JP6027870B2 - カラオケ楽曲検索時における歌唱データ存在識別表示システム - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係る歌唱データ存在識別表示システムは、カラオケ楽曲の演奏に伴い録音した歌唱音声と、カラオケ楽曲の演奏に伴い録画した歌唱動画及び録音した歌唱音声からなる歌唱映像とを公開可能であり、利用者が選曲のためにカラオケ楽曲を検索する際に、公開された歌唱映像又は歌唱音声が存在するカラオケ楽曲を識別可能に表示するためのシステムである。
歌唱データ管理サーバ20は、歌唱音声及び歌唱映像を格納して公開するためのサーバで、サーバ制御手段21、データ送受信手段22、歌唱データ記憶手段23、公開楽曲リスト作成手段24、録音録画データベース25、公開楽曲リスト26を備えている。なお、歌唱映像や歌唱音声を管理するための専用の歌唱データ管理サーバ20を備えるのではなく、他のサーバに歌唱データ管理サーバ20の機能を兼ね備えさせてもよい。また、仮想化技術により、一つのサーバを複数の機能を有するサーバとして機能させ、仮想化サーバの一つとして歌唱データ管理サーバ20を構築することができる。
サーバ制御手段21は、歌唱データ管理サーバ20を統括的に制御するための手段であり、CPU及びその周辺機器を含んで構成され、CPU等がROM等に格納されたプログラムに従って動作することにより制御機能を発揮するようになっている。データ送受信手段22は、各カラオケ演奏端末30との間で、歌唱映像等の各種データの送受信を行うための手段であり、通信ネットワーク(インターネット40)における通信方式の整合性を保つための通信回路やプログラムにより構成される。
歌唱データ記憶手段23は、少なくとも、歌唱音声を録音又は歌唱映像を録音録画した際に演奏されたカラオケ楽曲の楽曲識別情報と、当該歌唱音声又は当該歌唱映像とを関連付けて記憶させるためのプログラムからなる。すなわち、歌唱データ記憶手段23は、カラオケ演奏端末30から歌唱音声又は歌唱映像がアップロードされると(送信されてくると)、歌唱音声を録音又は歌唱映像を録音録画した際に演奏されたカラオケ楽曲の楽曲IDと、当該歌唱音声又は当該歌唱映像とを関連付けて所定の記憶領域に記憶する。所定の記憶領域は、例えばHDD等の記憶装置(図示せず)により構成される。
録音録画データベース25は、図2に示すように、歌唱データ記憶手段23の機能により記憶された歌唱音声及び歌唱映像について、データID、楽曲ID、利用者ID等を関連付けて構成したデータベースである。なお、録音録画データベース25を構成するデータは、上述したデータの他に、利用者のハンドル名、録音録画日時、サムネイル画像、性別、年齢、収録日時、居住地域等、他のデータを付加してもよい。
公開楽曲リスト作成手段24は、歌唱データ記憶手段23の機能により記憶された歌唱音声及び歌唱映像に関連付けられた楽曲IDに基づいて、公開楽曲リスト26を作成するためのプログラムからなる。すなわち、公開楽曲リスト作成手段24は、録音録画データベース25に記憶された歌唱音声及び歌唱映像に関連付けられた楽曲IDについて、重複した楽曲IDが存在した場合に、その重複した分の楽曲IDを排除した公開楽曲リスト26を作成する。
公開楽曲リスト26は、図3に示すように、公開された歌唱音声及び歌唱映像について、楽曲IDをリスト化したデータである。この公開楽曲リスト26を参照することにより、公開された歌唱音声及び歌唱映像が存在するカラオケ楽曲の存在を確認することができる。なお、本実施例では公開楽曲リスト26を歌唱データ管理サーバ20に備えているが、所定のタイミングにて公開楽曲リスト26を作成した際に、予めカラオケリモコン装置37に公開楽曲リスト26を配信しておいてもよい。
本発明の実施形態に係る歌唱データ存在識別表示システム10を適用するカラオケ演奏端末30は、図1に示すように、カラオケ本体31、スピーカ32、マイクロホン33、表示装置34、ビデオカメラ35、ミキシングアンプ36、カラオケリモコン装置37を備えている。
マイクロホン33は、歌唱音声の入力を行うための装置である。マイクロホン33から入力された歌唱音声信号は、ミキシングアンプ36により、音楽再生制御手段58から送出される演奏音声信号とミキシングされると共に増幅され、スピーカ32へ出力される。なお、マイクロホン33からの音声入力信号は、A/Dコンバータ59によりデジタル変換されて、歌唱音声録音手段61における歌謡音声の録音等に使用される。
表示装置34は、カラオケ楽曲に関連した背景映像や歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えば、液晶ディスプレイ等により構成される。
カラオケ本体31は、図1に示すように、ネットワーク送受信手段51、中央制御手段52、ROM53、RAM54、HDD55、ローカル送受信手段56、予約管理手段57、音楽再生制御手段58、A/Dコンバータ59、映像再生制御手段60、歌唱音声録音手段61、歌唱動画録画手段62、歌唱映像生成手段63を備えている。
中央制御手段52は、カラオケ本体31を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM53等に記憶されたプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
ROM53は、カラオケ本体31を構成する各機器を制御するためのプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM54は、プログラムや各種データを一時的に記憶する一時記憶領域として機能するもので、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM54を構成するのではなく、HDD等を用いて仮想的なRAM54を構成してもよい。本実施形態では、RAM54に予約待ち行列54aが記憶されるようになっている。この予約待ち行列54aは、選曲予約されたカラオケ楽曲について、演奏順に楽曲IDを並べて構成したデータテーブルであり、選曲者の利用者ID等、他の識別データが紐付けられている場合もある。
HDD55は、大容量記憶装置として機能するもので、楽曲データベース55a、映像データベース55b、歌唱映像データ55c、歌唱音声データ55dが格納されている。なお、HDD55に替えて、あるいはHDD55と共に、データを書き替え可能なDVD等の大容量記憶装置を用いてもよい。
楽曲データベース55aは、複数のカラオケ楽曲について、演奏データ及び歌詞描出データが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲IDと対応付けてそれぞれ構成されたデータベースである。歌詞描出データは演奏に同期した歌詞文字の表示タイミングデータ及び色変わりデータを含んでいる。映像データベース55bは、演奏されるカラオケ楽曲に対応した背景映像を、当該カラオケ楽曲の楽曲IDに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。
歌唱映像データ55cは、歌唱映像生成手段63により生成した歌唱映像のデータであり、カラオケ楽曲の演奏に伴い録画した歌唱動画及び録音した歌唱音声のデータからなる。また、歌唱音声データ55dは、カラオケ楽曲の演奏に伴い録音した歌唱音声のみからなるデータである。
ローカル送受信手段56は、カラオケ本体31とカラオケリモコン装置37との間で、データの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。本実施形態では、赤外線通信により、カラオケ本体31とカラオケリモコン装置37との間でデータの送受信が行われる。ネットワーク送受信手段51は、カラオケ本体31と歌唱データ管理サーバ20との間で、データの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。
予約管理手段57は、楽曲検索手段37aの機能を用いて検索され、選曲予約された楽曲IDを演奏順に並べて予約待ち行列54aを生成し、この予約待ち行列54aをRAM54に格納して管理するためのプログラムからなる。
音楽再生制御手段58は、楽曲IDに基づいて楽曲データベース55aから抽出された演奏データを、ミキシングアンプ36に出力するための電子回路からなる。なお、演奏データがMIDI規格の演奏制御データである場合には、この演奏制御データに基づいて、音源データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ36に出力する。上述したように、ミキシングアンプ36は、マイクロホン33から入力された歌唱者の歌唱音声信号と、音楽再生制御手段58から送出される演奏音声信号とをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ32より出力するための装置である。
映像再生制御手段60は、カラオケ楽曲の演奏中に、映像データベース55bから抽出した背景映像データと、演奏データに含まれる歌詞描出データに基づく歌詞文字とを、当該カラオケ楽曲の演奏データに同期させて表示装置34に出力するためのプログラムからなる。
歌唱音声録音手段61は、楽曲識別情報で特定されるカラオケ楽曲の演奏に伴う歌唱音声を録音するためのプログラムからなる。すなわち、歌唱音声録音手段61は、カラオケ楽曲が演奏される際に、マイクロホン33から入力される歌唱音声を録音する。なお、歌唱音声には、歌唱区間において利用者が歌唱した音声だけではなく、歌唱区間外において利用者が発した合いの手等の音声を含んでいてもよい。
歌唱動画録画手段62は、楽曲識別情報で特定されるカラオケ楽曲の演奏に伴う利用者の歌唱動画を録画するためのプログラムからなる。すなわち、歌唱動画録画手段62は、ビデオカメラ35から入力される映像信号を受信して、歌唱動画の録画を行う。
歌唱映像生成手段63は、歌唱動画を録画した場合に、当該歌唱動画及び同時に録音した歌唱音声を関連付けて歌唱映像を生成するためのプログラムからなる。なお、歌唱音声録音手段61と歌唱動画録画手段62とを一つの手段として構成し、歌唱音声と歌唱動画とが結合したファイルを作成してもよい。
カラオケリモコン装置37は、ユーザインタフェース機能を備えており、カラオケ本体31のローカル送受信手段56との間で有線方式又は無線方式によりデータの送受信を行うようになっている。このカラオケリモコン装置37は、楽曲検索手段37a、楽曲索引データベース37b、データ記憶部37c、入出力表示部37d、検索結果表示手段37e、データの送受信を行うための電子回路及びプログラム(図示せず)を備えている。
楽曲検索手段37aは、利用者が入力した検索条件に基づいてカラオケ楽曲を検索するためのプログラムからなる。すなわち、楽曲検索手段37aは、利用者による検索条件(曲名、歌手名、音楽ジャンル区分、流行時期等)の入力に基づき、楽曲索引データベース37bを参照して楽曲を検索する。楽曲索引データベース37bは、カラオケ演奏端末30で演奏に供されるカラオケ楽曲について、その属性情報を記述したデータベースであり、例えば、楽曲ID・曲名・歌手名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・演奏形態・デュエット曲など、種々の属性情報がこれに含まれている。楽曲検索手段37aにより楽曲検索を行うとカラオケリモコン装置37の入出力表示部37dに、検索結果が一覧表示される。一覧表示については、後に詳述する。
データ記憶部37cは、選曲予約の履歴等を記憶するための領域で、図示しないが、選曲予約データ、選曲予約履歴データ等、各種のデータが記憶される。
入出力表示部37dは、例えば、タッチパネル式の液晶表示装置34からなり、上述したように、楽曲検索手段37aにより検索を行う際の入力表示、検索結果の一覧表示、各種の案内表示等を行うと共に、表示されるアイコン等を操作することにより、入力指示を行うことができる。
検索結果表示手段37eは、カラオケ楽曲の検索結果を表示する際に公開楽曲リスト26を参照し、検索結果に含まれるカラオケ楽曲に関連付けられている楽曲識別情報が公開楽曲リスト26に含まれているカラオケ楽曲と、含まれていない楽曲とを識別可能に表示するためのプログラムからなる。特に、検索結果に含まれるカラオケ楽曲に関連付けられている楽曲情報が公開楽曲リスト26に含まれているカラオケ楽曲、つまり、公開された歌唱音声又は歌唱映像が存在するカラオケ楽曲を識別可能とするためには、例えば、検索結果の一覧表示において、該当するカラオケ楽曲の表示欄に公開アイコンを表示したり、該当するカラオケ楽曲の表示を強調したり、該当するカラオケ楽曲の表示色を変更したりすればよい。
歌唱データ一覧表示手段37fは、検索結果として表示したカラオケ楽曲に関連付けられている楽曲識別情報が公開楽曲リスト26に含まれているカラオケ楽曲について、利用者からの所定の操作入力があった場合、記憶領域に記憶されている、当該カラオケ楽曲の楽曲IDに関連付けられた歌唱音声又は歌唱映像を一覧表示するためのプログラムからなる。公開された歌唱音声又は歌唱映像の一覧表示を行うには、例えば、図4に示すような公開アイコンが表示されている場合に、当該公開アイコンをクリック(タップ)することにより、画面が切り替わって、公開された歌唱音声又は歌唱映像の一覧表示が行われる。
本発明の歌唱データ存在識別表示システム10及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、その利用目的に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。さらに、ネットワークを介して複数のカラオケ演奏端末30を接続するのではなく、一つの店舗内において、LAN接続された複数のカラオケ演奏端末30と、当該店舗内に設置された歌唱データ管理サーバ20とを利用して、歌唱データ存在識別表示システム10を構成してもよい。
20 歌唱データ管理サーバ
21 サーバ制御手段
22 データ送受信手段
23 歌唱データ記憶手段
24 公開楽曲リスト作成手段
25 録音録画データベース
26 公開楽曲リスト
30 カラオケ演奏端末
31 カラオケ本体
32 スピーカ
33 マイクロホン
34 表示装置
35 ビデオカメラ
36 ミキシングアンプ
37 カラオケリモコン装置
37a 楽曲検索手段
37b 楽曲索引データベース
37c データ記憶部
37d 入出力表示部
37e 検索結果表示手段
37f 歌唱データ一覧表示手段
40 インターネット
51 ネットワーク送受信手段
52 中央制御手段
53 ROM
54 RAM
54a 予約待ち行列
55 HDD
55a 楽曲データベース
55b 映像データベース
55c 歌唱映像データ
55d 歌唱音声データ
56 ローカル送受信手段
57 予約管理手段
58 音楽再生制御手段
59 A/Dコンバータ
60 映像再生制御手段
61 歌唱音声録音手段
62 歌唱動画録画手段
63 歌唱映像生成手段
70 ルータ
Claims (2)
- カラオケ楽曲の演奏に伴い録音した歌唱音声と、カラオケ楽曲の演奏に伴い録画した歌唱動画及び録音した歌唱音声からなる歌唱映像とを公開可能であり、利用者が選曲のためにカラオケ楽曲を検索する際に、前記公開された歌唱映像又は歌唱音声が存在するカラオケ楽曲を識別可能に表示するためのシステムであって、歌唱データ記憶手段と、公開楽曲リスト作成手段と、楽曲検索手段と、検索結果表示手段と、を備え、
前記歌唱データ記憶手段は、少なくとも、前記歌唱音声を録音又は前記歌唱映像を録音録画した際に演奏されたカラオケ楽曲の楽曲識別情報と、当該歌唱音声又は当該歌唱映像とを関連付けて、所定の記憶領域に記憶し、
前記公開楽曲リスト作成手段は、前記記憶された歌唱映像及び歌唱音声に関連付けられた楽曲識別情報に基づいて、公開楽曲リストを作成し、
前記楽曲検索手段は、利用者が入力した検索条件に基づいてカラオケ楽曲を検索し、
前記検索結果表示手段は、前記検索した結果に基づくカラオケ楽曲を表示する際に、当該カラオケ楽曲に関連付けられている楽曲識別情報が前記公開楽曲リストに含まれているカラオケ楽曲と、含まれていないカラオケ楽曲とを識別可能に表示する、
ことを特徴とするカラオケ楽曲検索時における歌唱データ存在識別表示システム。 - 歌唱データ一覧表示手段をさらに備え、
前記歌唱データ一覧表示手段は、前記表示したカラオケ楽曲に関連付けられている楽曲識別情報が前記公開楽曲リストに含まれているカラオケ楽曲について、利用者からの所定の操作入力があった場合、前記記憶領域に記憶されている、当該カラオケ楽曲の楽曲識別情報に関連付けられた歌唱音声又は歌唱映像を一覧表示することを特徴とする請求項1に記載のカラオケ楽曲検索時における歌唱データ存在識別表示システム。
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