JP6198003B2 - カラオケ装置、カラオケシステム及びカラオケ用プログラム - Google Patents

カラオケ装置、カラオケシステム及びカラオケ用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6198003B2
JP6198003B2 JP2013269372A JP2013269372A JP6198003B2 JP 6198003 B2 JP6198003 B2 JP 6198003B2 JP 2013269372 A JP2013269372 A JP 2013269372A JP 2013269372 A JP2013269372 A JP 2013269372A JP 6198003 B2 JP6198003 B2 JP 6198003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
performance
evaluation
singing
karaoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013269372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015125270A (ja
Inventor
朋子 元重
朋子 元重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2013269372A priority Critical patent/JP6198003B2/ja
Publication of JP2015125270A publication Critical patent/JP2015125270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6198003B2 publication Critical patent/JP6198003B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

本発明は、演奏にあわせて歌唱を楽しむことのできるカラオケ装置、並びに、カラオケ用プログラム、そして、カラオケ装置とカラオケ装置と通信可能なカラオケ用ホスト装置を含むカラオケシステムに関する。
従来、楽曲の演奏に合わせて歌唱を楽しむカラオケ装置が知られている。現在、カラオケ装置では、歌唱を楽しむのみならず、歌唱の様子を録画した動画を、ネットワーク上に公開し、幅広いユーザに見て貰うといった投稿サービスが人気を集めている。
特許文献1には、ユーザによって投稿された歌唱もしくは演奏の良し悪しを他のユーザに適切に評価してもらうことを可能とするカラオケネットワークシステムが開示されている。視聴側のカラオケ装置では、ユーザ(視聴者)が所望する投稿データをセンターから取得し、取得した投稿データの内、特定の演奏パートの聴き所のみを再生する。このような構成により、ユーザ(投稿者)が視聴者に特に聴いてもらいたい部分(視聴区間)を、他のユーザ(視聴者)に聴取させることを可能としている。
特開2010−237553号公報
従来からカラオケ装置では、演奏する楽曲の主旋律など、お手本(基準)となる音程情報と、歌唱しているユーザの歌唱音声の音程とを比較することで、ユーザの歌唱評価を行うことが行われている。この歌唱評価に使用される音程情報は、予め、楽曲の製作者側によるプロの歌手の歌唱に基づいて形成、あるいは、抽出されたものが使用される。ところで、現在、行われている投稿サービスにおいて、投稿者は、プロの歌手が歌うオリジナルの歌唱方法とは異なる歌唱方法で歌うことで、視聴するユーザの人気を集めることがある。また、ユーザによっては、オリジナルの歌唱方法ではなく、投稿者と同じ歌唱方法で歌いたい、あるいは、その歌唱方法を練習したいことが考えられる。
本発明は、このようなカラオケの投稿サービスでの事情を鑑みたものであって、歌唱するユーザが、投稿者によって投稿された投稿情報の歌唱方法を練習、習得可能とすることを目的としている。
上述する課題を解決するため、本発明に係るカラオケ装置は、以下の構成を採用するものである。
演奏部と、制御部と、を備えたカラオケ装置であって、
前記演奏部は、オリジナル歌唱基準情報が対応付けられた演奏情報に基づく演奏を可能とし、
前記制御部は、受信処理と、評価演奏処理とを実行可能とし、
前記受信処理は、ホスト装置から投稿情報を受信し、
前記投稿情報は、楽曲識別情報と、ユーザによって投稿された歌唱音声情報を含み、
前記評価演奏処理は、指定された投稿情報中の楽曲識別情報に対応する演奏情報を前記演奏部に演奏させるとともに、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、マイクロホンから入力される歌唱音声情報を評価し、
前記評価演奏処理の実行中、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に対する、演奏中の演奏情報に対応するオリジナル歌唱基準情報の相違に関するアドバイス情報を告知する。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記評価演奏処理は、指定された投稿情報中の歌唱音声情報を再生出力する。
さらに本発明に係るカラオケ装置は、
前記受信処理で受信した投稿情報に含まれる歌唱音声情報から評価基準情報を抽出する抽出処理を実行可能とする。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記評価基準情報は、ユーザによって投稿された歌唱音声情報の音程に関する基準音程情報を含み、
前記評価演奏処理は、前記評価基準情報の基準音程情報と、マイクロホンから入力される歌唱音声情報の音程情報を表示部に出力する。
さらに本発明に係るカラオケ装置において、
前記評価演奏処理は、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、マイクロホンから入力される歌唱音声情報を採点する。
また本発明に係るカラオケシステムは、
カラオケ装置と、カラオケ装置と通信可能なホスト装置と、を備えるカラオケシステムにおいて、
前記カラオケ装置は、演奏部と、制御部と、を備え、
前記演奏部は、オリジナル歌唱基準情報が対応付けられた演奏情報に基づく演奏を可能とし、
前記制御部は、受信処理と、評価演奏処理とを実行可能とし、
前記受信処理は、ホスト装置から投稿情報を受信し、
前記投稿情報は、楽曲識別情報と、ユーザによって投稿された歌唱音声情報を含み、
前記評価演奏処理は、指定された投稿情報中の楽曲識別情報に対応する演奏情報を前記演奏部に演奏させるとともに、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、マイクロホンから入力される歌唱音声情報を評価し、
前記評価演奏処理の実行中、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に対する、演奏中の演奏情報に対応するオリジナル歌唱基準情報の相違に関するアドバイス情報を告知する。
さらに本発明に係るカラオケシステムにおいて、
前記ホスト装置は、投稿情報に含まれる歌唱音声情報から評価基準情報を抽出する抽出処理を実行可能とする。
また本発明に係るカラオケ用プログラムは、
情報処理装置において実行可能なカラオケ用プログラムであって、
受信処理と、評価演奏処理とを実行可能とし、
前記受信処理は、ホスト装置から投稿情報を受信し、
前記投稿情報は、楽曲識別情報と、ユーザによって投稿された歌唱音声情報を含み、
前記評価演奏処理は、指定された投稿情報中の楽曲識別情報に対応する演奏情報を演奏するとともに、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、マイクロホンから入力される歌唱音声情報を評価し、
前記演奏情報は、オリジナル歌唱基準情報に対応付けられ、
前記評価演奏処理の実行中、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に対する、演奏中の演奏情報に対応するオリジナル歌唱基準情報の相違に関するアドバイス情報を告知する。
本発明のカラオケ装置、カラオケシステム、カラオケ用プログラムによれば、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、歌唱者の歌唱音声情報を評価することで、オリジナルの歌唱方法と異なる投稿者の歌唱方法による歌唱評価を行うことが可能となる。
さらに本発明のカラオケ装置、カラオケシステム、カラオケ用プログラムでは、指定された投稿情報に含まれる歌唱音声情報を再生出力することで、歌唱者は、再生出力される歌唱音声情報を模範として歌唱を行うことが可能となる。なお、歌唱音声情報の再生出力、並びに、歌唱音声情報の音量調整は、再生出力するカラオケ装置において設定可能とすることも可能である。
さらに本発明のカラオケ装置、カラオケシステム、カラオケ用プログラムでは、評価基準情報に対するオリジナル歌唱基準情報の相違に関するアドバイス情報を告知することで、歌唱者はオリジナルの歌唱との相違を認識して歌唱することが可能となる。
さらに本発明のカラオケ装置、カラオケシステム、カラオケ用プログラムでは、カラオケ装置側において、受信処理で受信した投稿情報に含まれる歌唱音声情報から評価基準情報を抽出する抽出処理を実行することとしている。このような構成により、ホスト装置側での処理負担を削減することが可能となる。なお、抽出処理は、カラオケ装置で実行することに代え、ホスト装置で実行することとしてもよい。ホスト装置で行う形態では、カラオケ装置側での処理負担を削減することが可能となる。また、1つの投稿情報について1回の抽出処理で済むため、カラオケシステム全体における処理負担を削減することが可能となる。
さらに本発明のカラオケ装置、カラオケシステム、カラオケ用プログラムにおける評価演奏処理は、評価基準情報の基準音程情報と、マイクロホンから入力される歌唱音声情報の音程情報を表示部に出力する形態、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、マイクロホンから入力される歌唱音声情報を採点する形態等、各種形態を採用することが可能である。
本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図 本発明の実施形態に係る投稿の概要を説明するための図 本発明の実施形態に係るトップ画面を示す図 本発明の実施形態に係るユーザ情報のデータ構成を示す図 本発明の実施形態に係るユーザ情報の送受信を説明する図 本発明の実施形態に係るアクティブユーザトップ画面を示す図 本発明の実施形態に係る楽曲確認画面を示す図 本発明の実施形態に係るカラオケ装置の楽曲再生処理を示すフロー図 本発明の実施形態に係る各種データ構成を示す図 本発明の実施形態に係る投稿登録処理を示すフロー図 本発明の実施形態に係る投稿情報選択画面を示す図 本発明の実施形態に係る投稿情報確認画面を示す図 本発明の実施形態に係る投稿再生処理を示すフロー図 本発明の実施形態に係る投稿情報再生画面を示す図
本実施形態のカラオケ装置は、歌唱を楽しむカラオケにおいて、ユーザの歌唱を記録(少なくとも録音を行うこととし、録画を含んでも良い)し、通信回線を介して広く公開可能なカラオケシステムに利用可能としている。
図2は、本発明の実施形態に係る歌唱投稿システムで使用するカラオケシステムの構成を示したものである。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2(コマンダ)と、リモコン装置1を含んで構成されている。なお、図1に示す例では、1台のカラオケ装置2に対して、2台のリモコン装置1a、1bが使用されている例である。これらリモコン装置1a、1bの構成は同一であるため、リモコン装置1として説明を行う。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント110を利用してネットワークを形成するように接続されている。
カラオケボックスなどの店舗に設置されるカラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏部として音響制御部25を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザからの各種入力を受け付けるスイッチなどで構成されるカラオケ装置2側の入力部としての操作部21を備える。カラオケ装置2は、操作部21からの入力を解釈してCPU30に伝達する操作処理部22を備える。また、カラオケ装置2は、各種情報を記憶するカラオケ装置側記憶部としてのHDD32(ハードディスク)を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続してネットワークに加入するためのカラオケ装置側通信手段としてのLAN通信部24を備えている。
また、カラオケ装置2は、モニタ41に対して歌詞映像、背景映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、映像情報に基づいて映像を再生する映像再生部29、再生する映像を一時的に蓄積するビデオRAM28、再生された映像に対する歌詞テロップの重畳、映像効果を付与する映像制御部31を備えて構成される。
さらに、このカラオケ装置2では、外部に接続されるモニタ41以外に、タッチパネルモニタ33に対して各種情報を表示することを可能としている。タッチパネルモニタ33は、映像制御部31から入力された映像情報を表示する表示部35と、タッチ入力された位置を操作処理部22に出力するタッチパネル34を重畳して構成されている。このタッチパネルモニタ33は、カラオケ装置2の操作部21、あるいは、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11などと同様、入力部として機能する。ユーザは、タッチパネルモニタ33から楽曲を選択して、直接カラオケ装置2に予約を行うなど、カラオケ装置2に対する各種操作を行うことが可能である。
さらに、カラオケ装置2は、各構成を統括して制御するためのCPU30、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのメモリ27を備えて構成される。
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲指定処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲指定処理は、ユーザからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。ユーザの操作により、リモコン装置1などの入力部で指定された予約情報をメモリ27中の予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、楽曲演奏処理と歌詞再生処理とが同期して実行される処理である。
楽曲演奏処理は、楽曲情報に含まれる演奏情報に基づき、音響制御部25に演奏を実行させる処理である。音響制御部25にて演奏された楽曲は、歌唱用マイク44a、44bから入力される歌唱音声と一緒にスピーカ42から放音される。歌詞再生処理は、楽曲情報に含まれる歌詞情報をモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。この歌詞再生処理で表示される歌詞に、背景映像を重畳させて表示させる背景映像表示処理を実行することとしてもよい。
一方、リモコン装置1は、予約情報などカラオケ装置2に対して各種指示を送信するとともに、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続されたホスト装置5から各種情報を受信する。本実施形態では、ユーザインターフェイスとしてボタンなどの操作部17と、タッチパネルモニタ11を備えている。タッチパネルモニタ11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザからのタッチ入力を受付可能としている。
さらにリモコン装置1は、楽曲検索に必要とされるデータベース、各種プログラム、並びに、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶するリモコン側記憶部として、メモリ14、そして、これら構成を統括して制御するためのリモコン側制御部を備えて構成される。リモコン側制御部には、CPU15、タッチパネルモニタ11に対して表示する映像を形成する映像制御部13、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12、タッチパネルモニタ11あるいは操作部17からの入力を解釈してCPU15に伝える操作処理部18が含まれている。
また、リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント110と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザからの各種入力をタッチパネルモニタ11、あるいは、操作部17から受付けるとともに、映像情報をタッチパネルモニタ11に表示することで各種情報を提供することで、カラオケ装置2に対して楽曲予約などの各種指示を行うことが可能とされている。
カラオケ装置2には、歌唱の様子を撮影するための撮像手段としてカメラ45が接続されている。カメラ45からのカメラ映像は、映像入出力を担う映像制御部31を介して、記録部としてのHDD32に記録するとともに、モニタ41にリアルタイム表示することが可能である。さらに、モニタ41に対して、カメラ45から入力される映像と同時に、投稿情報に含まれる動画情報を表示させることができる。
図2は、図1に示すカラオケシステムについて、投稿の概要が示されている。この図2を用いてカラオケ投稿の流れを簡単に説明する。まず、歌唱者は、カラオケボックスなど、カラオケシステムが設置される場所で演奏にあわせた歌唱が行われ歌唱用マイク44から入力された音声情報が記録される(a)。歌唱の際、歌唱の様子をカメラ45で撮像して得た動画情報を記録してもよい。記録された音声情報(動画情報を含めてもよい)は、ユーザの指示に基づいて、投稿情報としてホスト装置5に投稿(アップロード)される。
ホスト装置5にアップロードされた投稿情報は、インターネットを介して公開されることになる。その際、公開される投稿情報は、不特定のユーザを対象として広く一般に公開されるため、音声、映像に関する公序良俗上の問題、あるいは、動画情報中で使用禁止の商品が映像に含まれているなどの問題をクリアしたものである必要がある。そのため、ホスト装置5にアップロードされた投稿情報中の各種情報は、管理者による審査、あるいは、管理プログラムによる審査を経た後、インターネット上で公開される。公開された投稿情報は、カラオケ装置2、あるいは、インターネットに通信接続されたパーソナルコンピュータあるいは携帯端末等に配信可能な状態となる。
本実施形態のカラオケシステムは、ユーザ登録制度を採用しており、カラオケ装置2、
パーソナルコンピュータ、携帯端末などを使用してログインしたユーザは、ユーザに対応したサービスを受けることが可能となっている。本実施形態のカラオケシステムでは、通常状態では、カラオケ装置2において投稿情報の視聴を行うことはできず、ユーザがパーソナルコンピュータあるいは携帯情報端末等を使用して、お気に入り登録した投稿情報のみ、カラオケ装置2において視聴可能となっている。
では、カラオケシステムにおける投稿情報の形成、並びに、投稿された投稿情報の再生について説明を行う。図3は、本発明の実施形態に係るトップ画面、すなわち、リモコン装置1を起動した直後の画面を示す図である。本実施形態では、リモコン装置1の表示部11に表示を行うことで、リモコン装置1を操作するユーザに対して各種情報が提供される。
本実施形態のカラオケシステムは、各リモコン装置1のタッチパネルモニタ11から認証情報(後述するユーザ識別情報やパスワード)を入力することで、ログインすることが可能となっている。特に、本実施形態のカラオケシステムでは、複数のユーザをログインさせることを可能としており、ログインしたユーザ(ログインユーザ)に関する情報は画面上方に常時表示される。ログインしたユーザの分身像(アバター)を表示するためのログインユーザ欄103が設けられている。なお、分身像としては、人、キャラクターを模した像の他、図形や記号など各種形態を採用することができる。
また、アカウントを有していないユーザのためのゲストアイコン102、ユーザを切り替えるためのユーザ切り替えスイッチ101が表示されている。ログインしたユーザは、ログインユーザ欄103に表示される分身像を選択、あるいは、ユーザ切り替えスイッチ101を操作することで、自分のユーザ情報を利用した各種サービスを受けることが可能となる。また、アカウントを有していないユーザは、ゲストアイコン102を操作することで、選曲など一般的なサービスを受けることが可能となっている。なお、ユーザの切り替えの際には、パスワードなどを使用した認証を行うこととしてもよいが、認証を行うことなく簡易に切り替えることとしてもよい。
図4は、ユーザ毎にホスト装置5に記憶されているユーザ情報を説明するための図である。本実施形態では、ユーザ情報として、個人情報、マイうたテーブル、マイアーティストテーブル、投稿情報登録テーブルといった、ユーザに関する各種情報を含んで構成される。このユーザ情報は、ホスト装置5の記憶部51に記憶されている。ユーザ情報には、ユーザがログインするための認証情報(ユーザ識別情報とパスワード)が含まれている。個人情報には、ユーザ名(実際の名前に限ったものでなく、ニックネームであってもよい)、性別、年齢、うた年齢などを含んで構成される。これら各種情報は、リモコン装置1、あるいは、インターネットなどのネットワークに接続された図示しないパーソナルコンピュータ、携帯端末などを使用し、ログインして設定することも可能である。
マイうたテーブルは、ユーザによって登録された楽曲を記憶するテーブルであって、楽曲識別情報、音程調整値、過去の採点情報(最高点、もしくは、過去複数回のもの)などを含んで構成されている。ユーザは、このマイうたテーブルに基づいて、過去に登録したお気に入りの楽曲を呼び出して予約、演奏することが可能となる。その際、登録した音程調整値を利用することで、自分の歌唱にあった音程で演奏(再生)を行うことも可能である。
マイアーティストテーブルは、ユーザによって登録されたアーティスト(歌手)を記憶するテーブルであって、歌手識別情報を含んで構成されている。ユーザは、このマイアーティストテーブルに基づいて、登録したお気に入りのアーティストの楽曲(持ち歌、あるいは、関連楽曲)を呼び出して予約、演奏することが可能となる。
投稿情報登録テーブルは、図2で説明したカラオケシステムにおける投稿について、ユーザが指定したお気に入りの投稿情報を記録したテーブルである。本実施形態において、投稿情報登録テーブルに対する投稿識別情報(投稿ID)の登録は、パーソナルコンピュータ、携帯端末など、カラオケ装置2以外の装置にて行うことが可能となっている。カラオケ装置2では、この投稿情報登録テーブルに登録されている投稿識別情報に対応する投稿情報を再生することが可能であり、登録の無い投稿情報については再生することができない仕様となっている。
図5は、このユーザ情報の送受信の様子を示した図である。カラオケ店舗に来店したユーザは、自己のユーザ識別情報とパスワードで構成された認証情報を入力、あるいは、リモコン装置1などに設けられたICカードリーダでICカードに記憶されている認証情報を読み取らせることで認証処理S101を実行する。カラオケ装置2あるいはリモコン装置1は、認証情報をホスト装置5に送信し(S102)、認証情報を受信したホスト装置5は記憶部51に記憶されたデータベースから、該当するユーザのユーザ情報を抽出し(S121)、問い合わせのあったカラオケ装置2あるいはリモコン装置1に対して送信する(S122)。
ユーザ情報を受信したカラオケ装置2側では(S103)、受信したユーザ情報に基づいて、楽曲指定処理、楽曲再生処理など各種サービス処理を提供する(S104)。ユーザによりログアウトが要求される(S105)とサービス処理を中断し、サービス処理中に発生した各種履歴(ログ)、あるいは、ユーザによる設定変更を反映したユーザ情報をホスト装置5に送信する(S106)。ここで、ユーザ情報は、全ての情報を送信することの他、更新された差分だけを送信してもよい。ユーザ情報を受信したホスト装置5では(S123)、受信したユーザ情報に基づいて記憶部51に記憶されたデータベースの更新を実行する(S124)。
以上、あるユーザが認証処理(ログイン処理)してから、ログアウトするまでの流れを説明したが、本実施形態のカラオケ装置2、リモコン装置1は、認証された複数人(認証ユーザ)が同時にログインした状態で使用することが可能となっている。図3で説明したユーザインターフェイスを用いることで、サービスを提供するユーザ(以下、「アクティブユーザ」という)を切り替えて使用することが可能となっている。
図6は、本発明の実施形態に係るアクティブユーザトップ画面を示す図である。この図に示されるように、複数人がログインした状態ではログインユーザ欄103にログインしたユーザの分身像103a、103b、103e(本実施形態では顔部分)が表示される。またログインユーザ欄103中、右端に背景がハイライト(白色)で示されるユーザは、アクティブユーザ103e(Aさん)であって、図に示す状態では、このアクティブユーザ103eに対するサービス、すなわち、アクティブユーザ103eのユーザ情報を利用したサービスが実行されている状態となっている。このアクティブユーザトップ画面では、「曲を探す」を選択することで、歌手名、楽曲名に基づく検索を行うことができる。
図6には、本発明の実施形態に係る楽曲確認画面が示されている。アクティブユーザとして楽曲を選択した場合、この楽曲確認画面にて、予約を行う楽曲に間違いがないか、楽曲名、歌手名、歌い出しなどを表示してユーザに確認を促す。このとき、選択した楽曲に対して自分の歌唱できる音程(キー)が予め分かっている場合には、「音程設定」を変更することで演奏する際の音程調整値を設定することが可能となっている。音程設定右下の「変更」ボタンを操作することで、音程設定用の子画面が表示され音程調整値を設定することが可能である。
さらに、本実施形態のカラオケシステムは、歌唱投稿を行うか否かを選択するためのオプション機能が備えられている。この楽曲確認画面では、歌唱投稿に関する設定、具体的には、楽曲確認画面に表示されている楽曲について投稿を行うか否かなど、投稿に関する各種設定を行うことが可能となっている。ユーザは「オプション」を設定することで、歌唱投稿のための各種設定を行うことが可能となっている。オプション右下の「変更」ボタンを操作することで、設定用の子画面(図示せず)が表示され歌唱投稿に関する各種設定を行うことが可能である。
この楽曲確認画面にて「予約」ボタンの操作による選曲指示が入力されると、リモコン装置1からカラオケ装置2に対してアクティブユーザのユーザ識別情報、楽曲識別情報、音程調整値、歌唱投稿に関する設定などを含む予約情報が送信される。受信したカラオケ装置2では、予約情報を予約テーブルに追加して、予約テーブルに登録された楽曲を順次再生させるメイン処理を実行する。
図8には、本発明の実施形態に係るカラオケ装置2で実行される楽曲再生処理のフロー図が示されている。本実施形態の楽曲再生処理では、投稿情報を使用した楽曲再生を可能としている。投稿情報の指定、並びに、その再生については後で説明を行う。カラオケ装置2においてメイン処理が開始されると、メモリ27等の記憶部に記憶されている予約テーブルをチェック(S201)して次に再生すべき楽曲の有無について判定が行われる。次に再生する楽曲がある場合(S202:Yes)、再生対象となる楽曲が投稿情報を指定したものであるか否かが判定される(S203)。投稿情報を指定したものである場合(S203:Yes)には、投稿再生処理(S400)が実行される。
一方、投稿情報を指定したものでない場合(S203:No)、指定された楽曲に関する予約情報の内、歌唱投稿に関する設定を参照し、歌唱投稿指定があるか否かが判定される。歌唱投稿指定が無い場合(S204:No)には、指定された楽曲を音響制御部25に演奏させる通常楽曲再生処理(S212)が実行される。一方、予約情報中に歌唱投稿指定がある場合(S204:Yes)には、歌唱用マイク44から入力される歌唱音声情報を録音するとともに、カメラ45による歌唱の様子を撮像する録画演奏処理(S205)を含む一連の処理が開始される。
この録画演奏処理(S205)では、指定されている楽曲識別情報に対応する楽曲情報を再生させるとともに、歌唱用マイク44から入力される歌唱音声とカメラ45にて撮像される映像を動画情報として記録する。図9(A)には、再生対象となる楽曲情報のデータ構成が示されている。本実施形態の楽曲情報は、楽曲識別情報(楽曲ID)、演奏情報、歌詞情報を含んで構成されている。また、楽曲情報には、採点など歌唱の評価を可能とするため、オリジナル歌唱基準情報が含まれている。本実施形態では、後で説明する投稿情報中の評価基準情報との違いが明確となるように歌唱基準情報に、「オリジナル」という接頭語を付している。このオリジナル歌唱基準情報は、従来の歌唱採点で使用されている主旋律(メロディ)の音程を示す情報であり、楽曲の制作者側によるプロの歌手の歌唱に基づいて形成、あるいは、抽出されたものである。
楽曲の再生中には、カメラ45にて撮像される映像をモニタ41に表示させる動画再生処理が実行される。モニタ41には、現在、カメラ45で撮像されている歌唱中のユーザ(ユーザA)の様子がリアルタイムで表示される。その際、カメラ45からの映像は左右反転した鏡像表示となっており、モニタ41を観察するユーザにとって違和感を抑えた映像となっている。さらに、モニタ41には、歌詞が重畳表示され、ユーザの歌唱補助を可能としている。
楽曲の再生が終了(S206:Yes)すると、それに伴い、録音、録画を行う録画演
奏処理が終了する(S207)。録画演奏処理でHDD32等の記憶部に記録された録画情報は、投稿の対象とする前に、ユーザにより確認することが可能である。タッチパネルモニタ33、あるいは、リモコン装置1等の入力部を使用して、プレビューが指定された場合(S208:Yes)には、記録された動画情報を再生するプレビュー処理が実行される(S209)。このプレビュー処理では、録画演奏処理において記録した音声情報、動画情報を再生させるとともに、記録時に再生した楽曲情報を同期して再生することで、歌唱時の状態を再現することを可能としている。
ユーザは、アップロード(投稿)するか否か、各種ユーザインターフェイスを介して指定することが可能である。ユーザによりアップロードすることが選択された場合(S210:Yes)、カラオケ装置2は、録画演奏処理で記録した音声情報を含む投稿情報(動画情報を含むこととしてもよい)を、通信部としてのLAN通信部24を介しホスト装置5に送信するアップロード処理(S211)を実行する。
図9(B)には、本発明の実施形態に係る投稿情報(投稿時)のデータ構成が示されている。本実施形態の投稿情報は、投稿したユーザのユーザ識別情報である投稿ユーザID、録画演奏処理で使用した楽曲の楽曲識別情報(楽曲ID)、録画演奏処理で録音した音声情報、録画演奏処理で録画した動画情報を含んで構成されている。この他、投稿日時など投稿に関する各種情報を含めてもよい。
カラオケ装置2から投稿情報を受信したホスト装置5は、投稿情報を公開するための投稿登録処理を実行する。図10には、ホスト装置5で実行する投稿登録処理のフロー図が示されている。ホスト装置5は、カラオケ装置2から投稿情報を受信した場合(S401:Yes)、記憶部51内のデータベースに登録する。その際、投稿情報には投稿識別情報(投稿ID)が付与される。データベースに登録された投稿情報は、音声、映像に関する公序良俗上の問題、あるいは、動画情報中で使用禁止の商品が映像に含まれているなどの問題を有していないかを確認する審査が実行される(S403)。この審査は管理者による確認、あるいは、管理プログラムによる確認により実行される。
審査をクリア(S404:Yes)した投稿情報は、インターネット上での公開対象となる。本実施形態では、投稿情報中の音声情報を使用した歌唱評価、すなわち、投稿者と同じ歌い方を真似る、あるいは、練習する際の評価を行うこととしている。そのため、ホスト装置5は、投稿情報中の音声情報から、少なくともその音程を示す評価基準情報を生成している(S405)。後で説明する投稿再生処理では、歌唱用マイク44から入力される歌唱音声情報を、この評価基準情報と対比することで、歌唱の評価を行うことが可能となる。
さらに本実施形態では、投稿情報の再生時、歌唱者に対して投稿情報における歌い方を告知するためのアドバイス情報が生成される(S406)。このアドバイス情報は、S405で生成した評価基準情報と、楽曲情報中のオリジナル歌唱基準情報の相違に基づいて形成される。アドバイス情報には、オリジナル歌唱基準情報に対する評価基準情報の音程の相違(高いあるいは低い)、あるいは、オリジナル歌唱基準情報に対する評価基準情報の歌唱タイミングの相違(早いあるいは遅い)などの情報を含んで構成されている。投稿情報再生処理では、このアドバイス情報を使用することで、投稿情報独自の歌い方を歌唱者に告知することが可能となる。なお、アドバイス情報は、歌唱する前に事前に告知することが好ましい。
評価基準情報の生成(S405)、並びに、アドバイス情報の生成(S406)を終えた投稿情報は、投稿者名、楽曲名、歌手名などを示す公開情報をデータベースに登録する(S407)ことで、インターネット上で公開される。ユーザは、公開情報を参照するこ
とで、再生したい投稿情報を選択し、カラオケ装置2、パーソナルコンピュータ、携帯端末などで再生を行うことが可能となる。図9(C)には、公開対象となる投稿情報(配信時)のデータ構成が示されている。本実施形態の投稿情報(配信時)は、図9(B)に示す投稿時の投稿情報と比較して、投稿識別情報(投稿ID)、評価基準情報、アドバイス情報がホスト装置5にて新たに付加されている。
一方、投稿情報が審査をクリアしなかった場合(S404:No)、投稿情報に関する公開情報はデータベースに登録されず、非公開とされる(S408)。その際、投稿者に対して、投稿情報が公開対象とならなかった旨を通知することとしてもよい(S409)。この通知は、ユーザが次回ログインした際に通知することや、電子メールなどの各種通知媒体を使用して通知することが考えられる。
公開された投稿情報はインターネット上で公開され、カラオケ装置2、パーソナルコンピュータ、携帯端末などで再生することが可能となる。図11には、本発明の実施形態に係る投稿情報選択画面が示されている。ユーザは、図6で説明したリモコン装置1のアクティブユーザトップ画面に表示されている「投稿動画」を選択することで投稿情報選択画面を開くことが可能である。
投稿情報選択画面には、投稿情報毎の公開情報105a〜105dが表示されている。公開情報105a〜105dは、投稿時に使用した楽曲の歌手名、楽曲名、投稿者名、そして、投稿情報に含まれる動画情報の1静止画(サムネイル画像)が表示されている。ユーザが、再生したい投稿情報を選択した場合、当該投稿情報に関する投稿情報確認画面が表示される。図12には、本発明の実施形態に係る投稿情報確認画面が示されている。
この投稿情報確認画面では、図7で説明した楽曲確認画面と同様、歌唱の歌い出しなどの詳細情報が表示されるとともに、投稿情報の再生時の各種設定を行うことが可能である。オプション欄には、歌唱の評価選択欄と、投稿音声の出力選択欄が表示されている。ユーザは、これら欄中に表示されているラジオボタンを選択することで再生時の各種設定を行うことが可能である。歌唱の評価選択欄では、歌唱の評価を行うか否か(「評価する」あるいは「評価しない」を選択することが可能である。過小の評価を行う場合、評価対象を「投稿音声」、「オリジナル」の何れかを選択することが可能である。「投稿音声」を選択した場合には、再生する投稿情報に含まれる評価基準情報と対比した評価が実行される。一方、「オリジナル」を選択した場合には、楽曲情報に含まれるオリジナル歌唱基準情報と対比した評価が実行されることになる。
投稿情報確認画面中、右下に表示される「予約」ボタンを操作することで、投稿情報を示す投稿識別情報が予約テーブルに登録される。投稿情報の再生(投稿再生処理S400)は、図8の楽曲再生処理で説明したように、投稿情報の指定ありと判定された場合(S203:Yes)に実行される。図13には、本発明の実施形態に係る投稿再生処理を示すフロー図が示されている。
投稿再生処理では、指定された投稿情報をホスト装置5から取得して演奏を開始する(S301)。図9(C)に示すように投稿情報には、楽曲識別情報(楽曲ID)、音声情報、動画情報が含まれている。投稿再生処理では、このうち、少なくとも楽曲識別情報に対応する楽曲情報が再生される。また、図12に示される投稿情報確認画面のオプション欄において投稿音声の出力が選択されている場合には、楽曲情報の再生に同期して投稿情報中の音声情報が再生される。投稿再生処理では、楽曲情報の再生に同期して動画情報を再生させる、投稿者の歌唱の様子を表示することが好ましい。動画情報の再生は、音声情報の再生と同様、オプションにて選択可能としてもよい。
投稿再生処理では、投稿情報確認画面にて投稿情報を指定した際の評価選択に基づいて処理が行われる。評価希望選択が指定されている場合(S302:Yes)には、投稿音声またはオリジナル音声、指定された何れかの基準に基づいて評価が行われる。投稿音声が選択されている場合(S303:投稿音声)には、楽曲情報の再生中、再生対象となっている投稿情報中の評価基準情報に基づく評価が実行される(S304)。また、オリジナル音声との違いを歌唱者に告げるアドバイス情報の表示も合わせて実行される(S305)。
図14には、評価基準情報に基づく評価を実行すると共に、アドバイス情報を表示中の投稿情報再生画面が示されている。本実施形態では、モニタ41の表示画面に投稿情報の動画情報を表示するとともに、評価表示領域500と歌詞表示領域505を動画情報に重畳して表示している。評価表示領域500は、歌唱用マイク44から入力される歌唱音声情報の音程と、投稿情報中の評価基準情報を対比して表示する領域である。本実施形態では、ピアノロールと呼ばれる表示形態を使用したものであり、音程基準線501上で、高低にて音程を示す音程情報503を左から右に移動させることで歌唱すべき音程を示している。音程情報503が評価表示領域500の中央に示され歌唱タイミング線を通過するときが、当該音程情報503の歌唱タイミングとなるように表示される。ユーザの歌唱に伴い、歌唱タイミング線502の左方には、歌唱音声情報の音程を示す歌唱音程情報503a〜503が表示される。歌唱音程情報は、音程情報との音程差に応じて異なった表示形態で表示される。このように本実施形態において、ユーザは、楽曲の再生に同期して表示される音程情報と歌唱音程情報が同時に表示される評価を視認することで、投稿情報の歌唱との差異を確認することが可能となる。
この評価表示領域500中には、アドバイス情報504a、504b、すなわち、投稿情報中の評価基準情報に対する、楽曲情報のオリジナル歌唱基準情報の相違に関する情報が表示されている。評価表示領域500中に表示されるアドバイス情報504a、504bは、音程差(相違)を示した情報であって、上向きの矢印であるアドバイス情報504aは、歌唱すべき音程(評価基準情報)がオリジナル歌唱基準情報の音程に対して高いことを示している。また、下向きの矢印であるアドバイス情報504bは、歌唱すべき音程(評価基準情報)がオリジナル歌唱基準情報の音程に対して低いことを示している。アドバイス情報504a、504bは、評価基準情報とオリジナル歌唱基準情報の音程差に応じて、その矢印の長さを可変するようにしてもよい。また、アドバイス情報504a、504bは、歌唱する前に表示することが好ましいため、音程情報503が右方から表示開始され、歌唱タイミング線502を通過する期間において表示される。
投稿情報再生画面中には、歌唱すべき歌詞を歌唱者に伝えるための歌詞表示領域505も合わせて表示される。本実施形態では、この歌詞表示領域505中にもアドバイス情報504c、504dを表示している。アドバイス情報504c、504dは、歌唱すべき歌唱タイミング(評価基準情報)がオリジナル歌唱基準情報の歌唱タイミングに対して、早い、あるいは、遅いことを告知する情報であって、アドバイス情報504cは、その歌詞位置の歌唱タイミングがオリジナルの楽曲に対して早いことを示している。また、アドバイス情報504dは、その歌詞位置の歌唱タイミングがオリジナルの楽曲に対して遅いことを示している。
このように本実施形態では、投稿再生処理の演奏期間中において、投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、歌唱用マイク44から入力される歌唱音声情報を評価することで、投稿情報での歌い方を真似る、もしくは、練習することが可能となる。さらに、アドバイス情報を表示することで、オリジナルの歌い方に対してどのように歌唱すべきかを知ることが可能となる。このアドバイス情報は、歌唱すべきタイミングの前に告知することが好ましい。
演奏の終了後(S307:Yes)、評価希望選択が指定されている場合(S308:Yes)、S304での評価に基づいて総合評価の表示が実行される。この総合評価としては、評価基準情報に基づく歌唱者の歌唱音声情報に対する採点などが考えられる。総合評価を表示することで、歌唱者は、自分が行った歌唱が投稿情報中の歌唱音声と比較して、どのような結果であったかを知ることが可能となる。
一方、投稿情報確認画面のオプション欄において、「オリジナル」が選択されている場合(S303:オリジナル音声)には、楽曲情報中のオリジナル歌唱基準情報に基づいて歌唱用マイク44から入力される歌唱音声情報の評価が実行される(S306)。この場合、歌唱用マイク44から入力される歌唱音声情報と楽曲情報中のオリジナル歌唱基準情報を対比して評価が行われる。評価の結果は、投稿音声情報に対する評価と同様、図14で説明した評価表示領域500中に表示されることとなるが、アドバイス情報504a、504bの表示は行われない。歌詞表示領域505中のアドバイス情報504c、504dについても表示は行われない。
また、投稿情報確認画面にて評価希望選択が指定されていない場合(S302:No)には、評価表示領域500を表示すること無く、指定された投稿情報に基づいて楽曲の
演奏が実行される。
本実施形態では、投稿情報中、評価演奏処理に使用する評価基準情報、及び、アドバイス情報をホスト装置5で生成することとしている。ホスト装置5で生成することによって、各投稿情報について、評価基準情報、及び、アドバイス情報の生成を集約して行うことが可能となり、カラオケ装置2側での処理負担を軽減することが可能となる。これら評価基準情報、アドバイス情報の何れか一方は、投稿情報を再生するカラオケ装置2にて生成することとしてもよい。この場合、再生を行う投稿情報に対してのみ評価基準情報、アドバイス情報を生成すればよく、ホスト装置5側の処理負担を軽減するとともに、システム全体の処理負担を軽減できることも考えられる。
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1a、1b…リモコン装置 25…音響制御部
11…タッチパネルモニタ 27…メモリ
11a…表示部 28…ビデオRAM
11b…タッチパネル 29…映像再生部
12…ビデオRAM 30…CPU
13…映像制御部 31…映像制御部
14…メモリ 32…HDD(ハードディスク)
15…CPU 41…モニタ
16…無線LAN通信部 42…スピーカ
17…操作部 44a、44b…歌唱用マイク(マイクロホン)
18…操作処理部 45…カメラ
19…赤外線通信部 100…LAN
2…カラオケ装置(コマンダ) 110…アクセスポイント
21…操作部 120…ルータ
22…操作処理部 5…ホスト装置
23…赤外線通信部 51…記憶部
24…LAN通信部

Claims (8)

  1. 演奏部と、制御部と、を備えたカラオケ装置であって、
    前記演奏部は、オリジナル歌唱基準情報が対応付けられた演奏情報に基づく演奏を可能とし、
    前記制御部は、受信処理と、評価演奏処理とを実行可能とし、
    前記受信処理は、ホスト装置から投稿情報を受信し、
    前記投稿情報は、楽曲識別情報と、ユーザによって投稿された歌唱音声情報を含み、
    前記評価演奏処理は、指定された投稿情報中の楽曲識別情報に対応する演奏情報を前記演奏部に演奏させるとともに、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、マイクロホンから入力される歌唱音声情報を評価し、
    前記評価演奏処理の実行中、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に対する、演奏中の演奏情報に対応するオリジナル歌唱基準情報の相違に関するアドバイス情報を告知する
    カラオケ装置。
  2. 前記評価演奏処理は、指定された投稿情報中の歌唱音声情報を再生出力する
    請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 前記受信処理で受信した投稿情報に含まれる歌唱音声情報から評価基準情報を抽出する抽出処理を実行可能とする
    請求項1または請求項に記載のカラオケ装置。
  4. 前記評価基準情報は、ユーザによって投稿された歌唱音声情報の音程に関する基準音程情報を含み、
    前記評価演奏処理は、前記評価基準情報の基準音程情報と、マイクロホンから入力される歌唱音声情報の音程情報を表示部に出力する
    請求項1から請求項の何れか1項に記載のカラオケ装置。
  5. 前記評価演奏処理は、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、マイクロホンから入力される歌唱音声情報を採点する
    請求項1から請求項の何れか1項に記載のカラオケ装置。
  6. カラオケ装置と、カラオケ装置と通信可能なホスト装置と、を備えるカラオケシステムにおいて、
    前記カラオケ装置は、演奏部と、制御部と、を備え、
    前記演奏部は、オリジナル歌唱基準情報が対応付けられた演奏情報に基づく演奏を可能とし、
    前記制御部は、受信処理と、評価演奏処理とを実行可能とし、
    前記受信処理は、ホスト装置から投稿情報を受信し、
    前記投稿情報は、楽曲識別情報と、ユーザによって投稿された歌唱音声情報を含み、
    前記評価演奏処理は、指定された投稿情報中の楽曲識別情報に対応する演奏情報を前記演奏部に演奏させるとともに、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、マイクロホンから入力される歌唱音声情報を評価し、
    前記評価演奏処理の実行中、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に対する、演奏中の演奏情報に対応するオリジナル歌唱基準情報の相違に関するアドバイス情報を告知する
    カラオケシステム。
  7. 前記ホスト装置は、投稿情報に含まれる歌唱音声情報から評価基準情報を抽出する抽出処理を実行可能とする
    請求項に記載のカラオケシステム。
  8. 情報処理装置において実行可能なカラオケ用プログラムであって、
    受信処理と、評価演奏処理とを実行可能とし、
    前記受信処理は、ホスト装置から投稿情報を受信し、
    前記投稿情報は、楽曲識別情報と、ユーザによって投稿された歌唱音声情報を含み、
    前記評価演奏処理は、指定された投稿情報中の楽曲識別情報に対応する演奏情報を演奏するとともに、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に基づいて、マイクロホンから入力される歌唱音声情報を評価し、
    前記演奏情報は、オリジナル歌唱基準情報に対応付けられ、
    前記評価演奏処理の実行中、指定された投稿情報中の歌唱音声情報に対応する評価基準情報に対する、演奏中の演奏情報に対応するオリジナル歌唱基準情報の相違に関するアドバイス情報を告知する
    カラオケ用プログラム。
JP2013269372A 2013-12-26 2013-12-26 カラオケ装置、カラオケシステム及びカラオケ用プログラム Active JP6198003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013269372A JP6198003B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 カラオケ装置、カラオケシステム及びカラオケ用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013269372A JP6198003B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 カラオケ装置、カラオケシステム及びカラオケ用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015125270A JP2015125270A (ja) 2015-07-06
JP6198003B2 true JP6198003B2 (ja) 2017-09-20

Family

ID=53536005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013269372A Active JP6198003B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 カラオケ装置、カラオケシステム及びカラオケ用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6198003B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276693A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Yamaha Corp 歌唱評価表示装置およびプログラム
JP5123012B2 (ja) * 2008-03-10 2013-01-16 株式会社エクシング カラオケシステム
JP5428459B2 (ja) * 2009-03-30 2014-02-26 ヤマハ株式会社 歌唱評価装置
JP5029644B2 (ja) * 2009-03-31 2012-09-19 ブラザー工業株式会社 カラオケネットワークシステム
JP5218791B2 (ja) * 2010-09-29 2013-06-26 ブラザー工業株式会社 投稿データ判定装置、カラオケ装置、サーバ装置及び投稿データ判定プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015125270A (ja) 2015-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5946133B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケ用プログラム
JP6070952B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケ用プログラム
JP5713048B2 (ja) カラオケシステム
JP2013025272A (ja) カラオケ投稿映像選択装置及びカラオケ投稿映像選択プログラム
JP6210220B2 (ja) カラオケ装置
JP6065225B2 (ja) カラオケ装置
JP5725309B2 (ja) カラオケ投稿システム、カラオケ装置及び複合動画作成方法
JP5963200B2 (ja) プレイリスト生成装置及びプレイリスト生成用プログラム
JP2014186177A (ja) 再生装置
JP2022176206A (ja) 情報処理装置、動画合成方法及び動画合成プログラム
JP6198003B2 (ja) カラオケ装置、カラオケシステム及びカラオケ用プログラム
JP6422286B2 (ja) カラオケ管理システム
JP2014123085A (ja) カラオケにおいて歌唱に合わせて視聴者が行う身体動作等をより有効に演出し提供する装置、方法、およびプログラム
JP6139214B2 (ja) 情報端末、情報端末用プログラム及びカラオケ装置
JP6375780B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケプログラム
JP6065226B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケ用プログラム
JP2015021990A (ja) 楽曲配信システム
JP6051028B2 (ja) 歌唱動画データの取得システム
JP6043610B2 (ja) 合成動画コンテンツの生成システム
JP2015069042A (ja) カラオケ装置
JP6623841B2 (ja) 投稿楽曲選曲システム、投稿楽曲選曲プログラム、投稿楽曲選曲方法及び楽曲投稿サーバー装置
JP6520549B2 (ja) カラオケ投稿システム、カラオケ装置及び複合映像作成方法
JP6292404B2 (ja) カラオケ装置、カラオケプログラム及びカラオケシステム
JP6369225B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケプログラム
JP6642215B2 (ja) 楽曲選曲装置、カラオケシステム及び楽曲選曲用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6198003

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150