JP2003084781A - キー設定機能付音楽再生装置 - Google Patents

キー設定機能付音楽再生装置

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JP2003084781A
JP2003084781A JP2001274229A JP2001274229A JP2003084781A JP 2003084781 A JP2003084781 A JP 2003084781A JP 2001274229 A JP2001274229 A JP 2001274229A JP 2001274229 A JP2001274229 A JP 2001274229A JP 2003084781 A JP2003084781 A JP 2003084781A
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key
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karaoke
singer
music
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Naoki Kusumoto
直樹 楠本
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Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの声域のばらつきにかかわらずユーザ
の歌い易いキーによりカラオケ演奏曲が出力されるカラ
オケ装置を提供する。 【解決手段】 設定モード選択手段50によりキー設定
モードが選択された場合には、キー設定手段56によっ
て、関係記憶手段54により記憶された関係から入力操
作により指定された実際の歌い手キー関連情報に基づい
て演奏出力されるカラオケ演奏曲のキーが設定されるの
で、ユーザの声域のばらつきにかかわらずユーザの歌い
易いキーによりカラオケ演奏曲がカラオケ装置から出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、客層などに応じて演奏
曲の演奏キーを設定することにより、客に応じた演奏キ
ーで演奏曲を出力させるようにした音楽再生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】予め記憶装置に記憶された複数のカラオ
ケ演奏曲から選択された所望のカラオケ演奏曲を出力さ
せ、そのカラオケ演奏曲の歌詞をその出力に同期して画
面に表示させるようにしたカラオケ装置が知られてい
る。これによれば、所望の歌をカラオケ演奏曲の伴奏を
伴った状態で楽しむことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記カラオ
ケ装置に収録されているカラオケ演奏曲のキーすなわち
音高或いは曲の調は、プロの歌手のための原曲のキーと
同じとすると素人の歌い手であるユーザの声域と合致し
ない場合が多いので、従来のカラオケ装置に記憶される
演奏データは、それに基づいて出力されるカラオケ演奏
曲が一般の人にとって比較的歌いやすいキーとなるよう
に変更されている。
【0004】しかしながら、上記従来のカラオケ装置に
記憶される演奏データでは、それに基づいて演奏される
カラオケ演奏曲のキーが一律に変更されているので、ユ
ーザの声域のばらつきに対応できない場合が多く、歌い
にくいカラオケ装置或いは使いづらいカラオケ装置であ
ると評価されてしまうという不都合があった。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、ユーザの声域の
ばらつきにかかわらずユーザに応じた演奏キーにより演
奏曲が出力される音楽再生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は以上の事情
に基づいて種々検討を重ねた結果、ユーザの声域は、音
楽再生装置が設置される店舗の種類、歌い手の年齢、音
楽再生装置の演奏地域、音楽再生装置の演奏時間帯など
に関連して変化することから、そのような店舗の種類、
歌い手の年齢、演奏地域、演奏時間帯などを、ユーザで
ある歌い手のキーに関連する歌い手キー関連情報として
用い、その歌い手キー関連情報と演奏曲の演奏キーとの
関係から、その歌い手キー関連情報に基づいて演奏曲の
演奏キーを設定することにより、一層ユーザに応じたキ
ーを設定できることを見いだした。本発明はこのような
知見に基づいて為されたものである。
【0007】すなわち、本発明の要旨とするところは、
設定された演奏キーに従って演奏曲を出力する形式のキ
ー設定機能付音楽再生装置であって、(a) 演奏曲の歌い
手に適したキーに関連する歌い手キー関連情報と前記演
奏曲の演奏キーとの予め定められた関係を記憶する関係
記憶手段と、(b) 該関係記憶手段により記憶された関係
から入力操作により指定された実際の歌い手キー関連情
報に基づいて、演奏出力される演奏曲のキーを設定する
キー設定手段とを、含むことにある。
【0008】
【発明の効果】このようにすれば、キー設定手段によっ
て、前記関係記憶手段により記憶された関係から入力操
作により指定された実際の歌い手キー関連情報に基づい
て演奏出力される演奏曲のキーが設定されるので、ユー
ザの声域のばらつきにかかわらずユーザに応じた演奏キ
ーにより演奏曲が音楽再生装置から出力される。
【0009】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記歌い手キー
関連情報は、店舗の種類、歌い手の年齢、演奏地域、演
奏時間帯のいずれかである。このようにすれば、店舗の
種類、歌い手の年齢、演奏地域、演奏時間帯に対応する
ユーザの声域に適したキーで演奏曲が出力されるので、
ユーザは所望の曲名の歌を無理なく歌うことができる。
【0010】また、好適には、前記関係に記憶されてい
る演奏曲の演奏キーは、その演奏曲の標準設定演奏キー
に対する差の値である。このようにすれば、演奏曲の標
準設定演奏キーを変化させないで、前記関係に記憶され
ている演奏曲の演奏キーを変更することができる。
【0011】更に、好適には、演奏曲の演奏キーを認定
するためのキー設定モードが選択された場合に、前記キ
ー設定手段は、前記記憶手段により記憶された関係か
ら、入力操作により設定された実際の歌い手キー関連情
報に基づいて、演奏出力される演奏曲のキーを設定す
る。
【0012】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の実施形態を
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明が適用
されたカラオケ装置8の構成を説明するブロック線図で
ある。
【0013】図1に示すように、カラオケ装置8は、本
体装置10、ディスクプレーヤ30、アンプミキサ3
2、スピーカ34、マイク36、画像表示器(CRT)
38などを備えている。また、本体装置10は、電子制
御装置12、操作パネル14、シリアル入出力回路(SI
O) 16、モデム18、ハードディスク20、MIDI音源
22、ビデオミキサ24などを備えている。
【0014】上記電子制御装置12は、図示しないCPU,
ROM,RAM 等を備えたマイクロコンピュータであり、客
(ユーザ)により演奏曲が選曲された場合、その演奏曲
のジャンルをディスクプレーヤ30に送信したり、演奏
曲の演奏が進行するのに応じてハードディスク20から
演奏データおよび歌詞データを読み出したり、MIDI音源
へ演奏データを送信したり、ビデオミキサ24へ歌詞文
字映像を送ったり、また、選曲時には、曲名データに基
づいて曲名映像をビデオミキサ24へ送ったりする等の
制御を行う。
【0015】入力装置として機能する操作パネル14
は、客が歌いたい曲を選択したり、演奏音の音程を調整
したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その
他、エコー、音量、トーンなど各種調整を行うための操
作ボタン或いはツマミを備えたパネルである。また、操
作パネル14の一部機能を遠隔で実行するために、カラ
オケ装置8には、操作パネル14と同様に入力装置とし
て機能するリモコン26が備えられている。
【0016】シリアル入出力回路(SIO) 16は、シリア
ル通信回線などを介して選択された曲のジャンルをディ
スクプレーヤ30に送信するためのインターフェース回
路である。モデム18は、電話回線を介して送られてく
る曲データを受信したり、どのような曲が演奏されてい
るかといった情報を外部へ送信したりする際、通信路を
通して伝送される信号の変調および復調を行う変復調装
置である。このカラオケ装置8では、常に新しい曲を演
奏可能にするために、随時、電話回線にて新曲の曲デー
タ等が、図示しないホストコンピュータからモデム18
を介して本体装置10のハードディスク20に格納され
る。
【0017】ハードディスク20は、演奏情報であると
ころの曲データのデータベース(すなわち曲データベー
ス)およびキーデータベース、後述する設定された演奏
キーなどを記憶するための記憶装置である。上記曲デー
タは、演奏データ、歌詞データ、曲名データ、および付
属情報からなる。演奏データはMIDI(ミュージカル・イ
ンストゥルメント・ディジタル・インターフェース)規
格に基づいたMIDIデータが格納されている。また、上記
付属情報は、以下に示すように、選曲番号、曲名読み、
歌手名、歌手名読み、ジャンル、演奏時間、演奏実績、
配信日、公表年等の情報で構成される。
【0018】付属情報 選曲番号 33854 曲名 青春にはまだ早い 曲名読み せいしゅんには 歌手名 光GENNJI 歌手名読み ひかるげんじ ジャンル J−POP、ベストヒット曲 演奏時間 10分 演奏実績 357 配信日 2000年1月 公表年 1999年
【0019】図2は、前記曲データ内の1曲の演奏デー
タを示している。図2において、A群のデータ中、A a
は楽器およびその種類、音色を示し、A b は曲全体の音
量を示している。また、B群のデータは楽譜に対応する
ものであって、それに含まれるBaは各音符に対応する
個々の音高を示し、Bbは個々の次の発音までの時間を
示し、Bcは個々の実際の発音長さを示し、Bdは個々
の音量すなわち音の強さたとえば打鍵の速度を示してい
る。
【0020】図3は上記ハードディスク20に記憶され
たキーデータベースの一例を示している。このキーデー
タベースは、カラオケ装置が設置される店舗の種類、カ
ラオケ装置の歌い手の年齢、カラオケ装置の演奏地域、
カラオケ装置の演奏時間帯などのカラオケ演奏曲の歌い
手に適したキー(音高或いは曲の調)に関連する歌い手
キー関連情報と、予めハードディスク20に記憶された
曲データベースの多数のカラオケ演奏曲の演奏キーとの
予め定められた関係を表している。この演奏キーは、プ
ロの歌手が用いる原曲のキーとは異なり一般のユーザが
歌いやすくなるように客層に合わせて一般向けに設定さ
れたカラオケ演奏曲の標準設定演奏キーに対する差の値
として曲の雰囲気を壊さない範囲内で設定されている。
図3において、「ナイトロケ」とは、スナックや飲み屋
などの夜間営業が主体となる店舗の種類を示している。
このような夜間営業が主体となる店舗では年配のユーザ
が多いので、相対的に低いキー(ずらし量が負の値)が
曲毎に設定されており、特に原曲においてキーが高い曲
は標準(基準)設定演奏キーが高くなる傾向にあるの
で、値が大きくなるように個々のカラオケ演奏曲の原曲
のキーなどを考慮して設定されている。本実施例のカラ
オケ装置8は、昼間営業或いは若者ユーザ向けのカラオ
ケボックス店舗向けに設定してあるので、それを基準と
した差が表されているのである。図2に示す演奏データ
は、標準設定演奏キー状態のものである。また、図3で
は、たとえば10代、20代、30代、40代、50代
以上といった年齢別に、高齢ほど相対的に低くなるキー
が曲毎に設定されている。また、図3では、東北、関
東、中部、関西、九州といった地域別に、寒い地方ほど
相対的に高くなるキーが曲毎に設定されている。また、
0〜8時、8〜16時、16〜24時といった時間帯別
に、声が出がたい早朝ほど相対的に低くなるキーが曲毎
に設定されている。
【0021】図1に戻って、MIDI音源22は、各種の楽
器の演奏音を格納しており、ハードディスク20から読
み出されて電子制御装置12から送られる演奏データに
基づき、楽器の演奏信号を生成する音源である。生成さ
れた楽器の演奏信号は、アナログ信号に変換されてアン
プミキサ32に送られる。アンプミキサ32では、送ら
れてきた信号が電気的に増幅され、マイク36を介して
入力される客の歌声が演奏信号とミキシングされる。そ
して、ミキシングされた音がスピーカ34から出力され
る。
【0022】ビデオミキサ24は、ハードディスク20
から読み出された歌詞データに基づいて電子制御装置1
2において生成された歌詞文字映像と、ディスクプレー
ヤー30から送られるNTSC映像とを合成して画像表示器
38に表示させる装置である。ディスクプレーヤー30
から送られるNTSC映像は、客が歌詞を参照しながら歌を
歌う際に画像表示器38に表示される背景映像である。
【0023】図4は、リモコン26の操作部を説明する
図である。リモコン26の操作部には、選曲番号を入力
するための0〜9までの10個の数字釦26a 、選曲釦
26b 、左右上下の矢印釦26c 、取消釦26dおよび
モード設定釦26eが設けられている。数字釦26a
は、選曲番号を入力するための釦(スイッチ:キー)で
あり、数字釦26a が押されるとその数字に対応する数
字信号が出力される。選曲釦26b は、選択された曲を
最終的に確定するためや、モードが左右上下の矢印釦2
6cで選択している項目を確定するために操作される釦
(スイッチ:キー)であり、選曲釦26b が押されると
選曲確定信号が出力される。上下の矢印釦26c は、図
6に示すカーソルKを上下に移動させるためのキーであ
り、上下の矢印釦26c が操作されるとカーソル移動信
号が出力される。また、カラオケ装置8が演奏中には、
左右の矢印釦26c を操作すると、演奏音の音程を変更
するための音程変更信号が出力される。従って、モード
設定釦26eにより環境設定モード内のキー設定モード
が選択され、上記上下の矢印釦26c により歌い手キー
関連情報のいずれか1つが選択されている状態で選曲釦
26bが操作された場合には、上記カーソルKにより選
択されたところの、カラオケ装置が設置される店舗の種
類、カラオケ装置の歌い手の年齢、カラオケ装置の演奏
地域、カラオケ装置の演奏時間帯などのいずれかが選択
される。
【0024】図5は、上記電子制御装置12の制御機能
の要部を説明する機能ブロック線図である。設定モード
選択手段50は、入力操作装置として機能するリモコン
26のモード設定釦26eの選択操作に応答して、カラ
オケ演奏曲の演奏キーを設定するためのキー設定モード
を選択し、たとえば図6に示すように画像表示器36に
表示させる。歌い手キー関連情報判定手段52は、上記
リモコン26の上下の矢印釦26cに従って歌い手キー
関連情報のいずれかを選択する。関係記憶手段54は、
前記ハードディスク20に対応するものであり、カラオ
ケ演奏曲の歌い手に適したキーに関連する歌い手キー関
連情報と前記複数のカラオケ演奏曲の演奏キーとの予め
定められた関係たとえば図3に示す関係を記憶する。キ
ー設定手段56は、上記設定モード選択手段50により
キー設定モードが選択された場合には、リモコン26の
上下の矢印釦26cに従って歌い手キー関連情報判定手
段52により判定された歌い手キー関連情報と、関係記
憶手段54により記憶された関係からリモコン26の入
力操作により指定された実際の歌い手キー関連情報とに
基づいて、演奏出力されるカラオケ演奏曲のキーを設定
する。たとえば、キー設定モードにおいて年齢別の50
代が選択されていると判定された場合には、各曲毎にた
とえば「路地裏の少年」のキーには標準値の「−1」が
設定され、「雨」、「やらずの雨」、「北国へ」には標
準値の「−4」がそれぞれ設定され、「夢情話」には標
準値の「−3」が設定される。これは、図2に示す演奏
データにおいて、高音を示すデータBb が後述するよう
に、演奏時にその値だけ加算された後、MIDI音源2
2に送られる。
【0025】図7および図8は、電子制御装置12の制
御作動の要部を説明するフローチャートであって、図7
はキー設定ルーチンを、図8はカラオケ演奏制御ルーチ
ンをそれぞれ示している。
【0026】図7のステップ(以下、ステップを省略す
る)SA1では、カラオケ装置8の環境設定モードが選
択されたか否かがリモコン26のモード設定釦26eの
入力操作に基づいて判断される。このSA1の判断が否
定される場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定さ
れる場合は、SA2において図示しない環境設定画面が
画像表示器38に表示される。次いで、SA3におい
て、キー設定モードが選択されたか否かがリモコン26
のモード設定釦26eの入力操作に基づいて判断され
る。このSA3の判断が否定される場合は他の環境設定
処理が実行されるが、肯定される場合は、前記設定モー
ド選択手段50に対応するSA4において、各カラオケ
演奏曲のキーを予め設定するためのキー設定モードが選
択されるとともに、図6に示すキー設定用画面が画像表
示器38に表示される。
【0027】次いで、SA5において、標準キー設定モ
ードが選択されたか否かがリモコン(キーコン)26の
上下の矢印釦26cによってキー設定用画面内の標準設
定に対応する位置の□がカーソルKにより選択されたか
否かに基づいて判断される。このSA5の判断が肯定さ
れた場合は、標準設定キーであるので、前記ハードディ
スク20に記憶されている演奏データがそのまま使用さ
れる。すなわち、前記キー設定手段56に対応するSA
6において、各カラオケ演奏曲のキーとして「0」が一
律に設定される。なお、この場合、左右の矢印釦26c
により図6の画面の▽印の位置を変更操作することによ
り全体のキーの値をずらすことができる。この場合、変
更操作により設定されたキーの値に基づいて前記キー設
定手段56に対応するSA6において各カラオケ演奏曲
のキーが一律に設定される。
【0028】上記SA5の判断が否定される場合は、前
記歌い手キー関連情報判定手段52に対応するSA7に
おいて、時間帯別設定モードが選択されたか否かがリモ
コン(キーコン)26の上下の矢印釦26cによってキ
ー設定用画面内の時間帯別設定に対応する位置の□がカ
ーソルKにより選択されたか否かに基づいて判断され
る。このSA7の判断が肯定される場合は、前記キー設
定手段56に対応するSA8において、たとえば図3に
示す関係から時間帯を設定するための図示しない画面に
おいて左右の矢印釦26cによって選択された時間帯に
基づいて各カラオケ演奏曲のキーが個別に設定される。
上記SA7の判断が否定される場合は、前記歌い手キー
関連情報判定手段52に対応するSA9において、地域
別設定モードが選択されたか否かがリモコン(キーコ
ン)26の上下の矢印釦26cによってキー設定用画面
内の地域別設定に対応する位置の□がカーソルKにより
選択されたか否かに基づいて判断される。このSA9の
判断が肯定される場合は、前記キー設定手段56に対応
するSA10において、たとえば図3に示す関係から地
域を設定するための図示しない画面において左右矢印釦
26cによって選択された地域に基づいて各カラオケ演
奏曲のキーが個別に設定される。
【0029】上記SA9の判断が否定される場合は、前
記歌い手キー関連情報判定手段52に対応するSA11
において、年齢別設定モードが選択されたか否かがリモ
コン(キーコン)26の上下の矢印釦26cによってキ
ー設定用画面内の年齢別設定に対応する位置の□がカー
ソルKにより選択されたか否かに基づいて判断される。
このSA11の判断が肯定される場合は、前記キー設定
手段56に対応するSA12において、たとえば図3に
示す関係から年齢を設定するための図示しない画面にお
いて左右の矢印釦26cによって選択された年齢に基づ
いて各カラオケ演奏曲のキーが個別に設定される。上記
SA11の判断が否定される場合は、前記歌い手キー関
連情報判定手段52に対応するSA13において、店舗
の種類別設定モードが選択されたか否かがリモコン(キ
ーコン)26の上下矢印釦26cによってキー設定用画
面内のナイトロケに対応する位置の□がカーソルKによ
り選択されたか否かに基づいて判断される。このSA1
3の判断が肯定される場合は、前記キー設定手段56に
対応するSA14において、たとえば図3に示す関係か
ら店舗の種類(ナイトロケ:夜間営業店舗)に基づいて
各カラオケ演奏曲のキーが個別に設定される。このよう
にして設定されたキーは、RAM及びハードディスク2
0に記憶される。また装置の電源立ち上げ時には、ハー
ドディスク20から読み出されてRAMに展開される。
【0030】上記SA13の判断が否定される場合は、
SA15においてキー設定終了操作などのキー設定終了
条件が成立したか否かが判断される。このSA15の判
断が否定される場合は前記SA4以下が繰り返し実行さ
れるが、肯定される場合は、SA16において環境設定
モードが終了させられる。
【0031】以上のようにして各カラオケ演奏曲のキー
が設定されると、通常のカラオケ演奏処理が実行され、
図8のSB1において選曲待ち処理が実行された後、S
B2においてカラオケのための選曲が行われたか否かが
リモコン26の数字釦26aおよび選曲釦26bの操作
に従って判断される。このSB2の判断が否定されるう
ちはSB1以下が繰り返し実行されるが、肯定される場
合は、SB3においてたとえば選曲された楽曲データの
曲をハードディスク20から電子制御装置12の内部メ
モリへ転送する演奏準備処理が実行される。次いで、S
B4において、選曲された上記楽曲データがキーデータ
ベース内に記憶されているキー対象曲であるか否かが判
断される。このSB4の判断が否定される場合はSB5
が実行されないでSB6が実行されるが、肯定される場
合は、SB5において選択された楽曲に図7において設
定されたキーを演奏対象となるMIDIデータにセットする
処理が行われた後、SB6においてカラオケ演奏が開始
される。設定されたキーを演奏対象となるMIDIデー
タにセットする処理について具体的に説明すると、SB
1において選択された楽曲に設定されたキーが「−1」
であれば、演奏データの各音高を示すデータBa が、例
えば「68」であれば、「67」に変更されてMIDI
音源22に送られる。これにより、カラオケ演奏のキー
が一段低く演奏される。そして、SB7において、図示
しない唄い直し釦が操作されたか否かが判断される。こ
のSB7の判断が肯定される場合は唄い直しのために前
記SB3以下が繰り返し実行されるが、否定される場合
は本ルーチンが終了させられる。
【0032】上述のように、本実施例によれば、カラオ
ケ演奏曲の演奏キーを設定するためのキー設定モードを
選択可能な設定モード選択手段50(SA4)と、カラ
オケ演奏曲の歌い手に適したキーに関連する歌い手キー
関連情報と複数のカラオケ演奏曲の演奏キー(ハ調、ト
調など)との予め定められた図3の関係を記憶する関係
記憶手段54と、設定モード選択手段50によりキー設
定モードが選択された場合には、その関係記憶手段54
により記憶された関係から入力操作により指定された実
際の歌い手キー関連情報に基づいて、演奏出力されるカ
ラオケ演奏曲のキーを設定するキー設定手段56(SA
8、SA10、SA12、SA14)が備えられ、設定
モード選択手段50によりキー設定モードが選択された
場合には、キー設定手段56によって、関係記憶手段5
4により記憶された関係から入力操作により指定された
実際の歌い手キー関連情報に基づいて演奏出力されるカ
ラオケ演奏曲のキーが設定されるので、ユーザの声域の
ばらつきにかかわらずユーザの歌い易いキーによりカラ
オケ演奏曲がカラオケ装置から出力される。
【0033】また、本実施例によれば、歌い手キー関連
情報は、カラオケ装置8の店舗の種類、歌い手の年齢、
カラオケ装置8の演奏地域、カラオケ装置8の演奏時間
帯のいずれかであることから、店舗の種類、歌い手の年
齢、演奏地域、演奏時間帯に対応するユーザ或いは客層
の声域に適したキーでカラオケ演奏曲が出力されるの
で、ユーザは所望の曲名の歌を無理なく歌うことができ
る。
【0034】また、本実施例によれば、前記図3の関係
に記憶されているカラオケ演奏曲の演奏キーは、そのカ
ラオケ演奏曲の標準設定演奏キーに対する差の値である
ので、カラオケ演奏曲の標準設定演奏キーを変化させな
いで、上記関係に記憶されているカラオケ演奏曲の演奏
キーを容易に変更することができる。
【0035】また、本実施例によれば、1種類の商品
(カラオケ装置8)、或いは1つの楽曲で、店舗の種
類、歌い手の年齢、演奏地域、演奏時間帯に対応するこ
とができるので、店舗の種類毎、設置場所毎、演奏時間
帯毎、歌い手の年齢毎に複数種類の商品を製造しなくて
もよい利点がある。
【0036】以上、本発明の一実施例を図面を用いて説
明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0037】たとえば、前述の実施例では、歌い手キー
関連情報として店舗の種類、歌い手の年齢、演奏地域、
演奏時間帯が用いられていたが、必ずしもこの4種類の
情報が用いられなくてもよいし、女性専用店舗、性別な
どのその4種類以外の歌い手キー関連情報が用いられて
も差し支えない。
【0038】また、前述の図3に例示される、カラオケ
演奏曲の歌い手に適したキーに関連する歌い手キー関連
情報と前記複数のカラオケ演奏曲の演奏キーとの予め定
められた関係において、標準設定演奏キーに対する差の
値が用いられていたが、キー値そのものが用いられてい
てもよい。その場合、標準演奏のキー値を別途データベ
ースとして持つ必要がある。
【0039】また、前述の実施例のカラオケ装置8は、
標準設定演奏キーを昼間営業或いは若者ユーザ向けのカ
ラオケボックス店舗向けに予め設定してあったが、年配
のユーザや夜間営業向けに予め設定してあってもよい。
このような場合には、図3に示すデータベースとは異な
る値のデータベースが用いられる。
【0040】また、前述の実施例の相手は一人であるこ
とを前提として説明されていたが、相手は複数であって
も差し支えない。
【0041】また、前述の実施例では、カラオケ装置8
について説明されていたが、他の音楽再生装置であって
もよい。
【0042】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたカラオケ装置の構成を説明
するブロック線図である。
【図2】図1のカラオケ装置に用いられる曲データ内の
1曲の演奏データの構成を説明する図である。
【図3】図1のカラオケ装置のハードディスクに記憶さ
れたキーデータベースの構成を説明する図である。
【図4】図1のカラオケ装置に用いられるリモコンの操
作部を説明する図である。
【図5】図1の電子制御装置の制御機能の要部を説明す
る機能ブロック線図である。
【図6】図5の設定モード選択手段により選択されたキ
ー設定モード画面を示す図である。
【図7】図1のコントローラの制御機能の要部を説明す
るためのフローチャートであって、キー設定ルーチンを
示している。
【図8】図1のコントローラの制御機能の要部を説明す
るためのフローチャートであって、カラオケ演奏制御ル
ーチンを示している。
【符号の説明】
8:カラオケ装置 26:リモコン(入力操作装置) 50:設定モード選択手段 54:関係記憶手段 56:キー設定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された演奏キーに従って演奏曲を出
    力する形式のキー設定機能付音楽再生装置であって、 演奏曲の歌い手に適したキーに関連する歌い手キー関連
    情報と前記演奏曲の演奏キーとの予め定められた関係を
    記憶する関係記憶手段と、 該関係記憶手段により記憶された関係から入力操作によ
    り指定された実際の歌い手キー関連情報に基づいて、演
    奏出力される演奏曲のキーを設定するキー設定手段と、 を、含むことを特徴とするキー設定機能付音楽再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記歌い手キー関連情報は、店舗の種
    類、歌い手の年齢、演奏地域、演奏時間帯のいずれかで
    ある請求項1のキー設定機能付音楽再生装置。
  3. 【請求項3】 前記関係に記憶されている演奏曲の演奏
    キーは、該演奏曲の標準設定演奏キーに対する差の値で
    ある請求項1のキー設定機能付音楽再生装置。
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