JP6065226B2 - カラオケ装置及びカラオケ用プログラム - Google Patents

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本発明は、演奏にあわせて歌唱を楽しむことのできるカラオケ装置、並びに、カラオケ装置にて実行可能なカラオケ用プログラムに関する。特に、歌唱並びに歌唱の様子を公開可能とするカラオケ装置、並びに、カラオケ用プログラムに関する。
従来、楽曲の演奏に合わせて歌唱を楽しむカラオケ装置が知られている。現在、カラオケ装置では、歌唱を楽しむのみならず、歌唱の様子を録画した動画を、ネットワーク上に公開し、幅広いユーザに見て貰うといった投稿サービスが人気を集めている。
特許文献1には、カラオケにおいて、複数のユーザによる投稿サービス(コラボ)を実行可能とする動画情報配信システムが開示されている。この動画情報配信システムでは、カラオケ装置を利用して録画された動画情報をホスト装置にアップロードして公開し、公開された動画情報をコラボ相手となるユーザに配信し、さらなる録画情報を作成することで、1の楽曲によるコラボ動画を作成することを可能としている。
この特許文献1では、さらに、複数のユーザにて作成された録画情報を同時に表示させる際、録画情報間の組み合わせに応じた映像効果を適用することで、統一感のあるコラボ動画を作成することを可能としている。
特開2012−209856号公報
特許文献1に開示された複数のユーザによる投稿サービスでは、ユーザが歌唱を行うことで作成した録画情報をホスト装置で公開した上で、次のユーザによる動画情報の作成を行うことが可能である。ホスト装置にて公開される動画情報は、広く一般に公開されるため、公序良俗、あるいは、動画情報中で使用禁止の商品などの問題をクリアしていることが必要とされる。そのためカラオケ装置からホスト装置にアップロードされた動画情報は、上述する問題をクリアしているかどうかアップロードされた動画情報毎に審査する必要がある。したがって、動画情報をホスト装置にアップロードした後、公開されるまでに数時間程度必要となる場合がある。
ところで、複数のユーザによる投稿サービスの利用形態として、カラオケボックスなどに集うユーザ間で、特許文献1に開示される複数の動画情報で構成されたコラボ動画を作成することが行われている。前述したようにコラボ動画を作成するためには、一度、ホスト装置に公開された動画情報を使用する必要があるため、次の動画情報の録画が可能となるには、前回行った動画情報が公開されることを待つ必要がある。したがって、例えば、4人によるコラボ動画を作成するためには、アップロード毎にサーバ側の処理作業の完了を待つ繰り返しを3回行う必要があり、1つのコラボ動画を作成するのに数時間待つ必要がある、あるいは、1日で完成に至らないことがあった。本発明は、同じカラオケ装置を使用して複数の動画情報で構成されたコラボ動画の作成を迅速に行うことを1つの課題としている。
特許文献1には、複数の動画情報(コラボ動画)に対して映像効果を適用することが開
示されている。コラボ映像に映像効果を適用することで、統一感のある映像とすることが可能となる。ところで、コラボ動画の作成時、ユーザにより、各動画情報間で、花束や商品などの小道具を使用する演出が行われることがある。ある動画情報の録画時、撮像範囲から小道具をフレームアウト(あるいはフレームイン)させ、別の動画情報の録画時、同じ小道具を撮像範囲にフレームイン(あるいはフレームアウト)させることで、コラボ動画上、当該小道具を受け渡しているかのような演出が可能となる。このような演出を行うには、小道具をフレームイン(あるいはフレームアウト)させるタイミング、並びに、コラボ動画上での動画情報の配置関係と小道具をフレームイン(あるいはフレームアウト)させる方向を考慮する必要がある。本発明は、コラボ動画を作成する際、このような演出を容易に行うことを1つの課題としている。
上述する課題を解決するため、本発明に係るカラオケ装置は、以下の構成を採用するものである。
演奏部と、制御部と、を備えたカラオケ装置であって、
前記演奏部は、演奏情報に基づく演奏を可能とし、
前記制御部は、楽曲指定処理と、録画演奏処理と、録画事後処理を実行可能とし、
前記楽曲指定処理は、ユーザによる楽曲指定を入力部にて受け付け、
前記録画演奏処理は、指定された楽曲に対応する演奏情報を前記演奏部に演奏させるとともに、歌唱の様子を録画した動画情報を含む単位投稿情報を作成し、
前記録画事後処理は、前記録画演奏処理の終了後、再度、前記録画演奏処理を実行するか否かをユーザに問合せ、再度の実行が指定された場合、前回の前記録画演奏処理と同じ楽曲について前記録画演奏処理を実行し、再度の実行が指定されなかった場合であって、再度の実行の指定により複数回の前記録画演奏処理が実行された場合には、複数回の前記録画演奏処理で作成された数の単位投稿情報を含む投稿情報をホスト装置に送信する。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記制御部は、入力部にて受け付けた楽曲を予約テーブルに登録し、予約テーブルに登録された楽曲について、前記録画演奏処理、もしくは、指定された楽曲に対応する演奏情報を前記演奏部に演奏させる通常演奏処理を順次実行し、
前記録画事後処理において、再度の実行が指定された場合、予約テーブルに登録されている楽曲にかかわらず、前回の録画演奏処理に引き続き、再度の前記録画演奏処理を実行する割り込み処理を実行する。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記制御部は、前記入力部からの指示に基づいてユーザをログインユーザとしてログインさせ、当該ユーザのユーザ情報を取得し、
前記楽曲指定処理は、ログインユーザを対応付けた楽曲指定を可能とし、
前記録画演奏処理は、前記単位投稿情報に、楽曲を指定したログインユーザのユーザ情報の少なくとも一部を含めるとともに、再度の実行の指定の際、楽曲を指定するユーザをログインユーザの中から選択させる。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記録画演奏処理は、前回までに行われた録画演奏処理において、楽曲を指定したログインユーザを選択の対象から除外する。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記録画事後処理で再度の実行が指定された場合、前に行われた前記録画演奏処理の動画情報を示部に表示させる。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記録画演奏処理は、歌唱の様子を録画している最中に、前記入力部から指定されたタイミングを含む指示情報を記録し、前記録画事後処理で再度の実行が指定された場合、前に行われた前記録画演奏処理において記録された指示情報を前記表示部に表示させる。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、指示情報は、録画情報に対する方向を含む。
また本発明に係るカラオケ用プログラムは、
カラオケ装置に、楽曲指定処理と、録画演奏処理と、録画事後処理を実行させるカラオケ用プログラムであって、
前記楽曲指定処理は、ユーザによる楽曲指定を入力部にて受け付け、
前記録画演奏処理は、指定された楽曲に対応する演奏情報を演奏部に演奏させるとともに、歌唱の様子を録画した動画情報を含む単位投稿情報を作成し、
前記録画事後処理は、前記録画演奏処理の終了後、再度、前記録画演奏処理を実行するか否かをユーザに問合せ、再度の実行が指定された場合、前回の前記録画演奏処理と同じ楽曲について前記録画演奏処理を実行し、再度の実行が指定されなかった場合であって、再度の実行の指定により複数回の前記録画演奏処理が実行された場合には、複数回の前記録画演奏処理で作成された数の単位投稿情報を含む投稿情報をホスト装置に送信する。
本発明のカラオケ装置、並びに、カラオケ用プログラムによれば、歌唱の様子を録画した動画情報を含む単位投稿情報を作成する録画演奏処理の実行後、再度、同じ楽曲について録画演奏処理を実行することとしている。このような構成により、同じカラオケ装置を使用するユーザによって、複数の単位投稿情報の集合体となる投稿情報をカラオケ装置側で迅速に作成して出力することが可能となる。作成されてホスト装置に対して出力された投稿情報は、ホスト装置において公開のための審査対象となるが、1つの投稿情報に含まれる複数の単位投稿情報をまとめて1回の審査で完了することが可能であるため、人の目視による審査などにおいても、審査の効率化を図れることとなり、集合体なる投稿情報が公開されるまでの期間を短縮することが可能となる。
また、本発明のカラオケ装置、並びに、カラオケ用プログラムによれば、投稿情報に含まれる動画情報間で小道具の受け渡しなどによる演出を行う場合、演出のタイミングを指示情報として記録、表示することで、演出を容易に行うことが可能となる。さらに、指示情報に演出が行われる方向(録画情報に対する方向)を記録、表示することで、演出のさらなる容易化が図られる。
従来の歌唱投稿システムにおける投稿の概要を説明するための図 本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図 本発明の実施形態に係るトップ画面を示す図 本発明の実施形態に係るユーザ情報のデータ構成を示す図 本発明の実施形態に係るユーザ情報の送受信を説明する図 本発明の実施形態に係るアクティブユーザトップ画面を示す図 本発明の実施形態に係る楽曲確認画面を示す図 本発明の実施形態に係るメイン処理を示すフロー図 本発明の実施形態に係る第1動画撮像中の様子を示す図 本発明の実施形態に係る録画事後処理(継続の問合せ)の様子を示す図 本発明の実施形態に係る録画事後処理(ユーザ指定)の様子を示す図 本発明の実施形態に係る第2動画撮像中の様子を示す図 本発明の実施形態に係る第3動画撮像中の様子を示す図 本発明の実施形態に係る第4動画撮像中の様子を示す図 本発明の実施形態に係る投稿情報(アップロード情報)のデータ構成を示す図 本発明の実施形態に係る投稿情報の再生の様子を示す図 本発明の実施形態に係るアクション指定画面を示す図 本発明の実施形態に係る録画演奏処理におけるアクション指示の様子を示す図
本実施形態のカラオケ装置は、カラオケにおいてデュエットや合唱などを楽しむことのできる歌唱投稿システムに利用されることとしている。図1には、この歌唱投稿システムについて、従来から行われている投稿の概要が示されている。この図を用いてカラオケ投稿の流れを簡単に説明する。投稿情報中には、カラオケ装置を使用して歌唱したユーザの歌唱音声情報、並びに、カメラで撮影された映像情報を含む動画情報が使用される。
まず、歌唱者は、カラオケボックスなど、カラオケシステムが設置される場所で演奏にあわせた歌唱が行われ歌唱音声が記録される(a)。カラオケシステムは、カラオケ装置(別称「コマンダ」)、カラオケ装置から出力される歌詞映像、背景映像が表示されるモニタ、操作者からの操作をカラオケ装置に伝えるリモコン装置にて構成されている。歌唱音声は、カラオケ装置に内蔵されたハードディスクなどの記録部に第1投稿情報として記録される。
歌唱者は、記録された歌唱音声を確認するため、第1投稿情報の再生を行うこともできる(b)。歌唱者が投稿を希望する場合、第1投稿情報は、ホスト装置にアップロードされ、インターネットを介して公開することが可能となる(c)。インターネットを介して公開される投稿情報は、不特定のユーザを対象として広く一般に公開されるため、音声、映像に関する公序良俗上の問題、あるいは、動画情報中で使用禁止の商品が映像に含まれているなどの問題をクリアしたものである必要がある。そのため、ホスト装置にアップロードされた第1投稿情報中の動画情報は、管理者による審査、あるいは、管理プログラムによる審査を経た後、インターネット上に公開される。公開された第1投稿情報は、この歌唱者と一緒に歌唱を希望する歌唱者によりカラオケシステムでダウンロードされる(d)。
ダウンロードされた第1投稿情報は、楽曲にあわせて再生することで内容を確認することもできる(e)。ダウンロードされた第1投稿情報は、楽曲と共にカラオケ装置にて再生され、歌唱者は予め記録された第1投稿情報とのデュエットを楽しむことができる。さらに、第1投稿情報と一緒に歌唱を行った歌唱者の歌唱音声は、第2投稿情報としてカラオケ装置に記録される(f)。記録された第2投稿情報は、第1投稿情報、並びに、楽曲と同期して再生することができ、歌唱者は自身の歌唱をデュエット形式で確認することができる(g)。
歌唱者は、新たな投稿として第2投稿情報をホスト装置にアップロードすることができる。第2投稿情報は、第1投稿情報と併せて再生することができるものであるが、ホスト装置には第1投稿情報が保存されているため、第2投稿情報のみが送信される。第2投稿情報には、第1投稿情報と対応付けるため、第2投稿情報の識別情報が付与される(h)。
ホスト装置に保存された第1投稿情報、第2投稿情報は、ユーザからの要請により、PC(パーソナルコンピュータ)あるいはカラオケシステムにダウンロードされ、第1投稿
情報、第2投稿情報、並びに楽曲情報に基づいて複数の歌唱者によるコラボレーション(略称「コラボ」とも呼ばれる)を楽しむことが可能となる(i)。以上、第1投稿情報と第2投稿情報に基づくコラボレーションについて説明したが、(d)、(f)〜(h)を繰り返し行うことで、複数人(2名以上)のコラボレーションが可能となる。このように歌唱投稿システムでは、その場に居合わせない相手ともデュエットや合唱を楽しむことができる。
ところで、このような歌唱投稿システムの利用について、カラオケボックス等に集うユーザ間(あるいは一人)で、上述した複数の投稿情報によるコラボレーションを行うことがある。例えば、友人の結婚を祝福するため、友人同士間でコラボレーションによる投稿情報を作成し、結婚する友人にプレゼントする場合などである。このような場合、図1で説明した歌唱投稿システムでは、一人のユーザが歌唱する毎にホスト装置に投稿情報をアップロードする必要があり、また、アップロードされた投稿情報が、次のコラボレーションのためダウンロード可能な状態になるには、前述した管理者などによる審査を待つ必要があった。通常投稿情報がアップロードされて、審査を経た後、公開されるまでには、数十分程度の時間が必要とされる。1つの審査時間は比較的、短い時間であるが、複数人がコラボレーションを行う場合、人数が多くなるにしたがって、長時間待つ必要がある。
本発明に係るカラオケ装置もしくはカラオケ用プログラムは、このように同じ席に集う(同じカラオケ装置を使用する)ユーザ間において、コラボレーションによる投稿作品を迅速に作成することを可能とすることを一つの課題とするものである。
図2は、本発明の実施形態に係る歌唱投稿システムで使用するカラオケシステムの構成を示したものである。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2(コマンダ)と、リモコン装置1を含んで構成されている。なお、図1に示す例では、1台のカラオケ装置2に対して、リモコン装置1aとリモコン装置1b、2台のリモコン装置1が使用されている例である。これらリモコン装置1a、1bの構成は同一であるため、リモコン装置1として説明を行う。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント110を利用してネットワークを形成するように接続されている。
カラオケボックスなどの店舗に設置されるカラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏部として音響制御部25を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザからの各種入力を受け付けるスイッチなどで構成されるカラオケ装置2側の入力部としての操作部21を備える。カラオケ装置2は、操作部21からの入力を解釈して制御部30に伝達するインターフェイス22を備える。また、カラオケ装置2は、各種情報を記憶するカラオケ装置側記憶部としてのHDD32(ハードディスク)を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続してネットワークに加入するためのカラオケ装置側通信手段としてのLAN通信部24インターフェイス部24を備えている。
また、カラオケ装置2は、モニタ41に対して歌詞映像、背景映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、映像情報に基づいて映像を再生する映像再生部29、再生する映像を一時的に蓄積するビデオRAM28、再生された映像に対する歌詞テロップの重畳、映像効果を付与する映像制御部31を備えて構成される。
さらに、このカラオケ装置2では、外部に接続されるモニタ41以外に、タッチパネルモニタ33に対して各種情報を表示することを可能としている。タッチパネルモニタ33は映像制御部31から入力された映像情報を表示する表示部35と、タッチ入力された位置をインターフェイス22に出力するタッチパネル34が重畳されて構成されている。このタッチパネルモニタ33は、カラオケ装置2の操作部、あるいは、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11などと同様、入力部として機能する。ユーザは、タッチパネルモニ
タ33から楽曲を選択して、直接カラオケ装置2に予約をさせるなど、カラオケ装置2に対する各種操作を行うことが可能である。
さらに、カラオケ装置2は、各構成を統括して制御するためのCPU30、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのメモリ27を備えて構成される。
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲指定処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲指定処理は、ユーザからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。ユーザの操作により、リモコン装置1などの入力部で指定された予約情報をメモリ27中の予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、楽曲演奏処理と歌詞再生処理とが同期して実行される処理である。
楽曲演奏処理は、楽曲情報に含まれる演奏情報に基づき、音響制御25に演奏を実行させる処理である。音響制御部25にて演奏された楽曲は、歌唱用マイク44a、44bから入力される歌唱音声と一緒にスピーカ42から放音される。歌詞再生処理は、楽曲情報に含まれる歌詞情報をモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。この歌詞再生処理で表示される歌詞に、背景映像を重畳させて表示させる背景映像表示処理を実行することとしてもよい。
一方、リモコン装置1は、予約情報などカラオケ装置2に対して各種指示を送信するとともに、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続されたホスト装置5から各種情報を受信する。本実施形態では、ユーザインターフェイスとしてボタンなどの操作部17と、タッチパネルモニタ11を備えている。タッチパネルモニタ11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザからのタッチ入力を受付可能としている。
さらにリモコン装置1は、楽曲検索に必要とされるデータベース、各種プログラム、並びに、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶するリモコン側記憶部として、メモリ14、そして、これら構成を統括して制御するためのリモコン側制御部を備えて構成される。リモコン側制御部には、CPU15、タッチパネルモニタ11に対して表示する映像を形成する映像制御部13、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12、タッチパネルモニタ11あるいは操作部17からの入力を解釈してCPU15に伝える操作処理部18が含まれている。
また、リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント110と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザからの各種入力をタッチパネルモニタ11、あるいは、操作部17から受付けるとともに、映像情報をタッチパネルモニタ11の表示により各種情報を提供することで、カラオケ装置2に対して楽曲予約などの各種指示を行うことが可能とされている。
カラオケ装置2には、歌唱の様子を撮影するための撮像手段としてカメラ44が接続されている。カメラ44からのカメラ映像は、映像入出力を担う映像制御部31を介して、
記録部としてのHDD32に記録するとともに、モニタ41にリアルタイム表示することが可能である。さらに、モニタ41にタイして、カメラ44から入力される映像と同時に、投稿情報に含まれる動画情報を表示させることができる。図12には、コラボする相手が2人の場合のモニタ41の表示例が示されている。図12に示されているように、表示領域C2には、カメラ44から入力される映像信号がリアルタイムで表示され、表示領域C1には、以前に記録された動画情報に基づく映像が表示される。
図3は、本発明の実施形態に係るトップ画面、すなわち、リモコン装置1を起動した直後の画面を示す図である。本実施形態では、リモコン装置1の表示部11に表示を行うことで、リモコン装置1を操作するユーザに対して各種情報が提供される。
本実施形態のカラオケシステムは、各リモコン装置1のタッチパネルモニタ11から認証情報(後述するユーザ識別情報やパスワード)を入力することで、ログインすることが可能となっている。特に、本実施形態のカラオケシステムでは、複数のユーザをログインさせることを可能としており、ログインしたユーザ(ログインユーザ)に関する情報は画面上方に常時表示される。ログインしたユーザの分身像(アバター)を表示するためのログインユーザ欄103が設けられている。なお、分身像としては、人、キャラクターを模した像の他、図形や記号など各種形態を採用することができる。
また、アカウントを有していないユーザのためのゲストアイコン102、ユーザを切り替えるためのユーザ切り替えスイッチ101が表示されている。ログインしたユーザは、ログインユーザ欄103に表示される分身像を選択、あるいは、ユーザ切り替えスイッチ101を操作することで、自分のユーザ情報を利用した各種サービスを受けることが可能となる。また、アカウントを有していないユーザは、ゲストアイコン102を操作することで、選曲など一般的なサービスを受けることが可能となっている。なお、ユーザの切り替えの際には、パスワードなどを使用した認証を行うこととしてもよいが、認証を行うことなく簡易に切り替えることとしてもよい。
図4は、ユーザ毎にホスト装置5に記憶されているユーザ情報を説明するための図である。本実施形態では、ユーザ情報として、個人情報、マイうたテーブル、マイアーティストテーブル、履歴テーブルといった、ユーザに関する各種情報を含んで構成される。ユーザ情報は、ホスト装置5の記憶部51に記憶されている。ユーザ情報には、ユーザがログインするための認証情報(ユーザ識別情報とパスワード)が含まれている。個人情報には、ユーザ名(実際の名前に限ったものでなく、ニックネームであってもよい)、性別、年齢、うた年齢、居住地、趣味などを含んで構成される。これら各種情報は、リモコン装置1、あるいは、インターネットなどのネットワークに接続された図示しないパーソナルコンピュータ、携帯情報端末などを使用し、ログインして設定することも可能である。リモコン装置1とカラオケ装置2との対応付け(通称、くくりつけ)が、予め完了していれば、リモコン装置1の操作部17から入力された各種情報をカラオケ装置2へ送付し、カラオケ装置2からホスト5へログインしてもよい。
マイうたテーブルは、ユーザによって登録された楽曲を記憶するテーブルであって、楽曲識別情報、音程調整値、過去の採点情報(最高点、もしくは、過去複数回のもの)などを含んで構成されている。ユーザは、このマイうたテーブルに基づいて、過去に登録したお気に入りの楽曲を呼び出して予約、演奏することが可能となる。その際、登録した音程調整値を利用することで、自分の歌唱にあった音程で演奏(再生)を行うこともできる。
マイアーティストテーブルは、ユーザによって登録されたアーティスト(歌手)を記憶するテーブルであって、歌手識別情報を含んで構成されている。ユーザは、このマイアーティストテーブルに基づいて、登録したお気に入りのアーティストの楽曲(持ち歌、ある
いは、関連楽曲)を呼び出して予約、演奏することが可能となる。
履歴テーブルは、ユーザが過去に演奏した楽曲に関する各種情報を記録した情報であって、本実施形態では、過去に当該ユーザが予約することで演奏された楽曲について、楽曲の楽曲識別情報、演奏した日時を示す歌唱日時、採点情報などを含んで構成されている。ユーザは、この履歴テーブルに基づいて、過去に演奏した楽曲を呼び出して再度歌唱することが可能である。
図5は、このユーザ情報の送受信の様子を示した図である。カラオケ店舗に来店したユーザは、自己のユーザ識別情報とパスワードで構成された認証情報を入力、あるいは、リモコン装置1などに設けられたICカードリーダでICカードに記憶されている認証情報を読み取らせることで認証処理S101を実行する。カラオケ装置2あるいはリモコン装置1は、認証情報をホスト装置5に送信し(S102)、認証情報を受信したホスト装置5は記憶部51に記憶されたデータベースから、該当するユーザのユーザ情報を抽出し(S121)、問い合わせのあったカラオケ装置2あるいはリモコン装置1に対して送信する(S122)。
ユーザ情報を受信したカラオケ装置2側では(S103)、受信したユーザ情報に基づいて、楽曲指定処理、楽曲再生処理など各種サービス処理を提供する(S104)。ユーザによりログアウトが要求される(S105)とサービス処理を中断し、サービス処理中に発生した各種履歴(ログ)、あるいは、ユーザによる設定変更を反映したユーザ情報をホスト装置5に送信する(S106)。ここで、ユーザ情報は、全ての情報を送信することの他、更新された差分だけを送信してもよい。ユーザ情報を受信したホスト装置5では(S123)、受信したユーザ情報に基づいて記憶部51に記憶されたデータベースの更新を実行する(S124)。
以上、あるユーザが認証処理(ログイン処理)してから、ログアウトするまでの流れを説明したが、本実施形態のカラオケ装置2、リモコン装置1は、認証された複数人(認証ユーザ)が同時にログインした状態で使用することが可能となっている。図2で説明したユーザインターフェイスを用いることで、サービスを提供するユーザ(以下、「アクティブユーザ」という)を切り替えて使用することが可能となっている。
図5は、本発明の実施形態に係るアクティブユーザトップ画面を示す図である。この図に示されるように、複数人がログインした状態ではログインユーザ欄103にログインしたユーザの分身像103a、103b、103e(本実施形態では顔部分)が表示される。またログインユーザ欄103中、右端に背景がハイライト(白色)で示されるユーザは、アクティブユーザ103e(Aさん)であって、図に示す状態では、このアクティブユーザ103eに対するサービス、すなわち、アクティブユーザ103eのユーザ情報を利用したサービスが実行されている状態となっている。このアクティブユーザトップ画面では、「曲を探す」を選択することで、歌手名、楽曲名に基づく検索を行うことができる。
図6には、本発明の実施形態に係る楽曲確認画面が示されている。アクティブユーザとして楽曲を選択した場合、この楽曲確認画面にて、予約を行う楽曲に間違いがないか、楽曲名、歌手名、歌い出しなどを表示してユーザに確認させる。このとき、選択した楽曲に対して自分の歌唱できる音程(キー)が予め分かっている場合には、「音程設定」を変更することで演奏する際の音程調整値を設定することが可能となっている。音程設定右下の「変更」ボタンを操作することで、音程設定用の子画面が表示され音程調整値を設定することが可能である。
さらに、本実施形態のカラオケシステムは、歌唱投稿を行うためのオプション機能が備
えられ、そのため楽曲確認画面では、歌唱投稿に関する設定、具体的には、楽曲確認画面に表示されている楽曲について投稿を行うか否か、また、コラボレーション対象となる公開投稿情報の指定など、各種設定を行うことが可能となっている。ユーザは「オプション」を設定することで、歌唱投稿のための各種設定を行うことが可能となっている。オプション右下の「変更」ボタンを操作することで、設定用の子画面が表示され歌唱投稿に関する各種設定を行うことが可能である。
この楽曲確認画面にて「予約」ボタンの操作による選曲指示が入力されると、リモコン装置1からカラオケ装置2に対してアクティブユーザのユーザ識別情報、楽曲識別情報、音程調整値、歌唱投稿に関する設定などを含む予約情報が送信される。受信したカラオケ装置2では、予約情報を予約テーブルに追加して、予約テーブルに登録された楽曲を順次再生させるメイン処理を実行する。
図8には、本発明の実施形態に係るカラオケ装置2で実行されるメイン処理のフロー図が示されている。従来と同様、ホスト装置5が公開する投稿情報とコラボレーションを行うことも可能であるが、ここでは、カラオケ装置2内でコラボレーションによる投稿情報の作成に限定して説明を行う。
カラオケ装置2においてメイン処理が開始されると、メモリ27等の記憶部に記憶されている予約テーブルをチェック(S201)して次に再生すべき楽曲の有無について判定が行われる。次に再生する楽曲がある場合(S202:Yes)、当該楽曲に関する予約情報の内、歌唱投稿に関する設定を参照し、歌唱投稿指定があるか否かが判定される。歌唱投稿指定が無い場合(S203:No)には、指定された楽曲を音響制御部25に演奏させる通常楽曲再生処理(S216)が実行される。一方、予約情報中に歌唱投稿指定がある場合(S203:Yes)には、歌唱用マイク44から入力される歌唱音声を録音するとともに、カメラ45による歌唱の様子を撮像する録画演奏処理を含む一連の処理が開始される。
この録画演奏処理を含む一連の処理では、まず、動画数nが初期化(n=1)される(S204)。その後、予約情報中の楽曲識別情報について録画演奏処理が開始される。この録画演奏処理では、楽曲識別情報に対応する楽曲情報を再生させるとともに、歌唱用マイク44から入力される歌唱音声とカメラ45にて撮像される映像を動画情報として記録する。楽曲の再生中には、カメラ45にて撮像される映像をモニタ41に表示させる動画再生処理が実行される。図9には初回(n=1)の動画再生処理(S205)におけるモニタ41の様子が示されている。モニタ41の動画表示領域C1には、カメラ45で撮像されている、現在、歌唱中のユーザ(ユーザA)の様子がリアルタイムで表示される。その際、動画表示領域C1は左右反転した鏡像表示となっており、モニタ41を観察するユーザにとって違和感を抑えた映像となっている。さらに、モニタ41には、歌詞Eが重畳表示されており、ユーザの歌唱補助を可能としている。
図12〜図14には、2回目以降の動画再生処理におけるモニタ41の様子が示されている。録画演奏処理では、回を重ねるに連れ、前回までの動画再生処理で記録した動画情報の数が増えていく。図12は、2回目(n=2)における動画再生処理の様子である。前回(1回目)の録画演奏処理で記録された動画情報が左側の動画表示領域C1に表示されるとともに、カメラ45で撮像中の映像が右側の動画表示領域C2に表示される。このとき、撮像中の動画表示領域C2は鏡像表示であり、動画情報に基づく動画表示領域C1の再生は正転表示となっている。
図13は、3回目(n=3)における動画再生処理について、また、図14は4回目(n=4)における動画再生処理について、モニタ41上の表示の様子を示したものである
。録画演奏処理の回を重ねるに連れ、前回までに記録した動画情報の数が増えていくことが見て取れる。
楽曲の再生が終了(S207:Yes)すると、それに伴い、録音、録画を行う録画演奏処理が終了する(S208)。録画演奏処理でHDD32等の記録部に記録された録画情報は、投稿の対象とする前に、ユーザにより確認することが可能である。タッチパネルモニタ33、あるいは、リモコン装置1等の入力部を使用して、プレビューが指定された場合(S209:Yes)には、記録された動画情報を再生するプレビュー処理が実行される(S210)。このプレビュー処理では、今回、記録した動画情報のみを再生することとしてもよいし、図12〜図14のようなレイアウトにて、前回までの動画情報を同時に再生させることとしてもよい。なお、本実施形態の録画演奏処理では、楽曲の演奏音は記録していないため、プレビュー処理では、対象となる楽曲情報を同期して再生させることで、歌唱時の状態を再現することを可能としている。
従来の歌唱投稿では、1つの動画情報を記録した後、当該動画情報を含む投稿情報がホスト装置へのアップロードされていた。本実施形態のカラオケ装置2では、1つの動画情報を記録した後、ユーザに対して、録画演奏処理を継続するか否かを問う録画事後処理を実行することとしている。図10には、録画事後処理におけるモニタ41の様子が示されている。図10に示されるようにモニタ41には、録画演奏処理の継続可否をユーザに問うユーザインターフェイスが表示されている。ユーザは、カラオケ装置2の操作部21等の入力部を使用して、同じ楽曲について再度の録画演奏処理を行うか否かを選択することが可能である。なお、ユーザインターフェイスについては、モニタ41を使用した形態のみならず、カラオケ装置2側のタッチパネルモニタ41、あるいは、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11等を使用する形態としてもよい。
ユーザにより録画演奏処理を継続することが指定された場合(S211:Yes)、モニタ41上には、図11に示されるユーザインターフェイスが表示され、次に歌唱を行うユーザ、すなわち、録画演奏処理の対象となるユーザを選択することが可能である。このユーザインターフェイスには、現在、カラオケ装置2にログインしているユーザ名が表示され、ユーザは、カラオケ装置2の操作部21等の入力部を使用して、ユーザを選択することが可能である。なお、まだログインしていないユーザを選択する場合には「新規ログイン」を指定することで、ログインするためのユーザインターフェイスを表示し、ログインユーザに追加することが可能である。本実施形態では、コラボレーションに既に参加したユーザは、ログインユーザの表記中から除外しており、異なるユーザ間でのコラボレーションを行うこととしている。同じユーザが複数回、録画演奏処理を行う場合も考慮し、既にコラボレーションに参加済みのユーザもログインユーザ中に表記して選択可能とすることとしてもよい。
ユーザの指定が完了後、動画数nを1増加させ(S215)、前回と同じ楽曲について、録画演奏処理を含む一連の処理が開始される。このように本実施形態では、同じカラオケ装置2を使用してコラボレーションを行う回数分、録画演奏処理を継続して行うことが可能であり、従来のようにアップロードした投稿情報の審査を待ってから次の録画演奏処理を行う必要が無い。また、楽曲の再生は予約テーブルに登録された順で行うことが通常であるが、本実施形態では、録画演奏処理を継続する場合、直ちに次の録画演奏処理を開始することが可能となっており、迅速なコラボレーションを行うことが可能となっている。すなわち、予約テーブルに次の楽曲の予約情報が登録されている場合であっても、次の録画演奏処理について割り込み処理が実行される形態となる。この割り込み処理は、必ずしも行う必要は無く、録画演奏処理の継続が指定される毎に、当該録画演奏処理に関する予約情報を予約テーブルに追記して登録することとしてもよい。
図10に示すユーザインターフェイス上、録画演奏処理の継続が指定されなかった場合(S211:No)には、これまでのn回の録画演奏処理で記録されたn個の動画情報をホスト装置5にアップロードするか否かがユーザに問われる(インターフェイスは図示せず)。ユーザによりアップロードすることが選択された場合(S212:Yes)、カラオケ装置2は、生成されたn個の動画情報含んだ投稿情報を、通信部としてのLAN通信部24を介しホスト装置5に送信するアップロード処理(S213)を実行する。
図15には、本発明の実施形態に係る投稿情報(アップロード情報)のデータ構成が示されている。S213のアップロード処理では、各回の録画演奏処理で録画された録画情報を含む単位投稿情報を作成し、n回分の単位投稿情報を投稿情報として、ホスト装置5にアップロードしている。各単位投稿情報は、メタ情報と実情報に分類され、メタ情報には録画演奏処理で使用した楽曲の楽曲識別情報と、録画日時、ユーザ識別情報、コラボNo.を含んで構成される。ユーザ識別情報は、楽曲を予約したユーザ、あるいは、録画事後処理において指定されたユーザであって、録画の対象となったユーザに相当している。コラボNo.は、何番目に録画演奏処理を行ったかを示す情報である。投稿情報を再生する際、このコラボNo.によって、画面上のレイアウトが決定される。録画演奏処理の順番は、コラボNo.による判定に代え、録画日時で判定することとしてもよい。
このように本実施形態のカラオケ装置2は、従来のようにホスト装置において投稿情報の審査を待つ必要が無く、カラオケボックス等に集う仲間同士で録画演奏処理を継続して行い、コラボレーションによる投稿情報を迅速に作成することが可能となる。また、投稿情報を受信したホスト装置5では、審査対象となる動画情報が一括してアップロードされるため審査効率の改善が図られる。また、投稿情報に含まれる複数の動画情報を1つの画面上にレイアウトした状態で審査を行う等、審査効率の向上を図ることも可能である。
ホスト装置5において管理者等による審査が完了した投稿情報は、インターネット上で公開され、ユーザによる視聴、あるいは、更なるコラボレーションに使用することが可能となる。図15で説明したように投稿情報は、複数の単位投稿情報で構成されているため、コラボレーションを希望するユーザは、この投稿情報の内、1乃至複数の単位投稿情報を指定してコラボレーション、すなわち、次の録画演奏処理を行うことが可能である。
図16には、本発明の実施形態に係る投稿情報の再生の様子が示されている。このモニタ41上に再生される映像は、図14に示される録画演奏処理で記録された投稿情報に基づいて再生されているものである。投稿情報の視聴は、カラオケシステムのみならず、インターネットに接続されたパーソナルコンピュータ、あるいは、スマートフォンやタブレット端末等の各種携帯情報端末上においても行うことが可能である。
このように複数のユーザが同じ場所に集ってコラボレーションを行う場合、動画情報間で花束やぬいぐるみ等の小道具を受け渡しすることが行うことが比較的容易である。動画情報の録画時、撮像範囲外へ小道具をフレームアウト(あるいはフレームイン)させ、別の動画情報の録画時、同じ小道具を撮像範囲にフレームイン(あるいはフレームアウト)させることで、コラボ動画上、当該小道具を受け渡しているかのような演出が可能となる。例えば、図16の投稿情報の再生例では、ユーザAが右方向に小道具をフレームアウトさせ、同じタイミングでユーザBがフレームインする小道具を受け取ることで、あたかも画面上で小道具の受け渡しをしているかのような演出を行うことが可能である。
このような演出を行う場合、受け渡しするタイミングと受け渡しする方向が重要であり、タイミング良く受け渡しを行わない場合、演出効果が半減することが考えられる。また、図12などで説明したように録画演奏処理時には、カメラ45で撮像中のユーザは鏡像表示となっているため、どちらの方向から小道具がフレームインするか戸惑うことが考え
られる。次に説明する実施形態は、複数のユーザが同じ場所に集ってコラボレーションを行う場合の演出をより円滑に行うことを可能とする形態である。
図17には、本発明の実施形態に係るアクション指定画面が示されている。本実施形態では、リモコン装置1を入力部として使用した形態であって、図9で説明した初回(n=1)の録画演奏処理時の様子である。タッチパネルモニタ11には、カメラ45で撮像された映像がリアルタイム表示されている。リモコン装置1を操作するユーザは、ユーザAが小道具を受け渡すタイミングで、矢印で示される方向が付された8つのブロックの内、小道具を受け渡す指示を指定する。指示されたタイミングと方向は指示情報として記録され、次以降の録画演奏処理における表示に使用される。
図18には、本発明の実施形態に係る録画演奏処理におけるアクション指示の様子が示されている。図18の録画演奏処理は、図9の録画演奏処理に継続して行われた2回目の形態(図12と同様)におけるモニタ41の様子である。指示情報のタイミング到来が近づくと、タイミング指示表示F1と方向指示表示F2が画面上に表示される。録画演奏処理では、録画中の様子は鏡像(左右反転)表示されるため、図18中、ユーザAがフレームアウトさせた小道具は、ユーザBの右方向からフレームインさせる必要がある。それを分かりやすくするため、方向指示表示F2が表示されている。また、タイミング指示表示F1は、2、1、0、とカウントダウンすることで、小道具をフレームインさせるタイミングをユーザに教示する。このように前の録画演奏処理で記録した指示情報に基づいて、小道具のフレームイン(アウト)のタイミングを知らせることで複数ユーザ間のコラボレーションにおける演出を容易なものとすることが可能となる。
本実施形態では、図18に示すようにユーザAとユーザB間での小道具のやり取りを説明したが、小道具のやり取りは、例えば、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザDのように、複数のユーザ間で継続して行うこととしてもよい。また、小道具のやり取りは、録画演奏処理を行う順序で行う必要は無く、例えば、図18中、ユーザAからユーザCに小道具を受け渡すなど適宜形態が採用できる。その場合、指示情報にはどのユーザ(あるいは動画表示領域C1〜C4)に対して小道具を受け渡すかを含めて指定可能としてもよい。あるいは、図17のアクション指示画面で指定した方向に基づいて、自動的に受け渡し対象となる動画表示領域C1〜C4を決定し、決定した動画表示領域C1〜C4について録画演奏処理を行う際、指示情報を表示させることとしてもよい。
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
本実施例において、投稿情報には、動画情報が含まれる。カラオケの投稿情報には、各ユーザの歌唱音声である、ユーザの音声情報も含まれることが多い。本発明のカラオケ装置では、ユーザの音声情報について、各ユーザの音声情報をミックスして1つの新たな音声情報として投稿情報(1つの動画情報+各ユーザの歌唱音声をミックスして作成した新たな音声情報)に含ませてもよいし、又は、投稿情報に、1つの動画情報と、ユーザ毎の歌唱音声を記録した音声情報を構成(1つの動画情報+各ユーザの音声情報)してもよい。
1a、1b…リモコン装置、11…タッチパネルモニタ、11a…表示部、11b…タッチパネル、12…ビデオRAM、13…映像制御部、14…メモリ、15…CPU、16…無線LAN通信部、17…操作部、18…操作処理部、19…赤外線通信部、2…カラオケ装置(コマンダ)、21…操作部、22…操作処理部、23…赤外線通信部、24…LAN通信部、25…音響制御部、27…メモリ、28…ビデオRAM、29…映像再生
部、30…CPU、31…映像制御部、32…HDD(ハードディスク)、41…モニタ、42…スピーカ、44a、44b…歌唱用マイク(マイクロホン)、45…カメラ、100…LAN、110…アクセスポイント、120…ルータ、5…ホスト装置

Claims (8)

  1. 演奏部と、制御部と、を備えたカラオケ装置であって、
    前記演奏部は、演奏情報に基づく演奏を可能とし、
    前記制御部は、楽曲指定処理と、録画演奏処理と、録画事後処理を実行可能とし、
    前記楽曲指定処理は、ユーザによる楽曲指定を入力部にて受け付け、
    前記録画演奏処理は、指定された楽曲に対応する演奏情報を前記演奏部に演奏させるとともに、歌唱の様子を録画した動画情報を含む単位投稿情報を作成し、
    前記録画事後処理は、前記録画演奏処理の終了後、再度、前記録画演奏処理を実行するか否かをユーザに問合せ、再度の実行が指定された場合、前回の前記録画演奏処理と同じ楽曲について前記録画演奏処理を実行し、再度の実行が指定されなかった場合であって、再度の実行の指定により複数回の前記録画演奏処理が実行された場合には、複数回の前記録画演奏処理で作成された数の単位投稿情報を含む投稿情報をホスト装置に送信する
    カラオケ装置。
  2. 前記制御部は、入力部にて受け付けた楽曲を予約テーブルに登録し、予約テーブルに登録された楽曲について、前記録画演奏処理、もしくは、指定された楽曲に対応する演奏情報を前記演奏部に演奏させる通常演奏処理を順次実行し、
    前記録画事後処理において、再度の実行が指定された場合、予約テーブルに登録されている楽曲にかかわらず、前回の録画演奏処理に引き続き、再度の前記録画演奏処理を実行する割り込み処理を実行する
    請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 前記制御部は、前記入力部からの指示に基づいてユーザをログインユーザとしてログインさせ、当該ユーザのユーザ情報を取得し、
    前記楽曲指定処理は、ログインユーザを対応付けた楽曲指定を可能とし、
    前記録画演奏処理は、前記単位投稿情報に、楽曲を指定したログインユーザのユーザ情報の少なくとも一部を含めるとともに、再度の実行の指定の際、楽曲を指定するユーザをログインユーザの中から選択させる
    請求項1または請求項2に記載のカラオケ装置。
  4. 前記録画演奏処理は、前回までに行われた録画演奏処理において、楽曲を指定したログインユーザを選択の対象から除外する
    請求項3に記載のカラオケ装置。
  5. 前記録画事後処理で再度の実行が指定された場合、前に行われた前記録画演奏処理の動画情報を示部に表示させる
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載のカラオケ装置。
  6. 前記録画演奏処理は、歌唱の様子を録画している最中に、前記入力部から指定されたタイミングを含む指示情報を記録し、前記録画事後処理で再度の実行が指定された場合、前に行われた前記録画演奏処理において記録された指示情報を前記表示部に表示させる
    請求項5に記載のカラオケ装置。
  7. 指示情報は、録画情報に対する方向を含む
    請求項6に記載のカラオケ装置。
  8. カラオケ装置に、楽曲指定処理と、録画演奏処理と、録画事後処理を実行させるカラオケ用プログラムであって、
    前記楽曲指定処理は、ユーザによる楽曲指定を入力部にて受け付け、
    前記録画演奏処理は、指定された楽曲に対応する演奏情報を演奏部に演奏させるとともに、歌唱の様子を録画した動画情報を含む単位投稿情報を作成し、
    前記録画事後処理は、前記録画演奏処理の終了後、再度、前記録画演奏処理を実行するか否かをユーザに問合せ、再度の実行が指定された場合、前回の前記録画演奏処理と同じ楽曲について前記録画演奏処理を実行し、再度の実行が指定されなかった場合であって、再度の実行の指定により複数回の前記録画演奏処理が実行された場合には、複数回の前記録画演奏処理で作成された数の単位投稿情報を含む投稿情報をホスト装置に送信する
    カラオケ用プログラム。
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