JP4142925B2 - 選曲支援装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラオケボックスなどで使用される音楽再生装置に関し、特に利用者の選曲を支援する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
予め定められた複数の演奏曲から選択される所望の演奏曲の映像情報および音楽情報を出力させると共に、外部から入力される音声情報をその入力に同期して出力できる音楽再生装置が知られている。例えば、カラオケボックスで使用されるカラオケ装置がそれである。かかるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された複数のカラオケ演奏曲から選択された所望のカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞をその出力に同期して画面に表示させることができ、所望の歌をカラオケ演奏曲の伴奏を伴った状態で楽しむことができる。
【0003】
ところで、上記カラオケ装置の利用に際して、利用者は基本的に個人の趣味嗜好に基づいて任意のカラオケ演奏曲を選曲するわけであるが、適当な曲を見出すことができずに演奏が滞ることが往々にしてある。そこで、利用者の選曲を支援するためにカラオケ演奏曲を推薦する機能を備えたカラオケ装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。かかるカラオケ装置には、顧客IDで識別される利用者の氏名、性別、住所、電話番号、生年月日、趣味、職業、勤務先、家族構成などの個人情報が登録されると共に、その利用者が過去に選曲したカラオケ演奏曲の履歴が記憶されるように構成されており、その選曲順序傾向、利用者の個人情報、選曲ジャンル傾向などに基づいて、利用者が過去に選曲したカラオケ演奏曲の中から傾向に沿った曲を推薦するものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−52965号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来の選曲支援機能では、所謂場の雰囲気(複数の利用者に共通した心理状態)を壊す可能性があった。すなわち、推薦されるカラオケ演奏曲が、顧客IDで識別される個人情報に沿ったものである場合、例えばカラオケボックス内における場の雰囲気を斟酌した選曲支援を行うことができず、その顧客IDで識別される利用者も含めて場に居合わせる複数の利用者にとって印象の悪いカラオケ演奏曲が推薦されることが考えられる。また、選曲順序傾向あるいは選曲ジャンル傾向などに基づいて選曲支援を行う場合であっても、客観性の乏しさから場の雰囲気に沿ったカラオケ演奏曲を推薦することは困難であった。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、場の雰囲気に沿った演奏曲を推薦する選曲支援装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、入力された選曲情報に従って演奏曲を出力する形式の音楽再生装置に備えられて利用者に演奏曲を推薦する選曲支援装置であって、その演奏曲の性質を示す複数種類の属性情報を前記選曲情報毎に記憶する属性情報記憶手段と、所定時間内に選択された複数の選曲情報それぞれの属性情報を前記属性情報記憶手段から抽出する属性情報抽出手段と、その属性情報抽出手段により抽出されたその属性情報それぞれについて、前記所定時間内に選択された複数の選曲情報に共通する共通属性情報の割合である適合率を算出する属性情報適合率算出手段と、その属性情報適合率算出手段により算出された適合率に応じて前記共通属性情報の順位を決定する属性情報順位決定手段と、その属性情報順位決定手段により決定された共通属性情報のうちの順位が所定位以上である高順位属性情報を有する演奏曲を抽出する演奏曲抽出手段と、その演奏曲抽出手段により抽出された演奏曲の順位をその高順位属性情報との対応に基づいて決定する演奏曲順位決定手段と、その演奏曲順位決定手段により決定された順位が所定位以上である高順位演奏曲を推薦曲として決定して表示する推薦曲決定表示手段とを、含むことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の効果】
このようにすれば、前記演奏曲の性質を示す複数種類の属性情報を前記選曲情報毎に記憶する属性情報記憶手段と、所定時間内に選択された複数の選曲情報それぞれの属性情報を前記属性情報記憶手段から抽出する属性情報抽出手段と、その属性情報抽出手段により抽出されたその属性情報それぞれについて、前記所定時間内に選択された複数の選曲情報に共通する共通属性情報の割合である適合率を算出する属性情報適合率算出手段と、その属性情報適合率算出手段により算出された適合率に応じて前記共通属性情報の順位を決定する属性情報順位決定手段と、その属性情報順位決定手段により決定された共通属性情報のうちの順位が所定位以上である高順位属性情報を有する演奏曲を抽出する演奏曲抽出手段と、その演奏曲抽出手段により抽出された演奏曲の順位をその高順位属性情報との対応に基づいて決定する演奏曲順位決定手段と、その演奏曲順位決定手段により決定された順位が所定位以上である高順位演奏曲を推薦曲として決定して表示する推薦曲決定表示手段とを、含むことから、前記所定時間内の選曲傾向を実用に適した態様で客観的に捉えることが可能とされ、場の雰囲気に沿った演奏曲を推薦する選曲支援装置を提供することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施例であるカラオケ装置10の構成を説明するブロック線図である。この図に示すように、かかるカラオケ装置10は、本体装置12、ディスクプレーヤ30、アンプミキサ32、スピーカ34、マイク36、画像表示器(CRT)38などを備えている。また、上記本体装置12は、電子制御装置14、操作パネル16、リセット釦17、シリアル入出力回路(SIO)18、モデム20、ハードディスク22、MIDI音源24、ビデオミキサ26などを備えている。
【0013】
上記電子制御装置14は、図示しないCPU、ROM、RAMなどを備えた所謂マイクロコンピュータであり、利用者(ユーザ)が選曲情報であるところの選曲番号を入力することにより演奏曲が選曲された場合、その演奏曲のジャンルを上記ディスクプレーヤ30に送信したり、上記ハードディスク22から図示しないRAMに選曲された演奏データおよび歌詞データを読み出したり、演奏曲の演奏が進行するのに応じてそのRAMから上記MIDI音源24へ演奏データを送信したり、上記ビデオミキサ26へ歌詞文字映像を送ったり、選曲時には、曲名データに基づいて曲名映像をそのビデオミキサ26へ送ったりするなどの基本的な制御を行う。
【0014】
入力装置として機能する前記操作パネル16は、利用者が歌いたい曲の選曲情報であるところの選曲番号を選曲本(演奏曲と選曲番号との対応関係が示された本)などから選択して入力することにより演奏曲を選択したり、演奏音の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーンなど各種調整を行うための操作ボタンあるいはツマミを備えたパネルである。また、前記カラオケ装置10には、前記操作パネル16の一部機能を遠隔で実行するために、かかる操作パネル16と同様に入力装置として機能するリモコン28が備えられている。前記操作パネル16や、リモコン28から入力された選曲番号は、前記電子制御装置14のRAMに順次記憶される。従って、その電子制御装置14のRAMは、選曲情報記憶手段を構成する。また、そのRAMに記憶された選曲番号は、前記リセット釦17が操作されることにより消去されて初期化される。
【0015】
前記シリアル入出力回路(SIO)18は、シリアル通信回線などを介して選択された曲のジャンルを前記ディスクプレーヤ30に送信するためのインターフェース回路である。また、前記モデム20は、電話回線を介して送られてくる曲データなどを受信したり、どのような曲が演奏されているかといった情報を外部へ送信したりする際、通信路を通して伝送される信号の変調および復調を行う変復調装置である。前記カラオケ装置10では、常に新しい曲を演奏可能にするために、随時、電話回線にて新曲の曲データなどが、図示しないホストコンピュータから前記モデム20を介して前記本体装置12のハードディスク22に格納される。
【0016】
前記MIDI音源24は、各種の楽器の演奏音を格納しており、前記ハードディスク22から読み出されて送られて来る演奏データに基づき、楽器の演奏信号を生成する音源である。生成された楽器の演奏信号は、アナログ信号に変換されて前記アンプミキサ32に送られる。そのアンプミキサ32では、送られて来た信号が電気的に増幅され、前記マイク36を介して入力される利用者の歌声が演奏信号とミキシングされる。そして、そのミキシングされた音が前記スピーカ34から出力される。
【0017】
前記ビデオミキサ26は、前記ハードディスク22から読み出された歌詞データに基づいて前記電子制御装置14において生成された歌詞文字映像と、前記ディスクプレーヤー30から送られるNTSC映像とを合成して前記画像表示器38に表示させる装置である。前記ディスクプレーヤー30から送られるNTSC映像は、利用者が歌詞を参照しながら歌を歌う際に前記画像表示器38に表示される背景映像である。
【0018】
図2は、前記リモコン28の操作部を説明する図である。この図に示すように、かかるリモコン28の操作部には、0から9までの10個の数字釦28a、選曲釦28b、左右上下の矢印釦28c、取消釦28d、およびモード設定釦28eが設けられている。また、操作補助・確認のための表示部28fが設けられている。上記数字釦28aは、選曲情報であるところの選曲番号を入力するための釦(スイッチ)であり、その数字釦28aが押されるとその数字に対応する数字信号が上記表示部28fに表示され、上記選曲釦28bが押されることによりその選曲番号を示す選曲確定信号が出力される。左右上下の矢印釦28cは、前記画像表示器38に選択肢が表示された際、同様に表示されるカーソルなどを左右上下に移動させるための釦であり、その矢印釦28cが操作されるとカーソル移動信号が出力され、上記選曲釦28bが押されることにより選択している項目が確定する。また、前記カラオケ装置10の演奏中に、左右の矢印釦28cを操作することにより、演奏音の音程を変更するための音程変更信号が出力される。上記モード設定釦28eは、後述する選曲支援モードのオン・オフを切り換えるための釦であり、そのモード設定釦28eが押されると選曲支援モード切換信号が出力される。
【0019】
図3は、前記電子制御装置14の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図に示すように、前記電子制御装置14は、属性情報抽出手段40、属性情報適合率算出手段42、属性情報順位決定手段44、演奏曲抽出手段46、および演奏曲順位決定手段48を機能的に備えている。また、前記ハードディスク22には、演奏情報である曲データを格納する曲データベース50、属性情報データベース52、および予め設定された演奏キーなどが記憶されている。かかる曲データベース50に納められる曲データは、演奏データ、歌詞データ、曲名データ、および選曲番号などからなり、その演奏データは、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格に基づいたMIDIデータの形式で格納されている。
【0020】
図4は、前記ハードディスク22に記憶された属性情報データベース52を示す図である。かかる属性情報データベース52は、属性情報記憶手段に対応するものであり、上記曲データベース50に格納された演奏曲の性質を示す複数種類の属性情報が上記選曲番号毎に記憶されている。その属性情報は、歌手名、作詞者、作曲者、テンポ、キー、曲調、歌詞の内容(場所、登場人物の人数、シチュエーション、頻出単語など)、ジャンル、発表年代などの種類毎に分類されている。例えば、図4に示すように、属性A〜属性Zの26項目に分類され、それぞれの項目が更に区分されている。
【0021】
図5に示す属性Aは、歌詞の内容に関し、特に場所に関する属性情報であり、A−1「部屋」、A−2「河原」、A−3「海岸」、・・・、A−30「車中(自家用車)」、A−31「車中(電車)」、A−32「車中(バス)」に区分されている。図6に示す属性Bは、歌詞の内容に関し、特に登場人物の人数に関する属性情報であり、B−1「1(男)」、B−2「1(女)」、B−3「2(男同士)」、・・・、B−19「10以上」、B−20「100以上」、B−21「1000以上」に区分されている。図7に示す属性Cは、曲のテンポに関する属性情報であり、C−1「40bpm」、C−2「45bpm」、C−3「50bpm」、・・・、C−30「230bpm」、C−31「240bpm」、C−32「250bpm以上」に区分されている。図8に示す属性Zは、曲の内容に関し、特にシチュエーションに関する属性情報であり、Z−1「恋愛」、Z−2「応援」、Z−3「別れ」、・・・、Z−23「喜び(誕生)」、Z−24「喜び(結婚)」、Z−25「喜び(合格)」に区分されている。前記属性情報データベース52では、図4に示すように、前記曲データベース50に格納されたすべての演奏曲について、属性A〜属性Zの各項目がその区分の何れかひとつに定められることで、それぞれの演奏曲の属性情報が設定されている。また、前記モデム20を介して前記ハードディスク22に新しい演奏曲が格納される際には、電話回線にて新曲に対応する属性情報が、図示しないホストコンピュータから前記モデム20を介して前記ハードディスク22の属性情報データベース52に格納される。
【0022】
前記属性情報抽出手段40は、所定時間内すなわち前記リセット釦17が押されて以降、次のリセット釦17が押されるまでの時間内に選択された複数の選曲番号それぞれの属性情報を前記属性情報データベース52から抽出して、選曲番号毎に前記電子制御装置14のRAMなどに一時的に記憶する。従って、その電子制御装置14のRAMは、属性情報記憶手段を構成する。また、そのRAMに記憶された属性情報は、前記リセット釦17が操作されることにより消去されて初期化される。前記属性情報適合率算出手段42は、前記属性情報抽出手段40により抽出されて属性情報記憶手段であるRAMに記憶された属性情報それぞれについて、上記所定時間内に選曲された複数の演奏曲に共通する割合である適合率を区分単位(A−12、G−27など)で算出する。例えば、それぞれの属性情報を有する演奏曲数の、上記所定時間内に選曲された総演奏曲数に対する百分率を算出する。なお、適合率は必ずしも百分率には限られない。前記属性情報順位決定手段44は、前記属性情報適合率算出手段42により算出された適合率に応じて前記共通属性情報の順位を決定する。例えば、前記属性情報適合率算出手段42において所定値以上の適合率を示す属性情報を共通属性情報とし、更にその順位を決定する。すなわち、前記属性情報抽出手段40、属性情報適合率算出手段42、および属性情報順位決定手段44が共通属性情報判定手段54に対応し、上記所定時間内に選択された複数の選曲番号それぞれの属性情報のうちに互いに共通する共通属性情報を判定する。
【0023】
前記演奏曲抽出手段46は、前記属性情報順位決定手段44により決定された共通属性情報のうちの順位が所定位以上例えば高いものから第3位までの高順位属性情報を有する演奏曲を抽出する。前記演奏曲順位決定手段48は、前記演奏曲抽出手段46により抽出された演奏曲の順位をその高順位属性情報との対応に基づいて決定する。例えば、それぞれの演奏曲が有する高順位属性情報の個数を比較して順位付けを行う。ここで、重複選曲を避けるために、前記所定時間内に既に選曲された演奏曲は推薦曲からは除外される。すなわち、前記演奏曲抽出手段46および演奏曲順位決定手段48が推薦曲決定表示手段56に対応し、前記演奏曲順位決定手段48により決定された順位が所定位以上例えば高いものから第5位までの高順位演奏曲を推薦曲として決定して、前記ビデオミキサ32を介して前記画像表示器38により表示する。
【0024】
図15および図16は、前記電子制御装置14による制御動作の一例を説明するフローチャートであり、図15は、カラオケ演奏制御ルーチンを、図16は、選曲支援制御ルーチンをそれぞれ示す。
【0025】
図15のステップ(以下、ステップを省略する)SA1では、前記リセット釦17が操作されて所定のリセット処理が行われることにより、前記電子制御装置14のRAMなどに記憶された選曲番号および属性情報が初期化される。このリセット操作は、例えば、カラオケボックスのある室での利用者が所定時間のカラオケ利用を終えて新たな利用者と入れ替わる毎に、カラオケボックスの従業員(店員)などによって行われる。従って、上述の所定時間は、カラオケボックスのある室での利用者毎に設定されることになる。次いで、SA2において選曲待ち処理が実行された後、SA3において利用者の入力操作に基づいて選曲処理が行われる。この選曲処理では、カラオケのための選曲が行われたか否かが前記リモコン28の数字釦28aおよび選曲釦28bの操作に従って判断され、このSA3の判断が否定されるうちは選曲待ち状態が継続するが、肯定される場合は、SA4において入力された選曲番号に対応する選曲されたカラオケ演奏曲を前記ハードディスク22から電子制御装置14の内部メモリへ転送する演奏準備処理が実行された後、SA5においてカラオケ演奏が開始される。そして、SA6において図示しない歌い直し釦が操作されたか否かが判断され、このSA6の判断が肯定される場合は、歌い直しのために上記SA4以下が繰り返し実行されるが、否定される場合は、SA7において選曲支援モードがオンであるか否かが判断される。このSA7の判断が肯定される場合は、図16に示す選曲支援処理が行われるが、否定される場合は、SA9においてカラオケ利用時間終了であるか否かが判断される。このSA9の判断が否定される場合は、上記SA2以下が繰り返し実行されるが、肯定される場合は、それをもって本ルーチンが終了させられる。
【0026】
図16のSB1では、前記SA1においてリセット釦17が押されて以降の時間内に選曲された演奏曲に対応する属性情報が前記属性情報データベース52から抽出され、選曲番号毎に前記電子制御装置14のRAMなどに一時的に記憶される。例えば、図9に示すように、前記リセット釦17が押されて以降の時間内に選曲番号「12034」、「12045」、「12056」、「12067」、「12078」の演奏曲が選曲されている場合、前記電子制御装置14のRAMに記憶された選曲番号に基づいて、図4に示す属性情報データベース52から、図10に示すような属性情報データが抽出される。このSB1が前記属性情報抽出手段40に対応する。
【0027】
次いで、SB2では、上記SB1において抽出された属性情報それぞれについて、上記所定時間内に選曲された複数の選曲番号に共通する割合である適合率が区分単位(A−12、C−20など)で算出される。例えば、図11に示すように、それぞれの属性情報を有する演奏曲数の、上記所定時間内に選曲された総演奏曲数に対する百分率が算出される。ここで、属性Aの「A−1」に関しては、選曲番号「12034」および「12067」の2曲が有し、総演奏曲数が5曲であるので40%であり、属性Cの「C−20」に関しては、選曲番号「12034」、「12045」、および「12056」の3曲が有し、総演奏曲数が5曲であるので60%である。このSB2が前記属性情報適合率算出手段42に対応する。
【0028】
次いで、SB3では、上記SB2において算出された適合率に応じて前記共通属性情報の順位が決定される。例えば、図12に示すように、適合率が100%である属性Fの「F−15」が第1位、適合率が80%である属性Jの「J−23」が第2位、適合率が60%である属性Cの「C−20」第3位といったように順位が決定されると共に、例えば適合率が60%以上の属性情報が共通属性情報とされ、それ未満の属性情報例えば適合率が20%である属性Mの「M−20」などは、以下のステップにおいて考慮されない。このSB3が前記属性情報順位決定手段44に対応する。
【0029】
次いで、SB4では、上記SB3において決定された共通属性情報すなわち適合率が60%以上の属性情報を有する演奏曲が抽出される。すなわち、図13に示すように、属性Fの「F−15」、属性Jの「J−23」、属性Cの「C−20」などの共通属性情報の少なくともひとつを有する演奏曲が全て抽出される。このSB4が前記演奏曲抽出手段46に対応する。
【0030】
次いで、SB5では、上記SB4において抽出された演奏曲の順位が前記共通属性情報との対応に基づいて決定される。この際、前記所定時間内に既に選曲された選曲番号「12034」、「12045」、「12056」、「12067」、「12078」の演奏曲は除外され、その他の演奏曲のうち上記共通属性情報を多く有するものから高い順位が付けられる。例えば、図14に示すように、順位の高いものから選曲番号「23098」、「23087」、「23076」、「23054」、「23043」、「23065」と順位付けされる。このSB5が前記演奏曲順位決定手段48に対応する。
【0031】
次いで、SB6では、上記SB5において順位が所定位以上例えば高いものから第5位までの高順位演奏曲すなわち選曲番号「23098」、「23087」、「23076」、「23054」、「23043」の演奏曲が推薦曲として決定され、その選曲番号、曲名、歌手名、および前記SB2において算出された適合率の全項目での平均値などが前記ビデオミキサ32を介して前記画像表示器38により表示される。それをもって本ルーチンが終了させられる。
【0032】
このように、本実施例によれば、前記演奏曲の性質を示す複数種類の属性情報を前記選曲番号毎に記憶する属性情報記憶手段である属性情報データベース52と、所定時間内に選曲された複数の演奏曲それぞれの属性情報のうち互いに共通する共通属性情報を判定する共通属性情報判定手段54と、その共通属性情報判定手段54により判定された共通属性情報に基づいて推薦曲を決定して表示する推薦曲決定表示手段56とを含むことから、前記所定時間内の選曲傾向を客観的に捉えることが可能とされ、場の雰囲気に沿った演奏曲を推薦する選曲支援装置を提供することができる。
【0033】
また、前記共通属性情報判定手段54は、前記所定時間内に選曲された複数の演奏曲それぞれの属性情報を前記属性情報データベース52から抽出する属性情報抽出手段40(SB1)と、その属性情報抽出手段40により抽出されたその属性情報それぞれについて、前記所定時間内に選曲された複数の演奏曲に共通する割合である適合率を算出する属性情報適合率算出手段42(SB2)と、その属性情報適合率算出手段42により算出された適合率に応じて前記共通属性情報の順位を決定する属性情報順位決定手段44(SB3)とを含むものであるため、実用に適した態様で、前記所定時間内の選曲傾向をより客観的に捉えることができるという利点がある。
【0034】
また、前記推薦曲決定表示手段56は、前記属性情報順位決定手段44により決定された共通属性情報のうちの順位が所定位以上である高順位属性情報を有する演奏曲を抽出する演奏曲抽出手段46(SB4)と、その演奏曲抽出手段46により抽出された演奏曲の順位をその高順位属性情報との対応に基づいて決定する演奏曲順位決定手段48(SB5)とを含み、その演奏曲順位決定手段48により決定された順位が所定位以上である高順位演奏曲を推薦曲として決定して、前記ビデオミキサ32を介して前記画像表示器38により表示するものであるため、実用に適した態様で、前記所定時間内の選曲傾向をより客観的に捉えることができるという利点がある。
【0035】
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
【0036】
例えば、前述の実施例においては、前記本体装置12に内蔵された電子制御装置14により選曲支援処理が行われるものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば前記リモコン28に内蔵された電子制御装置により選曲支援処理が行われるものであっても構わない。この場合、前記リモコン28は、図17に示すように、CPU58、ROM60、RAM62、フラッシュROM64、データ送信部66、データ受信部68などを備えており、そのCPU58が共通属性情報判定手段および推薦曲決定表示手段などの機能を有し、上記フラッシュROM64に記憶された属性情報データベースから属性情報が引き出されて前述の選曲支援処理が実行され、リモコンの表示部28fに推薦曲の選曲番号が表示される。また、前記操作パネル16による操作が、前記リモコン28のデータ受信部68に送信される構成により、前記本体装置12の操作により選曲された演奏曲が選曲支援処理に反映される。
【0037】
また、前述の実施例では、前記曲データベース50と属性情報データベース52とが別個に設けられていたが、例えば属性情報が曲データの付属情報の形式で各曲データと共に前記曲データベース50に格納されるものであっても構わない。
【0038】
また、前述の実施例では、所定時間を前記リセット釦17が押されて以降、次にそのリセット釦17が押されるまでの時間とし、その時間内に複数の演奏曲が選曲された場合について説明したが、例えばかかる所定時間を、演奏が行われているその時点を遡る間近の指定時間(例えば1時間程度)としてもよい。また、カラオケ利用の開始直後などにおいて1曲しか選曲されていない場合の選曲支援処理では、予め設定された属性の優先度に従って推薦曲を決定してもよい。すなわち、優先度の高い項目として「歌手名」、「ジャンル」、「曲調」などを予め定めておき、それらの項目のみについて共通属性情報の判定を行うものであっても構わない。そのようにすれば、選択された演奏曲が少ない場合であっても、場の雰囲気に沿った演奏曲を推薦することができるという利点がある。
【0039】
また、前述の実施例では、属性A〜属性Zの各項毎の重要度を等しく扱っていたが、それらの項目毎の重要度に傾斜を与えてもよい。例えば、前記属性情報順位決定手段44において、「歌手名」、「ジャンル」、「曲調」、「発表年代」などのA級属性情報には、それぞれの適合率をそのまま用い、「作曲者」、「テンポ」、「歌詞の内容(シチュエーション)」などのB級属性情報には、それぞれの適合率から1割引いた値を用い、「キー」、「歌詞の内容(登場人物の人数)」などのC級属性情報には、それぞれの適合率から2割引いた値を用いるなど、場の雰囲気に密接に関わる属性情報を特に考慮して推薦曲を決定するものであっても構わない。
【0040】
また、前述の実施例では、属性情報の共通する演奏曲を推薦曲として表示するものであったが、そのような通常の推薦曲を表示すると共に、敢えて属性情報がほとんど共通しない演奏曲をワイルドカード(予想がつかない選択肢)として表示するものであっても構わない。そのようにすれば、利用者の遊び心が刺激されることに加え、場の雰囲気が思わしくない際にはそのワイルドカードを選曲することで状況を変化させることができるという利点がある。
【0041】
その他一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるカラオケ装置の構成を説明するブロック線図である。
【図2】図1に示すカラオケ装置を遠隔にて操作するためのリモコンを説明する図である。
【図3】図1に示すカラオケ装置の動作を制御する電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図4】図1に示すハードディスクに記憶された属性情報データベースを示す図である。
【図5】図4に示す属性情報データベースに格納される属性Aの内容を示す図である。
【図6】図4に示す属性情報データベースに格納される属性Bの内容を示す図である。
【図7】図4に示す属性情報データベースに格納される属性Cの内容を示す図である。
【図8】図4に示す属性情報データベースに格納される属性Zの内容を示す図である。
【図9】図15に示すステップSA1においてリセット釦が押されて以降の時間内に選曲された演奏曲の選曲番号を示す図である。
【図10】図16に示すステップSB1において抽出された選曲番号毎の属性情報を示す図である。
【図11】図16に示すステップSB2において算出されたそれぞれの属性情報の適合率を示す図である。
【図12】図16に示すステップSB3において決定された属性情報の順位を示す図である。
【図13】図16に示すステップSB4において抽出された高順位の属性情報を有する演奏曲を示す図である。
【図14】図16に示すステップSB5において決定された演奏曲の順位を示す図である。
【図15】図3に示す電子制御装置によるカラオケ演奏制御ルーチンを説明するフローチャートである。
【図16】図3に示す電子制御装置による選曲支援制御ルーチンを説明するフローチャートである。
【図17】本発明の他の実施例に備えられるリモコンの構成を説明するブロック線図である。
【符号の説明】
10:カラオケ装置(音楽再生装置)
40:属性情報抽出手段
42:属性情報適合率算出手段
44:属性情報順位決定手段
46:演奏曲抽出手段
48:演奏曲順位決定手段
52:属性情報データベース(属性情報記憶手段)
54:共通属性情報判定手段
56:推薦曲決定表示手段

Claims (1)

  1. 入力された選曲情報に従って演奏曲を出力する形式の音楽再生装置に備えられて利用者に演奏曲を推薦する選曲支援装置であって、
    該演奏曲の性質を示す複数種類の属性情報を前記選曲情報毎に記憶する属性情報記憶手段と、
    所定時間内に選択された複数の選曲情報それぞれの属性情報を前記属性情報記憶手段から抽出する属性情報抽出手段と、
    該属性情報抽出手段により抽出された該属性情報それぞれについて、前記所定時間内に選択された複数の選曲情報に共通する共通属性情報の割合である適合率を算出する属性情報適合率算出手段と、
    該属性情報適合率算出手段により算出された適合率に応じて前記共通属性情報の順位を決定する属性情報順位決定手段と、
    該属性情報順位決定手段により決定された共通属性情報のうちの順位が所定位以上である高順位属性情報を有する演奏曲を抽出する演奏曲抽出手段と、
    該演奏曲抽出手段により抽出された演奏曲の順位を該高順位属性情報との対応に基づいて決定する演奏曲順位決定手段と、
    該演奏曲順位決定手段により決定された順位が所定位以上である高順位演奏曲を推薦曲として決定して表示する推薦曲決定表示手段と
    を、含むことを特徴とする選曲支援装置。
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