JP4963261B2 - 画像対応楽曲推薦提示システム - Google Patents

Description

本発明は、楽曲毎にデフォルト設定された背景映像に代えて、利用者が任意に設定した外部入力画像を背景映像として表示する際に、当該外部入力画像の撮影年月日データに対応した年代データを有する楽曲を推薦提示することが可能な技術に関するものである。

近年、カラオケ利用者の多用な要望に応えるため、カラオケ装置に関して種々の技術が開発されている。例えば、年代検索モードを利用して選曲を行う際に、年代設定を容易に行うことができるようにした技術が開示されている（特許文献１参照）。
この特許文献１に記載された技術は、カラオケ楽曲データベースに対応した楽曲索引データベースと、楽曲索引データベース等に基づいた各種情報を利用者に提示すると共に利用者による操作入力を受け付ける利用者インタフェースと、利用者インタフェースによる操作入力に応答してカラオケ装置に対して演奏予約に関わるリモコン信号を発信するリモコン信号出力手段とを備えた電子目次本機能付きカラオケリモコン装置に関するものである。このカラオケリモコン装置では、検索条件となる年代を特定するにあたり、利用者インタフェースにより利用者の現在の年齢又は生まれた年代を入力させると共に、検索対象となる年代が利用者にとって何歳の時かあるいは何年生の時かを入力させて、これらの入力データに基づいて検索対象となる年代を特定するようになっている。

また、楽曲の演奏時に表示される背景映像に代えて、当該楽曲の作成年や流行年に発生した時事に関する映像を背景映像として表示するようにした技術が開示されている（特許文献２参照）。
この特許文献２に記載された技術は、楽曲の作成年データ又は流行年データを楽曲情報に含ませて記憶すると共に、世の中に発生した時事に関する時事映像情報に発生年データを含ませて記録する。そして、楽曲を演奏する際に、楽曲情報に含まれる作成年データ又は流行年データに対応する発生年データを有する時事映像情報を読み出して、この時事映像情報を背景映像として表示するようになっている。

また、楽曲毎にデフォルト設定された背景映像に代えて、利用者が任意に設定した外部入力画像を背景映像として表示することができるカラオケシステムが開発されている。具体的には、カラオケ演奏端末に外部記憶装置の接続端子を設けることにより外部記憶装置に記録された画像を取り込み、楽曲の演奏に際して当該画像を背景映像として表示するようにしたカラオケシステムである。

特開２００３−１４０６６９号公報 特開平１０−６３２８４号公報

ところで、利用者が任意に設定した外部入力画像を背景映像として表示するようにしたカラオケシステムでは、背景映像として表示させる外部入力画像の撮影年月日に対応した楽曲を歌唱したいとの要望がある。例えば、同窓会の２次会等でカラオケを楽しむ際に、学生時代の写真データが記憶された外部記憶装置（例えばＳＤメモリカード）を持参して、学生時代の写真を背景映像として表示させると共に、学生時代に流行していた楽曲を歌唱することが考えられる。

この場合、上述した特許文献１に記載された技術を用いることにより、選曲対象となる楽曲の年代設定を行うことができる。しかしながら、特許文献１に記載された技術では、利用者インタフェースを用いて利用者の現在の年齢又は生まれた年代を入力すると共に、検索対象となる年代が利用者にとって何歳の時かあるいは何年生の時かを入力する必要がある。このため、より一層、年代設定を容易に行うことができる技術の開発が望まれていた。

また、上述した特許文献２に記載された技術は、予め選曲を行った後に、選曲された楽曲に対応した時事映像情報を背景映像として表示するものである。したがって、まず初めに、利用者が任意に設定した外部入力画像を背景映像として設定可能とし、この背景映像の撮影年月日に対応した選曲を行うことはできない。

本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、利用者が任意に設定した外部入力画像を背景映像として設定する際に、煩わしい操作を行うことなく容易に選曲を行うことが可能な画像対応楽曲推薦提示システムを提供することを目的とする。

本発明の画像対応楽曲推薦提示システムは、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
すなわち、本発明の画像対応楽曲推薦提示システムは、楽曲毎にデフォルト設定された背景映像に代えて、利用者が任意に設定した外部入力画像を背景映像として表示可能であり、楽曲索引データ格納手段と、外部入力画像管理手段と、外部入力画像設定手段と、画像対応楽曲提示手段と、を備えている。

そして、楽曲索引データ格納手段は、少なくとも予め設定された年代ジャンルに基づく年代データが付帯された楽曲索引データを格納し、外部入力画像管理手段は、少なくとも撮影年月日データが付帯された外部入力画像を所定の外部入力画像記憶部にて管理し、外部入力画像設定手段は、楽曲毎にデフォルト設定された背景映像に代えて、外部入力画像管理手段で管理された外部入力画像を背景映像とする代替設定を可能とし、画像対応楽曲提示手段は、背景映像として外部入力画像が代替設定された場合に、楽曲索引データ格納手段に格納された楽曲索引データの中から当該外部入力画像に付帯された撮影年月日データに対応する年代データを付帯した楽曲を抽出して選曲可能に一覧表示させることを特徴とするものである。

また、利用者の指示に基づき、複数の外部入力画像の中から背景映像に代えて代替設定する外部入力画像を選択するための画像選択手段をさらに含むことが可能である。

ここで、外部入力画像とは、カラオケ演奏端末内に組み込まれた背景映像、すなわち楽曲毎に予めデフォルト設定された通常の背景映像とは異なり、利用者が個々に用意した個人対応の画像のことである。なお、画像とは、静止画又は動画のどちらであってもよい。
また、外部入力画像管理手段とは、撮影年月日データが付帯された外部入力画像を管理するための手段であり、例えばカラオケ演奏端末に装着されるＳＤメモリカード等の外部記憶装置や、カラオケ演奏端末の構成要素であるＨＤＤ又はＲＡＭに格納された外部入力画像の管理を行う。
また、年代ジャンルとは、例えば、楽曲のリリース年、流行年、著名な歌謡ショーへの出演年等のように、所定の基準に従って分類される年代データのことである。

本発明の画像対応楽曲推薦提示システムによれば、利用者が任意に設定した外部入力画像を背景映像として設定すると共に、この背景映像の撮影年月日に対応した楽曲を選曲対象として推薦提示することができる。したがって、利用者が煩わしい操作を行うことなく、背景映像の撮影年月日に対応した楽曲を容易に選曲することが可能となる。

また、利用者の指示に基づき、複数の外部入力画像の中から所望の外部入力画像を背景映像として選択できるような構成とすることにより、所望の外部入力画像のみを背景映像として表示することが可能となる。

以下、図面を参照して本発明の画像対応楽曲推薦提示システムの実施形態を説明する。
本発明の実施形態に係る画像対応楽曲推薦提示システムは、楽曲毎にデフォルト設定された背景映像に代えて、利用者が任意に設定した外部入力画像を背景映像として表示する際に、当該外部入力画像の撮影年月日データに対応した年代データを有する楽曲を推薦提示する機能を有している。

＜カラオケ演奏端末＞
まず、本発明の実施形態に係る画像対応楽曲推薦提示システムを適用するカラオケ演奏端末について説明する。図１は、カラオケ演奏端末の構成を示すブロック図である。
カラオケ演奏端末１０は、図１に示すように、カラオケ本体１１、表示手段１２、ミキシングアンプ１３、マイクロホン１４、スピーカ１５、及び遠隔入出力端末１６を備えると共に、通信ネットワーク１７を介してホスト装置１８と接続されている。カラオケ本体１１と表示手段１２とは、有線方式又は無線方式により接続されている。また、ホスト装置１８からカラオケ演奏端末１０に対して、楽曲索引データ、更新楽曲索引データ、利用者データ等が送信される。

＜遠隔入出力端末＞
遠隔入出力端末１６は、ユーザインタフェース機能を備えており、カラオケ本体１１のローカル送受信手段３１に対して有線方式又は無線方式によりデータの送受信を行うようになっており、データの送受信を行うための回路基板及びプログラム、及び楽曲検索手段１９として機能させるためのプログラムを備えている。ここで利用される無線方式としては、例えば近接無線通信技術であるｉｒＤＡやbluetooth（登録商標）等を挙げることができる。また、ユーザインタフェース機能として、例えば液晶ディスプレイとタッチセンサとを積層した入出力用表示部（図示せず）を備えており、入出力用表示部に表示されるアイコンや文字列にタッチすることにより、楽曲の選択やデータの入力を行うようになっている。
また、遠隔入出力端末１６は、画像対応楽曲提示手段３５及び画像選択手段３６として機能させるためのプログラムを備えると共に、楽曲索引データベース（ＤＢ）２７を含んでいる。遠隔入出力端末１６を構成する各手段については、後に詳述する。

＜カラオケ本体＞
カラオケ本体１１は、バス２１、中央制御手段２２、ＲＯＭ２３、ＲＡＭ２４、ＨＤＤ２０、音楽曲出力手段２８、再生制御手段２９、予約管理手段３０、ローカル送受信手段３１、ネットワーク送受信手段３２、外部入力画像管理手段３３、及び外部入力画像設定手段３４を備えている。

＜中央制御手段＞
中央制御手段２２は、カラオケシステムを総合的に制御するための手段であり、例えばＣＰＵ及びその周辺機器により構成されており、ＣＰＵ等がＲＯＭ２３等に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。

＜ＲＯＭ／ＲＡＭ＞
ＲＯＭ２３は、カラオケシステムを構成する各機器を制御するためのアプリケーションプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、ＲＡＭ２４は、アプリケーションプログラムや種々のデータを一時的に読み込む一時記憶領域として機能するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりＲＡＭ２４を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なＲＡＭ２４を構成してもよい。本実施形態では、ＲＡＭ２４に、予約待ち行列が格納される。この予約待ち行列は、例えば図１２に示すように、演奏順に、楽曲ＩＤ、楽曲名、選曲者の利用者ＩＤを関連付けて格納したものであり、背景映像として外部入力画像が代替設定されている場合には、代替設定された代替画像ＩＤも関連付けて格納される。

＜ＨＤＤ＞
ＨＤＤは、カラオケ本体１１を構成する大容量記憶装置であり、本実施形態では、楽曲データベース（ＤＢ）２５、映像データベース（ＤＢ）２６、及び外部入力画像記憶部３７として機能する。
楽曲データベース２５は、演奏データ（ＭＩＤＩ（登録商標）データ）及び歌詞テロップデータが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲コードと対応付けてそれぞれ格納したデータベースである。ここで、演奏データは各楽曲の演奏データをデジタル化したものであり、歌詞テロップデータは演奏データに同期された楽曲の歌詞文字データである。
映像データベース２６は、楽曲毎に予めデフォルト設定された通常の背景映像を、当該楽曲の楽曲ＩＤに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。利用者が個々に用意した個人対応の外部入力画像を背景映像として表示させない場合には、映像データベース２６に格納された通常の背景映像を楽曲の演奏に合わせて表示することになる。
外部入力画像記憶部３７は、外部入力画像管理手段３３で管理される外部入力画像を格納するための記憶部である。なお、遠隔入出力端末１６に装着された外部記憶装置（例えばＳＤメモリカード）等を、外部入力画像記憶部３７として機能させてもよい。

＜音楽曲出力手段＞
音楽曲出力手段２８は、楽曲ＩＤに基づいて楽曲データベース２５から抽出された演奏データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ１３に出力するための電子回路である。ミキシングアンプ１３は、マイクロホン１４から入力された歌唱者の歌唱音声と、音楽曲出力手段２８から送出される演奏データとをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ１５より出力させるための手段である。

＜再生制御手段＞
再生制御手段２９は、カラオケ演奏中に、楽曲データベース２５から抽出された楽曲データのうちの歌詞テロップデータ（歌詞文字データ）を当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段１２に出力するための電子回路である。
＜表示手段＞
表示手段１２は、カラオケ演奏時の映像、歌詞テロップ及び表示識別情報等を表示するための装置で、例えばＣＲＴディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等により構成される。

＜予約管理手段＞
予約管理手段３０は、利用者により遠隔入出力端末１６における楽曲検索手段１９の機能を用いて選曲され、あるいは画像対応楽曲提示手段３５の機能により提示された楽曲の中から選曲され、ローカル送受信手段３１を介して送信された利用者ＩＤ、選曲された楽曲ＩＤ、及び設定された背景映像を対応付けて予約待ち行列としてＲＡＭ２４に格納し、管理するためのプログラムである。なお、楽曲選択の表示や予約待ち行列の表示は、遠隔入出力端末１６の入出力用表示部（図示せず）及び表示手段１２のいずれか一方、あるいは双方で行うことができる。

＜送受信手段＞
ローカル送受信手段３１は、遠隔入出力端末１６との間でデータの送受信を行うための手段である。ネットワーク送受信手段３２は、通信ネットワーク１７を介してホスト装置１８との間でデータの送受信を行うための手段であり、通信ネットワーク１７における通信方式の整合性を保つための通信回路やソフトウェアにより構成される。

＜外部入力画像管理手段＞
外部入力画像管理手段３３は、少なくとも撮影年月日データが付帯された外部入力画像を所定の外部入力画像記憶部３７にて管理するための手段であり、具体的には、例えばＳＤメモリカード等の外部記憶装置や、カラオケ本体１１の構成要素であるＨＤＤ、ＲＡＭ等に格納された外部入力画像を管理するためのプログラムである。
一般的に、デジタルカメラで撮影された画像には、画像データの他に、ファイル名（画像ＩＤ）、データ形式、データサイズ、撮影年月日、画像の大きさ、撮影機材、解像度等の情報が付帯している。外部入力画像管理手段３３では、これらの情報のうち、少なくとも画像ＩＤ及び撮影年月日に関するデータを管理する。

＜外部入力画像の入力例１＞
ここで、外部入力画像管理手段３３における外部入力画像の入力例について説明する。図２は、カラオケ演奏端末１０に１つのＳＤメモリカード装着スロット４１が設けられている場合の外部入力画像の入力例を示す説明図である。
図２に示す例では、カラオケ演奏端末１０に設けられたＳＤメモリカード装着スロット４１に、外部入力画像が記憶されたＳＤメモリカード４２が装着されると、外部入力画像毎に、画像ＩＤ、画像データ及び撮影年月日データを関連付けて管理データとする。この場合には、ＳＤメモリカード装着スロット４１が１つのみであるので、外部入力画像を管理するための管理データとして利用者ＩＤは必要ない。なお、この場合には、ＳＤメモリカード４２が外部入力画像記憶部３７として機能する。

＜外部入力画像の入力例２＞
図３は、ホスト装置１８において外部入力画像を管理する場合の入力例を示す説明図である。
図３に示す例では、カラオケ演奏端末１０にＳＤメモリカード装着スロット４１を設けると共に、遠隔入出力端末１６に利用者が所持するＩＤカード４３に記憶された利用者ＩＤを読み取るためのＩＤカード装着スロット４４を設け、ＳＤメモリカード４２に記憶された外部入力画像、及びＩＤカード４３に記憶された利用者ＩＤをホスト装置１８にアップロードし、ホスト装置１８において、外部入力画像を利用者ＩＤと関連付けて管理するようになっている。

この例では、複数のカラオケ演奏端末１０が、通信ネットワーク１７を介してホスト装置１８に接続されているものとする。通信ネットワーク１７は、公衆電話回線、専用電話回線、光通信回線、ＬＡＮ等を用いることができるが、ネットワークに対する第三者の侵入やデータの傍聴及び改竄が困難であると共に、帯域を独占せず安価な通信網であるという点で、インターネットにより構築されるＶＰＮを利用することが好ましい。また、ホスト装置１８は、利用者毎に、利用者ＩＤ、氏名、セカンドネーム（例えば愛称）、住所、電話番号、年齢、性別、職業等が関連付けて格納された顧客データベースを備えている。

具体的には、図３に示すように、遠隔入出力端末１６に設けられたＩＤカード装着スロット４４にＩＤカード４３を装着すると共に、カラオケ演奏端末１０のＳＤメモリカード装着スロット４１にＳＤメモリカード４２を装着し、利用者ＩＤと外部入力画像に関するデータとをホスト装置１８に送信する。なお、パーソナルコンピュータ及びインターネットを用いてホスト装置１８にアクセスして、利用者ＩＤと外部入力画像に関するデータとをホスト装置１８に送信するような構成としてもよい。
ホスト装置１８では、利用者別画像記憶部において、利用者毎に、画像ＩＤ、画像データ及び撮影年月日データを関連付けて管理データとする。なお、画像データが複数ある場合には、画像データ毎に画像ＩＤ、画像データ及び撮影年月日データが関連付けられる。

そして、遠隔入出力端末１６に設けられたＩＤカード装着スロット４４にＩＤカード４３を装着して、利用者を特定するための要求がホスト装置１８に送信されると、通信ネットワーク１７を介してホスト装置１８からカラオケ演奏端末１０に向かって、特定された利用者ＩＤに対応する管理データが送信され、ＨＤＤやＲＡＭ等からなる外部入力画像記憶部３７に利用者ＩＤ毎のフォルダが形成されて、管理データが格納される。

＜外部入力画像設定手段＞
外部入力画像設定手段３４は、楽曲毎にデフォルト設定された背景映像に代えて、外部入力画像管理手段３３に格納された外部入力画像を背景映像として代替設定するためのプログラムである。

＜楽曲索引データベース＞
楽曲索引データベース２７は、楽曲索引データ格納手段として機能するもので、楽曲データベースに対応させて、選曲時に参照する楽曲索引データを格納している。この楽曲索引データベース２７は、例えば図４に示すように、楽曲ＩＤと年代ジャンル別年代データとを紐付けて格納したもので、楽曲ＩＤに対して、年代ジャンル別年代データであるリリース年、流行年、著名な歌謡ショーへの出場年が紐付けされている。
このように、楽曲索引データベース２７に格納する年代ジャンル別年代データは、例えば、リリース年、流行年月、著名な歌謡ショーへの出場年であるが、各年代ジャンル別年代データは、詳細な年月日情報（例えば２０００年１０月１０日）であってもよいし、年月のみの情報（例えば２０００年１０月）であってもよいし、年のみの情報（例えば２０００年）であってもよいし、ある程度の幅を持った年代情報（例えば１９９１〜２０００年）であってもよい。さらに、年代ジャンルは、１つのみであってもよい。

＜画像対応楽曲提示手段＞
画像対応楽曲提示手段３５は、背景映像として外部入力画像が代替設定された場合に、楽曲索引データベース２７に格納された楽曲索引データの中から当該外部入力画像に付帯された撮影年月日データに対応する年代データを付帯した楽曲を抽出して選曲可能に一覧表示させるためのプログラムである。
＜画像選択手段＞
画像選択手段３６は、利用者の指示に基づき、複数の外部入力画像の中から背景映像に代えて代替設定する外部入力画像を選択するためのプログラムである。

＜楽曲選択手順＞
次に、本実施形態の画像対応楽曲推薦提示システムを用いて楽曲選択を行う手順を説明する。本実施形態の画像対応楽曲推薦提示システムを用いた楽曲選択手順では、カラオケ演奏端末１０のＳＤメモリカード装着スロット４１にＳＤメモリカード４２が装着されたり、遠隔入出力端末１６からホスト装置１８に対して管理データの送信要求があると、外部入力画像管理手段３３の機能により外部入力画像が管理データとして管理され、楽曲選択処理が開始する。図５は外部入力画像に対応した楽曲を選択する手順を示すフローチャートである。また、図６は外部入力画像が１つのみの場合の年代ジャンル指定画面を示す説明図、図７は管理データの模式図、図８は背景映像選択画面を示す説明図、図９は選曲年代指定画面の一例を示す説明図、図１０は外部入力画像が複数存在する場合の年代ジャンル指定画面を示す説明図、図１１は選曲目次画面を示す説明図である。

本実施形態の楽曲索引データ格納手段を用いた楽曲選択手順では、図５に示すように、外部入力画像に関する管理データが存在するか否かを判断し（Ｓ１１）、管理データが存在する場合には、外部入力画像が複数存在するか否かを判断する（Ｓ１２）。ここで、外部入力画像が１つのみの場合には、外部入力画像設定手段３４の機能により、楽曲毎にデフォルト設定された背景映像に代えて当該外部入力画像を背景映像として設定し（Ｓ２４）、遠隔入出力端末１６の入出力用表示部に年代ジャンル指定ボタンを表示する（Ｓ１８）。この際、遠隔入出力端末１６の入出力用表示部には、図６に示すような画面が表示される。
一方、外部入力画像が複数存在する場合には、画像選択手段３６の機能により、遠隔入出力端末１６の入出力用表示部に背景映像選択画面を表示する（Ｓ１３）。この際、遠隔入出力端末１６の入出力用表示部には、図８に示すような画面が表示される。図８に示す例では、複数の画像がサムネイル表示されている。

続いて、利用者により画像が選択されると（Ｓ１４）、外部入力画像設定手段３４の機能により、楽曲毎にデフォルト設定された背景映像に代えて、外部入力画像管理手段３３に格納された外部入力画像の中から選択された外部入力画像を背景映像として設定する（Ｓ１５）。本実施形態では、例えば図７に示すように、管理データとして外部入力画像が複数存在するため、これらの外部入力画像の画像データに付帯された撮影年月日データも複数存在することになる。したがって、本実施形態では、選択された画像に対応する年代が複数年にわたる場合が想定されるため、選曲に際して年代を指定する必要が生じる。

そこで、本実施形態では、遠隔入出力端末１６の入出力用表示部に、選択された画像と共に選曲年代指定ボタンを表示する（Ｓ１６）、この際、遠隔入出力端末１６の入出力用表示部には、図９に示すような画面が表示される。そして、利用者により選曲年代の指定が行われると（Ｓ１７）、遠隔入出力端末１６の入出力用表示部に年代ジャンル指定ボタンを表示する（Ｓ１８）。この際、遠隔入出力端末１６の入出力用表示部には、図１０に示すような画面が表示される。

続いて、利用者により年代ジャンル指定ボタンが操作されて年代ジャンルが指定されると（Ｓ１９）、画像対応楽曲提示手段３５の機能により、楽曲索引データベース２７を参照し、背景映像として設定された外部入力画像に付帯された撮影年月日データに対応する楽曲を年代ジャンルに基づいて抽出して、選曲可能な楽曲を遠隔入出力端末１６の入出力用表示部に一覧表示する（Ｓ２０）。この際、遠隔入出力端末１６の入出力用表示部には、図１１に示すような画面が表示される。

続いて、選曲が確定されたか否かを判断し（Ｓ２１）、選曲が確定されると、カラオケ本体１１に対して、楽曲ＩＤ、背景映像として表示する外部入力画像の画像ＩＤ、及び利用者ＩＤが送信され、予約管理手段３０の機能により、予約待ち行列としてＲＡＭ２４に格納する（Ｓ２２）。一方、選曲が確定されなかった場合には、上述した処理を最初からやり直す。

一方、外部入力画像に関する管理データが存在しない場合には、通常の選曲処理（Ｓ２３）に移行する。なお、通常の選曲処理（Ｓ２３）とは、一般的なカラオケシステムにおいて通常行われている選曲処理のことであり、例えば、楽曲索引データベース２７に与えられる検索キーワードの属性情報に応じて、曲名、アーティスト名、ジャンル、年代等の各種検索モードを用いて選曲を行う処理のことである。
なお、外部入力画像に関する管理データが存在する場合に、外部入力画像管理手段３３に格納された外部入力画像の中から選択された画像を背景映像として設定するのではなく、利用者が当該外部入力画像を背景映像とするか否かを指示できるようにしてもよい。

＜他の実施形態＞
本発明の画像対応楽曲推薦提示システムを適用するカラオケシステムを構成する機器や手段は上述したものに限定されず、カラオケシステムの利用目的等に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。
また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。

本発明の実施形態に係る画像対応楽曲推薦提示システムを適用するカラオケ演奏端末の構成を示すブロック図。 外部入力画像の入力例を示す説明図。 外部入力画像の入力例を示す説明図。 楽曲索引データベースを示す模式図。 外部入力画像に対応した楽曲を選択する手順を示すフローチャート。 外部入力画像が１つのみの場合の年代ジャンル指定画面を示す説明図。 管理データの模式図。 背景映像選択画面を示す説明図。 選曲年代指定画面を示す説明図。 外部入力画像が複数の場合の年代ジャンル指定画面を示す説明図。 選曲目次画面を示す説明図。 予約待ち行列を示す模式図。

符号の説明

１０ カラオケ演奏端末
１１ カラオケ本体
１２ 表示手段
１３ ミキシングアンプ
１４ マイクロホン
１５ スピーカ
１６ 遠隔入出力端末
１７ 通信ネットワーク
１８ ホスト装置
１９ 楽曲検索手段
２０ ＨＤＤ
２１ バス
２２ 中央制御手段
２３ ＲＯＭ
２４ ＲＡＭ
２５ 楽曲データベース
２６ 映像データベース
２７ 楽曲索引データベース
２８ 音楽曲出力手段
２９ 再生制御手段
３０ 予約管理手段
３１ ローカル送受信手段
３２ ネットワーク送受信手段
３３ 外部入力画像管理手段
３４ 外部入力画像設定手段
３５ 画像対応楽曲提示手段
３６ 画像選択手段
３７ 外部入力画像記憶部
４１ ＳＤメモリカード装着スロット
４２ ＳＤメモリカード
４３ ＩＤカード
４４ ＩＤカード装着スロット

Claims (2)

1. 楽曲毎にデフォルト設定された背景映像に代えて、利用者が任意に設定した外部入力画像を背景映像として表示可能であり、
   楽曲索引データ格納手段と、外部入力画像管理手段と、外部入力画像設定手段と、画像対応楽曲提示手段と、を備え、
   前記楽曲索引データ格納手段は、少なくとも予め設定された年代ジャンルに基づく年代データが付帯された楽曲索引データを格納し、
   前記外部入力画像管理手段は、少なくとも撮影年月日データが付帯された外部入力画像を所定の外部入力画像記憶部にて管理し、
   前記外部入力画像設定手段は、楽曲毎にデフォルト設定された背景映像に代えて、前記外部入力画像管理手段で管理された外部入力画像を背景映像とする代替設定を可能とし、
   前記画像対応楽曲提示手段は、背景映像として外部入力画像が代替設定された場合に、前記楽曲索引データ格納手段に格納された楽曲索引データの中から当該外部入力画像に付帯された撮影年月日データに対応する年代データを付帯した楽曲を抽出して選曲可能に一覧表示させる、
   ことを特徴とする画像対応楽曲推薦提示システム。
2. 利用者の指示に基づき、複数の外部入力画像の中から背景映像に代えて代替設定する外部入力画像を選択するための画像選択手段をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の画像対応楽曲推薦提示システム。

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