JP5794934B2 - コラボレーション歌唱の録画システム - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係るコラボレーション歌唱の録画システム10は、コラボレーション歌唱を所望するカラオケ楽曲について、複数の利用者の歌唱音声及び歌唱動画を録画するためのシステムであって、図1に示すように、コラボレーションデータ取得手段38と、撮影手段(ビデオカメラ26)と、歌唱音声取得手段(マイクロホン24)と、歌唱動画表示手段39と、コラボレーションデータ作成手段40とを備えており、さらに、歌唱動画関連付け手段55と、コラボレーション公開データ作成手段56とを備えることが可能である。
歌唱動画関連付け手段55は、コラボレーションデータ57aのコラボレーション歌唱音声に含まれるすべての利用者の歌唱動画を関連付けるためのプログラムからなる。すなわち、コラボレーションデータ57aは、コラボレーション歌唱を行った利用者毎に作成されるデータであり、例えば、既にコラボレーション歌唱を行った利用者及び新規にコラボレーション歌唱を行った利用者の歌唱音声が合成されたコラボレーション歌唱音声と、当該コラボレーション歌唱音声にカラオケ演奏音を合成したカラオケ歌唱音声と、新規にコラボレーション歌唱を行った利用者の歌唱動画とが含まれている。なお、コラボレーション歌唱に使用するための最初のコラボレーションデータ57aは、コラボレーション歌唱を所望する利用者一人により作成されたデータであり、この場合のコラボレーションデータ57aは、当該最初の利用者の歌唱音声と、当該歌唱音声にカラオケ演奏音を合成したカラオケ歌唱音声と、当該最初の利用者の歌唱動画とを含んでいる。
コラボレーション公開データ作成手段56は、歌唱動画関連付け手段55の機能により関連付けられたすべての利用者の歌唱動画と、コラボレーション歌唱音声とからなるコラボレーション公開データを作成するためのプログラムからなる。このコラボレーション公開データは、サーバ50の記憶装置57に記憶され、インターネット回線等を介して公開される。
本発明の実施形態に係るコラボレーション歌唱の録画システム10を適用するカラオケ演奏端末20は、図2に示すように、カラオケ本体21、カラオケリモコン装置22、スピーカ23、マイクロホン24、表示装置25、ビデオカメラ26、ミキシングアンプ27を備えている。
カラオケリモコン装置22は、カラオケ本体21のローカル送受信手段36との間で有線方式又は無線方式によりデータの送受信を行うようになっている。このカラオケリモコン装置22は、楽曲検索手段22aとして機能するプログラム、楽曲索引データベース22b、カラオケ演奏端末20との間でデータの送受信を行うリモコンデータ送受信手段22cとして機能する電子回路及びプログラム、ユーザインタフェース機能を備えた入出力表示部22dを備えている。このカラオケリモコン装置22に付帯するスイッチ類や、入出力表示部22dに表示される各種のアイコン等を操作することにより、選曲操作等が行われる。
楽曲検索手段22aは、利用者の指示に基づき、楽曲索引データベース22bを参照して楽曲を検索するためのプログラムからなる。楽曲索引データベース22bは、カラオケ演奏端末20で演奏に供されるカラオケ楽曲について、その属性情報を記述したデータベースであり、例えば、楽曲番号・曲名・歌手名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・デュエット曲など、種々の属性情報がこれに含まれている。楽曲検索手段22aにより楽曲検索を行うと、例えば、カラオケリモコン装置22の入出力表示部22dに、検索結果が一覧表示される。
リモコンデータ送受信手段22cは、カラオケリモコン装置22とカラオケ本体21との間で種々のデータを送受信するための電子回路及びプログラムからなる。本実施形態では、リモコンデータ送受信手段22cとカラオケ本体21のローカル送受信手段36との間で、赤外線通信によりデータの送受信が行われる。
入出力表示部22dは、例えば、タッチセンサを備えた液晶表示装置25からなり、表示画面に種々のアイコン表示等が行われ、アイコン表示等をタッチペンによりタッチすることにより、楽曲の検索、選曲予約、音程キーの変更等、種々の操作を行うことができる。
マイクロホン24は、歌唱音声の入力を行うための装置であり、本実施形態では、歌唱音声取得手段として機能する。マイクロホン24から入力された歌唱音声信号は、ミキシングアンプ27により、音楽再生制御手段41から送出される演奏音声信号とミキシングされると共に増幅され、スピーカ23へ出力される。また、マイクロホン24からの音声入力信号は、A/Dコンバータ42によりデジタル変換され、歌唱音声データ34cとしてRAM34に記憶される。この歌唱音声データ34cは、コラボレーション歌唱音声等を作成する際に使用される。
表示装置25は、カラオケ楽曲に関連した背景映像や歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えば、液晶ディスプレイ等により構成される。本実施形態では、コラボレーション歌唱を行う際に、最後に歌唱した利用者の歌唱画像と、現に撮影されている新規利用者の歌唱画像が表示される。
ビデオカメラ26は、利用者の歌唱動画を撮影するための撮影手段として機能する機器である。このビデオカメラ26は、パン・チルト機構、ズーミング機構、合焦機能等を備えていることが好ましい。
カラオケ本体21は、図2に示すように、ネットワーク送受信手段31、中央制御手段32、ROM33、RAM34、HDD35、ローカル送受信手段36、予約管理手段37、コラボレーションデータ取得手段38、歌唱動画表示手段39、コラボレーションデータ作成手段40、音楽再生制御手段41、A/Dコンバータ42、映像再生制御手段43、映像取得手段44を備えている。
中央制御手段32は、カラオケ本体21を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM33等に記憶されたプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
ROM33は、カラオケ本体21を構成する各機器を制御するためのプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM34は、プログラムや各種データを一時的に記憶する一時記憶領域として機能するもので、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM34を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なRAM34を構成してもよい。本実施形態では、RAM34に予約待ち行列34a、歌唱動画データ34b、歌唱音声データ34cが記憶されるようになっている。予約待ち行列34aは、選曲予約されたカラオケ楽曲について、演奏順に楽曲IDを並べて構成されたデータテーブルであり、選曲者の利用者ID等、他の識別データが紐付けられている場合もある。
HDD35は、大容量記憶装置として機能するもので、楽曲データベース35a、映像データベース35bが格納されている。なお、HDD35に替えて、あるいはHDD35と共に、データを書き替え可能なDVD等の大容量記憶装置を用いてもよい。
楽曲データベース35aは、複数のカラオケ楽曲について、演奏データ及び歌詞描出データが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲IDと対応付けてそれぞれ構成されたデータベースである。歌詞描出データは、演奏に同期した歌詞文字の表示タイミングデータ及び色変わりデータを含んでいる。映像データベース35bは、演奏されるカラオケ楽曲に対応した背景映像を、当該カラオケ楽曲の楽曲IDに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。
ネットワーク送受信手段31は、サーバ50とカラオケ演奏端末20(カラオケ本体21)との間で、データの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。また、ローカル送受信手段36は、カラオケ本体21とカラオケリモコン装置22との間で、データの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。また、本実施形態では、赤外線通信により、カラオケ本体21とカラオケリモコン装置22との間でデータの送受信が行われる。
予約管理手段37は、利用者により、楽曲検索手段22aの機能を用いて検索され、利用者の選択指示に基づいて選曲予約された楽曲IDを演奏順に並べて予約待ち行列34aを生成し、この予約待ち行列34aをRAM34に格納して管理するためのプログラムからなる。
コラボレーションデータ取得手段38は、新たにコラボレーション歌唱を行う新規利用者の選択に応じて、コラボレーション歌唱を行った利用者毎に作成された少なくとも1つ以上のコラボレーションデータ57aの中から、コラボレーション歌唱を行ったすべての利用者の歌唱音声からなるコラボレーション歌唱音声と、コラボレーション歌唱を最後に行った利用者の歌唱動画のみからなるコラボレーションデータ57aを1つ取得するためのプログラムからなる。上述したように、コラボレーションデータ57aは、サーバの記憶装置57に記憶されており、通信回線を介してカラオケ演奏端末20にダウンロードされる。
歌唱動画表示手段39は、新規利用者がコラボレーション歌唱を行う際に、ビデオカメラ26で現に撮影している新規利用者の歌唱動画と、コラボレーションデータ取得手段38の機能により取得した歌唱動画とを表示装置25の表示画面に表示するためのプログラムからなる。すなわち、表示装置25の表示画面には、コラボレーション歌唱を最後に行った利用者の歌唱動画と、現に撮影している新規利用者の歌唱画像とが表示される(図3参照)。なお、表示装置25の表示画面には、歌唱画像の他に、コラボレーション歌唱を行うカラオケ楽曲の背景映像や歌詞テロップ等が表示される。
コラボレーションデータ作成手段40は、新規利用者がコラボレーション歌唱を行っている姿態を撮影した歌唱動画と、コラボレーションデータ取得手段38の機能により取得したコラボレーション歌唱音声に対して、マイクロホン24から入力された新規利用者の歌唱音声を合成した新たなコラボレーション歌唱音声とを用いて、新たなコラボレーションデータ57aを作成するためのプログラムからなる。作成されたコラボレーションデータ57aは、通信回線を介してサーバ50に送信され、記憶装置57に記憶される。上述したように、コラボレーションデータ57aは、利用者毎に作成される。
音楽再生制御手段41は、楽曲IDに基づいて楽曲データベース35aから抽出された演奏データを、ミキシングアンプ27に出力するための電子回路である。なお、演奏データがMIDI規格の演奏制御データである場合には、この演奏制御データに基づいて、音源データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ27に出力する。上述したように、ミキシングアンプ27は、マイクロホン24から入力された歌唱者の歌唱音声信号と、音楽再生制御手段41から送出される演奏音声信号とをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ23より出力させるための装置である。
映像再生制御手段43は、カラオケ楽曲の演奏中に、映像データベース35bから抽出した背景映像データと、演奏データに含まれる歌詞描出データに基づく歌詞文字とを、当該カラオケ楽曲の演奏データに同期させて表示装置25に出力するためのプログラムからなる。
映像取得手段44は、ビデオカメラ26で撮影した利用者の歌唱動画データ34bを取得するための電子回路及びプログラムからなる。映像取得手段44で取得した利用者の歌唱動画データ34bは、RAM34に一時的に記憶されると共にサーバ50に送信され、コラボレーションデータ57aやコラボレーション公開データ57bを作成する際に使用される。
図1及び図3を参照して、コラボレーション歌唱録画の手順を説明する。図1に示すように、本実施形態のコラボレーション歌唱の録画システム10を用いてコラボレーション歌唱の録画を行うには、利用者が既存のコラボレーションデータ57aの中からコラボレーション歌唱を所望するコラボレーションデータ57aを選択すると、コラボレーションデータ取得手段38の機能により、当該コラボレーションデータ57aに含まれるコラボレーション歌唱を行ったすべての利用者の歌唱音声からなるコラボレーション歌唱音声と、コラボレーション歌唱を最後に行った利用者の歌唱動画とを取得(ダウンロード)する。
本発明のコラボレーション歌唱の録画システム10及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、その利用目的に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。さらに、カラオケ演奏端末20とサーバ50をネットワーク接続するのではなく、カラオケ演奏端末20を単体で動作させてもよい。この場合には、コラボレーション歌唱の録画システム10を構成する各手段は、各カラオケ演奏端末20の機能手段として構成される。
20 カラオケ演奏端末
21 カラオケ本体
22 カラオケリモコン装置
22a 楽曲検索手段
22b 楽曲索引データベース
22c リモコンデータ送受信手段
22d 入出力表示部
23 スピーカ
24 マイクロホン
25 表示装置
26 撮影手段(ビデオカメラ)
27 ミキシングアンプ
31 ネットワーク送受信手段
32 中央制御手段
33 ROM
34 RAM
34a 予約待ち行列
34b 歌唱動画データ
34c 歌唱音声データ
35 HDD
35a 楽曲データベース
35b 映像データベース
36 ローカル送受信手段
37 予約管理手段
38 コラボレーションデータ取得手段
39 歌唱動画表示手段
40 コラボレーションデータ作成手段
41 音楽再生制御手段
42 A/Dコンバータ
43 映像再生制御手段
44 映像取得手段
50 サーバ
51 中央制御手段
52 ROM
53 RAM
54 通信制御手段
55 歌唱動画関連付け手段
56 コラボレーション公開データ作成手段
57 記憶装置
57a コラボレーションデータ
57b コラボレーション公開データ
Claims (2)
- コラボレーション歌唱を所望するカラオケ楽曲について、複数の利用者の歌唱音声及び歌唱動画を録画するための録画システムであって、前記コラボレーション歌唱を行った利用者毎に作成され、前記コラボレーション歌唱を行ったすべての利用者の歌唱音声からなるコラボレーション歌唱音声と、コラボレーション歌唱を最後に行った利用者の歌唱動画のみからなるコラボレーションデータが記憶されており、コラボレーションデータ取得手段と、撮影手段と、歌唱音声取得手段と、歌唱動画表示手段と、コラボレーションデータ作成手段と、を備え、
前記コラボレーションデータ取得手段は、新たにコラボレーション歌唱を行う新規利用者の選択に応じて、前記コラボレーション歌唱を行った利用者毎に作成された少なくとも1つ以上のコラボレーションデータの中から、前記コラボレーション歌唱を行ったすべての利用者の歌唱音声からなるコラボレーション歌唱音声と、コラボレーション歌唱を最後に行った利用者の歌唱動画のみからなるコラボレーションデータを1つ取得し、
前記撮影手段は、新規利用者がコラボレーション歌唱を行う際の歌唱動画を撮影し、
前記歌唱音声取得手段は、新規利用者がコラボレーション歌唱を行う際の歌唱音声を取得し、
前記歌唱動画表示手段は、新規利用者がコラボレーション歌唱を行う際に、前記撮影している歌唱動画と、前記取得した歌唱動画とを表示装置の表示画面に表示し、
前記コラボレーションデータ作成手段は、前記撮影した歌唱動画と、前記取得したコラボレーション歌唱音声に対して新規利用者の歌唱音声を合成した新たなコラボレーション歌唱音声とを用いて、新たなコラボレーションデータを作成する、
ことを特徴とするコラボレーション歌唱の録画システム。 - 歌唱動画関連付け手段と、コラボレーション公開データ作成手段と、をさらに備え、
前記歌唱動画関連付け手段は、前記コラボレーションデータのコラボレーション歌唱音声に含まれるすべての利用者の歌唱動画を関連付け、
前記コラボレーション公開データ作成手段は、前記関連付けられたすべての利用者の歌唱動画と、前記コラボレーション歌唱音声とからなるコラボレーション公開データを作成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコラボレーション歌唱の録画システム。
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