、例えば1日毎のような所定期間毎としてもよい。この場合、演奏ログ記憶部57をRAM44ではなく、別の記憶手段で記憶させることとしてもよい。
このように、高齢者などの原曲テンポでは歌唱困難な利用者に対して、予めカード等に登録しておくことなく、歌唱の際に自動的にテンポ調整を行わせることができるものであり、ひいては歌唱を喚起させ、カラオケ利用を喚起させることができるものである。
本発明のテンポ調整機能を備えるカラオケシステムは、カラオケの基本的機能を備えるカラオケ装置の分野に利用可能である。
本発明に係るカラオケシステムの系統構成図である。 本発明のカラオケシステムに係るカラオケ演奏端末のブロック構成図である 図1の演奏楽曲分析手段の処理フローチャートである。 図1の演奏楽曲分析手段による特定楽曲、テンポ対応テーブル設定の処理説明図である。 図2のカラオケ演奏端末におけるログイン時の処理フローチャートである。 図2のカラオケ演奏端末におけるテンポ調整の処理フローチャートである。 図2のカラオケ演奏端末における選曲時の画面表示の説明図である。 図2のカラオケ演奏端末における予約待ち行列の概念説明図である。 図2のカラオケ演奏端末におけるログアウト時の処理フローチャートである。
符号の説明
11 ホスト装置
13 カラオケ演奏端末
23 演奏楽曲分析手段
23A,56 テンポレベル対応テーブル
24 演奏ログDB
25 利用者DB
32 カラオケ演奏装置
38 利用者ID読取部
50 利用者年齢取得手段
51 テーブル取得手段
52 テンポ設定手段
54 利用者情報記憶部
55 予約待ち行列
57 演奏ログ記憶部

Claims (2)

  1. 利用者IDに関連付けて少なくとも利用者の年齢を登録しておく利用者データベース、及び、歌唱者の利用者IDと当該利用者IDを取得して歌唱された楽曲IDを含む演奏ログを記憶しておく演奏ログデータベースを備え、歌唱に際して演奏テンポを自動的に調整できるテンポ調整機能を備えるカラオケシステムであって、
    利用者年齢取得手段、演奏楽曲分析手段、テンポレベル対応テーブル及びテンポ設定手段を有するものであり、
    前記利用者年齢取得手段は、前記利用者IDに基づき前記利用者データベースより当該利用者の年齢を取得し、
    前記演奏楽曲分析手段は、前記利用者データベース及び演奏ログデータベースにより所定年齢以上の利用者が歌唱した楽曲の楽曲IDを取得し、予め設定された演奏度数以上の楽曲を特定楽曲とし、
    前記テンポレベル対応テーブルは、前記特定楽曲を一括として、若しくは当該特定楽曲の楽曲ID毎に、原曲テンポより遅いテンポレベルが対応付けられ、
    前記テンポ設定手段は、選曲者が利用者IDより取得される年齢において所定年齢以上であり、当該選曲者により選曲された楽曲が前記特定楽曲である場合には、前記テンポレベル対応テーブルの対応するテンポレベルを特定する、
    ことを特徴とするテンポ調整機能を備えるカラオケシステム。
  2. 請求項1記載のテンポ調整機能を備えるカラオケシステムであって、
    前記演奏ログデータベースには、前記楽曲ID、歌唱者の利用者IDに加えてテンポを含ませた演奏ログを記憶しておき、
    前記演奏楽曲分析手段は、前記利用者データベース及び演奏ログデータベースより所定年齢以上の利用者が歌唱した楽曲の楽曲ID、歌唱者の利用者ID、歌唱者の年齢及び楽曲演奏時のテンポを取得して予め設定された演奏度数以上の楽曲を特定楽曲とし、当該特定楽曲を一括として、若しくは当該特定楽曲の楽曲ID毎に、テンポレベルの分析を行って前記テンポレベル対応テーブルを設定することを特徴とするテンポ調整機能を備えるカラオケシステム。
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